25日から29日
気になる新聞報道2つ。
●気象庁発表で、3月11日の本震のあと30分以内に起きた震度5以上の地震の数が2回から8回へと、大幅に修正された。そのうち1回は伊豆で起きたもので、余震ではなくて誘発地震。東京での揺れは、この伊豆の地震によるものもかなりあったようだ。
異常に長く揺れていたのは、いくつかの地震が連続発生して繋がったためだったのだが、伊豆発生のものも含まれていたとは。
●インフルエンザウイルスが変異したとしか思えないということは、2月にここでも書いたけれど、やはりそうだった。そりゃそうだろう。私を含めあれだけ予防接種をした人たちが感染しているのだから、オカシイともっと早く気付くべきだった。新しいワクチンはこの冬間に合うか?
続いてこの1週間に見聞きしたメディアから。
●昭和三陸地震の取材ドキュメント。当時、地震の1週間ほど前から、三陸沖では漁師も気味が悪くなるほどの大漁が続いていたとのこと。
前にも書いたけれど、動物の異常行動は迷信や根拠なしで片付けず、本格的に研究した方が良い。いろいろな大学や機関の地震研のHPも見ているけれど、同じ地質学の中でも、どうやら学閥?による説の違いというものがこの学界にもあるようだし、また自然現象との因果関係を完全に否定してしまっているものもあった。
否定するのではなく、「自分の専門外だから分からない」とするのが正しい姿勢だと思うし、むしろ生物学の分野とも連携していこうという前向きな方向も求められる。古くから言われている地震雲ももしかしたら根拠のあるものかもしれないし(関西のテレビ番組では、強い地磁気から地震雲を作る実験をして、その証明をしたものがあったようだ)、それぞれの学説に固執することなく、メカニズム解明を目指して頂きたい。
地震予知は可能性がゼロに等しく、意味がないからお金を注ぐのをやめるべきという意見もあるようだが、それは短絡的にすぎる。予知の研究の副産物としていろいろなことが分かってきているのは事実だし、精度が落ちたとはいえ緊急地震速報は確実にある程度の命を救うことに繋がる。
●今週号の週刊競馬ブック、読者投稿欄「本質を見極めて」と題された投稿に心底納得。ここ何年かたまに書いてきたが、競馬でもなんでも、「目に見えないもののちから」を軽んじてきたツケが、今回ってきているように思える。
●やはり競馬関係で一番驚いたというか、かねてからその噂はあったのだが、メジロ牧場撤退は残念のひとこと。
私が競馬を知った頃は、メジロアサマ、メジロムサシが大活躍していて、彼らは初めて知った「強い馬」の代表格でもあった。あのペパーミントグリーンの勝負服は、いつも大レースを彩っていた。
借金が無かったというのは不幸中の幸いだったと思うが・・・。また発表された週がメジロの代名詞だった天皇賞で、メジロマックィーンがCMでフィーチュアされているとうのも、寂しさを増幅している。
また、タテヤマでおなじみの辻さんも撤退なさるとのことだ。個人馬主の窮状は本当に深刻で、ますます一極集中は進むばかり。
●国会中継。アジェンダとかスキームとか、うそ寒い横文字が飛び交う。バカか。
●日によって供給可能電力に差があることはもっと周知させるべき。休日なのに29日の消費は90%に迫る時間帯があった。木曜より供給量が500万kw下がっているのがその理由。これを見ると、家庭での消費がいかに大きいかが分かる。休みだから、あるいはこのところ8割程度の消費量だからと油断してしまいがち。
それにしても、本当にこの春は気候の落差が激しすぎる。
●26日は青本締め切り。自分のサイトのメルマガも再開。仕事は幸いにもようやく平常時に戻ってきている。ただこの業界、本当に綱渡りに入ってしまった。
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