3月7日・土曜
東日本大震災から4年。自分のような、直接の被害を受けていない人間ができることは、風化させないように心掛けること、そして間違いなく近い将来訪れる巨大地震に対し、いかに備え、貴い犠牲のもとに得られた震災の被害検証を無駄にしないこと。
しかし、いまだ復興資金、義捐金などの6割が手つかずという状況には呆れるしかない。公平な割り当て、効率的な分配のために作られた細かいルールが逆に足枷となっているということだが、被災した県の首長が中心となって合議を重ねて、もっと臨機応変に、地方主導の大胆な使い方をしてもいいのではないだろうか。ルールが仇になっているのなら、ドンドン変えていけばいいだけだ。
前にも書いたけれども、毎週末が当たり前のように訪れて、当たり前のように競馬が楽しめることがどれだけ幸せなことか、年に一度この時期くらいは噛みしめることにしたい。
3月7日、チューリップ賞は、輸送もあってプラス10キロ、明らかに余裕残しの作りだったココロノアイが、それでも完勝を収めた。個体の強さももちろんだが、ステイゴールド産駒だけに道悪になったことで仕上げ8分がカヴァーできたことも大きい。3着レッツゴードンキと併せ、安定して強い。
4コーナーでは絶望的な位置にいて諦めかけた◎アンドリエッテが鬼脚で追い込んで2着。おかげでとてもオイシイ馬連と3連単が的中。クルミナルがなんと1番人気、前走が過大評価されてのもので、その分、馬券妙味あるレースになると思い勝負にいったのが功を奏した。
ただクイーンC、チューリップ賞とメイチで走らざるを得なかったことで、アンドリエッテは本番が心配になった。距離的には延びてあまり良いタイプではなく、マイルがベストと思われるだけに、なんとかベストの状態で桜花賞に出してやりたいが、どこまで攻めながら馬体を維持できるか。
オーシャンSは、○サクラゴスペルが勝ってくれたものの、◎アフォードが沈没。予期していなかったスローペースとなってしまった。ハクサンムーンは例の旋回も見せてコンディションも上昇、結果も復活の兆しを見せるものだったが、レース内容自体はまだまだ。ここを使ってどこまで上がってくるか。この組から本番でも何らかの形で買いたいと思わせたのは、着外の馬から1頭のみ。
10Rのモーリスは、直線入り口では届かないかと思ったが、坂を上ってからが強かった。これでオープン入り。本当の試金石は次走。
黄梅賞も▲◎△で取れていて、両最終は外したもののこの日はプラス。気分も軽くフジテレビへ。新木場乗換の電車の中で眠ってしまい、ふと目を覚まして回りの風景を見回し、「乗り過ごした!」と思って慌てて飛び降りたらまだ2つ手前。同じドアから戻るのは恥ずかしく、敢えて一両分走ってから車内に戻った。
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