12月1日・日曜の競馬その他
惰眠を貪っている間に隣国では大変なことが起きていた。国民が権力者を監視し、濫用を止めることがいかに民主主義において大事か。韓国は正常かつ迅速にストッパーが作用し、大統領と軍部を除き、国民と政治家が一枚岩となれて暴走を止めた。日本の行政府が万が一暴走した場合に、果たしてこのように迅速に、平和を守れるための動きができるだろうか?暗澹たる思いにかられる朝であった。
それよりは規模は小さいが、前日には多くの国民の意に反して国民健康保険証の新規発行が停止された。サントリーの会長がマイナ保険証の義務化について政府に「納期を守れ」と口を滑らせたことで、企業との癒着の「賜物」であることがバレたわけだが、選択制にすればいいだけのことをなぜ頑なに拒むのか。
諸外国がほとんどやめてしまった、あるいは紐づけ一体化をやめ、完全選択制としたIDカードなのに、それらの事実をめったに報じないし、強制への疑問も呈さない報道と、追及しない野党の主流どころは全く機能していない。この件だけでなく、進まぬ被災地復興、知事選問題、万事の物価高、年金問題、ガソリン税、103万円の壁問題、原発増設、夫婦別姓選択制などなど、マグマのようにふつふつと溜まっていたものが、ここ1,2年で一斉にパンドラの箱が開いたかのように表面へ飛び出してきた。来年の年末はどうなっているのだろうか。
話を戻して、師走入った1日・日曜の競馬は、パークウインズの東京競馬場。ほど良い人の入りで気分は落ち着くし、以前のパークウインズ時よりも、年末だからか?営業している店舗が多いように思えた(あくまで私の感覚ですが)。指定を買わなくても座りたいときにどこでも座れるし、場所を移しながら11時頃から最終まで楽しむ。
馬券は、2つの勝負レースのうちクロフネカップこそ成功したが、南総Sではフィオライアが惜しくも止まってしまった。またどうやっても負けないだろうと思っていた京都のメイン、ギャラクシーSのテイエムリステットがあえなく撃沈。アルファマムの追い込みがハマった。騎乗した北村友一騎手のここ2週の冴えはなんということか。大怪我で長く雌伏を余儀なくされていたが、それをまとめて取り返そうという勢いだ。重賞騎乗機会3連勝、今年下半期だけで5勝。上半期がファルコンSだけだったので、本当に目覚ましい。
そしてチャンピオンズC。ツイッターで散々騒いだのでここでは細かく繰り返さないが、去年と同じワンツースリーで、平地GⅠではグレード制導入後初とのこと。人により見方は異なるとは思うが、個人的にはラップと前の馬の位置取り、早めに強い馬が負かしにきたことなどを合わせると、去年の逃げ切りよりはキツイ展開での勝利だったと思う。ラストランを飾っての引退式。種牡馬としてもかなり活躍できそうだ。
今週末のメディア関連の予定。
◆ラジオ日本、私の師走中山の担当は、土曜午後14時半頃から最終となります。
◆競馬予想TV、今週末は出番があります。
◆YouTubeチャンネルは、次回は有馬記念週となります。おそらく12月15日の夜にアップされると思います。
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まで。
◆最後に、お世話になっている秀和システムからのお知らせです。
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