今日(火曜)は朝早く起きて、予約してあった脳の血管造影の検査を受けた。50歳を機に一度ということと、めまい検査の時のMRAで血管が細めになっているところがあったのでその確認とのことだった。結果は治療を要する所見なしで、次回は3年後くらいに受ければいいとのこと。
これで夏に予定していながら引き延ばしていた3つの検査(胃、目、脳)を全て終了、どれもクリアできてひと安心。ビクビクすることなく多少の無理もできる。
最大の心配は台風。27号は進み方が鈍いので、今週末の東京開催が直撃されるおそれがある・・・などと書くと、また不謹慎だとかなんだとか言われるので、もちろん開催ごときを気にする程度で済むのは、恵まれた環境であることを重々承知の上での発言だ・・・と先に予防線を張っておく。こう書いておかないと本当に騒ぐ人がいるからね。前後関係をカットして叩きたい発言だけ抽出する悪意の塊のような人間ばかり。イヤな世の中になったものだ。
◆来年の重賞日程について考えたことは、次号の最強の法則に書いたのでここでは書かない。なおスプリンターズSはやはり新潟施行に。しかし今年ほど、いろいろな変更情報が事前にチョロチョロ漏れてきた年はなかったような。
◆ダークシャドウがトレセンで大暴れしたらしい。大きなけがには至っていないようだが(火曜夕方現在故障報なし)、天皇賞の出否はどうなるか。個人的には、今回についてはあまり気にしている馬ではなかったが、いるといないとでは役者の層が違ってくる。
◆土曜の競馬。157万円のスイートガーデンが新馬戦を勝つ。高額馬を蹴散らして小気味いい。ラジオの控室でも話題になっていた。
新潟7Rのゼウスは元POG指名馬。強い競馬でようやく500万勝ち。波に乗れればこの馬はまだまだ強くなるはず。
富士S。このメンバーで35秒8→59秒7とはあまりに遅すぎる。八分の走りで勝ててしまったダノンシャークにとってはオイシイ前哨戦だった。それにしてももう少し負かすつもりで乗れないものか。競馬にとって一番大事なものは折り合いではないだろう。
◆日曜。東京はかなりの雨が降り続いた。新潟については、想定したより馬場が荒れてこなかったのが誤算。芝は前残りが続出した。
京都は雨量は結構あったようだが、馬場が荒れるには至らずで、時計への影響度はあったといえ小さかった。それでも踏むとジワリと水分が浮き出るような馬場だったとのこと。
◆菊花賞。朝に心配したほどには道悪には左右されなかったのは何より。
やはりエピファネイアの絶対能力が高すぎた。折り合い云々を気にしすぎておっかなびっくり乗るようなことはなく、自分の意思で3番手を取りに行って突き放した福永騎手の判断は見事。箱根駅伝ではないが、下りの巧さがこれほどあるとは。
ただ上位4頭は全て好位から前に行っていた馬たちであり、レース自体の見応えは薄かった。エピファネイアの独壇場。
次走はジャパンCになりそうだが、コンディション次第では、オルフェーヴル、キズナが不在、ゴールドシップにとって疑問の東京コースとくれば、今年の出走メンバーなら通用する可能性は大。
シンボリクリスエス産駒の特徴であるスピードの持続力はもちろんのこと、長らくこの産駒にとって弱点だった「中長距離での瞬発力」を珍しく持っているのが、ひと回りスケールが上の馬を生んだ理由だろう。本当のスタミナの消耗戦になったら、まだ不安はあるが、今日のような温めの展開なら問題はなさそう。
◆見どころあったのは、サトノノブレスを14番からいつの間にか内へ導いていた岩田騎手の職人芸。さらに1周目に外へ逃げそうになったバンデを懸命に操った松田騎手。勝負所からエピファネイアに付かれた分、最後きつくなってしまったが、エピファネイアのような突出した存在がいなければ、逃げ切りもあったのではないだろうか。松田騎手、勝たせてあげたかったが、近いうちに大舞台で一発あるかもしれない。
あとはケイアイチョウサン。後方から進んだ馬では唯一掲示板。スタミナの埋蔵量ではバンデに負けていない。予想TVでも言ったが、本当に来年の春の天皇賞が楽しみだ。
本命にしたダービーフィズは、輸送で終わってしまっていたそうだ。確かにパドックでもカリカリしていて、メンタルの強化が課題だったかもしれない。
面白かったのは、1番人気エピファネイアから5番人気サトノノブレスへの馬連の方が、3番人気バンデへの馬連より配当が低かったこと。バンデは単勝比重が高かった。
◆さて今週の天皇賞。メンバー的にはやや寂しい面はあるが、人気のジェンティルドンナの死角が見つかれば一転して面白いレースになる。道悪がどの程度のものかも大きい。本音を言わせてもらうと、当日にならないと予想が完成しないような状況だと思う。今週はBコース替わり、また芝の刈り込みもあるかもしれないし・・・。
個人的には、馬券はともかくとして、雑草のトウケイヘイローを応援したい気持ちがあるが・・・。
結局回避馬が出たことで出走でき、事なきを得ているが、ジャスタウェイが除外対象になっていたのは憂慮すべき事態。これもまた規則だからで済ませてはいけない。ルール自体にマズイ点があるのは明白、4歳馬受難の現行制度を早く改善すべきだ。
もう発表されているので書くけれど、トーセンラーはマイルCS、メイショウナルトはアルゼンチンへ行くそうだ。
◆今週金曜はニコ生競馬・22時半から24時半まで。
佐々木主浩さん、安藤勝己さん他の出演でお送りします。
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