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2013年3月

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2013年3月29日 (金)

3月23日、24日の競馬

23日土曜の中山はとにかく寒かった。あれだけ寒暖の差がデカイとさすがに参る。開催時間中は雨が降らなかったのがせめてもの幸い。

◆別に誰が何を本命にしようと、それなりの理由はあるものだし、当たり外れは別にして納得させられる部分はあるものだが、この日のペガサスジャンプSで、プロの記者や予想者の中に、ブラックステアマウンテンに本命を打った人がいることには首をひねらざるを得ない。たとえ勝ったとしても、だ。

◆日経賞。フェノーメノが絶対能力で押し切った。終始外を回して、内ラチを意識させないようにした上に、馬の口向きを巧みに操った蛯名の騎乗ぶりはさすが。ただこの時点では、のちに春天参戦を表明するとは全く思わなかった。

本命ムスカテールは惜しい3着。カポーティスター抜けで、フェノーメノとのワイドしか取れず。

◆毎日杯のキズナは危ないと思っただけに脱帽。これまたこの時点で、直後に皐月賞回避、京都新聞杯~ダービーを表明すると思わず。でもこの馬のベストはNHKマイルC路線ではないか?という気がしてならないのだが。本命サトノキングリーは良いところなし。

◆ミモザ賞のセキショウは強い競馬。ただ使い過ぎている気もする。ラジオ日本でも的中させることができてラッキー。アドマイヤイチバンの人気がなさすぎた。

◆中京メインは会心の馬連的中。穴推奨のカネトシマーシャル、本命コモノドラゴン、共によく頑張った。

◆競馬予想TV。本番中に太組氏がお茶を飲んだら、気管に入ったらしく突如むせて、隣の小林氏や前の市丸氏にお茶をグレートカブキの毒霧の如く吹きかけるというハプニング発生。「笑いの神が舞い降りた~!」と騒いだら、なんと映っておらず・・・太組氏持ってない(笑)。

24日。高松宮杯は、よもやのスローペース。このペースだとロードカナロアは強いし、決め手の無いサクラゴスペルにはきつくなる。それを思えば4着とはいえよく頑張った。外したが結果には納得。ハクサンムーンの逃げに誰も絡まず、陣営の牽制とハクサンのイメージがペースに蓋をしてしまった。そして私は恥ずかしいことに見事に展開を逆に読み間違えてしまった。ペースや馬場の選び方は、実際には前評判と逆に出ることが多いということは分かっていたけれど、ハクサンムーンの出るレースだけは違うと決めつけてしまった。

◆それにしても、中京も前日よりも芝から上がる砂の量が多かったような・・・。

◆競馬予想TVでのWIN5については、語りたくない(苦笑)。

それよりも帰宅したらWIN5取ったのでは?というメールが2通。そりゃ予想は当たりましたよ。でも・・・PATにお金入れ忘れて今週買って無い・・・。いや、厳密に言うと買ってはいた。残金400円で。

どうしても2点で行きたかったレースが2つあったから(高松宮のロードとサクラ、六甲のトーセンとシャイニー)、そこを抜いたらあとは全て1点でいくしかなかった。名古屋城Sはそうなるとカワキタではなくてエックスマークになっちゃいますよ・・・。予想TVでは指名したのに実馬券はここだけハズレ(涙)。100万円台とはいえ、千載一遇のチャンスを逃した感。

◆大越さんから東邦出版の種牡馬辞典(田端さんと加藤さんの)が届く。間もなく私のハンドブックも発売となる。ぜひ両方お買い求めを。そういえばPOG本の原稿執筆も始まった。春の恒例行事が今年もやってきた。

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2013年3月29日 (金)

ダービーニュースの唄

昔は、競馬新聞のラジオスポットがあって、各社のサウンドロゴが耳を賑わせていたものだった。競馬ブック「♪いつもケーイバブック」「♪いつでも どこでも ケイバケンキュー」・・・・そんな中でサウンドロゴどころか唄まであったのがダービーニュースだった。

「♪まーとを しぼった 一点勝負

 ダービー ニュースの 心意気  きーたぞー またーきーた

 きーたぞー まーたーきたー

 来たぞダービー 来たぞダービー ダービーニュース―」と、

演歌調の小節回しで歌い上げていたものだった。

昭和40年代から50年代末期。ノスタルジーと笑うならそれもいいだろうが、私にとっては間違いなく競馬が一番面白かった時代だった。今がサイコーと言いたいけれど、今が最高のわけがありません。

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2013年3月28日 (木)

フェノーメノ春天参戦と今頃WBC

フェノーメノ天皇賞参戦表明には少なからず驚いた。昨日、某氏のトラックマンから直接伺ったところでは、まずないでしょ、とのことだったのでなおさらだ。ということは、出否五分五分と言われていたオルフェーヴルは出てこないということになるのかも。

毎週木曜は、午後4時の出馬発表を待って午前中に送った共同通信の原稿に回避馬がいないかどうかをチェックし、いた場合は直しを入れ、そして簡単に週末の特別戦の構図を掴むという作業。

それにしても今年のダービー卿CTの顔ぶれには正直、あくまで馬券を買う立場としては落胆。相も変わらず脈のなさそうな賞金持ちの高齢馬が居座って、出てくれば面白そうな4,5歳馬の多くが除外されている。

前前から何度も何度も連載などで指摘してきたが、昔と状況が違うのだから、4歳夏だけでなく6歳でも賞金編成を行うか、重賞においては近5走で3回以上、シンガリから3頭以内に入っていた馬は優先順位を下位に下げるような措置が必要なのではないだろうか。

サクラプレジール桜花賞回避、オークス直行が発表された。

たまには競馬以外のことを。

◆今更ながらWBC。山本監督叩きが案の定湧きおこっていたけれど、誰も成り手がいなくてたらい回しになっていた監督を(コミッショナーが現役にこだわったのも大きな原因)、最後にしぶしぶ承諾して押し付けられたようにして引き受けた経緯があるんだから、今更下手だの何だの叩いてもしょうがないでしょうに。しかも攻撃の采配は大半が橋上コーチがタクトを振るっていたわけだし。帰国後は言いたいことも我慢してよく耐えていたと思う。

例のダブルスチールにしても、台湾戦のあの一か八かの状況で、「投手のモーションが大きくて何秒掛かっているから行かせた」とかいう橋上コーチの後日談にあったように、その成功があったから夢よもう一度でやらせただけのこと。あそこでダブルスチールはないとか言ってみたところで、現に台湾戦でそれで成功した現実の方に、強烈に酔ってしまっていたのだから仕方ない。

◆間抜けだったのはボール問題。WBC仕様に合わせたとか言っていた統一球が全く別のシロモノだった。というか、外国の選手も昨シーズン、「こんな飛ばないボールで試合をやってるのか」と言ったとか。元のボールは飛び過ぎだけど、ここ2年使っていたボールは今年から止めないと本当に野球人気が落ちていく。コミッショナーは頑なに某社のボールに拘っているようだけど・・・。だいいち、我慢我慢の点の入らないフン詰まり試合ばかり見せられて、子供たちが野球に憧れるわけがない。日本野球の将来を考えても、ことは急を要する問題だと思うのだが。

◆TBSは桑田、テレ朝は古田、嫌いな2大解説者がうるさいのがねえ・・・・凄いのはTBS。1回が終わったところで「ではここまでのハイライト・・・」笑ったなあ。

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2013年3月23日 (土)

3月17日

4鞍も重賞があると、ホントに春競馬本格化という感じ。今日の2重賞も荒れる余地は十分。キズナ(反応が遅い)にもフェノーメノ(セントライト記念を見れば右回りだと内にへばりつこうとするのは本当。東京>>中山は明白)にも死角はあるし。配当面でも期待ができる・・・かも。ただ3歳馬のキズナと違ってフェノーメノは絶対的な能力が違いますが。

それにしても先週日曜、突如芝に撒かれた砂は今週はどうなっているか。砂をまくと軽い血統、軽いスピードを持つ馬が来るようになる。それが如実に出たのは先週の日曜だった。前にも書いたように、土曜と日曜で変えてくるとは思わなかった。

先週の競馬の残り。

◆土曜の若葉S。藤岡佑騎手じゃなくてもメイケイペガスターは難しい馬なので、厳しかったとは思うが、それにしても笑えるくらい馬に翻弄されていましたな。改めてノリの折り合いの技術の高さを知らされました。

◆何が一番人気になるか見当がつかなかった皐月賞も、これでロゴタイプという一応の核はできたようだ。間違いなくこれが人気だろう。今年のレベルなら皐月賞で大敗することはないと思うが、勝つイメージもあまり湧かない。個人的な本命は、ほぼ決まった。

◆阪神大賞典はゴールドシップがさすがの強さ。着差はあまりつかなかったが、これは久々の分だろう。良いレースだった。だが内田騎手のこの馬に対する乗り方にはどうも首を傾げてしまう。

それにしてもフォゲッタブルよく頑張った。馬券は外したが、シュタルケが最後まで馬の闘志をかきたてる好プレー。

◆東京競馬場で、傍らの初老男性2名の会話。「東雲賞」の東雲を、「しおどめ」と読むと信じ込んでいるために会話がかみ合わないことといったら。「しおどめにも場外あるよな」「え?あんなところにあるの?」その後もずっと「しおどめ賞」と言っていた。力が良い意味で抜ける。

ではこれから中山へ。

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2013年3月22日 (金)

3月13~16日

気象予報士によって言ってることが微妙に違うのだけど、どうやら日曜の中京は雨は免れそう。中山も、競馬をやっている時間帯はギリギリもちそうな気配だ。何より。

しかし・・・・

◆ウキヨノカゼは春全休が決定。疲労がなかなか抜けず運動ができないようだ。

◆マーベラスタイマー骨折。グランドJの看板が一枚落ちた。

という残念なニュース。

溜まった分をまた少し巻き返しておきます。

◆すみれS、もうオープンでやる意味が無くなっている。500万で十分か、あるいはかつてのベンジャミンみたいに、皐月賞除外になった馬のためにオープンのままで時期をずらして行うか。

◆チューリップ賞とフィリーズRのグレイドも、もういい加減逆にすべきでは。報知に遠慮しているのかもしれないが、報知は弥生賞もあるのだからGⅢにしてもいい。チューリップGⅡ、フィリーズGⅢに反対する人はおそらく誰もいないだろう。

◆昼にテレビを見ていたら、例の話題の予備校講師が大の馬券好きであることが発覚。

それにしても、エリマキトカゲ扱いでテレビに出されているなあ。予備校の宣伝にもなるし、会社的には大歓迎だろうから、ある程度仕方ないところもあると思うけど、いくらなんでも局が使い過ぎ。

教育業界と言えば、かつて学研の社長さんはレジェンドテイオーで有名な馬主だったし、家庭教師のトライは、社長がリーサムのオーナーさんだ。夫人の二谷友里恵さんの「リー」と、修さんの「サム」ということでつけた冠号らしい。

◆13日は物凄い強風。私用で調布にいたのだが、ビルの谷間で体が浮くかと思った。京王線が40分遅れて、次の府中での打ち合わせに少し遅刻。とにかくスゴイ風だった。

◆16日の土曜、サクラの開花発表日のフラワーCにサクラが咲いた。こんなことはこの先ないだろう。良いものを見られたが、ゴール直後の落馬事故には目を覆った。ダイワポライトはかわいそうなことになってしまった。丸田騎手が馬場に正座したように座りながら立つことができず。

サクラプレジールは桜花賞へ行くかどうかは五分五分とのこと。

◆ファルコンSは1着、2着までは順番通りあったが、この組み合わせだと3着にプレイズエターナル固定の馬券しかなく撃沈。馬連買っておけば・・・。

この日の中山芝は内を空けて外へ出す馬が多かった。ゴール前はともかく、3角から直線半ばまでは外が伸びていた。まさか翌日一変してしまうとは・・・。

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2013年3月20日 (水)

3月9,10日のこと

種牡馬辞典については峠を越えたが、今週は、ニコ生と東京スポーツ、競馬ラボで情報公開になった45日に行われる桜花賞・皐月賞予想特番(詳細は近日ここでもお知らせします)の台本決定稿作成と、最強の法則の連載を乗り切るスケジュールが待っている。

ただこのままブログを放っておくと、取り返せないくらいタメてしまうので、ボチボチ細かく更新していくことにする。箇条書きになってしまいますが・・・。

39日土曜。中山競馬場。スタンドに昇ると、黄砂のためか線路は霞んで見えた。

この日は堅めの配当が多かったとはいえ、幸運に恵まれて馬券はソコソコ調子が良かった。サンシャインSのクリールカイザー、アネモネSのジーニマジックと、自信のあるところをシッカリ取れたのは大きかった。中日新聞杯もフォーメーションでサトノアポロを頭に置けたのが幸い。ただ思ったよりつかず。

310日、日曜は東京競馬場。この日は強風が吹き荒れ、砂が細かく舞って顔が汚れるほど。その時は黄砂と思っていたのだが、砂が赤茶けていたので「?」と思っていたら煙霧という現象だそう。東京に降った砂は北関東の畑地を中心に飛ばされてきた山土の砂が下りてきたものだということだ。道理で色が変わっていたはず。

★この日の中山メインは中山牝馬S。このレースは、かつてオープン特別として長らく行われていた時の方が思い出に残っている。シュンセツという牝馬がいて、これはハクセツ、ジョセツと並んでの名牝三姉妹の末娘。とてもきれいな馬で大好きだった。このシュンセツがオープン特別時代の中山牝馬Sに、毎年のように出てきては上位を賑わし続けていた。姉たちと違ってとうとう重賞は勝てないまま引退したが、中山牝馬Sと聞けば毎年シュンセツを思い出す。

★その中山牝馬Sはオメガハートランドでこれまた自信があったのだが、思っていたよりも後ろの位置取りになってしまい4着に終わった。そもそも勝ったマイネイサベルを中山では軽視していたので話にならない。また人気薄で期待したアイスフォーリスは後方から全く動かず。

★中京8R、ノーブリー激走の3着も、ゴールドカルラは2着までしか置いていない。サトノプレジデントが1着なら、ハマったのになあ・・・。

★この日はフィリーズレビューも行われた。本命メイショウマンボが鮮やかに切れた。ただ2着馬が抜け。単勝だけしか実にならず。この組から本番を意識させる馬は正直いなかった。

★先日も書いたが、どこかの心ない人がツイッターで「水上本命はタンスチョキン」とか広めやがった。ツイッターで私の予想について書いているものはまず間違いなくウソです。

★この日の打ち上げで、いろいろネット情報を教えてくれるKヤマモトが、「春のリファールとか言ってるがディープインパクト産駒はみんなそうだろ」と2ちゃんに書いてあったぞ、とご注進。「父か母父がリファール系」の馬を狙うというのが基本であり、父の母父までは考えていない。稀にバブルガムフェローのように異常にリファール色の濃い種牡馬は、リファールに準じて考えることはあるが、ディープインパクト産駒は別にリファール系ではない。便所の落書きだから何を書いてもいいけれど、勝手に間違って解釈して間違ったいちゃもんをつけるのは徒労ですのでやめてください。

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2013年3月17日 (日)

どう見ても

中山芝は土曜のレース後に砂を足しましたね・・・・。

土曜も少しありましたが、レース映像を土日で比較すると砂の立ち上り方の違いが歴然としています。また土曜にあれだけ内を空けて回っていた騎手たちが、日曜は全く外へ出す素振りすらなし。

まさか土日で馬場を作り変えてくるとは思わなんだ・・・。よほど内目が悪いと騎手から苦情でもあったんでしょうか?こうなると前日予想は厳しくなる。

もっとも、今日のスプリングSに関して言えば、ロゴタイプの1着も、またタマモやホウオウが馬券対象になることも、どんな馬場であれ私の貧弱な想像の範疇を超えていたのでどうにもならなかったんですが(涙)。

まあとりあえず今週のレースを見て、皐月賞の本命候補はほぼ決まりましたが・・・。(本当は弥生賞直後はヘミングウェイで鉄板!とか思っていたのに骨折してしまい白紙に戻していたのです)まだ毎日杯がありますね。それ次第で印順まで決めてしまおうかと。

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2013年3月14日 (木)

ご無沙汰ですが

間が空いてしまってすみません。

種牡馬辞典が本当に大詰めになっている上にその他のイレギュラーがあって、ブログを先に書いているのを見られたら気を悪くする関係各位もいそう・・・・・ということで、後回しになっています。確定申告も金曜が締め切り・・・・(涙)

1つお知らせを。

13日発売の「月刊・競馬最強の法則」では、先日行った裁決委員へのインタビューが4ページにわたって特集されています。読めば「そうだったのか?」と驚く方も決して少なくはないのではないかという内容となっています。ぜひご一読ください。もちろんその他の記事も相変わらずの充実ぶりです。

競馬予想TVは16日、23日と出演します。

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2013年3月 8日 (金)

3月3日の競馬から

33日は東京競馬場。かなり暖かかったが、朝と夕方はまだ冷える。

昼休みは同行連中となぜか唐揚げと壇蜜話。デカ唐揚げなんてナンセンスということで一致。それにしても日本人は唐揚げを好き過ぎないか?

壇蜜は個人的に今最強の雛壇芸人だと思っている。イジられてナンボで自分で何かするわけではないけれど。しかしハズレがないよね、この人のコメントには。ローラが4打数1安打でその1本がホームランみたいなタイプなら、壇蜜は4打数4安打で2本が2ベースという、そんな感じ。どうでもいいことですが。

弥生賞、映像越しに見たパドックでは、時間が経つにつれてエピファネイアのテンションが上がりだし、スタート前は発汗が酷かった。初めての環境だからか、精神的にナーヴァスなのかは分からないが、レース中も掛かり気味。最後は粘りを欠いたレースになっていた。本命にしたサトノネプチューンは予期せぬ逃げとなり、終始後ろからプレッシャーが掛かる形であえなく沈没。

先行好位に居たカミノタサハラが外目へ出して差し切り。2着はもつれた所をミヤジタイガが差し返すように伸び、コディーノは切れを欠いた。

ただ、この23年、3冠だ2冠だと見慣れてしまって、エピファネイアにしてもコディーノにしてもかなり期待外れのような評価になってしまっているが、そうそう毎年スーパーホースが出るわけでもなく、こんな風に勝ったり負けたりというのが本来のクラシックロード。

有力馬がそれぞれ弱点も長所もハッキリと抱えている今年は、牝馬も牡馬も久々に面白い本番となりそうだ。皐月賞については弥生賞負け組と、こういう年は若葉S組にも注目しておきたい。

ただ個人的にはコディーノは、確かに本番睨みの仕上げだったかもしれないが、妙にこじんまりまとまってスケールを感じない点が気になった。昔で言えば、2歳時にやたら強くて、その後スランプのままだったサクラホクトオーみたいなイメージ。

馬券はダメ。土曜の勝ちを吐き出して終わってしまった・・・。

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2013年3月 7日 (木)

先週末の競馬から・3月1,2日のこと

もう3月も1週すぎましたか。

エイシンの平井豊光オーナーが逝去。合掌。

高校生の頃にはじめてエイシン冠馬が重賞を勝った覚えがあるのだが(タローだっけ?)、以降、積極的に主に米国産馬を走らせて、独特の路線で勝負するタイプのオーナーだった。エイシンサニ―(内国産)やエイシンフラッシュ(ドイツ馬)みたいにクラシックを勝つような所有馬が異例で、「ダートと短距離のエイシン」というイメージを早々に作り上げた。

エイシン馬で初めて知った種牡馬も昔は結構いたものだ。

先週はひたすら種牡馬ハンドブック執筆。

1日金曜は定期検査。この日の朝刊で、7年前に出した本の時、そしてつい先日も私の取材に対応して下さった中村嘉宏氏が、公正室長から審判部長に移られた記事を目にした。中村さんが審判部長になって裁決のトップという状況なら、現状は改善されていくと思う。

2日土曜は中山競馬場。芝が前の週に比べると結構伸びていた。風で草の先がそよいで波を作っているさまが、放送席から見てとれた。この日も風は強めで、直線は向かいというよりも右寄りから吹いてくる感じ。ただ、地上では凪いでいる時間もけっこうあって、前週のように吹き荒れるという感じではなかった。

昼に「どみそラーメン」を食べに行こうと、外のエスカレーターを上がってクリスタルスタンド3Fの扉を開けようとしたら、強風の風圧でなかなか開かない。力を入れ直して開けたら、中から外へ出ようとしていた男性とタイミングが合って、ドアと一緒に引っ張り出す形になってしまい、正面衝突しそうになった。

「すみません!風が強くて・・・」と言ったら「ホントだねえ」と言って去って行こうとした顔を見れば、吉田照哉さんだった(笑)。そう言えば吉田さんは頻繁にここのラーメンを食べに来ていることを思い出した。

メインのオーシャンSは、思っていた以上にサクラゴスペルが売れてしまったのが誤算だが、1着固定で馬単と3連単を勝負したので悪くは無かった。惜しかったのはニシノビークイック。前が開かずに外目へ出すのに手こずりながら、猛然と伸びてきたが届かず。スムーズに捌いていればツルマルとどうなっていたか。それにしてもハクサンムーンが出るとレースが締まる。高松宮記念もおそらく出走となるだろう。面白いレースを演出してくれるはず。

阪神ではトライアル第一弾のチューリップ賞。超スローペースでクロフネサプライズが逃げ切り。武豊が逃げて後続を嵌めるところは久々に見た。

ただあまりにも流れが遅すぎて、本番の参考にはならないだろう。ここまで牝馬戦線はどれもスロー、またスロー。結局ペースに泣いた能力上位馬が、本番でアッサリ巻き返すということになりそうな予感もする。馬券はウインは対抗も、クロフネ無印では。本命レッドは本番ではやれそうな感じ。

この日の小倉では二本柳、松田騎手が大健闘。乗るチャンスがあればやれる中堅はたくさんいるはず。厩舎や馬主は人も育てていかないと。

中山最終は印は入れ替わったが○◎。これも馬連と3連単、悪くない配当だった。欲を言えば4着アーサーバローズ、惜しかった。

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2013年3月 1日 (金)

2月20日~24日

もう週末がやってきてしまう。先週の競馬関係のことくらいは書いておかないと。

19日は最強の法則の連載の締め切り。騎手問題について書きました。

前回も触れたように20日は美浦取材。フレッシュひたちで上野から45分、そこからはタクシーで20分くらい。快晴だったが、空気はとても冷たかった。特に夕方、帰りの土浦駅のホームは身を刺すような北風。

取材内容は313日発売の「競馬最強の法則」をお待ちください。AJCCの裁決室の模様、審議ランプを点けなかったわけ、新ルールへの疑問、裁定委員会にまで話は広がりました。詳しくはここではまだ書きませんが、とにかく意外な事実も確認することができました。

ではここからはいつものトーンに戻って。

21日は朝10時から某所で会議。22日の朝は私用。そこからは種牡馬辞典の原稿を夕方まで書いてから、予想原稿に移る。

23日は久々の中山。芝は長いかと思っていたのだが、寒さで伸びなかったのか、あるいは発育を促すためか、意外と丈が刈られていた。ただパワーは必要。野芝の枯れた茶色が目立つが、掘れているわけではない。

上空の国旗はかなりはためいていたが、地上はそれほど風を感じない。5Fゴンドラの放送席に移っても、風はほとんど吹き込まなかった。まずまず穏やかな日和だったが、日が傾いたらやはり冷えてきた。

中山のゴール前のヤジが、この日はやけに酷かった。5Fでもうるさいと感じるほど。9Rあたりから、特定の一団がずっと最終まで騒ぎっぱなし。聞き苦しい内容というよりも、ただ喚き散らしているだけでひたすらウルサイ。酔っ払っていたのかもしれない。

午前中はPOGのレッドカチューシャが小倉で凡走でガッカリ。また小倉ではテングジョウが5年ぶりの勝利という大記録?

アーリントンCはとても順当。ただ超スローで内容は参考にならない。コパノリチャードは皐月賞参戦が発表された。血統表の字面は2000mも大丈夫なのだが、あの掛かり方を見るとやはりマイルがベターだろう。カオスモスは今後1400mあたりに特化していきそうな気がする。

放送で担当した10Rはビラゴーティアラが買えない。千葉Sはマルカバッケン本命で的中も安い。悔しかったのは最終。6番人気メイショウヒデタダ本命で、これが直線で抜け出してくる。外からレオパステルで決まりと思ったら、インを捌いてテイエムコウノトリがスルスルと・・・・予想コーナーで「危険な人気馬では」と言っていた分バツが悪い。本当に横山は伸びるコースを掴むのが巧い。単勝を買っていない自分を呪う。

この日の中山は落馬事故が多かった。特に木幡騎手は倒れたままだったので心配したが・・・。どの騎手も大ケガに至らずで何より。

フジへ移動して競馬予想TV。楽屋で流れていたELTの唄が酷かった。全ての音を外して歌っていた。どうしちゃったの?

日曜は東京競馬場。寒かった。府中の風も強かったが、画面で見ると中山は直線向かいで吹き荒れたようだ。上がりも相当に掛かっている。

6Rの新馬戦は2000m2113というスゴイ時計。良馬場で行われた芝2000m戦としてはおそらく史上最遅タイムではないかと仲間内で呆れる。風の影響もあったのだろうが、スローにもほどがある。どこからどう見てもダート血統のシュガ―バインが1番人気はあり得ないと思って、スリーデーモンから買ったのに、マンインザムーンも消して失敗。馬単42の実質1点勝負で13着。

この日は中山でPOG馬チェリーペトルズが出走。勝ったかと思ったが・・・・この負けでファルコンは間に合わないだろう。

中山記念は幸運にも対抗本命の順で決まる。あれで3連単280倍とはよく付いてくれた。

阪急杯は堅過ぎ。期待したブライトラインは出負けした上に力も足らずといった感じ。狙い目のブラッドストーンSはエイコオウイングが動かず。素直にキングヘイロー産駒のハッピーカオルを本命でいけば良かった・・・。

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