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2014年9月

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2014年9月30日 (火)

9月27日・土曜

 何と言っても、自然の前には人間は無力。今年は地球自体の異変に伴う?自然災害や難病が頻発し(もちろん被害を拡大させた内の何割かは人為的なものもあるのだろう)、犠牲者も後を絶たないが、これまでの自然にまつわる常識を、ある程度は捨ててかからないとならない時代に突入しているということなのだろう。

 こういうことがおきるといつも思うのだが、今回の災害に遭遇した方々は、先日の広島の土砂災害を見て心を痛めていたわけだし、中には土曜の朝、NHK朝ドラの最終回を見て感慨に浸ったあと、山頂めざして麓を出発した方もいたかもしれないし・・・つまり我々の日常の一寸先は、一瞬にして暗転する可能性をはらんでいるということの恐ろしさ。なんとも言葉もない。人間はただ運によって生かされているのみ。

 本題の競馬。イスラボニータは結局、当初の予定通り天皇賞へ向かうことになり、鞍上はルメールと発表された。この二転三転ぶりの経緯にはいろいろ想像を逞しくできるが・・・・。

 先週の金曜。東京も新潟もやや暑かった。この日の晩飯は「旬彩庵」という蕎麦屋に入ったが、蕎麦ではなくて油揚げのネギ味噌焼、もち豚の角煮、予算の都合で小さめのものしか頼めなかったが、新潟通いのうちにぜひ一度は食べておきたかったノドグロの塩焼き、そして握り飯。いささか疲れが出てきて、この時期毎年恒例の機能性胃腸障害が出てきているが、今年は食欲は落ちない。食べたあとのもたれを考慮して控えめに。

 土曜は強い日差しが夏を思わせた。空気はカラッとしているのだが、日なたはジリジリと暑い。季節感がおかしくなる。競馬場内の屋台は、柏崎特別にちなんで柏崎近辺の海で取れる海産物や川魚の串焼きテントが出店。つぶ貝串とカニのつくね串を頼んで朝食替わり。満足。

 芝は見た目に前週より短くなっていた。早朝から競馬場に入っている某記者氏によると、朝から芝の直線、馬場の4分どころまで念入りに土入れの作業を行っていたとのこと。この作業は、前週は2分どころあたりまでだったそうで、それだけ傷みが広がってきているということだろう。

ただ、芝が掘れているというよりは、芝が長いところと、蹄跡の窪んだどころのムラが激しいという印象。しかも土を撒いてあっても『馬場が硬い』と騎手が口ぐちに言っているそうだ。そう言えば時計の出方も速めになってきており、また意外とインを通った馬が前週より上位に入ってきているのも、内目を整備してきたからかもしれない。

 この日は新潟10Rが大漁。幸運にも○◎△で入ってくれた。たまにはこういう日があってもいい。最終まで解説を終えて、気分良く帰路に就く。一気に深夜1時くらいまで仕事、睡魔の猛襲を受け撃沈。

 

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2014年9月26日 (金)

少し時間が空いたので

もう日本人力士が這いあがってくる土壌は限りなく薄くなってしまっているとはいえ、外国人であっても逸ノ城のような怪物的存在が出てくると大相撲もまだまだ面白い。悪徳政治家みたいなあの面構えもいいねえ。

 6月頃には空前のメンバーになると言われていた今年の凱旋門賞も、距離がどうとか故障とかで回避馬が続出。楽しみな馬は多いとはいえ、主役の多くを牝馬が担うというレースになった。ウーン・・・。

あくまで伝え聞いた話だが、回避した某牡馬の陣営は、「今の斤量規定で強い3歳牝馬が出てきたらちょっと厳しい」ということで、種牡馬価値なども踏まえて回避を決めたという話もあるくらい。斤量規定を見直した方がいいのかどうかは、欧州には欧州の競馬史やレースの伝統があるので私には分からない。ただ今の既定のままなら、強い3歳牝馬を送り込むことは勝利への近道の1つには違いないだろう。そもそも牝馬自体が強くなっているのは、ここ数年の世界的現象でもあるのだし。

 アヴニールセルタンはどうやらルメールを起用。ブノワはエクトーを選んだようだ。

◆海外のチームでプレーしている日本人サッカー選手が、日本代表チームでは見られなかったほどの活躍をしているようだ。私はサッカーのことはサッパリ分からないのだが、詳しい人に言わせると「日本代表チームにいるより海外チームの方が回りの選手のレベルは高いので、身体能力の高い選手の場合は、レベルの低いチームにいても良さが出しにくく、反対に回りのレベルがアップしているからこそ自分の力を出せる」のだそうだ。つまり自分の高いレベルに沿った動きをしてくれる選手が、海外に多く、日本では回りが着いて来られないので発揮できないということなのだろう。

 この話を聞いた時、似たようなことは競馬にもあると思った。末期の3歳未勝利戦を勝ち上がった馬が、意外と昇級して即通用するケースが多いのは、まさにこれなのではないかと。ペースが上がった方が競馬がし易いという。

◆今売っている週刊競馬ブックの阿部珠樹さんのコラム。(競馬の専門用語、業界用語をなるべくマスコミは廃して、競馬を知らない人に対して敷居を下げるべき、という趣旨)

書いてあることはまさにその通りだと思うが、その反面思ったのは、昔と今のファン気質にまさに隔世の感あり、ということ。というか、日本人全体がそうなっているようでもあり、またそれは商業主義、利益尊重主義の弊害の1つでもあるのだろう。昔はたとえば自分が競馬に興味を持ったとしたら、専門用語にしても何にしても、自分でいろいろ調べて覚えて、すべて分かったような良い気になっていたもんだけど。

いつしか企業側、発信側が少しでも多くの利益を得ようと一般に必要以上に迎合し過ぎて、いつしかどれだけサービスしてくれるか、分かりやすくしてくれるかが受け手側の価値観の基準になってしまった。競馬界でも「競馬の文化が衰退、消滅」云々とよく言われるが、決して送り手側だけの責任ではないと思う。

◆朝日新聞が延々叩かれまくっていて、もちろんそうされても仕方ないとは思う。自分も数年前にここで「死に紙朝日」とか書いたこともあるし。ただ、叩いている他の新聞や雑誌は、つけ上がり過ぎてる気もするけれど。自分たちは捏造や、権力の傀儡にならずに、ポリシーを保った報道をしてきたのか、そして今後必ずするのだろうか。同じ穴の狢ではないのか?

◆地球温暖化阻止へ向けてのサミット、デモ行進。アメリカと中国が本腰を上げそうなのはいいとして、でも今の温暖化、異常気象は、人間の営み云々を超えたレベル(太陽黒点やら、マントル対流やら)といった、どうしようもないところに原因があるように思えてならないのだけど。

◆猟奇犯罪の発生する頻度が、昔より確実に高まっている気がする。

◆こんなところで書いても意味がないことだけれど、転倒事故で意識不明の朝本浩文さん、なんとか目を覚ましてくれ・・・・。同い年(だったと思った)、まだ早すぎる。

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2014年9月24日 (水)

9月21日・日曜

 リトルゲルダが球節炎でスプリンターズS回避。程度は軽いらしいが、年内はダメだろう。サマースプリントシリーズが目的で使ってきたことは明白で、スプリンターズSでは、どのみちお釣りはなかったと思うが・・・。

サマーシリーズに優勝の可能性があるとどうしても詰めて使ってしまい、その結果馬のコンディションを崩して使えなくなるというケースは以前から多い。その後故障して死に繋がったケースもある。創設時から反対だったが、本当に見直すつもりはないのだろうか。少なくともファンサイドには何のメリットもないシリーズだ。不要。

土曜のラジオ日本賞のことを書くのを忘れていた。当然今の私には社杯と言っていいレースで、しかも創設から2年的中を続けている。もっとも今年は、馬券妙味はまるでなし。だれでも的中できる至極無難な決着。ただレース自体は見応えがあった。インカンテーション、今後の課題は坂のあるコースでの走りか。

気の毒なのは、ラジオ日本が放送されていない新潟での開催とあって、今イチ表彰式も含めた場内のノリが薄かったこと、そして毎年恒例の場内のイベントが打てなかったこと。カメラマンさんの中には、場内よりもラジオ日本の実況を聞きながら直線でフォーカスする馬を定めているという方もいるそうで、正確で無駄のない実況に徹しているラジオ日本の中継を今後ともよろしくお願い致します。

さて日曜は東京競馬場。この日も残念ながら馬券は全く不振。2週前の入れ食い状態がスッカリ坊主になってしまった。なんとかしないと。

阪神5Rが伝説の新馬戦になるという前評判とか。どうせそんなことを言っているのはネット界隈だろうが、そういえば伝説という言葉はどこでもホントに大安売り状態。テレビなんか、昔のものはみんな伝説という枕詞付けとけばいいと思っているみたいだし。

ただこの阪神5R、2着馬だけは今後楽しみな存在になりそう。

セントライト記念は◎を打つしかなかったイスラボニータ完勝。3着タガノグランパを持ってないので馬券はハズレ。それにしても、今年は上がり馬が不在と言ってよく、春の上位勢力とそれ以外の力の差が例年以上に大きすぎる。

イスラボニータ、当初は天皇賞へと言われていたが、某スタッフにレース後探りを頼んだら、菊花賞へ向かうようだとの報告あり。月曜に新聞紙上には正式発表されていた。トゥザワールドとの間ではもう勝負あったの感。

このレース、今年から唐突に朝日杯セントライト記念(ならばラジオ日本へ返せと思うが)。ということで、土曜某所にて、「朝日だから今なら「吉田」と「池」「上」がポイント、吉田豊のショウナンラグーンか、池江厩舎と上原厩舎の入った8枠が来るぞ」と与太話で少し盛り上がったが、全く意味無し(当然)。

牝馬のローズSは、時計も内容も凡戦で、ヌーヴォレコルトが能力の8割も出さずとも勝ち切ってしまった。これも相手との力量差が大きすぎる。レッドリヴェールはかねてから言っているように、本質はマイラーだし、成長力にも乏しい。秋華賞ではどこまで変わるか。

2着のタガノエトワールには驚いたが、もともとは松田博調教師がかなり能力を評価していた馬だったようで、仕上がりが遅れて前走未勝利勝ちの滑り込みも、師は内心ここでもやれると期待していたとのこと。確かに手許の2紙にはポツンと○を打っているTMもいる。今回を見た限りでは大物感はまだ感じられなかったが、本来まともに仕上がっていたら、とっくに重賞戦線で上位に来ているだけの力を持った馬だったのだろう。

菊花賞も秋華賞も、今年は堅い決着になりそうな予感(あくまで現時点で)。代わりに古馬戦線の方が、この秋は配当的には盛り上がりそうだ。ただローズSから見直せる馬が1頭いるので、それは別の媒体で。

(追記・イスラボニータの進路、木曜に再び白紙に戻すという報道ありました。神戸新聞杯の結果で決めるとのことですが・・・・なんとも不可解。)

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2014年9月23日 (火)

9月20日・土曜

 市の検診の結果を聞きに行ったり、車検だったり、免許の書き替えだったり、持病の定期健診に行ったりと細かい用事がいろいろあった先週。金曜は女子医大から直接新潟入り。

この日の晩飯はサッパリしたものが欲しくて、蕎麦屋「大はし」で蕎麦の2種盛りにサクラエビのかき揚げ。黒くて太い平たい、弾力のある蕎麦と、やや白く細い蕎麦の2種を、コクのあるツユで。蕎麦粉の匂いが噛むたびに広がる。エビもサクサクで、最後の蕎麦湯まで満足。

この日の夜は本当に肌寒く、長袖のシャツの上にジャケットを羽織っても涼しかった。新潟には異常低温注意報が出ていた。

 

土曜はピーカンも、日差しの割には涼しい。あと2週、スプリンターズSの頃にはさらに下がっているのだろう。

新潟競馬場、今日は新潟市内の名物テント。イタリアン焼きそばなるものを食したが、まあC級グルメとしてはありだと思うが・・・・。

この日の競馬はまるでダメ。3Rも3連複では全く迫力なし。7Rから10Rまで馬連万馬券が4鞍続いたが、こんな日はあまり記憶にない。1日通算では新潟で5本の馬連万券。穴馬は勝っていても相手はずしたり、まるで買えない馬に来られたり、本当にざまあない。あまり悔しがるような局面もなかったが、新潟10R、シンボリディスコに◎を打つ勇気があれば・・・。追い込み馬にはなかなか打ちづらい。無難にケイアイウィルゴー◎で失敗。3着まで01差だった。

競馬場で聞いた話。スーパー未勝利に芝が少ないこと、それも芝の短距離戦が皆無に等しいことに、厩舎関係から不満の声が上がっているそうだ。ダートにやや偏っている理由は、おそらく芝に見切りをつけたい馬が多いからということなのだろうが、以前にも指摘したようにもう少しバラエティを付けてもいいとは思う。

阪神は野芝の開催。詳しくは書かないが、よく見るとやはりオーバーシード開催とは違いが出ていて(その違いが出るということが)面白い。野芝もオーバーシードも一緒だという見解は全く理解できない。

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2014年9月19日 (金)

9月14日・日曜

週末が来てしまう前に何とか先週の諸々を。

3歳未勝利戦がスーパー未勝利に。出走優先順位が「地方を含む出走回数が少ない馬」「中央での前走着順が5着以内の馬」の順となっているから、人気が前走着順の良い馬の方に偏りがちになる。

これまでの未勝利戦では、前走からレース設定を激変させた馬が穴を出していたが、今はキャリアの少ない馬からしか波乱の目が出ないし、その馬を捕まえるのは、以前の未勝利戦の穴馬探しより難しい。

◆日曜は東京競馬場。まともに本線で獲れたのは新潟8RとセントウルSくらいのもので、惨敗。ちょっとしたトラブルにも見舞われて、前日後半からの悪い流れがそのまま続いてしまった感じ。

 セントウルSは本命リトルゲルダがハクサンムーンをねじ伏せる形。ただこれで仕事は終わった感も。本番はどうか?ハクサンが順当に良化してきそう。マヤノリュウジンは去年、単勝100倍を超える人気薄だった時に▲を打ち、良い思いをさせてもらったが、今年はソコソコ人気になりそうであまり妙味はないだろう。

 オータムHのエキストラエンドは直線入って今度はやったと思ったが、そこからズルズル後退。あまりにも下がり方が急で、負けるにしても酷過ぎるブービー、ちょっと分からない。この兄たちに出ていた精神面のスランプに陥ってしまったか。となると長くなりそうだが・・・・。

◆スランプといえば、スランプの多くはたぶん、過去の成功体験に引きずられる部分も大きいんだろう。目の前の事象は変わっているのに、過去の成功パターンをなぞることで脱却しようと試みて、全く的が外れている、ということ。

◆カジノは当面、外国人だけに限定されるようだが・・・。個人的にはカジノ解禁には反対なので、本当にそうなら何もいうことはないのだが。

◆競馬に国境はあるべきでしょ。あるからこそ面白い。

◆最後にお知らせ。105日にニコ生で、おなじみ今井りかさん、安藤勝己さん、もしかすると飛び入りゲストの●●さんと共に「競馬ラボプレゼンツ・凱旋門賞不完全実況中継」をやることになりました。

22時スタートで、終了はレース時刻のズレによって変更。現地の高橋章夫カメラマン、もしかしたら某氏とも電話をつなぎ、現地の盛り上がりと興奮、レース直後の模様をお伝えします。前情報も満載。番組ページなどは後日。

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2014年9月17日 (水)

9月9日から13日まで

 佐藤哲三騎手引退。好きなタイプの騎手がまた1人ステッキを置いた。個人的に一番の思い出に残るレースは、タップダンスシチーで逃げ切った道悪のジャパンC。引退のコメントは記憶に残るカッコ良さ。元気なまま乗り続けていたら、少しは今の競馬の景色は変わっていた可能性はある。

 凱旋門賞を巡って心配なニュース。航空会社のストにより、日本馬がフランスへ直行できず、オランダで降りて陸路を8時間かけて輸送されることになったとのこと。聞いたところでは悪路の箇所もあるようだが、コンディションが崩れないことを願うのみ。まだ時間はあるので問題ないとは思うが、調教のメニューは変えないとならないだろう。

 当初から出走に消極的だったオーストラリアやザグレイギャツビーはやはり回避。

 先週のことを忘れないうちに。

9日火曜は目の検診で原宿へ。デング熱の消毒対象となった公園の、外辺近くに駅があるのだが、駅のホームでギャルっぽい女子高校生らしき子たちが「ここで蚊が飛んでたらウケるー」と言っているのを聞いてニヤつく。「デングる」とも言っていた。

11日は午前中に某所でさるミーティング、午後は無料でできる府中市の健康診断を受診。

12日は午後に新潟へ移動。先日書いたように、新幹線車窓からスーパーセルのような、竜巻のような積乱雲を発見。ホテルに入ってローカルニュースを見たら、それ以外に竜巻きが観測され、しかも注意報まで出ていた。

 この日はラジオ日本アナウンサー陣と夕食を共に。おばんざいの店「遮二無二」でいつもよりやや上品な?感じのメニュー。美味。夜は冷えた。深夜0時頃は強い雨。

◆朝のうちは日差しも強め、日なたでは暑いくらい。新潟競馬場アイビススタンド2F「ザボン」のソフトクリームは、濃厚でかなりウマい。競馬場で食べられるソフトクリームでは札幌が突出していたが、初めて2位と断言できるレベルのものが出た。

◆この日、障害未勝利戦、最終障害を目の前で見ていた。ウイングラビティが1周目のこの地点で着地に失敗、横転。すぐに起きたので大丈夫かと思っていたが、前脚が向いてはいけない方向へ向いていた。歩けず。しかしほどなく2周目となる他馬が来てしまう。衝突を避ける意味で、係員が痛みで動こうとしない馬を無理やり押して外ラチ沿いへ押し遣る。レースをよそにそこだけ時間が止まったような空虚な感じ。ポカンとただ見つめるしかない。レースは成立、馬運車が来るも、やはり乗り込むことができない。仕方なく幕が張られて、その中で措置が取られた。幕の中で、馬が倒れたことが誰にも分かる地響きがした。競馬の悲しい現実の側面の1つ。

思えば、新潟のこの地点で、大江原騎手の酷い落馬や、先日の熊沢騎手の落馬、そしてそれ以外にも故障したシーンを1回目にしている、私が何か悪いものを持っているのかと思ってしまう。もう最終障害の前に行ってレースを見るのはやめることにした。

◆この日の午後は、前にも書いたように突然の暴風雨。放送席は雨が吹き込み、技術スタッフが機材にビニールシートを張るなどてんやわんや。気温も下がり、長袖1枚では寒くて辛い。黒宮アナが気を利かせて、場内のコンビニでビニール合羽を人数分買いこんできてくれた。これでかなり助かった。放送席の温度計はなんと16度を指していた。

◆帰りは万代口で改札が詰まるトラブル。ホームにある立ち食いソバのスタンドで温まろうと思ったら、休業時間帯にぶつかる。その他小さなトラブルがあって、結局コンビニで冷たいおにぎりを買って車内で食べるしかないという状態に。プチ不幸。

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2014年9月14日 (日)

土曜の競馬から取り急ぎ

◆金曜、新潟へ向かう新幹線。燕三条手前あたりで、海の上とおぼしき方向に巨大なスーパーセル発見、あるいは竜巻きかと。車内ちょっとした騒ぎ、みんな携帯取りだして窓から撮影。私も撮影、でも上げ方が分からない。やるつもりもあまりないけど。

◆今日土曜、とにかく新潟寒かった。9Rは直線でかなり強い逆風、10Rは雨凄かったが無風、11R、12Rは雨上がって無風。

11Rは時計3つ掛かるくらいの真の道悪。12R、ダートは直線だけ蹄跡に水が溜まるも、ゴール板過ぎたあたりからは直線入るまではスルスルと水が消える!!たった1時間くらい雨が止んだだけで恐ろしい水捌け。新潟ダートの水捌けは本当にスゴイ。多少降っても良馬場と時計が変わらないのが特徴なのがそれを裏付ける。前にも書いたけれどこれは驚くほど。

帰り、阿賀野川付近で虹2本。

◆シーザムーン故障。個人的にはとても残念。

◆13日、月刊競馬最強の法則発売されました。まだ読んでない。サラブレも発売。こちらにも少し書きました。

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2014年9月11日 (木)

9月7日・日曜の競馬

 あくまで東京の、それも私の周囲に限ったことではあるが、今年は残暑らしい残暑がほとんどなく、いきなり秋が来た感じ。そのためか、ツクツクホウシの声を少しの間しか耳にしなかった。先日、所用があって原宿に行った時は、東郷神社の木立からまだアブラゼミの声が聞こえてきたので、一概には言えないけれど、多摩地区は本当に涼しい。

 さて前回、96日土曜の競馬で書き忘れていたことを3つ。1つは5Rの新馬戦での、ストリートキャップが勝ち上がった時の、一部から沸き起こった歓声。(たしか)JRA唯一の「母の父オグリキャップ」。まだ白さはあまり感じられないものの、そのオグリも、祖母の父メンデスも芦毛である。真っ白になるメンデスより、灰色のオグリになっていきそうな感じ。見た目の体型は、父ゴールドアリュールよりはオグリに似た胴の詰まった弾丸タイプに見受けられた。どこまで出世するか。

 そして札幌2歳S。メルマガはじめ、いろいろなところに書いたように一番強いと思っていたものの、鞍上などもあって消極的?本命だったミュゼエイリアン、負けてなお強しだった。これは本物。勝ったブライトエンブレムも相当の器だが、ミュゼも楽しみだ。おそらく、田辺騎手は、前走東京で勝った時点で、次走もブライトを依頼されて先約で引き受けていたということなのだろう。ミッキーユニヴァースはそこまで推される理由が分からなかった。新馬戦を逃げ切った馬は、次が重賞の場合は疑ってみた方がいい。

 新潟では次開催の直線競馬はすべて日曜に組まれている。よって目の前で直線競馬を見られるのは、この土曜10Rが今年は最後となる。気がついたのは翌日。もっとジックリ見ておくんだった。

 日曜は東京競馬場。小倉7Rチュウワストライクの複勝は取り応えのあるオッズだったが、それ以外は一進一退。札幌最終はマルチにしておけば・・・。サンバビーンの前走を、当時のメルマガで高レベルレースのランクAとしたのに、減量3キロ減での数字だったことが気になってアタマなしの買い方をしてしまう・・・・。

 小倉2歳Sはレオパルディナを軽く見て△程度にしていたので、どのみちどうにもならなかったが、オーミアリスを軽く見過ぎていた。反省。

 しかしこの日はなんといっても新潟記念。とにかくクランモンタナがどんなレースをしてくれるかだけが楽しみだった。実はこの馬には、デビュー前から偶然の出会いをきっかけに少々縁があって(詳しくは書かないけれど)、とある方からいろいろ相談を受けて、アドバイスというとおこがましいが、折に触れ意見を伝え続けて、一歩一歩歩みを見守っていた馬なのである。ゴール前の差し返しにはアツくなった。よく頑張った。

 マーティンボロというか、ローウィラーの御法についていろいろ言われているけれど、旧ルールなら間違いなくアウト、今のルールならセーフといったところ。旧ルールでセーフにしたのなら問題にするけれど、だから特に思うところはない。ただ、賞金の高いところでの「ヤリ得」、とくに外国人騎手がこれをやる心配は当初から言われていた。それが良い悪いではなくて、外国人の考え方はそういうものだ。ただこれで、来年はおそらく日本では短期免許では騎乗できないはず(未確認)。

 フサイチコンコルド死去。場内FMの仕事が軌道に乗り始めて、府中に引っ越してきた年のダービー馬。あまり思い出はないけれど、もっとレースを見たい馬の1頭ではあった。まさにダービーを勝つために生まれてきた馬だったと思う。

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2014年9月10日 (水)

9月6日 土曜

「よく、あの段階で阪神見切りましたね」と知人の、とある阪神ファンからメールが送られてきた。こちとら何十年阪神を、いや野球を見続けてきていると思ってるの(笑)。年間の勝負の分水嶺となる一戦や、「この負け方は糸が切れる」という決定的なものであるかどうか、長く見続けている目には実にハッキリと見えてくる。その試合に負ければ終わり、ということ。その決定的な潮目が8月下旬のあの試合だったわけで。

 そもそも、これも前にも書いたけれど、阪神は地に足の着いた勝ち方はほとんどできていなかったシーズン。一度も優勝を「本気で」期待したことはなかった。何度でも書くが、去年より成績そのものはずっと低いのである。来季は高代コーチ以外は総入れ替えで。

 それにしても、先日横浜戦のラジオ解説をしていた赤星氏の、次から次へ出てくる和田采配批判は痛快だった。

 

 以前に「阪神のことを書くのは、今年はこれで最後」とか書いていた筆先も乾かぬうちに・・・こんなことを書いているようでは(苦笑)。

 95日金曜。どんよりと曇った新潟はかなり涼しかった。この日はいつぞやの「鯛家」で鯛飯むすび、蟹味噌の甲羅焼、刺身で軽く済ませて、ラーメン屋「無尽蔵」へ場所を移して、締めの白ゴマつけ麺。野菜豊富でヘルシー。

 6日土曜。先週から比べると午前中の競馬場は閑散としていた。来る途中に聞いていたラジオでは、県内の多くの小中学校がこの日運動会と伝えていたが、その影響もあるのだろうか?確かに午後は活気が戻ってきていたが・・。

 新潟競馬場では、その日の特別戦のレース名となっている県内の土地の名産をテントで出張販売している。この日はメインレースが長岡Sということで、長岡名物という「洋風かつ丼」を販売していた。越後もち豚の薄切りトンカツに、ケチャップとビネガーと思われる調味料で、酸っぱめに味付けされたトロみのタレをかけてあるだけというシンプルなもの。これがクセになるおいしさ。

ケンミンショーの丼物の部で1位となったことがあるという宣伝文句、最初のひと口ふた口は「それほどのもの?」と思ったけれど、途中から次第にウマさが広がってきて、終わってみればアッと言う間に完食という代物。納得。

 午前中、スタンド前で千鳥がロケをやっていた。競馬場の達人?映り込んでいたらごめんなさい。

新潟の芝は全体的に短い。先週よりもさらに幾分短くなり、大外まで刈りこまれているのが目に付いたこと。

 

 新潟3R、ファンファーレが鳴りだしたと思ったら突然音が止まり、またアタマからやり直すという珍事件。記憶にはない。

 

 馬券は良いところまで行って返り討ちに遭うことが続き、「ヤバい!」という感じだったが、札幌10Rの摩周湖特別が大本線、そして小倉メインもほぼ印順の上位で決まってまとめ取り。これでかなり取り返したが・・・新潟最終、自信のあったフレンチフェローが惜しい4着で利益が激減。

 

この日も帰りは新潟駅南口の回転鮨「海鮮家」。次週からラジオが午後後半となり帰りが遅くなるため、今年はここに寄れるのはこの日が最後。フナベタ、ノドグロ、ホウボウといったご当地ネタと、個人的に一番好きなネタであるコハダを詰め込んで帰京の途に就いた。

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2014年9月 5日 (金)

8月31日・日曜の競馬

 トウケイヘイローが重度の屈腱炎。復帰時期は未定とのこと。残念。このところ抑えが利かなくなってきていて、札幌記念もかなりのペースで飛ばしていたから、脚が耐えられなかったのかもしれない。

 今日(木曜夕方)参ったのは小倉2歳Sの確定。本命でブラッククローバー、対抗シゲルチャグチャグで共同通信など2か所に一度出稿していたので、3頭の抽選除外にこの2頭がハマってしまうとは・・・。慌てて書き直す。

 

それにしても分からないのは(競馬マスコミの端くれにいて分からないというのも情けない話だが、現場の人じゃないから仕方ない)、札幌2歳Sのミュゼエイリアンが藤岡康に替わること・・・・。しかも直前輸送・・・。今回の顔ぶれなら一番強いと思うのだけど、頭を悩ませるファクターが増えた。

先週日曜の競馬。この日は私のサイトの会員さんを招いての東京競馬場オフ会。集合時間直後の小倉6R、配信もしていたが、○アイファーマシェリ、◎エイコーンウィル、★オーミバンビーナでいきなり大盛り上がり。いやあこの日は運が向いていた。

新潟8Rもこの日一番信頼した◎のインストレーションが勝ち切って、穴指名のビックナジョーカーが3着、信濃川特別グレイスフラワー複勝、トドメは朱鷺S。直線で声を合わせてそのままそのままと叫んでバンザイ。キーンランドはかすりもせずだったが新潟2歳も何とか拾えて、楽しいひと時を過ごすことができた。なお朱鷺Sでハナ差2着のコウヨウアレスがもし勝っていたら、会員の某さんがWIN5を的中させていたはずだったことは秘密だ(コウヨウ1着でも120万近い試算だったらしい)。

3日付のサンスポ、田辺騎手の連載コラムで、「あくまで乗っている立場からだが」とことわった上で、芝コースの密度や草丈が開幕週から内外で異なっており、馬場の中ほどが一番密度が濃くて伸びにくいこと、使い込むにつれてインが荒れてきた方が、直線がバラけて不利を受けない競馬、騎手が考える競馬ができることを書いていた。かねてから当方が書いてきたことと同じなので、騎手からこうした声が出てきたのは我が意を得たり、という思い。

JRAは内外均質、いつまでも荒れない芝を理想としているのは知られるけれど、内外が均質なら、コースロスのないインが有利となるから内に殺到し、前が詰まるシーンが出まくるのは自明の理。公平な馬場を作ったのに不利が続出という矛盾となる。もちろん掘れた馬場の補正は安全のために必要だけど、柵移動もやって内を保護していることだし、それに加えてあまりにも綺麗に整えすぎることは、競馬のためになるとは思えない。主観的な物言いだがレースの見た目が豪快な競馬も減って来た気がする。自然の推移が一番。

もし人為的に密度にムラをつけるなら、田辺騎手の指摘とは逆に外目も薄くしてやらないと。外が深いままではなおさら内外の差が出てしまう。ちなみに某調教師によれば、香港の芝は外目の芝目を内とは逆にしてグリップが利くようにして、外伸びが届きにくい不利を軽減しているそうだ(本当かどうかは知らない。あくまでその先生の話)。

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2014年9月 4日 (木)

8月30日・土曜

 朝の連ドラ「花子とアン」もずっと見続けている。昨日3日の放送内容は、まさに今の時勢とシンクロするセリフがポンポン飛び出してなかなか見応えがあった。当時は日本が対外戦争で無敗を続けていた頃だから、戦争へ向かう機運は今よりも遥かに強く、見通しも甘いものがあったはず。さすがに今とは比較にならないが、ただ時代を取り巻く空気には、結構似たところもあったりする。

 ミュゼスルタン骨折はガッカリ。しかし軽度のもので、来年早々に復帰できそうとのこと。

 さて時系列逆になるが先週の競馬。早くも8月も最終週。金曜夕方に新潟入り。改札脇の食堂「四季にいがた」が閉店していたことにビックリ。

 この日は定宿ではなく、単に気分転換でいつもと反対側、南口の某ホテルに投宿。夕食はなじみのない町並みをぶらぶら歩きながら、ピンと来た所に潜りこむ。「きらり」という店。熟慮の上、豊栄産の夏野菜の天麩羅を注文。

とうもろこし、白ナスといったあたりが珍しい。加えてゴーヤ、パプリカ、などのおなじみのネタ。塩で食す。衣が薄く、素材の甘さや苦さを活きていてとても美味。これにしいたけ串ともも肉、ネギ間の焼き鳥とおにぎり、ビールで御馳走さま。

 ホテルで仕事をしながらテレビをつけていたら、新潟のローカル枠の時間で除雪機のCM。なるほど今のうちから、ね。現地の人にしてみれば常識なのだろう。

 もう1つ、このところ毎週金曜、ホテルで楽しみにしているのが夜11時からの教育テレビ「日本サブカルチャー史」。この週は雑誌だったが、前の週の70年代ラジオが懐かしさに涙モノ。

このシリーズの司会は劇作家、エッセイストの宮澤章夫さん。223年前、宮澤さんが演出したシティボーイズの舞台の音楽監督を、私の上司が務めたので、私はアシスタントで四苦八苦していた時期がある。あの頃から宮澤さんの外見がほとんど変わっていないことに驚嘆。懐かしいなあ。本番のジャンジャンでは私はSE出しをやらせてもらった。テレコのボタンをキューに合わせて叩くだけのことにとても緊張したのを思い出す。アタマ出しと叩くテレコを間違えたら舞台台無しだからね・・・。今週はいよいよ80年代に入ってテクノ・ニューウェイヴ。

 土曜、10時前に原稿を仕上げてホテルを飛び出し競馬場へ。車内でPOGの持ち馬グラマラスカーヴ惨敗の報。到着後映像を見る。ウーン、これは過大評価していたか。故障でないのなら単純に弱い。初勝利までには時間がかかりそうだ。落胆。

 

自分の馬券は、馬連を引っ掛けても3連単は飛ばしてしまうケースが多くてジリ貧。最も悶絶したのは小倉最終。オトコギマサムネ(1着)とヴァッフシュテルケの2頭軸マルチ、3番手評価セシリアも3着に入って3連単10万馬券200円分、取ったかも、と思ったが、2頭軸のもう一方ヴァッフがクビハナ競り負け・・・。ヴァッフがお母さんイサミサクラの半分くらい走れれば・・・。傷口が広がった。

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