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2010年11月 4日 (木)

イレギュラーづくめの土曜

今更ながらキャンドルジュンを週刊誌で見た。キャンドルは甘い。ジュンも甘い。でもキャンドルジュンは怖い。ダダのようなタトゥーを見るにつけ、私は広末涼子がなぜいつも、線が一本切れたような男にばかり惹かれるのか、その業の深さを思う。西原理恵子いうところの高知女の因果なのか。それとも実は広末自身はとても常識的な人間であるがゆえに、芸術とか狂気とかに憧れて、あのような趣味になっていたり、奇行を繰り返す時期があったりしたのかと思いを巡らす。それにしてもいったい、私は忙しいのに何を書いているのだろうか。

 気を揉んだ先週末の競馬も、なんとか終了した。実は日曜中止なら天皇賞のみ1週延期、投票やり直しという措置が取られるはず(その際のアルゼンチンは6日土曜開催説と日曜ダブル重賞説と2つあり)になっていたのだが、そんなことにならず本当に良かった。馬のコンディションを考えれば、売り上げには目を瞑って月曜天皇賞の方がまだマシだとは思う。

しかし昭和40年代から50年代は、厩務員ストで毎年のように春の日程が荒らされていたころは、皐月賞や春天が平気で1週や2週ずらされるという信じられないことがたまに起きていた。記憶に間違いがなければ、昭和49年は皐月賞が2週延ばされて5月3日(それでもキタノカチドキは勝ったが)、そしてなんと同じ日に、今で言う青葉賞の位置づけだったNHK杯を行って、さらに中1日おいて天皇賞が4月29日からずれて5日に施行(それでもタケホープは勝ったが)されていたはずだ。トウショウボーイが勝った51年の皐月賞も1週ずれて東京の開幕週になっていた。

 そんなわけで土曜は東京の開催が中止。しかしラジオ日本は予定通りの放送なので、いつものスケジュールで競馬場入り。なおスタジオ入り直前に、月曜の代替を放送することが決定。出演のブッキングがあった。

土曜は京都10R以降と福島メインのパドック解説と予想、レース回顧を担当するというイレギュラーな内容。京都は高額条件や重賞なので、各馬何となくイメージのある馬ばかりで助かった。福島メインの馬連3連単を▲◎○、京都10Rの中穴馬連馬単を◎△で的中できてまずまず。

 この時点では、ほぼ日曜の競馬は大丈夫という見通しになっており、それほど現場にも緊迫感はなかった。

 お台場へ着くと風雨が酷かった。東京の台風のピークの時間帯はこのあたりか。傘が壊されそうだったので、すぼめながらヨロヨロと歩いてきたためにかなり濡れてしまった。路上に打ち捨てられた傘を何本も見かけたが、車道に飛ばされて行って結構危ない。

 ほうほうの体でフジテレビ入り。競馬予想TVは天皇賞。ブエナビスタ完全無欠も、ここに本命を打っても需要上仕方ないので、馬場が乾くとみてアーネストリーの方に二重丸。狙い目は福島メインのロードバロック。

 先週の菊花賞で一部穴党に注目されていたシルクオールディーが、レース中に屈腱炎を発症し、引退していたことが判明(シルクの会員氏から聞いた)。新聞等にもこういう事実は、よほどのオープン馬でない限りは報道されない。また競走中止に繋がったケガは公式には出ても、入線後に判明したケガも大半は公表されないまま休養に入ってしまう。レースの敗因などを掴む上でも、野球の故障者リストならぬ故障馬リストというのは公式に発表してくれると助かるのだが。全馬というのは大変かもしれないけれど、高額条件くらいは、なんとか。

そう言えばセイウンワンダーにも故障が判明した。

 帰宅は日付が変わる直前。府中の夜空は雲が切れて、一部星が見えていた。

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