26日・日曜
有馬記念当日、東京競馬場は思ったほど人は入らず。だが画面で見る中山の賑わいはさすがグランプリと思わせた。
有馬の売り上げが前年比を下回ったのはショックだが、競馬人口は必ずしも激減しているわけではない。購入単価の低下が止まらないだけ。この状況下で、競馬に回してくれるお金を何とか確保し続けてもらえるよう、手を尽くしていかなければならない。5重勝なんてものはどうでもいいのだが、とにかくお金を回せる馬券の買い方が今は重要なのだろう。
肝腎の有馬記念。スローの割にレース内容はソコソコ締まっていたし、見ていても面白いレースだった。ブエナビスタの底力は凄いものだが、考えてみるとこの馬、緩みない流れだと2着完敗、スローで急坂ないコースで勝ち、スローで急坂あるコースだと2着惜敗と、実に分かりやすい馬である。
上位3着までを外国人騎手が占めたが、こうもたびたび人気薄まで持ってこられては、一概に馬が揃っているからだけとは言えまい。貪欲に勝ちに行く姿勢(これがラフプレーにつながるのだが)、そして早めに動いてもたせる技術はやはり日本人騎手を凌ぐ。
日本の騎手たちがマスコミで彼らの粗暴な騎乗ぶりを非難している気持ちは分かるが、それ以前に見習ってほしい点も多い。いつも同じ騎乗で馬の個性をつぶしたり、スローなのに後ろから行くことを繰り返し、脚を余してファンを白けさせている責任の大きさも自覚すべき。
とかく、今の騎手は折り合いを重視しすぎる。何でもかんでも脚をタメさせてしまうから、個性的な馬が出てこないし能力の芽を摘んでしまう。
馬券の方は、勝つ可能性があるのはエイシン、ルーラー、ヴィクトワールの3頭に絞った。
まずこの3頭の単勝、そして2着にブエナをつけた馬単をそれぞれまとめて買い、馬連はブエナを外した馬券のみ、3連単もブエナを2,3着に置いた買い方にして、トゥザグローリーも入れたのだけれど、3連単の買い目が増えすぎたので、3頭の中でオッズ的に1着でも低くなるヴィクトワールを2着3着に回してしまった。
結局3連単は自分からハズレに行ったようなものになってしまったが、馬単と単勝で何とか元を取るという締まらない結果。それでも当たれば良しのグランプリ。
悶絶はアンコールS。○サンダルフォン、▲アーバンストリート、△ヤマカツマリリンの予想なのに、頭にサンダルを塗ってない。直近の1200m戦と同じく、サクラバクシンオーとグラスワンダー産駒同士で決まったというのに・・・・。マイルCSと同じく自分を10回は殴っておいた(涙)。これが今年の中央での馬券納め。今年を象徴する終わり方だった。
ということでおそらく年内の更新はこれで最後です。今年も駄文にお付き合いくださりありがとうございました。
正月ですが、
1月4日は競馬予想TV 金杯スペシャルに出演します。ただし放送時刻は30分遅くなって20時半からです。
それからラジオ日本は、8日土曜については通常通り。
また10日月曜ですが、JRAのHPでは通常の放送時刻として発表されていますがこれは間違いです。この日は全国高校サッカー決勝のため、ラジオ日本の中継は1時50分で一度終了します。私の出番は12時45分から1時50分までとなります。
そして番組は4時に再開。30分間、当日のダイジェストを放送します。お間違えのないように。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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