12月25日・日曜
★25日の日曜は東京競馬場。いつもの週よりはいくらか混んでいる感じだったが、それでもかつては有馬記念と言えば、東京競馬場でも5万から7万くらいの人出はあったものだ。しかしこれでは当時の半分もいっていない程度か。
★この日は東門から入った。久々に競馬博物館の前を通ったら、3名のターフカメラマンの珠玉の作品展を開催していた。その中にあきちんこと武田明彦氏の名前も。食パンの耳をかじってしのいでいた時期もあった(本人未確認)あのあきちんがここまで出世したとは・・・と感慨もひとしお。春までやっているようなので、ぜひ一度お運びを。ちなみにこの日は時間がなくてまだ私も見ていないので、近い内に。
★毎年の常ながら、ラストデ―はあっという間に有馬記念がやってくる。馬を見る目のない私に、一番よく見えたのはエイシンフラッシュだった。これにやられるかも・・・と直感。
メンバーは確かに現状の最高レベルだったが、こと時計という面から言えば、いくらスローとはいえ、1000万より2秒7も遅いというのはやや失望。アーネストリーには鞍上に距離不安があったのか?何とも中途半端な逃げになってしまった。緩みなく引っ張ってこそだと思うのだが・・・。あの戦法は残念。
次元の高い切り合いは見られなかったが、もちろんここにグッドラックHのメンバーを入れても勝負にならないのが競馬の面白い所で、オルフェーヴルの強さだけが光ったレース。名勝負には至らなかった。
ただ、オルフェーヴルがシンガリから早めにマクリ上げていけたのも、スローで馬群がバラけなかったからこそ。特に新しい抽斗が開いたわけでもなく、これまでのオルフェーヴルの勝ち方と同じ。スローをシンガリから外を回して差し切ったことを過大評価はしたくない。むしろレースし易かった展開になっていたと思う。あくまで個人的にだが、3歳終了時の比較では、まだナリタブライアンやディープインパクトには並んだとは言えないと思う。
更に1枚上の強さを見せる姿は来年のお楽しみとなった。なお凱旋門賞を狙いに行くなら、春はドバイには行かない方がいいだろう。
タテ目の馬連を引っかけたることができたものの、気分的には完敗。レッドデイヴィスはああいうシーンもあるかとは思っていたが・・・。まあ勝てる馬として挙げた4頭のうち2頭でワンツーし、ブエナ危険と見ていたので、予想を自己採点するならギリギリ60点くらいか。
悔いは3着トゥザグローリーを消したこと。すべて巧く行った去年であれなので、メンバーがアップした今年はよくて4着と見ていたが、まさか去年より遥かに緩い流れになるとは・・・。立ち回りの巧さを活かして、ジワジワ伸びてきた。何事も決めつけはよくない。
この日はとあるミスで20万を獲り損ねていたが、最後の最後のアンコールS3連単で何とかその分を補填できた。終わり良ければすべて良し。予想TVの買い目になぜあの目を入れていなかったのか、後悔しきりではあるが、まあ現金が入ればそれで良いか(ドス黒)。
終わってからはいつものメンツで打ち上げ。これで2011年の競馬納め(まあ大賞典は遊びなので)。
★有馬記念の売り上げが前年比を下回った。これを嘆く向きもあるけれど、ペルーサが取り消して、かつ競馬を愛する人が多く、売り上げにも大きく寄与してくれる福島や宮城があの状況であるならば、これで97%ならよく売れた方だと思う。(東北云々別にして、ペルーサがいれば100%を超えていたのは間違いないし)
入場者数もやや減ったが、有馬のゴールの後から中山は雪が降りだしたらしい。そんな印象的なシーンを見られるのは、厳寒の中、競馬場に足を運んだ人への天からのプレゼントだ。現地で見られた方々、良かったですねー。
しかし少なくとも来年は、この「有馬が終わった充実感」で競馬を納めることができなくなってしまった。何ともJRAは無粋な、心ないことをしてくれたものだ。再来年からは絶対に元に戻すべき。同じ思いの人は意外と多いですよ。
★最後に正月の出演関係のお知らせです。
1月4日 20時3分から「競馬予想TV・金杯スペシャル」出演します。なお7日は出ません。
ちなみにラジオ日本は、5日は清水さんがご出演、8,9日は日曜班が担当のため、土曜担当の私は12日からの出演となります。
ということで、今年の更新はこれで終わり。今年も駄文にお付き合い頂いてありがとうございました。いろいろあった1年でしたが、どうぞよいお年をお迎えください。
★KKベストセラーズからのお知らせ
さよなら「競馬本の殿堂」 山下書店東京ドーム店
最後の予想キャンペーン開催!
1月5日~29日の中央競馬開催日に、KKベストセラーズの競馬書籍、もしくは「月刊・競馬最強の法則」を購入されたお客様に、著名予想家の当日予想を
メイン1レース、オススメ1レース分お付けします!
予想家登板予定
●1月5日―水上学/Kヤマモト●8日―夏目耕四郎/Dワタナベ
●9日―佐々木敦子/柿谷陽介
●14日―飯田雅夫/Kヤマモト ●15日―日夏ユタカ/樋野竜司
●21日―夏目耕四郎/佐々木敦子 ●22日―Dワタナベ/上野誠
●28日―飯田雅夫/Kヤマモト ●29日―水上学/樋野竜司
なお、このお知らせは当面、記事の最後にアップさせていただきます。
| 固定リンク