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2012年9月

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2012年9月28日 (金)

9月23日・日曜

ツイッターで有益な情報交換をしたり、思わぬ人たちとネットワークを作ったりというのは大きな効果だと思うが、他人の悪口を撒き散らして喜んでるバカには辟易する。使う人の質によって毒にも薬にもなる。

ブログでは表向きの当たり障りのないことを書き、ツイッターでは全く違うダークサイドの書き込み(つまり悪口だが)を拡散している奴らもいろんな業界にいるようで。まあセコイということなんだろうけど。

先週日曜の競馬。

この日は東京競馬場。雨は中山の方が多く降ったようだ。馬場には恵みの雨となったと思う。

この日の中山メインはオールカマー。思えばこのレース名も有名無実化してしまった。もともとは地方馬もアラブも出走していいというのがウリで、実際にチャレンジ例もたくさんあったが、今は「秋のアメリカJCC」といった感じに落ち着いてしまった。地方馬の出走は06年コスモバルクが最後だが、あの馬は意味が違うから・・・・ジョージモナークやハシルショウグンが激走した時代はもう戻らないのか。

本命ナカヤマナイト勝利。道悪でなお堅い軸となった感。馬連は取れたが、3連単は抜け。

神戸新聞杯は、緩みのない展開で好レース。全体の時計は水準級だが、あれだけ中間の調整ミスを指摘されたゴールドシップがすべてを嘲笑うような楽勝で時計以上の強さ。期待に応えてくれた。

2着はロードアクレイム。ここは3着で権利取り、本番で勝ち負けと思っていたので、3連単は3着にしかおかなかった。失敗。そして予想TVで言ったように、夏からずっと菊花賞に出て来いと念じていたユウキソルジャーは、ここで勝ち負けしないようにと願った通りの4着。ただ、今回は1着馬を除けば最も強い競馬をしており、本番で売れてしまうのが決まりとなってしまったのが痛い。

マウントシャスタは成長の跡が見られなかった。距離も厳しいだろう。それにしても今回連対を外すとは。3歳の早めの時期に、あまり負荷の高い競馬を古馬相手にやってしまうと、育ちが止まってしまうというのはよくあることだ。

まあまあだった先週の競馬、書き忘れていたが土曜にもう1つ良いことがあった。中山の2歳未勝利戦でジョブックガーターがゴール寸前まで先頭、惜しい4着。萩本欽一さんの馬だが、この馬にはちょっとした縁があるのだ。次走が楽しみだ。

さて今週はいよいよスプリンターズS。これが始めると年末までは釣瓶落としだ。

馬場情報によれば今週は芝刈りなし。さすがにこれまでの硬い馬場のままでGⅠを行うことは、馬の今後を考えると良くないと判断したのであろう。正しいと思う(雨予報で掘れるのを嫌ったのかもしれない)。

馬場がとにかく硬いということは柴田善騎手や蛯名騎手が新聞のコラムで、そして矢野英調教師や戸田調教師はコメントで、開幕週から指摘していた。記者の方に聞けば、多くの関係者から同様の声が挙がっているそうだ。

雨が降らなかったことと、芝を全面短く刈り続けたこともあるが、やはりエクイターフに変えたことで、路面云々でなく芝自体が硬くなっている。茎が太く、掘れにくいわけだから当然だ。内も外も年中同じコンディションの馬場を作ることが、いかに競馬をつまらなくするかはずっと書き続けてきていることなので繰り返さないが、考えが変わる気配は全くない。

ま、愚痴はともかくとして、馬場がおそらくは良馬場でできそうなのは何よりだろう。

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2012年9月27日 (木)

9月22日・土曜

どうにか競馬開催は台風18号の影響を免れそう。雨もさほど降らないようで、競馬関係者、ファンにとってはひと安心だが、災害についての恐れは(特に17号の方が)残っているので、進路に当たっている地域の方はご用心。

ようやく東京では秋らしい気温が続くようになってきたが、今年は暑くなるのが例年より遅かった(関東では)。その分うしろへズレ込んでいるのだろう。

フェノーメノの秋天出走が正式決定。勝算・・・というか好走確率は、菊花賞より意外と天皇賞の方が高いかもしれない。

先週土曜は中山競馬場、理由もなく、この日初めて西船橋からのバスを使ってみた。いつもは本八幡からタクシーか、あるいは法典か東中山から歩くかという手段だったが、なぜか、ああ今日はバスで行ってみようかな、と。人は時々理由もなく説明のつかない行動をするものである(と思う)。

北口に降りてみると、どこがバス停なのかさっぱり分からない。歩き回って探しつつ、ふと交番の前を見ると、窓に「中山競馬場行きバス乗り場」と書いて矢印が出ている。あまりに行き先を訪ねて来る人が多いから警察も貼り紙を出したんだろうと苦笑。

しかし、その矢印の方を見やってもバス停らしきものがない。訝しみながら歩を進めると、マクドナルドの前に突然「競馬場行きバス乗り場→」の看板。人の背丈ほどしかないので全く見えなかった。できれば北口出口あたりから案内表示をつけてもらいたいものだ。それにしても、乗り場の目の前に看板があっても意味ないような?数十メートル手前にないとね・・・。

道が大混雑でなかなか到着しないと昔から悪名高き?(これまで敬遠していた最大の理由)バスだが、土曜ということもあってか少し渋滞しただけで、15分かからずに到着。これなら来週からは毎回使うことにしよう。

馬券はソコソコ。阪神5Rの馬単、ききょうSの馬単が意外について、少額しか購入していなかったとはいえ大いに助かった。

九十九里特別はタイセイグルーヴィを何とか菊花賞に出したかったが、フェデラルホールに完敗。ステイゴールド産駒からまた面白い馬が上がってきた。

阪神12Rは、本命マイネルアイザックが天国と地獄を分ける差し返しでのハナ差3着。本当に和田はシッカリ追ってくれる。3連単は自分で買い目に出しておきながら買わなかったが、フクラムサイフのおかげで3連複とワイドでオイシイ配当を恵んでもらった。中山12Rは馬単3点、ツキを久々に感じた土曜だった。

終了後は新シーズン初の競馬予想TV。新アシスタントはもしかしたら歴代最年少?の21歳、井上早紀嬢。下手したら娘の年代だ(涙)。

対象レースはオールカマー、◎ナカヤマナイト、神戸新聞杯は◎ゴールドシップ。狙い目は阪神最終のアヌエヌエ。久々の競馬場→予想TVはハードで、帰りの電車は小林氏と別れた新宿からすぐに居眠り。危うく乗り過ごすところだった。

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2012年9月25日 (火)

気になる行方

先週の競馬予想TVをご覧になった方はご存じだと思うが、エイトのヒロシさんが本番中に明かした取材情報によると、フェノーメノは9割方天皇賞へ向かうとのこと。まだ公式には発表はないようだが、どちらに向かうかによって、菊花賞も天皇賞も様相が大きく変わるので気を揉んでしまう。というのも、雑誌ではもう菊花賞や天皇賞の記事の締め切り時期だからだ。

そういえばディープブリランテも、菊花賞濃厚というニュースが先週中ほどに広まったものの、まだ正式発表はないんですよね?

とにかく、ダービー上位馬の動向がこの時期になっても決まらない(それも体調の問題ではなく)のは、個人的には残念に思う。別にこの2頭がそうだとは言わないが、クラブのビジネス的な配慮からの使い分けとしか思えないケースも近年はいくつかあり(特に春のトライアル戦線など)、なんか本末転倒のような気がするのだが。

行方が気になると言えば台風だ。最悪の場合は金曜か土曜に関東直撃の可能性もあるという。しかも、進行速度が遅くなったら日曜にズレ込むことも。いずれにせよ、馬場状態が微妙なスプリンターズSとなりそうだ。土曜にしても日曜にしても、頼むから開催延期という事態だけは避けられますように。

なお競馬予想TV、次回は10月20日の予定です。

先週末のことは、あす以降に。

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2012年9月21日 (金)

9月16日、17日

前回書いたことの補足。オタクが悪いとかいうんじゃなくて、要するに自分がどういう場に今身を置いていて、それならどう動いたらいいかということについて鈍感な人間が腹立たしいということ。それはいわゆる「空気読めない」というのとも違う。

さて16日の日曜も中山競馬場。お昼休みはメディアホールで、優馬の佐藤さん、競優の山下さんと共にラジオ日本の公開イベント。ご来場下さった方には感謝。

セントライト記念から、ラジオ日本賞の冠が外れた。私が物心ついた頃(当時はラジオ関東だったが)からおなじみだったのに、レースの月曜移行により消滅。とても残念なことだ。単体のラジオ日本賞もいいが、ダートの二流どころのオープン特別では寂しすぎる。なんとか来年からは元の鞘に戻ってもらいたい。

そのラジオ日本賞、イベントでのコメントがなんとかお役に立てた。穴馬としてプッシュしておいたパワーストラグルが大健闘の2着。ところが後藤騎手はゴール前の叩き合いの代償として、再び首にケガを負ってしまった。復帰初日に返し馬で落馬した時に、もともとけがをしていた場所にまた異常が生じ、この日の馬上でのアクションで完全に再発してしまったようだ。何とも気の毒としか言いようがないが、次は完治させてから戻ってきてほしい。同様のケガで内田騎手は9カ月近く休んだ。それくらいはシッカリ時間をおいた方がいいだろう。

ローズSは、当初からジェントル2着or3着、ヴィルシーナアタマを大前提として予想したので仕方ない。レース内容自体は、やはり滑り出しのレースという程度の低調なものだったが、それでも余裕で?勝ち切ってしまうあたりが素晴らしい。ただ次は小回りコース。今回はそこを意識して早めに動いての競馬だったが、ベストコースでないことは確かだ。アッと驚く奇襲戦法に出てくる馬はいないか?

前回書くのを忘れていたが、土曜はラジオ本番中にハナズゴールが取り消し。共同通信へ木曜に配信した原稿について、北陸や山陰方面の新聞でまだ差し替えが間に合うとのことで、予想原稿を楽屋で放送後手書きし、FAXで流すというバタバタの事態になっていた。

それにしてもハナズゴール、運がない馬である。

日曜はPOGで指名したヴァーティカルサンがデビュー。もともと新馬戦向きではないと思っていたので、納得の4着。父も母もドイツ血統だが、重さばかりではないことが分かったのは収穫。結構強いメンバーが揃っていたレースだけに、上位馬はどれも今後が楽しみだ。勝ったのが非社台でサマーセール取引馬、945万円のダンツクロノスだったことも痛快。

実はこの日、イベントの後に中山をすぐ出て東京へ戻っていた。9R前に到着。レース終了後は担当と打ち合わせ&打ち上げ。早めに切り上げ翌日の予想原稿。

17日・月曜はお昼から東京競馬場。セントライト記念は、フェノーメノ2着以下に自信があったのにアッサリ勝たれて撃沈。箸にも棒にもかからない予想になってしまった。

この月曜日の入場人員と売り上げの前年比対象の開催が、去年の札幌の2回4日目(同じ月曜開催だから)となっていた。前から、開催がイレギュラーとなった際のJRAの前年比比較の対象に不満を持っていたのだが、中山と札幌の数字を比較していったい何の意味があるのだろうか?個人的には、この日と比較すべきはやはり前年のセントライト記念当日でいいと思うのだが。

追伸 土曜版の馬三郎、弥永氏のコラムに、いかに今の中山の高速馬場について各調教師から不満の声が挙がっているか、具体的に発言者の名前も出して指摘されている。騎手からは「芝がなぜあんなに短いのか」という声も出ているようだ。

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2012年9月21日 (金)

9月15日土曜

何年も前から疑問に思いながらも、人に聞きそびれ、調べる気もなくて放置している問題。サッカーワールドリーグ予選って、なんで本番の何年も前からやってるのか?

15日土曜は中山競馬場。行きの電車で少し不快なことが。目の前の優先席に、若いサラリーマンの休日っぽい服装の2人。膝の上にノートパソコン広げて、画面を覗きながら、こうした方面に疎い私だけが分からないのかもしれないが、新型の機種に関する情報や感想を大声で披歴し合っている。イメージとしては、ドランクドラゴンの塚地がコントの定番ネタの1つとして演じているオタクの少年の、癇に障るしゃべり方を思い浮かべていただければ。

とにかくまずうるさい。しかもしゃべり方が気持ち悪い。見かけはいわゆるオタクのそれではなく、どちらかといえば爽やか系なのに、中身がどうしようもないのだ。何より腹立たしいのは、優先席に座っていて、目の前に赤ん坊を抱いた母親が立っても無視してしゃべり続けていたことだ。そしてこのバカ2人に「立て」と言えない自分もまた情けない。

この日はエレベーター内で、見ず知らずの若い方々のグループから、ブログをいつも見ていると声を掛けられ、前に書いていた有馬記念翌日の開催反対を断固支持します、なんとかマスコミの力で変えて下さいと強く手を握られた。どこでも悪評しか聞かない愚策、ファンがイヤがることをやるべきではない。来月発売の最強の法則でもこの件について取り上げることにした。

この週は中山場内で見る限りはどのレースにもラップ表示が出た。これは歓迎すべき改善点だ。

ラジオの楽屋で某氏と話す。グリーンチャンネルは週末のレース中継は全てノンスクランブルにすべきだという意見で一致。

いつ大雨が降ってもおかしくない雲行きだったが、一度も傘を開くことなく帰宅。

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2012年9月19日 (水)

残念

正式発表がありましたが、

ウインバリアシオンとパララサルーが故障。パララサルーは危惧した通りになってしまいました。

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2012年9月17日 (月)

取り急ぎ

フォワ賞はレースというよりスクーリングを無事に済ませたという感じ。あれは断じて競馬のレースではない。

それでも負けるよりはマシだろう。クラストゥスは実に巧いトップ引き。直線の進路の開け方といい実にナイスタイミング。

本番は比べ物にならないほど厳しいブロックに会うはずだし、凱旋門賞だけは日本には勝たせないという欧州勢の戦闘意欲も剥き出しになるはずだ。

ただ、メンバー的にはかなり追い風が吹きそうだ。キャメロットは明らかに騎乗ミスだったのに、1つ負けただけでなんとこれでもう引退らしい。ヒドイ話だがまあいろいろな考え方があるのだろう・・・。

しかもスノーフェアリーはどちらかというとブリーダーズCターフに色気があるという情報もある。もちろんフランケルは出ないし、一気にメンバーがさびしくなってきた。逆に言えばチャンスは広がった。

(馬の動向についてはあくまでも私の耳に入ってきた情報です。後日変更、あるいは間違いがあっても悪しからず)

菊花賞。ディープブリランテ(まず菊には出ないはず。秋天も間に合うか?)もワールドエースもトーセンホマレボシもいないとなれば、かなり寂しい。当初フェノーメノは秋天一本と伝えられていたそうだが、今日の勝ち方を見ると菊花賞の方に出てくるかもしれない。ゴールドシップ1強では盛り上がりに欠けるので、菊花賞へ出てきてもらいたいものだが・・・・。

以下運営より告知。

水上学と叫ぶ会・ 予想配信やメルマガについてのお問い合わせは全て

http://foomii.com/00052

無料メルマガでも公開しましたが、1025日(木)にオフ会を行ないたいと思っています。応募要項は下記を参照してください。

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25日(木)に中目黒にて、水上学と一緒に焼肉を食べながら、来たる天皇賞(秋)の検討会を行ないます。木曜日に開催するので、残念ながら同レースのみの検討会ですが、ファンの皆さんと一杯やりながら美味しいお肉を食べられればと思います。下記の要綱をよくお読みになりご応募ください。

・日時 1025日(木) 1900~(1時間半~2時間程度を予定)
・場所 中目黒駅周辺(お店については参加が決定された方のみにご案内致します)
・費用 前金制   絶叫する会 会員5000
                非会員6000
→アルコール飲み放題、高級和牛食べ放題

・人数 20名程度(上限に達した時点で締め切ります)

※注意 1020日以降のキャンセルに関しては原則として費用は返金致しません。

お問い合わせ
水上学と絶叫する会 に【焼肉オフ会希望】と書いてお送りください。

info@mizukamimanabu.net

また、お店に関しては参加が確実になった時点でお知らせします。お肉のクオリティについては◎が上から下まで並んでもおかしくないほど(※事務局の個人的な感想です)

なお、都合により、頂いたメールへの返信は18日(火)になります。

以上、皆様、よろしくお願い致します。事務局

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2012年9月14日 (金)

久々余裕の9月10日・日曜

おととい寄ったスーパーで、ある商品の陳列棚にこんな手書きのポップが立っていた。

「まだまだ日中は暑いですが、朝晩はめっきり涼しくなりましたね・・・。そこで甘酒!」・・・・いやあ、笑った。いくらなんでもまだ早いでしょ!この強引さ、嫌いじゃないというかむしろ好きだけど。

 9日の日曜は東京競馬場。久々に左団扇で1日過ごすことができた。中山9Rの鋸山特別が○◎△で高配当、運が良かった。セントウルSも、3着はどうしようもなかったが馬連と馬単。オータムHは失敗してしまったが・・・・。

 それよりも周りが盛り上がってくれたのはWIN5。実は4つ目まで難なくスルッと的中して、残るは京成杯だけだった。スビリタスかマイネルロブストが勝てば的中だったのだが・・・・いくら野芝得意の在来牝系とはいえ、レオアクティブが内を捌いて届くとは思えなかったのだ(外ブン回して届かないと決めつけてしまった)。ただなんとなく当たらないだろうという諦めも頭のどこかにあって、ちっとも緊張も興奮もせず。そんなだから運に逃げられたのかもしれないが。

ちなみにWIN5は資金の上限を1万円以内と決めている。

 サマーマイルは優勝馬なし。企画的にはやはり見直しが必要だろう。先日のニフティのコラムにも書いたように、日程的に無理やりすぎる。強引?にマイルシリーズを作った意図はサッパリ分からないが、まあ来年から廃止を望む自分としては喜ばしい結果となった。このため(だけじゃないけど)にいろいろとレース体系をいじられたかと思うといまだに腹立たしい。

 打ち上げである人から「パラリンピックに各局が力を入れているのは東京誘致の関係だ」と教えられる。なるほどと合点がいった。特に思う所はない。

 

最後に告知。

★現在、競馬最強の法則発売中。定期連載に加えて某騎手についてコメントしています。

 http://www.kk-bestsellers.com/magazine/saikyo/

★日曜は中山競馬場で昼休みにメディアホールに登場します。

 

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2012年9月14日 (金)

9月8日土曜、久々の中山競馬場

アパパネ引退。屈腱炎は無念だろうが、もう引き時であったとも思う。馬券では特にオークスで(本命はサンテミリオンだったけど)、そして何よりPOGで良い思いをさせてくれた「恩馬」の1頭。御苦労さまのひとこと。

福永祐一騎手熱愛報道、本人も認めたそうで実におめでたいこと(結婚したわけではないが)。お相手の松尾アナと言えば、確かに祐一騎手の母、つまり洋一さんの奥さんの若い頃に少し似ている(気がする)。

さて8日は久々の中山。4ヶ月半ぶりか。とにかく暑いが、遠くに不穏な色の雲が湧いていて、真上の空は晴れているのに雷鳴が聞こえる。放送席から見ると南西の方向に雨が降っているのが見え、そのあと5分間くらい虹が掛かっていた。

モニターテレビでは札幌競馬場のフェアウェルデ―の模様が少し流れていた。旧スタンドはまあ、簡単に言ってしまえばかなりのポンコツではあったが、それはそれで味があった。ただあのままでは耐震基準をクリアできていないのは明らかで、仕方ないところだろう。今回はあくまでスタンド工事、コースはいじらないので納得。

札幌競馬場の食べ物は何でもおいしかったし、入場ゲート近くにある名物の屋台で、ツブ買いやホタテの串焼きを買って頬張ったのも懐かしい思い出。ソフトクリームも他場のそれとは格段の違いがあったが、一番おいしかったのは、クラパロケで内藤裕敬さんに教えてもらったモツ煮込みライスだった。

レースを見ていたら、新馬戦で場内モニターに通過ラップ表示が出た。確かメインレースでも出ていたはず。GⅠ週では前日のレースに表示することはあったと記憶しているが、何もない週に土曜でラップを出すのは珍しい(はずだ)。前にも書いたことがあるけれど、大した費用も掛からないと思うので、ぜひ全レースにラップ表示をお願いしたいものだ。

この日は馬券がソコソコ好調。木更津特別を○▲のタテ目とはいえ馬連を獲れたのが幸運。紫苑Sは、目論見通り、多数いた人気の賞金持ちが軒並み消えてここでも○▲かと思ったが、ただパララサルーは違った。4角では前が壁で完全に消えたと見る間もなく、狭い所をこじ開けて突き抜けてきた。桁違いの脚には恐れ入るのみ。ただアネモネSも桁違いの脚で勝った後に反動が出ていたので、コンディションの維持が最大の課題だろう。

阪神10Rは◎○▲の順で3連単。2着6番人気、3着7番人気だったので、少しは期待していたが、12000円しかつかないとは。本当に馬券の巧い人たちばかりで絞りが厳しい。

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2012年9月12日 (水)

芝あれこれ

阪神も速かったが、中山芝は本当にスゴイ高速馬場だった。マスコミからもけっこう、この速い馬場を作ったことへの異議が出てきているようだ。

まあ、時計が出ること自体には、前から書いているように個人的には特にどうということもない。意図的に時計が速く出る馬場を作っているわけではなくて、特に今年は雨が全く降らず、路盤も硬くなっていることが大きな理由だと思う。

さらに、近年のいつまでもインが荒れない不自然な芝、インを通らないと競馬にならないような競馬(その分レースは単調になるし、不利を受ける馬も多くなる)を生みだす原因となってしまった「諸悪の根源」?エクィターフの効果も大きいだろう。

また、土曜に見た芝は短めに刈られていた。いろいろな理由が少しずつ絡んで、あの超高速馬場ができ上がっているはずだ。

◆問題は、エクィターフを採用した時に、「どこまで競馬全体に対するビジョンを持って採用したか」ということだ。河村清明さんの持論に「どんな馬場を作るかは、その国の競馬の質を左右する」という至言がある。まさにその通りであり、単に馬場が荒れないように、常に均質均一であれば良しとする考えだけで採用したとしたら、その影響のマイナス面が結構出てきているのではないだろうか。

◆それからもう1つ。よく関係者もマスコミも「クッションが良くて走り易い」という物言いがされるけれど、クッションが良い芝というのは実は走りにくいものであることはよく考えれば分かるはずだ。また「走り易い馬場」と「時計が出る馬場」は微妙に違う。

唯一言えるのは、時計が出る馬場というのはクッションとは正反対とも言える「硬い」馬場だということだ。

◆芝と言えば、3週間ほど前の某競馬雑誌で競馬場の芝に関するレポート記事を読んだが、どうにも納得のいかない件が1つあった。

その納得のいかなかった部分をまとめると「芝は1日に2センチ伸びる→しかし土曜日曜で天気が同じなら、時計の変化がないことがほとんど→2センチくらいの芝の変化では時計の出方は変わらない」という内容だったが、この1日に2センチ伸びるという数字が私が以前取材したものと大きく異なるものだったのだ。

もう4年前になるが、単行本のために当時JRAの施設部馬場土木課に在籍されていた矢島さん(けっこう競馬マスコミでは有名な方)に取材したところでは、芝の伸びるスピードは「1日ではなく1週間に23センチ」というコメントだった。また、今回この記事を目にしてから、芝のプロである専門の業者に複数、会社のHPを通して問い合わせたところ、だいたい「野芝で1週間で1センチから2センチ、洋芝でよく伸びる品種でも1週間で34センチ」というメール回答だった。

もともと、芝が長くなれば長くなるほど走りにくい(時計が出づらい)のは競馬の常識だと思う。2センチも芝丈が違えば、競走距離の間に累積する負荷(対速度という意味での)は結構変わるのはまず間違いないところだ。

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2012年9月 7日 (金)

濡れっぱなしの日曜

日曜は10時過ぎに東京競馬場へ向かって家を出たが、その途端に物凄い雷雨。あまりの雨の凄さに傘が役に立たない。これはもう歩けないと観念し、ほうほうの体でラーメン屋「十王」に避難。そのまま、ここの煮玉子ラーメンに久々にありついて遅めの朝食。カツオ出汁のオーソドックスなスープに太麺、美味。

 少し小やみ、明るくなってきたので、稲光に怯えつつ(だって東京競馬場近辺では毎年1回は落雷事故がある)小走りに競馬場へ。しかし十王ラーメンに入った時点ですでに上半身はずぶ濡れ、放っておいては間違いなく風邪をひくと思ったので、ターフィーショップでまずTシャツを買って着替えることを思いつく。ブエナビスタTシャツは、もろサンデーレーシングの勝負服だったので流石に恥ずかしく、意外と地味なオルフェーヴルTシャツを購入。1800円の余分な出費。

肝腎の馬券は・・・・小倉のキングヒーロー、新潟直線のアポロノカンザシと、絶対的な自信を持っていた2頭が共に連対を外してしまいショック。馬券もこの2鞍での失敗が大きく響いてしまった。

 新潟記念は本命トウカイパラダイスも、例年より内目が良かった年だけに、しかも予想以上のスローで大外を回らされたのは響いた。ただ、新潟はコーナーが小回りなので、カーブ1回ならコーナーでの距離ロスはそれほど大きくない。むしろ、速い上がりへの対応力が足らなかったという方が敗因としては大きいだろう。

それにしてもトランスワープはあの位置からよく伸びた。タッチミーノット、アスカクリチャンは上位評価していたが、ヒモ同士ではダメ。対抗ステラロッサは位置取りが後ろすぎた。上がり330でも前の馬を1頭も抜けないという流れでは・・・。

 反対に小倉2歳Sは相当なハイペース。これはメンバーを見れば戦前から分かることだった。ただマイネルエテルネルの初戦は頭2つは抜けた内容で、しかも逃げなくても問題ないタイプなのは、逃げ切ったとはいえあの新馬戦の脚の使い方を見れば明白。不動の本命だった。

 そこまでは良かったが相手をミスった。当初は、マスコミでエーシンセノーテのフェニックス賞を低評価する声がけっこう多かったので、逆手にとって重い評価をしようかと思ったが(ラップとレースをキチンと見られれば、フェニックス賞が高レベル一歩手前のレベルにあったことは明白)、ただあの馬の場合はマイネルと違って、前に行かないと厳しいタイプだけに白三角止まりとした。POG指名馬でもその辺は仕方ない。

 代わりに評価したのはメジャーミノルと在来牝系ラヴァーズポイント。結果としてラヴァーズがもう一歩届かず。クラウンレガーロは連闘を嫌って切り捨ててしまった。ロベルト系が異常に来ていた当該コースだったのだが・・・。

 

エーシンはむしろ見直した。内容濃い4着。あのペースを前に行って唯一掲示板。思ったより強いようだ。距離はマイルまでは大丈夫だと思うので、牝馬同士のファンタジーSが楽しみになってきた。

 マイネルエテルネルは当然の完勝。ただ、早熟血統の極みのようなところがあり、上積みはさほどないだろう。古馬になるとダート短距離で強くなっているような気がする。

 丹頂Sはなんでセイカプレストを拾わなかったのか、もう訳が分からない。○コスモロビン、▲メ―ヴェで配信したのに、あれで3連単40万とは!

 打ち上げを終えて帰る時にまた豪雨。タクシーを使うも、あまりの雨の勢いに前が見えなくなり、ワイパーも全く役に立たず。運転手が徐行せざるを得ないというのも仕方なし。ここまでの50年近い人生でも、これだけの強い雨は初めてと言っていいかもしれない。それくらい凄まじい降り方だった。

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2012年9月 7日 (金)

8月31日、9月1日

土曜版東京スポーツでの、爆笑田中さんの予想コラムに、「オータムHなのにサマーマイルシリーズってどうなってんの??季節感もっと大事にした方がいいよ」と書いてあった。

私はもともとサマーマイルシリーズには大批判を続けているのだが、なるほどこういう視点もある。納得させられた。気付かなかったが確かにおかしい。サマーマイル廃止と、それから悪夢としか思えない「有馬記念翌日の競馬開催」の撤廃は何としても来年の競馬スケジュールが決まる前にアピールし続けないと。

 先週の競馬。31日金曜に新潟入り。新潟にしては夜も湿度が下がらずベトついた空気。

ふとしたことから割り引き券をもらっていたので、全国にある居酒屋「日本海庄や」で夕飯。ただ新潟だけあって、東京ではお目にかからないメニューや魚もあった。ハチメの刺身、サザエ壺焼き、鱧の天ぷらにおにぎり2つ、地ビール。

 この日はフィリピンで大きな地震があった。そして同じ月で2度目の満月だったとか。これを「ブルームーン」と呼ぶことをはじめて知った。私などブルームーンと言えば、夏の新潟をはじめローカル短距離で地道に走っていたオープン大将を思い出す。知っている人は今やほとんどいないだろうが。

 翌日は1R前に競馬場へ。この夏最後の直線競馬や、目の前でジャンプが見られる障害戦などを目に焼き付ける。

 外ラチ沿いに立っていた警備員と客との会話を盗み聞き。警備員は2鞍立って1鞍休みというローテで動き、立っている間は水分を摂れないとのこと。この暑さの中、本当に御苦労なことだ。

 かねてから思っていたのだけど新潟競馬場は、客の女性率がとても高い(ような気がする)。年齢層も幅広い。カップルもいるけれど、意外なのは女性グループが結構目立つこと。

 今年最後の新潟なので、暑いことは暑いが場内をいろいろ歩き回った。今更気付いたのだが、長くそのまま残されていた旧スタンドの一部が完全に消滅していた。開催の途中でそんな大がかりなことをするわけがないから、初日からそうだったのだろう。全然気付かなかった。

 馬券の方は、前の週にハナ差でワイド万馬券を逃がしてからどうも微妙にズレている。馬連しか当たらず、3連単は僅差で取り逃す。小倉最終だけなんとか本線で。

札幌5Rの丸山騎手のゴール前。腰を上げるのが早すぎ。あれは着順に影響するものがあったとみる。

 新潟メインのプレゼンターがなぜか蛭子能収さん。いつものあの調子でニヤニヤと表彰式に出ていたが、根本敬氏から昔、蛭子さんの持つ負の魔力の物凄さを聞いているだけに、ちょっと心配になった(もちろん冗談だが)。

 札幌2歳Sは、期待したトーセンパワフルが直線急失速。対抗コディーノがスローを前付けから押し切った。ゴールへ向けてドンドン加速していくラップだけに、後ろから差しこむ馬には厳しい展開。

コディーノは脚の持続力とソツのなさで一枚上だった。ラウンドワールドは、最後は脚色が一緒に。スローの間に動いた判断は正解も、そこからはさすがに辛くなってしまった。少し使い過ぎなのが気になる。

 夜9時過ぎに帰宅。東京は涼しかった。

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2012年9月 6日 (木)

題をつけるほどのこともなく

読み返したら前回の更新分で、高級魚を降級魚と書いてしまった。降級馬はいいけれど、食べたくないだろ降級魚。まあでも我ながら面白い誤変換なので、直さないままにしておこう。

◆トーセンホマレボシ、スマートファルコン引退、ワールドエース、アダムスピーク屈腱炎、長谷川騎手引退、吉田稔騎手引退。先週は競馬界にバタバタとニュースが続いたが、なんやかやで今週から秋競馬スタート。

ラジオ日本での私の出番は、本来のローテなら午後前半に移るのだが、今開催は事情により引き続き午後後半担当で、14時半から16時半に出番。

 競馬予想TVは22日に最初の出番、その次は未定。少なくとも29日と106日は出ないことが決まっている。

◆今発売の週刊競馬ブック、「一筆啓上」の村上記者担当分に完全同意。前にも何度か村上さんの発言に頷かされたことを書いたけれど、本当に今の競馬界が必要なことを正確にアドバイスしてくれる希少な存在だと思う。

 今回はなんとなくスポーツ関係の書き散らし。

◆甲子園で大熱戦を演じて間もないというのに、なんでアジア大会がこんなところで組まれているのか?藤波潰れるよ本当に。日程を決める時に日本は何を考えていたのか?

◆もともと野球の国際大会なんて花相撲だから、WBCは参加しようがしまいがどうでもいい。とにかく野球はペナントレース至上主義。これが崩れてから、野球は衰退し始めた。

◆和田監督留任、マートン来季も契約。福留獲得方針。相変わらず阪神のすることは正気の沙汰とは思えない。

◆なぜか今回は民放がパラリンピックを大きめに取り上げている。それ自体はいいことだと思うけれど、何も明るいニュースがないので仕方なく・・・という感がなくもない。

◆スポーツ関係のことをなんとなく続けて書いていたら、今更ながらオリンピック関連で思いだしたことがいくつか。

各民放とも、日本人有力選手が出場する競技の中継を控えている場合は、画面に「このあと●●登場!」という文字がずっとインサートされていたが、一番タチが悪かったのはやはりTBSだった。「このあと●●登場!」という文字を出した後に、なんと競歩を延々と流し、その●●登場の競技が始まったのは2時間くらい後というすさまじさだった。まあ「このあと」というのは確かに嘘ではないのだけれど・・・さすがに亀田戦でやらかした局だけのことはある。懲りてない。

◆メダリストは大変な努力の末にメダルを掴んだのだから、どう扱おうと勝手だけれど、何名かが表彰式でやっていた、あのメダルをかじる仕草はちょっといただけない。おそらくはカメラマンがやらせているのだろうが。

◆女子重量挙げの三宅選手と、北陽の伊藤さおりは似過ぎている。

◆悪評ふんぷんだった柔道のジュリー制、しかしそれ自体はおかしいとは思わない。正しく機能すれば、誤審を防ぐ上でかなり効果的になると思う。ドタバタがあったからといって、ジュリー制におっ被せて止めてしまうのは間違いだろう。今回も、トラブルの元は制度ではなく審判個々の力量の問題であり、制度がおかしいわけではなかった。

◆各局が終了後に決まって作っていた名言集では、なぜか零れていたけれど、私が個人的に今回の五輪の日本人選手名言を選ぶとしたら、第一位は水泳の高校生銅メダリスト・萩野選手の「なんだか物凄い夏休みになりました」だ。嬉しさと驚きと無邪気さが感じられて、なんとも微笑ましくなる。

・・・先週の土日のことは次回。

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