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2013年4月26日 (金)

4月21日・日曜

◆この日驚いたのは福島の雪による中止。前代未聞・・・かと思っていたら、3年前にも春の福島開催で雪による中止の日があったそうだ。全く記憶にない。おそらく当時もこれは前代未聞と驚いていたはずだが、あの震災を挟んだためか、すっぽり抜けてしまっていたようだ。

◆ファインドラゴンやスリ―ヨークなど、懐かしすぎる馬名の2代目(なのか3代目なのか)がこの土日に走っていた。実況で馬名を聞くとしみじみしてしまう。

ファインドラゴンは昭和50年代前半、確か京都新聞杯や阪神大賞典を勝っていたはず。カツラノハイセイコの時代の名脇役だったか。

スリ―ヨークはキタノカチドキが負けた春の天皇賞(つまりイチフジイサミが勝った春の天皇賞でもある)でスリップしたように転んで落馬してしまう。そして次の年の春の天皇賞は出走取消と、つくづく楯に縁のない馬だった。このあたりの時代のことは結構ハッキリ覚えているのに、ここ5年、10年のことはとんと思い出せないことが多い。情けない。

◆フローラSは負けても3着には入ると見ていたスイートサルサが、スローの縦長後方という位置取りから伸びてきたものの6着という体たらく。対抗デニムアンドルビーが快勝。前走の内容から、こっちを本命という手もあったのだが、思っていた以上に人気になっていたのもイヤで対抗にしてしまった。素直が一番か・・・。

それにしても蛯名のあの尻持ちフォーム。おととしくらいから目につくようになったと思うが、あれをやるようになってから蛯名が直線で伸びてくるシーンは明らかに減った。というか伸びかけた馬が止まる。何を考えて長年築いたフォームを捨ててしまったのか分からないが、残念なことだ。それなりの理由はあるのだろうけど、今までのところは失敗と言われても仕方ないのでは。バブルガムフェローやエルコンドルパサーに乗っていた頃はしなやかな感じだったのに。岩田のマネなら止めた方がいいと思う。

◆悔しかったのはマイラーズC。競馬マガジンと自分のサイトでは買い目を配信しているのだが、3連単フォーメーションの目には1着グランプリボス、2着ダノンシャーク、3着サンレイレーザーはあった。しかしサンレイ2着はない・・・・。デカいアタマ差。850倍あったのだが。

◆翌月曜の週刊競馬ブック誌。ダービーへ向けての短期集中企画「東京優駿の記憶」の第1回はヒカルイマイの谷八郎元調教師。失礼ながらご健在とは知らなかった。私が生まれて初めて見た競馬がこのレース。ヒカルイマイがあんなドラマティックな走りを見せてくれなかったら、その後40年も競馬にハマることはなかったはずだ。感慨深く読ませてもらった。

◆同じ号に、思い出の春の天皇賞のエッセイページ。紺野記者が春の天皇賞を3200mで行うことへ対し否定的な見解を述べていた。こういう意見には徹底的に対抗していくのが私の仕事?競馬からスタミナと距離の多様性を奪ってはならない。

また、ずっと近似の距離を使うことが馬のストレスをなくすという趣旨のことも書いてあったが、これはむしろ逆のはず。私が獣医さんから伺ったところでは、同じ距離のレースばかりを続けて使うと馬は精神的に飽きてくることがあるとのこと。そういえば、スペシャリストとして同じ距離を使うことの多いダート1000mや直線競馬、あるいは3000m以上のレースにおいて、23走好走がが続いて人気になった後に突然凡走するケースは珍しくない。

◆さて今週。京都は皐月賞週の中山のように中間に2度芝刈り。毎年春の天皇賞週は一気に芝を刈って時計の出るコンディションにしてくるのが定番。今年もどうやらそうなりそうだ。気になるのは福島の天気。金曜夜現在では小雨とか。

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