役に立つかは知らないけれど
震災から半月以上を経た。懸念しているのは、そろそろ被災地ではなかった地域の関東圏の人々に、節約疲れ、募金疲れというか、嫌な表現だが「飽き」が出てくることだ。(その兆候は少し見えてきている)
被災地の人たちが、悪夢を忘れたいと思う気持ちはよく分かるけれど、被災地でなかった地域の人たちは、むしろ忘れてはならないと思う。
今週のブックで池山さんがコラムに書いていたけれど、阪神淡路大震災の時は、2ヶ月後にオウム事件が起きて世間の関心がそちらへ移ってしまい、復興の二の矢に充てるべき時期の募金がなかなか集まらなかったそうだ。今回はさらに被害も甚大であり、継続的な支援が一層必要である。一度募金したからもういいではなく、許す限りは微々たるものでもいいので続けていかないと、真の復興へは繋がらないだろう。
さらに、防災意識という意味では、関東圏、あるいは関西圏も含めて地震への警戒心、恐怖心が薄れてきて、いつの間にか3.11以前の日常に戻ってしまうことも憂慮される。今回のような海溝型巨大地震の場合、最大余震は2カ月3カ月後に来ることも「珍しくない」のだとか。
なお11日の15時前後に起きた、茨城県沖を震源とする地震を、余震扱いをしている人もいるけれど、あれは三陸沖と同一断層上に繋がって引き起こされた別の地震だろう。そういう見方をしている専門家の方が多いくらいなのだが、一部には余震と報道しているところもある。これは実は意外と大事な問題だと思うのだが。
この2週間見聞きした報道や情報から、印象に残ったもの、あるいは個人的に気がついたことを列挙していく。だけど頭に残っているのは自分が住んでいる都市部に関してのことだけなので、そこは予めおことわりを。(たとえば津波のことなどは全く考えてないです)
●震度7、あるいは6強といった、立っていられないほどの揺れは、
実際には10秒前後なのだそうだ。М9クラスの今回でもそうだったのだから、
まずそれを超えて続くことはないと考えていいとのこと。
もちろん、突然揺れがやってきたことへの恐怖感から、実感としては1分も2分も続いているような気はするそうなのだが、もし今後大きな地震に襲われても、最大の恐怖は10秒我慢すれば過ぎるという前知識があれば、心持ちはだいぶ違ってくるだろう。
その激震、烈震の揺れのあと、震度4くらいの揺れが今回は2~3分も異様に長く続いたそうだが、この震度なら歩いて逃げることはできる。揺れのピーク時は何としても頭を守り、家具の傍から身を離して、動けるようになったら退避経路の確保。火を消したりブレーカーを落としたりするのもこの時点でするといいそうだ。
ちなみに今回の地震で、美浦は震度4から6弱、府中は震度3から震度5弱に修正された。そうだろう、あの地面をローリングしているかのような揺れで震度3の訳がないとずっと思っていた。
●屋外に居る時は、看板やガラス、切れた電線などが最大の敵。特にガラスは恐ろしいとのこと。これは大きな揺れの直後いきなり降ってくるそうなので、普段から道を歩く時は、歩道でも車道寄りの側にした方がいいかもしれない。そしてカバンでも本でも何でもいいから、頭を守ること。その際は手首の内側を耳に付けるようにして抱えると、首の動脈も守れるそうだ。
●以前、クジラの打ち上げを書いた時は、大震災の3日前に起きた、宮城県沖を震源としたМ7の地震の予兆だと思っていたら、なんとこれがただの前震に過ぎなかったとは。それにしても、ここまでくればもう動物の異常行動を偶然と片づけることはできないだろう。国家レベルで真剣に研究すべき課題と思われる。
●車に乗っていて、譲り合いをするときにパッシングライトを点滅させることは
多いけれど、それよりも手の動きで譲りの意志や感謝を示した方がいいそうだ。
パッシングにはこちらが行きますよ、という意味の地域(や解釈の人)
もあるとのこと。
時として解釈の違いから接触事故に繋がることがあるんだそうだ。
計画停電中注意。
●節電のために、照明をこまめに消そう・・とはよく言われるけれど、
蛍光灯については、あまり頻繁に点滅を繰り返すと逆効果というのは
よく知られている。
では消した方がいいか、点けっぱなしの方がいいか、
その判断をする目安はというと、15分なのだそうだ。
15分以内部屋を空ける程度なら、むしろ消さないで点けておいた方が
消費電力は小さくて済むとのこと。
あと、電車は起動するときに大きな電力を消費するそうだから、
各駅停車の本数を減らすっていうのも手だと思った。
もちろんそうしているんだろうけれど。
●ドライヤーは消費電力がけっこう掛かるそうなので、ロングヘアーの女性はこの機会にショートにしてみるといいのでは(苦笑)。
●都内の某大型デパートは、終業を1時間繰り上げて、照明を半分にしたら、2週間で1300世帯1日分の電力を節約できたそうだ。
●緊急地震速報には、いろいろ文句付けてる人もいるようだけど、外れたら安心すればいいだけ、やはりあった方がいい。ただ、地上波デジタルは実際に出された時刻より3秒から4秒遅れていることは覚えておきたい。アナログならほぼオンタイムなのだが・・・。
あとラジコでは速報が出ないそうだ。地震速報のことだけを考えると、ラジオはなるべく受信機から聞いた方がいいようだ。
●避難場所の光景が映し出されるたびに思うのだけど、許されるなら発泡スチロール板を被災地に送ることができないか。床に敷くだけでもだいぶ寒さを凌げる。
双葉町民の避難所がさいたまスーパーアリーナから加須市の高校の体育館に移ったということで、その設営模様が報道されていたけれど、木の床の上に直に畳を敷いただけだった。これだと柔道場や剣道場みたいなもので、この季節はまだかなり冷たい。発泡スチロール、それが無理ならせめて段ボールをその上に敷き詰めるわけにはいかないのだろうか。
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