5月22日・日曜
日曜は朝から好天。予報では夕方近くから雨ということだったが、それが信じられないくらいの初夏らしい陽気だった。確かに午前中から京都では大雨が降っていたけれど、あの雨雲がこんなに早く東京に来るとは・・・。東京については完全に良馬場想定の予想しかしていなかったので、何とか最終までもつように祈るような気持ちだったが、ダメな時はもちろん天気にも見放される。
府中は9R終了直後から雨が降り始め、あっという間に本降り。気温も急激に下がった。ダートは完全に道悪。芝は馬場に影響が出るほどではなかったと思うが、あれだけ降れば馬の走行の妨げにはなったはず。
オークスは戦前の大方の予想を覆して、締まった流れになり良いレースとなった。あのメンバーで、コース改修後5F通過が良馬場としては3番目に速い流れになるなど、誰も想定できなかったのではないだろうか。
ピュアブリーゼが好走するなら「単騎逃げの緩みないペースでスタミナ勝負に持ち込むか、スローなら思い切り控えて早めに動いてゴールまで伸び切る競馬のどちらかにするしかない」とテレビで述べたが、外枠と雨でヨシトミが腹を括ったか。まさに前者の展開を演出できた。
とにかく、今年のオークスの顔触れを見て、「平均以速のペースになる」と理屈を付けて予想することは、少なくとも私には無理だ。行く馬がいないと意外と速くなることも確かにあるけれど、経験則としては分かっていても、それはただの勘でしかない。ペース判断が真裏に入ってしまっては、こういうつかみどころのないレースの予想はどうしようもなくなる。もともとオークスは血統云々が通じないレースでもあるので、なおさらだ。
流れが速くなったことで適性がスタミナに振れ、1800m以上で連対経験のあった馬同士、しかもある程度前に行って実績を残した馬同士の決着となった。
それにしてもデュランダルに母父ストームバード系の配合が、この流れで勝ち切ってしまうとは。3歳牝馬だとこの時期は、まだ経験の方が強く出るということなのだろう。エリンバード本命の井内氏お見事。
WIN5では、何と6票的中で1億円が出た。翌日は新聞の一面独占かと思ったが、コンビニ版や家庭配布版では一紙のみに留まった。もしかしたら時間により一面扱いがもっとあったのかもしれないが。
個人的には新潟のセブンシークイーンが最も難関ではなかったかと思う。この日のWIN5は3つ的中で終了。新潟メインとオークスが完全ノーマーク。
それにしても、2億円をヒキにアオるPRに隔世の感。私がJRAの仕事に関わっていた頃は、配当の煽りや万馬券を喧伝する企画は、射幸心を刺激するとしてNGだったのに。
こうなると、セレクトとランダムの売り上げの比率とか、あるいは今や皆忘れかけているクイックピックの現在の売り上げなどを知りたいもの。私が調べた範囲では手立てがなかった。どこかに足を運ぶ必要があるのかも。
いよいよダービーウイーク。トウカイテイオーを主役にしたバージョンは、これまでのこのシリーズの中で、ナレーションもテンポもコピーも、一番ハマっている。
「父が七冠」というキーワードは、ディープインパクト産駒を意識してのものか?ただディープ産駒は、これまでのところ厳しい流れだと勝ち切れないことが多い。あれだけ出していたオークスでも、4着のマルセリーナが最上位だった。
本番当日は、あいにくの雨、それもかなり強く降りそうな予報。となれば大波乱も視野に入れておくべきか。
なお競馬予想TV、今週はダービーにふさわしくない成績のため出演なし。6月は安田記念週の4日と、11日に出ます。宝塚週については、安田記念で大勝ちして、GⅠ回収率ベスト5に食い込んだ場合のみ、参戦の可能性を残しています。
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