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2014年12月

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2014年12月31日 (水)

12月28日以降

 1229日、日曜。東京競馬場。有馬記念当日にしては意外なほど人が少ない。押し詰まっているので帰省した人が多かったり、商売の人もいつも以上に忙しかったりということなのだろう。

馬券は中山の3Rくらいしか収穫がなく、あとは何かが抜けまくる。江坂特別はカンタベリーナイトにも△を打ったのに、サトノレオパードは買えなかった。楽しみだったホープフルSは、タンタアレグリアが全く見せ場なし。中山はむしろ得意と思ったんだけど、これまでが直線の長いところばかりだったので対応できなかった感。ティルナノーグはおそらく中山への適性がなく消しというのは正しかったが、これまた不安視して消したシャイニングレイに勝たれてしまう。

残念だったのはマサハヤドリーム。終始シンガリからグイグイ伸びたが、レース後のコメントで「流れに乗ってレースができました」というのはちょっと分からない。流れに乗るという意味の解釈が、騎手とこちらでは全く違うのだろうか。コメートやエニグマバリエートの位置に居た騎手が言うならよく分かるのだけど。

某競馬ライターいわく「炭酸の抜けたコーラのような」という有馬記念は、もうさんざん書いたので、細かくは繰り返さない。ただ何度でも書くが、とにかく有馬記念ほどのレースなら、もっとどの馬も勝ちにいく、肉を切らせて骨を立つようなスゴイ競馬をしてほしかった。TTGを筆頭に昔の痺れるようなグランプリをたくさん見ている身としては、どうしてもその感が拭えない。

ジャスタウェイの位置取りはただただ残念だが、福永らしいといえばいつもの福永。物理的に不可能な位置で終わる。エピファネイアの川田は、ジャパンCのVTRをどれだけ見ていたのだろうか?あるいは見てないのだろうか?同じような番手で競馬をしても、動かし方はスミヨンとは全く違った。

ラストインパクトは内にこだわりすぎたか。前も詰まってしまい、持ち出せなかった。フェノーメノは、秋3戦を見るとコースどうこうよりコンディションに不備があるとしか思えない。ワンアンドオンリーが3角で失速していった理由は分からない。

 収穫は内枠有利が今年も続いたことと、競馬JAPANなどでキーホース推奨したトゥザワールドの健闘のみ。

 気が収まらないまま迎えた今年中央競馬最後のレース、ファイナルS。半分ヤケ?で大勝負。敬愛するケン・ワタナベ先生(「3連単論」よろしく)の戦法に倣い、本命コーリンベリーと穴馬推奨したキズナで爆弾フォーメーションを組み、さらに保険で★シンボリエンパイアからの1頭軸マルチなど。ひとレースの投下としてはいつもの3倍近い額を突っ込んで、さあレース。

ほぼ思い通りになりそうな直線、コーリンの勝利は決定、2番手は人気薄から注目馬としたニシケンモノノフが伸び、あとはキズマの粘りを応援したが、最後に一杯、内からシンボリ、外から人気のキョウワダッフィーが伸びる。並んでのゴール。キョウワだと激安になってしまう。長い写真判定、ハラハラしたが、なんとかシンボリが粘ってくれて、重ね取りの大ラッキー。馬連もけっこうついた。最後の最後に幸運の女神が救ってくれて、一気に大逆転、久々の大きなプラス。終わり良ければすべてよし、馬券上は気持ちよく2014年を締めくくることができた。

 凍える寒い雨が降りそぼった29日は、久々にゆっくり寝て9時頃に起床。仕事部屋の大掃除を一気に済ませて、お通夜に。元JRAの獣医で、競馬ラボのコラム執筆陣の一員でもあった山本剛先生が先日亡くなられたのだ。若かりし頃にシンザンを担当したことでも知られている。

私は確か2度ほどお目にかかってお話を伺う機会があり、とくに初対面の時はかなり質問攻めにしてしまった。実は私の馬のフィジカル面についての知識は、昔場内FMでお世話になった獣医の永田雄三先生と、山本先生から教えていただいたことがほとんどなのだ。心よりご冥福を祈らせていただく。

帰宅してからは準備をして30日朝から慌ただしく帰省。共に80代に入った老父母の無事を確認し、バタバタと日帰り。しかし帰りの中央線が人身事故で大混乱、大回りで予定より1時間半遅れて、帰宅は9時近くなってしまった。

最後の最後に心乱されたというか、悪意に怒りを覚える大みそかとなってしまったが、そもそも2014年を振り返ると良いことは何1つなかった。2月に喜びが少しあったくらいで、特に7月以降は常に健康不安との戦いで病院通いが続く。検査しては治療の繰り返しでいい加減疲れてしまったが、まあなんとか無事に年が越せそうなだけでもよしとすべきか。これくらいで良いことがなかったとか書くと、大病を患った人とか、身内に不幸があった人とかに怒られてしまいそうなので、それを思えば贅沢は言えない。ただ、ここ数年で一番悪い年だったことには違いない。

ともあれ、今年も1年お読みいただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。

 

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2014年12月31日 (水)

年の最後にこんなことを書きたくはないが

ツイッターでとんでもないことが書かれているという連絡が来て、目を疑った。

marumaru1122とかいう人のツイート。

安藤さんのツイッターに向かって、

「予想家の水上学さんが、ジェンティルドンナの有馬勝利はJRAの意向をくんだ八百長だったと言うような趣旨でブログに書いていましたが、中央競馬の大レースで八百長とか本当に可能なのでしょうか?」

と書いているのだ。

私が一体どこに先日の有馬を八百長だと書いたと言うのか?

私の書いたことに対し悪意をもって解釈するのは勝手だが、こういうツイートをして嘘を捏造し、拡散する人間は絶対に認めない。もし何か私の仕事上でこの書き込みを理由とした弊害が起きれば、然るべき措置をこの人に対して取らせてもらう可能性もある。

私は、スローすぎて有馬記念としての価値が低いということと、敢闘精神の薄い騎手たちに対しての苦言は意図して書いたが、レース自体を八百長と書いてないことは見れば分かるだろう。

ジェンティルドンナのファンが怒り心頭に発した可能性も少しはあるし、そう言う人が私の記事を見て切れてしまう気持ちも分からないではないが、だからといってやっていいことと悪いことがある。ツイッターの弊害がモロに出ている。こんなウソを広められてはたまったもんではない。

それ以前にそもそも、「レースの時計的価値が低いと指摘すること」が「ジェンティルドンナを蔑むこととイコールになる」という発想自体が理解できない。私が無印にして外れたことは予想者として責められて然るべきだと思うが、それとこれとは話の次元が違う。。

今回の有馬記念がジェンティルドンナにとっておあつらえ向きの展開になって、それが最大の勝因になったことと、今年に入ってからの能力が衰えてきていたことも(数字上からは)事実。競馬というものはいろいろなファクターがあって、そのうちのいくつかが向けば、不利な状況の馬にだって勝利が転がり込んでくるものであり、ジェンティルドンナにはそれを引き寄せる運と、持ち前の器用さがあったということだ。レースの価値が低いとは書いたが、ジェンティルドンナに価値がないとは書いてない。これを同じだと判断する人にはもう何もいうことはない。

スローペースのレースだって山ほどあるが、GⅠの最高峰クラスのグランプリで、これだけのメンバーが揃ったレースで、スリリングな「斬り合い」を見たかった、痺れるレースを見たかったというのは当たり前の話で、誰が何と言おうと今年の有馬記念にはその種の感動はなかった。ただ名牝が復活(というか今年のこれまで通りの走りをした)し、花道を飾ったということ以外に、見るべきところは何もない。

これを八百長という意味で書いていると解釈している人間は、失礼ながら読解力に問題があると言わざるを得ない。

これを機会にエゴサーチしてみたが、予想TVでの私の発言「フェイムゲームを出した方がいい」への非難も多かった。これについては、その時点では恥ずかしながら私はジェンティルドンナでは勝負にならないと思っていたわけで、ならば同じクラブの馬で、けっこう多くの人が穴馬候補として注目していたフェイムゲームを出した方が面白いということを言っただけで(1か月以上も前からずっとフェイムゲームに出てほしいという記事はいろいろなところで書いてきた)、別にジェンティルドンナ自体を否定するものではない。同じクラブの馬だからジェンティルを引き合いに出しただけだ。もちろんジェンティルの会員さんたちが見たら、カチンと来る気持ちは分かるけれど。

また、marumaru2112氏には、ツイッターの持つ意味と恐ろしさについて、慎重に考え直してほしい。そして自分がそれを扱うにふさわしい人間かどうかも、再考していただきたいものだ。

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2014年12月31日 (水)

12月26日金曜と27日土曜

まずは遅くなってしまいましたが、26日金曜のニコ生に多数のご来場ありがとうございました。リアルタイムでご視聴下さった方々が約3万8000、タイムシフトの方を入れると、おそらくは目標の4万超えになったかと思います。しかも今回はいつもを上回る多数の書き込みをしてもらいました。感謝感謝です。

ただ多数のゲストを回さなければならない上に、意外なといっては失礼ですが貴重なツッコミ所となったミス東スポ2014の皆さんの健闘もあって、書き込みにリアクションする時間がほとんどとれなかったのは反省点でした。

来年もニコ生特番が継続することがあれば、またよろしくお願い致します。いやあ、現場は本当に楽しかった!初参加&初対面の安田美沙子さん、実物はさらにお美しく・・・。今井さんといい、人妻になると1つ美しさのステージが上がりますな。

そのあとの清水成駿さんと柏木集保さんの対談も、去年なかなか反響が大きかったもので、今年もダイジェスト版を本編のあとに放送した。フルバージョンは競馬JAPANのサイトから視聴できます。

ご覧になった方はお分かりだと思いますが、柏木さんの「で・・・日本の馬が凱旋門賞勝ったからって、結局何なの?何かいいことあるの?」は、思わず動きを止められてしまうような、急所を突いた名言だった。もちろん見ている人それぞれによって考え方は違うのでいろいろあっていいのだけど、柏木さんほどの地位の人がこれだけ思い切ったことを言うのは、なかなか貴重だと思う。

帰宅して予想原稿、就寝は3時前。

27日土曜は、睡眠時間4時間で起きて原稿書きのあと中山へ。今週もスイーツフェアでゼニスへ、今度はプリンロール。

JRAは今年、競馬女子の企画で若い女性ファンの取り込みに頑張ってきたが、女子を意識するなら競馬場の食環境を変えることは最も大切だ。あとは女性専用シート(あるのかもしれないけど)も必需。

この日の中山競馬場は土曜としてはかなりの混雑。朝PATで買っておいた中山1R、配信した◎マコトカンパネッロが一瞬にして差して後続を突き離す快勝!3連単は逃したが、馬連で70倍近く付けば十分!とりあえずこれで土曜の馬券資金は十分できた。

・・・といい気になるとそのあと転落していくのはバクチの定石。ラジオ解説最初の7Rこそ、穴馬として強調したハタノヴォラーレのおかげで3連複を拾ったが、8Rは本命サーランスロットが3着に粘ってくれたのに2着馬がヌケ、9Rは安直にアルマクレヨンと心中してしまって、せっかく印上位が上に固まってくれたのに何も取れず。11Rは3連単取れたが安く、楽しみにしていた阪神カップに結構入れてかすりもせず。中山最終が安いながらも本線でやや盛り返したが、朝の儲けは半減のやや下くらいまで目減りしてしまった・・・。

 終了して今年最後の競馬予想TV。お台場はめちゃくちゃ寒かった。小林さんがいつもより早く到着して驚かれる(笑)。たくみさんはなぜかワンピース(アニメね)にいれこんでいて、出演者の誰も見ていないと知るや呆れてみんなを罵り始めた(苦笑)。明かせる裏話はこの程度で。

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2014年12月29日 (月)

有馬記念終了

 現在2823時。とりあえず2014年の中央競馬でいろいろ格闘してきた皆さん、ひとまずお疲れさまでした。東京大賞典があるという方はもうひと頑張りしてください。

 まあ28日まで競馬があると本当にキツい(笑)。

 それにしても有馬記念、まさかまさかのジェンティルドンナ勝利とは・・・。結果を分かってからでも買えない。諦めはつく。完敗、脱帽。

 

負け惜しみではないけれど、もやっとしたことが2つ。

まずは、いくらスローでもグッドラックHより15も遅いのはさすがにマズいでしょ。前半スローでも後半に入っても何にも動いて行かないんだから、見ててスリルも興奮も全くなし。

 ちなみに過去30年さかのぼって、良馬場時の遅い方から3番目。ただワーストがグラスワンダーの2回目の99年、ブービーがオルフェーヴルの1回目の2011年だから、単に遅いから凡戦というものでもないのだけど、ただ99年はラストからの7Fに13秒台のラップはゼロ(前半が超ウルトラスローだった分、後半は息もつかせぬ展開になった)、また11年はラスト5Fに12秒0より遅かったラップが1回もない。

今年はテンの900m通過が11年とほぼ同じ。そこから2F区間の緩みは確かに11年の方がやや大きかったことがあるとはいえ、ラスト5Fが2011年が57秒9に対し今年は59秒3だった。

 まあ細かいラップなんてものにはあまり関心がないので門外漢のいうことは脇に置くとして、とにかく敢闘精神に欠けるレースだったのは否めないと思う。普通に乗っていたらエピファネイアが勝っていたんじゃないのか?それでも馬券はハズレだけど(笑)。

 

 もう1つは、これはあくまで情緒的なことなので押しつけるつもりはないけど、引退する馬が有馬記念を勝つというのはどうも勝ち逃げというか、来年へ向けてのストーリーが切れてしまうので、個人的にはどうも歓迎できない。確実に来年の競馬において、有馬記念馬というものが1頭分存在しなくなるわけで、大看板が1枚欠けることにもなる。やはり負けて、キチンと禅譲して引退というのが健全な?ストーリーだと思うのだが・・・。

 

 ただ、一般へのアピールが一番強いレースにおいて、女性にとって感情移入し易いスターが勝つというのは、ライトファンの関心を惹くという意味では、最も都合のよい結果だったのかもしれない。

 

 ドスローになったり、前がポッカリ空いたりと、運を味方につけるのも名馬の条件。ジェンティルドンナを強いとは思ったことはオークスと1回目のJC以外ほとんどなく、実に扱いづらい馬だった(指数派の人たちもいつも全く評価してなかったし)が、言うなれば表面に表れない部分の勝負強さを持った、「不思議な女傑」だった。あくまで字面の実績だけ並べれば、これが日本競馬最強牝馬ということになってしまうんだろうねえ・・・。まあこういうこと書くと、また巨大掲示板やらツイッターやらでここぞとばかりに湧いて来る人たちが出てくるんだろうけど(苦笑)。

土曜日曜の競馬のもろもろは改めて。なお突然?来場した長嶋さんとジェンティルドンナ、誕生日が一緒だったとは・・・。

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2014年12月25日 (木)

最近読んだ本

有馬記念の公開抽選。人気馬の多くが外枠に回るという巡り合わせ。また内枠が絶対に欲しい逃げ馬ヴィルシーナ、そしてトーセンラーは最高の枠を引いた。

意外と淡々と進み、懸念された陣営間の駆け引きが出る間もない感じ。指名されてから枠を決めるまでの間に、もう少しもったいをつけるとか、陣営で相談するとかあるのかと思っていたが、その辺も全く見られなかった。やや拍子抜け。

ともあれ、面白い枠の振り分けにはなった。皆さま良いグランプリを。

今回はこのところ読んだ本から2冊紹介。

競馬関係からは、年末恒例、樋野竜司氏の「政治騎手名鑑2015」(ベストセラーズ)。今年のサブタイトルは「~集団的自衛権」。毎年この副題も楽しみだが、見事に世相と競馬界の状況がリンクするワードを毎年選んで来るセンスに脱帽。

そしてこの本を取り上げる時に毎年書くのは、名鑑部分は言うまでもなく、第1章としてその年ごとにタイムリーなテーマで書かれている「ヒノジャーナル」。今年はエージェントに鋭いメスを入れている。この第1章を読むだけでも、1860円払う価値はある。

一貫しているのは、「馬券になる」よりも「カネになる」騎手を見つける姿勢と、どこの誰も気づいていない、気付けない、そして書けないことを、データやレース映像から導き出す分析力。おそらく、日本の誰よりもたくさんのレースを毎週見ている著者だからこそ、為せることだと思う。

http://www.amazon.co.jp/%E9%A6%AC%E5%88%B8%E8%A1%93%E6%94%BF%E6%B2%BB%E9%A8%8E%E6%89%8B%E5%90%8D%E9%91%912015-%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9-%E6%A8%8B%E9%87%8E-%E7%AB%9C%E5%8F%B8-%E6%94%BF%E6%B2%BB%E9%A8%8E%E6%89%8BWEB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0/dp/4584136076

音楽関係からは、Pヴァインから出た「つながった世界―僕のじゃがたら物語」。じゃがたらのギタリストだったOTOが書いた随想だ。正直、じゃがたらファンだった人しか楽しめない本である。

彼が音楽の世界から離れたことは知っていたので、今この種の本が突然出たことには少なからず驚いた。

自分の半生やじゃがたらについて、OTOがここまで語るのは初めてだと思う。取材をきっかけに親しくしてもらって(私のルーツと同じ富山出身でもあった)、自宅に呼ばれて長々語り合ったこともあるのだが、私も知らない話が結構出てきた。

じゃがたらが江戸アケミこと江戸正孝をはじめ、メンバー3人が立て続けに急逝したことでバンド自体が凍結されてからは会う機会もなくなり、私も業界から足を洗ってしまったので、今彼がどんな暮らしをしているのかは知らなかったが、九州で自給自足の生活に入っていたとは。ただ、当時から語っていたことを考えると、収まるところに収まったという感じもする。

じゃがたらファンの中では正直、毀誉褒貶激しい人であるけれど、純朴で、目の前のことにノメり込むタイプのOTOらしい生き方が貫かれていたことと、今が幸せそうであることが知れて、なんとなく安心した。

ロック、いや広い意味でのポップミュージックの力が最も強かったのは70年代であり、それがどんどん分化していって面白くもスリリングな展開を見せていのが80年代だったと思うのだが、あの時代に日本で経済的に恵まれずとも、インパクトある音楽を作り続けていた人たちは今どうしているのか、とても気になる。多くは今60代半ばから50代半ばといったところ。元気な人はどれくらいいるのか。

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2014年12月25日 (木)

12月21日・日曜

インドで、線路に転落して感電し、気を失った仲間を何度も水に漬けたり叩いたりして正気を取り戻させて助けた奇特なサルの映像がニュースとして流れていた。

しかしサルの研究では世界一の京都大学霊長類研究所の教授の見解では、むしろ逆で、気を失ったサル>助けたサルの主従関係があり、気を失った身分が上のサルに、ここぞとばかり攻撃を加えていたというのが真相で、目を覚ましたあとに毛繕いなどをしてやっていたのは、それまで攻撃を与えていたことを取り繕うために、ゴマをする行為であると断じていた。

もちろん研究所とはいえ、サルに訊いたわけではないのだが、まあ世界に冠たる機関の研究家のいうことなのだからたぶん真実なのだろう。つまりエジソンの「98%の努力と2%のひらめき」のように、全く逆の意味として一般に広まってしまったわけだけど、真実というのはえてして身も蓋もないというのはよくあることだ。

東京駅の記念SUICA騒動。駅員を吊るしあげる態度に対し、あさましいとか、日本人のモラルも地に堕ちたと嘆くむきもあるようだが、配慮の無さや甘い見積もりを許さない態度自体はむしろ日本人らしさとも言える感も。ただ、どうでもいい問題ではあり、「日本は平和だなあ」という嘆息しか漏れないけど。

21日・日曜はいつものように東京競馬場。午前の勝負に指定した中山4R、土曜のボロボロぶりから3連単買えず、しかし馬連、ワイド2点取りと3連複重ね取りで中途半端に天国へ。

だがその後は地獄に落ちる。とくに阪神のベテルギウスSでドコフクカゼを信じすぎて、1,2着に入れた3連単しか買わず、トウショウやマルカの1着付けもあるのに取り逃がしたこと。3連単はともかく馬連でドコフクカゼが消えた場合の馬券をフォローしていなかったこと。これで馬連104倍、痛すぎた。ここから加速度付けて転がり落ちて行った。

朝日杯は本命ダノンプラチナ当然の快勝も、アルマワイオリが買えず。デイリー杯であそこまで掛かっていたら、さらにスローの折り合い合戦になりそうな今回は用無しと決めつけてしまった。もっとも、朝日杯はまだ根拠があってのハズシだから諦めも付く。最低なのはこの日の予算を使いはたして阪神12Rが買えず、同行者に予想だけ吹聴したらスッポリ入って大荒れになった馬券をみすみす逃したこと。情けないことこの上ない。

自分の失態はこれくらいにして、朝日杯は時計の内容だけ見れば、牡馬であることを踏まえるとレベルは低い。馬場差を考えても、レースの質として阪神JFに見劣った。もっともダノンはベゴニアで裏付けがあるので特に評価は下がらないが、それ以外の馬からは、あまり将来性を感じられなかった。アッシュゴールドはリヤンドファミュのパターン??

阪神4Rのディープフォルツァ、中山9Rのミッキーユニバース(とくにひどかったようだ)と、鼻出血で惨敗する馬が増えてきた。冬場はどうしても多くなってくる。この辺は同一の馬の場合は癖になっている場合もあって、ある程度予測つくケースもあるけれど、そんなのはレアケースだし、出る出ないは運の領分。あとはスタート後の逃避や、それに伴う落馬もなぜか目立った週だった。

中京はやっと掴んできたところで開催終了。3週で場替わりとなる開催は馬券を買う方からしたら本当にやり辛い。

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2014年12月24日 (水)

12月20日・土曜

有馬記念のCMの出広量がスゴイ。今年は60周年で例年以上の広告費予算がついていたと思うが、年内に使いきるためにテレビスポット料金に残りを全部投入したのでは?何にしても結構なことだ。

 今年から改められた出走奨励金制度、ファン投票13位は2000万、45位は1000万、6位から10位は500万が出るだけで貰えるようになった。是非もあるだろうし、今後弊害も出てくるかもしれないが、ただこの制度がなければ今年の陣容はもう少しショボいものになっていたはず。もっとも、それでなくても消耗度の少なさが重要と言われる有馬、さらに引退馬も何頭かいるだけに、本気モードの見極めは難しい一戦である。

 

弊害の方の1つは、フェイムゲーム除外に尽きる。注目していた人も多かったと思うし、出してやりたかった。急に回避する馬が出ればともかく、ファン投票だけでフルゲートを埋めたらセーフだったのに・・・と思うと残念でならない。ニフティのコラムにも書いたけれど、4歳オープン馬のクラス編成替え時に一律賞金半減をするのは、害しかない。賞金3200万を超える馬にとっては降級もできないわけで、ただ重賞への出走機会を狭められるだけで終わってしまうという、何とも不条理な制度。3200万を超える馬には半減措置を取らないように改めるのが最も理に適っていると思うのだが。

先週の競馬。土曜は今にも泣き出しそうな、曇った寒い空の下の中山競馬。しかし人出はけっこうあって、師走らしい混雑。中山大障害効果??10Rあたりまでは小雨が降ったり止んだり、そしてメイン前からは本降りになってきた。

 中山はスイーツフェアが始まった!この日食したのはゼニスのもっちりロール・キャラメルクリーム入り。大満足。とりあえずラスト週もフェアはあるそうで、食環境かなり悪い(自分調べ)の中山だけに、できれば定番の試みにしてほしい。

 

 午後は3場とも雨に祟られた。愛知杯はあんなに堅いとは。本命アイスフォーリス、まさかシンガリ付近からの競馬をするとは思えなかった。スイートサルサやディアデラマドレのような切れる脚が使えない馬なのに、あの位置とは・・・。もっとも、コンディションも良くなかったように見えた。

 中山大障害は、今年は淡々とした内に終わった印象。ただ人気のあるレースで、スタンドの盛り上がりはなかなかのものだった。それにしても、大障害までディープかよ・・・。

 最後に期待した中山最終のシュンドルボンは出遅れで終わる。コテンパンにされて帰宅。冷たい雨。ショボイ。

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2014年12月17日 (水)

12月14日・日曜

今年の流行語やら、変わり羽子板やらを伝えるニュースで、報道アナウンサーが「ダメよ、ダメダメ」を口にするのが何とも笑える。NHKのオッサンアナですら読まされているのだから、これが妙にツボに入る。本番前にこの原稿を渡されて、下読みで上手く言えるように、口調を練習してみたりしたのだろうか・・・・。

 14日の日曜は東京競馬場。自分としては何ともパッとしない1日、ミスばかりの1日だった。中山7Rが▲○◎でハマったくらい。

 中京6R、芝2000mの新馬戦が2126!!目を疑う時計。いくら新馬戦で折り合い重視でもこれはやりすぎだろう。ハロン15秒台なんて馬なり調教やってるんじゃないんだから。おそらく良馬場の芝2000mとしては最遅レースなのでは??

 阪神10Rは、アロヒラニを穴で拾いながらも、勝ったホーカーテンペストが買えず。3番人気とは驚いた。私にはどうやってもこの馬は買えない。勉強不足。

 阪神JF。レッツゴードンキが勝ったと思った所を最後ショウナンアデラにやられた。来年へ向けての成長力という意味では、どの馬も厳しい気がするが、そういう見方を別にして最も印象に残ったのは4着ムーンエクスプレス。陣営が大外枠に対し、やけに意気消沈していたのが少し気になったのだけど、それだけ自信があったのだろう。真ん中から内目の枠に入っていたらこれに勝たれていたかもしれない。

 松山騎手は直線でのムチの使用法に対し制裁金5万円。この糞ルール、戒告だけに済ませるわけにはいかないのか。

アルマオンディーナも、新馬勝ちからの中1週にしては大健闘。キンシャサ産駒だけにこれも成長力に?だが、母方のリボーの底力が侮れない。穴で狙ったスマートプラネットは頑張った。ロカは、出遅れも痛いが、現状は過大評価。

 田辺騎手が発熱で土曜日曜共に乗り替わり。インフルエンザ?今週は元気な姿を見せてほしい。

 厳しい寒さ、北日本では爆弾低気圧による雪害が深刻だが、各所で話題になったのが、もし有馬記念の日が雪で開催できない場合にどうするのか、ということ。競馬法ではJRAは29日以降の開催はできないらしい。確か、以前中山大障害が年をまたいで順延されたことがあったように記憶しているが(調べたら2003年の12月の中山大障害が04年1月に順延)、果たして??おそらく超法規的措置で29日か30日に行うのだとは思うけれど、これだけ気候における以前の常識が通用しなくなってくると、いろいろ変えないといけないことも出てくるように思う。ダート変更してノングレードレースになったら(変更しないだろうけど)、いったいどの馬が一番適性があるのだろう?

 衆院選は期日前投票で済ませた。いろいろ書きたいことはあるけれど、キリがないので・・・。ただ比例復活制度と、小選挙区制度は廃止すべき。

 そして相変わらず池上さんは面白いなあ。安倍首相がメディア弾圧の口上として使う「中立的立場からの報道」糞喰らえと言った気概がいい。中立的報道をことさらに押し付ける裏に何があるかは、誰でも分かることだ。

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2014年12月16日 (火)

12月13日・土曜

13日土曜は中山競馬場。典型的な冬晴れの1日だったが、夕方からの急激な気温の下がり方と風はこの時期らしからぬ変貌ぶりだった。

この日の中山ダート、稍重発表にしては先週より押し並べて時計が掛かっていた。ペースだけの問題ではないケースも多く、不思議な現象。

年末開催だけに、場内ではもう少し何か華やかさというか、食べ物に関するフェアをやってほしい気がする。スイーツフェアのような楽しみが今開催にはない。

ラジオ楽屋前で某氏と立ち話。有馬記念の希望枠ドラフトは厩舎筋でも賛否両論らしいが、どちらかというと戸惑いの声の方が多いようだ。まあ一度やってみてから、拙ければ封印すればいいだけのことだろう。個人的には前にも書いたけれど、話題づくりには面白いかも、といった程度。ファンサービスの本筋にはないとは思うが。

馬券は気持ちがめげることばかり。中山メインのラピスラズリSは目の前で本命スマートオリオンの鞍上が立ち上がるは、出しどころがなくなるは・・・の悲劇を見せつけられる。対抗サクラゴスペルが来ているだけに何とも。内枠だからある程度は覚悟して馬券を買わないといけないが、同じ1枠でもオーシャンSで抜け出してきた時は横山典だった。ゴール板近くで立って見ていたが、三浦への罵声も結構飛んでいて、昔の競馬場の殺伐とした空気を少し感じた。

中山最終も悲惨。全兄弟対決のダイワを◎▲として、○にマイネルイルミナルを挟み、実質3頭立てのようにして買いこみ、直線では完全にできた!と喜びかけたところへ、ノーマークのアンブリッジローズが突っ込んできて奈落の底へ。足取り重くフジテレビへ・・・・ってこれ先週も書いたような。

今日はスタジオの都合とのことで、テレコムセンター駅近くの湾岸スタジオでの収録。国際展示場でりんかい線からゆりかもめへ乗り換えるまでの、ビッグサイトを挟んでの数百メートル、なかなかの人出だった。冷たい海風が吹き、風景は寂寞としているのだが、人出の華やかさと妙なコントラスト。

隣のスタジオではほんまでっかTVを収録していた。マツコデラックスが外へ出てきていたようだが、見逃した。

帰りは、夕方の埼京線のトラブルの影響を引き摺って、帰りの各線のダイヤがまだ乱れていた。それでなくても混み気味の帰りの中央線快速は、忘年会シーズンも相まって通勤ラッシュの様相で、夜11時すぎというのに全く身動きが取れず。いつも以上にグッタリして帰宅。

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2014年12月12日 (金)

12月7日・日曜以降

翌日は東京競馬場。

土曜同様、悔しかったのは予想TVの狙い目に指定した中山7R。せっかく本命のノーブルヴィーナスは、とことん私と馬券の相性の悪い横山典騎手が大外強襲で勝ち切ってくれたのに、相手が共に3列目。最後の最後でアトランタがクビ差されて4着に落ちてしまった。粘ってくれていたら5万近くにはなっていたのだが・・・。流れが悪い。

チャンピオンズCはコパノリッキーが出遅れて予想以上のスローに。前に行った馬たちで決まった。あまり中身に見どころはなかったが、直線の攻防はボーっと観戦している分には面白かった。インカンテーションは外枠なのに挟まれたり寄られたりして位置取りが悪くなり、後方に下がって万事休す。

それにしても、ノーブルの単勝にしても、このレースの3連複にしても、たとえ取りがみでもゼロにならないように何かを拾っておかないといけない。ローマン頭の3連単も買っていたわけだから、3連複でインカンテーションとローマンを1列目におけば、1万ちょっとは取り返せていたわけで・・・。どうも冴えない。

先週の中京ダート1800mにおけるキングカメハメハのすごさはどうだ。GⅠを含め4連勝。去年の年末開催も当該コースで好調だったが、今年はそれを上回る。素直にホッコー◎で行くべきだったか・・・。

このレースが終わってすぐに競馬場を出て、都内某所で行われた清水成駿さんと柏木集保さんの対談の収録に立ち会う。26日配信のニコ生競馬・有馬記念スペシャルの一部。詳しくは後日。今回は大魔神佐々木さん、安田美沙子さん、麒麟の川島さんをスペシャルゲストに迎えて、レギュラーのアンカツさん、高橋章夫さん、東スポ舘林さんももちろん登場。

翌日の新聞を見たら、 某一流騎手がチャンピオンズCについて「あんなにスローになっているとは思わなかった」とコメントしていたが、今の騎手は相対感覚だけでペースを感じている人が大半なのだと改めて知る。福永洋一騎手のような天才(ペースを絶対感覚で狂わずに判断していた)はやはり、それだからこそ天才なのだね。もちろん、武田文吾調教師とのペース判断のための有名な特訓あればこそ、なのだけど。

有馬記念。社台グループの看板馬も次々と参戦を表明してきて、結局は当初よりもメンバーが揃いそう。それは何よりなのだが、当初穴馬として面白いと思っていた複数の馬たちがほとんど除外対象となってしまった。ファン投票制度も、もう少し改善が必要になってきているような気もする。

ドラフト指名枠抽選、なかなか面白いことを仕掛けてきたものだ。有馬記念だからこそ許される(ジャパンCでもアリ)ことであり、他のGⅠでは行うべきではない。ただ、海外では定着せずに結局今は廃止(休止?)されてしまっているだけに、何か不都合や弊害はあるのだろう。その辺もシッカリ検証した上で実施されることを望む。

あとは複数出しする馬主サイドの策略がどう反映されるか。勝たせたい方に有利な枠取りをしてくることも出てくるかもしれないが、それもまた戦略の妙と見るか、あるいは露骨で白けてしまうかは微妙なところもある。

21年ぶりにJRAでの禁止薬物による失格事件。カフェインというオーソドックスな物質によるものだが、経緯も含めて1日も早い究明を。例のトレセン内での傷害(殺人未遂?)事件といい、年末になってキナ臭い出来事が続いているのは残念。

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2014年12月12日 (金)

12月6日・土曜

126日土曜は、8か月ぶりの中山開催。ラジオが午後前半担当へ替わる開催なので、家を8時半に出て向かう。好天にも恵まれ、寒さも少し和らいで、人出はなかなかのものだった。

芝は思っていたほどには時計が掛かっていないが、それでももちろん高速馬場ではなく、内からも外からも来られる。見ていてとても面白い。

話題のグランプリロード(この名称・・・・)、午前中はずっと鈴なりだったが、午後後半になると本馬場入場時はかなり人が減っていた。でも考えてみれば、出て行く時はパドックの延長なので、さほど物珍しさはないが、終わって引き上げて来る時の方が迫力はある。やはり終了後はまたワッと人だかりがしていた。

葉牡丹賞のミュゼエイリアンには心底ガッカリ。まだまだメンタル面が幼いということか。ただあの程度のペースなら、前に行っても押し切って勝ち負けにしてほしかった。

金鯱賞もステイヤーズSもほぼ人気どおりの堅い決着。ただ金鯱賞のクランモンタナが、あんなに後ろから進めたのは意味不明。ステイヤーズSのデスペラードは既報の通り、屈腱炎発症で引退。

悔しかったのは中山12R。この日の予算をやられてしまい、不動の軸馬と思ったケイティープライドからウエスタンメルシー、マイネルアウラート、ゴールドカルラと、どれもつくワイドへ3点流す。結果、ウエスタン、マイネル、ゴールドと入って、ケイティーはアタマアタマ差の5着。3連複570倍、3連単約40万というのだから・・・。 軸馬信ずべし、信ずべからず。負けていたのなら、4頭に絞れた次点で3連複か3連単のボックスに頭が回っても良かったはずだ・・・。

重い足を引き摺りフジテレビへ。中山からは行きやすい。夕方からは身に刺さる寒さ。

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2014年12月 4日 (木)

11月30日・日曜(追記あり)

 ジャパンC当日は、朝のうちはスッキリと晴れ上がったが、昼前から雲が広がり、午後後半は厚い雲が垂れこめた下で行われた。それでも雨が降らなかったのは何より。人出も多く、久々に馬券を買う際に並んだ。

 この日は白菊賞で本命アスカビレンが快勝!馬連164倍とワイド35倍で土曜の憂さを半分は晴らせた。危険だと睨んだエイシンカラットはもっと負けるかと思ったが、4着に粘り込んだのはさすが。と同時に、これを予想TVで狙い目にしなかったことを大後悔。

 肝心のオータムリーフSはサクラレグナム凡走でダメ。

 ベゴニア賞勝ったダノンプラチナは出世しそう。キャピタルSは大本線で馬連15.7倍なら悪くなかった。東京芝はこの日、上がりの掛かるレースが多かった。

 WSJSは来年から札幌で開催、つまりはそれだけ規模を縮小するということなのだろうが、それにしても最終戦が終わった後に優勝者の告知もすぐに為されなかったし、レース前に得点状況で盛り上げる演出もなかった。場内にいた私は、少なくとも見聞きした範囲では、表彰式になるまで優勝者が誰なのか知るすべはなかった。演出方法には改善の余地がたくさんある。

 ジャパンC、今年は海外記者も少なめだった。それでも、第1回から訪れてくれているイギリスの競馬記者、評論家のジョン・マクリリックさんの姿を土曜に見かけた。相変わらずの巨体、調べたら今年74歳。去年はいろいろ裁判沙汰で話題にもなっていたようだが、お元気そうで何より。氏だったらジャパンCの変遷について、どのように語るだろうか。

 本命エピファネイアは、こうしたら勝つと書いてきた通りのレースをして圧勝してくれた。位置を下げようと押さえ付けることの無意味さを立証してくれたスミヨンの好騎乗。最強の法則にも書いたけれど、「前に行かせて折り合わせる」ことをしないと、海外の大レースで日本馬がコンスタントに勝てるようにはなかなかならない。

 シーザリオの良さと、シンボリクリスエスの良さが両方出せたぶっちぎり。来年はこの馬が牽引することになるのか、2月に復活するキズナとはどこで再戦するのか・・。

 ジャパンCのその他のことについては当日夜に書いた通り。ただ1つ、不満があるのは、今年はヘリコプターを直前に上空に飛ばしたこと。どこの社なのか知らないし、もしかしたらJRAが出しているのかもしれないが(そんなことはないと思うが)、他社がやっているならば、これはJRAは絶対に許可すべきではない。それにしても、レース直前の競馬場にヘリを飛ばすという発想は、本当に競馬を愛している人間からは出て来ないと思うのだが。

 京都最終が京阪杯というのはなかなか良い編成。ただし馬券は取れず。もう少し踏み込めればなんとかなったのかもしれないが・・・。

 レース後、意外と有馬記念出走表明をする馬が出てきた。エピファネイアとジェンティルドンナの出走が決定。残念ながらサウンズオブアースは回避決定も、そこそこ役者は揃いそうだ。

(金曜にジャスタウェイが参戦表明、ラストランの舞台に有馬記念を選ぶとのこと。実は一部でJCで引退の噂もあったのだが、これだけの馬、しっかりお別れの場を事前に発表してラストランに臨めるのは何より。)

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2014年12月 3日 (水)

11月29日・土曜

 東京競馬ラストウイークの土曜は、早朝から雨、御昼前にはかなり強い降りようとなった。

 東京の芝は少しずつ力の要るコンディションになったが、完全な道悪には至らず。内を避けて回る騎手が目に付いた。なおこの週は中間芝刈りなし。

 ダートは午前中については、馬場発表は道悪でも時計は良馬場とそれほど差が無かったが、午後になって、むしろ雨が止んでから雨の影響が出たようで、時計が速くなった。

 東京3Rのタンタアレグリアは、これは無理かと思われた位置からよく届いた。POGの上位指名馬。これならまだまだ楽しめそうだ。

 土曜は切歯扼腕が続いて、当日夜に悲しみの?更新をしてしまった。京都2歳Sは、スローすぎて時計の判断は難しい。ベルラップは当初出走意思がなかった馬。中1週ながら、前走時もここで触れた勝負根性で凌ぎきった。シュヴァルグランは本当に馬にとって気の毒な乗り方。今の内田騎手はまったく冴えない。

ティルナノーグは、ラジオ日本の中継を聞いた方には繰り返しになってしまうので省くけれど、この日の京都の馬場も含めて考えると危険さも期待と同じくらいあった馬。マスコミの過大評価。もちろん、舞台次第では巻き返しはあるが。

 ラジオの楽屋では、前の週が3日間開催になったために、ジャパンC週の中間が変則調教になったことへ現場では文句タラタラという話を聞いた。ワールドスーパーJSの来年の札幌開催についても、不満や疑問しか出ていないようだ。

 

 馬券でブレイクし損なって、落胆したままフジテレビへ向かう。途中の某駅の立ち食い蕎麦屋の蕎麦がまた酷い不味さで、箸ですくったそばから(ダジャレではない)切れるほど腰がなくボソボソ、汁も全く絡まない。汁の温かさだけに代金を払った感じ。侘しい気持ちに拍車が掛かる(笑)。

 

 予想TV、終わってすぐ高柳氏がそそくさと帰り支度。ホテルでSKEのニコ生を見るのだそうだ。ご本人が常々ツイッターで公言しているので書いて構わないと思うが、高柳さんのアイドル好きは筋金入り。別に他意なく、中年になってもそこへ向ける情熱があるのは羨ましい限り。市丸さんともしばしアイドル話。それにしても「ももクロ」がなぜここまで人気があるのかは、オジサンたちには分からない。

 帰りは風・小林氏と。小林さん出演回は本当に面白い。一緒に出ていても視聴者気分で見て笑ってしまう。帰りはいつも競馬よりも健康談議。体調には波があるようだが、なるべくたくさん出てほしい。

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