2月28日・土曜
2月最後の日、土曜。中山競馬場へ向かう西船橋の駅では、何人か花を手にした女性ファンを目にした。この日から、中山競馬場では地下1階のイベントスペースの斜向かいに献花台と記帳場が設けられた。
上空はよく晴れているが、競馬場全体には何か重い空気が垂れこめたように思える。それでも競馬は続き、いつものサイクルで淡々とレースが消化されていった。
とはいえ、騎手たちの顔には全く笑顔が見られず、またこれは非難でも何でもなく、競り負かしてやろうとか、一発狙ってやろうという気持ちでの騎乗をするような心理状態にはないように見受けられた。大半のレースがスローというか、あまり隊列が動かず、粛々と進んでいくように見えたのもそのため?・・・・とはいえ、それも仕方ない話であり、またこれはあくまで自分の心持ちによる勝手な印象、その場にリアルタイムで居た立場で感じた空気感の話である。
いつものトーンに戻す。
中山の芝はあまり伸びておらず、馬場は堅そうだ。実際に去年の初日よりも時計はやや速め。
阪神9Rのダンツクロノスの秋山騎手、中山9Rのカカドゥに乗った横山典騎手は、さすがに馬に謝った方がいいような騎乗。あれでは馬がかわいそうだ。
騎手といえばこの日のあるレース。詳しく書くと角が立つので実名は出さないが、誰もが気付いたとある騎手の芝居の下手さには見てて顔が赤らむ思い。この日も次の日も、「ホントにしょうがないなあ」と至る所でこの話題となり、顔を見合わせてはみんなで苦笑。せめて空追いくらいしないと・・・・。まあ勝ったから良いわけで、何の問題もないのですが。
やはり阪神9Rにセウアズール出走。どうみてもこの馬にマイルは向いていないと思うのだが・・・・馬の適性の見極めに長けた松田博厩舎にしては意外。ベストは京都2200あたりの外回りだろう。
適距離と言えば日曜のレッドアナベル、まさかの芝1200m出走(実は我がPOG馬)。キングスベスト産駒にはあり得ない舞台だと思うのだけど、適鞍を除外されてやむなく回ってきたのだろうか?短距離は何をどうやってもこの馬には走れないと思う。
土曜に話を戻して、このところGⅠ馬輩出のアーリントンC、今年は凡戦。ここから大物に育つ馬が出るとは思えない内容。こちらも我がPOG馬ナリタスターワンは1番人気に支持されるも競馬にならず。私の中では福永は人気馬では軽視、人気薄で積極的に買う騎手である。
もっとも本命にしていたナイトフォックスも惨敗。エイムハイを見ても、ジュニアC組にとっては力を出せないコースだったということか。
| 固定リンク