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2013年7月

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2013年7月30日 (火)

夏の新潟開幕週

726日は女子医大での定期健診を終えてから、16時の新幹線で1年ぶりの新潟へ。18時過ぎに到着。今にも降りそうな空で、かなり蒸し暑い。原稿を終えたら19時を回ったので、短時間で食べられるものと思い、年に一度訪れる千代鮨へ開幕週から足を運ぶ。若い板さんと話をしているうちに競馬好きと分かる。夏の新潟が2週短縮されたことをとても残念がっていた。

 翌日は晴れ間が出て、まずまずの天候。新潟にしては暑さはマシな方。日蔭の風の通るところに居れば涼しいくらい。人出はけっこう多かった。やはり夏の本場(ほんじょう)開催を待ちかねていた人が多いのだろう。昼休みのイベントの芹那目当ての人もかなりいたか。

 芝はとても短い。今週末は雨が残ったのでまだ良かっただろうが、乾燥したら馬場が硬くなりそう。

 

この新潟開催、ラジオ日本では7R~9Rの担当となる。楽屋に入ったのは5R前。この新馬戦、セクシイガールという馬とペロペロという馬が出走。実況担当アナ氏は、この2頭が並んで競ったり叩きあったりするシーンがもしあったら、「セクシイガール、ペロペロ、と並べて連呼しなければならないのか」、と苦笑い。結局2頭とも後方のままで杞憂に終わる。

出演初っ端の7Rをいきなり的中と幸先良かったが、8R、9Rは失敗。メインの予想は結果的に的中でマズマズ。

 

9Rが終わると慌ただしく下に降り、10R以降の馬券を買ってタクシーで飛び出す。駅で慌ただしく食事、店でラジオを取りだし最終レース。新潟最終が▲◎で決まって馬連、ワイドだけで逆転できた。ひと安心。

 16時過ぎの新幹線で1820分頃東京着。急いでお台場へ向かい競馬予想TVサマーシリーズへ。東京の蒸し暑さは新潟の比ではない。あっという間に汗だく。到着してすぐ、テレビ用にシャツを着替える。予想や買い目を記入しているとあっという間に本番の時刻。外は大雨、ゲリラ豪雨のようだ。隅田川花火大会も中止になったとか。

 番組中に突発的に目まいが起きてひやりとしたが、幸い1分も経たぬうちに治まった。ただ朝早くから当日用の予想原稿を書いているだけに、さすがに14時間近くノンストップではヘトヘト。まあ新幹線で20分くらいうたた寝ができたのでなんとかもった。そこから帰宅後もうひと踏ん張りしてサイトの予想原稿を2本書き、2時半に寝落ち。来週もう1週これが続くが、今回は定期健診のために現地へ着いてからの作業が時間的に押しまくったのが響いたのと思うので、ダイレクトに新潟に入れる今週末は少し楽になるだろう。

 日曜はさすがに12時近くまで家を出られなかった。馬券は取ったりやられたりでほぼチャラ。予想TVで狙い目とした新潟最終、ローズノーブルがよく差してくれた。予想TVもチャラで済ませられた。クイーンSはオールザットジャズのプラス16キロでほぼ諦めた。もっとも2着馬も買っていないのでドモナラズ。

 

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2013年7月25日 (木)

7月20日、21日

梅津正彦さんが亡くなった。世間的にはしずちゃんのトレーナーで知られているが、北野作品ファンとしては、なんといっても傑作「キッズリターン」のボクシング指導スタッフとしてクレジットされていたことが忘れられない。その後アウトレイジ1での格闘指導も担当されていたはず。映画にハマるボクシングシーン、格闘シーンを見事に演出することができたのは、映画への愛情があったからだと思う。実は梅津さんは一色伸行の助監督をしていた時期もあったのだ。まだ44歳、奥さんお子さんを遺しての逝去、心中察するに余りある。合掌。

◆土曜は福島へ。本当に夏の福島はあっという間に過ぎ去る。競馬場についてすぐにジョブックガーターが3歳未勝利戦を勝ち上がるシーンを目撃。前にも一度書いたと思うが、細かくは明かさないけれどこの馬にはちょっと関わりがある。天国に行ったばかりの母ネジェムが後押ししてくれたのか。馬主が萩本欽一さんなので、見栄晴氏に祝福のメール。初勝利でひと安心。

◆この日の福島は、午後後半になるにつれどんどん青空の面積が広がっていった。この開催、土曜日では最後にして初めて晴れた。しかし気温はそれほど上がらず、駅前の温度計は24度。

◆メインレースの誘導をヴンダーが勤めていた。

◆競馬場の券売機の横に置いてある、ハズレ馬券を入れる箱。「不的中券入れ」と書いてあるのが少しツボに入る。

◆日曜の東京競馬場は、午前中から人がたくさん。おばちゃんたちや若者の集団が駅からどんどん流れてくる。聞くともなく聞こえてきた話声から、大半が今日行われる競馬場の花火大会の場所取りと判明。反対方向からの人の流れも多いところをみると、どうやらこの人たちは陣取りだけして一度帰ってしまい、夕方に改めてやってくるようなのだ。

ちなみに私の回りにいた人たちは八王子や三鷹からのよう。数年前は、ここまで大げさな場所取りはなかったと思うし、もともと花火大会の日時を大々的には公表してこなかったので、府中市民の一部くらいしか知ってる人がいなかったくらいのものなのに、今はツイッターやらなにやらがあるので、離れた地域の人にもあっという間に知れ渡るんだろう。

まあ、それが悪いとは言わないけど、競馬場を見て、「今度は馬が走っている時に見に来よう」と思ってくれる人がどれくらいいるだろうか。一人でも多いことを願う。

◆日曜は、まったくもって酷い馬券成績に終わった。とにかくいつもに輪をかけて酷かった。情けないくらいダメだった。出遅れたり、全く想定外の馬に割りこまれたり、自信を持って消した人気馬に来られたり。しかし最大の敗因は頭がボケていること。

◆中京記念。フレールジャックはかわいそうなことをした(予後不良)。フラガラッハの連覇は読めず。シャイニーホークは外枠がまるでダメであることにレース後に気が付く始末。

同行していた人たちが一様に?だったのは、実況アナウンサーが『中京記念史上初の連覇達成!』とシャウトしたこと。確かに間違いではないが、時期も距離もコースも違う時代の中京記念を同列に並べるのは・・・・・理解不能。

◆昨今英王室のロイヤルベイビー報道があまりにも多すぎる。おめでたいことはあるけれど、どこもかしこもトップで扱うほどのことかと。それよりも、トップで扱うべきは関東の渇水状況。第一次取水制限が始まった。ここ数日の平野部での雨の多さから、水が足りていると勘違いしている人は多いはず。現在の貯水量は5割を切ろうとしているらしい。

ということで、今週から金曜前乗りの新潟開催が始まる。6週ひと開催という、これまでとは違う区切り方。ラジオ日本の解説はこの開催すべて午後前半担当となり、13時~14時半となる。終わったら競馬場を即飛び出して、27日と83日は競馬予想TVのサマーシリーズというキツいスケジュールとなる。暑さよりも湿気と気圧の急変で体がやや負け気味。頑張って乗り切りたい。

 

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2013年7月24日 (水)

野球雑感

◆オールスター3連戦はやはり多い。今年なら神宮は要らなかったのでは。交流戦の試合数問題もそうだが、金勘定があまりにも優先されると、本質に歪みが出てくるものだ。

私としては2試合を支持。

◆選手会がオールスター前に行われた会議で、加藤コミッショナー不信任を可決。ボールに名前を刻印したり、ストライク・ボールのカウントを従来と入れ替えて大リーグの表示に倣ったり、これも大リーグに合わせてベンチ前でのイニング間のキャッチボールを禁止したりと、自己顕示欲と大リーグ崇拝主義を日本のプロ野球に押し付けようとしたこと。プロ野球の私物化への違和感が、多くの選手やファンに渦巻いているということだろう。来年の読売、阪神のシーズン開幕をアメリカで行うという暴挙が取りやめとなったのもひと安心。

◆オールスター第2戦の実況、ヤクルトの小川投手に「ライアンさん」と呼びかけるアナウンサーはさすがに酷い。ふざけ過ぎ。

◆今年のオールスターは60年ぶりの本塁打ゼロ。

◆中日の浅尾投手のインタビューが面白い。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130724-00016069-toyo-soci

かつて私が書いた「失敗を引きずることの重要性」について、ほぼ同じようなことを考えていたとは。感激。

◆高校野球福岡県予選、門司学園 対 福岡工業大付属城東高校の試合の9回裏。

http://www.youtube.com/watch?v=86_lNKiPEm4

高校野球の怖さと面白さと儚さがある意味詰まった試合。

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2013年7月24日 (水)

参院選雑感

◆個人的には参院はもう不要だと思ってはいるのだが、それでもあるものは仕方ない。

個人的にはなぜこいつが当選するのか、というのもあったが、それも民意なら仕方ない。

 そもそも東京なんて、立候補者の顔ぶれを見れば、全く知らないか、あるいはどうでもいいような奴らばかり。

 当選報道特番のドキュメントが面白い。TPP反対を連呼して、農村部で票を集めていた自民党委員が複数紹介されていたが、集票のためだけにその場しのぎのことを言っているのでないとしたら、どうやってTPPを止めるのか御手並み拝見だ。TPP反対派と賛成派、そして増税反対派(延期)と賛成派で自民が割れるような事態も、ないとは言えない状況になりつつある。

 TPPについての東京での該当インタビューを見ていると、「日本の農業が頑張ればいいだけの話なので参加すべき」、と答えている社会人の声が紹介されていた。その意見も別に間違ってはいないと思うけれど、どうもTPPが農業関係だけのことだと思っている人が多いような気がしてならない。個人的には、アメリカが太平洋圏の資本を吸い上げるためのシステムの1つだと考えているので、よほど巧く立ち回らないと国益はないと思う。外交下手の日本にとってはかなりの難題だろう。

◆今回も池上特番は痛快だった。特に、すでにいろいろな所で話題になっている、対公明党への政教分離をテーマにした突っ込み。

◆アントニオ猪木が当選したことには別に何の感想もないけれど、1つ残念なのは維新から立候補したことだ。猪木が掲げていることを実行するなら、自民以外にはありえないと思う。というか、拉致被害者奪還や大陸との関係修復を目指すのなら維新は最も対極の所にあるのでは?残念なことに結局客寄せに使われてしまっただけのような気がするのは私だけ?

◆選挙についていろいろ論じたところで、そもそも、日本の選挙の仕組み自体に矛盾があるのだから仕方ない。多数決の原理原則に基づき、最多票を獲得した候補者、あるいは政党がその選挙区の当選者となるわけだが、合計してみれば、その1位の政党に入れた人よりも、それ以外のところに入れた人たちの方が多くなるのが大半なわけで、結局実際は、1位の立候補者(政党)ではないところを支持していた国民の方が多いという、しごく当たり前ながら大きな矛盾を抱えていることになる。一票の格差なんて小さなことで、本来はこちらの方がゆゆしき問題のはずである。

与党対野党の2択、あるいはせいぜい3択くらいではないと、多数決の本来の意味はない。日本の政治がいつの時代もおかしいのは、野党が多すぎるからであり、また日本人が好きな「天下取りストーリー」と「一発勝負(選挙)」の美学が、民主政治に合わないということなのかもしれない。暴論。

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2013年7月19日 (金)

今週のもろもろ

◆オールスター観戦中。大谷はわくわくさせてくれるなあ。二刀流に文句付けてるカビの生えた奴らの声は無視して、自分が辞めたくなるまで今のスタンスを追求してほしい。それにしても、古田の解説は相変わらず・・(以下自粛)

◆またしてもボーイング787の事故が連発。なんとかしないと本当に取り返しのつかないことになりはしないかと。人命よりも企業利益が優先されるのはどこの国でもいつの時代でも同じことではあるが。

◆芥川賞、いとうせいこうさん残念でした。以前密着取材をしたり、番組によく出ていただいたりしたので密かに応援していたのだが。私ら世代にはあまり文学界で活躍している人がいないので、なおさらである。

◆スッキリという朝ワイドで、弁護士が仕込んだニセ被害者を被害者として出演させていたことが発覚。別に日テレだけでなく、今のテレビは弁護士をあまりにも信用し、またあまりにも社会正義の代表格として、また正論の基準点として祭り上げすぎている。弁護士にもクソみたいなのがゴロゴロいるわけで、その辺を見極めないと、このように貰い事故みたいなことになってしまう。テレビ局と弁護士がグルになっていないという前提だが。

◆先日ある方とお話しさせていただいた時に話題となったのだが、「競馬に限らずどの分野でも、景気の悪いことだけを不振の理由にしてはいけない」ということ。もちろん、不景気が全ての根源であることは明らかで、そんなことは子供でも分かる理屈だ。ならばその中でどうやってよりよいものにしていくのか、その提案が大事だということ。

 

 そこでさらに思い出したのが、おととし小島茂之調教師と対談させて頂いた時の先生の発言。「景気が回復しても、今の競馬のままではお客さんが戻ってこないのではないかという危機感は常にある。景気だけのせいにするのは関係者が絶対にしてはいけないことであり、現状改善の意識を現場が強く持つことだ」という内容。まさに、現状を肯定するのではなく、また否定するのでもなく、現状に不満を持つこと。こういう姿勢がないと、よりよい近未来には繋がらない。

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2013年7月17日 (水)

7月14日・日曜

 先週の話になってしまうが、柴崎勇調教師がすい臓がんのため死去した。まだ65歳。騎手としてはギャロップダイナが代表馬となるのだろうけど、先日も書いたナスノセイランで障害でも活躍され、また個人的には昭和50年代初期に、3歳春のオープン大将として渋く走っていたタカアキオーという馬での好騎乗が印象に残っている。

調教師としては、予想TVで出演した時に幸運にも当たったオイワケヒカリのフローラSでかなり儲けさせてもらった。今年の中山金杯をタッチミーノットで幸先よく制したのに、まさか半年後に他界されてしまうとは・・・ご冥福をお祈りします。

訃報といえばもう1つ、ウオッカの母タニノシスターも急死したそうだ。

◆7月14日日曜。本当にこの日は・・・というか、土曜も含め先週末は4着地獄に泣いた。予想を公開している人間としてが情けないのは承知だが、これはさすがに滅入る。ブログだから好き勝手に嘆かせてもらうが、本当に酷かった。

土曜は中京メイン・マイネオーチャードがクビ差4着、土曜福島12Rはハナ差4着のマックスストレインが3着なら・・・・。そして函館12Rも、3連複フォーメーション1列目がエディンとアイズオンリーだったのだが、ノーブルコロネットが4着で押さえの馬連のみ。

そして最も身悶えしたのは日曜福島メイン。本命ハノハノ頑張ってくれて、3連単2頭軸マルチ2セットの相手軸のケイアイアストンがレオアクティブにアタマ差4着、もう1セットの相手軸ラインブラッドが頭+ハナ差の5着。馬連は獲ったが何にもならない。

日曜中京12Rは頭差4着のメテオライトが3着なら・・。そしてトドメは福島12R、どう見てもヴィットリオドーロが3着確定というところから差されてクビ差4着。ヴィットリオ3着の3連単でも220倍あって、それを●百円持っていたのに・・・。

書くだけ書いたら自分の「持って無さ」に呆れると同時に、少しスッとした。

◆函館記念、ここ10年で、エアエミネムの1着以外は3着以内に入った馬がゼロという、トップハンデ受難のレースだったのに、今年は該当馬のトウケイヘイローが鮮やかに逃げ切り勝ち。切り捨てたので馬券はダメだった。しかし武豊の逃げは本当にお見事だった。楽に逃げてしまえば、トップハンデも何も関係ないのね。反省材料。

◆この日、東京競馬場で今年初めてのセミの声を聞いた。これだけ暑くなるのが早かったので、やや意外。

◆最後は告知関係。

競馬予想TVサマーシリーズは、7月27日と8月3日の2回出ることになりました。

ラジオ日本は、今週の福島開催終了までは午後後半(14時半~16時40分)です。

競馬最強の法則8月号が発売中です。最大の売り企画は、例の馬券配当裁判の被告が使用したソフトについての研究。個人的に推奨するのは「新潟競馬場のコース研究企画」。

安田康彦元騎手の、藤田騎手に対するコメントは、競馬マスコミに居る人間ならまあ想像のつく範囲。ゴシップ的な興味は満たされる記事。

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2013年7月16日 (火)

7月13日 土曜

 土曜は朝10時過ぎの新幹線で福島へ。3連休初日、家族連れで大混雑。新幹線の改札を抜けるのに、長い行列に並ばないといけないほどだった。

東京は曇天で蒸し暑く、朝9時半の段階で30度は優に超えていたのに、福島駅前の温度計は24度。わずか1時間40分の間に、気温が10度近く下がっていたことになる。ひんやりとさえ感じるほどだった。

 

◆前2週より敢えて1時間速い到着としたので、少し余裕を持って行動できた。昼飯は去年もここで書いた、武豊のサインが掲げてある立ち食いエリアの蕎麦屋・花月寿。ここの蕎麦は、競馬場で食べられる蕎麦としては最高レベル。この日は冷やしかき揚げ蕎麦を食す。と、目に入ったのがここで売っていた「会津棒」なる見慣れない食べ物。何事も経験と、これも追加注文して食べてみる。硬めに炊いたご飯を棒状に延ばして、中に串を刺し、回りに豚のバラ肉を巻いて衣を付けて揚げ、その上から甘い味噌だれをかけたものだった。まさに地方B級グルメの王道といった味。なぜこれが「会津」なのかは聞き洩らしたが・・・。去年は置いてなかったので、新メニューか。

 そしてデザートに、これも夏の福島に来ると必ず食べるイチゴソフトクリーム。イチゴの練り込み濃度が高く、軽く酸味さえ感じるほどだ。もろもろ食べて満腹。朝飯を我慢して腹を減らしていった甲斐があった。

 その後は腹ごなしに場内をいろいろうろつく。驚いたのは、岩手競馬の発売窓口が撤廃されていたことだ。

 到着とほぼ同時に降り出した雨の勢いは、さほどではなかったが、どちらかというと降っている時間の方が長かった。馬場については先週土曜の帰宅後に書いた通り。

 この日の中継内では、1011Rが幸いにも的中。12Rは手も足も出ず。

◆場内実況で気になったのが、直線で盛り返した逃げ馬を「二の脚を使って」と表現していたこと。私もそのように以前使っていたら、グリーンチャンネルでは、「誤用である」として直されたものだ。「二の脚」は、スタート直後の出脚を表すもので、最後の直線で差し返した場合は「二枚腰」である、と複数の方からダメ出しをくらって、以後書きものでも注意しているのだが・・・。ラジオNIKKEIではどういう基準になっているのであろうか?別に非難しているわけではなく、ちょっと興味を持った。なお、この道30年以上のベテラン記者に以前聞いたところ、この方は「終いの直線で二の脚というのは間違い」だとおっしゃっていた。

 実況といえば、先週か先々週か、中京からのライン受けのラジオ日本の実況(名誉のために言っておくがラジオ日本制作ではなく、中京のラジオの制作担当)で、スタート直前に馬がフライング、外枠発走となったのだが、フライングしたところで効果音のゲート音と馬の蹄音を出してしまい、レースが行われていないのに馬の走る音がボコボコ流れてしまうという椿事があった。どこの局かは知らないが、現地のラジオスタッフは焦ったことだろうなあ。

※追記。今16日夜11時。

和田というアホ監督は、選手に土下座すべき。

つくづく優勝したくないらしい。真弓より酷い監督はいないと

思っていたが、さらにその下がいたとは。空いた口が塞がらない。

◆帰りの新幹線では、酔っ払いが緊急停止ボタンを押しやがって、宇都宮を出てしばらくしたところで10分近く止まるというトラブルもあったが、恙無く東京へ。

これも前に書いたが、東京駅では競馬新聞を売っている店が大幅に削減されてしまい、この日は手に入れるのに一苦労だった。帰宅後予想配信原稿、2時過ぎに倒れるように就寝。翌日はなんと6時起きの所用があったので、わずか4時間の睡眠。今年で50歳を迎える身には酷だ。

 

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2013年7月13日 (土)

阪神への怒りと土曜の福島の馬場

それにしてもねえ、金曜の試合、1点リードしてワンアウト3塁、その日2打数2安打のバッターにバントさせてスクイズするか??和田の頭には虫が湧いている。

そもそも、山本昌も大野も回避してもらって、浅尾の復帰も讀賣にぶつけてもらったように、中日に助けられての連勝。ねじ伏せるようなゲームは皆無。まぐれの連勝なんか連敗の始まりですよ。6連勝のあと平気で4連敗くらいはする。

と思ったら、ほらみたことか土曜はボロボロ。先取点のチャンスを下手に動いてことごとく潰す采配で自爆。

しかも6連勝しているスタメンを、なんと左投手が出てきたというだけで3人も替えてしまった・・・。1人なら分かるが、なぜ新井良太がスタメンなのだ?不治の病・左右病。和田は本当に阪神を壊してしまう。

・・・・・てなわけで、怒りも尽きたところで、行ってきました土曜の福島。24度しかなくてとにかく涼しかったが、雨の後は少し蒸した。まだ今年の夏の福島で青空を見ていない(土曜限定)。

芝は、水曜に刈っただけあって、まだ丈が短い。また、このところの暑さで洋芝がへたれて寝てしまっているようで、1週目と同じコースとは思えない見かけだ。(この辺は、週中の東スポ舘林さんの記事の通り)。

そして土曜朝刊のデイリーで豊島記者が伝えていたが、ダートはここまでの2週、(開催前からの)洗浄しないままの砂だったので、ゴーグルにべたつくように貼りつき、前が見えないという騎手の声が続出。

結局、これを避けるために逃げるか、大外を回すしかない状況になっており、騎手たちが抗議したとのこと。その結果、この週中にダートの一部を洗浄したそうだ。ただ今日は雨が降ったこともあり、どういう効果があったかは定かではない。

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2013年7月12日 (金)

今日であれから20年

今日で奥尻の大地震から区切りの20年。

 当時、私は6時~9時までのラジオの朝ワイドのディレクターだった。地震が起きたのが夜10時過ぎ、その翌朝が私の担当。選曲を終えて赤坂の事務所でひと息つこうかというところで第一報、タクシーを飛ばして半蔵門のFМ東京の報道局へ飛び込んで、そこからは情報収集と番組内容の土壇場での変更に追われた記憶がある。現地の救助活動の妨げになることを危惧しつつも、番組としては現地の状況を伝えなければならない、そしてラジオなので、どうしても現地と回線を結んで、救助に当たるべき立場の人の手を止めさせて取材しなければならないというジレンマに、居たたまれない思いをしたものだ。

 全く回線が繋がらない中、奇跡的に通じた電話をキープしつつ、結局、現地の消防署員から、夜の救助活動を終えて交替のために災害本部に戻られた方に、趣旨をご理解いただいて、一夜明けて拡大していく被害を伝えてもらうことができた。と同時に、心の中では頭を下げまくっていたものだ。

 メディアは実に無力なものである。ただ1つ意味があるとすれば、今、何も被害を受けずに安全な場所にいる人たちに、明日はあなたたちの身の上かもしれないという危機感を喚起する、そのことだけだろう。その危機感が、備えにつながり、間接的に人命を救うことになるかもしれない。そう考えないと、やってはいられない。

 それから8年後、転居したマンションの近所に、この地震の津波で流されながら生き残った方がいた。当時高校生で、母親を亡くし、自分も津波の中を漂いながら命を取り留めた方(女性)で、その後、自衛隊員の方(救助活動とは直接関係なかったようだが)と結婚して、府中に住むようになったそうだ。

 地震活動は、おそらくこの先、半世紀は活発になるはずだ。区切りの20年の間には、阪神淡路も、東日本大震災も起きてしまった。原発の管理体制もまったく杜撰なまま。除染も東電に遠慮して、計画を無視してやらない場所が多いことが露呈したり、今日は汚染水340トンを農業用水に回していたことが発覚したりと、目を覆うような事態が続いている。結局、自分の力で何とか生き残るしかない。そのための備えは常に欠かしてはならない。政局ボケ、アベノミクスボケしている日本に、改めて警鐘を。そういう報道があまりにも少ない。

 

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2013年7月11日 (木)

7月7日 日曜

 大相撲名古屋場所、テレビで見かけたら客席のガラガラ具合が酷い。国技館や大阪でも、一時よりは入らないとはいえここまでではなかったと思う。

 相撲と言えば、エジプトから来た大砂嵐が、ラマダンに当たって断食状態のまま土俵に上がって、しかも勝ったというニュースを見た。そうか、国際化するとこういうことも起こり得るのか。別に宗教を茶化すつもりではなく、笑ってしまった。たいへんなことだ。

 田中将大投手と甲子園決勝で投げ合ったピッチャーが、ひったくりで逮捕だとか。悲しいというか、ただただ哀しいニュース。人生いろいろ。

 ということで先週日曜の競馬。

◆福島7R、これが本当に悔し過ぎた。コスモアンドロメダーオメガユニコーンの大本線馬連48倍で決まりそうなところが、寸前でエイダイポイントに差される。エイダイを押さえていない自分が悪いのだが・・・。ダメージ。

◆福島9Rの織姫賞は配信していて、対抗、本命、白筆頭のほぼ本線決着。ただ本人が3連単でなく、弱気に3連複・・・・あとは馬連とワイドに留まってしまったので、デカいリターンとはならず。

さらに悔しかったのは函館10R臥牛山特別。対抗からタテ目の馬連を取らなかった上に、3連単は本命プロフェッサーとグリーンラヴの2頭軸マルチなので、プロフェッサーが半馬身差まで詰めての4着に終わったのはめちゃくちゃ痛い。

七夕賞は、適性は高いものの、58キロと鼻血の持病で無視したトレイルブレイザーに来られては話にならず。対抗マイネルラクリマの、立ち回りの巧さと持続力だけが目立ったレースだった。

本命ユニバーサルバンクは、騎手によれば4角でつまづいてリズムを崩したら、そこからトモに力が入らない走りになってしまったらしい。不運。タムロスカイは勝負にならず。

プロキオンSは、本命エアウルフが一番強い競馬をしての4着。これは仕方ない。納得。

◆夏のローカル開催を見ていると(別にローカルだけではないのだが)、競馬とはいつも強い馬が勝つという幻想を抱いてくれている人たちのおかげでオッズがおいしくなっていることが多く、結構な勝負時になっていることを改めて実感。そろそろペースアップしたいところ。

◆デュランダルが急死。サンデー系の中でも人気薄で激走することの多い、個性的な種牡馬だった。もちろん現役時の豪快な追い込みは近年屈指の切れ。残念のひとこと。またファスリエフも死んでしまった。

◆ジェンティルドンナは凱旋門賞回避、オルフェーヴルは参戦表明。どちらにとっても正しい選択だと思う。

◆5連勝したくらいでは全く心が湧きたたない。それよりも讀賣に3.5ゲームも離されている事実が厳然と重い。交流戦で日ハム木佐貫に打撃を狂わされて、そのあと数試合を棒に振ったのがつくづく惜しまれる。

◆13日は月刊・競馬最強の法則発売日。今月は通常連載のみです。他の内容はまだ分かりませんが、買って損は絶対ない雑誌であることは間違いなし。よろしくお願い致します。

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2013年7月10日 (水)

7月6日土曜

年齢のせいばかりではなく、このところ記憶力の減衰が著しい。ネットの充実で、調べればすぐわかることばかりになってしまったからだと思う。何かを知っていることの優位性がほとんど消失してしまった今、知識の価値、いや知識を有することの価値はかなり低下してしまった。そんな状況に甘えて、何かを記憶しようという意識も完全に低下してしまった。そしてドンドン愚かになっている気がする。

まあその分、直観力(というほど大げさでなく、ただのヤマ感ですが)は強くなった気はするのだけど。まあ直感ではなく直観なのがミソで、競馬にはあまり役立たないのですが。

71日は、ある方と府中で数年ぶりに会食。濃い時間を過ごす。以降はルーティンワーク。覚えているのは陸上の桐生くんが麒麟の田村に似ていることに気付いたことくらい。

 6日は福島へ。気温は30度ちょっとだったが、湿度の高さは尋常ではない。猛暑日よりもダメージを感じる。

 到着して早々買った6Rの馬連的中で、不快指数がかなり個人的に和らぐ。だが7Rは、サクライスピラードから5点流して、2着馬だけがない。相手が全て37着に入ってくるという始末。気分が良かったのは最初だけ。

 ラジオの担当は10Rの松島特別から。少頭数で絞るために切った人気馬ダイワズームに勝たれる。メインはコスモソーンパーク本命で、僅差5着に頑張ってくれたが、そもそも勝ち馬メイショウサミットがない。12Rは本命オリオンザスター、対抗プロモントーリオ、対抗馬からも少しタテ目を拾ったが、23着馬がなし。函館はこの日ほとんど買わず、中京で少し埋め合わせたが、やや負けに終わる。

 5階の放送席から見下ろすと芝は早くも内目がボコボコ。掘れてはいないのだが、蹄跡が目立つ。

 8R直前からスコールのような豪雨。バケツをひっくり返したという言葉がぴったりの凄さだった。とはいえ、降っていた時間がものの15分くらいだったので、ダートこそさらに軽い馬場となったが、芝には影響なし。

 手許に記録がある方は見直していただきたいのだが、JRAの公式発表がおかしい。この8Rはまさに豪雨の中で行われたのだが、記載は曇り稍重。これは明らかな間違いである。訂正を望む。

 この日は競馬場から帰りのタクシーが長蛇の列。新幹線の時間が気になったが、何とか発車の15分前に駅に到着できた。

 20時前に帰宅、その後予想原稿を各所に出稿。新幹線で寝られなかった分、眠気との戦いとなった。

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2013年7月 5日 (金)

書き残していたことを

昨夜をもちまして、今シーズンの阪神は終戦と相成りました。

采配もアホなら、積極策イコール初球打ちと思いこんで、状況も考えずに何でもかんでも初球から振り回す新井兄弟、特に弟は走塁も守備も全ての面で一軍のレベルにない。あれを一軍に置いておく首脳陣はドアホ。まともに考えて野球をしているのが、マートン、鳥谷、西岡くらいしかいないのではもうお話にならない。おまけに能見は肩をおかしくしたというスポニチ情報もある。

順位こそ今年は下だが、監督がアレでも選手が野球を分かっていて、負けてもシッカリしたゲームをする中日や、ケガ人続出ながら、宮本を精神的支柱として、若い力を監督の能力で必死でやり繰りし、バレンティンのスランプの波を押さえているヤクルトの方が、実質的なチーム力は遥かに上だ。

和田監督の不倫騒動などはどうでもいい。グラウンド外で選手や首脳陣が何をしようが、野球をシッカリしてくれていれば何も問題はない。そんなことを別にして、グラウンド内がこれでは、もう和田には期待できない。真弓もたいがいだと思ったが、和田も二束三文だった。攻撃面においては、真弓の方がまだマシなくらいだ。選手の登録間違いなんて信じられない。ベンチはたるみきっている。また多くの選手はこの球団特有の慢性的な走り込みの不足で、毎年必ず夏にバテる。

◆競馬関係で書き忘れたこと。中京芝には初日から砂が入ったようだ。以前、このブログでも話題に挙げた某Y氏も勘違いしていたが、馬場の掘れた箇所を補修するために入れている砂と、緑の砂は別物。脚を着いた途端に砂煙のように立ち上るのが、私が時計の出方に影響を与えていると長年睨んでいる緑の砂。

あと、Y氏の指摘に対してきちんと反論するのを忘れていたので、ここで簡単に書いておくと、Y氏が書かれているように、雨が少なくなれば路盤が硬くなるのは当然のことで、時計が速まるのは自明の理。私が言っているのは、そのような開催通して速い馬場になっていることではなくて、前の週、あるいは前の日までと比べて、クラスの上下関係なく速い時計が連発される馬場が忽然と出現することを指しているのだ。もちろん、コース設定の変化や芝刈りを想定した上でなお、である。

直線の長いコースで、前半のペースが前の週と近似でありながら、上がりが前の週より急激に速くなり、全体の時計が持ち上がるというケースが多い。ちなみに緑の砂は、スタンドから見える範囲で撒かれるのがほとんど(東京なら4角あたりから、1角すぎまで)であり、たいていはレース後半に影響を与えるものである。

なお、今年の東京春開催の芝では、撒かれた形跡が最後まで見られなかった。そのためかどうかは知らないが、内外の有利不利が最小限に緩和された、実に良いコンディションの下、見応えあるレースの多い春開催だったと思っている。

ここからは競馬と関係ない雑感をいくつか。

◆幸いにも大きな地震がしばらく起きていない。しかしわずか2年前の災いを忘れてはならない。何もない時にいかに準備を整えておくかで有事における存亡が分かれる。

◆発送電分離は当然のこと。

◆幼い無抵抗の子供をスーパーのトイレで殺し、鞄に入れて持ち出して捨てても、この国では犯人の生命が保証される。先日の無期懲役判決には実にやるせない気持ちになった。日本での無期懲役は終身刑を「ほとんど」意味しない。殺した人数が1人だからいいのか?だとしたら、生命の重さを数の論理で司法は判断しているのだろうか?(実際そうなのだが)

◆アンケート調査で、視聴者の8割が、テレビでのワイプ画面を不要と考えているという記事。私も同感なのだが、ただじゃあ止めるかというと、先に止めるのは勇気がいるんだろうな。もしそれで視聴率が落ちたら、止めたことを原因に求められる恐れがあるということではないかと推測する。

◆先日、赤坂見附の駅に降りて、10年ぶりくらいに駅周辺を歩いた。様変わりに驚くとともに、ベルビー赤坂がビルごとビッグカメラに替っていたのは軽いショック。

昭和50年前後、テレビCMで♪ベルビー~アカサカ!の歌で「赤坂と言えばベルビー」と、田舎中学生の私には刷り込まれていたものだ。駅の近くにはどこにもあるようなコンビニやファミレス、チェーン店。駅前の個性の喪失が止まらない。どこに行っても同じような、ノッペリした顔の街ばかりでは気味が悪い。

今週末、日本全国は真夏のような高温になりそう。競馬場、ウインズへお出かけの方は特に、熱中症に気を付けて。私は福島盆地のあの蒸し暑さを、土曜に思い知らされることになりそうだ。

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2013年7月 5日 (金)

【宣伝です!】

運営スタッフです。また、宣伝かよと思いの方もいらっしゃると思いますが、

大万馬券が的中したので紹介させてください!
6月30日福島2Rでは3連単38万馬券が的中しました。
絶叫する会、1日予想販売で公開した予想は以下の通りです。
6月30日福島2R

◆軸候補 4番ロマネクイーン
○相手候補 11番ルタドール、10番ステキトワイライト

◇ヒモ候補  5番トウカイアムール、9番エイコオムーン
★爆弾馬 2番セイウンアカネイロ

3歳未勝利戦。土曜の当該コースはミスプロ系の好走が目立った。同系マイネルラヴ産駒4番は、平坦適性も高い種牡馬である。近2走、1200mに戻してから内容が上向いており、前走も着順ほど負けてない。なお断然人気の16番には喧嘩を売る。大外枠は痛いし、1200mも小回りも向いていないとみる。2番は1200mでは前に行けないと思うが、厳しい流れ自体は合うはずだ。一変あればデカい。

<馬連41110592 馬連111052
3連単41頭軸マルチ→1110592

馬連4-10 1万1330円
3連単10→4→2 38万2260円
多数の御礼メールを頂きありがとうございました。この場をお借りして皆様への
返信とさせて頂きます。それにしても200円購入されて方もいて、羨ましい限りです。

夏競馬会員のお問い合わせは
1日予想販売@nifty(1日予想販売)
は上記からお願い致します。

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2013年7月 4日 (木)

6月30日・日曜

西日本は雨の害がたいへんなことになっているが、東日本はまだまだ全く足りないそうで、73日現在で利根川水系の多くのダムは、前年の半分から3分の1程度しか貯水量がないということ。節電に加え、節水が急務の夏。

◆「あまちゃん」は第1回からほとんど見ている。もともとクドカンらしく至るところに笑いのネタやあるあるネタが散りばめられているが、東京篇に入ってからの小ネタはかなり密度が濃くなっている。もちろん、全部の小ネタに気付くわけではないけれど。

薬師丸ひろ子が往年の大女優に扮しているのは「Wの悲劇」のパロディーだというのは多くの人が気付いているだろうが、難易度の高いのはピエール瀧が寿司屋の板長に扮したことでは?これは、90年代前半の電気グルーヴのオールナイトニッポンで、瀧がゲストにスタジオで「喧嘩握り」と称して、手も洗わぬまま、適当な酢加減で目の前で握って出していたことがネタ元ではないかと睨んでいる。店の名前も「無頼」だし。

本題に戻って630日、日曜。午前中は朝早くから私用で調布、お昼から東京競馬場。

この日は午前中の配信予想が珍しく好調。

到着して間もなくで中京6Rの新馬戦。コスモマンカイが2着ならかなり太かったのだが、贅沢は言うまい。

中京10Rの御嶽特別は、メンバーレベルも揃った見どころある一戦。レース内容もハイレベル。ユニコーンを除外になって嘆いたサトノプリンシパルが逃げ切り、スタートで大きく躓いてリズムを崩してしまったインカンテーションが猛追して3着。まともなら勝っていたのはこれだっただろう。馬券はインカンテンーション1着固め打ちだったので3連単は取れず。ただ2着エーシンバリントンと併せての補てんのワイド2点取りと、タテ目馬連で救われた。

CBC賞はザッハトルテで自信があっただけにあっけなくハズレ。ラジオNIKKEI賞は、さすが気合の入った時の横山典の凄さを見せつけられた思い。ケイアイチョウサンはステイゴールド産駒なので当然高評価も、カシノピカチュウは1円も持ってない。

カフェリュウジンは前が詰まりまくってジ・エンド。もっとも、シンガリまでが09差のレース、先行馬群の後ろに居た馬たちがもっとも不利を受けており、枠と位置取りが明暗を分けた。どうやってもダメだったと思われるのは、明らかにコンディションがおかしかったガイヤースヴェルトなど34頭程度だろう。

ほどほどに勝って終了。長い1日だった。

書き忘れていたが、前日の函館・TVh賞は全姉弟(兄弟)ワンツーという椿事。記録が残っている範囲で7例目、同厩舎だと4例目なんだそうだ。この例として思い浮かべることができたのはナスノセイラン・ナスノヒエンの全姉弟中山大障害ワンツーだけだった。私が最初に見た強い障害馬。その直後にグランドマーチスが、ほどなくバローネターフやファンドリナイロ・・・障害の英雄が続々出てきた良い時代だった。

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2013年7月 3日 (水)

福島初日

628日夜、NHKの高知競馬ドキュメント。いろいろな感想があると思うが、制作者のバイアスが掛かっているにせよ、良いドキュメントだったと思う。できすぎのようなドラマが起きるのが競馬であること、は重々分かっているつもりでも、改めてそのドラマ性に深く魅せられていることを痛感する。個人的には、自分はもう抒情的な角度だけから競馬を見ることができないのだなあという寂しさも、一方であり。

 翌29日は11時前東京駅発の新幹線で、1年ぶりの福島へ。駅前の温度計は19.8度。しかも、北風が吹きこんで寒い。長袖のシャツ1枚では厳しかった。ジャケットを着てくるべきだった。

到着していきなり、去年も書いた「ヘイユー、食べちゃいなよ・・・ジャニー喜多方です」の傑作コピーでおなじみの、グルメエリアのラーメン屋さんの冷やし中華を食す。去年と違ったのは、パイナップルが入っていたこと。それを除けば、言うことなし。

馬が一番近くに見える競馬場、本当にここのレースの迫力は一度体感してもらいたい。

開幕週ではあるが、これまでの夏の福島の開幕週としては見覚えがないほど、洋芝が長い。しかも野芝の育ちも悪いように感じた。上で聞いた、取材してきた人の声からは、騎手が「下が堅い」というコメントをしていたようだが、野芝の弾き返すようなクッションが足らないからそう感じるのではないかと思った。あるいは、今開催からエクイターフの割合を増やしたとのことだが、エクイターフの堅さがそう感じさせているのかもしれない。

時計の出方も、開幕週にして去年の3週目に近いものがある。ダートが稍重だったように、芝にも雨の影響が全くなかったわけではないにせよ、例年の開幕週よりは馬力が要るコンディションだったことには間違いないだろう。差しも決まっていた。

福島滞在4時間の弾丸ツアー状態で帰りの新幹線。来週も同じ時間のチケットを取ってしまったので、3週目からはもう少し早く来ることにしよう。

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