本文へジャンプします。




« 5月11日・土曜 | トップページ | まとまりがないから今回は無題で »

2013年5月17日 (金)

5月12日+α

12日は夏のような1日だった。朝から早く起きて、多摩市で私用。聖蹟桜ヶ丘には初めて降り立ったのだが、あんなに大きな町だったとは。

やっと解放されて、12時すぎに東京競馬場入り。暑さと心地よさに浮かされて珍しくビール片手の観戦。

●馬券は取ったり取られたり、痛恨の失敗もなく、もともと可もなく不可もなくの運の1日だったようだ。しいて言えば、京都の最終の3着同着が残念だったくらい。どちらも持っていたのだが、タマモコントラバスが単独で3着なら、多めに持っていた方だったので払い戻しはあと2.5倍くらいあった。でもどちらも当たって文句を言ってはバチが当たる。

●ヴィクトリアマイルは、時計面では1000万程度のレベルの凡戦だったが、故障馬が出たことを抜きにすれば、見た目は好レースとなった。ゴール前の攻防が盛り上がれば、ファンの印象には残る。

それにしてもホエールキャプチャの復活には驚いた。これではどのみち馬券は取れない。こういうケースは諦めるに限る。もちろん来年へ向けての材料はあるのだが。

本命ジョワドヴィーヴルはよく頑張ってくれた。ホエールに前を横切られて外へ立て直すロスが惜しまれるが、それでなくてもエンジンの掛かりもやや遅れた。あと少しだった。

サウンドオブハートは屈腱不全断裂で競走能力喪失。引退が決定した。そしてフミノイマージン。合掌。イクノディクタスやサマニベッピンタイプの遅咲きだった。晩年の頑張りを忘れない。

●それにしてもヴィルシーナ。GⅠ4回連続2着ときたら、普通は崩れるものだが、凌いで悲願達成。大魔神・佐々木さんとは以前対談させていただいて、その際にデビュー前のヴィルシーナ(当時は馬名が決まったばかり)の話もたくさん聞かせてもらった。なお佐々木さんはなかなかのターゲット使いで、データ分析も大好きな人だ。それでいて現場派で、野球シーズン中は時間があれば北海道へ飛んで牧場を回る。とにかく馬のことなら1日中考えていられると豪語する人だ。

ハルーワスウィートへの並々ならぬ思い入れ、その娘でGⅠ初勝利だから、馬主冥利に尽きるというものだろう。個人馬主が元気にならないと、日本の競馬も盛り上がって行かない。何より、「顔」が見えるのがいい。

昔のように、馬主の色、厩舎の色、そしてこの馬にはこの騎手という、一心同体の色、それらの筋が繋がったドラマが、競馬の再興には欠かせない。例えば、失敗したわけでもないのに、すぐにコロコロ騎手を乗り替えるようなことがあまりにも多すぎるビジネスライクな競馬は、ただのゲームだ(まあ、乗り替わりとリベンジのドラマというのもあるのだが)。

とにかく外国人騎手を呼んで乗せて一丁上がりでは情けない(今当代一の騎手評論で知られる某氏は、外国人騎手なんて言われるほど巧くはないが口癖だ)。そんなことではいつまでたっても日本の競馬、日本の騎手は究極の発展を遂げることはできない。

●田島良保調教師が勇退するという報道。先日谷八郎さんインタビューの時にも書いた、ヒカルイマイのダービーの騎手であったことは言うまでもない。以降長く、史上最年少ダービー騎手の名誉を保持していた。調教師になってからは地味な成績に留まったが、私にとっては人生を変えられた(といっても当時7歳だけど)恩人?ともいうべき存在。とにかくお疲れさまでした。

●最後は競馬と関係ない・・・なくはない話。街頭インタビューを見ていて思ったのだが、「不満や反論を言うより、今ある状況の中でどうするかを考えるべき」という意見が、しかも若い層に意外と多いことに驚くとともに呆れる。今、その人たちも含む我々が普通としていること、考えもなく享受していることは、実は昔には全く普通のことではなく、現状における誤り、改良点、矛盾を先達が見つけ、変えようと足掻いてくれた賜物であることを忘れてはいないか。これは競馬界においても同じである。しかも自分はまったくリスクのない気楽な立場にいる人間に限って、そういうことを言うんだよなあ・・・。

●競馬最強の法則、6月号発売中。今回は通常連載のみです。競馬専門紙へのエールを送りました。特集はもちろんオークス、ダービー。アンカツさんの騎手目線から見た見解や、POG選択馬のポイントは必見です。また個人的には「新馬券理論○×方式」が興味深かった。

 

|