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2011年5月

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2011年5月31日 (火)

29日・ダービーデー

日曜の雨はかなりのものだった。09年のダービーの方が勢いは強かったが、あの日は雨の降り出しがお昼前くらいからであり、トータルの降水量はおそらく今年の方が多かったように思う。しかも、なぜかダービーのレース直前からウイニングランまでは勢いが弱まった09年に対し、今年は輪乗りの頃から一層強まった。たぶんダービー史上最悪馬場でのレースだったのではないだろうか。

 午前中は、個人的に理由もなく?とにかくデットーリ気に入らねえと馬券でケンカを売りまくっていたこともあって、原子炉建屋の汚染水並みにお金がダダ漏れとなったが、午後に入って馬連でソコソコ取り返せた。

 ダービーについては、観戦記を急遽サラブレに書くことになったので詳しいことはここでは触れられないけれど、道悪競馬は騎手の意識が前がかりになる分、ハイペースとなり易いということを改めて知らされた。それにしてもオルフェーヴルは強かった。皐月賞直後に感じた1強の感覚は正しかったのだが、ウインバリアシオンもベルシャザールもハナから無視していただけに致し方ない。本命ユニバーサルバンクは力を出し切った。この雨により、予想が適性重視へ傾いてしまったのは仕方ない。

 懸念していたヘリは、今年は出ておらず。杞憂に終わった。

 唯一残念だったのはリベルタス。皐月賞に続く2走連続の異常歩様。馬に大事がなさそうなのは何よりだが、連続でのこの事態はただ事ではない。次回の出走については、慎重な判断をお願いしたいものだ。ファンに迷惑がかかる。

新潟最終は配信の「参考レース」で的中。そして悔しかったのは京都最終。これも配信していたレースで、◎スペシャルロード、▲ハードダダンダン。3連単はこの2頭軸マルチも、2着のメイショウイチバンが抜けてしまったので、フォローの馬連もハズレ。あれだけ著書で「芝のメイショウオウドウの人気薄は何でもかんでも買っておけ」的なことを書いていたのにもかかわらず・・・・。89万馬券はアツいぜ。

落胆を少しカバーしてくれたのはつばさ賞。最後は川田川田の絶叫、何とかドスライスが2着に。馬連70倍近くもつくとは。

大雨でもダービーデー、場内はソコソコ盛り上がっていた。09年と違って、未明からかなりの雨が降っていたことを思えば、入場人員が大きく減ったのも仕方ないし、馬券購入額が控えられてしまったのも仕方ない。すべてはこの雨。運が悪かった。まあ運だけで片付けてはいけないのだけれど。

打ち上げは、同行したWさんがダービー3連単500円的中ということもあって焼肉。そこでも話題となったこの日のハイライト、別の同行者A氏のことをここでも語らずにはおれない。

彼はWIN5で4連勝、あとはダービーを残すのみ・・・・ところがダービーで指名していた4頭は、最も人気のあった馬でも12番人気のショウナンパルフェ・・・。他の同行者連対中から「人気馬を蹴飛ばすのは良いけれど、ラストとなるレースは当たっていることを想定して、人気馬を入れて手広く行かないと・・・・せっかくそこまでのレースで穴馬と人気馬をバランスよく絞って指名していたのに勿体なさすぎる」と叱責されまくり。

・・・と、彼のWIN5失敗を叱責しながら、ふと気付いたのだが、かくいう私は、最初の京都10Rで2着に競り負けたディアビリーヴがもし勝っていれば、初のWIN5的中を達成していたのだった。勝ったトウショウフリークを、「勝てる見込みの割には人気になりすぎ」と切り捨てて、単勝345番人気の3頭を据えてハズレ。他人のことはとやかく言えません。初っ端で権利喪失していたので、そのあと4連勝していたことを完全に忘れていました。なおさら情けない。

負け惜しみになるが、4つが1番人気で決まっても、ひと鞍でも穴目がハマれば50万くらいにはハネるということが知れたのは、次週以降の参考にはなる。人気の構成にもよるけれど、無理に1番人気馬を消しまくるのは得策ではない(もちろん切るべき1番人気も存在するが)。何千万という配当には届かないけれど、50万なら十分だ。

話戻ってA氏。実はWIN5は、まだ序曲に過ぎなかった。凄かったのは東京最終のつばさ賞、トーホウオルビスードスライスーアタマ差4着クイックリープの70万馬券の3連単を200円持っていたのだ!何と言う恐るべき予想力、かつ運の悪さなのだろうか・・。一歩間違っていれば約200万円の払い戻しになっていたわけだ!!

 もっとすごいのは、自分ならのたうちまわっていたほど悔しがっていると思うのだが、彼は全くヘラヘラと笑い話にしていたこと。よもやショックで神経が切れたわけではないと思うが(笑)。

 打ち上げの席上のもう1つの大きな話題はPOG。私の居るグループでは、毎年ダービーデーで終了。今年度はスピードリッパーら牝馬勢の活躍で、アパパネを擁した去年には遠く及ばないにしても、ポイントプラスで終えることができた。なんといっても「POG名人」として自他共に認められているT大先生より上に行けたことで満足だ(笑)。

 かくして私にとって41回目のダービーデーは終了。今年も良いレースが見られたことに感謝。

 

帰りに見かけた張り紙。府中駅前でおなじみの鯛焼き屋「鯛こうぼう」が、駅前再整備のために立ち退きを迫られ、とうとう創業40年に及んだ店を畳まなければならなくなった、という文面が雨に叩かれていた。月に一度は並んで買っていたものだ。もし移転先が見つからなければ廃業も仕方ない、とのこと。

府中市民がなじんだ駅前の街並みが変えられてしまうのか。どこの駅で降りても同じような、画一的な複合ビルが立つ風景に塗り替えられてしまうのか。

かくして「個」や「多様性」が、経済の論理により否定され次々と消えていく。

なお今週土曜のラジオ日本の出演はお休み。予想TVは出番あり。宝塚記念の出演はこの結果次第となる。よって、少々無茶な買い目を敢えて選ぶことになりそう。自分のサイトなどでの推奨馬と挙げる馬は同じ、また本命馬も同じにしますが、その他の馬の扱いについては、番組ではより人気薄の印を引き上げたりして、一発逆転を考えるケースも出てくるので、私の予想を見て下さる方々においては、その点ご了承を願いたい。

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2011年5月28日 (土)

ダービー前日のこと

只今28日夜8時。

土曜の東京は意外と雨の降り方が弱かった。足元から泥は上がらず、Cコース初日であることを差し引いても、芝の根の堅さを思い知らされる。

お昼過ぎの1400mの時計は良馬場並み、9R前の雨で一気に悪化したかと思ったのだが、目黒記念の時計は、ホクトスルタンが勝った良馬場時の、そこそこ締まったラップの勝ち時計よりも06遅いだけ。良馬場超スローの去年よりは大幅に速まった。

明日、どれくらい降るかに予想の全てが掛かる。事前予想にとっては実に悩ましい天候。京都のように問答無用の道悪と割り切れればどれだけ楽か。おまけに内目の芝にシートでも被せてくるようなことがもしあったら・・・?(しないとは思うが)

土曜から大型ターフビジョンは全面復活。このソロリソロリとした戻し具合は、絶妙というか慎重すぎというか・・・・。

土曜で最も印象に残ったのは、残念な方の出来事だった。京都5R、マールートに騎乗した和田。どうやら何のお咎めも出ていない。しかしあれは、例の小倉の黛に匹敵する「油断騎乗」に私には見えた。

和田にしては珍しく、早々に腰を上げてしまい、追い込んできた哲三にハナ差交わされて3着に落ちてしまっている。特に馬がヨレたようには見えず、前の馬もまっすぐ走っている(ように見える)。処分云々はともかく、少なくとも事情聴取くらいはすべきではないだろうか(しているかもしれないが)。

和田は諦めずに追うタイプの騎手だし、個人的にも好きなジョッキーだ。それだけに、何かあったのだと思いたいが・・・・。1番人気の馬だけに責任はより重くなるし、見ていた人も「何だアレ」と不満の声を挙げていた。

デットーリは今日から乗れる規定だったが、土曜は騎乗なし。日曜はダービーともうひと鞍以外は、小島太厩舎の馬ばかり・・・・小島師には悪いが、ちょっともったいないような気もする。いろいろな所のいろいろなタイプの馬に乗ってほしい。他にも言いたいことはあるがやめておく。

シェイクモハメド殿下の来日も決定、警備が大変らしい。

繰り返しになるが、明日のダービーは好天は見込めない。直近の悪天候のダービー、ロジユニヴァースが勝った年の出来事として、1つ憤りを感じたのが、空撮のヘリがスタート地点上空をバタバタ飛び回っていたこと。雨雲が低く垂れこめていたのでヘリの音が上空に抜けず、地上に反響してきて、会話にも難儀するほど。それはいいのだが、輪乗りしていた馬が音に驚いてかなりイラついたのだ。中には尻っぱねや、耳を絞って恐怖心をあからさまにしている馬もいて、競走に影響がなかったとは言い切れないはず。当時は最強の法則誌上などで批判しておいたが、明日はどうなるか。同様の環境になりそうなだけに、心配ではある。

追伸

ミサイル打線、ダイナマイト打線などの形容詞は知られるところだが、

阪神タイガースは前代未聞の、味方投手にダメージを与える「見殺し打線」。

おそらく最下位になるだろうが、その方が首脳陣入れ替えができて

来年以降はマシになりそう。

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2011年5月28日 (土)

いよいよ今年も

いよいよダービーウイークの開催日。府中は金曜夜半から降り始め、未明はやや強い雨だったが、午前中はどうやらそれほどは降らない感じ。金曜日中は全く降っていない。予報ほどの雨量はここまで(土曜9時半)ないですが、この後どうなるか。

入場人員や売り上げのことを思うと申し訳ないが、どうせ降るならシッカリと降って、予想しやすい馬場になってほしいと勝手に思う。その方が馬券も荒れるし・・・・・?

先週の日曜京都を見れば分かるように、主要4場の中では最も天気と馬場がリンクしているのが京都。昭和40年代は、俗に「京都の泥田圃」と言われて、少し降るともう水が浮くというのが京都の定番だった。今はそれほどではないけれど、名残はあるようだ。

それもまた問題だが、東京のように人工的に水捌けを良くしすぎるのも考えものだ。この辺はずっと書いてきたことだから繰り返さない。

後藤騎手が掛け合って、一度は中止で決定していたダービー当日昼休みの騎手紹介イベントが復活したとのこと。騎手サイドからこうした動きが出るのは実に歓迎すべきこと。しかも中止の原因が、JRA側の一部に存在する過剰な自粛推進勢力だっただけに尚更だ。

ただ、競馬の祭典とはいっても、ダービーデーだからそこはある程度の厳粛さは残してほしい。以前K1のナレーターを使って全体を軽薄にしてしまった年にも書いたけれど、全てのホースマンにとって特別な日であるということはシッカリと打ちだしてほしい。ただのお祭り騒ぎにすることのないように。

盛り上がりが例年に比べ今1つの気もするが、東京競馬場には今年も泊まり込みの列ができていた。こうしたファンがいてくれる限り、まだ競馬には魅力があることを確信する。

ダイヤモンドオンラインの世論調査に競馬ネタあり。「競馬に現在興味あり」が64.2%、「前にあったが今はなし」が23.3%、「一度も興味を持ったことがない」11.5%、分からない1%(流動的なので28日時点の数字)。意外と興味ありが多かったのでひと安心だが、項目がこれだけなので、マーケティングとしての参考にはあまりならない。特に「前にあったが今は無し」のところでもっと細かい設定を見てみたかった。もちろんJRAは既にこうしたアンケートを採っていて、外に出さないまでも細かい分析をしているのだろうが。

関東が梅雨入り。長期予報では例年並みの暑さにはなるとのことだが、梅雨入りが早かった年はそれほど暑くならない記憶がある。暑い方が儲かる業界もあるけれど、今年は節電が大命題の年だけに、ほどほどで済んでほしいもの。

先週書き忘れたが、中山では夏開催中に停電した時のシミュレーションとして、自家発電システムの作動と、電源切り替え時に想定されるトラブルを、放送マスコミと共同で行ったとのこと。突然の停電が起きた場合、ラジオではどうしても15分程度の空白ができてしまうようだ。使用量オーバーという事態にはならないように祈るのみ。ただ、これまでが使いすぎだったことも確かなので、暮らしを見つめ直す機会でもあるのだけど。

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2011年5月26日 (木)

5月22日・日曜

日曜は朝から好天。予報では夕方近くから雨ということだったが、それが信じられないくらいの初夏らしい陽気だった。確かに午前中から京都では大雨が降っていたけれど、あの雨雲がこんなに早く東京に来るとは・・・。東京については完全に良馬場想定の予想しかしていなかったので、何とか最終までもつように祈るような気持ちだったが、ダメな時はもちろん天気にも見放される。

府中は9R終了直後から雨が降り始め、あっという間に本降り。気温も急激に下がった。ダートは完全に道悪。芝は馬場に影響が出るほどではなかったと思うが、あれだけ降れば馬の走行の妨げにはなったはず。

オークスは戦前の大方の予想を覆して、締まった流れになり良いレースとなった。あのメンバーで、コース改修後5F通過が良馬場としては3番目に速い流れになるなど、誰も想定できなかったのではないだろうか。

ピュアブリーゼが好走するなら「単騎逃げの緩みないペースでスタミナ勝負に持ち込むか、スローなら思い切り控えて早めに動いてゴールまで伸び切る競馬のどちらかにするしかない」とテレビで述べたが、外枠と雨でヨシトミが腹を括ったか。まさに前者の展開を演出できた。

とにかく、今年のオークスの顔触れを見て、「平均以速のペースになる」と理屈を付けて予想することは、少なくとも私には無理だ。行く馬がいないと意外と速くなることも確かにあるけれど、経験則としては分かっていても、それはただの勘でしかない。ペース判断が真裏に入ってしまっては、こういうつかみどころのないレースの予想はどうしようもなくなる。もともとオークスは血統云々が通じないレースでもあるので、なおさらだ。

流れが速くなったことで適性がスタミナに振れ、1800m以上で連対経験のあった馬同士、しかもある程度前に行って実績を残した馬同士の決着となった。

それにしてもデュランダルに母父ストームバード系の配合が、この流れで勝ち切ってしまうとは。3歳牝馬だとこの時期は、まだ経験の方が強く出るということなのだろう。エリンバード本命の井内氏お見事。

WIN5では、何と6票的中で1億円が出た。翌日は新聞の一面独占かと思ったが、コンビニ版や家庭配布版では一紙のみに留まった。もしかしたら時間により一面扱いがもっとあったのかもしれないが。

個人的には新潟のセブンシークイーンが最も難関ではなかったかと思う。この日のWIN5は3つ的中で終了。新潟メインとオークスが完全ノーマーク。

それにしても、2億円をヒキにアオるPRに隔世の感。私がJRAの仕事に関わっていた頃は、配当の煽りや万馬券を喧伝する企画は、射幸心を刺激するとしてNGだったのに。

こうなると、セレクトとランダムの売り上げの比率とか、あるいは今や皆忘れかけているクイックピックの現在の売り上げなどを知りたいもの。私が調べた範囲では手立てがなかった。どこかに足を運ぶ必要があるのかも。

いよいよダービーウイーク。トウカイテイオーを主役にしたバージョンは、これまでのこのシリーズの中で、ナレーションもテンポもコピーも、一番ハマっている。

「父が七冠」というキーワードは、ディープインパクト産駒を意識してのものか?ただディープ産駒は、これまでのところ厳しい流れだと勝ち切れないことが多い。あれだけ出していたオークスでも、4着のマルセリーナが最上位だった。

本番当日は、あいにくの雨、それもかなり強く降りそうな予報。となれば大波乱も視野に入れておくべきか。

なお競馬予想TV、今週はダービーにふさわしくない成績のため出演なし。6月は安田記念週の4日と、11日に出ます。宝塚週については、安田記念で大勝ちして、GⅠ回収率ベスト5に食い込んだ場合のみ、参戦の可能性を残しています。

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2011年5月24日 (火)

5月21日土曜

土曜は初夏のような陽気。東京競馬場は実に快適。風もそれほど強くはなかった。芝はかなり短い。

この週から、レース発走前のジングルが復活。また三面使える巨大ターフビジョンが、これまでの一面から二面稼働になった。このあたりの慎重すぎる漸進ぶりは今イチ意味が分からないが、とにかく気を遣っているということはよく分かる。

ラジオの楽屋では、夏の中山開催がひとしきり話題に。開催決定までが長引いたのは、やはり節電対策だったよう。中山は基本的に寒い時期の開催が多いために、建物の構造や配置に暑さ対策を講じておらず、9月の残暑開催はとにかく冷房かけまくって凌いできたそうだ。しかし今年は、これまでと同じような冷房の使い方ができないので、そのあたりの対策が悩み所だったようだ。もしかしたら、一部エリアを閉鎖することで冷房使用と券売機分の電気を節約する対策が採られるかもしれないとのことだが、それも仕方ないだろう。

夏の新潟も、観客が少なめなのだから、思い切ってアイビススタンドを閉鎖してニルススタンドだけの使用にすれば、かなりの節電になると思うが。もっともアイビスに出店しているお店のことを考えると、そこまでの思い切った対策はとりにくいだろうが。

最終終了後はフジテレビへ。競馬予想TV。オークスはホエールキャプチャ、狙い目は京都最終のミヤジシェンロン。

帰宅後はひたすら予想原稿。つけていたテレビから原発問題。しかし事故当初さんざんテレビに出てきていた大学教授たちは、いったい今頃どんな思いでいるだろうか。自分たちが杞憂として否定してきた事態の大半が、今や現実化しているというこの有り様に。

それと共に、今後の希望は、やはり学者の良心に懸かっていくということになるのだろう。

と同時にマスコミのそれも大きいはず。民放の場合は、スポンサーの呪縛をどれだけ切れるかどうか。もっとも、スポンサーが不可欠ならば、民放には真の意味での報道自体があり得ないことになる。

ガイガーカウンターが売れまくり、在庫切れで今や2カ月待ちもザラとのこと。こりゃ子供たちの、今年の夏休みの宿題は放射線量観測日記でキマリですね。笑えないですよホントに。

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2011年5月21日 (土)

追伸

金曜に、故郷の隣町の大網白里町で採れた茶葉から基準超の放射能検出のニュースが報道された。

そして文科省が発表している都内の放射線数値が、学者ネットワークで測っている数値を大幅に下回っているケースが多いことも報道されている。政府の測定器が計測に適さないところに置かれていることが多いのが理由とか。

もし学者側が正しい値とすると、都内でも子供を外に出す上で制限を加えた方が良い地域(書きませんが)が出てきているそうだ。

なぜわざと?低い数値が出るところで計測しているのか?政府はまだこの期に及んで隠蔽を続けるのか?

今被害が顕在化しなければ、そのうちみんな忘れる、騙せると考えているのでしょう。

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2011年5月20日 (金)

「ネットワークで作る放射能汚染地図」

タクシーに乗ると、ノリを見て運転手と何かしらの会話をするのが常。先日乗ったタクシーの老運転手からは、アサホコやらオンスロートやらの馬名が飛び出してきて、なかなか驚いた。

だがそんな昔の競馬話を導入に福島競馬の話になり、そこから原発へ話題が及ぶと、彼の口調から明るさが消えた。実は故郷が原発から8キロのところで、実家はすでにないが友人や兄弟の家があり、彼らは現在避難生活中とのこと。運転手自身も、自分の故郷が無くなってしまったこと、おそらく一生帰れないであろうことを嘆いていた。

原発建設の際に、反対派と賛成派で町が割れて、金の魔力で一部の人々が変わってしまったこと。〇〇がちょっとここには書けないような(裏取りしてないので)やり口で反対派を懐柔、あるいは〇〇してきたこと。反対派が町の繁栄を否定する悪者のように中傷されてきたことなど・・・。わずか20分程度の乗車時間ではあったが、時間さえ許せばまだまだ話を訊きたかった。

そんな出来事から1週間あまり、木曜深夜のNHK教育テレビで入魂のドキュメント「ネットワークで作る放射能汚染地図」を見る。

とにかくこの番組が一人でも多くの人に見られていることを願うし、また見逃した人のためにNHKには今後も再放送してもらいたい。

放射線医学総合研究所勤務の木村真三氏は、チェルノブイリ事故や東海村臨界事故の調査を通じて、人体へ与える放射線の影響を研究してきた。その後厚労省の放射線研究所へ転勤。今回の福島第一原発の事故が発生するや、重要な初動段階でのサンプル調査が当然命じられると思っていたのに、いつまでたっても音沙汰なし。しかも厚労省は、木村氏に対し個人レベルでの調査研究、および研究データの公表をしないよう命令してきた。

これに憤った木村氏は、学者としての信念を貫くべくためらわずに辞表を提出。今回の状況が、政府発表ほど甘いレベルのものではないことを、チェルノブイリを見てきた経験から悟った彼は、辞職により研究室を失ったものの、個人の学者ネットワークを使って、精力的に避難地域へ出向いては無数の土壌をサンプリングし、大学に送っては分析を進めてきた。木村氏を突き動かしたのは、学者としての良心と、そして3歳の愛児の存在。

細かい分析の結果、さらに木村氏に同行したカメラによって、いくつもの隠ぺいが暴き出されていく。詳細はともかくとして、そもそもの事故の初期段階で、国が情報公開による住民の不安行動を恐れるあまり(と思いたいが)、正確な拡散状況や汚染の調査を行わなかったこと、また重い腰を挙げて調査をしてからも、正確なデータを公表しなかったことが最大のポイント。

木村氏が今回構築した、京都大学、長崎大学、東北大学などの研究者たちによる学者ネットワークは、政府が発表した同心円状の拡散状況と避難区域決定が、現地では何の意味も持っていないことを立証していく。実情はもっと複雑で、地形や爆発当日の天候により、斑状に局地的汚染が進んでいる地域が点在することを掴み、屋内退避レベルに留めていた赤宇木地域にも、とんでもない濃度の放射能が飛来していることを、独断で住民たちへ通達。住民は自分たちの判断で県外避難を決行する。これは政府がこの地域を避難区域に指定する12日も前の話だった。

また、ウォローボーイなどを生産した零細馬産農家、篠木牧場の苦渋に満ちた決断、餌が途絶えて全滅した養鶏農家の悲劇などを淡々と映し出して行く。

さらに、国が行ったサンプリングの調査結果公開について、高い放射線値を示した地域があることについてはHPで出しているものの、「風評被害を避けるため」との理由で、その地名を伏せるという不可解な表示をしている点を指摘。(該当していた地域を持つ浪江町の町長と木村氏のやり取りも見どころ)

とにかく隠ぺいに次ぐ隠ぺいが、対策の遅れを生んだことは否定し難い事実であることが明るみに出た。風評被害を都合よく使った、情報発信者側の作為も現実となった。(このブログでもかなり前に懸念したことがやはり現実にあったのだ)

さらに、子供の被曝限度基準20ミリシーベルト(年)についての地元公聴会の席上、文科省の役人が「学識レベルで検討して、ここまでは安全ということになっているので安心してください」と繰り返した直後のこと、横に居た原子力安全委員会のコメンテイターが「私どもとしては20ミリシーベルト(年)が安全と申し上げたことは一度もない」と発言。

文科省役人の唖然とする顔、その後苦虫をかみつぶしたような表情に変わった瞬間こそが、このドキュメントのハイライトだったと思う。

以前書いた小佐古氏辞任問題(子供の被曝基準へ異議を唱えて参事を辞めた)も、これを見れば、小沢と菅の対立の副産物という側面もありつつ、根っこのところでは、学者としての良心に耐え切れなくなったのかもしれないと思えてきた。

結論としては、かねてから考えてきた姿勢が間違いではないことが確認できたのが収穫。悲しい哉、こと原発、放射能については、国の出している情報は全てを信じることはできないわけで(国策の失敗だったわけだから都合の悪い数字を全て認めて出すことは今後もないだろう)、結局は自分の判断、情報収集力に全て掛かってくるのだ。

今回の震災は、国家に無条件に依存することと、国民が訣別しなければならない事が明らかになったという意味で,ターニングポイントと言えるのかもしれない。

しかし今日の与謝野の発言。頭に虫が湧いているんだろうなあ。

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2011年5月20日 (金)

久々ですみません

●私事でこの2週間はいろいろ慌ただしく、仕事をしたらもうパソコンに向かいたくないという日々が続いてしまって更新遅れ。そんなこんなで9日の月曜に開催された、新宿での小島茂之調教師のイベントにも行けず。ようやく身辺が落ち着いたのは18日。

それにしてもこの1週間の府中は風が強い。この時期は毎年風の強い日が何日かあるのだが、これほど連日というのは、住んで17年、記憶にない。

しかも全国的に訳の分からんウイルスやら細菌の疾患が流行中。病院にはインフルエンザの患者がけっこういるし、また近しい人が立て続けにものもらい。さらにウイルス性の胃腸炎やら気管支炎やら。宮崎では髄膜炎・・・・。

14日、15日の競馬は散々だった。土曜の京王杯はストロングリターンから勝負、久々に声を出したがシルポートが粘っているとは・・・。応援した馬が勝ってくれたのに、馬券にならず。おまけに力が入りすぎて右わき腹が攣る始末。

土曜はテレビ出演が無かったが、帰宅後に突発的な出来事があったりして時間的余裕はけし飛んだ。結局就寝はいつもと同じ深夜3時近く。

●日曜のVマイルは牝馬限定戦には珍しい名勝負。本命レディアルバローザも力を出し切り負けて悔いなし。アパパネやブエナの頭無し馬券を買うのが前提だから、これは仕方ない。

ただ、いくらオウケンサクラのブリンカーが効きすぎて予想外にペースが速くなったとはいえ、1317とは・・・・時計が出過ぎる。NHKマイルC週から明らかに芝を短くして時計出したいモードに切り替わってきた。オークス、ダービーへ向けてどう馬場を調整してくるか?コース替わりも跨ぐので、とても難しい。

打ち上げには参加せず帰宅。仕事と雑用に終始。

●ダービーのデボネアにはデットーリ騎乗のプラン。ダーレーが本気で勝ちに来たということか?ただ個人的にはサトテツで見たかった。必要以上にデボネアの人気が出て、うま味が無くなるのは間違いないから・・・・。

それにしても、今年もなんとかダービーウィークを迎えることができる。一時はどうなることかと思ったが・・・・。去年の今頃は、東京スポーツのダービーフェスの準備で大童だったが、1年は本当に早い。

本当は、去年に続いて今年も開催する計画はあったと伺っているが、震災はじめ諸々の状況が整わず中止。

●競馬関係のお知らせ。

「月刊・競馬最強の法則」6月号発売中です。別冊付録の「万馬券想定外の法則」では、水上の名前を表立って出さずに、編集スタッフ的な関わり方で血統部門を担当しました。私だけでなく、柿谷陽介さん、そして編集部入魂の付録で、高額配当への近道を詳細にガイダンス。私も今回調べて初めて気がついたことがいくつもありました。

ベストセラーズ新書「100万馬券の履歴書」発売中です。私も仲間に入れてもらって偉そうに語ってますが、よかったらご一読を。

ラジオ日本の解説は、今週から後半へ移動します。土曜14時半から16時半担当。なお64日は清水さんが担当なさいます。

●野球のことも少し。今年はヤクルトが独走しそうな気配。1強2普通3弱のセリーグという構図が見えてきた。ヤクルトは去年小川監督が来てからの勝率を思えば、ブッチギリになるのは当然だろう。なんやかやで中日が2位、広島が3位であとはドングリというペナントになりそう。

それにしても阪神は酷い。もっとも真弓監督、久保Pコーチがいる限り優勝はないと思っているのでどうってことはないが(泣)。

あまりにも若手を冷遇しすぎた結果、他のチームに比べて勢いもないし澱んでいるのが最大の問題。そしてJFKで味をしめて、救援分業に拘りすぎ。締めは藤川固定でいいけれど、そこまでのつなぎはもっと柔軟にすべきだし、また完投へもう少しこだわりを持ってほしい。

JFKが機能していたのは、思うに左腕変則アンダースローのウィリアムスが混ざっていたことが大きい。あの投手を1人挟んでいたからこそ、久保田も藤川も一層活きたのだ。今のように同じ右の速球派を3人繋げてるだけでは、ただの分業だ。

それに今のままでは、2軍や1軍ベンチにゴロゴロしている、才能ある若手の打者や投手が、使われないまま腐って終わる。駒が多すぎて、ベンチに使いきる手腕がないのだから始末が悪い。

今年は統一球の影響からか、軒並み打率やホームランが大幅減少。ボールそのものが飛ばないことに加え、縫い目の山が少し高いために、横へ滑る種類の変化球を投げる投手にとって、大きな利点があるのだそうだ。このままいくと、打者の契約更改の基準をどうするんだろう?

●節電で京王線やJRの多くの駅ではエスカレーター停止が続く。現代人の足腰を鍛え直す機会になるか?

原発事故当初、テレビで学者たちが否定してきた「悪い方のシナリオ」が、実はほとんど既に現実になっていたことが今頃判明。というか、当時も上には報告が一部上がっていながら隠していたことが判明。毒物を一気に大量にぶちまけたのがチェルノブイリなら、同量の毒物を少しずつ長く撒き続けているのが福島原発というところか。

セシウムを回収し土壌汚染を改善する上で、ヒマワリ、キノコ、アブラナが有効、また粘土も放射性物質の除去に効果あり。水ガラス、ゼオライトにしても、民間から次々と提案されてくるのは心強い。

●とてもクサクサした1週間、JAGATARAの79年の未発表ライヴ音源を集めたCDを購入してそればかり聞いていた。清志郎もそうだが、アケミが生きていたら今なんと言っているだろう?今から21年前に「一億火の玉原子力」と歌っていたしな。

それにしても内田裕也より樹木希林の方がロッケンロール!

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2011年5月12日 (木)

9日~12日

9日月曜。競馬ブックの一筆啓上欄の、村上記者のコラムは、私が以前JRAのCFについて書いたことと全く同じだった(最後の10完歩篇で、字幕などを用いて支援競走や義捐金に回している試みについて告知すべき、としたもの)。こうした考えを持つ人が、発言力のある方々の中にもいると思うと、とても心強い。

●京王杯に出るはずだったエアシェイディが故障、能失で引退。新潟大賞典で競走中止したアルコセニョーラは鼻出血だったそうで、致命的なケガではなくひと安心も、繁殖入りが発表された。トレンドハンターもケガが思ったより重症で、復帰を目指さずに早い繁殖入りが決定。かわいそうなのはスプリングソング。合掌。

●ウオッカの殿堂入り発表。牝馬として64年ぶりのダービー制覇、これだけでも殿堂入りに値する。というかそれがなければちょっと厳しかったのではないだろうか。

●夏の福島代替が中山に決定。噂では東京延長濃厚という話も聞いていたのだが(電力節約の都合らしい)、中山で3か月半ぶりの開催となる。

もともと、私が競馬に慣れ親しみ始めた頃は、この時期は夏の中山開催が定番だったので、違和感はむしろ無く、懐かしい感じもする。私が初めて競馬場に行ったのも、6月末の中山での日本短波賞当日だった。また上半期の最後を飾る重賞と言えば日本経済賞の名称で行われていた日経賞がお決まりで、6月最終週か7月1週目が定番だった(嗚呼ホワイトフォンテン、グリーングラス・・・)。

それにしても、年に4週だけの短期の通いとはいえ、楽しみにしていた福島開催が当分ないのは残念でならない。

●夏模様や肌寒さが代わる代わるやってきた妙な陽気の1週間。こうなると夏の暑さがどうなるか気になるところ。

今年は節電モードで、エアコンが控えめになってくれるのは個人的にはありがたい。乳児と老人以外の熱中症の増加も、元はと言えばエアコンに浸りすぎて汗のかき方が鈍っているのも一因(そうなると水分摂取量も減るのでなお悪循環)と言われているだけに、その意味では積極的に水分を摂る本来のあるべき体のあり方になるのかも。

思えば昭和30年代末期生まれの私は、23歳までエアコンがついた部屋に住んだことがなかった(貧しかっただけとも言えるが)。日本有数の高温地帯である埼玉の内陸部とか、乳幼児、老人がいる家はともかくとして、日本の夏はあまりにもエアコンに頼りすぎてきたとように思う。

そういえば、エアコンのモードにもよるが、同じ時間つけておくとエアコン1台で扇風機10台から12台分の消費電力だそうだ。扇風機がかなりの勢いで売れているというのも頷ける話。

また、私たちにとっては商売道具であるパソコンにも節電の意識が求められる。日本マイクロソフトによると、蛍光灯のように、待機状態の長さによって、シャットダウンとスリープのどちらを使うべきかを選択するのが有効なんだそうだ。その場合は1時間半~2時間が1つの目安となる。1時間半以内使わないのならスリープを選び、2時間以上使わないのならシャットダウンするのが効果的だそうだ。

またパソコン使用中ならディスプレイの明るさを落とすのがカギ。ディスプレイは電力消費量が多いので、明るさを落とすだけで省電力につながるし目にも優しい。起動して90分間パソコンを使う想定で、省電力設定をし、ディスプレイの輝度を落とすと最大で50%前後の節電が可能になるそうだ。
これを東京電力管区内にあてはめると、仮に全Windowsパソコンに適用したとして、節電利用時で35kWの節電が可能だという。

とにかく小さいながらも個々人で意識することが大切だ。よく、ピーク時以外の節電は無駄のように言われるけれど、産業として使っている所を鈍らせないためにも、家庭は常に節電すべきであり、しかも使用料金の節約にもつながってくるのだから、時間帯問わず意識することは決して無駄ではないだろう。

例えばウオシュレットも使う時だけ通電するようにするとかなり違うだろうし、ヘアドライヤーも、髪を短めにしたり、タオルドライをいつもより念入りにしたりするだけで使用時間を短縮できる。洗濯機の自動乾燥機能もなるべく使わない・・・などなどしていると、いかにこれまで電気を無駄に、使いたい放題使ってきたかを顧みる良い機会にもなるはずだ。

★東電が12日、メルトダウンを認めた。事故当初についていた嘘・・・というのが酷ならば、間違った姿勢がまた1つ明るみに。

★震災から2カ月。昨日は世界有数の地震の巣である南太平洋上でМ7.1が発生していたが、今日はなんとほとんど地震の起きないスペインで、М5.2と4.4の地震が同一震源で2度続いた。マグニチュードは日本人から見たら驚くに値しない数値ではあるが、深さ10キロと浅かったので揺れがけっこうあり、地震に対する備えのない国だけに倒壊家屋が日本の同規模の地震では想像できないほど出てしまい、パニック状態という報道。犠牲者も出てしまったようだ。

ただし地下の深部には大きな断層があり、実は無感地震は以前から相当数起きていた地域とのこと。それがなぜ突然浅いところで動いたのか、その理由は全く見当がつかない。もしかすると地球上のどこにも、地震から逃れられる場所はないのかも?

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2011年5月12日 (木)

事務局からのお知らせです

スタッフのNです。

5月20日にKKベストセラーズから

『100万馬券の履歴書』
発売を記念し書店およびアマゾンキャンペーンが
行なわれますので、皆様もぜひご参加ください!

もちろん水上さんも登場しています!

◎5月20日刊 競馬ベスト新書

『100万馬券の履歴書』

書店キャンペーンの概要

本書の刊行を記念し、下記要領にて、本書に登場する予想家三氏――水上学(血統)・樋野竜司(政治騎手)・双馬毅(ローテ)の、オークス(22日・東京メインGⅠ)及び東海S(22日・中京メインGⅡ)のレース予想、展望をお付けします。

●5月21(土)~22(日)日、下記の書店にて、以下の対象書籍を購入の方にお付けします(予想・レース展望)は両日とも同じものです)。

なお、予想は5月20日(金曜)時点のもので、21日(土)の馬場状態などによっては、22日の予想家の当日予想と異なる場合があることをご了承ください。

●書店:山下書店東京ドーム店(JR水道橋、後楽園黄色いビル2F)

    啓文堂府中店(京王線府中駅、駅ビル)

●対象書籍:いずれか1冊でも購入された方にお付けします。
(競馬ベスト新書)
『100万円の払い戻しを1年で24回受ける方式』
『現役東大生偏差値80の馬券術』
『サイフにやさしい万券術 エコ3連単!』
『日刊コンピ ハイパー必勝式58』
『いま、賭けにゆきます』

最新刊『100万馬券の履歴書』

(予想家三氏の著書)
『血統馬券術シュボババ!2nd 血闘両断!』(水上学)
『馬券術政治騎手名鑑2011 ジョッキー事業仕分け』(樋野竜司)
『5万円を1906万円にした双馬式』(双馬毅)

アマゾンキャンペーン!

アマゾンにて、競馬ベスト新書新刊『100万馬券の履歴書』(KKベストセラーズ刊・5月20日発売)を、下記要領にて購入していただくと、以下のような特典が付きます。

なお、アマゾンでは予約も可能です。

『100万馬券の履歴書』内容=水戸正晴、レゾンデートル、双馬毅、樋野竜司、水上学、宮田比呂志、仲谷光太郎、柿谷陽介ら100万馬券的中者8人の予想理論を紹介。

●特典

本書に登場している予想家――水上学、樋野竜司、双馬毅による、5月29日(日)ダービー・デーの予想もしくはレース展望(ダービー+東京最終レース予定)。

なお、27日(金)段階での分析になるので、28日(土)の馬場状態などによっては、予想家の当日予想とは異なる場合があることをご了承ください。

●応募方法

1、『100万馬券の履歴書』をアマゾンで購入してください

2、アマゾンで購入したのがわかるように画面キャプチャや写メールおよび注文書のテキストを下記アドレスへお送りください。
※この際、お名前、詳細なご住所などの個人情報は応募される皆様のほうで消してください。

horse.eventskk2@gmail.com

3、5月27日(金)までにお申し込みください。以降は無効とさせていただきます(応募者多数の場合は早めに打ち切る場合もあります)。5月28日(土)に予想もしくはレース展望を送信いたします。

●ご注意

・携帯でお申し込みいただく場合、メールが届かないことおよび文字数制限により全ての文章が閲覧できないことがあります。その点をご留意いただいた上、お申し込みください。PCで閲覧できる環境でのお申し込みを推奨いたします。

・予想はメルマガの配信システムを使用いたします。お使いのプロバイダー、または、セキュリティソフトなどでまれにメルマガが届かないことがあります。1回限りのイベントのため、不備がありましてもご容赦いただきますようお願い申し上げます。

・yahooやgooメールなど、一部のフリーアドレスでは迷惑メールに配信されることもあるようです。受信箱の容量が一杯になっている場合、ゴミ箱や迷惑メールフォルダが一杯になっている場合でも届かないことがあるようです。

・gmailのアドレスで配信していますので、gmailのアドレスを取得してお申し込みいただくと、最低でも迷惑メールには届くようです。

・ダウンロードしたデータに関しては皆様のPC環境、ソフト環境で閲覧できない場合もあります。こちらも不備がありましてもご容赦いただきますようお願い申し上げます。

・また、このイベントに関するお問い合わせにつきましては、horse.eventskk2@gmail.com

のみで受け付けております。

発売元のKKベストセラーズ、アマゾンにはお問い合わせできません。

・お問い合わせに関しては返信に1~2日掛かる場合があります。

・メールアドレスはイベント終了後、2週間以内に削除いたします。また、このキャンペーン以外に使用することはありません。

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2011年5月11日 (水)

5月7日8日の競馬

7日土曜。東京競馬場の芝はさらに短くなった印象。しかも外の方の刈り方がやや強めに見える。外からの差しもソコソコ利いているのはそのためか?

以前から、こうした傾斜を付けた刈り方をすべきと各所で書いてきただけに、もし意識的にそうしているのなら歓迎だ。ただ、そうはいっても4角ではある程度の位置に居ないと届かない。

ラジオ日本の解説は、誰でも当たる堅い8Rのみの的中。悔しいのは競馬ラボ他でも推した高尾特別のメルシーヨーク。位置取りが後ろすぎたし、直線で前も詰まってしまっての4着。

スタンドに降りて丹沢Sはフリソードットコム・・・ボックスにしておくか、対抗から流すかしておけば・・・。プリンシパルは敢えて嫌ったトーセンレーヴに勝たれては仕方なし、しかも2着馬はどうやっても買えなかった。それにしてもトーセン陣営の執念と、ワンチャンスをモノにしたウィリアムスには脱帽。

京都新聞杯は、大敗もなしとしなかったレッドデイヴィスが消え、直線入ったところではサンビーム・ルイーザシアターで一瞬だけ夢を見たが、タテ目喰らってジエンド。(レッドデイヴィスは後日骨折が判明。残念・・・)

とはいえ、トータルでは獲ったりやられたりでチョイ勝ち。フジテレビへ向かい競馬予想TV。

8日日曜。初夏のような陽気で競馬日和。しかし東京競馬場は冷房もなるべく使わず、また午後に冷房を開始してからも緩めで、節電への気遣いが感じられた。

NHKマイルCはこの堅い決着では手が出ない。いかにも荒れそうな面子だったし、これで本命サイドを信じて勝負するのは私には無理だった。帰りに夏目氏と「こうならないといいなあ」と囁いていたケースで決まってしまった。結局、ここまでの3歳GⅠは牡牝とも、早めに賞金を積んだ馬が連対の大部分を占めている。

グランプリボスはマイル自体には何の不安もないと思っていたが、こういう瞬発力を使うタイプはサクラバクシンオー産駒には珍しい。未勝利戦勝ちの際に、自分のサイトの2歳戦チェックで高評価していた馬だが、ここまでとは見抜けなかった。

コティリオンは当初本命まで考えていた馬だったが、枠順と最終出走確定メンバーの顔ぶれで評価を下げてしまった。次走はダービーへ進むらしいが、侮れない存在。

予想TVで扱ったレースは酷かったが、その他で盛り返しほぼトントンに終わった。京都最終、安いとはいえ意外についた3連単を、4点でまとめ買いできたのが大きかった。

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2011年5月 6日 (金)

食中毒事件と小佐古氏辞任事件について思う

2年前の桜花賞週だったか、レバ刺しで強烈な食中毒(カンピロバクター)に遭い、2週間倒れたことがあって、当時のブログに、診てくれた医者が「本当はレバ刺しなんて食べ方は我々からしたら全く認め難いことであり、本音を言えば法律で禁止してほしい」と言っていた・・・・と書いたことがある。

もちろん個人的には、それ以降、徹底して火の通していない肉は食べていないが、今回の食中毒事件には、やはりなあといった印象だ。食肉業界にはいろいろデリケートな問題があって、規制を作るのが日本の場合は難しい面もあるのかもしれないが、犠牲者が出てからでは遅い。何事も後手後手に回る日本の悪い面がまた出てしまった。

と同時に、店側の利潤至上主義の犠牲であることもまた忘れてはならないと思う。

●今回のこの事件についての周辺取材で、焼肉屋さんたちが「風評被害が云々」と言っているのをニュースで目にした。

確かに風評被害と言えるのかもしれないけれど、これは少し意味が違うようにも思う。現状の規定のままでは、生肉が危ないのは風評でも何でもなく事実だからだ。もちろん、焼肉自体がこれで敬遠されるのは風評被害と言えなくもないが・・・・ただ、こんな事件のあとになんとなく敬遠したくなる心理自体は別におかしいものではないし、降って湧いた災禍だと諦めるしかないのではないだろうか。

それにしても、街頭インタビューで「お店で出される生肉は安全だと信じ込んでいた」という声が圧倒的に多かったのには考えさせられた。おととし、中毒に罹る以前にも、多少の疑念は持っていたけれど、私も結局食していたわけで。

食だけでなく全てにおける「安全性」に対して、無条件に信じ込んでしまう(代金の中には安全も織り込まれていると信じて疑わない)のは、日本人の甘さである。

●地震に関係したことについては、いつまでも折に触れて書き続けていきたい。ずっと続いている自然からの警告に対して、無自覚になってはいけないと思うからだ。

月日が経てば、特に今回直接大きな被害を受けなかった地域の人たちはどうしてもガードが甘くなる。たとえば、ハイヒール(ピンヒール)で歩きづらそうにしている女性をたくさん見かけるけれど、もし大地震が来たら、その靴ではまず逃げ切れない。命は保てたとしても、その後をしのいでいく上で厳しい。服装上その類の靴を使用しなければならないのなら、スニーカーなどを荷物になっても持ち歩くべきだ。

その一方で、今、自分の住んでいるところが昔どんな地形だったのかを知るために、図書館で文書を閲覧する人が急増しているという。避けられないのなら対応する仕方をどうするか、いち早く考えておくこと。その意識が芽生えてきた証拠だろう。

その意味でも、全ての関連公共機関はデータを開示すべきである。隠しておくことがより不安を煽ることは、今回の原発事故で痛いほど分かっていたはずだし、国民もバカではない。

●東大大学院の小佐古内閣官房参与の辞任は、扱いは小さいけれどかなり大きなニュースだろう。

ただのヒューマニズムによる辞任ではなく、小沢派と管派の裏の駆け引きという話も出ているようだが、その辺はともかくとして、小佐古氏も学者であり、またかつては国策としての原子力偏重の推進的立場にあったのだから、今の基準数値を安全としている学者たちと公開討論するくらいのことをしてから辞めるべきだと思う。一方的に手のひら返しをして辞めますでは、国民は訳が分からない。

客観的な根拠を基に論を進めるのが学者の仕事なのだから、辞めるなら辞めるで最後まで理性的な立場から、自らの判断の正しさを証明すべきだったと思う。

氏の言うように本当に緊急時放射能予測ネットワークシステムの数字が隠ぺいされているのか。また、科学の先端にいる立場の人が「国際常識とヒューマニズムにのっとった施策を採るように」訴えたのはなぜなのか。それこそまさに非科学というか、科学の対極にある「目に見えないもの」を重視したわけで、それ自体には、ただ「辞める」だけでは済まされない、大きな意味があるかもしれないではないか。

で思い出したのは、かつて広瀬隆と共に、反原発の論陣を張った故・高木仁三郎のこと。彼は日本原子力事業に勤務して原発を推進してきた立場だったが、74年から反原発の立場に立ち、特に地震による原発の危険性を訴え続けてきた。彼がなぜ180度その立場を変えたのか、その理由は実に簡潔、かつ説得力のあるものだった。

「ある時、自分の力で止められないものを推進しているということは、とんでもなく恐ろしいと気付いた。それはブレーキの付いていない車を、言葉巧みにセールスしていることと同義である。」

それぞれの立場で、まだ少しずつ何かを隠しながら、この期に及んでまだ何かを利益のために守ろうとしながら、しがみついているような気がする。多大な犠牲を払いながら発せられた警告を無駄にしてはいけない。

●以前、RCのサマータイムブルースを貼り付けた時には、いくつかリアクションをもらった。

ちょうどその直後、斎藤和義がなかなかにロックなことをやってくれたようで、またRCのアルバム「カヴァーズ」も売れているとのこと。

久しぶりにまた1曲紹介したい。今度は、直接放射能がどうとか歌っているわけではないけれど、日本を覆っている何かを剥がそうとしているエレファントカシマシの名曲「ガストロンジャー」を。

『破壊されるんだよダメなものはよ』黄金のフレーズ。

http://www.youtube.com/watch?v=ASpqcKlJ8_I&feature=more_related

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2011年5月 6日 (金)

今夜は節電強化で

夜間に久々に供給限界90%台に入りそうな予報。

時間帯を考えると、その多くは家庭消費だと思われるので、

一層気をつけないと。

前にも書いたけれど、日によって供給量に違いが出ていることを

メディアはもっと周知すべし。

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2011年5月 6日 (金)

5月1日 日曜

 ひと晩経つと、馬券における悪い記憶が消えているのが競馬者の良い所なのか悪い所なのか。しかし結論から言うとこの日も沈んだままだった。惜しいレースすらない。当たっても安いレースのみ。

 この日は来賓席で、半年1回の共同通信スポーツ特信部の競馬懇親会。午後からはそちらで観戦。あいにくの寒さ、曇天、強風だったが、皆さん盛り上がりはかなりのもの。

 WIN5は3連勝まで来た方がいたが、4つ目でストップ。なお月曜に出た競馬ブックには、スポニチ井上氏のコラムで、WIN5に伴い10円単位の馬券の検討が行われそうな見通しについて書かれていた。WIN5については良いかもしれないが、ただ他の種類にまで広げると、これはこれで首を絞めるような気もする。

 予想TVの狙い目としたはやぶさ賞は、前日のようにデキたレースをさらわれてパー。

アハルテケSは▲とした単勝300倍のトーホウオルビスが2着激走。他の馬にも印は回していたが馬券はハズレ。スタッフのN氏に「せめてボックスにしていれば」と残念がられる。せっかくナムラを切ったのに・・・。ただインペリアルがあんなにだらしなく負けるとは思えなかった。ちなみにブライトートーホウーインペリアルの順の3連単は持っていた。

 天皇賞は、前半がウルトラミラクルスローペース、数字的にそのまま終われば唾棄すべき大凡戦となるところを、有力馬が掛かりまくったり、各騎手が動いて出入りが激しくなったり、しかも和田ナムラクレセントが動いてからは一層、見る分には面白いレースとなった。長距離戦の魅力はお客さんにも伝わったと思うのだが。ただレースのレベルは低い。

 予想は、トゥザグローリーとペルーサを1円もいらないと前夜の予想TVで大見えを切った分、当たればカッコ良かったのだが、これも消してしまったヒルノダムールに勝たれては、いくら重視したエイシンフラッシュとナムラクレセントが頑張ってくれても何にもならない。本命ビートブラックは出入りに巻き込まれて厳しい展開。それでも前に居ながら直線はまたジリ伸びして、よく頑張ってくれた。

 後半がまるで内回りの2000mのような展開となり、ヒルノに勝たれたのも後から見返せば仕方ないところか。年間生産が数頭という小規模牧場が社台を負かしたことは喜ぶべきこと。

 それにしても、前走大阪杯でかなり助けてもらったヒルノを嫌って負けるとは、なんと間抜けなことか。7番人気というのも「想定外」の嫌われ方だった。前にも書いたように、特にGⅠでは世評に逆らうのが大事な戦略なのだから、こんなに人気薄なら買っておく手はあった。ナムラはやはり母方の血が大きい。レースに勝って勝負に負けた典型。

  春の天皇賞の売り上げは前年比95%。東北地区の売り上げが見込めない中、そして関東でも新宿ウインズなどがまだ閉鎖されている中では、よく頑張った数字だと思う。

 コスモメドウに合掌。去年夏以降けっこう儲けさせてくれた馬だった。トーセンクラウンも故障が判明した。

 競馬関係の告知。予想TVは7日と21日に出演。今年はこのままの成績ではダービーや宝塚記念には出られない(その時点でGⅠ部門上位5名まで)ので、NHKマイルCとオークスで何とかしたい。

 競馬場においてある無料冊子うまレターが配布再開。また13日には「競馬最強の法則」発売。連載の他に、高額配当的中ガイドの付録冊子で血統部門を担当した。宜しければご一読を。

 

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2011年5月 6日 (金)

4月30日土曜

気温のアップダウンが激しすぎて、初夏のような暑さだったかと思ったら、花見前の肌寒さが戻ってきたり。およそゴールデンWの気候とは思えない。

週中は帰省していて間が空いた。モバイル用のパソコンは持っていったのだが、なかなか開く気にはならず、結局帰省先で書いたのはニフティの連載のみ。電車の中で読んだTVブロスの、天久聖一のコラムが素晴らしい。

今これを書いている時に、傍らのTVのNHKから、「今日は何の日」的なコーナーが流れた。56日の出来事として、ハイセイコーが10連勝を飾ったことが取り上げられていて少々驚く。このNHK杯は、カネイコマにかなり迫られて危ないレースだった。

これを見れば、今ならダービーでは苦戦・・・との見立てが躍ったことと思うが、当時はとにかく国民的英雄になりつつあったハイセイコーへ懐疑的な報道は皆無だった。週刊ぼくらマガジン(古すぎ)の表紙まで飾っていた記憶があるくらいで、まさに老若男女を巻き込んでの大ブーム。前にもどこかに書いたが、競馬を知って2年後にあんなブームを体験できたことは、その後競馬から離れられなくなった大きな理由だと思う。ただし私は子供のころからヒネていたので、アンチハイセイコーだったのだが(苦笑)。

競馬ネタから回顧。

430日土曜。東京競馬場。サクラバクシンオー、サドラーズウェルズが死亡。

場内で2000ギニ―の映像を見る。圧倒的人気のフランケルが圧勝。ダービーへ行くかマイル路線を歩むか微妙とのことだが、個人的にはダービーで距離へ挑んでほしい。近年の欧州には珍しく問答無用の逃げ馬のスターが出現した。

馬券は散々な1日。本日第一の勝負、あやめ賞トウシンイーグルの四位の騎乗に脱力。

ラジオ日本担当レース、まず7Rリンゴット沈没。8Rは的中したが安い。9R陣馬特別はゴールドスパークルーナリタジャングルでデキたと快哉を心中で叫んでいたら、外から勝ち切りはないと決めてかかっていたタニノエポレットが突き抜けてしまった。馬連47倍がアタマクビで逃げる。3連単も12-2-7でも12-7-2でも7-2-12でも7-12-2でも良いのに、唯一買ってない2-12-7になってしまった。これは痛すぎた。しかしエポレットが勝つとは・・・。

新潟10Rの荒川峡特別は本日2番目の勝負レース。サクラボールド・ゼロチョウサンで今度こそ決まったと思っていたら、1年ぶりのシャンギロンゴが突っ込んできて呆然。

東京10R立夏Sはゴールドバシリスクがクビ差届かずの4着。青葉賞はかすりもせず。まったく想定しなかった馬たちが12着。ただ今年の青葉賞は時計的には問題外の凡戦。ここからダービーで楽しめそうな馬は出ないだろう。

個人的にはもはやパンチドランカー、幽鬼のような足取りとなってフジテレビへ向かう。

WIN5の話題に今週も花が咲く。須田さんは1週目を的中させたとのこと。ヒロシさんは初っ端を外してしまったがその後4連勝と悔しいパターンだったそうだ。しかし私の知人の知人は、3つ当てて4つ目のアンタレスで2頭に絞ったらゴルトブリッツに勝たれて終わり・・・とここまではまだしも、皐月賞をなんと全頭買い。つまりアンタレス的中なら無条件で的中していたことになるわけで、これはまた別の意味で悔しいだろう。

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