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2012年8月

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2012年8月31日 (金)

8月25,26日の競馬から

24日金曜は例によって夕方に新潟着。1本原稿を書いて、夕食は新潟出張ひと夏に一度の贅沢ウィーク、寿司(といっても東京よりはかなり安い)、そして降級魚ノドグロの塩焼き。高いのでおいそれと手を出せないが、ひと夏に一度はノドグロにどこかのタイミングでありつくことにしている。新潟開催も残るところ1週だ。

 25日土曜も暑い。話題になっていたのはゴルトブリッツの訃報。まさか・・・・。ダートの大看板が突然消えてしまった。入れ替わるように同じスペシャルウィーク産駒のローマンレジェンドがこの日、エルムSを制した。

 ドナウブルーが京成杯オータムHの回避を決定、府中牝馬Sに備えるという発表。賢明である。この暑さの中、無理に短期間に2戦するのは馬のことを考えると厳しい。

前にも書いたが、サマーマイルなどという強引な企画に付き合う必要はない。とにかく企画に無理がありすぎる。今年1年で廃止すべき。アイデアは分かるが、実質的に無理だと分かったら、すぐに引っ込めるべきだし、それは決して恥ずかしいことではない。

 新しい裁決制度へ向けての記者発表が、トレセンであったとのこと。城山事務所でもやってほしかったが・・・。まだ具体的なプランが発表されたわけではないようだし、今回の報道を見ても、従来と比べて言葉の表現の違い程度に見えないこともないが、まずは前進したと思う。ただやはり、裁決委員の専門職化は検討されていないようだ。ここを実現させないと、ジャッジに信頼と権威を持たせることは難しいと思うのだが。

 新潟はメインの朱鷺Sで波乱を期待したのだが・・・・期待したスペシャルハートが健闘むなしく最後失速してしまった。新潟最終は珍しく絞ってリックムファサ1着固定の3連単を絞って厚めに買ったが、ゲートでの除外トラブルの間にテンションが上がって出遅れ。しかも出た後に前に入られて大きく下がり、さすがに今の馬場では万事休す。よく2着まで来たものの・・・。

 26日の日曜は東京競馬場。新潟1Rを勝ったサンブルエミューズはかなり走りそうな印象。

 新潟2歳Sは、前後半イーブンになり、マイルらしからぬ流れ。1400mラップになったので、姉たちが1400m巧者のザラストロ、ダートで破格の走りを見せていたノウレッジ、ダート兼用血統のサウンドリアーナが好走したのは分かる。もちろん新馬戦にありがちなスローのマイルから一変するとは思っていたのではあるが、ならばノウレッジを入れなかったのは痛恨だ。期待したモーニングコールは、大外枠で壁が作れず、自らハイペースを演出して失速してしまった。スプリント向きか?

 ショックだったのはキーンランドC。まさかドリームバレンチノが掲示板も外してしまうとは。ちょっと分からない。枠だけでここまで負けるとは思えない・・・。パドトロワは初めから軽視だったので、どのみち馬券はダメだったのだが。

それにしてもアンカツ、差されなかったから良いようなものの、腰を上げるのが早すぎ。差されていたら大問題だった。早めに追うのを止めて横を見るのは、もうこの人の病気だなこれは。ただ賞金の高いところを狙って勝つバウンティハンターぶりは流石。

 小倉日経オープンは穴馬タガノエルシコが頑張ってくれて、久々に溜飲を下げる予想結果だった。

 

この日は取ったり取られたりと出入りの多かった。今イチ噛み合っていないのだが、本命馬が勝ち切るケースが多いのでそこだけが救い。

 

 ということでこれを書いているのが金曜正午過ぎ。まもなく今年ラストの新潟出張へ出発する。

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2012年8月29日 (水)

一人で怒り新党(非心頭)

和歌山の動物園でパンダの赤ちゃんが誕生していたことってみんな知ってること?上野のことは大変な報道だったけれど、和歌山ってだけでマスコミはスル―?それとも知らないのは自分だけ?

こんな長閑な話題ばかりならいいのだが、新聞を見ていたらなんだかムラムラと怒りが湧いてくることばかりなのでここでブチまけさせていただく。

●山本美香さんの死のニュースが報道される際、ほぼ全ての冒頭は「戦乱に巻き込まれて死亡した・・・」というもの。これには強い違和感を覚える。あの状況を見れば、戦乱に巻き込まれたわけではないことは明白。あれは明らかに意図をもって狙われたものだ。れっきとした殺人である。

●以前にも触れた大阪の文楽補助金問題は打ち切りが決定と、先週土曜にホテルで読んだ新聞に記事があった。文楽協会側が橋下知事側の呼びかけた話し合いに応じないために問答無用となったらしい。

協会側が応じないのは当然であり、またなぜ応じないのか、橋下は理解できないだろう。つまり協会側はこのような相手に譲歩し、金を引き出してまで生き残ることを潔しとしなかったわけで、そこはアーティスト側の気慨、プライドである。

「古臭い芸術は廃れて当然、現代に適した内容、演出を施すべき」などと門外漢に言われて、「ハイそうですか」と伝統を曲げるほど卑しくはない。見くびるなといったところだろう。その意気や良しである(変化そのものを否定しているわけではない。私は、変化するのならそれは表現者サイドから自発的に、表現の一環として出てくるものでないと意味がないと考えているのである)。

存続については険しい道が待っているとは思うが、芸と信念に殉ずる姿勢は表現者としては正しい。

橋下なんてどうせ六法しか読んでこなかったんだから、この先2度と芸術について口出しはしない方がいい。と同時に、志士気取りか何か知らないが、「白か、黒か」で相手を議論の場に引っ張り出して、白でないものはすべて黒であり誤りであるという短絡的な二進法的思考回路で全てを割り切ろうという、その頭の堅さと危険性に気付くべきだが、まあ気付くことはないだろう。

(注・助成金の打ち切りを考えたこと自体に対しては、首長として当然の職務の1つだと思う。私が許し難いのは、こと文楽の芸術性について偉そうな批判を展開した、その口の滑りの軽薄さと高圧的な姿勢に尽きる)

●原発事故による放射汚染を過剰に恐れて、遠方へ逃避することの是非はともかくとして、以前私は、こうした「不安にかられて逃避した人々」へ対して村八分的な目を向けたり、戻った後に偏見や差別をするような状況になったりすることを危惧する記事を書いたこともがある。(個人的には事故直後から、自分の住んでいる場所については、極めて小さな影響しかないと判断しており、恐れる必要はないと判断していた。ただしあくまでも自分の住んでいる地域についてのものであり、他の土地で暮らす人々のことについては何の語る資格もない)

もちろん逃避が集中すればパニックも招くだろうし、風評被害も広まると思うし、それは憂慮すべき事には違いないが、極論してしまえばそれもまた個々人の考え方に帰すると思っている。なぜならこの問題は、個々人の生命、健康に関することであり、それについての決断は、たとえ医師や学者であっても(指針は出せても)強制はできないことだからである。

自分の身の処し方について、逃げるも留まるもそれぞれの意思、すべては個人の意思に委ねられるべきであり、またそうした選択を全ての局面において求められる時期が、はからずも震災により早まって到来したと考えている。

震災から1年半が経過し、被災地以外の場所では平静が続き、震災前の精神状態に完全に戻ってしまった今、やはりこうした「叩き」が目立つ所で始まってきた。それも一般レベルではなく、言論界で始まったのは恐ろしい。

その最たるものが悪名高き?池田信彦が主宰しているアゴラ一派。一貫して放射能へ恐れる人々を非難し(近いところでは石垣島へ逃げた俵万智へのバッシング)、反原発のシンボルとなりつつある坂本龍一氏を叩き、デモに参加した人々を「愚者たちの行進」として揶揄してきた。

池田一派の言論の醜悪なところは、こうした行動の起こる根元の部分に目を向けず、懼れる人々の批判自体を目的とした「非難」に堕していることである。貶すための批判に留まり、「デマゴギーに踊らされる愚者」というレッテルを一方的に貼り、先ほどの橋下知事と同じ方法論を、さらに質の低い次元で展開している。

彼は増税に対しても「反対する人間は将来の日本に対するビジョンを捨てた無責任な愚者」と切り捨てているのだが(よほど体制に反する人間がバカに見えるらしい)、こうした極めて低次元の言説がまかり通ることこそ危険だ。

どんな意見を唱えるのも自由だが、何が危険かと言うと「レッテル貼り」の思想はまさに魔女狩りと同質であり、差別や偏見を助長する。レッテル貼り手法の批判展開が、その先にそれこそどういうビジョンを描いてのものなのか、全く見えてこないからである。

こういうことを書くと、それこそが例えば池田派へのレッテル貼りではないかという反論も起きるのだろうが、そこはもう自分の持つスケール=尺度を信じるしかないし、人はそこを超えて何かを語ることはできない。

自分の経験や知性に基づいて、これはオカシイ、間違いだと断じて構わないと思ったことについて意思を表明するのみであり、そこにどれだけの人が共振してくるか、それしかない。誰もこの原則を超えて意思表明をすることは不可能であり、これを許されないとしたら黙するしかなくなってしまうのだ。

●国民投票を求める機運が高まっているが、良いことでもあるけれど危険でもあることは分かっておいた方がいい。何が決まっても、すべて国民の意思ですからと片付けられて、錦の御旗にされる恐れがある。それは少数意見の抹殺につながる。

●・・・と今回は珍しくマジメな話を書いたところでいきなり平和ボケを最後に。

デイリースポーツから抜粋。「1軍の水準に達していない有望株を、公式戦で起用し続けることでより早い成長を促す方法もあるが、中村新GMは「競争社会ですから。無理に若手を使うつもりもないし、それは現場も難しい。公平性を欠くようなことがあってはならない」と説明する。
 例えば、来季大卒2年目となるドラ1外野手の伊藤隼や、高卒2年目・歳内らに対しても「ある程度のレベルに達していない選手を無理に引き上げることはしない」と明言。」

 ・・・・この通りだとしたら、あと5年は阪神の暗黒時代は続く。

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2012年8月24日 (金)

8月19,20日

溜まってしまうので、新潟出発前に何とか先週日曜のことまでは書いておきたい。バタバタしているがもう1本更新。

●ということで、19日は家人の里の法事に顔を出すため朝10時過ぎの便に乗るべく羽田へ。電車の冷房の利き方が酷い。猛暑や熱中症の話ばかり盛んだけど、一昨年まではあれほど夏に取り上げられていた「冷房病にご注意」という声が全く聞かれなくなりましたな。個人的には熱中症よりもこっちの方が厄介。

●徳島空港からは徳島駅へ移動し、徳島本線で最寄りの駅まで。この線は難読地名のオンパレード、麻植と書いて「おえ」、極め付きは府中と書いて「ごう」。

徳島本線の各駅停車は、自分で扉を開けて乗り、開けて降りるというシステム。

締まるのは自動。

●競馬は現地に到着してから「競馬ビート」という関西版の競馬中継で見る。札幌記念は順当。フミノイマージンが勝ち切るというところは微妙だったが、馬連や2頭軸としてはダークとの組み合わせは順当だったと思う。個人的にはヒットザターゲットが何もできなかったのには参った。全く力出してない。

北九州記念は、競馬マガジンや自分のサイトで最大の穴馬として強調したシゲルスダチが激走してくれたのに、勝ち馬スギノエンデバーを全く無視して取れず。あのローテでは厳しいと思っていたのだが。昨今は追い込み一辺倒でもなくなっていたし、ヒモに入れても良かったか。枠もイヤだった。それにしてもスゴいハイペース。

帰宅してからまとめてレース映像を見ると、この北九州記念を含めて一見外差し馬場になった印象も受けるが、外差し馬場と言えるほどには偏ってはいないし、内で粘った馬、内を捌いた馬も多い。つまりは「外を通る不利がそれほどない馬場」というくらいの見方が良さそうだ。あくまでズブズブになるのはハイペースの前崩れだったように思う。それでなくても今週はコース替わり。あまり外差しに意識を置かない方がいいのでは?ただ馬場は生き物で、思惑が破られることは茶飯事。今週はコース替わりでも完全に外差しへシフトする可能性も捨てきれず。すべては土曜の様子見シャダイ。

●吉野川沿いの田舎の空はこれこそまさに「降るような」星空。日中の灼熱が嘘のように涼風が吹きわたる。星がギラつくというさまは、こういう所に来ないと味わえない。

●月曜朝は10時に発って。徳島駅前から高速バスで淡路島経由で瀬戸内を渡り、神戸三宮へ。バスを降りた途端、暑さを表現する古い言い回し「地獄の釜の蓋を開けたような」という熱風にたじろぐ。大阪神戸の夏はこんなにも暑いのか。

のぞみで新神戸から帰京。金曜日に始まった東京→新潟→東京→徳島→神戸→東京という強行軍の週末が終わった。

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2012年8月24日 (金)

8月18日土曜

プライベートで移動が重なり、時間にも体力にも余裕がなくてサボってしまった。

●武豊騎手の騎乗停止の件は1週ズレていて今週末のことに。間違えて申し訳ない。でも、先週の日刊スポーツの西山さんの連載にも、「17,18日の騎手の手配に振り回されて大変だった→停止は25日26日となって結局元の鞘に」という話が書かれてあったように、当初は即先週末でという話が流れてきたのだ。

●尖閣尖閣と毎日騒がれているが、私にはセンカクというマーベラスサンデー産駒のことが思い出されてならない。そしてセンカクと言えばさらに思い出す、あの素晴らしい中京記念はいずこへ。尖閣諸島も大事だが、春の中京2000m、荒れ放題に荒れていたあの毎年ワクワクさせてくれていた中京記念を返せ!何がサマーマイルじゃ!

●・・・と取り乱した所で8月17日の金曜は新潟へ移動。人がとにかく多かった。夕飯は夏バテ回避のためにビタミンB関係が豊富な豚肉を求めて金豚亭へ。ゆずしゃぶしゃぶサラダ、串焼き、おにぎり。

18日は朝からかなりの暑さ。この夏新潟に来た中では(土曜だけの比較だけど)おそらく最も高温だったろう。だがその割には、競馬場内の人出は多かった。外ラチと隔てる柵が、暑くて触りにくいくらいに。

●夏競馬といえば質は札幌がベストというのは私が子供のころからの常識だった。しかしこの2,3年来は特に札幌のメンバーレベルの低下が著しく、新潟こそが夏競馬の主場になった感がある。2歳馬も、個体としては大物候補が札幌で下ろすことは多いけれど、全体のレベルで見れば明らかに新潟の方に好素材が揃っている。輸送環境を考えると、これはむしろ当然のことのようにも思える。と同時に、暑さ対策も昔より改善されていることも大きいだろう。

●ラジオ日本の楽屋。1週前の閉会式とぶつかった週の売り上げが酷かったとJRAが嘆いていたとの話。まあオリンピックと重なっては仕方ないし、時間帯が時差の関係でああなってしまうと・・・。1日の立ち上がりが遅れてしまって馬券を買い出す頃合にも大きく影響したのだろう。

●新幹線で21時半帰宅。2時まで仕事。翌日は法事で徳島への移動が待っている。

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2012年8月17日 (金)

急いで8月8日~12日まで

今年は蝉の鳴き出しが遅かった。去年ほどではなかったけれど、なんかここ数年本当に遅れが目立っているような気がするのは自分だけか?

バドワイザーを久々に買おうとしたら、最初缶が分からなかった。なんであんなに変えてしまったのか?あの白をベースにしたおなじみのデザインは高校の頃から目に焼き付いていたのでとてもガッカリだ。(実際はもっと昔からあのデザインなんだろうけど)RCのチャボがバドワイザーを飲みながらライヴやっていたのがとにかくカッコ良くて、それ込みでバドワイザーにも憧れたものだった。

今のデザインはなんかコーラの新しい種類が出たような印象しか持てない。理由はあったのだろうけど、変えてはいけないものってあるような・・・。

あまりにも間が空きすぎたので先週の行状について軽く。

◆先週は8日からプライベートで新潟、2泊で瀬波温泉に逗留。夏の日本海がこんなに穏やかとは。気温は高いが湿度が低く、全く海風がべとつかない。夜はイカ釣り船が粟島をバックにポツポツ光ってとても幻想的だった。

◆そのまま滞在して週末の通常業務。土曜は2Rすぎから競馬場へ。

信濃川特別は本命馬の単勝のみ。23着は初めから買う気がなかった。メインはタテ目。ミトラが大出遅れでレースにならず。最終はなんとかアルデュールが3着。意外と3連単がついた。

メインの長岡Sを制したエーシンハーバーは今年の長岡京Sも制している。同じ芝1400m。長岡と長岡京、両方勝つのは結構珍記録。

珍しいと言えば、新潟直線で11番が勝利。調べてないけどこれは何年ぶり?去年あたりから外枠有利の傾向は崩れていたけれど、今年の夏はむしろ「5枠以内の方が有利」と言えるくらい内が盛り返している。例年にないほどインが荒れてこないことが最大の理由だろう。

毎年関屋記念くらいの時期になると5分どころから外でも勝ち負けになっているのだが、今年は外へ持ち出すとインに伸び負ける。芝が例年より内外関係なく短いのは初日からハッキリしていて、そのためにインが有利なのは確かなのだが、加えて今年は雨が全く開催中に降らないこともあってか、馬場が荒れてこない。芝がこれまた例年になく硬いという話もある。

◆小倉9Rのフェニックス賞は、POG持ち馬のエーシンセノーテが圧勝。早期の活躍を見込んでいたリストの中にアットウィル、エーシントップと並んで入れていた馬。この2頭を先に取られたこともあって、小倉要員としていたエーシンを確か5位くらいで指名した。ここまでは巧くいっている。小倉2歳Sではマイネルエテルネルが強敵か。

◆日曜は東京競馬場。どうも1日冴えないままだった。瀬波温泉に浸かっても、瀬波温泉特別はかすりもしない。

勝ち馬は私のメルマガのタイム分析でB評価となっていた馬ではあったが、ディアビリーヴがこんなことになるとは・・・。

関屋記念はタテ目の馬連をかろうじて引っかけただけで赤字。エアラフォンは太い・・・中京記念のエーシンリターンズと同じ現象。

そのエーシンの巻き返しを競馬マガジンで穴馬として配信したのだけど、普通に人気だった。

それにしてもドナウブルーは完勝。ディープインパクト産駒は硬い馬場、高速馬場では強い。この夏は異常に走っているが、雨がほとんど降っていないこと、どこの芝も例年より時計が速めになっていることは影響していると思う。

最後の直線競馬は完全に玉砕。

この日は小倉7R、8Rの本命馬が共にレース中におかしくなってしまったようで、2頭とも好位から離れたシンガリまで後退してしまう始末。来たと思ったら抜けた馬に割り込まれたり、本命が4着止まり。

この12日はおととし行ったサマーフェスのワールドハピネス。1か月前は競馬終了後に行こうかと思ったのだが、さすがに体力が心配で断念。そもそも気力も萎えていた。

だが今年はYMO、ビートニクスに加えてオリジナルラヴに岡村靖幸、きゃりいぱみゅぱみゅまで登場とあって本当に行きたかった・・・・。

13日は最強の法則発売日。川島騎手インタビューをはじめ今月も読み応え十分。また読者が選ぶ儲かるジョッキー、損するジョッキーの投票も受付中。詳しくは今月号の22ページを参照のこと。ぜひご参加を!

◆わが国土が蹂躙される事態が相次いでいるのは、メドベージェフの北方領土上陸を契機に連鎖反応的に起きているのだろう。もちろん目が五輪に向いている時期ということも大きいとは思うが。

詳しく書くことは剣呑なので避けるが、とにかく下らない政局の内輪争いや政党間の駆け引きなどしている場合ではないことは明らかであり、そんなことをしている状況がまた諸国に隙を与えており、こんな時に何をしているのかと嘲笑われていることもまた確かである。

諸国の振舞いに憤るより先に、自国の腰抜けぶりと甘さ、状況の見えていない愚昧ぶりを危惧すべきである。

◆先日オホーツクの地下570キロで起きた深発地震は、観測史上2番目に深いところでのもので、しかもМ7.3は異例の大きさとか。なにせ関東でも揺れたくらい。

あまりマスコミが取り上げないけれど、大きめの深発地震の後は気をつけた方がいいようだ。今度の場合は震源から言っても、直接の地震がどうこうよりも、遠いところだけに津波の方だと思うのだが。

もっとも何が起きようと、常に細心の注意を払うべき100年に入っているのは間違いない。

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2012年8月16日 (木)

ちょこっと

疲れと細かい野暮用、仕事でなかなか更新できません。木曜には何とか。

トーセンジョーダン裂蹄で札幌記念回避。

武豊が下らない「鞭の不正使用」でイギリスで騎乗停止を喰らってしまい、今週の中央競馬で乗れません。

本当にこの鞭のクソルール何とかならんか。海外で乗れないのは仕方ないが日本の競馬ならノーカウントにしたらどうか。黙って乗せちゃえJRA。

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2012年8月 8日 (水)

8月5日 日曜

4日土曜は突き抜けるような青空。10時きっかりに新潟競馬場へ。人出は今イチも、新潟祭りがあれだけ盛り上がっていれば、翌日に朝から競馬場というのは地元の方にとっては辛いだろう。

この日チチカステナンゴ産駒がJRA初勝利。

小倉の九州産限定戦。カシノ、テイエム祭りとなるのが常。実況アナの苦労はいかばかりかと。

新潟5Rで出ました!3連単の史上最高配当。まさか同着のレースで出るとは思わなかった。もし同着でなければ5900万だったとか。

それにしても意外とこの馬券に肉薄していた人が多かったことに驚く。某専門紙、日刊紙の記者たちが、ハナ差4着ダイワフェームが3着なら66000倍の3連単的中だったとか、3連複で勝った14番人気ミナレットから10点流してヘイハチピカチャンが抜けたとか、その手の話が燎原の炎のごとく?放送席周辺に広まってくる。

競馬予想TVのサマーシリーズのノルマが終わったので、仕事はここまで。いつもならこの後テレビがあるので遠慮していたビールを一杯ひっかけてから新潟駅へ→タレかつ丼で遅めの昼食→19時半に帰宅。体がとても楽。予想原稿など配信してリーズナブルに2時頃就寝。

5日はもちろん東京競馬場。レパードSはダノンゴールド本命も4着。タテ目を敢えて押さえず。小倉記念は本命エクスペディション楽勝も、3着ナリタクリスタル抜け。休み明けのトップハンデでは・・・・と嫌ってしまった。馬連と単勝のみの的中に終わる。ミキノバンジョーはプラス12キロ。前走後は楽をさせたのかもしれない。稽古時計も遅かったし。

1週ぶりの打ち上げ、これだけ暑いとビールがウマイ。私より10歳は若い某氏から、「鉄砲駆け」の語源を教えてもらって驚く。今まで、「休み明けにいきなりポンと走るからポン駆け→ポンを鉄砲と表現」と思っていたのだが、どうもそうではなかったようだ。

新潟でも府中でも、声を掛けてくださる方がいらっしゃった。本当にありがたいことだ。思わず「いつもご迷惑をかけてしまってすみません」と言ってしまうが、頑張ってくださいではなくありがとうございました。と言われるようにならないと。

なお今週からラジオ日本の解説は午後後半担当となって14時半から16時半の出演に替わる。

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2012年8月 7日 (火)

8月3日金曜

ちょっと斜めから見た「五輪・印象に残ったシーン」。ボクシングのバンタム級清水選手が八百長レフェリーに巻き込まれた試合。アゼルバイジャンの選手は清水選手にボコボコにされてダウンを繰り返すも、KOされたら八百長が成立しないので、レフェリーが引き摺り起こすように立たせてはファイトを促す。アゼルバイジャンの選手はヘトヘトで目も虚ろ、まだ俺を立たせるのかと切ない表情。リアルタイムではなく特集の回顧コーナーで見たのだが、本当に笑えた。なおご存じのように、件のレフェリーは直後に追放処分。

このシーン、どこかで見た・・・と思ったら、30年前のひょうきん族のタケちゃんマンとブラックデビルの戦いだ。やられてもやられても、起き上がり小法師の上に乗っているので体が立ってきてしまい、その度、水を被せられるデビル=さんまが「体がもちましぇん!」の決め台詞を言っていたあのコント。まさかこんなところで見られるとは!

このあとは少しの間更新できなくなるので、端折り気味に先週末のことを。

金曜は新潟行きの新幹線が満車。しかも車両以上の点検で30分遅れが出てホームも大混雑。暑さに拍車がかかる。

この日も宿を古町に取った。そうしたら新潟祭りの初日とぶつかって、町は大変な賑わい。毎年駅前に宿泊しているので、祭りもそれほど賑わいを感じないのだけど、古町のど真ん中ともなるとさすがに大変だ。お囃子が流れ、踊りの連が練り歩く。外国人観光客もちらほら。

祭りの喧騒をよそに裏通りの「古町酒房」にて夕食。コチの刺身と、地鶏の葉わさび焼、十全ナスの漬物、しじみ汁、おにぎりに舌鼓。特にわさびには目の無い私としては、この葉わさび焼の香ばしさと刺激は堪らなかった。店の風情と祭囃子、ここまでは最も旅情を感じた宵だった。

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2012年8月 3日 (金)

7月29日・日曜

女子バドミントンのカナダ代表ペアが「ブルース・リ組」。狙って組んだわけではないだろうが、もし狙って組んだのなら素晴らしい。会場でもコールが起きていたそうだが・・・・

そのバドミントンでの無気力試合騒動は、完全にシステムの不備。母国では選手がマスコミに責められているようだが、あまりに気の毒だ。このようなシステムにすれば、こういうことが起こりうるという気を回せなかった、運営側の想像力の欠如が招いた悲劇だ。サッカーもそうだが、予選リーグ終了後に抽選で決勝トーナメントの組み合わせを決めるしかないだろう。

柔道は心理状態の機微がジックリ見られて面白い。だが、審判の問題を抜きにして、今回は外国柔道の多くは汚らしい(きたならしい)。手段として汚いというのではなくて、礼などの所作を含めた見栄えが汚らしい。日本柔道の伝統にこだわる男子にとって、近年メダルが遠くなっているのは仕方ないのだろうな。

とある柔道関係者とジックリ話をしたことがあるのだけれど、日本の柔道と国際競技のソレとは別物。文楽の話とは違い、国際舞台で頂点に立つことをもし目指すのなら、柔軟に変化し対応していくしかないのだろう。

五輪で浮かれる反面、疫病関係の気になるニュースが看過されている。1つは、1か月ほど前に一部だけで報道されていたカンボジアの件。7歳以下の子供に流行しはじめた、致死率の高い伝染病。その後、手足口病(日本でも日常的に見られるウイルス疾患)の内の、ある型のウイルスが変異した疑いが濃厚というところまでは記事になっていたけれど、続報がない。

もう1つは、おとといの新聞に小さく掲載されていた記事。アメリカでのアザラシ大量死事件。その後の検査で鳥インフルエンザによるものであることが判明したとのこと。鳥インフルエンザウイルスが、本格的に哺乳類の肺を攻撃し始めたことを裏付けるもので、WHOが重大な関心を寄せ始めているということだった。完全にウイルスが変異してきたのならば、人間への流行もカウントダウンに入ったと考えられるそうだ。

枕が長くなったが先週日曜の話。

この日は前回書いた顛末から睡眠不足で、朝から頭痛と腹痛。午後からは強くなってきた。

こうなると馬券も巧くいかない。体調のせいじゃないけれど(苦笑)。

とにかくこの土日は4着病に泣いた。差を付けられた4着は仕方ないにしても、トーセンサミットにシゲルワシザ、メイショウローラン、ツクババンドーオー、ネオブラックダイヤ、ダイワプライム、キッズニゴウハン、セイウンシェンロン、レインボーダリア、アルーリングライフ・・・・4着でも負けは負け、ハズレはハズレなので嘆くのは仕事にしている人間にとって恥ずかしいことなのだけど、それでもここまで続くとさすがに心が折れる。全くの見当違いでないだけになおさら。

頭痛が酷く、打ち上げに参加せず帰宅、寝る。翌朝は幸いに体が軽くなっていて、夏風邪に至らずに済んだ。

月曜の週刊競馬ブック、小島友実さんの現場取材のコーナー。さすが小島さんという切り込みで毎回楽しみにしている。今回は芝に撒いた砂の話。残念ながらJRAの回答は微妙にズレたものになっている。

馬場を保全するために入れる土と、例の着色した、塗料により堅くなっている軽い砂は別物なのだが、回答者は後者については言及してくれていない。蹄の蹴りで後ろに塊が蹴り上がるのは補修のための土、着地と同時に(のように見える)煙のように巻き上がるのが緑の砂。今回は前者のことだけだ。

何やらこの砂について、私の捏造とか言っている人たちが一部にいるようだが、私は馬場に撒いてある写真も採ってあるし、騎手や調教師もこの砂の存在についていろいろ発言していることであり、歴然とした事実。私自身が取材した時に、造園課の方も肯定していたことである。

何度も書いているように、何を撒こうが自由だし、それについて高速馬場になるからけしからんとは言わない。何が問題かというと、撒いた週に撒いたことを公開してほしいという、その一事だけなのである。時計がどうこうというのはこちらで決める。

さて今週は4着病解消となるか?

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2012年8月 3日 (金)

なんだか長くて大変だった土曜

野次馬として見ている分には、毎回毎回本当に面白いイベントである五輪。今回はあまりにも運営やジャッジのゴタゴタが多すぎるけれど、外野からしてみればそれも含めてドラマ・・・という無責任な言い方をしてみる。

未熟な審判が競技を台無しにしてしまうことの恐ろしさは、競技の種類を問わないものであることを、改めてアピールした大会でもある。それにしても韓国の女子フェンシング選手の「残り1秒事件」はさすがに酷過ぎる。審判の不正と言われても仕方ない。これはさすがにドラマでは済まされない、五輪の汚点と言えよう。

遅まきながら先週末のこと。

27日金曜、新潟へ向かう電車の中で読んだ新聞で、橋下大阪知事が文楽を観劇し、「今の時代に対応した演出をしていかないとダメ」「話が現代から離れ過ぎていてこれでは人気が出ない」などとコメントしていたことを読む。一個人としての観劇の感想なら何を言ってもいいが、こと助成金の全権を握る府知事が公式な場で答えたとなると話は別だ。この人は、伝統芸能の価値や、昔からあるものをそのまま保持していくことの意義、変わるべき芸術と守るべき芸術の違いを全く分かっていない。

新潟到着。この日は古町泊まり。去年も来た柳都庵でみたらし豆腐、栃尾油揚げのたらこ挟み焼、するめの天ぷら、ホタルイカ沖漬け、おにぎり、のっぺ汁を食す。

28日の土曜朝はホテルで競馬マガジン用の原稿などを書きつつ、この日は開会式の模様をチラチラ。ポール・マッカートニーの歌い出しの音がズレる。ヴォーカルマイクが死んでいて、会場音の集音マイクが拾った声が流れていたからズレていたのかと思ったら、途中から復帰。最初のトラブルが残念と思っていたら・・・・翌日にポールがツイッターで「リップシンクを依頼されたが本番では背いてやった」という趣旨の暴露をしたという報道があった。いやあ、老いてなお反骨心旺盛、さすがポール。だがポールにあの全世界が注目するイベントで口パク依頼するとは、なんという恐ろしい運営委員たちだろう・・・。

この日はやっと、これぞ新潟の夏競馬といった感じの気候。騎手はともかく、馬は本当に御苦労なことだ。

ラジオ日本の楽屋では、6Rに出走した「デルマボウズダヌキ」という馬の名前でひとしきり盛り上がる。今年の2歳のデルマ冠号は日本の妖怪シリーズらしい。なんともスゴイ発想。賛否あるとは思うが、まあこれはこれで。

Rから9Rまで予想。7Rはドンピシャも、8RRは共に敢えてアタマに置かなかった馬に勝たれてしまった。

Rが終わると急いで新潟駅へ向かい、慌ただしく遅めの昼食を回転ずしで済ませてから東京へ。東京駅からはタクシーでフジテレビ。競馬予想TV。重い荷物を持ちつつ動くし、さすがにこのスケジュールはキツイ。帰りの新幹線は冷房がキツ過ぎて居眠りもできなかったし、車内ではテレビ用に狙い目とWIN5用の予想もしないとならない。

終わったら、帰るのも面倒くさくなるほど疲労して体が綿のよう。視聴者の皆さんには申し訳ないけれど、ハッキリ言って何をしゃべったかはよく覚えていない。

しかし弱り目に祟り目とはこのこと、なんと帰宅して必死に目を覚まして予想原稿を書き、いざ送ろうとしたらメールが送信できないという状態に。いくらアカウントを調べていじっても治らない。仕方なくモバイルパソコンを立ち上げて、一度書いた原稿を書き写して送るという遠回りな作業を行う。いつもより1時間は遅れてしまい、寝たのは朝4時近く。気を失う寸前。

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