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新刊Amazonキャンペーン告知(しばらくトップに掲載します)

しばらくはトップに掲載します。新しい記事はその下に更新されます。

 

水上学 著 『重賞ゲッツ!【2023下半期】GⅠ~GⅢ63レース攻略編』
刊行記念 アマゾン・キャンペーン
6月13日発売 秀和システム 定価1980円(本体1800円+税10%) 

 

★刊行記念アマゾン・キャンペーン
本書刊行を記念して、下記キャンペーンを行ないます。下記日程で、アマゾンで本書を購入された方には、著者・水上学の、6月17日(土)~6月25日(日)の分析予想を送信いたします(対象レースは下記)。馬券の購入は、あくまで自己責任においてお願いいたします。詳しくは応募方法をご覧ください。

 

6月17日(土)東西のメインのいずれかと、午後のオススメ1レース
6月18日(日)ユニコーンS+マーメイドS
6月24日(土)東西のメインのいずれかと、午後のオススメ1レース
6月25日(日)宝塚記念+午後のオススメ1レース

 

●応募方法
1、『重賞ゲッツ!【2023下半期】GⅠ~GⅢ63レース攻略編』をアマゾンで購入してください。アマゾンでは予約も可能です。
2、アマゾンで購入したのがわかるように、画面キャプチャや写メールおよび注文書のテキストを下記アドレスへお送りください。

 

※今回よりアドレスが変更になりましたのでご注意ください
※この際、お名前、詳細なご住所などの個人情報は応募される皆様のほうで消してください。
アドレスはcampaign@kakumeikeiba.com  です。

 

3、6月16日(金)までにお申し込みいただくと17日(土)の予想から配信させていただきます。
17日(土)~23日(金)に申し込みいただいた方には24日(土)、25日(日)の予想の配信となります(応募者多数の場合は早めに打ち切る場合もあります)。
各予想とも、前日夜~朝方の配信を心がけておりますが、やむをえず、当日の午前中となることもありますので、ご了承ください。配信をもって、応募の返信に代えさせていただきますので、そちらもご了承ください。
 また、馬券はあくまで自己責任でご購入お願いいたします。

 

●ご注意
・携帯でお申し込みいただく場合、メールが届かないことおよび文字数制限により全ての文章が閲覧できないことがあります。その点をご留意いただいた上、お申し込みください。PCで閲覧できる環境でのお申し込みを推奨いたします。とくにdocomoをお使いの方は、セキュリティが強化されていますので、お手持ちの機種のセキュリティをご確認ください。
・予想はメルマガの配信システムを使用する場合があります。お使いのプロバイダー、または、セキュリティソフトなどでまれにメルマガが届かないことがあります。1回限りのイベントのため、不備がありましてもご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 

・yahooやgooメールなど、一部のフリーアドレスでは迷惑メールに配信されることもあるようです。受信箱の容量が一杯になっている場合、ゴミ箱や迷惑メールフォルダが一杯になっている場合でも届かないことがあるようです。

 

・ダウンロードしたデータに関しては皆様のPC環境、ソフト環境で閲覧できない場合もあります。こちらも不備がありましてもご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 

・また、このイベントに関するお問い合わせにつきましては、campaign@kakumeikeiba.comのみで受け付けております。
発売元の秀和システム、アマゾンにはお問い合わせできません。

 

・メールアドレスはイベント終了後、2週間以内に削除いたします。また、このキャンペーン以外に使用することはありません。

 

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2023年6月 9日 (金)

実家を畳みました

 5月31日の夕方に解体業者から連絡があり、翌日の天候次第だが1日のお昼過ぎに作業が終了するかもしれないとのこと。ただ雨の予報も出ていたので、雨が降れば作業が出来ず延期。もちろん作業終了には施主(つまり私)の立ち会いが必要なので、どうしようかとの相談だった。
結局、1日の正午までに現地の天候と作業状況の連絡をもらい、その判断で私が実家に向かうということになった。片道3時間、到着は午後3時過ぎになる。

 結局、雨は杞憂に終わり、翌日は午前曇天、午後は初夏の日差し。それでも実家の方面は10時くらいまで小雨が降っていたようで、一応連絡を待ったところ、作業は昼過ぎに終わりそうということで、急いで実家へ向かう。

 途中でカギを忘れたことに一瞬肝を冷やしたが、更地を見に行くのだったと思い出して笑ってしまった。習慣とは恐ろしい。
 
 到着して、改めて整地された実家跡を眺める。家の葬式のようなものだが、意外と何の感慨も起こらなかった。現場監督からいろいろ説明を受け、借地だったので近くに住む地主さんにも確認してもらい、事務手続きは終了。あとは水道の大元栓の閉栓依頼をするだけとなった(翌日依頼済)。

 地主さんには「肩の荷が下りたでしょう」と声をかけてもらった。確かにそちらの思いの方が強くて、実家が完全消失したことへの感情が消されているのかもしれない。
 終わってから茶飲みがてら地主さんと話をしたのだけど、以前別の土地を解体してもらった時、費用が安く表面もきれいにしてもらったのだが、あとで畑にした時に、地中からブロックやら大きめの石やら木材やらが出てきて処分にお金がかかってしまったとのこと。本来なら業者が経費に乗せて産廃処理すべきものが、埋めてあったのだ。
 安さで客を釣る悪徳業者にあたってしまうとこういうケースが少なくないそうで、もし解体を考えている方がいたら、解体業者認定協会に相談して、良質業者を斡旋してもらって相見積もりを取るのがいいだろう。自分もこのパターンで良い業者を紹介してもらえた。(もちろん協会に所属していない業者にも優良な会社はあるが)

 それから、この地主さんが現在所有する土地に建っている数軒の民家のうち、1世帯が逃げてしまい、土地代が長年取れていない事態になっているのだそうだ。もちろん解体したくても音信不通ではどうにもならないと嘆いていた。また別の世帯は、他所へ引っ越したあとずっと家を放置しているので、解体を依頼しても、費用がなくてできないと引き延ばされているとのことだ。こういうケースは珍しいことではないのだろう。地主さんも楽ではない。空き家問題はたまに報道されているけれど、周辺環境への問題、借地権問題、解体の人手不足、立ち遅れている法律の穴など、徐々に深刻の度を深めているのではないだろうか。

 

★今週末ですが、競馬予想TV出ます。
★ラジオ日本は土曜午後14時半から最終までです。
★YouTubeチャンネルは、次回は19日に宝塚記念の血統とデータ分析の回をアップする予定です。

 

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2023年6月 6日 (火)

6月3,4日の競馬

 3日の土曜は、夜のテレビも無かったので、早めに競馬場へ入ってかなりのんびり過ごした。
  内馬場ではこの週だけの沖縄フェアが開催。土曜のうちはまだ並ばずにお目当てのグルメを買うことができた。たくさんの出店で迷いに迷ったが、腹の空き具合と蒸し暑さから麺類よりもタコライスのアボカド乗せ、デザートにブルーシールの紅芋アイス。そしておやつ用にサーターアンダギー。島豆腐のゴーヤチャンプルーにもかなり気があったので、それは翌日に回すことに。
 さらに、ラジオまでまだ時間があるので、ついつい誘惑に負けてオリオンビールも。強めの風にあたりながら、内馬場のベンチに座って飲むビールは格別だった。オリオンは清涼飲料水レベルの飲み口なのも相乗効果となって、気分を軽くしてくれる。

 ラジオは10Rから。本命フローレンスハニーは良いところなし。小さな馬が10キロ減らしたあたりが敗因か。11Rは△〇◎だったが、馬連が的中の基準なのでハズレ。まあ3連複や3連単にしても安すぎ。12Rは◎メイデンタワーが勝ったけれど、2着馬が抜け。
 担当外の鳴尾記念は本命フェーングロッテンが驚異の粘り腰(というかこれが持ち味なのだけど)で2着確保、なんとか馬連と、それから穴指名アドマイヤハダルのワイドを的中。そして1着から8着まですべてクビ差という珍現象が発生。同じ着差が続いた記録なんて取っているのだろうか?
 
 翌日は11時頃に到着も、人出を甘く見ていて、内馬場のフェアはいつ覗いても長蛇の列。島豆腐を断念。
 フジビューのフードコートに戻り、「にじいろ」の鶏唐揚げ丼とメガハイボールが昼食。ところが食べる場所がなく、彷徨った末に、ダストボックスの上をテーブル替わりにして食べることに。私はその辺は全く気にしないズボラな人間なので、むしろいいスペースが見つかって嬉しいと思うくらい。
 後で分かったことだが、ダービーより7000人少ないくらいの大賑わいだった。やはりソダシの動員力は偉大。若いカップルも多数。

 9Rからは、さすがにラジオ日本の中継ルームに上がって観戦。
 安田記念はレース半分もいかない地点で、本命ソウルラッシュの位置も手応えも悪く、早々に諦めた。ここから心中したわけではないので、まだ当たり目は残ってはいたのだが、切り捨てたセリフォスが絶好枠を活かして完璧に立ち回っており、直線入ったところで圏内確定、反対に馬券はアウト確定。シュネルマイスター・ジャックドールの馬連に一縷の望みを託したものの、脚色的には厳しかった。そもそもソングラインの連覇は想像できなかった。
 
 意気消沈して今度はビールをヤケ飲み、観戦しないで帰宅。競馬場の正門脇のエスカレーター、最終レース前で誰も乗っていない下りがずっと動いていて、かたや登りには延々数十メートルの列ができているさまを見て腹が立つ。なぜ両方登りに切り替えないのか。せめてGⅠの日くらいはそうすべき。降りる人がいたらエレベーターへ誘導すれば済む話。
 それにしても、勝って終わったのはいつのことか忘れてしまうほど負け続けている。1日の負けは大したことなくても、勝てないとメンタルがもたないしささくれるばかりだ。

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2023年6月 2日 (金)

雑記

金曜午後の府中は暴風雨。もちろん波はあるものの・・・。今競馬新聞を買ってきたところだが、傘の骨があっという間に折れてしまい、役に立たなくなった。これが土曜だったら、風による危険のため開催は難しかったのではないか。現に関東圏でも浦和は4R以降中止となった。
蒸し暑いし気圧は低いしで、体調も芳しくない。
 
◆水曜は4年ぶりの球場での観戦も、阪神の連勝は止まった。完封負け。翌日もいいところなく敗れており、崩れていく予兆。負け方が悪すぎる残塁地獄。楽しめたのは食べ物がおいしいことと、フォロワーさんに声を掛けてもらえたことくらい。
 4年前も西武主催の交流戦で、この時は岩貞が先発し1対0のやはり完封負けだった。その前はまた2年さかのぼり、この時はメッセンジャー先発で阪神が西武に圧勝。つまりこの時以来阪神の得点シーンを現地で見ていないことになる。

◆ティナ・ターナーが亡くなった。私は10代の頃、進んでソウル系を聴くことはなく、それこそRCサクセション経由で知ったオーティスやサムクックの有名な曲をさらった程度。だからティナ・ターナーを聞きこんだことはない。アイク&ティナの活動も知識だけ。
ただ大学に入った頃が、まさにMTV系の全盛期で、世界的に大ヒットした「愛の魔力」(凄い邦題だな)は今でもたまに口を衝いてサビが出てくることがある。
後年思わぬ形で、しかも至近距離で本人と出くわしたことがあった。FM東京のレコーディングスタジオ前を深夜に通りかかったところ、突然暗闇から出現したのだ!どうもレコスタでLIVE録音のミックスダウンをしていたようで、そのチェックに来ていたのだろう。作業に集中するために調整ルームの証明を最小限にしていることも多く、また深夜で扉の外もかなり暗い。そこからまさかのティナ、驚きで危うくワッと叫びそうになった。(なぜ驚くか分からない方はティナの雄姿をググっていただきたい)

ちなみにこのFM東京・深夜のレコスタ前では、同様のパターンでPファンクの総帥ジョージ・クリントンがやはり突然現れたことがある。ステージ上ではないのにキンキラキン。そして忘れられないのは矢沢の永ちゃん。レコスタ前に当時はまだ緑の電話があって、そこでスタッフに電話口から指示を飛ばしていた。あの口調そのまま。電話なのに身振り手振りもそのまま。いやあ、永ちゃんは心底永ちゃんなのだと感動した。幸運な遭遇。

◆ティナ・ターナーのことを書いていて思い出したのが、彼女が表紙になっていた号の週刊FM。MTV全盛の頃だ。
今の若い人は信じられないかもしれないが、昭和50年代中期から平成初期までは、FM週刊誌というものがあって、しかも売れていたのだ。週刊FM、FMステーション、FMレコパル、FMファンが4大誌。ウォークマンとエアチェックブームによって、FMの番組表を先取りチェックし、お目当ての番組を録音するというのが10代から20代前半の日常だった時代があったのである。
私は、活字情報が最も多かったのと、番組表が充実していて、ロックからクラシックまで幅広く扱っていた週刊FM派だった。多くの雑誌にはエアチェックしたカセットのケースに入れる、切り抜きラベルがたまに付録についていたのだが、これが最も綺麗だったのはFMステーションで、それ目当てでたまにステーションも購入することがあった。
私の音楽の知識や下地は、ほぼこれらFM誌とラジオ、そして当時はロックメインのサブカル雑誌だった宝島や、マニアックなフールズメイト、メジャーなロッキングオンなどで作られたものだ。これらで情報を得て、レンタルレコード店へ通い、そして本当に気に入ったものを見つけたら購入。1枚のレコードを買うのにも、なかなか決心が要ったものだ。レコードに限らず、何かを買うという行為が儀式のように思えた時代、ありがたみというか、好きなレコードや本を発見した喜びは実に大きかったし、当時のモチベーションになっていたものだ。だから今がどうこうというのではなく、単なる昔話。 

 

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2023年5月31日 (水)

5月27,28日の競馬

 先週土曜は初夏のような、すこし蒸した感じの暑さ。ダービー前日だからか、土曜にしては東京競馬場の人出が多い印象。お昼過ぎから風が強くなり始めた。
 東京9Rは単勝262倍のアウリガテソーロが勝利。この日は東西で人気薄の激走が目立った。3着に単勝万馬券馬が絡むことが多かったし、304倍の馬がハナ差4着など、本当に不穏な?日だった。
 ラジオはこの日から10R以降の担当。10Rはハズレ、11Rは的中、12Rも▲△◎で、人気薄から強調したロードレイラインが2着に頑張ってくれた。
 葵Sはフライング寸前のロケットスタートから、モズメイメイがそのまま押し切ってしまった。何と10秒台のラップが4ヶ所連続、これは見た記憶がない。しかもそれで逃げ切ってしまったのだから、おそらく空前絶後ではないだろうか。
 
 翌日は午後から東京競馬場。ダービーデーのマスコミエリアは、業務に支障がない場合は基本的にジャケットとネクタイ着用。普段お目にかかれない方々が来場していた。

 ダービーを振り返るのはやや気が重い・・・。スローペースで時計の価値は確かに低かったが、あの展開では仕方ないし、掲示板に載った5頭はすべて自身の上がり3F33秒台をマークしていて、低レベルと断罪するのは間違いでは。特にウインバリアシオンを思い出させる、向こう正面での大仕掛けに出たハーツコンチェルトの持続力は驚異的だった。

 勝ったタスティエーラ、皐月賞で唯一前残りしたのは伊達ではなかったということ。個人的には皐月賞前のローテを必要以上に気にしてしまって△までだった。
 ソールオリエンスは全てがうまく運んでの2着。力は出せている。4着ベラジオオペラは仕掛けのタイミングがもう少し早ければ。3着をなんとか取れた我が本命ハーツコンチェルトは、力を示すことはできたけれど・・・。もし普通の流れになっていて、いつものような切れを活かせる競馬ができていたら・・・と思ってしまう。ドゥラエレーデが落馬したことで、なおさらペースが落ち着いてしまったのは痛恨だった。

 そして、詮なきことではあるが、4角での位置取り、手応えをみたら、スキルヴィングが無事だったら、青葉賞組初のダービー馬に輝いた可能性はかなり高かっただろう。それにしても忘れた頃に、突然こうした競馬の厳しい現実が白日の下に晒される。しかもダービーの舞台で。なんと運命とは残酷なものか。
 目黒記念は本命ヒートオンビートが勝ったものの、消したディアスティマが2着でダメ。もろもろ複雑な心持を紛らわすために、独り打ち上げしようと入った某居酒屋は、この日で閉店。最後まで侘しいというか、何やらひんやりした思いのするダービーデーだった。

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2023年5月26日 (金)

ダービーデー迫る

 今年もダービーデーが近づいた。競馬界の末席の端(恥?)にいる私のような者でも高ぶりを覚えるし、反面大袈裟に言えば、何やら敬虔な気持ちになる。
 ただ今年も、コロナ禍を多少配慮したのか、JRAによる府中市内の装飾やポスターは私には発見できなかった。
 今は金曜午後2時過ぎ。先ほどYouTubeの撮影を終え、競馬予想TVに印も出した。一応上位3頭の印を決めたのは木曜深夜。今年は本当に難しく、また面白い。何より嬉しいのは、天気がもちそうということ。やはりダービーは良馬場でなければ。当日は27度の見込み。

 毎年書くのでまたかと思われる方も多いとは思うが、私は生まれて初めてリアルタイムで見たレースは1971年のダービーなので、競馬年齢はダービーのたびに1つ加わることになる。じかに競馬場で見たダービーの中で選ぶなら、ベストレースはキングカメハメハが勝った年。役者、内容、強さと速さ、激しさや美しさが見事に揃った好レースだった。もちろん馬券も恩恵にあずかった。ハイアーゲーム本命、ハーツクライ対抗のワイドで、経済力の無い自分としてはかなり勝負したつもりだった。

 単体の勝ち馬としての強さなら、もちろんディープインパクト、そしてナリタブライアン。手に汗握ったのは子供の頃見たコーネルランサーとインターグッドの死闘。負けるはずないと思われた馬が負けた落胆ぶり、異様な雰囲気が画面からも伝わってきたのはハイセイコーと翌年のキタノカチドキ、共に3着に負けた年。
強いというより一番凄かったのはカブラヤオー。5F通過は当時の芝1000mの日本レコード(確か小倉でのブリンキーバートスだったはず)より0秒1速いという、暴走なんてものではないとんでもないペースでの逃げ切り。いまだにあれを超えるインパクトのレースはあまりない。
 さすがに記憶は朧げだが、馬インフルによる開催延期で上半期の競馬が大幅に遅れた72年の七夕ダービー。映像で見返すとゴール前の攻防は素晴らしい。ロングエース・ランドプリンス・タイテエムの関西3強が大接戦。武邦彦騎手はここから大レースを勝ちまくることになる。

 皐月賞をフロック視されたカツトップエースやサニーブライアンの逃げ切り2冠、もちろんナカノコールのアイネスフウジン・・・・。こんな風に昔話しかしないようになったら終わりとは思うが、自分の誕生日の出来事など何1つ覚えていないのに、競馬の誕生日だけは、ダービーのおかげでこのようにどの思い出を留め続けるのだから、これは幸せなことなのだろう。
 競馬者である喜びを感じられる、数少ない日であるダービーデー、皆さんにも幸運あれと祈る。

◆ラジオ日本・土曜競馬実況中継は、今週末から担当は午後後半となります。14時半から最終までを担当。

 競馬予想TVは出演があります。YouTubeチャンネルは金曜夜に、東京スポーツ藤井さんとのダービー情報となります。

 

 

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2023年5月24日 (水)

5月20,21日の競馬

 先週土曜の東京は、朝に少しぱらついたが、おおむね曇り。直線追い風が強めだった。肌寒いまではいかなかったが、長いこと風に当たっているとだるくなりそうな感じ。
 競馬場の入場が平常時にほぼ戻り、たまに声を掛けてもらうことがまた増えてきた。この日もとあるカップルに丁寧に挨拶をいただく。写真を撮って別れたのだが、こういう時に気になるのが、今別れた人と数分後にまた出くわしてしまうこと。別に悪い気分がするのではないが、とても気まずい。愛想笑いでまた会釈をしてすれ違ったことも何度かあるが、おそらく先方も同様の心持ちと察する。だから、私はこうして声を掛けてもらったあとは、目的地が彼らの歩いていく方向と同じなら、敢えて逆方向に歩いていって大きく迂回して向かうようにしている(笑)。

 ラジオの楽屋では、スタッフがたいてい阪神の話を振ってくれるのだが、今年は私が喜んでいるだろうという前提でニコニコして話しかけてくる。しかし、私は全く浮かれる気分にはなれない。これだけ調子が良くても横浜との差はわずか2ゲームだ。せめて5ゲーム離れないと安心できない。前半の大きなヤマは交流戦。
 
 担当は東京7Rから。口開けは的中も、8Rは本命フミバレンタインが出遅れてしまい巻き返すも4着、〇▲のタテ目を食らう。9Rも本命パルティキュリエが逃げて失速の4着、△△でアウト。
 終えて下に降り京都メインの平安Sまで見ていく。京都のダートはなぜか急に時計がかかり、この日は稍重発表でも良より掛かっていた。本命ノットゥルノは4角で好位から下がってしまうが、馬体重からも休み明けの緩さが響いた感じ。その後お台場へ。深夜帰宅。

 日曜は午前中、自宅で支度をしながら観戦。新潟3Rに出走のドゥライトは連闘なのに12キロ増。なかなか珍しいことだと思う。しかも前走が休み明けだったのだからなおさら。

 午後9R以降は亀谷競馬サロン。8割の危なくない話に2割の危ない話織り交ぜて単なる競馬オヤジと化す。気の無いレースは当たり、勝負したレースはかすりもしなかった。
 オークスは、リバティアイランドがこれぞ横綱相撲という危なげない走り。2400mの方が楽だった。オークス時の比較でジェンティルドンナに比肩するパフォーマンスと言っていい。 
私の本命シンリョクカもあわや3着かというシーンも一瞬あったし、穴馬ヒップホップソウルは2着まであるかと1秒くらい思わせてくれた。予想と結果には満足。ハーパーに2着に来られたことと、ドゥーラの大敗がマイルに限定されていたので、ここを見直すべきだった(しかもマイルの負けも1秒以内)というところが反省か。「負けて覚える相撲かな」というが、競馬の予想も同じ。ただもうあまり負けている暇はないのだが・・・。

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2023年5月19日 (金)

雑記

1週間前の週末は、春物のコートがないと外出をためらう気温だったのに、今週は東京で30度超えが2回。そして今日金曜の府中は強い雨が降ったりやんだり。ザーッと降って止み、またザーッと降ってという具合だ。気温と気圧、湿度の大きな変動で、本当に体がついて行かない。10年に1回くらいしか出ない口内炎まで現れた。

◆先週12日は東京女子医大病院の定期検診。数日来の不調を受けてか、案の定甲状腺の数値が悪化。この時季はたいてい悪くなるのだが、今年は特に。薬の量が増えてしまった。
 その女子医大病院でも、コロナが5類になったのを受けて、発熱者と一般外来の入り口が一緒になり、別棟ではなく同じフロアでの診療となっていた。考えようによっては、流行時よりも感染のリスクは上がったともいえる。加えて隣の調布市ではインフルエンザのクラスターが出た。相変わらず気は抜けない。
自分は、外で周りに人がいないところならマスクを顎に回して歩くが、雑踏や乗り物、自宅以外の建物の中では引き続きマスクは着用している。ジリジリとコロナの感染者数も増えているようだし、感染が増えてまた妙な変異をされたら逆戻りだ。

◆コロナと言えば、とある競馬マスコミ関係の方(面識なし)の話。昔からかなり個性的な方で、特に血統の造詣は素晴らしいものがある大先輩なのだが、とうとう「コロナ感染拡大は作り事、その理由は自分の周りに感染者がいないから」と書き出してしまった。あれだけの知性の持ち主でもダークサイドに堕ちるのかと暗澹たる思い。今後は逆説的な意味で興味深い観察対象程度に見ていくが、コロナ禍はこのように多くの人に見切りを付ける(付けられているかもしれないが)ことにも繋がってしまった。

◆17日に、来月出る「重賞ゲッツ下巻」の最後の赤入れを担当に渡して、なんとか終了した。実家解体準備と並行しながらの作業だったので、かなり掛かってしまったが、とりあえず肩の荷が下りた。このシリーズは、来年ダート路線が激変するので、この下巻をもって最後となる。次はまた別のことを考えないと。

◆土曜の府中は降っても午前中小雨、そして日曜は曇り時々晴れの見込み。なんとかオークス、ダービーは良いコンディションで走らせてあげたいものだ。
 週末の予定。

*YouTubeチャンネルは今日(金曜)夜にアップ。大スポの松浪さんをゲストにオークス展望です。

*ラジオ日本は今週末まで土曜の13時から14時半の担当です。

*競馬予想TVに出演あります。来週のダービーも出ます。6月は未定ですが、安田記念は出ません。

*オークス当日は亀谷氏の競馬サロンに呼ばれました。

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2023年5月17日 (水)

5月13,14日の競馬

 先週末もまた雨に祟られた。もう春の東京も折り返しに差しかかろうとしているが、五月晴れの下でのレースは1回くらいか。
 土曜はバス停から競馬場へ向けて歩いている時にポツポツ来て、まもなく傘を差そうかというくらいに強くなったが、そのあとまた弱まったが止むには至らず。そんな感じでずっとぐずつき、メイン前には本降りに。風向きは午前と午後で真逆に入れ替わった。そこそこ強めだったが、ここ2週の土曜に比べれば。

 

 自分は気付かなかったのだが、京都ハイジャンプで珍しいことがあったようだ。本馬場入場の際に、間違えてダートへ誘導されてしまったとのこと。ぜひリアルタイムで見たかった・・・。ゴール前の2頭の攻防は見応えあったが、3頭が完走できなかったのは残念。

 

 ラジオは東京7R~9Rを担当。7Rは本命の人気薄ソムリエが、前には離されたが3着に健闘してくれた。7Rは本命ルージュカルミアが勝ったが、ダイバリオンとの1点にしたのでダメ。9Rは本命ロードオルデンが、持ったまま直線先頭に並びかけるかの勢いで入ってきたものの、そこから持ったまま下がっていった。大外枠から終始外を回られたため、距離ロス大でガス欠・・・という感じ。 

 

 メインの京王杯SCは下へ降りてスタンド前での観戦。レースギリギリまで屋根の下に居て、ゲートが開くとともに出て行って傘を差さずに1分20秒。2着ウインマーベルを敢えて切ったので、当たったのは本命レッドモンレーヴと対抗ダディーズビビッドのワイドのみ。レッドの横山和騎手の、外へ持ち出すタイミングは絶好。蛯名正義厩舎は重賞初勝利を飾った。なお掲示板に挙がった5頭の内、2着ウインマーベル以外はここまで重賞を勝った経験の無い馬が占めた。

 

 その後お台場へ移動。道すがら、この日で最も勝負レースと見ていた新潟最終の本命エコログロリアスが大敗、そしてそれに次ぐ自信(複軸として)のあった東京12Rのサトミノマロンが4着だったことを知る。
 
 日曜の府中は、未明に一度ザッと降ったようで、そのあとはどんよりしていたが、またしても昼前から小雨、そして10R前からは本降りに。それでも芝では時計に影響は出ていなかった。
 この日は東京競馬場で観戦。雨空でも、ソダシの出走を筆頭に、役者が揃ったヴィクトリアMとあってかなりの混みようだった。そしてざっと見たところ、7割は30代以下ではなかったか。

 

 東京6Rはキタサンドーシンが頑張ってくれて、予想TVの狙い目はささやかに当たる。もう少しつくかと思ったが・・・。
 ヴィクトリアMは、本命ナミュールがレーンの斜行により一番大きな不利を受けてしまう。そのあとはスムーズに見えたし、直線も前が空いていたので、何もなくても3着までだったかとは思うが、繊細な牝馬が大きくリズムを崩すと、その時点でメンタルが揺れてしまい、競走に集中することはできなかったのかもしれない。
 勝ったソングラインは、去年に道中2度もこのレースで大きな不利を受けていた馬。安田記念でその雪辱はしていたが、1年越しでヴィクトリアMもしっかりモノにしていった。左回りワンターンの適性の高さと、硬い馬場ではなかったことも味方しただろう。
 なおソダシもソングラインも次走安田記念と発表された。

 

 ソダシが2着に来たので、払い戻し機の前には長蛇の列。ライトファンや、競馬ファンより先にソダシファンになった人たちは、PATにはまだ入っていないだろうし、現金での購買となるのだろう。ただ場内の券売機は確実に減らされていて、つまりは払い戻し機もますます減らされていくことになる。聞いた話だが、東京競馬場も2,3年のうちに、ほんの一部を除いてキャッシュレス販売にするという噂も。

 

 終わってからは、府中の某中華料理店でライター氏や編集氏と打ち上げ夕飯。そこへ、かつてはライターで今は某冠号馬の馬係を務めているK氏とたまたま遭遇。私は7,8年ぶり?の邂逅。今回に限らず、GⅠ当日競馬場周りでは、こういった何年ぶりかに誰かと出くわすということが珍しくない。

 

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2023年5月12日 (金)

雑記

5月中旬だというのに、窓にかなりの量の結露。今春は昼夜の気温差が大きすぎる。晴れれば初夏のような暑さだし、薫風と表現されるような気候を味わうことがなかなかできない。

 地震も多くなってきた。あまり報道されていないが、石川県の地震の数時間前に、トンガでМ7クラスの大きな地震があった。前にも何回か書いたけれど、南太平洋の巨大地震の後に、東アジアで中規模以上の地震が連動する例は本当に多い。
 関東での先日の地震は、多摩地区は路盤が硬いから揺れなかったのか、いや自分が鈍感だからだと思うが、全く気付かなかった。

◆ツイッターにも書いたが、5月4日は国立駅の旧駅舎で催されていた忌野清志郎の追悼企画に行ってきた。
この日は初夏の陽気。少し早めに着いたからといって、散歩するのもためらう暑さで、ならば「国立と言えば」のロージナ茶房で時間を潰そうと覗いたら、同様の目的と思われる同年代か少し上の初老の人たちで満席状態、断念。

 ならばと、腹も減っていたので、そのすぐ先にある中華料理店「香來」へ。実はチャーハンの美味しさで、地元民にとって知る人ぞ知るお店だったのだが、自分はこれまで行く機会がなかった。思わぬチャンス到来も、暑くてチャーハンを食べる感じではなかったので、今年最初の冷やし中華をオーダー。
ごまだれではなく酢のタイプで、どちらも好きだが今日の暑さならやはり酢は嬉しい。「これでいいんだよ」的なオーソドックスな具と、酸っぱすぎず緩すぎずの酢、なにより麺の太さと腰。大満足だった。

◆前にも書いたように、9日に解体業者の社長さんと近所の挨拶回りをしてきて、その際、自分の前職のインタビュー精神?が発動してしまい、いろいろお話を伺ったのだが、解体業界も今は人手不足が逼迫していて、外国人労働者がいないと成立しづらくなっているとのこと。しかしこれはこの業界に限らず、近未来の日本のすべての分野において確実に覆い被さってくる問題である。競馬界でも各職種において、成り手不足の声が聞こえてくる。
ITで補えない分野は実にたくさんあり、日本人が今の生活環境(自然環境という意味ではなく)を維持できると思っては大間違いなのだろう。
 物事の優先順位も解さない人たちが政治を牛耳っている以上、日本はまた大きく出遅れることになるわけだ。

◆田舎だからこそ自分の老父は、急遽空きが出た特別養護老人ホームに入れて、最後の2年半を過ごすことができたけれど、これが東京住まいだったらまず無理だった。入る前の1年半はヘルパーさんと連携を密にして通い介護をしたが、気力体力的にとても続くものではないと思い始めた矢先で、運が良かったと言えば良かったのだ(急遽空きが出たということは、他の方にご不幸があったということなのだが、そこは分かった上で)。

 と同時に、今度は自分の身に引き寄せると言い知れない不安が湧いてくる。とても東京で老人ホームに入れるだけの経済力はないし、また特養に入るほど体にダメージが出ているのを想像するのも怖い。結局、いかに健康を維持するか・・・というより、肉体の衰えの傾斜を緩くするかが、この後の人生のカギを握るのだろう。

それにしても、自分がとうとう清志郎の享年を上回ったことに愕然。

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2023年5月10日 (水)

久しぶりの更新です

 このところ、公私ともになかなかキツい展開が続いていたが、ようやく落ち着いた。といっても、キツイと感じたのは自分のキャパシティが小さいからであって、皆さんはもっと多忙な日々を送っておられることを思えば情けない限りなのだが、まあ自分の能力なので仕方ない。

そんなわけでそろそろ、このブログも再開していこうかと。頼まれたわけでもリクエストがあったわけでもなく、フェイドアウトも正直考えたのだけど、即時性はあってもツイッターでは文字数制限がやはり不満。誰のためでもなく自分のためにブログはあっていいと、改めて思い返した。

 公私の「公」の方は、例の「重賞ゲッツ」の下半期篇の制作作業だった。5月10日現在はゲラに赤を入れている最中だ。
 そして「私」はというと、ツイッターでも何回かつぶやいたが、住む人の無くなった実家の解体の前準備。上ものだけ所有で、地面は借地であり、住まない場合は更地にして返却する契約だったのだ。
 亡父が大工をやっていたので、住居だけでなく兼・作業小屋のガレージや物置もあり、そこからなんとも処分に困る薬剤(ニスや錆止めなど)が次々と登場してきてほとほと困った。しかも実家までは片道3時間かかるので、行けば昼間が全部潰れる。何度朝6時すぎの電車に乗ったことか。

 さらにいろいろな解約や役所関係の書類の提出、業者との契約など細かい事務関係、近所への挨拶回りなどの雑務が今月9日で終了。いよいよ解体工事に入ることになった。

 これまで作業日程を消化することに精一杯で、淡々とこなしていたのだけど、さすがに解体前最後の来訪となった先日は感慨も湧いてきた。だが冷静に思い起こすと、自分が今度壊す家に住んでいたのは、17歳から21歳までの5年間に過ぎなかったのだ。むしろその前に住んでいた長屋の方が自分の人格形成期に当たっていたという点では大きいのだけど、残念ながらそこを引き払った時のことは全く記憶に残っていない。ただ、カツトップエースがダービーを勝って2冠を達成したすぐ後に引っ越したことだけは覚えている(笑)。

 まあ、大工だった亡父が自分で建てた家だから、本人がこの世から消えて家も消えるというのは、ある意味ちょうど区切りにはなるのかもしれない。

 さて競馬については、今週末以降書いていくことにする。あまりにも空きすぎて、書いていなかった間のことは思い出すのも面倒くさい(苦笑)。今週中にもう1度更新できるかもしれないが、できない可能性もあるので、週末の予定を。

★競馬予想TVは当初出る予定はなかったのですが、急遽出ることになりました。
★ラジオ日本は土曜の13時から14時半あたりを担当。来週まではこの時間帯です。
★YouTubeチャンネルは金曜夜にヴィクトリアM篇。ゲストは「やーしゅん」ことパドック解説のホープ・鈴木俊也さんです。

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2023年4月21日 (金)

短く告知だけです

ちょっと文章を書く時間や体力がないので、告知だけです。すみません。

★ラジオ日本の担当時間帯は、今週からオークス週までは土曜午後前半・13時過ぎから14時半までです。
★競馬予想TV、次は天皇賞週に出ます。
★YouTubeチャンネルは来週天皇賞の展望回、アンカツさんがゲストです。

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2023年4月13日 (木)

4月8,9日の競馬

 体調を崩したり、訃報が相次いだりという状況に加え、新刊執筆が折り返し点、さらに相変わらず週1,2回の実家帰りで、ブログの間がかなり空いてしまった。
 体調不良は、熱も咳もないのだが鼻水だけが出て(花粉症でもあるのだけど)、またとにかく体に力が入らず、だるさが強く食欲もないという症状だった。治りそうになってまた元に戻るという繰り返しで、結局10日間近くかかってしまった。4月6日の夜に、突然「あ、ギアが嵌ったな」という感覚があって、そこからはひと晩で完全復活。おそらくは、実家の片づけによる疲労に付け込まれて、鼻風邪のようなウイルスに罹ってしまったのだろう。本当に無理がきかない年代になってしまったのだと情けなくなる。まだしばらくは忙しい日々が続く。

 先週土曜、完全に葉桜となった中山へ。雨の影響が馬場に残っていて、やはり外差し気味の芝。
 到着したばかりの5Rでかなり珍しい事象がおきた。同一馬主の2頭が、共にパドック(馬道移動中?)に落鉄して蹄鉄打ち換えを行い、遅れて2頭で馬場に出てきたのだ。何となく微笑ましい光景だった。
 
 馬券的には狙った馬は来てもヒモが抜けるレースばかりでほとほと参った。
ラジオ担当の10R以降も、ヨシノイースターは勝っても2,3着抜け、ニュージーランドTは本命モリアーナが最後に力尽き、12Rは穴馬として推したセオリーリターンは来たがロジヴィクトリアが届かず4着まで。
 ニュージーランドTのエエヤンはなかなか強い勝ち方。この走りが東京でできるか。

 日曜。翌日にまた実家に戻る用事があるので、体力温存のため自宅競馬。桜花賞のリバティアイランド、あの位置ではさすがに観念したが、よく届いたものだ。残る不安は小回りコースくらいか。距離については、もちろん不安は残るけれど、では他に逆転できるほどの背景を持っている馬が現時点でいるかとなると、厳しい気もしないではない。ただオークスでは逆転できる馬を無理にでも探す(つもりだ。あっさり白旗もありえるが)。

 その桜花賞、川田騎手に装着したカメラが大好評。画面に酔いそうになることを除けば私もとても楽しめた。本当にいつもこんなにレース中静かなのかは疑問の残るところだが(笑)、個人的には芝でもこれほどキックバックがある(もちろん開催末期の上に、前の日まで雨の影響が残っていた馬場ということはあるが)ことには驚いた。そういえば安田記念だったか、グランアレグリア
に乗った池添騎手の顔面に土塊が当たって腫れていたこともあったな。騎手も大変だが、馬に当たればほぼ戦意喪失だろう。謎の大敗の原因などは案外こんなことにあるのかもしれない。
 あとはダートでの映像も見てみたいが、年末までJRAのダートGⅠはない・・・。JRAが協力して、帝王賞あたりでやってみてはもらえないか?

 あとは先週、売り上げの低下が少し気になる。4月1周目は阪神だけ下がっていたが、今週は中山も阪神も前年同週を下回った。日曜中山は76%。福島は100を超えたが・・・。そろそろ経済状況が出始めているのかもしれない。

今週末の予定です。
★ラジオ日本の担当時間帯は土曜午後14時半から最終まで。
★競馬予想TV、次は天皇賞週に出ます。
★YouTubeチャンネルは皐月賞展望、高柳さんがゲストです。

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2023年3月30日 (木)

3月25,26日の競馬

先週土曜は中山と中京が雨。とくに中山の雨は強かった。移動時間帯には風がほとんどなかったので、足元が濡れるようなことがなかったのは幸い。
 この雨なので、来場者は少ないかと思っていたが、雨でスタンド内に人が集中することを差し引いてもかなりの密度だった。鈍い私はそれがなぜなのか分からなかったが、タイトルホルダーとアスクビクターモアの菊花賞馬対決があったからと気づくまで数分かかった。さらにパドックにカメラを担いだ人が多かったのは、まだ数少ない関東への参戦となった今村騎手を撮影するためだったのだろう。

 中山8Rのハローサブリナ本命配信で久々に暖かい気分でラジオへ。10Rの伏竜Sは見応えがあった。浦和から参戦のヒーローコールが向こう正面すぎから動いて、ミトノオーを掴まえにいくが、ミトノオーはこれを一蹴、さらに速めて逃げ切る。勝ち馬はもちろん、ヒーローコールもゴール前まで踏ん張り3着は相当の器。

 日経賞はまるでGⅠのようなスタート前の盛り上がり、拍手、大歓声。タイトルホルダーの鮮やかな復活劇に満場が湧く。私は土曜のラジオ担当なので、こうした感動の声はオジュウチョウサンのJGⅠくらいしか放送内では経験がないし、これだけのメンバーがぶつかるレースを担当したのも初めて。
タイトルホルダー、立ち直りにはまだ時間が掛かると思って△に留めてしまったのは恥ずかしい。本命ボッケリーニは頑張って2着を取り切った。浜中騎手には翌日も本命を打っている。

12Rは全くの空振りも2勝1敗ならマズマズ。ちなみにラジオ日本スタッフが指摘してくれたのだが、この日の中山は全レースで3連単が万馬券になったとのこと。確かにありそうでない事例だと思う。どなたか調べて(笑)。

ここからお台場へ向かい競馬予想TV。帰宅後は予想原稿を書きつつドバイを観戦。ドバイターフのイクイノックスが勝つのは当然としても、逃げ切りは意外だったが、ルメールの乾坤一擲の手綱。
そして勝つまでは難しいかと思っていたワールドカップでのウシュバテソーロの追い込み、これはまさにステイゴールド→オルフェーヴルの血。環境変化に動じないどころか、却ってアドレナリンが出るかのようなメンタル、そしてディクタスの爆発力だ。とうとうドバイのダートで日本生産馬が勝利。またしても日本競馬にモニュメントが刻まれた。

 日曜の高松宮記念は、土曜の中京よりさらに悪化した馬場で行われた。幸運にも、おおよその馬場の傾向や伸びどころの読みは合っていたので、馬券に結びつけることができたが、ファストフォースが勝ち切ったのは少々驚いた。無理にナムラクレア頭の馬単にしなくて大正解。ファストフォースの母方は昭和40~50年代の血が集まっていて、ひと雨降ればこんな馬場になっていた時代に栄えていた背景がプラスに…と考えるのもそう外れていない気がする。
 なおこの日は、ダートが悪くなりすぎて却って時計がかかるという現象が。

 翌月曜は実家に戻って残置物整理、ホテルに一泊して火曜は朝から廃材処分。大工の家だったので材木はうんざりするほど貯めてあり、年月を経て廃材となったものを業者のトラックへ運ぶ作業。男性3名で3時間半かかった。これらはバイオマス業者に渡って加工され、燃料となるのだそうだ。雨が降らなかったのはもちろん、晴れて日に照らされる中での作業にならなかったのも体力的には助かった。ただし翌日は猛烈な筋肉痛でダウン。

今週末の予定です。
★ラジオ日本の担当時間帯は土曜午後14時半から最終まで。
★競馬予想TV、4月は桜花賞週と天皇賞週のオファーをもらいました。
★YouTubeチャンネルは大阪杯の展望を公開します。来週頭には桜花賞の血統採点です。

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2023年3月22日 (水)

3月17日から19日まで

先週は13日に帰省、15日は税務署、16日はYouTubeチャンネル撮影、17日は東京女子医大病院で定期健診。
 金曜の通院途中にスト決行決定の報。情報収集に慌ただしかったが、バタバタするこちらを嘲笑うかのように、状況は刻々と動いた。外部からは意外だった全馬労の急な妥結がおそらく後押しとなって、JRAが非組合員を動員しての開催を決断というニュースには、病院でも声が出そうになるほど驚いたが、考えてみればこれはストライキに対抗して、雇用者側が昔からよく採る策で、他の業界では普通にある。これまでの競馬でのストでは無かっただけだ。JRAが酷いことをしたという声も多かったが、そうではないということは言っておく。あと、組合が当初から一枚岩ではなかったという声も多々聞こえてきた(あくまで声である)。
 いろいろ書きたいことはあるが、現時点での概略と軽い考察は来月発売の月刊競馬の天才に書いた。その後状況は変わっていくかもしれないが、とりあえず3月21日時点の見解を書いた。ただ1ページしかないので、かなり端折っていることはお詫びしたい。
この問題は、もちろん労働者の経済状況改善は大事なことだし、調教師、馬主、JRA、もちろん厩務員とどの立場にも言い分はあるけれど、解決するにはどうするかと辿っていくと、日本競馬の適正規模の問題にも辿り着くように思える。私がいうまでもなく簡単な話ではない。
 
 土曜は珍しく大雨の中を競馬場へ。馬場は刻々と悪化。ただ風がなかったので、寒さはそれほどでもなかった。
 ラジオ担当は7,8,9R。7Rは前日他界したガルボの産駒ロイヤルダンス、かなり使い込んだハードなローテながら、我慢してギリギリ逃げ切った。2着にもハーツクライ産駒だから、遺された産駒同士のワンツーに。競馬は時にできすぎたような筋書きが現実となる。
 的中したのは8Rのみ。9Rはタテ目を食らった。
 10R以降下に降りてからはかなり気温が下がってきて、焼酎のお湯割りで暖を取る。競馬予想TVを見ているという銀だこのお兄ちゃんに「明日のディープボンド勝ちますかね」と訊かれたので、「今年はちょっと厳しいのでは」と答えておく。結果的に正解で安心(笑)。
 韓国馬事会杯は取れたが、それ以外はボロボロの一日。

 日曜は在宅競馬、久々に好調で、土曜の穴が埋まってお釣りが来た。
中山芝は乾きが想定より遅れた。スプリングSは馬場がこたえていたように見えた馬も何頭かいた。馬場を思えばグラニットがハイペースの逃げ。後方でタメた馬が切れるコンディションでもなく、縦長の好位から長く脚を使ったベラジオオペラが完勝。乾いた馬場ならマイルが一番強そうな印象を受けた。

★今週からラジオ日本の担当時間帯が後半に移動。土曜午後14時半から最終までとなります。★競馬予想TVは出番あります。4月がいつになるかは未定です。
★YouTubeチャンネルは高松宮記念の展望を公開します。

 

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