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2011年11月

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2011年11月29日 (火)

11月20日

★この日はWIN52つ目でハズレ。足かけ4週に渡った連勝はWIN13でストップ。

WIN5の売り上げが10億を切る。この週はまだ馬場の不安定さが理由に成るかと思われたのだが・・・・。

★マイルCSは、エイシンアポロンは納得の勝利も、2着フィフスペトルを逃した。この日、馬場が乾いて京都は内枠断然有利の馬場に変貌。これ、週末ずっと好天だったら相当の高速馬場を設定していたと思われる。そしてフィフスに乗っていたのが馬場読みの名人横山。当日の馬券が変えるのならともかく、前日までに全て公開している身としてはどうにもならない。

サプレザは今年も一番強い競馬をして、過去2年のリプレイのようなレースをしての3着。つくづくこのレースに限っては運が無い馬だ。それにしてもタフな牝馬である。

イモータルヴァースは日本ではあんなものだろう。

★狙い目とした福島記念は、本命メイショウカンパク健闘も2着まで。アドマイヤコスモス、一旦は危うしと見えたが・・・脱帽。番組では馬連的中のみに留まってしまった。複勝があれほどつくなら、そちらで勝負すべきだったか。

★ソフトバンク日本一。それにしても重たい日本シリーズだった。野球の面白みの要素の、ある一部分だけが肥大化したような感じで、さすがにあそこまで打てないと清涼剤としての機能がなさすぎ。それでも森福が気迫の投球でノーアウト満塁を凌いだところは名場面だったし、あれで完全にシリーズの流れが変わった。MVP小久保はないでしょう!誰がどう見ても森福しかいない。

チーム打率15分台で第7戦まで漕ぎ着けた中日の戦い方もお見事。こういうケースはこの先2度とないだろう。

★優勝チームから、来年は和田も杉内も川崎もいなくなるという異常事態。仕方ないとはいえ、プロ野球は私が子供のころから親しんできた姿とは変わってしまった。野球人気低落の一因として、選手のチームへの帰属意識(の薄さ)が、ファン心理と乖離しすぎてきたことがあるのは否めないだろう。

もし、万が一にも昭和40年代前半から今のシステムになっていたら・・・という無理な仮定をするとしたら、とうの昔にマイナースポーツにおいやられていたのではないかという気がしてならない。

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2011年11月29日 (火)

11月19日土曜

競馬関係から先に。

★雨が1日中降りしきった19日、土曜。時計の出方や馬場の見た目から、芝は発表の馬場状態より1つずつ悪いのが実際のコンディションだったように思う。

(良が稍重、稍重が重、重が不良)

★大雨にもかかわらず、昼休みのAKB・倉持明日香嬢来場を待ち構えたファンがゴール前のスペースに大集結。予想を出している所を場内テレビで見たが、リディルとクラレントが兄弟だと知っていた(教わっていた?んだろうけれど)のには感心。そういえば今年の年頭だったか、東スポで「競馬やってみたい」と言っていたコメントを見たような気がする。

★通常、ダートは道悪なら高速化するものだが、この日は雨の降りが酷過ぎて9R以降は却って時計が掛かり出した(高速時よりも、という意味で)。降雨の最中のダートは、時としてこういうことが起こり得るので要注意。

★そして芝で馬場コンディションにバイアスが出ている時は、横山典の通って来るコースを見ていると、芝の一番伸びる箇所が現状どこなのかを判断できる。本当に馬場を探るのが巧い(というか意図的に探ろうとしている)騎手である。ベリーも結構つかんでいた。だからこういう日の芝では、特定の騎手に勝ち鞍が偏る傾向がままある。

ダートでも、泥しぶきをいかに馬に被せないかという工夫をしている騎手の苦労のほどが、放送席から見下ろしているとよく分かる。インへ入れても、前の馬との間隔をうまくとって、ハネ上げる泥を馬が受けないように苦心している。そして当然ながら、全く分かってない人もいる。

★東スポ杯は馬場が悪すぎてあまり参考にならず。少なくとも道悪適性だけはハッキリと判明した結果。ディープブリランテもまだ過信禁物だろう。上がりの速い競馬への対応という課題はまだ残っている。

★そして納得いかないのがクラレント放馬問題。本馬場入場時に弾かれたように飛ぶ動きを見せ、そのあと騎手を振り落として靄の中に消えていった。上から見ていると完全に全力疾走で向う正面を抜け、2角付近の待避所まで約2000mも走り、仲間のいるところでようやく止まった。待避所にいた騎手は、靄の中からいきなり裸馬(鞍は着けているが)が現れたのだからビックリしたことだろう。

クラレントが騎手を振り落としたのは、当初は誰かが突然フラッシュを焚いたのか、あるいは傘でも開いたためかと思っていたが、下からのレポートによればどうも照明がラチか水たまりかに反射したのを見て驚いたらしい

それにしても、あれだけ走ったのだから除外は間違いないと思っていたら、「馬体に異常を認めない」として走らせたのには心底驚くとともに呆れた。

クラレントが好走したか惨敗したかという結果は一切関係ない。調教師が道悪だからどのみち仕方なかったというようなコメントを出していたので、それで何やら済んでしまってはいるが、そういう次元の話ではない。

翌日同じく放馬して3着だったワイズリーや、1週目に放馬して勝ったツクバコガネオーとは走った距離に相当の差がある。また日曜の東京最終のダイワモービルは、クラレントよりも暴走した距離がずっと短いのにアッサリ除外(外傷ではない)。この判断も分からない。

まあもろもろまとめて1213日発売の「月刊最強の法則」で採り上げたので詳細は省かせて頂きます。そして翌日の新聞や週明けの雑誌などで、このことを指摘し疑問を呈している人が見た限りでは皆無だったことにも驚いた。

★競馬予想TVのためにお台場へ移動。府中はただ雨量が多かっただけだったのに、お台場の駅に降り立ったら風も加わって、台風もかくやの暴風雨。傘を開かずに半開きにしてアタマに被せつつ、地面のマークを見ながら何とか歩き切るも膝から下はびしょ濡れ。ほとんどの通行人は傘を壊され、開き直って手ぶらで濡れるに任せていたが、風が酷くてそれでも前に進むのに一苦労。出演者の一人だった夏目氏は、折れた傘の骨が手に刺さって出血する始末。交通機関もいくつか止まって高村嬢も放送開始までに辿り着けず。

ところが高村嬢の遅刻のおかげで、放送を見た方はお分かりだろうが、若き日には演劇を志した時期もあるというヒロシさんの、珠玉のオカマキャラという思わぬ副産物が飛び出した。見た人は得をしたのか、あるいは気持ち悪い分損をしたのか(笑)。

 

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2011年11月29日 (火)

すみません

実は11月は12月とは比べ物にならないくらいタイトでしたが、日曜の某所忘年会でとりあえずそれも終了。自分にとっては1年納めてしまった感じで、疲れがどっと出ました。

火曜から少しずつ更新していきます。何か書きたいことも溜まっていたので、おそらくはテーマ1つずつで1回ずつ更新する散弾銃的なスタイルになると思います。

それから、いよいよ12月16日から店頭に並ぶ新書のお知らせもさせて頂きますのでご覧になってください。

とりあえず今日は寝たい・・・。

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2011年11月25日 (金)

やっと

22日に12月15日発売の新書を書き終え、ゲラチェックが先ほどようやく終了・・・。

並行してルーティン仕事やったり、最強の法則の1月号の有馬記念特集やら連載やらに追われていたので、しばらく何も書きたくないくらいですが。

少しずつ取り戻していきます。

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2011年11月16日 (水)

11月12,13日

新書の締め切り直前週で、かなりテンパっています。簡略バージョンですみません。先週の競馬関係のことだけ。

◆土曜の競馬は巧く頭が回って、買い方を捻ったせいで勝てた感じ。新潟7Rは少額投資マシンガンで高配当を引っかけられて実に幸運。

◆ラジオ日本は10R以降。パラダイスSはアンシェルブルー本命、ヒモに回したトライアンフマーチに勝たれて安い馬連でガッカリも、コスモセンサーとのワイドで救われた。京王杯2歳Sは対抗馬が勝つも2,3着がヌケという恥ずかしい結果に。本命ダイワインスパイアは新馬戦の方が展開はキツかったと思うが、今回は終始息が入らず怒っているような走りになって失速してしまった。12Rは手堅く的中。あれで3連単が1万円に届くとは思わず。

◆競馬予想TV。本番中に知ったが、スマートファルコンのリタイアは本当に残念。JCダートはいよいよトランセンドとエスポワールシチーの一騎打ちの様相か。

◆この週は東京も馬場も芝が長め。内外へ広がっての見応えある競馬が続いた。こうでないと面白くない。一体天皇賞週の馬場はなんだったのか。

◆エリザベス女王杯、スノーフェアリーはどこから飛んできたのか分からなかった。本当に強いが、日本の騎手もあまりにインを空けすぎ。あそこまで空けなくても、インだってソコソコ走れる馬場だったと思う。シンメイフジの大逃げには敢闘賞を。

◆本命にしたダンシングレインは、出も悪く全く競馬にならず。不安説がまともに出た感じ。そこを分かっていて狙ったのだから仕方ない。能力の高いのは十分証明済みなので、来年はまともなコンディションで来てほしい(今年も来た時は元気だったのだろう。脚がおかしくなったのは来日後のこと)。普通のデキならここで勝てるくらいの力はある。

◆新潟で、深夜にあんなに雨が降っていたとは思わなかった。完全に外差し馬場、こうなると予想TVの狙い目で出したダイワナイトは辛かった。

◆今週末は全国的に土日共に雨の予報。まとまって降るようで、新潟は特に差し馬天国になりそう。京都も適性が問われるくらいの雨量にはなる模様だ。今年のGⅠで最難解なレースが、一層面白くなってきた。

◆どんな時でも12億の売り上げを継続していたWIN5が、ここ2週10億に落ちている。雨の影響で馬場が読めないことが敬遠されたのか?それともダウンが始まったのか?ただ週単位の全体の売り上げは微増。

◆最後にコソッと書くが、2週連続でWIN5・・・・・的中。女王杯が終わった時は、先週ほどではないけど、4,5万くらいかと思っていたら、意外にもツイてくれた。3×2×3×2×4の144点。武蔵野Sの本命ナムラタイタン勝利が、的中票数を落とす上で効いたようだ。目下天皇賞のトーセンジョーダン以来、WIN11続行中。こういうのは書いた途端に終わるものだが・・・。

しばらく間が空くと思います。

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2011年11月11日 (金)

11月5,6日

文科省での会見、そしてコンプライアンスとかいうから、てっきり選手か何かが紳助的な事件に巻き込まれたか、野球賭博がらみかと思っていたので、ただの内輪もめにすぎなかったという点では腰砕け(球界を思えばよかったのはもちろん)。

今回の清武代表の反応は極めて正常なものだ。野球界はおろか政治経済界においても諸悪の根源(笑)たるナベツネに、あそこまで正面切って噛みついたのは素晴らしい。ただ、明日からの日本シリーズへの注目度に少し水を差してしまったことだけはいただけないが。

それよりもトルコの連続地震。マグニチュード5.8にしてあれだけの倒壊、建造物の耐震性がいかに人命を守るかが分かる。

それにしても、前回のトルコ地震の時に、ヤフーその他に一瞬ヘッドラインとして出た「トルコの原発から放射能漏れか」というニュースのその後って、一体どうなったのか?続報を全く目にしないのだが・・・。

前回の続き。何とか競馬開催日をためないように。

5日土曜はラジオの解説が休みで、プライベートで午後から競馬場。久々に内馬場に入ったら、カレーのココイチが入っていたので驚いた。スタンド側は客入りが悪かったが、内馬場は家族連れで混雑。

この日は馬連で10倍台ばかりが引っ掛かって途中ややマイナス。ファンタジーSはアイムユアーズをファルブラヴ産駒の1400m適性の高さで穴馬指名したのはいいけれど、軸としたゴールデンムーンのシンガリ付近追走には唖然。内容も悪くないのに不当に低い評価をされた馬を本命にするというのが穴馬券を取るセオリーの1つなのだから、ここはアイムに本命を打つべきだった・・・。しかも2着馬のディープ産駒がヌケでダブル後悔。

自信があったユートピアSのレッドエレンシアにも参った。まるで競馬をしていない。

それでも東京最終を馬連3連単的中でどうにかトントンに漕ぎ着ける。帰る頃にはポツリと雨が降り出した。

日曜は京都10Rのスカイノダンが楽しみだったが、上位人気2頭が上に入られて3連単が安い。京都最終はキンカメボックスで勝負、メイショウツガルがもう少し頑張ってくれれば3連単250倍を○百円だったのだが・・・。まあ良いことばかりは続かない。

アルゼンチン共和国杯は、極めて順当にトレイルブレイザーが勝利。目黒記念や宝塚を見れば能力は明らかで、対抗に置いていたが、本命のコスモヘレノスは全く見せ場なし。ただ3連単はフォーメーションで推奨していたので、何とか配信的には恥をかかずに済んだ。

コソッと言いますが、WIN5取りました・・・・。過去にWIN4を9回、そのうち4連勝して5つ目を外すという真性WIN4は3回・・・ソフトバンクの心境ではありましたが・・・あの最低金額では当たったというのも恥ずかしい。下品なたとえで申し訳ないが、とても安いところでババア相手に童貞を失くしたような感じ。身近に80万超えが複数名いるだけに肩身が狭い。

POG1位指名トーセンシーザーは続戦せずに放牧へ出てしまった。前走の内容が素晴らしかったストローハットは足元を痛がっているそうで(ソエらしい)これも放牧、少し掛かりそう、年内は難しいか。ダークシャドウも残念なことにリタイアしたようで、年内は使えないようだ。レース中にやってしまったメイショウベルーガ以外、重度のケガはまだ見つかっていないようだが、異様に高速だった天皇賞週の芝を使われた馬たちの今後が憂慮される。

※ラジオ日本は12日、19,26日は2時半から4時半担当です。

※最強の法則12日発売です。新連載で「直言居士」をスタートさせます。

※競馬予想TVは12,19,26日出演です。

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2011年11月 8日 (火)

11月1日~4日

111日は競馬ラボのJBC特集の締め切り。2日はJC週発売のギャロップの競馬予想TV広告ページの担当原稿の締め切りとサラブレの締め切り。そして3日はJBCのために大井競馬場へ。ものすごい人出で、東京大賞典よりも入っていると関係者がホクホク顔。

18時からのイベントは、阿部厩舎の谷中公一調教助手がなんとMC、そしてゲストに中谷雄太騎手を迎えて、JBCの予想会。15分間しか持ち時間がなく、3鞍を扱うとあっという間に終わってしまった。

終了後は場内の特設スタジオからラジオ日本中継の解説。ナイターでの解説は、レースや資料が見づらくて少々難儀。しかし貴重な体験ができた。

当日の人為的超高速馬場については前に書いた通り。ただレース自体はどれも見応えがあった。個人的なベストレースはスプリント。

クラシックは翌日の新聞紙上では名勝負と称えている所もあったけれど、あくまで個人的にはなるべくしてなった結果で、ある種予定調和。名勝負と言うよりはスマートファルコンをトランセンドが追いかけただけのレースに映った。一度も並びかけるところがなかったし、またスマートの素晴らしいデキに対してトランセンドは真の名勝負だった南部杯から中2週、いつもよりも大人しくデキが下がっていた。もともと逃げ馬の割にはテンはさほど速くなく、スタートから追っ付けて行くタイプの馬で、今回もガシガシと追われていたが、なかなか馬が集中していかない感じ。それでも最後は1馬身まで詰めており、勝ち馬だけでなくトランセンドの強さも改めて思い知らされた一戦だったと思う。

南関ブックの竹内さんによれば、スマート陣営は「ドバイに選出されるために今年はJCダートを使いたい」と語っていたそうで、おそらく次走は3年ぶりの中央出走がJCダートで実現しそうだ。トランセンドとの再戦、そこに日曜に完全復活したエスポワールシチーが加わって、久々に真の3強決戦が見られそうだ。

この日は終わり次第即帰宅。解説としては本命馬が全て勝ったので、まあまあ、か。ひと休みして単行本原稿少し。予定よりも進めず睡魔に負ける。JBC終了で大きな山を越え疲れが出たが、風邪をひいてる暇はない。

週末はラジオ解説も予想TVもなし。金曜土曜はたまりにたまっていた私用と原稿に専念。JBCデーが堅すぎて、翌日は荒れると見て金曜大井最終日の後半3鞍にSPATで参加。イベントで一緒だった高田騎手から、関西の厩舎関係者には南関ファンが多くて達人もいるという話を聞いて、その際に教わった格言通りに買ったら大きいのが引っ掛かった。どんな格言かは本人に了解をとってないのでここでは書きません(笑)。

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2011年11月 5日 (土)

土曜夜の府中の天候

夜7時過ぎですが、府中の雨は少し強さを増しています。芝は明日の天候次第で分かりませんが、ダートは少なくとも軽い馬場になることは間違いないです。

なお芝は火曜に刈ったと発表がありましたが、先週とは雲泥の差。気温が高かったこともあり、生育が良いようで、開幕週に近いくらいの深さはあるように見受けられました。もっとも、砂の入っている、見かけ荒れているインを通っても、なんら支障はありません。外伸びとか内伸びとか考えない方がいいでしょう。

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2011年11月 4日 (金)

10月30日・日曜

日曜はさすがに人が入った。曇天ではあったが雨の心配は夜まで無いとあって、上々の混み具合だ。思えば去年は台風で開催延期かと気を揉んだものだった・・・。

2Rの勝ち馬ストローハットはなかなかの素材。気性面はまだ粗削りで、ゲートでもヤンチャだったが、レースでは我慢ができていた。

4Rの新馬戦にはPOG1位指名のトーセンシーザーが出走も、馬券はフェノーメノから入って正解。単勝710円はおいしかった。トーセンは時間が掛かりそうなタイプ。今年のPOGは牝馬で楽しみにしていたワンサイドゲームも蹄をやってしまって春までデビューできないらしいとあって、早々に大敗を覚悟。なにせ10頭指名のうち4頭が故障した時点でどうしようもない。まあ、POGは所詮遊び。あまり熱を挙げるものではない(と言い聞かす)。

遊びで散らして買った新潟6Rが思わぬ大漁。ツキが出てきた。

天皇賞は、さすがに久々に絶叫。とにかく運が良かった。ピンナが直線で外へ持ち出すときに、何かに外から被せられていたらあの着順はなかった。結局ギャンブルはすべて運。予想TVにしても、今週出演がなかったら何にもなってないわけで、出番があったこと自体も運。理論がどうとかシチメンドクサイことは二の次。運をある程度の必然に見せかけるために、みんな苦労しているわけだ。そこにどれだけの面白みを付加することができるか。いろいろな予想法があるが、その意味ではどれもみな等価である。

個人的には、ヒモ程度にくさしたダークシャドウが2着となったことで、画竜点睛を欠いた思い。当たりは当たりだが、その点の不明を恥じる。ペルーサが2着、ダークが3着ならまだ納得はいったのだが。

ブエナビスタやダークシャドウは、確かに不利はあったが、ラスト100mからの伸びに勢いはなかった。それからブエナはいつもより反応が悪かった。体調というか、コンディションがベストでなかったのは確かなのだろう。強い牝馬だ。

ただ、最も恐るべしと感じたのはエイシンフラッシュ。対抗に推したので当然評価は高かったのだが、あの流れでよく6着に粘った。

的中の余韻に浸る間もなく、大井へ移動。競馬ラボ賞のイベント2ステージ。楽屋で古川さんやたくみさんからお褒めの言葉を頂戴する。たくみさんといえば長い付き合いで初めて名刺をもらった。肩書きは「競馬アミューズメンター」で、「馬群マスター・POG名人」という冠もある。なかなかにカッコ良い。しかしアミューズメンターは今井りかさんの足ばかり見ていた。

到着した時は雨が本降りになりかけたが、イベントの前に止んで、けっこう集まっていただいた。大井の予想はアウェイながら恙無く終了、やってる方も楽しかった。今井さんの準備の周到さと、競馬に対する真摯な姿勢にビックリ。さすがラジオ日本で競馬レギュラーを持っているだけのことはある。

終了後は某所で打ち上げ(残念ながら今井さんは参加せず)。イベントを撮影されたTカメラマンと、4歳馬の収得賞金半減ルールが現状、理不尽であるという話。トレセンで各厩舎に深くかかわって撮影をしている立場の方からこの声が挙がってきたということは、厩舎でも夏から秋前半の重賞で4歳馬ばかりが除外されていく弊害が実感されてきているということなのかも。以前からクラス変更の時期になると連載で毎年訴えてきたが、いよいよ何とかしないといけない時期に来ているのだろう。

打ち上げの席ではイベントで企画した佐々木竹見さんとの対談に出演された増沢末夫先生から、いろいろ貴重な話を伺うことができた。ハイセイコーの話はもちろん、メイショウキングの話(メイショウ初重賞)、オーカンのオークスでの落馬のエピソード、昔、騎手の予想が発表されていた時代の話など・・・ちなみに同じ府中在住なので日付が変わる頃に一緒に帰宅したのだが、前の晩は競馬→マージャンから午前様、そしてなんと翌朝は7時発で長野の温泉に向かうのだとか。70歳過ぎても鉄人のままだ。

いやあ長い1日だった。

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2011年11月 4日 (金)

10月29日土曜

 京都は菊花賞週は2回芝刈りをしたのに、今週は芝刈りなし(苦笑)。

 新潟はローラーがけの発表。 

 昨夜の大井の水撒き馬場にも驚いた。南関競馬ブックの竹内記者いわく「昨日と全く別物の馬場が出現した」そう。確かに内ラチと外ラチの真下は乾燥して真っ白な砂、対してコースは締まった真っ黒な砂。雨が降った日曜よりも軽い馬場という印象。

ラジオでも敢えて言ったが、交流GⅠだからって他所行きの馬場を作るのは止めた方がいいのでは。もし昨日フリオーソがいたらどんな馬場にしてきたか・・・。個人的には地方競馬は地方競馬らしい、真に力のいるダートで施行してほしい。砂質だけでなくレースも軽くなる。

少し端折って先週末のことを。

◆土曜の東京でアドマイヤバーラムが復活。以前サラブレで2歳馬チェックの連載をしていた時に、この馬の未勝利戦勝ちの内容が素晴らしく、クラシック候補と絶賛してから休養に入ってしまっていた。いきなりの勝利はさすが。ラジオ日本でも口を滑らせたが、無事ならゆくゆくは重賞級。

◆スワンSは馬券で悶絶。本命ジョーカプチーノ、穴でオセアニアボス推奨も、リディルは23着付けしか持ってない・・・・。マイルCSでもジョーカプチーノは面白いと思っていたら、本当かどうかは知らないが一部報道では、なんと今後は短距離路線専念らしい。なんで??あの安田記念を見れば今は1400mかマイルに振れているのは分かりそうなものだが・・・。個人的にはもったいないのひとこと。

◆競馬予想TV。菊花賞のレースVTRを本番で見直したら、池添はゴールシーンでガッツポーズをしていない。実に大事な瞬間を、3冠エスコートの栄誉を全身で迎えているように見えて、とても好感が持てた。

帰りに中央線も総武線も止まってしまい、45分間立ち往生。それでなくても疲れている上に、早く帰宅して原稿を2つ配信しなくてはいけないだけに参った。

天皇賞当日がマラドーナ(ペルーサ)の誕生日なのだそうな。

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2011年11月 2日 (水)

お知らせ

11月3日、ラジオ日本で18時30分から20時30分まで、JBC特番の解説を担当します。なお当日はラジオの前に、大井競馬場トゥインクルステージで谷中公一さん、中谷騎手らとトークライヴを行います。17時すぎからだと思います。

競馬ラボでは戸崎騎手インタビューなどJBC特別企画公開中です。私は出走各馬の血統解説を担当しています。

なお今週末の土曜のラジオ日本レギュラー解説はお休みです。清水成駿さんが担当なさいます。5回東京のラジオ日本は14時45分から16時半まで、午後後半を担当します(12,19,26日)。

競馬予想TVは来週12日から3週連続で出演します。今週は出ません。

競馬場の案内所等に、無料小冊子「うまレター」11月号が置いてあります。連載していますので宜しければご一読を。

今週末発売の日経エンタテイメントにインタビューを元に起こしていただいた記事が載っています。

12月中旬、ベストセラー新書から新刊を発売します。詳細はおいおい。

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2011年11月 2日 (水)

1分56秒1

いくらハイペースで飛ばした馬がいたからといって、このタイムはやりすぎだ。いや、もう10年近く前から言っているように、いい加減馬場造園課は自分たちがどれだけ競馬を左右する「力と技」を持っているかを自覚してほしい。

この高速馬場は明らかに人為的に作られている。理由の1つは、毎週この目で確認しているのだが、先週急激に芝を刈ったこと。それまでの3週間と芝の草丈が明らかに違う。1週前までの芝は葉先が寝ていたのに、この土曜には屹立していた。草丈やダートの深さを毎週同じにしているという公式発表は、よほどおめでたいファンか初心者でない限り、誰も信じていない。

ずっと指摘したように、近年の東京の連続開催の場合、序盤は草丈を長めに設定して、特に内目を長く、外目を内よりやや短めにしている。これはとても面白い競馬を見せてくれる設定なので大歓迎だったのだが、なぜかこれをGⅠ週になると一気に刈ってくるのだ。今年もまさにそれ。東京開幕前から、私が各原稿で占ってきた、その通りの推移を今年もやってきた。私のWEB原稿や、サイトの原稿をお読みの方は、今週急に速くするはずという見通しを理由込みで書いてきたので、分かっていただけたと思う。

もちろん、Bコースに移した最初の週だからとか、天候の影響から来る芝の発育具合や、水分の浸透度による路盤の硬度の変化など、自然を理由としている面も少しはある。しかし、ならどうしてこうもGⅠ開催週にだけ毎年急激に速くなるのか?他のコース替わり週は、ここまで速くならない。時計にしても中距離で半分くらい戻る程度だ。

さらにもう1つ、先週手を加えたのは、解説席から見下ろすと内ラチから数メートル部分の直線に点々と見える鶯色の塊・・・そう、緑の砂を先週撒いたこと。5年前に造園課にインタビューを行った時に、ローラーがけと併せて時計を速める要因になっていることを指摘したのだが、当時からデータを見せても頑として認めなかった。だが砂が入った週やローラーをかけた週に急激に時計が速まるのは事実なのだ。馬場造園課も謙虚になるべきだ。

馬の脚元を守り、レースを面白くするには、もう少し芝を長くして、時計を追求する姿勢を改めないとダメ。GⅠだからと特別なことをしていては馬もレースも壊れてしまう。レース中は無事でも後の反動だって怖い。1561には、さすがに恐怖すら感じた。凹部を補正する程度に留めるのが一番だ。いつもきれいな、見栄えの良い芝を作ることを第一として、それをGⅠ週に加速させるという姿勢は、いかなる理由があっても間違っている。

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