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2012年11月

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2012年11月30日 (金)

なんとか

火曜の夕方からおかしくなって、その夜からとうとう風邪の洗礼に。

幸いにも熱は出ないのだが、猛烈な喉の痛みと頭痛、鼻水と体の痛み。

月イチの大事な定期検診も、病気のためにキャンセルと言う訳の分からないことに。

1つ仕事をしては1,2時間倒れてを繰り返していたが、金曜の深夜になって競馬新聞を見ていたら、急に体がなんとなくギアが入ったというか、あれ、治りそうという感触。これなら大丈夫!声も何とか潰れずに済んで、土曜のラジオは咳きこみだけを心配すれば良さそうだ。

ラジオ日本は午後後半、予想TVはもともと休み。

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2012年11月28日 (水)

何やら喧しいみたいですが

日曜は今年最初の忘年会、翌日は朝6時起きで私用のため動きまわり、夕方帰宅して疲労困憊にてダウン。そんなこんなで競馬から24時間離れている間に、ヤフーのトップニュースに「ジャパンCの裁決内容について抗議多数」という記事を見つけてビックリしたので、そのことから先に。

結論から言えば、あれは降着にならないでしょう。おそらく池添がレース後に「判定に納得がいかない」という趣旨の発言をしたことが、オルフェーヴル1着の馬券を持っていたファンに火を付けてしまったのかもしれないが、あれはまあ競馬の迫力の範疇。別に大騒ぎするほどのこともない。

反対に、降着になったら降着で、その判断も理解できるし、結論からいえばどっちもアリというところだ。

デジャヴのように脳裏に甦ったのが、86年JCの、ジュピターアイランド騎乗のエデリーと、アレミロード騎乗のスターキーの数度にわたる直線でのぶつかり合い。お互いがレース後に激怒し、つかみ合い寸前になったというあのシーン。

それから02年の中山でのジャパンCでも、直線でファルブラヴのデットーリとサラファンのナカタニが押し合いへし合い。ゴール後ナカタニがデットーリを指差して、ラフプレーをアピールし、たしか調教師の異議申し立てで審議ランプがついたはずだ。

共に降着云々はなかったのだが、今回のもその「直線格闘技のJC史」に連なるものであった。

裁決が岩田に2日間の騎乗停止を付けたことも正しいと思う。私の眼にはラフさ加減は岩田の方が目立って映った。何も処罰しないのはおかしい。池添については、最初に寄って行ったのは自分の手綱というよりオルフェーヴルが勝手に動いたように見えるし、行為の危険度は格段に低い。お咎めなしでいいだろう。

あとは、オルフェーヴルは直線で内へ寄って行くのが左右の回り関係なく、もうクセになってしまっているということ。

それにしても、来年からの新制度だとどうなるんでしょうね。2頭のどちらについても、あれがなければ勝っていた、あるいは変わらなかったと判断するのは至難の業だろう。こういうケースが最も判断に悩むところとなりそう。

あとは、今回とは関係ないが、もし3頭の競り合いで同様のトラブルが起きた場合に、加害馬の勝ち馬には先着できる可能性がなくても、妨害がなければ被害馬が2着にはなれたのが明白でありながら3位で入ってきた・・・・というケース。明らかな妨害があったのに被害馬は全くの泣き寝入りをしいられることになる。

旧制度の場合は、このケースだと加害馬=勝ち馬が被害馬の後ろ=3着に落ちて、トラブルに関係ない2位入線馬がタナボタ持ち上がりの1着、そして2着になれていたはずの3位入線馬が2着に繰り上がるというわけで、こういうケースの場合は道義的には旧制度の方が優れているようにも思う。

さて話を今回に戻すと、アウトセーフの判定以上に私が思ったのはWIN5のことだ。リーチが掛かって2億円が見えていた人たちの中で、JCをジェンティルドンナかオルフェーヴル、どちらか1頭だけで行っていた人がもしいたとしたら、本当に生きた心地がしなかっただろう。私なら失神してしまうぞ多分。

もう1つは、これはなぜとか何がということもないのだが、岩田騎手の今後だ。あまりにも今年の巡り合わせが良すぎる。そして今回のことに限らず、今年は騎乗ぶりに事故をまねきかねないシーンも結構見る(NHKマイルCみたいに実際に起こしたこともあるし)。レース前の強気過ぎる発言の数々といい、この強運に逆風が強く吹くのが心配だ。無事であれば良いのだが。

 その他週末のあれこれはまた次回。

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2012年11月23日 (金)

11月18日・日曜

これで競馬関係の記事は、何とか無理やりですが追い付きました。

◆それにしてもオルフェーヴルまたしても大外枠、これはもう万一外へ飛んで行った時に他の馬を巻き添えにしないようにというJRAの深謀遠慮??と妄想を逞しくしてみる。まあ現実は違うと思うが、別にそうであったとしてもそれはそれで別に良いのでは。

◆先週は芝を大幅に刈り込んだが、今週は芝刈りなし。これをどう読むか。個人的には今週も刈ってきて、ある程度時計の出る馬場を作ると思ってきたので、やや意外。さて、どんなジャパンCになるか、ここ数年では最も見所も見応えもあるJCになりそうだ。

◆さて先週日曜、18日。東京は強い日差しが少し暑さを感じさせるくらいに降り注いで、馬場はどんどん回復していった。京都も思ったより好天だったようだ。

マイルCSはサダムパテックが決めた。ハングリーな武豊が見せた好騎乗。枠の有利不利と直線の一件で、再現性には乏しい結果になっていたが、これも競馬。

審議についてはサダムパテックが起因になったことは明らかで、あれを「複数の馬のわずかな動き」とアナウンスしたのはちょっと不満。あれは「1番の動きに起因して他の馬へ影響が波及しましたが、着順変更には至らないものと判断しました」というべき内容だった。加害馬はハッキリと指摘すべきだ。もちろん私も降着に至るものとは思わない。あそこで引いたら馬券を買ってくれたファンに申し訳ない。すすんで前をカットしたというわけではなく、狭い所へ突っ込んで割って出たものであり、進路妨害と同一視はできないだろう。

本命としたダノンシャークも大きな不利を受けていたが、まともに走っても3着まで来ていたくらい。グランプリボスはまともなら勝っていただろう。この馬については今回判断ミス。

◆個人的には馬券もやられていたのだが、東京最終のアミカブルナンバーからの3連単で一発逆転。こちらを狙い目にすれば良かった・・・・。これまた判断ミス。

◆先週はムーアのファイト溢れる騎乗が目立った。外国人騎手は得てして芝>ダートになるのだが、ムーアはダートの方がハマりが良い。

◆廃業厩舎もいくつか。個人的には勇退という言葉は、現実を覆い隠すものだと思うので使いたくない。ともあれ皆さんお疲れ様でした、ありがとうございました。

特に嶋田功厩舎の解散は残念。自分が競馬に対しての物心ついた時から競馬サークルに居た方が、また一人競馬界を去ることになった。

競馬とは関係ないことだが、嶋田先生の息子さんとは何度か昔仕事をしたことがある。知る人ぞ知る、日本のラップ黎明期のカリスマ的存在の一人だったAKI(エーケーアイ)プロダクションがその人。大槻ケンヂのソロアルバム「オンリーユー」に入っている「私はみまちゃん」でその本領が聞ける。

◆年間100勝騎手のインタビュー、もういらないような。昔と価値が違うからねえ。

◆午後になると、売れない指定席が半額で売られるようになって久しいが、よくよく考えるとこれはなんか釈然としない。いくら午後からであっても、午前中に正規の値段で買ったお客に失礼だ。ならば最初から半額の値段で売るべき。商品自体がダメになる生鮮食料品の閉店時刻間際の半額セールとは訳が違う。

◆POG指名馬ベアトリッツ、ゴール前でなんとか勝ち切る。ただデムーロによればムチを使わなかったので見た目以上に余裕ありとのこと。地味に強くなっていければ。とにかく未勝利戦を勝つ馬ばかりでそこで故障する馬が多いのが難点だが、JC週はキネオストロングに期待。

◆福島記念は8番人気本命アドマイヤタイシ2着、ダコール対抗3着も、ダイワファルコンに上手く乗られてしまった。ダイワが1番人気でビックリ。私には福島記念で恥ずかしながらあの馬はどうやっても買えない。

京都9Rのサカジロオーの騎乗はひどい。わざわざ詰まるところへ入っていく始末。普通に回っていればまず勝ち負けだったのに、あれでは馬がかわいそうだ。

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2012年11月22日 (木)

11月12~17日

今週末はシゲル16頭出し!個人馬主が1週間に出走させる頭数としてはレコードかも。

さて先週の競馬関係。15日は打ち合わせ1件、また最強の法則の読者一口馬主権プレゼントの馬選びと原稿など。競馬ラボは、女王杯以降のGⅠはすべて特製出馬表を作成するので全頭コメント原稿も毎週作成していくことになる。

JRAのこの週のCMはマイルCSバージョンと、1週先行してのジャパンCバージョンの2本立て。マイルCSのサッカーボーイのゴール前、あの抜け出して行くシーンは競馬に詳しくない人の目にはどう映ったか。競馬に興味を持たせるのはああいう映像だと思う。

日曜の朝に日本テレビのシューイチでは、ジャパンCの1週前インフォマーシャルをやっていた。中継局でもないのにシッカリと見どころを伝えていてかなり好感。JRAの営業努力だとしたら良い方向だと思う。

17日土曜の東京競馬は、Cコース替わりに加えて、それまでの週と比べて一目瞭然の草丈の短さで、時計が急に速まった。好時計が続いた。

東京スポーツ杯はコディーノが好位から切れたが、2歳の内から1800mでああいう巧くて速い競馬をする馬は、まずダービー云々ではないだろう。当初は一部で勝てば次走は共同通信杯まで空けるという噂もあったのだが、月曜には次走朝日杯が発表された。この厩舎がここを使うのならおそらくはNHKマイルCが目標で、長い所はレッドレイヴンに任せるつもりなのだろう(あくまで個人の意見です)。まあローズキングダム的といえばそんな感じもするので、意外とダービーでも好走できるのかもしれないが・・・。個人的にはスケール感に乏しいのが気になる。曖昧な理由だが。

この日は競馬予想TV。時間があったので夕食はアクアシティの全国ラーメン祭りで札幌よし乃の味噌ラーメンを。もやしが大量も、油でちゃんと炒めたものなので、食感がパリパリしている上に胡麻油の香ばしさで飽きない。麺やスープのウマさは言うに及ばず。こってりしながらサッパリ、さすが有名店の仕事。

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2012年11月21日 (水)

11月10,11日

本日2回目の更新。

今売っている週刊競馬ブック、「一筆啓上」で吉田直哉さんがグラマラスCを痛烈に批判している。まったく同意見。これについては私も今発売中の「月刊競馬最強の法則」で書いている。またその隣のページでは、木村寿伸アナウンサーが有馬記念翌日の競馬開催へNOを突き付けている。もっともっと声が挙がるといいなあ。

115日からの週は、所用があって7日、8日と日帰りで実家を往復していた。かなり慌ただしく過ぎた。なだれ込むように週末を迎えた記憶がある。重賞4つ、秋競馬も盛り上がってきた。

 

 10日の土曜は好天。京都JSは勝利確定の態勢に入ったテイエムハリアーが落馬。熊沢ファンとしては唖然。ケガがなかったのは不幸中の幸い。

 ファンタジーSはサウンドリアーナ完勝。種牡馬ケイムホームは2年目になって突然ブレイク。それ以外の馬は残念ながら目立たず。大外から伸びたローブティサージュにしてもクラシックという感じはしない。走るなら来春のフィリーズRあたりか?POG指名のエーシンセノーテはスタートダッシュこそ良かったが強引に下げて折り合いがおかしくなった上に、4角で大きく躓いて終了。ケガをしたかと思ったが無事のようだ。次走はクリスマスローズSあたりでまたケレン味のない逃げを見せてほしい。鞍上もチェンジで。

 京王杯2歳Sはエーシントップが楽勝も、スローの前残りでは評価が難しい。ただ朝日杯では当然有力だろう。本命マイネルエテルネルはどうしたことか。あの程度のペースで粘れないとは。個人的に大きく抜擢したタイセイドリームが見せ場十分の4着。内の狭い所を突く闘争心もあるようだが、惜しい!先着したのはこれも高評価していたカオスモス。2着なら馬連で救われたのだが、ラブリーデイはお恥ずかしいことに全くのノーケアだった。テイエムイナズマはなぜ1400mを使ったのか、理解に苦しむ。

 東京最終のクッカーニャーオメガブルーハワイのワイドで少し傷口を小さくすることができたが、血がかなり流れたことには変わりない。イタタ・・・・。予想TVの出演がなくこの日は直帰。

 11日の日曜。諦めかけていたPOG指名馬のチェリーペトルスが、福島2R、ゴール寸前で外から内をまとめて差し切った。これは嬉しかった。

東京はメインレース前から雨。武蔵野Sはアドマイヤロイヤルと心中して終わり。イジゲンは確かに強かったが、メンバーの割には時計内容が悪すぎる。前に行った組の低調な走りとムーアの渾身の追いっぷりに助けられた面もあって、実態以上に強く見えたことは否めない。負けてなお改めて見直したのはダノンカモン。東京マイルは本当にベストコース。またレースを見直すと大きな不利(というか前が壁で出すところなし)を受けていたのはマルカフリート。かなり脚を余していた。勿体ない。

そしてエリザベス女王杯。こちらは完全なる大雨・ここまで降るとは・・・・。ヴィルシーナまた2着、これはもう仕方ない。勝ちに行ってのもので運の領分だ。良馬場なら押し切ったはず。レインボーダリアには天も味方した。

ピクシ―プリンセスは本当に強くなっている。本格的な配合だし無事に育てばかなりのところに行ける器。フミノイマージンは京都の外回りはやはり合っていないし、道悪もそれほど巧くない(異論のある人もいますが)。ホエールはどこか悪いのだろうか?個人的には本命ヴィルシーナから人気薄へ流した3連複しか取れなかったのだが、4着マイネオーチャードが3着なら・・・・3連複でも365倍か・・・・。ちなみに掲示板は全て道悪得意の血統馬で決まった。

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2012年11月21日 (水)

今更ながら11月1週目

ようやく校正も終わり、新書執筆終了。

発売は127日ですが、書店に並ぶのは8日以降になるでしょう。10日までには全国的に配本されると思います。タイトルは

「競馬攻略カレンダー2013~新・月替わりに読む馬券の絶対ルール」です。去年御支持いただいた本の来年度版になります。また発売日が近づいたら宣伝させてもらいます。

 ここからペースアップしてここも取り返していかないと。競馬開催日のことから先に振りかえる。

113日土曜はアルテミスS。赤松賞が重賞に昇格したと思えばいい。2歳~3歳初期の牝馬重賞が関西に偏重していることから、関東にも作ってほしいという声は以前より関東の関係者から声が挙がっていたようだ。フェアリーSの距離延長と時期移動もこれに応えたものだし、このアルテミスS創設もその一環だったということ。

サンデー系×ストームバード系牝馬の配合でワンツー。3着馬も含め取り易い馬券ではあった。コレクターアイテムはなかなかスケールもある。

それにしても、新設重賞をノングレイドで行うことに意味があるのかとふと思う。そんなもん最初はGⅢでスタートすればいいじゃん。ダート変更になってグレードを外すのは分かるけれど。

★競馬予想TV。アルゼンチン本命は前にも書いたがギュスターヴクライ。みやこSはローマンレジェンドに逆らうのは野暮と開き直った。

114日。アルゼンチン共和国杯は、ルルーシュが予想していた以上に弾けた。オールカマーのゴール寸前の甘さは何だったのか。しかしこれを見せられてもなお、この馬は中山の方が向いていると思えてならない。2着はムスカテール、穴馬として期待し対抗としたマイネルマークが3着。ただギュスターヴと心中した上にそもそもルルーシュ1着の馬券を買わなかったので撃沈。ただこの時はまだギュスターヴが故障していたのは知る由もなかった。

みやこSはゴール前がとても面白いレースだった。ローマンレジェンドよく届いた。ただこちらも3着から5着までが抜けではダメ。馬連6倍、馬単8倍ついたならそれで良かった気がする。

この日は「むくんだリリーフランキー(H氏と私の合同命名)」ことH氏が度外れた大仕事をやってのけた。終了後は皆で御相伴に与った。

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2012年11月14日 (水)

最強&サラブレ発売されました

アルゼンチン共和国杯で期待したギュスターヴクライが大ケガを負い引退、そしてエリザベス女王杯で穴の期待をかけて対抗にしたクリスマスキャロル(本命は素直にヴィルシーナ)も、レース中に重度の脚部不安を発症したことが判明し、引退が発表された。推した馬が故障し続けるという、馬にとっても迷惑だし、こちらの懐ももちろん痛むという最悪の周期が2年に一度くらい訪れるのだが、この負のスパイラルにハマったここ2週。

今回は振り返りではなくてお知らせ系を。

◆競馬最強の法則12月号発売中です。私の担当は連載の「直言居士」。今回はJRAの広告戦略(特にグラマラスCとエヴァコラボ)について書いてます。

巻頭特集「馬券が儲かる蜜なる関係」がボリュームあり。それから、私の名前を出して下さっている血統スナイパーこと境和樹さんの記事も必読です。

また地味な?白黒ページながら、読者が選ぶ「儲かるジョッキー、損するジョッキー」も面白い。

そして、個人的に今回とくにお知らせしたいのは、巻末のプレゼント応募用紙です。応募用紙には毎回アンケートがついているのですが、その中に、編集部の発案で、「有馬記念翌日の競馬開催の是非について賛成か反対か」という項目が入っています。皆さんの声をぜひお聞かせください。

プレゼントもジャパンカップグッズやオルフェーヴル、ジェンティルドンナの勝負服やキャップなど豪華版なので、ぜひアンケート共々よろしくお願い致します。なお用紙は切り取って記入し、ハガキにお貼りください。締め切りは1212日です。

◆そして同日発売のサラブレでは、夏以来の亀谷敬正氏との対談が掲載されています。サンデー系の変遷や今注目の種牡馬系などがテーマ。こちらは4ページの特集です。こちらもぜひお読みください。

ちなみに、この対談のあと、見栄晴氏と合流、寿司屋でワイワイという珍しいパターンとなったのだが、その時に亀ちゃんも見栄晴氏も、体重が60キロ以下であることが判明し愕然とした。私は4キロ絞っての70キロ。と言ったら驚かれた。ちなみに秋の検診でメタボではないというお墨付きは頂いているのだが。

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2012年11月13日 (火)

10月28日・日曜

天皇賞当日の東京競馬。気になっていた天気は、なんとかレース時間帯は保ってくれた。

◆天皇賞前はスミヨンが良くも悪くも目立った。ファイトがあるとかどうとかいうより、日本人と外国人(というかスミヨン個人かもしれないが)のレースに対する考え方の違いだろう。それが時にはファイト満点、またある時には行き過ぎて粗暴になっている(と映っている)というわけで。

罰せられるに値するケースに至ったなら罰せられればいい。もっとも被害を受けた馬の馬券を買っている人は釈然としないだろうが、その辺も含めての競馬か。

ただスミヨンの場合は、最初に日本に来た時に、外から被せられて3角過ぎで落馬し、大けがをしたことがあったはず(東京競馬場)。その辺も遠因にあってのことなのかもしれない。

審議となった2つ目のレースが降着なしだったのは当然だと思う。あれは「複数のスミヨン」のわずかな動きによるものだ。

個人的には時としてゴール前が怠慢だったり、ファイトが行き過ぎて粗暴になることが多すぎたりするので、あまり好きなタイプではない。いまだに私にとっては、福永洋一や武邦彦、大崎昭一や中島啓之たちの方が外国人騎手含めても「巧い」と思える。もちろん追憶が美化している部分はあるのだろうが、しかし今の時代はすぐに彼らの騎乗も映像で見られるからね。

◆天皇賞のレース自体は今年も見応えがあった。シッカリした逃げ馬がいると本当にレースが締まる。デムーロの乗り方は、あれでインが空かなかればどうなったかと考えるとバクチではあるが、あのペースなら内に固まらないという判断もあったのだろう。

それにしても、10年に三浦が落馬事故を中山で引き起こしたときに、内ラチぴったりを回って逃げたことが騎手仲間から批判された(またJRAからも内を空けるよう指導しているという余計なコメントがあった)騒動があったけれど(当時のブログで何回かに分けて個人的見解を書いております)、その暗黙のルールで空けているインを外国人騎手に付け込まれているのなら皮肉なことである。

http://wave.ap.teacup.com/applet/mizukami/201001/archive?b=5が当該記事のブログのアドレスです

◆負けたが最も強いレースをしたのはルーラーシップ。本命にしておいて言うのもなんだが、見直した。3着ではあったが本命にして悔いなし。敗因として見れば大出遅れは当然痛かったが、それも競馬のファクターの1つ。仕方ない。なおジャパンCではウィリアムズが騎乗と1112日に発表された。

◆そしてデムーロの感動的な両陛下への一礼。間違いなく今年の競馬の名シーン。規則では不可抗力なくコース内で下馬してはいけないそうなのだが、JRAがお咎めなしとしたのは当然のこと。

◆エイシンフラッシュについては、予想会イベントで「今回絶対に買わなければいけない馬」として挙げたので少しは安心。また、予想TVをご覧になった方ならお分かりだと思うが、あの厩舎の馬をリメイクするための技術と毎日王冠を使った意味、それからエイシンの好走するパターンにも見事にハマった。なのになぜかエイシン頭の馬券を持っていないんだから始末に負えない(涙)。

なお上位に来た関西馬は、渋滞前に着いたか、事故情報を知って迂回路を取った馬たちだったそうだ。

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2012年11月13日 (火)

10月27日・土曜

私のキーボードの打ち方がオカシイからだと思うが、もう手の甲側の指の筋が慢性的に痛くなってきて、仕事以外でパソコンに向かうのが苦痛だったここ数日。12月中旬発売予定の新書もようやくゴールが見えてきた。ここもさすがに少しは書いておかないと・・・そろそろ記憶も怪しくなってきた。

◆天皇賞前日の土曜。東京競馬場。今年は芝の丈を刈りこんできていない。天覧競馬とあって、故障の危険性を少しでも減らすためなのかもしれない。これは正しい。今開催の芝の傾向推移は、満足ではないけれど開幕週からとても妥当なものだと思う。

◆新しい裁決基準が13年から採用されるとのこと。これがほぼ完全に運用されるのなら、現状よりはマシになると思うが・・・・今後またどこかに書くことになるかもしれないのでここではアッサリ済ませるが、最も気になるのは、これまでよりもジャッジが難しくなるのは間違いない(この妨害がなければ着順が入れ替わったかどうかというジャッジは、単なる走行妨害有無の認定より遥かに難易度が高い)ということ。今の委員の方々の力量でスムーズにルールを適用できるのかどうか、甚だ心配にもなるが、ここは期待するしかない。

個人的には、何度も何度も書いているように、裁決委員専門職化と養成部門の設置を行わない限りは、ファンからの信頼を得るのは難しいと考える。

 そして、今回の裁決委員の方の発言(どなたなのかは新聞には記載されていない)には早くも首を傾げざるをえなかった。というのも、新ルールではあのメジロマックィーンの斜行は降着対象にならない可能性が高い、というからだ。これは要らない一言だった。

一昨年のジャパンCはともかく、あのマックィーンの危険な斜行が降着にならないルールでは、いくら騎乗停止の制裁を科すにしてもやりたい放題になってしまう。(第一、降着にならなくても停止処分を科すことが、ことGⅠなどにおいて、本当に抑止力として機能するのだろうか?)

◆競馬予想TV。本命はルーラーシップ。楽屋では高速事故による大渋滞が話題に。ルーラーの木曜体重は20キロを超えるプラスも、まあこの期に及んで仕方ない。昔、「ノーザンテースト産駒は二度化ける」と言われていた時代、二度目の本格化に入った?同産駒は急に馬体重を大きく増やすことがあったが、それこそが実が入った証だった。ルーラーにも細くではあるが、ノーザンテーストの血が入っている(母の母父)・・・と気休めを思う。

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2012年11月 8日 (木)

すみません

新書執筆の佳境時期・その他急ぎの野暮用雑用が重なってしまい、更新が御無沙汰になっています。

まだ天皇賞週のことも書けないでいますが、そのうち少しずつ追いつくようにするので、また覗きに来てみてください。

もしかしたら金曜に1日分くらいはできるか??

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2012年11月 1日 (木)

イベント補足話と一冊紹介

で鶴舞から帰った翌日の25日は、前にも御礼だけ書いたが天皇賞予想イベント。会場へ向かう途中の井の頭線の車内で、ラジオにてドラフト中継。ノイズだらけの中で聞いた「藤浪は阪神!」おお、和田が初めて仕事した!おもわず「よし!」と小声でガッツポーズ。真正面の人にシッカリ見られた。

◆前にも書いたがイベントはご来場の皆さんと焼き肉店「中目黒douraku」さんのお力にて大成功。

顔なじみの常連さんはもちろんのこと、新しく意外な出会いも。以前週刊○○レス誌で記者として活躍されていたI瀬さんが、競馬ファンでしかも以前から私のことを気にかけて下さっていて、来場なさっていたのだ。今は野球ライターとしてご活動中とのこと。

そして珍名馬券コレクターとして有名な仙洞田 隆さん。市井のコレクターとはいえ、NHKBSの「熱中人」で特集されたほどのエキスパート。夢はコレクションで編んだ写真集の出版だそうです。

仙洞田さんの公式ブログはhttp://ameblo.jp/chinmeibaken/

◆そして現在、月刊競馬最強の法則で馬券術セカンドチャンスの連載でおなじみ、競馬ライターの出川塁さんが、「万券術セカンドチャンス」を出版された。馬券術としてはもちろんのこと、レースをどう見るか、各馬の走りをどう見たらいいのかを教えてくれる。競馬歴の浅い人には教科書となるのではないだろうか。もちろん負けた馬の狙い方を深める意味では、ベテランファンにもぜひ一読を。

なお、お読みになれば分かるが、実は私もこの本に(馬券術に、ではありません)一枚、じゃなくてわずかに一口噛んでます(笑)。

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2012年11月 1日 (木)

日本シリーズの最中になぜか昔の中日を

26日は急な私用のために、市原市の鶴舞というところへ日帰りで行ってきた。故郷の隣の市なので、子供のころから地名は知っていたが、行ったのは初めて。内房線五井駅から一両編成、大半の駅が無人で切符は車掌が車内で手売りしている小湊鉄道に乗り換えて30分。この時期にしては今年は紅葉が遅れていて、まだ薄く色づいただけではあるが、溢れんばかりの周囲の木々には圧倒される。夕暮れともなると冷やりとする空気の清冽なこと。

最終のバスが夕方545分というのもスゴイ。

すでにトップリと暮れた無人駅で1時間に1本しかない電車を待っている間は、ラジオを聴くくらいしかすることがない。中日権藤コーチ辞任というニュースをやっていた。70代で年間日本中を回る激務、高木守道監督といい権藤コーチといい、アグレッシヴな高齢者は本当にかっこいいと思う。

あの2人の衝突を面白おかしく報じて、やれどっちに非があるとか、どっちが悪いとか書きたてた新聞や評論家がいたけれど、野球の神々みたいな存在の人たちの衝突に、どっちが悪いもなにもないでしょう。見方が浅すぎる。

権藤は早く引退してしまったのでさすがに現役は見ていないが、高木監督は、子供の頃に末期の現役時代を見ている。何せ初めてバックトスなるものを見て驚かされたものだ。

選手列伝系の本を読むと外人選手にも殴りかかって行く血の気の多さを喧伝されているのだが、私が見た頃は先にも書いたように選手として晩年なので、もう職人というか名匠の佇まいだった。

ただ覚えているのが、確か長嶋が選手を引退した時に、優勝した中日がわざわざ引退試合の日にぶつけて優勝パレードを行ったことがあって、これに高木選手が激怒して本社へ抗議、しかも長嶋へも直接電話をして、球団の非礼を詫びたということがあったはず。ただパレードをボイコットしたかどうかは知らない。

とにもかくにも昔から直情径行、気骨の人であった。そういえば高木がいた頃の中日はセリーグで一番いい意味で荒いチームだった。鈴木孝政、井上弘昭、マーチン、島谷金二、もちろん星野。70年代前中半の中日が男臭かったのは、あとから思えば、私はパリーグ時代しか知らないが「男」江藤慎一が残したチームカラーが生きていたのかも。今のスマートな中日とは隔世の感がある。

権藤辞任から始まってなぜか高木のことを延々と書いてしまったが、ブログなんだから脱線も容赦していただきたい。あと権藤はとにかく情に厚い人だということなので、その意味で指導者としては甘さがあった可能性はあるけれど、それでも今年はよくやりくりしたんではないでしょうか。外野から見た勝手な見方ですけど。もうユニフォームを着ることはないようだが、お疲れさまでした。高木さんは来年もやるのね。

本当に書こうと思ったことについては次回。

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2012年11月 1日 (木)

10月23日・日曜

馬三郎の裏一面の、各記者勢ぞろいで注目馬を挙げているページで、写真に添えられたキャッチコピーが面白い。昔のプロレスラーのニックネームみたいなノリなのだが、「元消費者金融支店長」というのが1つだけ異彩を放っている。

21日の日曜。菊花賞は秋華賞に輪をかけて見応えのあるレースだった。ゴールドシップのロングスパートは驚異的。

来年の大看板は間違いなし。フェノーメノ、オルフェーヴルとステイゴールド3大スターホースの揃い踏みを来年は見てみたい。宝塚記念あたりか?

ゴールドシップにも来年は海外の声が掛かると思うが、ただ在来牝系ということもあって、欧州のコースはどうだろうか?洋芝といっても札幌とはまた全然違うし。

もっともこの馬の身体能力の高さなら、そんな細かい適性云々は問題にならない気もしている。

◆本命ユウキソルジャー、いったん脚が上がりかけたが最後の最後でまた伸びて3着。よく頑張った。スカイディグニティと共にリボークロス保持馬が2,3着。ただ3連単はスカイを3着固定にしたので残念なことに。複勝とワイドで浮きは出たものの・・・。

◆来年から地方転出で4勝しないと中央に戻れないようになるとのこと。馬の回転促進策なのだろうが、同行メンバーからは4つも勝ったらそもそも戻ってこられないだろうとの声。そうだろうねえ。下手にクラス上がって戻ってきても苦しくなるだけだし。

まあ言いたいことはあるが長くなるので。

◆今更ながらグリーンチャンネルは土曜日曜のレース中継だけでもずっとノンスクでやるべきだ。

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2012年11月 1日 (木)

久々ですみません

このところ私事で突発的なことが起きたり、夜に外仕事があったり、さらには12月中旬発売予定の新書の執筆などが重なって、雑文を書く気にならない状況。なかなか更新できなかった。

その間のことを賭け足で。

◆看板馬の動向が次々発表された。ディープブリランテ引退。残念ながら重傷だった。菊花賞の追い切りが異様に強かったのはなぜだったのだろう。そこまで攻めないとコンディションが整わなかったのだとは思うが、ならば前にも書いたがああまで秋天か菊か保留していたことも響いていたのか?推測で言っても仕方ないが、ダービー馬に対して夏の時点で進路がハッキリさせられなかったこと自体、とてもかわいそうだと思う。

◆ゴールドシップは有馬記念へ。JC回避は賢明だと思う。3歳馬がGⅠ3連戦をわずか2カ月の間にすると、来年反動が来る確率はかなり高い。これなら来年も主役を張れる。

ジェンティルドンナはジャパンCに行くそうだが、ならば馬のことを考えると有馬記念は回避した方がいいと思う。個人的には昔の競馬人気絶頂時のように、有馬記念でみんなが顔を合わせるというのが、分かりやすいベストの姿だと思うのだが。

1020日・土曜。東京競馬場のフジビュースタンドで馬券を買おうと思ったら、最寄りが「クイックピック専用発売機」の列。仕方ないので少し離れた所の券売機で購入するも、どんな機会なのか興味があったので近寄ってみたらなんと普通の馬券もその機械で買えるのだ。じゃあ「専用」じゃないじゃん!「兼用」じゃん!紛らわしい表示するな。

◆この日熊沢騎手が2勝。何年か前から、熊沢騎手が1000勝をするのを願って、毎週週刊競馬ブックの騎手成績欄の通算勝利数を見るのが日課ならぬ週課となっている。同様に毎週1つでも勝ち鞍が重なるのを楽しみにしていたのは赤木騎手だったが引退してしまったから・・・。熊ちゃんあと46勝。悲願と伝え聞くJGⅠ制覇と1000勝、両方まだまだ可能性十分だ。

◆富士S。輪乗りが始まってもなんか1頭足らない。ラジオ日本のアナウンサーと何かいないぞと話していたら、ガルボが大きく遅れて入場、発走地点へ急ぐと輪乗りに加わる間もなくスタートとなった。何が地下馬道であったのか知らないが、こういう時は入場が遅れていることをアナウンスすべきだろう。

◆最終レース終わってフジテレビへ。競馬予想TVは中3週でのお声掛かり。今シーズンはまだこれで2回目なので、まだ帰宅後の疲労大。

◆クラレントが久々の勝利。1年前の大雨の東スポ杯で放馬、馬場を2周近く走りながら「異常なし」と理解しがたい診断をされてそのまま出走、大敗してから長いスランプに陥っていたが、おなじ東京で秋晴れの下、見事にリベンジ。

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