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2014年7月

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2014年7月31日 (木)

7月最終日に目にしたニュース

隅田川花火大会のあとのゴミの散乱ぶりの酷さが報道されていた。ワールドCのことがあったので、逆にハデに世界に配信されてしまったようだが、普段日本に住んでいれば、残念ながら日本人は決して、公衆衛生に対して進んだ意識を持っている人が多数派というわけではないことは明白に知れる。コンビニの前や、植え込みの中に散らしていくアホは絶えない。そして何も、外国人の公衆意識が全て低いわけでもない。

 東京国税局が、3年間に馬券で7000万円の赤字を出している証券会社社員に対し、的中分の払い戻し分に発生する1200万円の税金の申告漏れを指摘した『事件』が報道されていた。

◆どういう経緯で国税局が腰を上げることになったのかは報道されていない。なぜこの社員のPATが調べられることになったのか?こここそが大きな問題点だと思うのだが。

◆しかも、先般の裁判になった事例よりも事は重大だと思う。損失を出しているのに課税ということは、いよいよ買う側の危機感は高まる。

◆国税局というところは、言葉は悪いが猟犬のようなものなので、とにかく上が取れと言えば血眼になって少しでも取れるところを探す。それが彼らの仕事である。

つまり、政府が打ち出そうとしているパチンコ税といい、反社会的行為であると一般人が思っているギャンブルが財源として彼らの新たな標的になっているのは明らかである。(さっさと宗教法人に課税すりゃいいのにね。それこそ法律の解釈で信教の自由侵害にならない範囲でやることはできるんじゃないの)

◆競馬の場合は、今後強硬な態度を国税局がとれば、むしろ売り上げの低下を招き、高所から見れば税収の減少に繋がるということで、農水省が先頭に立って対策を立てるべきだし、もっと早く新たな税の枠組みを立てるべきだった。ポーズだけでも取るべきだった。対策を立てているとなれば、国税はそうそう深入りはしてこない。

このままで放置しておけば、売り上げの低下に留まらず、賞金低下→馬主激減→生産縮小→競馬存続の危機という、よくある悪いベクトルへ向けて走りだす可能性も決してゼロではないだろう。

◆私は今でも、最善は以前提唱した「高額配当に限定した累進課税スタイル」だと信じているのだが・・・。

◆そもそも腹立たしいのは、この件に限らず、さまざまな法案や政変、なにもかもが性急に、拙速に動いていること。

アベノミクス自体が増税のレトリックであり、また本田悦郎内閣官房参与が今年2月、ウォールストリートジャーナルで発言したように(反日色濃いニューヨークタイムズではないところに意味があるね)、増税の最大の理由は軍事費増強なのだから(その後本田は否定したが、WS紙は突っぱねた)、なおさら腹立たしい。

ということで皆さん、馬券はなるべく競馬場・ウインズで買いましょう(苦笑)。

 ハープスターは札幌記念から凱旋門賞へと発表。札幌記念でゴールドシップと激突決定。ここ何年か、メンバー的に今イチだったが、今年は盛り上がりそう・・・・ただ他のメンバーが恐れをなして、少頭数の実質2頭立てなんてことにならないといいのだけど。

 今週は新潟で土曜タンタアレグリア、日曜オフィールとPOG指名馬が出走。うまくいけば2勝?

追伸・なんで阪神はあのカエルみたいな色のユニフォームで試合してるの?去年もあのユニフォーム着て酷い目に遭ったというのに・・・。そしてやはり、前にも書いたように、建山獲得は意味不明だった。

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2014年7月30日 (水)

7月27日・日曜

いやな予感というのは当たるもので、阪神は大ブレーキがかかってきた。病人けが人続出で、なおさら人のやりくり=監督の采配が問われるから、輪をかけて厳しい状況。運頼みになるしかない。

 そもそも、今年は読売の意外なモタつきぶりにも助けられている。去年は現時点で6.5ゲーム差、今年は2.5ゲーム差。直接対決で勝ち越しているのも大きいけれど、これはDeNAの力が大きい。なにせ意外にも5月、7月と読売に1敗しかしていないのだ(6月は交流戦)。それでいて阪神に弱い(広島には五分)ので、そのおかげで差が詰まっている部分もあるのだ。

とはいっても、阪神も自分で抜け出すチャンスをみすみす逃している。読売にいくら大きく勝ち越していても、その直後のカードが本当にダメ。

 さて日曜の競馬。東京に来てからぶらぶら場内を歩いていて、岩手競馬発売所の前を通って、前日、福島競馬場のエレベーターの中で聞いた会話を思い出した。場の職員らしい方と、久々に福島を訪れたらしい職員氏と思われる2人。後者が福島から岩手競馬の発売所が消えたことに驚いていたのだが、その理由として前者が「売り上げが50万しかなかったんだから仕方ない」と答えていたのだ。東京競馬場ではどれくらい売れているのだろうか・・・・とか偉そうに言っている私も、これまで東京の岩手競馬発売所では、申し訳ないが通算して5000円しか買ったことがない(汗)。

「キンシャサノキセキ」産駒が「ロープアド―プ」とは!こういうのは思わずニンマリしてしまう。素晴らしい命名。

エルムS、中京記念、共に想定していた以上、あるいは想定外の雨量だった。エルムの場合は、雨降る中での不良馬場となると前が止まりにくい。マクリ身上のジェベルムーサには厳しい馬場になってしまった。それにしてもローマンレジェンド、この相手では格が違ったということか。

中京記念は、この日になっても芝は内を通った前残りが目立っていて、「これはおそらく重賞になると逆目になるぞ」と同行者連中と囁き合っていたらその通りになってしまった。前が厳しくなって外目からの差し馬が固まって上位に。サダムパテックにはこういう馬場も向いた。クラレントにとっては、反対に完全に苦手の馬場に。

ここまでは惨敗ムードも、福島テレビオープンが◎○▲とほぼ完璧に入ってくれた。そして今日の勝負レースとして配信した札幌最終、最後の最後でダンツミュータントが3着に届いてくれた。○△◎で馬連は取り逃したが、それ以外は何とか。これで傷が小さくなってひと安心。終わりが良いと、次週への活力が湧いて来る。

30日は止まったようだが、28日から29日にかけて伊豆で小さな地震が続いているのが気になる。何事もないように。

いよいよ今週末から新潟通いが始まる。金曜前乗り、しばらくは土曜午後前半の解説担当となるので、2時半過ぎには解放される。メインは下で楽しめるな。

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2014年7月29日 (火)

7月26日土曜

26日は早くも最終週の福島競馬へ向かう。しかし家を出る1時間前に中央線人身事故があり、駅に着く直前に運転再開とあって、快速電車は物凄い混みようだった。おまけに神田駅では、ホームで熱中症で倒れた人の救護で10分近く停車。東京駅に着いた時点で早くもゲンナリ。

 福島駅前の温度計の表示は、正午前で38.4度!(気象台発表のこの日の福島最高気温は37.8度)。危険を感じるほどの、殺気を含んだ暑さは生涯2度目(1度目は神戸三宮で感じた)。駅前から少し離れると、人っ子ひとり歩いていない。タクシーの運転手さんも「福島に生まれて65年、今日が一番暑い」と断言していた。

 到着してすぐに、札幌の新馬戦でPOGドラフト指名のグラマラスカーヴが出走。個人的には中京のよりよほど楽しみ、勝てるかと思ったが・・・・直線、前を交わせそうで交わせない。どこまで走っても代わらないクビ差という感じ。近いうちには何とかなりそうな気もするが・・・どこまでピリッとしてくるか。

 その中京の新馬戦、話題の馬が2頭(アッシュゴールド、ネオスターダム)出走したが・・・まあ全兄2頭が名馬だからといって注目されるのは分かるけれど、イコール強いとはならないこともあるのが競馬であって。過大評価は否めないところ。長い目で見てやればいいのではないか。

それに自分がPOGで社台馬指名しておいていうことではないが(苦笑)、リアルな競馬界全体で見れば、非社台馬が社台の良血を倒すのを見るのはむしろ歓迎すべきこと。関係者には申し訳ないが、一極集中を少しでも避けるためには仕方ない。

このレース直後、60歳くらいのグループが万歳を叫んでいた。馬連やら3連複を仕留めているらしく、破顔一笑。先週も目撃したのだけど、福島の中高年は本当に穴狙いが多い。東京では本命党が多く、まず荒れたレースの直後に喜んでいる中高年は見かけない。福島のファンの馬券の巧さは伝説的となっているが、こういうのを目撃すると実証されている感じ。素晴らしい。

それにしても、中京の芝は内が掘れているのにもかかわらず、前目に付けて内を通った馬ばかりが上位に来る。後方からではまず無理、中団からの差しもたまに3着があるくらい。本当に外が伸びない1日だった。

ラジオは10Rから。いわき特別は◎△で無難に決まる。メインの白河特別は△△◎で、馬連前提の番組では馬券にならず。★アブマーシュ、一旦はやったと思ったが。12Rは手も足も出ず。ただ馬券は中京11Rが配信の◎★、札幌11Rが○◎△で、前者が中穴の馬連、後者は馬連と3連単で引き分けには持ちこめた。それにしても札幌、あの組み合わせで馬連21倍って目を疑った。56倍くらいかと思っていたので・・・。望外の喜び。

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2014年7月25日 (金)

書くこともなく

21日は私用で朝早くから動き、23日はこれも朝早くから実家に戻って、1日かけて私用を済ませた。25日は午後から出かけて、夕立直前に帰宅。出歩くとあっという間に平日が終わり、開催日が近づいてくるが、毎日出勤している人からすれば「こいつは何を言ってるんだ」ということだろう。それだけ出不精になりがちな仕事である。

 

 身の回りに面白いことが何もないので、必然的に書くことと言えば世間や競馬界などで起きたことにだらだら書き散らすくらいしか能がなくなる。

◆書き忘れたが、土曜の福島、かなりの雨の中を大マクリで突き放したミュゼエイリアンは、かなりのところまで行きそうな予感。4コーナー寄りで見ていたが、コーナーリング直後はド迫力のフットワークだった。

母の父エルコンドルパサーもいいけど、父スクリーンヒーローは本当に地味ながら良い種牡馬。ノーザンテーストのいいところを隔世で伝えているように思えてならない。

◆凱旋門賞、ジャスタウェイとゴールドシップが正式参加決定。ハープスターってどうなったの?まだ決定してないの?

ジャスタウェイは距離、ゴールドシップはコースがネックとなりそうだけど、まずは無事にゲートインしてほしい。

◆バウンスシャッセは1頭だけ大きく遅れてゴール、何かあったとは思っていたが、当日フケが出て全く競馬にならなかったとか。牡馬が集まっているところへ来てはじめて発情するというのは春にはよくあることだけど、この時期に来るとは。去年も北海道で大敗しているが、この馬の個性なのか、それとも別の理由なのか?

◆対読売三タテならず。勝ち越したのがせめてもの救い・・・と阪神ファンは騒いでいるが、だが振り向けば、一旦落ちかけた広島も1.5ゲーム差に来ているのだ。今日からの3連戦も同等に大事である。

首位と2.5ゲーム差でも、試合数を読売より4つ多く消化していることを考えないと。この2.5ゲームは試合数差を無視というか、22敗で読売が消化するという前提であるが、しかしそれは虫の良い前提。これは4つ全部勝たれると考えておくべき。実質、現在4.5ゲーム差開いていると思った方がいい。つくづく交流戦がうらめしい。

それにしても、決勝点に繋がった上本の甘い「待ちタッチ」にはガッカリ。ラジオで聞いていたら、判定前から解説の藪が「ああ、セーフ取られるセーフ取られる」と呟いていたので、何事かと映像を見たら、タイミングは悠々アウトなのに、横着こいてタッチに行かないでベースの上の方でグラブを止めて待っているもんだから、潜られてしまった。解説者も怠慢プレーとしてかなり怒っていたけど、何より能見が怒るよなあアレは。

ああいう綻びが重なると、取り返しのつかないことになる。最後のワイルドピッチを招いたバッテリー間の意思疎通といい、阪神も盤石の強さにはまだまだ遠い。それより何より、そろそろ打線が落ちる兆候が見え見えになってきた(マートンの早打ち凡打、ゴメスの外角低め扇風機、大和ゲッソリで凡フライ乱発・・・)のが心配。大型連敗だけは勘弁願いたい。

◆それにしても、夕方の民放ニュースバラエティの18時台って、なんでどこ回しても横並びで外食店の話題ばかりやってるの?24日なんてテレ東以外全部。よそがやってることって、普通やらないようにしようと思うのが制作者の基本姿勢なんじゃ?

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2014年7月22日 (火)

野球は怖い&先週の競馬

9回二死2ストライクから代打ホームランを打てる高橋由伸はスゴイ。しかしあと一球で高めに浮く失投をするかねえスンファンも・・・野球は怖い。まあオスンファンにしても、韓国と日本の野球のレベル差、そして大学時代にトミージョン手術を受けていることを思えば、かなり危ういリリーフエースであることは認めないといけない。

 しかし押せ押せの流れを変えてしまったのは、梅野に8回裏無死一塁から送りバントをさせたこと。これが大和あたりに回って来たのならいい。無死一塁であの梅野、大きな打者に育てている最中の梅野。しかもその次に代打を出すことが決まり切っている状況での送りバント・・・・。一死二塁にして代打のタイムリーを期待してという作戦も分かるが、リードしている時に使う作戦ではない。

とにかく、ここ2,3年の阪神は、一点を取りにいくことにこだわって送りバントやスクイズを多用し、何点も入るチャンスをみすみす潰し続けてきたことが、打線の成長を阻害しチーム低迷の原因の1つとなっているのだが・・・(ここまで21時ころ記す)。

追記・福留のサヨナラホームランが122死から出るとは。またまた野球は恐ろしい。

亀井のレフトポール直撃ホームランで始まり、福留のライトポール直撃ホームランで終わるという、2度と無いような筋書きのドラマだった。

 だがやはり、阪神にとっては9回で終わってないといけなかった。見ている方は面白いという意味でたまらない試合だったが、サヨナラホームランは運。頼むから普通に勝てる試合を普通に勝つケースをもっと増やしてほしい・・・。

 以上、7月22日の阪神讀賣戦を見ている人にしか分からないことですみません。

さて、先週末は携帯のデータも無事に復旧できてひと安心。ただ土曜はかなりの雨で、傘を持って福島へ。福島駅前の温度計は21.8度と、少し肌寒いくらいだったが、その後しばらくすると湿度の方がまつわりついてきて、ジャケットを着て来なかったのが正解だった。

 土曜は中京6R、私のサイトの特選穴馬で推奨したグラブザフラッグが、まさかの位置から怒涛の追い込みで突き抜けた。道中完全に見ていて諦めていたが、馬に申し訳ない(笑)。

 ラジオも、10Rと12Rを本命対抗で馬連推奨的中、まずまずの1日。ただし函館2歳Sは全くもって失敗してしまった。マイネルエスパス、意外と揉まれたり被せられたりすると弱いのかも。自分の反省としては、新馬勝ちを見て函館2歳はコレと、思い定めてしまったことが視野を狭くしてしまったかもしれない。翌日の函館記念のアンコイルドでも同じだった(大きな不利を直線で受けていたとはいえ)のだが、猛省しないといけない点ではある。

 この日は珍しく、競馬場のタクシー乗り場に車の方の列ができていて、時間に余裕あり。ホームで新幹線を待っていたら、ミスピーチの綺麗どころが桃をプレゼントするサービスをしてくれた。ただ、テレビ福島?が乗客にインタビューを次々としていたので、自分の番が来る直前に席を立って逃げた。

 そう言えば、前の週のことになってしまうが、帰途に東京駅で新幹線から中央線に乗り替えたら、テレビ東京のキャスターをやっているジャングルポケットの斎藤さんが乗り込んできて、ひとりおいた隣に座った。彼も先ほどまで福島にいたわけだから、つまりは同じ新幹線で帰って来たのだろう。

座るや否や競馬新聞を取りだして黙々と予想、新宿で降りて行った。帰宅してから斎藤氏のツイッターを見たら、ライヴの稽古に向かったようだ。売れっ子は大変だなあ。なお彼はこの日の福島最終、単勝55倍のヤサカオディールを的中させたそうだ。なんとなく顔が明るかったのはそのためか?ちなみのこのヤサカオディール、ある方の報告では、早い時間帯に単勝で9万円の買いが入っていたらしい。

 時系列がズレてしまったが、日曜は馬券がジリ貧。複勝やワイドは引っ掛かるものの、自分には買えない馬に1頭割りこまれて3連複や馬連が取れない。函館記念は対抗ステラウインドの複勝で少し傷を小さくしたが、ステラに本命を打てないのが弱いなあ・・・。

 打ち上げ中に大雨、雷。これは東京競馬場の花火大会は中止だと話していたら、なんと決行したとのこと。あれだけ場内で、「天候の急変により止むを得ず中止の場合もあります」と何度もアナウンスしていたのだが、これで中止しないのならもう中止はないんじゃないの?(笑)まあ競馬場の場合はスタンドがあるので、普通の花火大会と違ってお客さんは救われる部分があるのだが、それにしてもよく火薬が湿らなかったものだ。

 帰って仕事に疲れて、YOUTUBEで昔の野球の試合の名場面を息抜き見ていたら、某局の実況アナが「落合監督のすいがんです」と何度も発言・・・ってこれ、「慧眼(けいがん)」のこと?彗星の「彗」という字と間違えて思いこんで覚えてしまったのね。他山の石。

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2014年7月18日 (金)

書き散らしです

◆前にも書いたように、今やプロ野球のオールスターには何の興味も無くなってしまったので、数日間は平穏となる。

阪神も、確かによくぞ交流戦の地獄からここまで立ち直ったとは言えるけれど、前半戦最終の中日戦、1番上本に6回ノーアウト23塁からのスクイズをさせるなんてありえない!スクイズが効率の悪い作戦であるということになぜ気付かないのか。上本が幸運にもスクイズを失敗して普通に打たせたたからこそ、その後の大和の内野安打での2点目に繋がったのだ。見ていた人しか分からない話で申し訳ない。

つまり何を言いたいかというと、投手がバッターとか、スコアレスの同点の8回とかでない限り、ドカッと点を取れるチャンスにプロがスクイズなどするな、ということ。1回の送りバントも然り。阪神が勝っているのは、最初のチャンスで送らなかったケースばかりだ。第一、スクイズというのは打者にプレッシャーばかりが掛かる損な作戦。

◆プロ野球の上半期、MVPは大谷に尽きる。スゴイ選手になったなあ。去年、私は二刀流で押すべしと書いたが、ただ正直、打者としての才能の方が勝っていると思っていて、将来的には打者シフトだと思っていた。しかし今年はまさに両方でトップクラス。

1つ不満なのは、二刀流と言うなら、先発した試合でDHを使って打席に入らないのではなく、できれば67番あたりを打たせてほしいということ。投手が9番ではない打順、できれば中軸近い打順で先発してこそ、彼の異能ぶりが際立つと思う。

◆パートで働く奥様をお持ちの方は、ぜひお読みいただきたい。

http://diamond.jp/articles/-/55562

3.11でハッキリしたことの1つに、国は国民に都合の悪いことを隠すばかりか嘘をつくということがある。正しい情報を集めて自分で判断し、自衛する必要がある。

◆今発売中の「月刊競馬最強の法則」は、夏競馬に勝つための徹底特集。夏競馬は(夏だけではないが)、単に能力比較をしていてもダメ。コンディションもそうだが、陣営サイドの思惑、馬のやりくりを知っておいた方が遥かに勝ちに近づく。とても勉強になると思うのでぜひご一読を。なお私は通常の連載です。

血統に特化した企画の多い「サラブレ」では、夏競馬で注目の種牡馬について短いコラムを書いた。こちらもぜひご参考に。

7月もそろそろ終わりが近い。関東地方の梅雨明けは週明けになりそうだが、思えば去年のこの時期に始まり、この1年、とくに前半は健康面に関するトラブル続きだった。

6月末に突発的に始まった原因不明のめまいは、10月まで続いてやっと収束したし、その後は母親が心臓を悪くして入退院を繰り返し、私も次々と要検査が続き(幸い緑内障以外は異常なし、目は経過観察)、左腕は痛みで上がらなくなり今もそのまま(町医者には五十肩と言われたが、やはりそうではないと思う。テレビで五十肩と誤診が多いと言っていた腱板損傷ではないかと・・・・)。

年齢を考えると、飛躍的に回復したり、かつての無茶できる体力が戻ることはないのだから、最新の注意を払って夏を乗り切っていかないと。

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2014年7月15日 (火)

先週の競馬(追記あり)

大島、ルナのいない中日に3つ勝てない阪神は情けない。そもそも読売戦の奇跡の満塁ホームランも、勝ち方としてはラッキーパンチが決まっただけで強さはなし。運頼りの勝利では、その内反動がやってくる。まあ15日火曜のゲームは手堅く勝っているが。

 

野球と言えば、高校野球の予選が進んできた。母校や地元の学校がどうなったか、毎年スポーツ紙を気にするシーズン。土曜の福島へ向かう新幹線の車内で読んだ某スポーツ紙で、有名進学校の麻布高校の敗戦の記事が載っていた。「野球偏差値では負け」という小見出しが出ていたのだが、新聞記者ともあろうものが、いまだにこういうアホくさい見方をしているのかと思うと情けない。学力など別に野球に関係ないわけだし、双方の学校の生徒に失礼だ。そもそも「野球の偏差値」って何?そのうち競馬マスコミにも矢作先生の学歴かなんかに対し、「競馬偏差値」みたいな訳分からん言葉を使う、軽薄な手合いが出てきそうな気がする。

◆まあどうでもいいことを書いたあとで先週の競馬。土曜の福島は、これぞこの時期の盆地という蒸し暑さ。ただガッカリしたことに、毎年楽しみにしていたソフトクリーム店が撤退していた・・・さくらんぼ果汁を練り込んだ、ほんのり酸っぱいソフトクリームを食べようと意気込んでいたのに・・・。

 花月寿の冷やしかき揚げ蕎麦を食べたあと、歩き回っていると、なんと以前中山のスイーツフェアで絶賛した元禄庵のあんぱんに福島で巡り合った。思わず2つ購入し、1つはその場でデザートとして、もう1つはスタジオで解説の合間に食す。満足。

 この日の馬券は、中京4R、自分のサイトの特選穴馬で1頭紹介したトーホウジャッカルの激走のお陰で、早々に勝利確定。単複馬連で上等、あとは見降ろし打ちとなる。こういう週がたまにはあってもいい。中京10Rの◎クリノエリザベス、福島メインも、◎フィロパトールが思いの他人気も完勝。

 帰りはタクシーが来ず、路線バスで何とか新幹線に間に合わせる。これで負けていたら疲れ倍増なのだが、この日は平気。

◆日曜は雑用をこなして午後から東京競馬場。福島1R、この日の特選穴馬ムサの複勝とワイド、中京5Rの13着ワイド、9Rの安いながらもド本線3連単(ただしケントヒーローが届いていれば・・・・)と、ちょこちょことは拾ったが午後が苦戦。日曜だけだとややマイナスになってしまった。

七夕賞は、枠と位置取りが全て。内枠をいかに立ち回るかが全てであり、その意味では上位2頭は共に拾わないといけない馬だった。他の、近い能力のある馬が同じ競馬をしたら、その馬が勝ち負けしていたはず。その意味で本当にメイショウの田辺騎手は見事だった。野芝巧者とみて、意外と粘っこく力の要る福島は合わないと消してしまった・・・。まさか逃げるとは。田辺のファインプレーが全て。ニューダイナスティも内へ突っ込んだことが大きい。外を回したら届いていない。これも吉田騎手の決断力。

マイネルラクリマは一番強い競馬はしているが、ただ早くから追っ付け追っ付けになっており、夏場は休ませた方が良さそう。

プロキオンSは、◎ベストウォーリアがやはり1400mベターであり、実にしぶとい脚を使って重賞勝ち。3着ガンジスが拾えず・・・。爆弾馬配信したサクラレグナムは直線一瞬夢を見たが。

◆この週は母の父ラムタラが大健闘。霊力が働いたか?競馬にはこうした不思議なことがよく起きる。

◆カットキタイネンは勝っておきたいねん?それとも買っておきたいねん?

◆的場騎手&牧厩舎の人気薄が1日2勝。共に大外枠。

◆期待していたPOG指名馬のレッドソロモン、スタートで大きく躓き落馬寸前。しかも直線で蛇行するという始末ながら、上がり最速で4着。こういう、まさかのことが起きてしまうのも、私が指名したことからくる魔力?強いことは分かったので、これが癖にならないことを祈るのみ。

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2014年7月11日 (金)

梅雨時は嫌なことが多い(追加あり)

◆坂本龍一のがん公表はショック。しかしきっと病魔を克服して、活動再開となるはず。40年近く前の、一番キレていた頃のサカモトを知っている世代から言わせれば、これくらいのことは難なく乗り越えてくれそうに思えてならない。間違いなく現代音楽史上に残る偉人の1人であり、私にとっては何人かいる神様のような存在だけに、まだまだ元気で活躍して貰わないと困る。

 それにしても腹立たしいのは、放射線治療を巡るスポーツ紙の捏造記事。このところ新聞の飛ばし記事や、また芸能界に関しての創作ウソ記事が相次いでいるけれど、シャレで済むことならともかく、人の身体や人命に関わることでの捏造はやってはいかんだろう。またそれを真に受けてバカネトウヨが、ここぞとばかりに書かれた方を叩くから始末に負えないんだけど。

 

 悪意と言えば、ロバート山本が旅館の従業員にやられたというツイッターも本当に気の毒だ。「三流芸人の分際で・・・」などと、客のことを平気でバカにする発言を公に拡散することの意味や恐ろしさを分からないとは。本当にこの世の中は悪意で満ちていると、ツイッターが明らかにしていると思う。

◆春一番は、ダンカンの奥さんの逝去に際し弔電(お悔やみの電話だったか?)を打っていたんだね。なんとも。言葉もない。 

◆ペットボトルのキャップを集めて、アフリカなどで伝染病に苦しむ子供たちを救うワクチンに替えるという運動は全国的に広まっていると思うが、先日、このシステムがいかに非効率で意味がないか、とくに経費がかかっていて、その分を募金した方がいいという意味のことを滔々と書いているコラムを目にした。

 効率という側面で見ればそうなのかもしれないけれど、現実にワクチンに替えられているわけであって、このシステム自体を否定するのは間違いだろう。実際に普通に募金活動をしていた時代よりも多額の貢献をしているそうだし、ならば結果の方を重視すべき。この書き手は、じゃあ自分がどれだけ募金をしているというのだろうか?

◆阪神タイガースが連勝しているが、中身はあまり濃くない。横浜戦は中畑のひどい采配に救われた面が大きいし、広島戦にしても紙一重の運頼み。取れる時にキチンと取れていないし、大半が結果オーライ。負け数と試合数を見れば、読売とは表面上の4.5ゲームではなくて、実質まだ6ゲームは開いている。ここで奇跡の3連勝したとしても、やっと尻尾が見えてきたくらいのもの。さらにここで勝ち越したとしても、その後の中日戦で3連敗するのがいつものパターンだけに・・・。

田中将大投手、重傷。同じ東スポファミリーの一人として(?)残念。原因は分からないが、球数云々より登板試合数は関係あると思うけれど。競馬予想・・・どころじゃなくなってしまうんだろうか。

◆日曜に携帯が突如フリーズ。代替機で不便をかこっていたが、このたび新しい機種到着。もちろんスマホ嫌いとしては旧携帯の最新版。いわゆるガラケーの利便性が見直されて、生産続行というのは本当に携帯会社の英断。

ただ、データが復旧できるかどうかはまだ不明。祈るような気持ち。

◆今週末は真夏の暑さになりそう。福島も先週とは打って変わって、この時期らしい陽気となりそうだ。気圧も気温も激変、しかも高温多湿。体調管理には十分注意しないと。 

なお今週は、日曜中京1RでPOG指名馬のレッドソロモン(メイショウサムソン産駒)が出走。地味に長く賞金を稼いでもらおうと指名した馬、幸い相手もそれほどではない。前走3着からここで初勝利を。

◆ラムタラ、カミノクレッセ、エイシンワシントンと訃報が続く。ラムタラは日本に来たからダメだったのか、日高だったからなのか、それともああいう奇跡の馬は一代横綱みたいなもんだったのか・・・ともあれ、競馬史に名を刻んだ名馬に合掌。カミノクレッセは、プチタケシバオーのような馬だった。タケシバオーは見ていないので、距離や芝ダートのクロスオーバー(死語!)という意味では最も身近で見られた馬。

そしてエイシンワシントンは、やはりあのスプリンターズSが今でも思い出される。同着でもよかったと今でも思う。産駒数は少なかったけど、実は種牡馬としても何気に勝ち上がり率が高く、優秀な穴馬生産種牡馬だった。

最後に、フラワーパークとの死闘を。

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2014年7月10日 (木)

福島開幕

75日は、1年ぶりの福島競馬場。4週間、土曜は日帰りでの出張となる。毎年、夏の福島はたいへん蒸し暑いが、この日はところどころ青空が見えるものの、ほとんどどんよりと曇り、肌寒い風が吹いた。花月寿の温かい天麩羅そばがとてもあり難かったほどだ。

 久々の、しかも主場扱いの開催なのに、人出は例年よりかなり少ない。ハッキリしない天候が災いしたのだろうか。福島駅から利用したタクシーの運転手さんも、競馬場へ運んだ客が12時前にしてまだ3人目だと嘆いていた。

馬がすぐ近くに見えるこの競馬場は、本当に見ていて最も迫力を感じるコースだ。

前ばかりが有利というわけではないが、差すにしてもインを捌かないと厳しいのは開幕週の傾向通り。ただ今年は野芝の発育が悪いそうで、荒れてくるのは早いかもしれない。

雨の影響は馬場には全く残らず、芝は去年の通常の良馬場開幕週とほぼ同じ時計の出方。

 馬券は一進一退も、福島7Rの3連単が安い中でも意外についてくれたことと、中京8Rのサカジロヴィグラス・本命スターペスユウコのワイド勝負と、中京9Rのアルバタックスのおかげで、やや負けで留まれた。中京メインのダイヤノゲンセキは、前有利の流れに殺されてしまった。

 帰りは最終レースが終わってからすぐに飛び出すも、タクシー売り場に並ぶも、全く来ない。帰りの新幹線までの時間があまりなかったので、少々焦る。リミットぎりぎりで来たのは幸運。運転手に、今日は出払っている車が多いのかと聞いたが、競馬場前の道路が混みがちで好んで入ってくるドライバーが少ないのと、誘導人員の手際も今イチになったとのこと。今週末までタイトな時間の切符を買ってしまったので、次週からはもっと余裕を持たせた時間に変更した方が、精神衛生上良さそうだ・・・。

 日曜は東京競馬場。淡々と特記することのない1日だった。馬券はCBCがタテ目の馬連で救われ、ラジオNIKKEIは爆弾馬ウインフェニックスの健闘で救われた。とはいえ本線ではないので、負けもしなかったが儲からない。

マツリダゴッホ産駒は、早熟なのかと思っていたけれど、先月あたりからまた成績が上がってきた。どうやらこの時期と、それからこの時期にやっている競馬場が合っているということなのだろう。

 また、この日は福島の新馬戦で、ドラフト4位指名のタンタアレグリアがデビュー。パララサルーの半弟、南米の良質牝系だ。前半もたついて、3コーナー手前では諦めかけたが、終始外を回っての上がり最速で2着まで押し上げてきた。勝ち馬よりも強い印象、これなら。ただじっくりと使って行ってほしい。初勝利は秋の東京になってからでもいいくらい。

ドイツダービーのシーザムーン、豪快のひとこと。面白いレースだった。でも、ああいうレースって、実は日本でも昭和40年代にはたまに見られたと思うんだけど。

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2014年7月 4日 (金)

梅雨空が続くので

◆ウインバリアシオンに故障・・・というか脚部不安が判明。以前屈腱炎を患ったのとは反対の脚に熱を持ってしまって、それが下がってこないとのこと。症状は軽いそうだが、屈腱炎の初期であることには間違いない。天皇賞での疲労もあったと思うが、宝塚記念のレース中から軽い痛みが出ていたのかもしれない。ジャパンCには間に合わせたいということだが、無理だけはしないでほしい。

◆一時期好調だったテレビ朝日の視聴率が急落しているとのこと。相棒バブルが弾けたと書いてあったけれど、毎週のようにいや毎日のように「2時間スペシャル」とか「3時間スペシャル」と銘打ってる大げささも影響してないか?まともなレギュラーパターンの放送よりスペシャルの方が多かったらスペシャルとは言わない。

ここがちょっと前に面白かったのは「誰を出すか」ではなく「何をやるか」に力点を置いた、企画重視の番組が続出したからだと思うんだが。

 テレビの企画が枯渇しているというコメントを、たまたま昨日読んだ雑誌で見たけれど、企画が枯渇しているのではなくて、こうでないと企画にならないという思い込みが間違っているのでは?つまりテレビ側が企画になると思っているものの方向が違っていて、ならないと思っているものの方に鉱脈があるような気がしてならない。局が面白いと思っている企画と、実際のニーズが乖離している状態が長年続いているのが、テレビの不幸という気がする。

もちろんニーズに合わせることがイコール正義ではないが、それならば今、これが面白い、これをやりたいという、新しい支持を開拓するようなことをやるべきだろう。口で言うのは簡単だけど、いわゆる業界ノリを捨てないといつまで経ってもダメなメディアのまま。

◆「こんな面白い話を見た」とか「こういう役立つ情報見つけた」とか言う意味でリツイートするのは良いと思うけれど、自分の主張、とくに他人を揶揄する根拠として「この人も、私の嫌いなあの人のことをこう批判してまっせ、ざまあみろ」的なリツイートが氾濫しているような気がする。しかも、字数制限のために何度かに分けて展開している批判を全部出せばいいものを、前後を切り落として自分にとって都合の良いパートだけを抜き出して拡散しているのはさらに始末が悪い。

自分の意見を言うのは勝手だけれど、自分の言いたいことを言う際に(とくに人を批判する時に)、他人の言葉を借り集めてやるなと言いたい。直接的な非難よりも遥かに悪意を感じる。

私も以前一度、凱旋門賞のトレヴとオルフェーヴルの話をブログに書いた時にこれをやられた。トレヴですら日本では場所を選ぶだろうし、もし有馬記念に出たらオルフェーヴルの敵ではないだろう、そもそも着差ほどの強さは無い、オルフェーヴルだって決して負けてない・・・という趣旨のことを書いたら、それに対しきちんとした姿勢での反論を某氏がツイッター上でしていたのだけど、その某氏の私に対する反論を、関係ないある第三者が、次々とリツイートして広めていたのだ。まあ暇に任せてご丁寧な作業をしている奴もいるものだと、辟易したものだ。

こういうのは、やった方は忘れても、やられた方が忘れないもので、イジメと同じである(笑)。まあまともに相手する価値もないと思って、その時は放置したけれども。

◆その道一本というか、言い訳とか逃げ道を作ってない人はカッコイイ。生活顧みずその道一本(専門職のような世界ね)に飛び込んでいる人は、言ってることの信頼度やレベルに、別に本業を持っている人に比べて格段の違いがある。覚悟の差だよね。その道一本でなくても別に良いし、まずは食わないといけないのだからそこは別にいいのだけど、ならば自分がそうした立場であることを弁えた謙虚さが必要だと思う。

◆人により100%の基準は違う。自分にとっての100%が人から見ればそうは見えないこともあるのだろうが、それでいいと思う。100の基準を横並びに揃えることは、同じ目的を持っている小集団(例えばスポーツのチームとか)を除くと意味がないと思う。

◆結局、人間は歴史から学ぶしかない。

◆いきなり軽く。交流戦やってるなら、オールスターは1試合でいいわこれ。ファン投票にももっと高い基準を設けて、NPBが有資格者を選定すればいい。今年はさすがに見ないと思う。

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2014年7月 3日 (木)

いくつか質問に答えました

いやあ、あんなオモシロイ議員がいるんじゃお笑いタレントも商売あがったりだねえ。天然ものには勝てない。ちょっと前に政治家の知性品格云々と書いたとたんにまたニューキャラ登場。こういうのもパロディーにしたら、けしからんとかいってパロディーにした側を世間は叩くんだろうかね?まさかね。

◆ラジオNIKKEI賞、イタリアンネオでいけると思って原稿書いてたら抽選除外、痛すぎる。慌てて書き直し。5月くらいからラジニケ行かないかなあと思っていた馬だったので、残念。

◆先日のニコ生を、ニコ生動画の方から見ていたら、画面の書き込みに、私がなぜ安藤勝己さんのことを「アンカツさん」と言っているのか、失礼な奴だ、という内容の書き込みがあったが、あの呼び方は番組内では安藤さんでなく、なるべくアンカツさんで、というご本人の希望でそうしている。奇異に聞こえる方がいたかもしれないが、そういうことなので了承願いたい。

◆それからもう1つ、先日のこのブログで、私が「事前の本命馬がパドック見たらよく見えなかったから、急きょ変更して当たったと吹聴するプロはいかがなものか」と書いたら「パドック予想自体を否定するのか」という怒りが一部にあったようだが、なんでそういうふうに取られるのか分からない。

パドックを見てレース前にパドック評価を配信している予想家も結構いるので、それなら全く問題ない。彼らはパドックこそが生命線で、レース前に、公に修正して最終決断を公表するのなら構わない。

ただ、パドック関係ない事前の予想で、「強さが抜けている」というような意味の原稿を書いておきながら、レース後に「実はパドックが悪かったので消しました」というのは、読んでいて気分があまり良くないと書いたわけで、その人が実際に本命にした馬を自分の馬券で消すのは別に構わないと思う。あくまでそれをレース後に吹聴したのが気になった、というだけである。

まあ、いずれにせよ私にそんなことを言われるのも余計なお世話だが。

◆ニコ生といえば、なぜ私が阪神ファンなのか、という質問が画面に流れてきた。同じことを昔に井内氏にも質問されたことがある。生まれ育ち共に千葉で、阪神戦は読売がらみしか映らない環境、関西要素は皆無に等しいが、まずは父親がアンチ読売だったこと。さらに昭和445年頃と言えば、阪神もなかなかに強く、読売戦は大抵良い試合になっていて、そこで惜敗し続ける阪神に感情移入したのも大きい。

子供心にも、無粋にライナーで突き刺さる王のホームランよりも、滞空時間が長くて美しい弧を描いてフワリと着弾する田淵のホームランの方を美しいと思ったし、江夏のストレートの方が堀内より遥かに速かった。46年のオールスターの江夏の9連続奪三振、テレビで大変な騒ぎの中、達成されたのはリアルタイムで見ている。

なお長嶋はもう末期であり、それほど印象はなかった。

◆今週は函館日曜メインが巴賞。私が物ごころついた頃からある?オープン特別。頑なにオープン特別。

昔話ついでに、巴賞と言えば思い出す、昭和56年のスゴかったレースをどうぞ。1年違いの桜花賞馬の激突。こういうのを見ると、本当に今のサラブレッドが強いと言っていいのかと、心底疑問を感じてしまう。ハギノトップレディ、59キロですぜ!

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2014年7月 2日 (水)

怪しい雲行き&先週の競馬

集団的自衛権について、国民それぞれに考えがあるとは思うが、少なくともメリットばかり強調した昨日の首相会見は、放射能を完全にコントロールしていますと五輪招聘でウソをついた時と似た胡散臭さは十分に感じた。これなら、競馬予想家の本命馬推奨理由と同じレベル(笑)。あ、それは私の場合だけか?

冗談はともかく、次に政府が視野に入れているのは、おそらく徴兵制だろうね。

それにしても、ビートたけしが集団的自衛権反対、護憲の立場を明確にしたのは少し意外だった。

 小さめの報道に留まっているが、実に悪辣なのは一部自民党衆院議員が研究会を組織して導入を検討している「携帯税」。年間9000億の新たな金脈にぶら下がろうとするバカどもがたくさん出てくるのだろう。こんなもんは明らかに二重課税。しかし軍事費増強をもくろむ政権は、これからあらゆる形での課税増税を検討してくるはず。

◆いつものように日々の生業の話。

最終的に先週のニコ生は、佐々木さんパートから入って来た方などを含めて35000という報告。重ねて御礼申し上げます。次回があればまたよろしくお願い致します。

◆土曜の東京競馬場は雨が降ったり止んだり。時間帯によっては大雨、それが急に小雨になったりと、黒い雲が次々と飛んできては雨にアクセントをつけていた。

 ラジオ予想は、本職ではない?障害戦を除けば43勝。まずまず。馬券もそれほど大きいのは取れなかったが、最終を3場とも撃墜できてこちらもまずまず。重ね買いしたところがうまく入ってくれた。

◆日曜。阪神は夜中の雨が想定よりは多かったようで、時計自体は少し掛かっていた。宝塚記念が行われた頃にしても、去年の同レースの時ほどではないけれど(あれを良馬場発表するのは今でもオカシイと思う、まあ馬場発表は担当者の主観でどうにでもしていい決まりなので別に良いのだが)、今年も良馬場というのは苦しい感じか。

 しかしあそこまで超スローペースになるとは。まずあのペースと展開を読まなければ、今年の宝塚記念を予想する上で全く歯が立たなかった。ゴールドシップがあのコースと馬場と展開で完勝するのは当然として、カレンとヴィルシーナはそこさえ読めればそれほど難しいことではなかった。ただ、せめて平均ペースくらいで流れていたら、全く違う決着になっていただろう。

ホッコーとの2頭本命のような買い方をした爆弾馬フェイムゲームで夢を見たが・・・・。スムーズに走って先行していたカレン、ヴィルシーナと、掛かるのを必死で抑えてガタガタしていたフェイムゲームとでは、同じような位置取りでもスタミナ、メンタルのロスという点で大きな差が出る。最後に来て失速してしまった。行かせてしまってもよかったと思ったが・・・。

◆ホッコーブレーヴは、戸崎騎手が内へ進路を取ってしまってドン詰まり。前の週のストレイトガールほどではないが、それに近いものがあった。地方出身騎手は、重賞では、手応えがあるとどうしても内を衝いてしまうのか。思い切った騎乗が多い反面、今回のようなリスクもあることを改めて思い知らされた。勝てはしなかっただろうが、悪くても3着はあった。

 その点、迷わず外へ切った武豊はお見事。

◆それにしてもヴィルシーナ。直前に直接佐々木さんにお話を聞けるという恵まれた体験をしながらも、さすがにここでは荷が重いと思ってしまった。対談をご覧になった方はご存じだと思うが、もちろん逃げて行くとは聞いていたし、着順はともかく、何とかジェンティルドンナより前に来たいという悲願も聞いていたのだが・・・・最後3着に粘り通したのはお見事のひとこと。秋の大目標女王杯へ向けて、そして佐々木さんの夢であるヴォルシェーブとの有馬記念2頭出しヘ向けて、夏はゆっくり休んで今後のために英気を養ってもらいたい。

◆今後と言えばゴールドシップはどうするんだろう。これでまた「凱旋門賞!」の声も挙がるのだろうけど、前にも私はここに書いたし他の高名な評論家諸氏も発言していたが、凱旋門の舞台と京都外回りの形状がかなり似ているのがどうにも・・・。

かといってこの馬の場合、秋の東京ではもう厳しいことも明白で、実に悩ましいところ。どの路線に進むにせよ、ファンの多い馬なので無事に行ってほしい。おそらく陣営も、有馬記念(ラストランになるでしょう?)に目標を定めての秋になるはずだ。

 

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