本文へジャンプします。




2011年7月

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月31日 (日)

【事務局からのお知らせです】

事務局からのお知らせです。

KKベストセラーズから競馬ベスト新書メルマガが刊行されます。
競馬ベスト新書だけでなく、KKベストセラーズから発売される
馬券術本などに関する情報を週1回程度配信します。

また、各本の著者をゲストに迎え、日曜日のメインレース予想などを
配信して行く予定です。

もちろん、水上さんのゲスト出演なども予定しています(寄稿日時は未定です)。

お早目の登録をお願い致します。

http://www.mag2.com/m/0001319652.html

特典
・注目著者の日曜日メイン予想が配信されます
・新規発売本の予定がわかります
・イベント(アマゾンキャンペーン、書店キャンペーン)情報が配信されます
・公式メルマガだけでしか読めないコラムも満載!(予定)

競馬ベスト新書シリーズ
01双馬毅「100万円の払い戻しを1年で24回受ける方式」
02東大ホースメンクラブ「現役東大生偏差値80の馬券術」
03宮田比呂志「サイフにやさしい万券術 エコ3連単」
04飯田雅夫「日刊コンピ ハイパー必勝式58」
05井上オークス「いま、賭けにゆきます」
06「競馬最強の法則」万馬券特捜班「100万馬券の履歴書」
07渡辺健「デンタル・ワタナベの馬券術 優馬プラスワン」

|


2011年7月29日 (金)

7月24日・日曜

今、29日金曜の19時すぎ。阪神VS横浜戦、分かる人には分かると思いますが、上本のヒットで2塁ランナーがブラゼルなのにホームへ突っ込ませたサードコーチはどっかオカシイとしか思えない。ツーバウンドならまだしも、ワンバウンドでセンターが捕球しているのに、しかも鈍足ブラゼルなのに。

止めておけばまだまだ波状攻撃、追加点のチャンスだったのにここで流れが切れた。40だからと油断の構えが案の定、今、横浜に追い上げられている。取れる時にキチンと点を取っておかないと後後響いてくるのは、野球も馬券も同じ。阪神は本当にベンチがアホ。木曜の中日戦も完全にベンチワークのヘボさで落とした。

そんなことよりも。

24日の日曜は東京競馬場。この日は久々に血統馬券青年Y氏が来場。彼が勤める某大企業では、節電対策として土日出勤シフトを採用。そのため彼は秋まで来場が不可能になっていた。この日は何とか時間を捻出したものの、夕方には夏季の配属先である高崎へ帰るという強行軍。

馬券はどうも自滅気味の1日だった。フォーメーションにして3着置きの馬が2着、2着置きの馬が1着で取り逃すケースが多かった。

馬券的に秘かに期するものがあったのは函館のラベンダー賞。このレースにはハッキリした傾向があるので毎年楽しみにしているのだ。

1つは、必ず道営馬が絡んでくること。それも、道営であまり勝ち切っていると芝適性に疑問があるため、門別の重賞で掲示板の下の方か、掲示板に載るかどうかギリギリの着順の馬を選ぶのがポイント。そこで抜擢したのはステルミナートとウィナーズマックスの2頭。アドマイヤコジーンとアドマイヤマックス産駒というのもいかにも。

そして中央馬からは、新馬戦勝ちの時計がさほど優れていない馬を選ぶべきで、かつラップが平均的だったならなお良し。ということで、マイネルラヴ産駒というのも気にいったコスモルーシーが本命、対抗は前走でフラフラして追い辛い態勢のレースながら、ソコソコのタイムを出せていたクールユリア(POG馬でもあるのだがそれは話が別)としたのだが・・・・。

結果からすれば、黒三角で穴馬配信したステルミナートから思い切って振り回すべきだったか・・・。

ダームドゥラックは1000mでデビューしたのがどうにもイヤだった。気性的に前向きさが強いのでこの距離でデビュー・・・という経緯を目にしており、新馬戦でもその通りの内容だったため連下止まりとしたら、1200mになっても折り合って危なげなし。ただ4角での進路妨害トラブルやクールユリアの4角膨れに恵まれたのも確かだし、時計は水準以下。次走が試金石だろう。

クールユリアも、あれだけ膨れていても勝ち馬から06なら及第点。直線でまた差し返してきていたし、外へ逃げる悪癖を馬具などで矯正できれば、1200mのオープン特別くらいなら勝ち負けできそう。

まだ最後までまともに走ったことがないし、新馬戦勝利時のフワフワさ加減を見れば、レースを良く見ている人なら伸びしろがあるのは分かるはずだ。次走はすずらん賞らしいが、それまでにどこまで悪癖を抑え込めるかがポイント。

そしておなじみWIN5はまたしてもWIN4に終わる。もっとも先週はかなりの人が同じだったでしょう。

京都10Rはフィールドシャインとウララカ、エーシンシークルーの3頭。これはウララカに勝ってほしかったがハナ差で2着、断然人気のフィールドシャインの勝利。新潟10Rはモンテエンとショウナンバーズの2頭でこれが12着(ショウナンバーズ強くなりそう)。

函館メインはキングトップガン、アクシオン、マイネルスターリー、マンハッタンスカイ、ダイワジャンヌの5頭でこれも何とか突破。京都メインはタマモナイスプレイとマイネルクラリティ、ダイシンブランを選んでタマモが辛くも勝利。

リーチで臨んだ新潟メインはトーセンアレス、トーセンアドミラルとフォーティファイド、タイセイレジェンドの4頭。さすがに間違いないと思ったが・・・・。1着から3着までを買っていないので、諦めもアッサリつきました。

それにしても函館記念、本命はマンハッタンだったが、穴馬として高評価したアクシオンがマヤノライジンを差してくれたらかろうじて馬連は引っ掛かったのだが・・・・10歳馬にはさすがに手が出ません。もっとも、マヤノトップガン産駒は高齢馬の方が走るという傾向はあったのだが・・・。

私が競馬を覚え始めた頃は、当時の表記で8歳、今なら7歳のロードナイトという馬が、「8歳でまだ走っている」と記事や話題になるほど馬の入れ替わりが激しかった。まさに隔日の感。

もったいなかったのは京都最終。これは最強の法則の次回の連載で書くことにしたので省略。とにかくこれを機会に老眼鏡を作ることになった・・・。

これで何とか競馬の記事が追いついた。今週末、特に土曜は本当に新潟の雨が心配だ。

追伸・テレビで怪談ものの企画を頻繁に目にする時季。そして今年も、やはり出ました!地縛霊を自爆霊とする誤表記・・・。自爆する霊ってどんなんだよ(笑)。

|


2011年7月29日 (金)

7月23日土曜

伊良部・・・もう訃報は勘弁。

先日のラジオ日本の生放送を終えて外へ出たら明け方の4時半。ここで、今年初めてセミの声を聞いた。それも立派なシンフォニーで、やっと聴覚からも夏を感じることができた。29日金曜現在、府中でも鳴いている。それにしてもこの連日の雷雨、上空の不安定さは、秋が早くも忍び寄っているように思えてならないのだが。

土曜の日帰り新幹線通勤で、今週はずっと腰痛に悩まされている。考えてみれば、自宅から東京駅の1時間、新幹線2時間、タクシー30分と合計片道3時間半、往復7時間も乗り物に乗り放しなのだ。

特に窮屈なのは新幹線。私の体型は、脚が短い割に大腿部が人より長いので、前の座席の背との間に余裕がない。よって膝を斜めに傾けて座ることになるので、腰に歪みが来ているのだろう。

この腰痛で困るのは歯磨きと靴下を履く時。

さて先週の競馬。23日土曜。何とこの日新潟競馬場では、見間違いでなければ赤とんぼが飛んでいた。暑さもさほどではなかったが、とにかく蒸した。

この日はソコソコ馬券が好調。新潟9Rの三国特別、あれで3連単が万馬券になるとは。思わずニンマリ。放送に入っての10R苗場特別はデュアルスウォード本命もヒモ抜け、11Rは期待のアロマカフェが4着、抜けのポルカマズルカに勝たれて万事休すと暗雲たれ込めたが、最終は6番人気のカルマートから勝負して何とか3着、ワイドと3連単的中。

ただ悔しかったのは競馬ラボなどで配信した函館メインだ。函館芝短距離とやたら相性の良い一族で、かつサクラバクシンオー産駒のラテアートから勝負。8番人気に内心ワクワクしていたが・・・・序盤絡まれ、直線シブトく差し返すもクビ差4着。これではお金にならない。そして最終はココカラがまたしてもクビ差4着。この日は函館で買いたい馬にけっこう柴山が乗っていて、ことごとく飛ばしてくれた。

POG指名馬クッカーニャが函館でデビュー。内容は悪くなかったが相手が悪かった。これなら次あたりはアッサリ勝てそう。

バタバタと新潟競馬場を後にする。あまりにも風情がないので、帰りは駅の中の回転寿司屋で食事。東京の回転寿司ではお目にかかりにくいホウボウやトビウオ、ハタハタにノドグロあたりを注文して、少しは旅情を味わうことができた。

帰宅後は休む間もなく一気に予想原稿。深夜2時就寝。

|


2011年7月28日 (木)

久々に阪神。

●前回の内容で一部正確さを欠いたところがあったので、修正しました。

26日午前3時、オッサンにとっては壮絶な時間帯からの生放送だったラジオ日本「真夜中のハーリー&レイス」に出演してきた。たまに古巣の悪口を書いたりすることもあるけれど、ラジオはやっぱりいい。スタッフも気持ちの良い方ばかりだった。内容は、まあ無責任に適当なことをベラベラしゃべってきたけれど、番組にはさっそくお褒めのメールも届いたという知らせを受けて恐縮。

1つ自分でも理由の分からないミスをしたのでここで訂正。左回りの競馬場を東京と中京と説明していて、よりによって今開催中の新潟を忘れてしまっていた。昭和プロレスネタを頭で整理していたがゆえの失敗、肝腎の本業で凡ミスとは情けない。

●阪神がめでたく借金完済ということで(・・・といってもいつまた元に戻るか分かったもんではないが)、野球のことを少し。分かる人にしか分からない内容になります。

66日に最大11あった借金を、1ヵ月半で返せたのは予想外。交流戦でダルビッシュに勝ったのが大きなターニングポイントだった。そして捕手が城島から藤井に替わったことも大きい。また金本をスタメンから落としていることで、若手外野手に働くチャンスが与えられている。

榎田やら森田やら、移籍組では藤井など、いわゆる「阪神顔」の選手が増えてきたのも喜ばしい。彼らとは対照的なルックスの上本は、私より背丈も体重も小さいのにパンチ力がある。

●手放しで喜べないのは、水曜の中日戦を見ても、相手のミス(内野手全てにエラーが記録されるという、かつての中日からは信じられない試合だった)に助けられた面が強く、力で打ち負かしたという試合は少ないこと。

それに、今朝のデイリーを見ても、2軍にいる安藤、久保田、下柳のポンコツトリオを早く1軍に戻したいような意向もあるようで、城島も怪我が治れば無条件で1軍に上げるようなムードもあり、またあの陰鬱なベンチが戻ってくる危惧が忍び寄る。勢いが止まるとしたら、こうした負の遺産をまた使いだした時だと思う。それに阪神ベンチは勢いの出てきた選手をなぜかアッサリベンチに下げて、勢いの芽を摘む采配が多い。

もっとも、今シーズンはヤクルトを逆転できるとはさらさら思えない。直接対決は多く残っているがその大半は神宮だし。今年のヤクルトの強さは優勝するに最もふさわしいと思う。クライマックスシリーズで戦う資格を得るには、阪神にもせめて貯金が10は欲しい。

→と書いてきたら、木曜はまたしてもベンチの間抜け采配で勝手にコケた。

●勝間和代が中日のユニフォームを来て始球式か?と思ったら、ソトという新外国人投手だった。

 

|


2011年7月26日 (火)

2つの訃報

先週から今週にかけて、訃報が相次いでいる。その中で個人的に感じるものが強かったのは、原田芳雄と中村とうようだ。

 原田芳雄の死については、やはり1つの時代の終焉を感じずにはいられなかった。子供のころから見続けてきて、(最初は日テレの「冬物語」というドラマだった。たしか大原麗子との共演)子供心に自分の知る大人たちとは全く違う人種の、近づけない世界の住人であることを焼き付けられ、そんな世界への憧れを強く感じさせてくれた俳優だった。

思えば松田優作、萩原健一、勝新太郎、室田日出男、藤竜也・・・・テレビドラマの本当に幸福な時代を、多感な時期に体験できたことは大変な幸運だったと思う。と同時に、決してオッサンのノスタルジーではなく、今30代以下の人たちは、テレビ文化の貧困さしか味わっていないという意味ではかわいそうにすら感じる。

「寝盗られ宗介」は映画館へ見に行ったし、「いつかギラギラする日」の殺し屋も良かった。80年代初期のサブカル大集合だった「コミック雑誌なんかいらない」「ビリーザキッドの新しい夜明け」、そして飯田監督が好きで見に行った「アナザヘヴン」と、自分の好きな監督の作品には大抵絡んでいた俳優だった。 

シンガーとしての原田氏も好きで、82年頃にビールかなにかのCMで使われた「イッツオールライト」という曲を特に覚えている。ハ行の発音に独特のクセがあって、それがカッコ良かった。また数々のシンガーがカバーしているエディ藩(ゴールデンカップス!)の名曲「横浜ホンキートンクブルース」も、本家のエディや松田優作のバージョンよりも、原田バージョンが最高だと今でも思っている。横浜の「ハ」、ホンキートンクの「ホ」と、ハ行の文字が2つ入っていて、それが絶妙のアクセントとなっていた。

 中村とうよう氏とは、仕事上で少し因縁があった。ご存じミュージックマガジンの大編集長だった時代、ラジオ番組の企画でゲストに呼ぶ交渉をして、一度は受諾してくれた。しかし収録5日前に突然出演を拒否。その理由が「よく考えた結果、わずか〇万円のギャラで出るということは、金額の問題ではなく、その程度のギャラしか払えないほど局が下請け制作会社を搾取しているという構造に、私が加担したことになると判断したので、悪しからず」というもの。まあ怒るを通り越して当時は呆れた。

とにかく番宣も出している以上、制作会社の社員だった私は局への事情説明と陳謝に追われて、慌ててミュージックマガジン社を辞めたばかりの音楽ライター藤田正氏へ泣きつき、事情を伝えて代打出演を乞い、何とか乗り切った思い出がある。

 しばらくは当時のことを恨みにも思ったが、その後の氏の活動や発言を今にして考えると、なんと不自由な生き方を敢えて貫いたのかと、その潔さには敬意すら感じる。良い悪い、好き嫌いは別にして、70年代後半から90年代前半の音楽関係者には何らかの影響を与えた人物である。自殺の疑いもあるそうだが、そんな生き方に疲れてしまわれたのだろうか・・・。

 それに、JAGATARAを日のあたる場所へ押し出してくれた人としても忘れ難いし、そのことだけでも感謝。

 合掌。

 

|


2011年7月26日 (火)

涼しかった1週間

先週末の競馬のことは後回しとして、それ以外の心に留まったことを。

 荷物をいくつか配送する必要があって、何軒かの店舗で20代前半から半ばとおぼしき若い女性が伝票を書くのをボーッと見ていたら、その大半がペンを握り込んで持っていた。

字なんてものは書ければいいのであって、どんな形でペンを持っていても別に問題ないのは百も承知なのだが、ただ見苦しいのは確か。幼い頃に直されなかったのだろうか?そういうことを強要されない世代というものがあったのだろうか??第一あの握り方では、すぐに手が疲れて長いこと字を書き続けるのは困難・・・・とここまで書いて気付いたけれど、キーボード世代ということか!でも学校ではパソコンはめったに使えないわけだし・・・。うーん、どうでもいい謎。あ、でも箸の持ち方がおかしいのも増えているし、やはり「矯正を強制しない親が多い世代」というのがあったのかもしれない。

どこもかしこもなでしこジャパン。贔屓の引き倒しになりつつあるのは日本人の悪い癖。断れないのを承知でテレビ局もイベンターも引き摺り回す。ただその快挙は本当に、単純に素晴らしい。

しかも当方は沢選手の地元で、実家も歩いて10分くらいのところにある。リアルタイムでは見られず録画での観戦になったけれど、結果を分かった上で見ても、奇跡的なシーンの連続と、偶然と必然の織り成した最高の結末は実に分かり易く心に響いた。

同列に論じることはできないけれど、スポーツ観戦でそんなシーンを目にすると、いつも引き比べてしまうのは競馬のこと。結局はレースを見た後の爽快感、充実感をアピールすることが一番のファンサービス。そういうレースを見せていかないと、新規の獲得は難しい。誰の目も惹きつけなくなる。

それにしても、実況アナウンサーがうるさ過ぎる。声質も個人的にはスポーツ実況には適していないように感じる。スポーツ実況においてアナウンサーが主役になるのは個人的には違うと思うし、嫌悪感すら感じる。それに正しい声量ということにまで意識を張ってほしい。

競馬においては盛山毅、大林宏の両巨頭の名調子が懐かしい。近年では三宅正治アナウンサーくらいか。

あ、アナウンサーといえば先日、МBS制作のLF受けで放送していた野球実況で「打ったあ、高く上がった、セカンドゴロ」というのがあって、本当に飲んでいた茶を噴き出した。

 なでしこジャパンでもう1つ。ある選手がツイッタ―禍に巻き込まれた。釈明の記者会見で「もう合コンには出ません」というコメントがあったが、もし反省することがあるのだとしたら、ポイントはそこではないような気もする(笑)。

 

|


2011年7月23日 (土)

17日・日曜

台風が北へ抜ければ猛暑となったはずが、東へ東へと真横に進んでいったので、北の涼しい空気を引っ張り込んできた。おかげで秋のような涼しさが2日間続いている。週末はまた暑くなりそうだが、それでもこの涼しさはオアシスのよう。

 それにしても、台風が北へ進めずに大陸高気圧の外べりに沿って行ったことを考えると、この時期にしては意外にも大陸高気圧の力が強くなっているのかもしれない。もしそうならば、秋の到来は早くなる。お盆を待たずして涼しくなるのでは?と以前予想したけれど、そうなれば電力も助かる。ちなみに去年の夏の最大電力消費日は723日だったそうだ。

 717日の日曜は、東京競馬場。この日は、なんといってもWIN5だ。うーん、今度こそ!と思ったのだけどなあ・・・。これで5回目のWIN4、そして4連勝後に×という真正?WIN4は3回目。

 少ない点数で苦もなく4つまで来て、最後のアイビスはサアドウゾ、アイアムマリリン、エーブダッチマン、セブンシークイーン、シャウトラインの5頭に広げており、どうやっても取れる気分。

 まあ、今回は一番WIN5で買えないタイプのエーシンヴァーゴウに勝たれたことで多少は諦めも付くのだけれど、直線は一時エーブが勝ち切れるかというシーンもあったので力が入った。そこからのエーシンの伸びには呆れてしまったが・・・。ちなみにエーブが勝っていれば30万近くにはなっていたと思う。本当に悔しい。誰か私がWIN5を的中させると都合の悪い人はいるのだろうかと思えるほど。

 馬券ももちろんエーシン頭はないので惨敗。エーブ、アポロは両方アフリート産駒だから推していたものの・・・。本命サアドウゾが伸び負けた。

 それにしても、新潟の外回りを見るにつけ、長い直線だから後方から控えて行こうという安易な考えの騎手(指示かもしれないが)が多いことにガッカリする。開催序盤の外回りは、時折ペースが速まるマイルを除けば、基本的に前有利なんてことは大半のファンが知っていることなのだが。2週目に入ってその辺が修正されてくるのだろうか。

 そんなわけで23日土曜、新潟へ向かう直前にこれを書いてます。新幹線の友として、「今のテレビを考える」というテーマを、笑えて、しかしシニカルに扱った最新号のTVブロスを携帯。毎号読んでいるが今回は特に必読。

 

 最後にお知らせ。26日火曜深夜3時からの生放送、ラジオ日本「真夜中のハーリー&レイス」というプロレス番組からなぜかオファーがあり、出演することに。起きている人はまずいないと思いますが、ポッドキャストでも聞けるようなので、興味ある方は

http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/nwa.phpをご覧ください。

|


2011年7月19日 (火)

7月16日・土曜

与謝野がブチ上げた「射幸税」(最低のネーミングだが)、まだ構想の段階で、実際に実現するかどうかは分からないが、まあインテリ(といっても学歴が高いだけで実質はエセなのが大半の政治家)というのはいざという時には何もできないくせに、裏でいろいろせこい事を考えるのは本当に得意。税制より先に永田町にも定年制を導入すべきだと思うが、どうか。

他にもっと課税すべき対象は、宗教法人はじめいくらでもあるというのはかねてから書いてきたが、選挙の妨げになるので奴らは絶対にしない。

これ以上馬券(に限らないが)に課税されたら競馬(公営競技)にとって死活問題なのはいうまでもないこと。競馬なんてどうせ金持ちの道楽とか、あるいはバクチに使う金のあるほど余裕のある奴らから取ってやろうとかという短絡的な考えが見え見え。

16日土曜、新潟へ向かう朝にこの不快なニュースを目にして鬱々としていたが、1年ぶりの新潟は快晴。陽射しが強いので、日向ではかなりキツイが、子供のころを思い出させてくれるような、田舎の潔い暑さで、怒りに満ちた気分はすっかり治った。

ずっと日向で作業している人たちには頭が下がるが、観戦している分にはこれくらいならまだマシな部類。場内エフエムの研修で毎年訪れていた、旧コース時代の新潟の方が暑さは凄かった。なにせパドックでマチカネヤマビコが砂浴び始めた当日に現場にいた。あの日の暑さは人生で経験した屈指のものだった。どこもかしこも、昨今猛暑猛暑と騒ぎすぎだ。

 芝は春以降張り替えたそうだが、シッカリ根がついているようで、とりあえず開幕週については去年と全く同じ時計の出方。ダートも然り。そして相変わらず、外回りの直線の長さを意識して後方に下げて、慌てて追い込んでも届かないというマヌケぶりも目についた。いい加減学習してくれないものだろうか。

 ラジオ日本の中継席から見える光景も相変わらずで、向う正面にそびえるラブホ「US」も健在だった。ラブホとしては立地条件は悪い場所だと思うのだが・・・・それよりも開催中は、外回りコース観戦の際に隠れた絶好ポイントとして機能しそうだ(苦笑)。

 前半4週は日帰りのために、強行軍で地元の名物を味わう暇もない。楽しみは前乗りとなる後半開催に取っておくとして、この日は競馬場に毎年出ている新潟グルメスポットをあてにしていたら、なんと店が出ていない。新潟へ通い出して初めてのこと。節電のためだろうから仕方ないが、いささか拍子抜け。結局昼飯は、どこでも食べられるようなありふれたもので済ませる。

 ラジオ日本の解説は1勝2敗。悔しいのはメインレース。アースサウンドとネオフリーダムで馬連33倍、3連単290倍が決まったと思ったが・・・。ネオはなんと写真判定で3着に落ちてしまっていた。スローを見直してもネオがトーホウを押さえているように見えるのだが・・・・。残念。

 最終レース終了後、イベントスペースで安めぐみとザブングルがイベントをしているのを横目に、そそくさと競馬場を飛び出して、タクシーで新潟駅へ戻る。新幹線まで中途半端な時間なので、駅前の「無尽蔵」でつけ麺を食す。

私が乗った下り新幹線の乗車率は7割程度。冷房が異様にキツく、今年は節電モードで冷房が緩いと見てカーディガンを持っていかなかったことが裏目に。行きは車内を28度設定にするというアナウンスもあってちょうど良かったのに、帰りは電力管轄が違う??からなのか、以前の新幹線名物・猛烈な冷房に晒されて頭痛が止まらなかった(周りの乗客も寒い寒いと言い合っていたので私だけが特異な体質なのではない)。車内販売のホットコーヒーで凌いだためか、風邪はひかずに済んだ。

 21時すぎに帰宅、ノンストップで予想原稿をあげて、25時就寝。

|


2011年7月15日 (金)

7月10日の競馬

14日木曜付のデイリー、15日金曜付のサンスポには、突然勇退を発表した後藤調教師のコメントが一部掲載されていた。
「調教師という仕事が理想像と違ってきた」「自分の居場所が競馬界になくなった」そして何より「競馬ってもっと面白いんだよ。馬主やファンが魅力的と感じられる昔の競馬に戻ってほしい」という言葉に軽い衝撃を受けた。
 まだ58歳、決して体調面や資金面を理由とした撤退ではないとも書いてあった。よほど腹に据えかねることがあったのだろう。今の競馬の問題点の、最大のカギが内包されているように思えてならない。

気の進まないことかもしれないが、後藤先生には積極的に口を開いて、競馬の改善のために大きな一石を投じて頂きたいと願う。

で、前後しますが710日の競馬。午前中は私用で外を駆けまわり、汗だくだく。PATで買ってあった、この日最初の勝負レースの函館1Rが大本線で決まり、まあこのあとよほど酷い買い方をしなければ負けなしという態勢を早々に確定。安心し一度帰宅して、シャワーを浴びてから東京競馬場へ。

10R以降はどこも当たらなくなってしまったものの、それまでが好調で逃げ切り勝ち。ただ終盤が当たらないと、次の週へ向けてはかなり不安な心持を引きずってしまうものである。怪しい雲行きのままこの週の競馬は終了。打ち上げでは先週風邪で自重したビールで喉を潤す。

七夕賞は遅い流れの割に前が粘れなかったのは、内目の洋芝がヘタレてボコボコになっていて、外をマクリ上げてくる馬に有利に働いたことが大きい。実質野芝の馬場になっていたので、野芝の申し子イタリアンレッドの快勝は納得できる。52キロは軽すぎたくらいだ。

失敗はタッチミーノットを消したこと。だが野芝馬場ならダンスインザダークだったか・・・。中山下手の癖に秋の野芝の中山だけは異常に走るダンスインザダークを思えば、これまた警戒が必要だった。対抗にしていたシャドウゲイトが先頭に躍り出たときは馬連押さえ的中かと思ったが・・・本命オペラブラーボは内枠が仇、包まれてしまい何もできず。

この日の競馬で目に留まったのは、京都7Rで初勝利を挙げたコスモディセント。ちょっと初勝利が遅すぎる気もするが、長距離路線へ的を絞れば面白い馬になりそうな予感。

書き忘れていましたが、POG1週前のクールユリアの函館新馬勝ちで片目が開いた。新種牡馬産駒を1頭は指名するルールなので、ケイムホーム産駒のこの馬を持ってきた。

10位指名が初勝利とは縁起がいいが、すでにデビューした他の2頭、ディアコメットとフォントルロイが箸にも棒にもかからない。当面はクールユリア1頭に期待がかかるが、相手が一気に強化しそう。本当なら小倉を使ってほしいのだが。

これでやっと競馬関係の話題が追いつきました・・・。なお噂ですが今年は東京競馬場の花火大会はやらないようです。

最後にお知らせ系。

ラジオ日本の解説で、いよいよ今週から新潟通いがスタート。都合により前半開催は、土曜の日帰りにしました。今週からは出番が入れ替わり、14時半から16時半の担当となります。

月刊「競馬最強の法則」8月号、発売中です。今回私が絡んだのは通常連載のみ。

騎手をテーマにした特集はデータで固めており気付かない傾向を浮き彫りにしてくれます。出遅れ率のような、騎手にとってはありがたくない切り込みができるのがこの雑誌の偉い所。

ただ出遅れについては、スタートの下手な馬をお手馬にしていると率が実情以上に下がってしまうので、そこだけは注意が必要。騎乗数がとても多い騎手なら信憑性は高いと思います。

それから地獄の早耳に出ていた、「障害レース廃止か?」というネタについては、いろいろな考えがあると思いますが、注意深く見守りたい。実は数年前からずっと囁かれていたことであり、多方面からその可能性を聞いてはいましたが、事が大きいので触れませんでした。

継続、廃止、どちらにしても、理由に正当性はあります。当面は何も動きはないとは思いますが。

あとブラックジャーナルの、3億円事件ならぬ、「市丸さん1億円事件」は必読です(笑)。

|


2011年7月14日 (木)

7月9日土曜

仕事部屋の卓上サイズのテレビはアナログだが、買い替えそびれていたら、デジアナ変換に表示がいつしか変わっていた。詳しい人によれば、これであと数年はアナログのまま見られるんだと。ケーブルで視聴している場合は、デジタルをアナログ変換してくれる期間があと3年くらいあるので、猶予期間が延びるんだそうだ。これって告知してるんでしょうか?(画面の下に細長く字幕でスクロールされていったのは見かけた)みんな知ってることなの?ひとまず、当面買い替える必要がなくなってホッとする。

 9日土曜は中山競馬場。ここまでの3週は、比較的凌ぎやすかったが、この日は梅雨明けした途端に本当の夏がやってきた感じ。

洋芝部分が完全にこの暑さでヘタレてしまって、掘れている。掘れた所はボコついた感じで、さすがにグリップ云々のレベルではなく、外差し馬場になった。こんな時期に暑い地域でオーバーシードの競馬をやること自体が珍しいだけに、久しく見なかった異質の芝が出現していた。

 しかしこの開催の中山は(今続行中の京都もだけど)、これこそ昔ながらの芝という推移になっていて、見ていてレースが面白い。もともと開幕週からある程度,

外からも届く芝に設定してあったことも評価したい。馬券の調子が良かったのもこの辺が理由かも。とにかくこれまでのツルツルの馬場がオカシイのだ。

 ダートも興味深かった。ラジオ日本が造園課に取材したところ、含水率は3%。厳冬期の馬場よりも乾いているくらいなのに、1800mの時計が厳冬期より速い。上のクラスに行くほど冬との差は小さくなるのだが、面白いのは3歳未勝利戦で、冬よりも1秒から1秒半も速くなっているケースが目立った。馬のレベルは冬場の方が揃っている上に、夏場の乾燥具合が進んでいるのなら逆にならないとオカシイのだが、そうはならないのが不思議。

結局、かねてから書いているように、冬場は凍結防止剤の混ぜ込みで深いハローを掛けるので、砂の深さが夏場とは違うために時計が掛かっているということなのだろう。

 放送席から見下ろすと、散水車の通った後のツートーンカラーが鮮やか過ぎて美しいとまで思えるほど。最も印象的な風景だった。この日は4回水を撒くという発表があったのだが、馬場の内目の散水を先に、外目を後にしていたので、その時間差の部分で黒白のクッキリしたコントラストを見ることができたわけだ。

 ただ風があったので、心配されたゴンドラ放送席の暑さは、体感的にはさほどでもなかった。放送が終わってスタンド前に出てきても、風が助けてくれた。

 この日も予想は好調だった。ただ痛恨だったのは中山9Rの行川特別。配信した予想では3着となったタングルジャングルから1頭軸マルチで20万馬券的中なのだが、自分の馬券ではフォーメーションにしてしまってハイマーク頭がなし。人さまには福を分けて自分がドツボにハマるという間抜けぶりだが、逆よりはいいだろう。

 

実利も含めてまとめ取りしたのは京都9Rの樟葉特別。本命オーシャンブルーが勝ち切って、2着もステイゴールド産駒のゴールドブライアン、3着に本当は強いのに人気薄だったゲティスバーグと入ってこの配当は付きすぎ。馬連1点、ワイド2点両取り、3連単と取れたのは幸運に尽きる。

遅ればせながら、予想の調子が安定してきた。東京競馬場は本当に苦手だ(苦笑)。

 下半期の競馬の概要が固まってきた。秋の福島は新潟で代替。冬の小倉はかねてから噂になっていたように1週前倒し。そして馬連20周年記念として、今月16日以降9月4日までの特別戦の馬連、ワイド、枠連に売り上げの5%を上乗せして払い戻すプレミアム化を施すことになった。

 

 いつも批判ばかりしているようだが、震災以降のJRAの施策は概ね高評価できるし、本当に頑張っていると思う。まあ裁決だのレース編成部門については相変わらずではあるのだが。

|


2011年7月13日 (水)

7月2日~8日

2日土曜は予想が好調。ラジオ日本の方も3戦2勝、自分のサイトや競馬ラボ、競馬マガジンなどでも、推奨した函館メインのピースオブパワーが頑張ってくれて余裕の勝利。その他のレースも運が良かった。

 中山グランドJは、目の前で障害飛越を見ようと4角よりに移動して観戦。しかしそのためにメジロラフィキの悲劇を目の当たりにしてしまった。マイネルネオスを勝利に導いた柴田大知騎手のインタビューは感動的だったようだが、私には勝者側の諸々よりも、運命の悲しさ、残酷さを胸に刻みこまれたグランドJとなってしまった。 

しかも、レース後に帰宅の途に就こうと、通用口から法典の駅に抜ける門の前に出たところでは、故障した馬を運ぶ白十字の車と遭遇。中で立ち尽くしていたのは、おそらくは競走中止したスズカスペンサーだと思われる。この時点では分からなかったが、後刻出た発表は予後不良。まさにこれから天国へ向かうための場所に赴くところだったのだろう。

 3日の日曜も、予想はそこそこ好調。ただ両重賞はダメだった。ラジオNIKKEI賞のフレールジャックは思ったより切れたし、強かった。良くて3着まで程度と思っていたので・・・。これでずっと続いていた「ディープインパクト産駒の前走勝ってのオープン昇級戦に1着なし」のジンクスがとうとう崩れた。上半期の3歳限定重賞ラストで崩れるところもまたなんとも。

ただあの切れ方や体型を見ていると、おそらくは2000m以下に適性がありそう。秋は神戸新聞杯から使うそうだが、そこで中途半端に来てしまって長距離路線を選ぶと、菊花賞は惨敗しそうな気もする。秋天からマイル路線が良いのでは?

函館SSはカレンチャン本命も、期待したケイアイアストンが内で包まれて動けないまま終わってしまった。押さえの馬連的中も、3連単はダメでこのレースは赤字。

WIN5はどっちらけの19000円台。ラジオNIKKEIにフレールがなくて、これで4度目のウイン4。

今年の南部杯が中央開催として東京で施行され、岩手県競馬に売り上げの一部を計上することになった。その手があったか。賛否両論はあるだろうが、今年のこの状況を考えると、英断と言っていいと思う。これでスマートファルコンは中央の馬場を走ることになるのだろうか(苦笑)?

6日は某所で会議、7日には今月末にアップされる競馬ラボの不定期企画「競馬直談判」の第2回として、大魔神こと佐々木主浩さんとの対談を収録。8日は体の定期メンテナンスで女子医大病院へ。7月1週目はかくしてバタバタと過ぎて行った。

|


2011年7月12日 (火)

いまさらですが、宝塚週。

 競馬関係についての記事がだいぶ空いてしまった。宝塚週以降更新していなかったので、まとめて端折りつつ。

●宝塚記念はナムラクレセントから入って撃沈。イレ込みも激しく、それが理由かどうかは分からないが相当なハイペースで飛ばして、マイルの競馬をしてしまった。本来はスピードが持ち味の馬だが、それが極端に出てしまった感じだ。

アーネストリーにとっては、切れを問われないハイペースになったことも幸い。父子2代制覇達成に導いた佐藤騎手の捌きもお見事。

好レースに水を差したのは安藤騎手のゴール前の御法。あれはどう見てもブエナビスタの追い込みに気がついていなかったか、あるいは直前で急に気がついて慌てたようにしか見えない。最後まで追っていたらまず間違いなく2着はエイシンフラッシュだった。たまに本当にナメたような騎乗をすることがあるので、何とかしてもらいたいものだ。

●夏目氏は惜しかった。アーネストリー本命はズバリも、競馬予想TVのGⅠ部門タイトルの仕上げをルーラーシップとのワイドに置いてしまった。的中ならタイトル確定だったが・・・。一緒に観戦していたのだが反省しきりだった。

●人さまのことはともかく、私は今期の競馬予想TVをぶっちぎられのシンガリ負けで終了。敗因を分析しないといけないが、1つ言えるのは、本命馬が他のいわゆる穴党記者と言われる人たちと被るケースが多かったこと。

別に彼らがどうこうではなく、他人とカブリの多い馬を、穴馬気どりで本命にしている時点でダメということだ。

それよりも、特に馬券が売れるGⅠでは、世評の逆を狙うというか、不当な評価を受けて印を落としている馬をいかに見つけるかが一層大事になる。皐月賞オルフェーヴルの左回り不得手説とか、朝日杯やNHKマイルCでのグランプリボスのマイル長すぎる説とか、オークスのエリンコートの距離不安説とか、ダービーのウインバリアシオンの青葉賞低レベル説(実際時計レベルは高レベルではないのだが、その方がダービーでの反動が出にくい)とか、安田記念の3歳馬要らない説とか・・・・。

それらの中でオークス、ダービー、安田記念では、見事にその先入観にハマってしまった。

宝塚記念にしても、アーネストリーは誰でも印を打つ馬だが、勝ち切れない馬という先入観が強すぎて、本命に推した人は稀だった。私も同じ。むしろ、ナムラの方を本命視していた人の方が多かったくらいだ。

私の場合は、他の人の印とずらすという意識はあっても、ただ人気薄の中から面白そうな馬を拾うというパターンに執着しすぎて失敗を繰り返した感がある。それが皐月賞のノーザンリバーだったり、ダービーのユニバーサルバンクだったり、宝塚のナムラクレセントだったりしたわけだ。思えば、マイルCSにおけるエーシンフォワードショックが悪い方に影響を与えてしまったのかもしれない。

まあ、ここまでのことはあくまでも競馬予想TVでの予想に限ったことではあるのだが、ただどこで予想するにせよ言えることは、他の人が印をつけないであろう馬を選ぶことと、他の人の裏をかくことは似て非なるものである、ということ。

あとは芝、特に4大場の芝が、この1年で従来と全く違うコンディションになってきたことも失敗の理由である。思い返せば、過去の同じレースでの成績や傾向が役に立たなかったことがとても多い。(それに気づいて過去のレース傾向を無視したエプソムCは、敢えてダークシャドウを2着までに固定したので取り逃したが、本命エーブチェアマンは成功した)この辺をもう一度見直すことにする。

|


2011年7月 7日 (木)

再開します

 だいぶ間が空いてしまいました。

いま流行っている風邪はとてもしつこいので皆さんご注意を。咳と鼻水がとにかく止まらない。記憶に残っている限りで、1つの風邪を3週間近くも引きずるのは初めて。熱が全く出ないので動けてしまう分、治りが遅いのかもしれない。しかも週末は土曜中山、日曜は東京と競馬場で日中を過ごすので、なおさら。

 咳き込みが酷いために筋肉痛や虚脱感が半端なく、夜は早々にダウンしてしまう。その分、昼間は仕事で手いっぱい(大した量ではないけれど)になってしまうという日々がずっと続き、おまけに他にも病人が出てしまって、とてもブログには手が回らなかった。

7日現在、私はようやく85分くらい回復。

 それにしても、関東は雨が少なく(九州南部の大雨被害が収まることを願います)、まるで梅雨が明けてしまったかのよう。この分なら、今の気候に似ていた01年のように、8月の声を待たずに涼しくなるなんていう事態になるのではないだろうか。

 大震災の義捐金の勢いが急激に弱まり、支援ムードの後退を憂慮する声が出てきているようだ。

JRAはこれまで43億円もの義捐金を拠出することができた。これは大きな貢献だと思う。下半期は被災地支援競走やWIN5からの供出を取りやめるようだが、JRAの屋台骨を考えるとそろそろ致し方ないところも。せめて場内の募金箱は続けて設置しておいてもらいたい。

このところ思い出したように、大きめの揺れを伴う地震が来ている。松本も和歌山も震源がごく浅く、マグニチュードが5台にも拘わらず震度が5強もあるという点で同じ。断層が少し動いているのだろうか・・・。

 地震に対する警戒心も、復興支援への関心が薄れていくのと同様に薄れているような気がする。そうそういつも気を張ってはいられないのは当然だけれど、忘れてはいけない。

 直近の、巨大地震が続いた時期の現実を。

鳥取地震 1943910日 M7.0 推定震度6
東南海地震 44127日 М8.4 推定震度7
三河地震 45113日 M7.1 推定震度7 
昭和南海地震 461221日 M8.0 推定震度6

4連発、全て死者1000名以上

まさに戦中、終戦直後のとんでもない国難の時期に、これだけの災禍が日本を続けざまに襲っていたことは意外と知られていないのではないか。これに加えて大空襲や原爆投下などがあったのだから・・・。

国威発揚の妨げになると、これら大地震についての報道管制が敷かれたこと、そして戦時下のために被災地の調査や学術的研究が全く行われなかったことが、この60数年前の災禍への意識を薄いものにするとともに、直近でありながら、貴重な調査研究のストックが薄いという痛恨の事態を招いているのだそうだ。

3か月や4カ月特に大きな被害がなかったからといって、何の気休めにもならないということと、何より、風邪なんかひいてる場合ではないということを教訓としたい。

|


« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »