9日~12日
●9日月曜。競馬ブックの一筆啓上欄の、村上記者のコラムは、私が以前JRAのCFについて書いたことと全く同じだった(最後の10完歩篇で、字幕などを用いて支援競走や義捐金に回している試みについて告知すべき、としたもの)。こうした考えを持つ人が、発言力のある方々の中にもいると思うと、とても心強い。
●京王杯に出るはずだったエアシェイディが故障、能失で引退。新潟大賞典で競走中止したアルコセニョーラは鼻出血だったそうで、致命的なケガではなくひと安心も、繁殖入りが発表された。トレンドハンターもケガが思ったより重症で、復帰を目指さずに早い繁殖入りが決定。かわいそうなのはスプリングソング。合掌。
●ウオッカの殿堂入り発表。牝馬として64年ぶりのダービー制覇、これだけでも殿堂入りに値する。というかそれがなければちょっと厳しかったのではないだろうか。
●夏の福島代替が中山に決定。噂では東京延長濃厚という話も聞いていたのだが(電力節約の都合らしい)、中山で3か月半ぶりの開催となる。
もともと、私が競馬に慣れ親しみ始めた頃は、この時期は夏の中山開催が定番だったので、違和感はむしろ無く、懐かしい感じもする。私が初めて競馬場に行ったのも、6月末の中山での日本短波賞当日だった。また上半期の最後を飾る重賞と言えば日本経済賞の名称で行われていた日経賞がお決まりで、6月最終週か7月1週目が定番だった(嗚呼ホワイトフォンテン、グリーングラス・・・)。
それにしても、年に4週だけの短期の通いとはいえ、楽しみにしていた福島開催が当分ないのは残念でならない。
●夏模様や肌寒さが代わる代わるやってきた妙な陽気の1週間。こうなると夏の暑さがどうなるか気になるところ。
今年は節電モードで、エアコンが控えめになってくれるのは個人的にはありがたい。乳児と老人以外の熱中症の増加も、元はと言えばエアコンに浸りすぎて汗のかき方が鈍っているのも一因(そうなると水分摂取量も減るのでなお悪循環)と言われているだけに、その意味では積極的に水分を摂る本来のあるべき体のあり方になるのかも。
思えば昭和30年代末期生まれの私は、23歳までエアコンがついた部屋に住んだことがなかった(貧しかっただけとも言えるが)。日本有数の高温地帯である埼玉の内陸部とか、乳幼児、老人がいる家はともかくとして、日本の夏はあまりにもエアコンに頼りすぎてきたとように思う。
そういえば、エアコンのモードにもよるが、同じ時間つけておくとエアコン1台で扇風機10台から12台分の消費電力だそうだ。扇風機がかなりの勢いで売れているというのも頷ける話。
また、私たちにとっては商売道具であるパソコンにも節電の意識が求められる。日本マイクロソフトによると、蛍光灯のように、待機状態の長さによって、シャットダウンとスリープのどちらを使うべきかを選択するのが有効なんだそうだ。その場合は1時間半~2時間が1つの目安となる。1時間半以内使わないのならスリープを選び、2時間以上使わないのならシャットダウンするのが効果的だそうだ。
またパソコン使用中ならディスプレイの明るさを落とすのがカギ。ディスプレイは電力消費量が多いので、明るさを落とすだけで省電力につながるし目にも優しい。起動して90分間パソコンを使う想定で、省電力設定をし、ディスプレイの輝度を落とすと最大で50%前後の節電が可能になるそうだ。
これを東京電力管区内にあてはめると、仮に全Windowsパソコンに適用したとして、節電利用時で35万kWの節電が可能だという。
とにかく小さいながらも個々人で意識することが大切だ。よく、ピーク時以外の節電は無駄のように言われるけれど、産業として使っている所を鈍らせないためにも、家庭は常に節電すべきであり、しかも使用料金の節約にもつながってくるのだから、時間帯問わず意識することは決して無駄ではないだろう。
例えばウオシュレットも使う時だけ通電するようにするとかなり違うだろうし、ヘアドライヤーも、髪を短めにしたり、タオルドライをいつもより念入りにしたりするだけで使用時間を短縮できる。洗濯機の自動乾燥機能もなるべく使わない・・・などなどしていると、いかにこれまで電気を無駄に、使いたい放題使ってきたかを顧みる良い機会にもなるはずだ。
★東電が12日、メルトダウンを認めた。事故当初についていた嘘・・・というのが酷ならば、間違った姿勢がまた1つ明るみに。
★震災から2カ月。昨日は世界有数の地震の巣である南太平洋上でМ7.1が発生していたが、今日はなんとほとんど地震の起きないスペインで、М5.2と4.4の地震が同一震源で2度続いた。マグニチュードは日本人から見たら驚くに値しない数値ではあるが、深さ10キロと浅かったので揺れがけっこうあり、地震に対する備えのない国だけに倒壊家屋が日本の同規模の地震では想像できないほど出てしまい、パニック状態という報道。犠牲者も出てしまったようだ。
ただし地下の深部には大きな断層があり、実は無感地震は以前から相当数起きていた地域とのこと。それがなぜ突然浅いところで動いたのか、その理由は全く見当がつかない。もしかすると地球上のどこにも、地震から逃れられる場所はないのかも?
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