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2021年2月24日 (水)

2月21日・日曜の競馬

 サウジアラビアへ遠征した日本馬が2勝。例年以上に制限が掛かった中での快挙は素晴らしい。
 サウジダービーを、同じ厩舎のフルフラットが去年勝ったことをどれだけの人が覚えているだろうか。今年勝ったピンクカメハメハは、むしろ帰ってきてからの方が大変だろう。森厩舎の連覇は、出走馬のレベルを精査し、少しでも稼げる可能性の高い所ならどこでも使いにいくという、卓越した分析力と行動力が下地にある。
 その森厩舎のマテラスカイ(戸崎騎手騎乗)が2年連続の2着となったスプリントは、ビュイック鞍上のコパノキッキングが差し切って日本馬のワンツー。あそこまで粘れたら、ピンクカメハメハを勝たせた戸崎騎手に粘り切ってほしかったが。あくまで個人的に何度かご一緒したことがあるから、というだけの応援心理だけど。

 この日は、午前中から午後前半にかけて、買いたいと強く思えるレースがなく、腰を据えて買い出したのは7R以降。東京7Rはミスミルドレッドに気があって3着も、人気順通りで安い。注目のヒヤシンスSは、馬券は回避して見物。ラペルーズが内で前が空かずに消えたかと思ったが、慌てずに捌いて突き放す。貴重なペルーサ産駒。これは強い。もっとも、これはルメールでなければ勝ちまではなかったかもしれない。1800mの方がいいはずなので、先々楽しみだ。
タケルペガサスは騎手コメントによれば、ゲート内で膠着して出が悪くなったとのこと。早めに挽回し勝ちに動いた分、終いは失速してしまったが、もっと負けてもおかしくない脚色になりながらの4着は、やはり能力高い。メンタル面の成長がないと今後は厳しいが・・・。あとは3着レディバグも強い。
 
 小倉10Rのあざみ賞が、この日最初の勝負レースだったが玉砕。狙ったルルルージュはいいところが無かった。 
続く小倉大賞典も勝負レース。GⅠを別にすれば、ラジオNIKKEI賞、福島記念、函館記念、フェアリーS、ターコイズSらと並び、毎年楽しみにしている重賞の1つだ。今年はボッケリーニで軸堅いと考えて、ヒモ穴へ散らす馬連が主力。そのヒモ穴の一角、11番人気の△テリトーリアルが激走し、勝ち切って、西浦調教師引退に花を添えた。小回り巧者ぶりと、力の要る馬場への適性が高い。 
◎ボッケリーニはやや距離ロスがあったが、伸びるところへ出すためには仕方なかった。3着ディアンドルにはビックリ。さすがに手が出なかったが・・・。アタマ差4着の〇アールスターが届いていれば、◎〇の2頭軸マルチで相手5頭に収めた700倍の3連単がと思うと悔しいが、仕方ない。また間もなく引退の蛯名騎手、デンコウアンジュも一瞬やったかという見せ場。この日は2Rの人気薄クインズセージで見事な勝利。

 見るレースと割り切っていた阪神のメイン・大和S。割り切ったのはダンシングプリンスがいたからだが、4角の手応えがいつもより悪く、直線はつかまりそうになったところで急に止まった感じ。「蹄跡を気にしてスキップしたようになった」とのことだが、集中力を欠いてしまったのは苦しがっている馬に見られるケースでもある。前走のカペラSで、連勝が止まっていたが、一度捕まった逃げ馬は、負け癖がついてしまうことも珍しくなく、次に向けては一度しっかり休んで立て直した方がいいかもしれない。

 そしてフェブラリーS。詳しい各馬分析はメルマガに譲るので簡略に書く。
インティがダッシュつかず後ろからという異例の展開、序盤は速かったが、そのあとは少し緩んでの一定ラップが延々続く異例の持続力勝負となり、前が有利に。イレコミと発汗が目立っていた△カフェファラオだったが、メリハリの要らない展開は望むところ。最高の展開と、軽い馬場を味方に強い競馬ができた。ただ東京マイルとそれ以外のパフォーマンスが違い過ぎるところもあり、今後はムラを解消することが課題。
〇エアスピネルはお宝馬に指名した馬、完璧な競馬ができた。間隔さえ空ければシッカリ走れる。高齢だがまだまだ楽しめる。
ミューチャリーの7着には静かに驚いた。大健闘。◎アルクトスは、この舞台でここまで負けるとは思わなかった。馬券はエアスピネルの複勝と、エアからのワイド5点流しを2点取り。馬連と3連単はアルクトスが来ないとどうにもならなかったが、3連単は2頭軸マルチで相手4頭に絞ったので傷は浅い。久しぶりに複勝厚めを買って成功した。
 阪神最終は穴狙いで失敗、それでもなんとか勝ち切りで終える。土日共に浮いたのもまた久しぶり(情けないが)。

最後に今後の予定。
◆ラジオ日本は、土曜午後後半の担当に移ります。当分は14時半から16時半までとなります。
◆競馬予想TV、3月は1週目だけ出ます。
◆YouTubeチャンネルは、中山記念の予想をやります。金曜夜にアップされると思います。

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2021年2月23日 (火)

2月20日・土曜の競馬

 2月東京もラストウィークとなった。20日の土曜は朝から良く晴れた、暖かい1日。競馬場への入りまで少し時間に余裕があったので、大國魂神社の横の道にある武蔵国国衙跡を見学。奈良時代には、東京競馬場のパドック近辺が祭事場になっていたことを知る。
 すき家で昼食用のカレーをテイクアウトで仕入れ、だらだら歩いて競馬場へ。またしても、午後に入って直線向かい風が出てきた。これは今開催ほぼ毎週起きている現象だが、この日は特に強い。ツイートもしたが、午後2時頃には机の上の資料が、重しを置かないと飛ばされてしまうくらい。国旗も激しく靡いていた。

 それにしてもこの日の東京競馬は荒れまくった。風の無かった午前が凄まじい。1Rは3連単280万馬券、2Rの17万馬券がかわいく見える。そして4Rになんと東京競馬史上最高配当の、3連単2073万が飛び出した。控室では、これが取れたら何に使うかという、中年男性が集まっても子供のような話題で盛り上がる(笑)。

 個人的にはこのあたりの大波乱はやり過ごし、良いスタートを切れた。この日に色気があった2つのレースの内の1つが阪神6R。メイショウフンジンがいるからだ。競馬ラボや自分のメルマガなどで、前走を見て次走狙いに指定していた馬で、6番人気と意外な人気薄。▲◎〇で決まってくれて、幸先良し。

 気を良くして臨んだラジオ日本の解説。しかし東京7R、勝ったクリノプレミアムが無印では話にならない。8Rは軸馬がコケた。追い詰められた?9Rのフリージア賞は▲◎〇とほぼ正解の予想で、馬連が意外とついて22倍。3連単も154倍で何とか形を付けることができた。

 この日は競馬予想TVの出演がないので最終まで控室に滞在し観戦。もう1つの勝負したかったレース・ダイヤモンドSでは、◎グロンディオーズが届かないかというところから、先に抜け出して勝利態勢に持ち込んでいた△オーソリティを差して勝ち切ってくれた。7番人気だけあって満足感大。単勝、馬連、本線のポンテザールとのワイド。
 なお、前述したように午後の東京は直線向かい風が相当強くなったために、前に行った馬、特に逃げた馬の利が目立っていた。最終レースなど、それだけでキタイの複勝買ったら惜しい4着・・。

 阪神の京都牝馬Sは△△無ではどうにもならず。阪神最終の◎タガノハイライトも失速してしまい、仕上げはできず。勝ち分を減らしてしまった。

 話は最後に来て変わるが・・・・困るのが、買いたい馬が某事件で渦中にある厩舎所属だったりすると、どうにもネガティヴになってしまうこと。馬やスタッフに罪はないので普通に買うし推奨もするのだけど、来られても手放しで喜べない気持ちも片隅にある。こういう心情を持つことは、プロとして失格であると重々承知なのだけど。

 

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2021年2月17日 (水)

土曜の競馬少しと14日・日曜の競馬

土曜の競馬で書き忘れていたが、クイーンCの上位3頭はいずれもディープインパクトとキングカメハメハの組み合わせの馬が占めた。ソダシ、そしてアカイトリノムスメと、ご自分の所有馬が桜花賞の人気を占め、かつその父、母の父も自分の所有馬だったなんて、金子真人オーナーは、いったい前世でどれだけ功徳を積んだのだろう(笑)。
  
 2着アールドヴィーヴルをなぜ入れなかったのかとある方からメールをもらったのだが、もちろん理由はあって、第一に今開催の軽い芝への対応が疑問だったこと、そしてそもそも2000m以上が向くと考えたこと。狙うならいかにも女王杯あたりという血統だと考えてしまった。大きく馬体を減らしてはいたが、これが本来の体重という可能性もある。次走は桜花賞なら地元で走れるわけで、体も戻すのかもしれないが・・・。

 さて、お台場へ移動して競馬予想TV、深夜11時頃に帰宅し風呂へ直行し、出てきて予想原稿を書き始めたところで、例の地震。久々に大きな揺れ。東京ではテレビの緊急地震速報が出てから、10秒近く経って揺れがやってきた。ドコモのスマホの速報は鳴らなかった。揺れ幅と、揺れている時間が10年前に比べればかなり少なかったことにひと安心したが、それはあくまで東京にいたからこそ。東北では大きな震度。やはりコロナだけに気を取られていてはいけないのだ。

 何となく寝不足のまま迎えた日曜の競馬。東京競馬の1番人気の連敗は、4Rのグランツアーテムが20で止めた。
 馬券の方はパッとせず。呆然としたのは東京9R、予想TVで狙い目とした初音S。ショウナンハレルヤが逃げ、デゼルが差し込んできて、2頭軸マルチの3連単の軸2頭が先頭2番手、間に人気薄シングフォーユーが挟まって、これはできた!と膝を打ったが・・・・東京の直線は長い、長すぎる。最後の最後でショウナンがバテ、アタマ+アタマ差の5着まで、ほんのラスト10mくらいで落ちてしまった。酷すぎる・・・・。脱力。400倍はあったはずだ。

 しかし直後の小倉メインは、狙った◎メイショウキョウジがゴール寸前で3着に飛び込んできた。思ったより人気になっていてがっかりしたものの、3連複が的中、そして阪神最後は爆弾馬配信したリュウノゾロが大激走。テレビ分の両重賞を落としたのは痛いし、土日の負け分の逆転には至らずも、少しは傷口を縫い合わせることができた。この流れを切らさないように・・・。

 共同通信杯は、どちらを本命にするか迷って対抗としたエフフォーリアが勝ち切る。かなりのスローなので、位置取り的には前にいた方が有利だったが、操縦性の高さと、ギアが入った時の加速力が凄い。この上がりなら文句なしだ。ガーッと持っていくエピファネイアの感じが伝わっている。期待したステラヴェローチェは、距離云々ではなく、おそらくスローだと脚を少しずつロスしていく感じなのだろう。自ら動いてペースを上げればどうだったかと思うが、本番ではないのだからそれもできまい。2000mはやや微妙かもしれないが、皐月賞はペースが流れることが多いので、シレッと3着あたりに来られても文句は言えないが。

 京都記念は、馬には申し訳ないが、特段書くことのないレースだった。

 なお、バレンタインSの入場時、バレンタインキッスは流れなかったそうだ。土曜の楽屋でもどうなるかと話題になっていたが。

★ラジオ日本は土曜、午後1時から2時半頃を担当します。
★おそらく金曜夜に、YouTubeチャンネル競馬大学のフェブラリーS注目馬がアップされます。
★競馬予想TVの私の次回は未定です。  

 

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2021年2月16日 (火)

2月13日・土曜の競馬

先週土曜、午前中はとても穏やかで暖かい1日・・・と思ったが、午後から風が強まり、やはりコートが手放せない陽気となってしまった。
 朝10時前、府中駅からコンビニに寄り、欅通りを大國魂神社へ向かって歩くと、異様な人だかり。コンビニの横、歩道と広範囲に渡っているが、これがパチンコ屋の開店待ちだった。しかも見た目7割は20代。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかいうこと関係なしに、ただ驚いた。

 競馬場のスタンドから臨む風景は春霞で、丹沢方面は見えない。そんな麗らかな空気から、にわかに白いつむじ風が吹き抜けてきた。東京5Rのサトノブラーヴ。芝の新馬戦が終わっているので、初出走ながら既走馬に伍しての未勝利戦だったが、出遅れから直線入って外へ出すと、そこからの脚が只者ではなかった。時計は緩みないペースに負うところが大きいとはいえ、そこを踏まえても優秀。

「凄い」から「面白い」に替わったのはゴール後の第二幕。騎手の制止を聞かずに減速を拒み、首を振りながら「走り足らない」といった感じで猛っていたのだ。父オルフェーヴルの新馬戦を思わせる。色は母に似て白いが、中身はまさに父譲り。ただ、1400mでのこの決め手をみると、距離は多分マイルベストだろう。

 馬券は6R◎スノーハレーションで的中し、気分良くラジオ本番へ。ただ7Rは◎ヒストリアノワールが出遅れから嫌がって進んでいかず大敗。8Rは、◎ネヴァタップアウトが、これまでの勝ち切れなさを払拭する競馬で快勝し、人気薄の2着△リュウグウハヤブサが逃げ粘って中波乱をゲット。9Rは◎アイアンバローズが直線伸びず3着に終わってハズレ。穴が取れたのでまずまず。

 終了後は、PATで10R以降の買いたいレースを仕込んで、お台場へ向けて出発。radikoで実況を聞きながらの移動。最も自信があって、資金を入れたテイエムクロムシャの小倉メインがズッコケて落胆。クイーンCは◎アカイトリノムスメが勝つも、2着アールドヴィーヴルが買えず。5倍付くならと珍しく購入した単勝が少し取れただけ。12Rはワイド2点のうち2,3着の組み合わせが取れたが、小倉とクイーンCのハズレが埋まらず。

 アカイトリノムスメはレースぶりが上手い。メンタルも安定していて、大崩れしないタイプだろう。ただ課題は、中身はともかく見た目は成長が薄いタイプのように思えること、そして東京での3連勝であること。7着のデビュー戦も新潟であり、この後直行と言われている桜花賞本番が初の右回りとなることは多少気になる。レースが上手いタイプならそつなくクリアするとは思えるが、こればかりはやってみないと分からない。経験値に優るソダシにどこまで迫れるか。
 個性派?リフレイムは、騎手のコメントでは終始馬群を嫌がっていたとか。となれば、いろいろ矯正は必要だろうし、また馬券を買う側としては、外枠の時に狙うという感じになってしまう。アメリカンファラオにもまた、難しいところの出る産駒が目立つ。

 

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2021年2月11日 (木)

2月7日・日曜の競馬

 センテリュオ、メールドグラースが引退。センテリュオはもともと今週の京都記念をラストランとしていたが、追い切りでの動きが悪いために調教師が回避を決め、引退が決定した。メールドグラースは復帰へ向けての調整中に怪我を負ってしまったようだ。個性派逃げ馬ナルハヤも引退。どの馬も第二の馬生に幸あれ。

 日曜の競馬。久々に左団扇で1日過ごすことができた。午前は中京4R、東京3R、4Rで快調に滑り出し、6R新馬戦は少額投資でブレイク。馬連とワイド。実はこのレース、前日、楽屋で見栄晴氏と「どれが来るのか見当がつかない」と盛り上がり?私は「人気馬からなら、タカラネイビーは馬券圏堅そう」と推し、穴はデルマニョイリンと、ヒモでニシノオイカゼは入れた方がいいという見解。しかし何と言っても、ニシノオイカゼ最大の決め手は見栄晴氏の「勝浦、土曜は小倉で乗ってたのに、明日は東京で乗るということは絶対勝負の馬がいるはず。西山さんのこの馬じゃないの?」という気づき。とはいえ、さすがに本気の勝負はできない鞍、軽い気持ちで。レース後見栄晴氏から電話。「これ狙い目にすればよかったじゃん」と言われたが(実際、土曜もこれを狙い目にしなよ、と言われた)、さすがに根拠がムリ筋となるので・・・。
 
 いつもは午前に調子が良いと特別レースあたりで息切れしてしまうのだが、中京8R、小倉10R、東京10Rで何かしら取れて繋ぐ。東京新聞杯はズッコケたが、きさらぎ賞は3連単を少し重ねた本線が取れた。小倉と中京の12Rは回避して正解も、狙い目とした東京最終は勝ったボンボンショコラが買えず。勝たれてから、スタートがダートなら買わなきゃいけない馬だったことに気づく。

 東京新聞杯。カラテは、初勝利までに8戦を要し、単勝2ケタ人気がこれまで9回もあった馬。遅咲きの典型、3連勝で一気に重賞勝ち馬に。いったい何が覚醒したのか、こういう突如咲いたあと軌道に乗るケースは昔は珍しくなかったが、今の競馬では稀有な例だ。直線の勝負根性が素晴らしい。
 狙ったヴァンドギャルドは、敗因が敢えてソフト仕上げにしたことにあるのか、あるいはスタートが決まってしまうと直線で味が無くなるのか、判断を付けかねるところがある。
 
 きさらぎ賞は、いくら荒れ芝でもこの程度のラップで前が崩れるとは思えず、やはり実質は3頭立てのレースだったということだろう。ならば、その3頭の中で一番前にいた◎ラーゴムが粘り切ったのは腑に落ちる。ヨーホーレイクは賞金加算できたのが大きい。この世代の物差し基準馬という感じか。
 話題のランドオブリバティは、スタートで左右から挟まれたために後方からの競馬。このアクシデントによるメンタルへの影響、さらには前走の一件もあり、早めに挽回して気合を付けることはできない。三浦騎手はスイッチをなるべく入れずに、少しずつ位置を上げる上でいろいろ気を遣ったと思う。直線は前に届かずだったが、下げた位置からでも競馬ができたことは収穫だったはず。ただこれを右回りでできるかどうかは次の課題。こうして人馬一体となり、1つ1つのハードルをクリアしていく過程を眺めるのも、競馬観戦の楽しみ。次はどこを使うか、陣営は悩みどころだろう。
 
 今週末の予定。ラジオ日本は13時から14時半あたりまでを担当。競馬予想TVは今週もあります。YouTubeチャンネルは、週末に注目種牡馬リストの阪神篇がアップされます。

 

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2021年2月 8日 (月)

2月6日・土曜の競馬

 先週末は予報されていた通りの、春近しを思わせる陽射し。特に土曜は風もほとんどなく穏やかな1日。
 府中駅行きのバスに乗るために、最寄りの停留所へ向かっていたら、1台止まっていて、ウインカーを出し発車せんという状態。急いで走ったが、数m手前で扉は閉まり、出発してしまった。なんとツイてないことか・・・と呪ったが、次のバスまで時間があるので、停留所でスマホを出し、radikoでラジオ日本を聞こうとバッグを開けたところで、いつも通行証を入れているところが空になっているのを発見。競馬場にも、この日の夕方に入るフジテレビにも入構できない。危ない所だった。いずれ気が付いたとは思うが、取りに帰る手間と時間を考えたら雲泥の差だ。自宅に戻って取り直し、たった10分程度予定が遅れたくらいで事なきを得た。乗り遅れがむしろツイていたという逆転現象。これは何か良いことあるかもしれないと一転、陽気のような気分となる。

 府中駅の売店で、この日はおこわ弁当を購入し競馬場まで歩く。スタンドからの景色は春霞のようなモヤった感じで、前週のような、澄んだ空気に白嶺が、とはいかない。ただ実況席は長い庇の陰なので、思ったよりは寒い。やはりコートは必要だ。それでなくとも無人の競馬場、見た目の印象からも少し寒々しい。

 東京3R、初ダートとなったオセアダイナスティの強いこと速いこと。兄が東京ダートが大の得意でオープンを張ったトキノフウジン、姉が共にダートで3勝クラスのスルターナ、アヴォンリーなら、この変貌も納得。ノーリスとの組み合わせは鉄板級だった。ユニコ―ンS有力候補?

 東京4Rのダート新馬戦、トウカイキュニスカは地味ながら新馬一族であり、自信の軸馬だったが失敗。2,3着の人気薄のうち、2着ペイシャジュンはかなり評価していたのだが・・・。3着はシニスターミニスター産駒、しかしやはり母父ラムタラのシルヴェラードの方を採ってしまう。
 6Rの新馬戦、勝ったカイザーバローズはディープ×ストームキャットの有名なニックス配合。今後強くなってきそうな馬。イメージはプリンシパルS?

 ラジオ日本の担当は7Rから。無難に堅い決着だったが、馬連7倍はむしろオイシい配当だったかもしれない。8Rは穴で2着カラーズオブラヴを推したが、軸のコールザチューンが良いところなく、ロードカナロア違いでアースビヨンドが勝つ。9R春菜賞は◎タイニーロマンスが2着、アヴェラーレ4番手に下げて勝たれたが一応的中、9.7倍ならまあ良し。アヴェラーレは今回も意外とスローになってしまい、上がり速くなる競馬の経験しかないのがどう出るか。ただスケールは大きい。母アルビアーノのような馬になれるか。

10Rはセイウンパワフルから勝負してダメ。ここまで見てフジテレビへ向かう。無観客で正門前の駅にはほとんど電車が来ないので、府中駅まで歩いて。ラジオでアルデバランSを聞く、安いが的中。ラジオで展望だけ述べてきた早春Sも、堅いが絞って的中。個人的に勝負した小倉最終、オーバーリミットに自信ありも、良いところが無かった。

 競馬予想TV、スタジオ出演の予想家は私一人となった。小林氏の急遽欠席は内臓系の不調とのこと。このご時世、どんな病気にも気を付けないと。早期回復を願う。私は来週も出演あり。24時前に帰宅。

 

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2021年2月 4日 (木)

1月30日の終盤と31日・日曜の競馬

テレビ埼玉で夜の10時半から放送している「バッハプラザ」(BACHプラザ)が20周年だそうだ。関東のコテコテ公営ギャンブル好きの間では、貴重な情報番組として親しまれている(と思う)。
以前から思ってたけど、この番組タイトルは最高のネーミングだ。前にも書いたかもしれないけれど、ボート、オート、サイクル、ホースの頭文字でこのタイトルを作るセンスといったら。個人的なことだが、仕事柄昔から番組タイトルやコーナータイトルを考える難しさは骨身に沁みているだけに、このタイトルを思いついた人の才能と発想を褒め称えたい。大げさだけど。
いきなり何を書いてるのか分からなくなったが、前回の続きで土曜競馬の終盤と日曜の競馬を。

この日は最終終了まで控室に。東京メインの白富士Sは、まず大丈夫だろうと思っていた◎ビターエンダーが消えてしまう。序盤少し前進気勢が強すぎ、やっと落ち着いたところで外からブレステイキングに来られて、またむきになるところが見られた。次走は落ち着いてくるのかもしれないけれど、意外とマイルの方が合っているという可能性も感じた。▲〇△で縦目取らず。穴で期待した★アトミックフォースは、馬体戻してほしいと思っていたが、さすがに28キロ増は太かったか。
 土曜は全体を通すと負け戦だったが、次走狙い馬で競馬ラボに挙げていた中京のホッコーカリュウと、東京最終、YouTubeチャンネルをご覧になった方は覚えておいでかもしれないが、東京1800mのキズナ狙いでヤシャマル鉄板の馬連3点により、傷は浅めで済み、気分はそこまで落ち込むことはなかった。

 日曜。穴馬券期待の小倉2,3Rには翻弄されてしまったが、5Rでやっと的中した3連複が安いと思っていたら80倍付いてくれて、少し助かる。
東京5RはPОG指名馬のクロンターフが勝利。諦めかけていた馬だけに素直にうれしい。時計が出る馬場なので勝ち時計の過大評価は禁物だが、勝ち方と馬体の成長が良い。ただ次走はどこを使うか。東京専用の気もする。どうやってNHKマイルCに間に合わせるローテを組むかは頭の痛い所だ。
 このレースには、ユキヤコンコンというカワイイ名前の馬も出走。歌詞通りならユキヤコンコになるのだが、活字の見栄えや語呂でコンコンにしたのだろう。シンガリ付近から内を捌いて上がり最速、よく伸びていた。

 さてこの日は、午後から亀谷敬正氏のオンラインサロンにZOOMで出演。敢えてコーナーを設けず、ただダラダラとしゃべり続け、お互いが面白いと思っているレースを2,3選んで、その20分くらい前に2人でその都度予想。あとはレース中でも、関係ない話が盛り上がっていればレースを無視してそっち優先という、極めてヌルいスタンスを取った。なかなか居心地がよし。馬場の話、クッション値の話、その他少し過激なネタも含めつつ。
 
 亀谷氏が今日の勝負レースとして推したのが中京10R。2人の見解がほとんど一致した。◎ヒートオンビート、穴はネプチュナイトだよね、という話。相手上位はターキッシュパレス、ディアマンミノルで、押さえにコンダクトレスやシルヴァーソニック、アドマイヤジョラス、シャイニーゲールを薄く。ヒート、ネプチュ、コンダクトと入って私は馬連と3連複、亀ちゃんは3連単。アタマがネプチュナイトなら3連単は670倍だったので、アツかっただろう。

小倉メインは、私の◎センショウユウトが最後に3着に届いたが、△メイショウカリン、△ナンヨーアミーコは個人的に共に3列目で、デカイ配当となった馬券は取れなかった。ただ、レース前の話を参考に取られた方がいたようで何より。
シルクロードSは△〇△で私は取れず、亀谷氏はライトオンキュー◎で的中。根岸Sは私の◎レッドルゼルが進路を探りながらも差し切って、直線にシンガリで入ってきた△ワンダーリーデルが大外から2着に入り、なんとか薄めで的中。
 そして荒れそうなレースとして私が取り上げた小倉最終は、◎ホウオウライジンがまさかの9番人気の低支持で勝ち切ってくれて、△プエルタデルソルを連れてきて馬連万馬券。プエルタは穴で面白いねという話ができて良かった。反響も頂いたようだ。まずまずの仕事ができた。久々に馬券でプラスが出た週。これを続けないと。

なおこの日の東京芝の勝ち馬、すべてディープインパクト産駒となった。セントポーリア賞を勝ったグレートマジシャンは、兄たちにあった重さが解消されてスケールが大きい。

 今週末のメディア関係です。
ラジオ日本は引き続き土曜の13時すぎから14時半までを担当します。
競馬予想TVは今週、来週と出番があります。
YouTubeチャンネルは、今週の更新はありません。来週、種牡馬シリーズの阪神篇をやります。

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2021年2月 1日 (月)

1月30日・土曜の競馬

 とうとう私にとって直接の知人から感染者が出た。まあ遅かれ早かれだと思っていたので驚きはないが、前にも書いたようにある種、召集令状のような気分はする。コロナそのものによる熱や咳などの発症ももちろん大変だけど、ずいぶん前からここで書いてきた後遺症もやっと一般にも注目され始め、その実情が流布されるようになってくると、むしろそちらの方が恐ろしい。
 個人的には、週末のラジオで競馬場に行く時と、たまに病院や、どうしてもの用事で市役所などに行くときくらいしか交通機関を利用していない。だから、土曜に必ず移動することと、潜伏期間を考えると、毎週木曜や金曜には多少体調について神経質になる。幸いこの冬は鼻風邪すらひいていないが・・・。

 土曜。地元府中開催になって、移動で電車や駅を使わなくていいのは助かる。府中駅までバス、そこから大國魂神社の脇を抜け、長い坂を下りて東京競馬場通用門へ。この日は割と暖かく、風もほとんどない。前の日まで雪、雨でぐずついていた天気が嘘のよう。
 スタンド8Fの放送席からは、白い帽子を被った富士山はもちろん綺麗に見えるのだけど、その前方、山肌のところどころに白い糸を引いたように雪を流した丹沢山系の広がりの方が好きだ。富士山があまりにも単純な、ピュアな白と、形状の美しさで絵画的なのに対し、丹沢の黒と白の混じった色合いとゴツゴツした姿形の方に、リアルな自然を感じるからかもしれない。

 巨人のキャンプ取材のために、ラジオ日本のスポーツ関係のスタッフはこの週に皆PCR検査を受けて陰性だったとのこと。何よりだ。陰性証明のための検査であっても、やはり意味はある。
もちろん、検査翌日に感染する可能性だって低くはないが、少なくとも無症状で感染している人がどの時点であっても判明すれば、その人が気づかずに伝染させる可能性を減らすことができるのは自明の理。感染症は倍々ゲームのように罹患者が増えていくのだから、1人止めるだけでどれだけの感染者を未然に防ぐことに繋がるか。しかも無症状なら、とりあえずは自宅でもホテルでもなんとかなるわけで、即病床を取ることにはならない。文系の端くれにも分かるこんな簡単な原理を、なぜ一部の医者や感染症学者が必死に否定しているのか、全くもって理解に苦しむ。まあ利権と学閥、学会派閥の対抗心なのだろうな。

 話は逸れたが、競馬場におけるコロナ対策も一層厳しくなっている。控室に従事員さんは入らず、廊下にポットがあって、それを自分で使ってお茶を淹れることになった。これまでは従事員さんがせっせと折を見てお茶を運んでくれていたのだが、なるべく接触を避けるということだ。ポットのお湯の補充は、依頼でしてくれている。ゴミは1日終わると回収してくれるが、担当者はマスクとフェイスガードの併用。

 さて競馬本体の話に。5R、初めての芝で、いきなり度肝を抜かれる時計。3歳未勝利戦の1800mが1分45秒2、レコードと1秒差。ハイペースを楽々先行して、さらに直線突き放したボーデンの持続力は素晴らしい。勝ち時計は、ハイペースと、それからその後の芝のレースから、例年の冬より1秒は速い馬場と判定できるので、そのままの評価はできないが、そこを踏まえても速いし、勝ち方のスケールが違う。日曜の特別戦を見ても、今年の3歳は、2歳時にオープンにいなかった組の方が、クラシックで上位に来ることになるのかも。

 今開催の担当は7Rから。◎ネイビーアッシュは2着に来たが、単勝104倍のロークアルルージュなんてどうやっても狙えず。しかも勝ち切るとは。8Rは◎ロードセッションが後方からジリ伸びしただけで掲示板にも届かず、△ギガバッケン〇モルタル▲テイストオブハニーの順で決着。これではダメだ。モルタル本命ならよかったか・・・。
9Rは、勝ったタガノビューティーは当然としても、連闘の2着ピンシャンは無視、そして3着には人気薄フィールザファラオ拾えず。◎ファシネートゼットは先行したが早々に後退し大敗。良いところなし。
 長くなったので土曜の続きと日曜は次回。

 

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2021年1月28日 (木)

久々に雑記

◆先週の芝は、真に道悪適性が問われた馬場。ここで結果を出せた馬たちは、巧者とみなして間違いない。ただ、負けた馬が全部下手かというとそんなことはないわけで、通常の良馬場で馬場以外の理由で負けた馬が多数いるのと同じこと。敗因を道悪に求めたコメントを鵜呑みにせず、できれば映像でチェックしたいところ。普通にスイスイ捲って、直線バテて失速した馬は珍しくないが、スイスイと動けている時点で馬場は苦にしていない。展開や仕掛けの失敗の方が大きな敗因だ。
この土日の芝では、ゴールドシップ産駒の好走も目立った。ただ不思議なもので、これ以上悪い芝になると、却ってゴールドシップは良くない。単に道悪とひとくくりにできないのが難しいところ。
後はエピファネイア。先週は走る馬と凡走した馬とが極端に分かれた。どういう馬が道悪を走れて、どういう馬が動いていないのか、仔細に見ているのだが、見極めがつかない・・・。中山土曜のムジカについては、坂と輸送がこたえたと思うのだが。

◆東スポ杯2歳SがGⅡに昇格。この10年の勝ち馬からダービー馬3頭、皐月賞馬2頭、2歳GⅠ馬1頭を出しているのだから当然。遅すぎたくらいだ。
なお葵Sのグレードは見送りとなった。
グレードについては、上げるだけでなく下げる方の見直しも積極的に行っていただきたいと希望する。

◆川崎記念をカジノフォンテンが逃げ切り。オメガパフュームに東京大賞典の借りを返した形。ここ1年、全日本2歳優駿やJBCスプリントなど、地方馬の逆襲、それも中央在籍経験のない地方馬の勝利が出てくるようになった(2歳は当然だけど)。カジノフォンテンなんて母父ベストタイアップ。渋い。

◆府中の街で、マスクを付けずに3人の少しケバイ化粧の中年女性が、横並びで大きな声でしゃべりながら歩いてきた。周囲の人たちも少し距離を取りつつ、好奇の目、怒気を孕んだ目で見つめているが意に介さない。すれ違ってから振り向いたら、1人の持っているカバンにトランプ(ドナルドね)の顔写真の大きなバッジが付いていて、ああそういうことかと腑に落ちた。国内にもそうした輩がいて騒いでいるのは知っていたけど、実際に目撃したのは初めて。

◆PCR検査抑制派が春より減りつつあるようだが、その分、旗色が悪くなった少数派が声高にメディアで煽る傾向が出ているようだ。いまだに精度70%と誤解している人も多いし。世界的な遺伝学の学者でPCRの権威でもある東大大学院の川上教授がツイートでこの誤解について啓蒙してくれているが、先生の文章を自分で咀嚼すると、検査自体の確率は少なく見積もって90%あり、感染者が以前行っていた鼻腔拭い式の検査で検体からウイルスを取り切れる確率が70%というのが正確に伝わらないまま拡散してしまったということ。唾液式は鼻腔拭いよりも確率が高く、90%に近い確率で陽性を発見できる。無症状感染者を探し、発見したらしばらく外出しないで安静にしていてもらう。これが拡大を止める最も早い方法。当然重症化する人も減る。

◆いまやメディアの報道はワクチン問題に傾斜している。ワクチンは打てる人はそりゃ打った方がいいに決まっている。副作用はどんなワクチンにもあるもので、重度の反応がどれくらいの割合で出るかだけが分かっていれば、今あまたあるワクチンと同列に考えることができる。
ただ、ワクチンが出れば終わり、全て解決という意識がどうも強すぎるのではないだろうか。インフルエンザを思えば、ワクチンの意味とか、病気を治す薬ではないことくらい分かるはず。
個人的には、ワクチンと同様に、治療薬、緩和薬(インフルにおけるタミフルやイナビルのような)の開発を急いでほしい。とりあえずは、既存の薬で使えるものを、利権抜きで世界で情報共有してほしい。こちらの方こそ重要ともいえる。

◆今週末の私の予定。
ラジオ日本は、午後前半に移動し、13時から14時半が出番となります。
競馬予想TV、次回は来週です。2月は6日と13日の2回です。
YouTubeチャンネルは金曜夜に1本公開されます。
日曜は、亀谷氏の競馬サロンのオンラインゲストです。無観客で、亀谷氏とはZOOMで会話します。サロン会員限定配信です。

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2021年1月27日 (水)

1月24日・日曜の競馬

 直接の知人にはまだ感染判明者が知る限りではいないが、知人の知人レベルでは数名出てきた。ジワリと忍び寄る。
 栗東トレセン内でも感染があったという報道。その後大事には至っていないようだが、開催を止めないためにも、全ての競馬関係者(だけではないのだけど)は気を緩めることができない。寒さの中で、体力が削がれる業務が多いだけに、なおさら大変だ。

 日曜の競馬。3場すべて馬場はかなり悪化。ただ、芝はキセキの菊花賞とか、キタサンブラックの天皇賞のような極悪には至らずとみた。あそこまで悪くなると、適性ももちろんあった方がいいけれど、展開や位置取りの方が大きく結果を左右してしまう。先週は、いわゆる真の道悪適性が問われる馬場のように感じられた。
 
 中京10Rは、プレミアム予想でも出した勝負の鞍。◎メイショウテンセイは16キロ増という数字を見た時はぎょっとしたが、見た感じ太目感はない上に、メイショウ多頭数出しは騎手の実績関係なしという自分の格言?もあって、勝ち切ってくれた。後日、森裕太朗騎手の結婚が発表されたが、自力で見事ご祝儀を勝ち取ったことになる。
 ただ、馬券は3連単勝負で、しかもコウソクスピードが3着は外さないと見て2頭軸マルチを出してしまい大失敗。

 中山10RのアレキサンドライトSは、アメリカンシードが想像以上のワンサイド。同じ系統のカジノドライヴを彷彿とさせる走り。年内重賞はまず確実だろう。ただ、この後は相手も強くなる。連勝が伸びるかどうか、次走が試金石。

 小倉メインは、こちらもプレミアム予想とした鞍。この企画最終日だったので2つ選んだのだが・・・。かなり自信のあったダンツキャッスルが全く走れずに終わる。このところ、以前なら「これはまず馬券になる」という感触のあった馬が動いてくれないケースが多くなっている。このダンツなど、相手関係、過去の実績、コース、馬場、全て問題なしで程よく人気が無いという、絶好の狙い時だったと思っていたのだけど・・・。

 東海Sは、先ほどコウソクスピードで凡走した川田騎手が、今度は強気に◎オーヴェルニュを操って圧勝。ただ自分が消したアナザートゥルース、交わされそうで交わされず2着に残ってしまう。ここも番組で3連単勝負、インティかハヤヤッコのどちらかが3着に入らないとアウトなので、本命が勝ってもかすりもせず。
大敗インティは、負ける時の典型的なパターンに嵌ってしまった。3着メモリーコウは、オーヴェルニュと同じゴールドアリュールのラインで、このラインは来るときは一緒に来ることが珍しくないという拙著での分析に従えば、ワイドを押さえておくべきだったのか。

 アメリカJCCは4歳の強い2頭のワンツー。前年のクラシックで結果を出した馬たちが、この馬場でも走れたという事実は大きい。アリストテレスは輸送や馬場は気になったが、実に芯が強い走り。体力も急速についているようだ。
 ヴェルトライゼンデは馬場に苦労したそうだが、こういう馬場で戦力がアップする馬はおらず、これは得意と言えずとも不得手ではないと考えるべき。距離も2000m、2200mと言ったあたりがベストの感。
 5着モズベッロに復活の兆し。サトノフラッグは真の意味では道悪巧者ではない。期待したサンアップルトンは、まさか牡の5歳で、間隔が少し空いたとはいえ12キロ増えてくるとは思わなかった。470キロ台でないと好走がないだけに、調整がうまくいかなかったのだろう。中山ではまだ見限れない。絞れたら日経賞で今一度。

 この日は小倉と中京の最終レースにも役者が登場。小倉のメロディーレーンは、半信半疑ではあったが、前に付けて押し切る新境地。道悪もむしろプラスに出た。母方が道悪鬼の血である。今回346キロ、反動が出ないことを願うのみ。天皇賞へ出るには、格上挑戦のオープン特別を勝つか、阪神大賞典での連対なら可能性が出てくるかも。
 中京にはロバートソンキー。こちらも快勝。着実に段階を踏んで、春後半には重賞戦線を期待。素材は重賞レベル。伊藤騎手とのコンビはずっと続けてほしいものだ。

 最後に出版社・秀和システムよりお知らせ。出川塁さんの新著です。
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データ通りに買い続ければ、馬券は儲かる――種牡馬の適性、調教師のクセ、騎手の得手不得手、馬主の戦略の4つのアングルから狙う「コース別攻略ガイド」。改修中の京都を除くJRA9場の芝・ダート74コースのカネになる最新データがバッチリ! データ馬券術の雄・出川塁が明かす各コースの種牡馬・騎手・厩舎・馬主の儲かる条件と攻略法! 特注の【種牡馬・騎手・厩舎】の買い消しランキング3も列挙する。

 

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2021年1月26日 (火)

1月23日・土曜の競馬

 このところ見る夢が飛びすぎていて、自分で心配になる。宴会場の座敷で大人数いるところで、ずんのやすと熱燗飲んでたり、朝青龍にナレーション取りやっていて、終わったと思ったら録音できてなくて、もう1回録らせてくれって怖くて言えないというシーンだったり。どっちも別に最近映像見た訳ではない。なぜこの人選になったかは謎。朝青龍はまあ相撲開催期間ということで少しは分かるが・・・なぜずんのやす?そしてなぜ飯尾ではないのか?

 先週、23日土曜は、府中は未明から雨が本降り。まさに氷雨で手がかじかむ。手袋マフラー、カイロと重装備で中山へ向かう。この天候、そして事態ながら、電車はかなり混んでいた。
 中山は9時すぎからの降り出しだったようだ。先週とは逆、直線向かい風が強く吹いている。

 西の2場はすでに芝がかなり悪い。中山も私が到着した5Rからはもう蹄音がドタドタと響き、稍重発表以上に悪い印象。対してダートは、それまでが乾燥しきっていて、雨が降ったことで午前中はむしろ砂に脚が潜り込むような状態になっていたようだ。馬場が軽くなったのは午後後半以降だったと思う。

 この日は小倉に面白いレースが多かったが、なかなか買い切れない所が来る。配信もした8Rは◎ロジーナ、〇オシリスブレインの順で来たけれど、3着ブラックアーシャはどこをどうすれば買えるのか。馬連16倍では3連複分の損失埋めたら消えてしまう。
3連単が600万を超えた萌黄賞は見送って正解。個人的にプレミアムにも出して勝負していたメインの小倉城特別は、道中の動きが激しく、マクリ合いのような競馬になっていた。狙ったグランドビクトリーは脚色苦しい所から盛り返すが、3着馬と同タイムの6着まで。3着取り切ってくれていたら・・・。

 ラジオは中山10R以降。初茜賞は一本被りのピクシーメイデンで仕方ないと思ったが、ルメールが首を傾げるほど動かず大敗。はっきりした敗因が分からないとのコメント。△▲〇とヒモが綺麗に並んで取れず。
で、メインレースになると今度は印を4番手に下げたルメールに勝たれてしまう。穴で強調した道悪巧者と踏んだワールドヘリテージが3着に入ったが、本命のハーメティキストが全くレースに参加できないで終わっている。動かなすぎる。
そして最終は、時計が掛からないと走れない珍種ディープとして▲にしたマイネルミュトスが勝ち、道悪穴に推したナリノモンターニュが2着。本命ビートザウイングスは好位から、3角で急に手応えが無くなって下がる一方になってしまった。無残に冷たい3連続ハスレ。まあ、穴ならコレと勧めた馬が頑張ってくれたので、そこだけリスナーが役立ててくれていれば・・・。放送終了時の実況席の気温は4度を少し切っていた。

 競馬ラボで出した中京メインは、本命ムーンチャイムが内で最後苦しい所に入ったが、伸びもなかった。穴馬だと思ったトウカイオラージュは3番人気で、前に行ってバテバテになり、1頭遅れてゴールのありさま。
中京12Rは個人的に馬連を取れたが、傷を塞ぐには全く及ばず。

 お台場へ移動、その後控室でちょっとやらなければいけないこともあり、晩飯を食べないまま本番へ。楽屋も寒いし、本番中は眠さが押し寄せるしで、テレビ移りがやつれて蒼かったらしい。ツイッターで心配して下さる方もいたくらい。本番終わってからお握りにかじりついて生き返る。人間食べないとダメだ。お台場からの帰途、ずっと雨が降り続いていた。

 

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2021年1月21日 (木)

1月17日・日曜の競馬

 日曜の競馬。
まず驚いたのは、土曜に夏の開幕並みの高速時計を連発した小倉芝1200mが、一転して例年並みになっていたこと。数字見て驚いて映像見直したら、スタートからの向かい風が相当強い。これの影響と考えて間違いないだろう。風が収まれば、また高速に戻るのか・・・と思ったが、どうやら今週末は全国的に天気が悪そうだ。

 中山2Rは、ダート替わり2走目となるフミチャンが出走。実はこの馬、前にも書いたかもしれないが、ジョブックコメンと似た経緯で私が少し関わらせてもらった馬だ。無事に勝ち切ってくれて安堵。1つでも勝ってくれれば、今後余裕が持てる。兄姉を考えると、芝へ戻してみるのもあり。

 しかし中山も小倉も当たらない。小倉なんて土曜の影響で振り回しまくったら堅めのレースが続き、3連複では儲からない配当を2つ取っただけ。プレミアムは中京の雅Sとしたが、タイガーインディが出負け、柴山騎手がうまく外へ出して砂を被らないようにカバーし、好位を取ってくれて、直線入り口では差せるかも?と一瞬思ったが、馬がイヤイヤをし始めてヨレて万事休す。

 日経新春杯は、前日のラジオ日本で見解を求められた時に、「人気どころならアドマイヤビルゴ、狙って妙味はショウリュウイクゾ」とコメントしていた。そのショウリュウが力強く抜け出してくれたのに、ミスマンマミーアには手も足も出ない。アドマイヤビルゴは、外から捲るように動いている時に勝ち負けしていることを考えると、今回のように内へ入って外から被せられると力を出せないタイプなのだろうか。

 京成杯は前半ドスロー、後半5Fは急激に要速度力持続の競馬。スタミナと位置取りが結果を分けた。前半から流れる競馬や、瞬発力競馬となりがちなクラシックにどうつながるかは微妙だが、皐月賞が今のままの時計が掛かる馬場で施行されるなら、グラティアスは引き続き要注意か。問題は今後の乗り役が誰になるか。ルメールはオーソクレースなんでしょ?
レース全体としてはちょっとペースが特殊で、時計からの判断は保留となるサンプルとみる。

 そのルメールは、中山最終で15年ぶりにミルファームの馬に騎乗。それだけジェニパーベリーは勝ちに来たということだ。トップ引きというより、ペースメーカーとして同馬主で、そして前走までのジェニパーベリーのパートナーだった嶋田騎手のアーヒラを使って露払いし、スムーズに流れに乗せたが、直線は思わぬ大接戦となった。クビ差抑えたことで、ルメールや厩舎、オーナーだけでなく嶋田騎手もホッとしたことだろう。それにしても、勝ち馬から0秒1差の6着にアーヒラを粘らせた嶋田騎手の手綱も称賛に値すると思う。

 自分の反省としては、とにかく土曜も日曜も、展開がまるで読めなかったことが痛かった。前に行く顔ぶれが少ないレースが速めの流れとなり、その逆が意外と落ち着いてしまう。よくあることなのだけど、短距離戦はこれに強風の向きが相まって、本当に難しかった(自分には、だけど)。繰り返しになるが今週末は全国的に雨予報。芝では、使い込んでる中山、中京において、雨の降り方が大きく結果を左右しそうだ。

 最後に今週末の媒体関係。
◆ラジオ日本は引き続き土曜の14時半から最終終了までです。
◆競馬予想TV出ます。
◆YouTubeチャンネルは、狙うべきコース別種牡馬リストの中京篇です。おそらく金曜夕方にアップ。すでに出ている中山篇と並びよろしくお願い致します。

 

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2021年1月20日 (水)

1月16日・土曜の続き

 16日、土曜の続き。
 ラジオの担当は10R以降。その10Rは、比較的人気薄マローネメタリコを本命として勝ち切ってくれたのはいいが、2,3着が印抜けた馬。メインレースはバカ荒れしてしまい手も足も出ない。ケープコッドは前走もそうだが、反応が鈍い。崩れないのは立派だが、寒い時季はこういうタイプなのかも。
 メイン前から急に気温が下がり、最終前には風向きが真逆になり、一転して直線は強い向かい風に替わる。
 12Rは本命デジマノハナが、馬場入りからおかしな仕草でイレコミが酷い。そしてレースではゲートが開いてからもレースにならず、しかも脚を痛めて競走中止。止め際に横山典騎手まで手をケガしてしまった。レース自体もスローの縦長という訳の分からない展開になり、解説しようにも・・・という感じ。せっかく勝ったアールクインダムを穴馬として取り上げて解説したのだが。

 中京メインの愛知杯は、前半が速めに流れ、1F緩んだだけで、そこからまた上がり続けるという非常にタフな展開。前で飛ばした3頭が計時したラップとはいえ、その後の集団を付いていった組にとってもシビアな推移で、前から3分の1くらいの位置にいた馬は壊滅状態。
前半タメて3角から動いたマジックキャッスル、縦長になり枠ロスが早々に解消したのも大きく着差以上に楽に差し切った。2着ランブリングアレーと、7着とはいえサトノダムゼルは厳しい展開を踏ん張っており、強い競馬をした。特にランブリングは上半期の内に重賞を勝てるのでは。お宝馬ウラヌスチャームが、直線一発に賭けたのが奏功の3着。本命シゲルピンクダイヤは前目の位置で失速してしまった。
 小倉最終の響灘特別は、プレミアム予想として競馬JAPANに出したレース。本命ジョウショーリードで自信があった。終始3番手の好位だが、ずっと尾を持ち上げたまま走っていたのがどうにも気になっていたら、直線で止まってしまう。この相手、この時計なら勝ち負けしていないとおかしい。尾離れしている牝馬はフケが来ていることが多い。この日は暖かったし、季節的にはそろそろ来てもおかしくない。フケは競走に影響する馬としない馬とが極端に分かれるが、おそらく前者のタイプなのだろう。がっかり。
 
 例の、コスモマインが降着にならなかったレースが、もしなっていれば馬単300円的中で楽に勝っていた日。事の正当性と自分の懐が真逆なのはツラいが、両方異なるよりはまだマシか。風向きが変わったことにより、これで行きも帰りも強い向かい風の中を歩く帰途に。法典駅までが長く感じる。まさに自分の状態を象徴するありさま。

 長くなるので日曜は次回。

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2021年1月19日 (火)

クロフネのこと&1月16日の競馬前半

クロフネ逝く。23歳は老衰としては少し早すぎる気もするが、事故や病気ではなかったのだから、多分安らかに召されたのだろう。
スピード持続力の塊のような馬で、タイプとしてはシンボリクリスエスやゼンノロブロイと同じものを感じる。余談だがこの2頭もダートを使えば、クロフネと近い域のパフォーマンスができたのではないだろうか。

それはさておき、魅了されたのはジワジワとギアを上げて、トップに入ったら、いったいいつ止まるのかと思わせるようなフットワークだ。ダートのパフォーマンスの凄さで伝説となりつつあるが、異様なスピードのある芝馬がダートを制圧したと勝手に解釈している。出世する産駒の大半が芝馬であり、ダートのJRA重賞勝ち馬は長らく出ないまま、マーチSのマイネルクロップが第1号で、その後もテイエムジンソクを加えるのみだった。フサイチリシャール、ブラックシェル、スリープレスナイト、ホエールキャプチャ、カレンチャン、クラリティスカイ、アエロリット、そしてソダシ・・・。代表産駒を並べれば、その特性が芝スピードに合ったことは納得していただけるのではないか。
 個人的に産駒から最も好きな1頭を選ぶなら、アエロリットか。ハイペースで飛ばした方が粘れるというところが良い。牝馬を通して血は残ると思うが、ここまで牝馬寄りだと、後継種牡馬が残れるかはかなり微妙で、そこだけが残念。

 そして先週末はサートゥルナーリアが突然の引退。復帰へ向かっての調整が手間取っていると情報が出た矢先だった。最後まで本当の強さが分からないままだったのは残念。だが消耗が少ない分、種牡馬としての可能性はさらに望めるかもしれない。

 先週の競馬は土曜の途中まで。船橋法典から競馬場まで歩く道は、かなり強い向かい風。南風なので縮こまる寒さではないが、日差しの割には暖かさが減殺されてしまった。
 着いて間もなく、中山5Rでは直線でちょっとしたアクシデント。コスモマインが勝利態勢から横へ逃避、そこから差し返して2着に上がったシーン。再生された映像や、パトロールを見れば、左鞭を1回入れた時に突然左へ飛んだことが明白。これは防ぎようがない。
コメントでは以前から怖い所を出していて、そこを矯正しながらのレースが続いていたそうで、近走はそれが収まりつつあったこともあり、今度こそ、と追ったらやはり気の悪さを出してしまったようだ。自分の見解の詳細は当日ツイッターで述べたので省略するが、斜めからのパトロールを見ると、レース映像や正面パトロールでは分からない「馬間距離」が意外とあって、3着馬は接触の危険で抑えたというより、反射的に前に馬が切れ込んできて回避の態勢を取るために抑えたように私には見える。現に騎乗停止なしで制裁金だけの処分だから、裁決委員もそう判断したのだろう。
ただ、こういうケースにおいて、裁決は後日でいいから判断理由を明文化してHPに公開するくらいのことはすべきだ。それがファンへの礼儀であり、仕事を尽くすということだ。
JRAにクレームついでにもう1つ。無観客が戻った途端に、中山ではターフビジョンでの他場の放映を一切止めてしまった。それはメインレースであってもだ。個人的にはケチくささしか感じない。スタンドに出て仕事をしているマスコミに向けて、せめてメインレースくらいは放映してほしい。

 それにしてもこの日は、他にもスタート後の落馬あり、また単勝万馬券が連発と、年に2,3回あるような、集中して波乱の起きる日だった。気温や気圧の急激な変化が、馬の肉体、精神両方に何か働きかけているのかもしれない。こういう気候の日に多く起きているような気がしてならない。続きは次回。

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2021年1月14日 (木)

秀和システムよりお知らせ

私も畏敬している馬券師、真田理さんの新刊が発売されます。

以下、秀和システムよりお知らせです。

 『馬券億り人のコース戦略!』
著 真田 理 秀和システム刊 定価:本体1800円+税
発売 1月14日

競馬を少しカジっていれば「中山千六の内枠有利・外枠不利」の競馬格言はご存知だと思います。しかし中山芝千六は攻略が難しいコースとしても知られています。なぜ「内枠有利・外枠不利」が顕著なのに攻略が難しいのか? 

それはデータが顕著すぎるがゆえに内枠が過剰人気になりやすいからです。例えば2015年の中山千六の1枠の単勝回収率はわずか16%。16年や17年も50%台。データを重視するプロは手を出せない数字です。
しかし並のプロが敬遠するようなコースだからこそ、戦い方によってはドル箱になります。過去2年のチーム真田の中山千六の本命馬回収率は単勝が170%、複勝が148%ありました。
 どうすれば中山千六で儲けることができるのか。それは……(以上中山芝1600m編より)

1億超え【WIN5】2本的中、3億稼ぐも追徴課税で1億2000万円払った男・真田理。そのギャンブラー人生については、昨年秋刊行の初著書『馬券億り人』と、連載中の月刊誌「競馬の天才!」に詳しいが、今回は実際の真田の馬券術をクローズアップ。チーム真田独自の「走法診断」と「コース分析」から浮かび上がる穴馬とは!? リアルに馬券で戦う男が贈る、千金のコース戦略ガイド!!今年の推奨馬リストも掲載。

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