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2015年3月30日 (月)

3月29日・日曜

 日曜はレッドソロモン脚部不安発症のバッドニュース。土曜に続き朝からゲンナリ。皐月賞へ向けて雨乞いしようと思っていたのに・・・。

 ドバイは健闘した馬もいたが、全体的に見れば残念な結果ということになるのか・・・?そもそも、どこで走ろうが競馬は同じという考えでいるので、特別な思いはない。とにかく、この情勢の下、まずは無事に行われてよかったというのが第一。あとはこれまた無事に帰国してほしい。ワンアンドオンリーはそのまま英国へ移動して滞在?

海外レースの結果についてはまた後だしで書くと何を言われるか分からないから、論評しない。

 この日は馬券的にはずっとダメだった。一番痛かったのは阪神8Rのベック。これは間違いない穴馬と思っていたら人気、しかもティマイドリームは買えず。

馬連や馬単ではまったく迫力がなくなっているので、3連単だけにしたが3着ティマイドリームとは・・・。

 中山、マーチSはビックリ。丹内騎手重賞初制覇、これを機に飛躍してほしい。思い切りのいい騎手はボーンヘッドも多いけれど見ていて気持ちがいい。

そして何よりもデカいのは、とうとうマイネルクロップによって、クロフネ産駒のJRAダート重賞未勝利記録が止まったこと。2005年に産駒がデビューして以来、これだけダートでの勝ち鞍を挙げていながら、やっとだ。これはある意味、今のJRAの最大の珍記録だと思っていた。

手前味噌だが、個人的に去年出した著書で、「この記録が途切れるとしたらマーチS」(理由は省略)と書いたのだが、図らずもそれが的中。馬券は当たらなかったのに・・・。それより来月11日発売の種牡馬事典の記載内容を少し変えないといけなくなってしまった。

果たして今後、ポンポンとクロフネ産駒のJRAダート重賞勝ちが急増するかどうか興味あり。

 中京はなんといっても9Rのビッグアーサー。これは強い。順調に出世していってほしいもの。ティーハーフは同じ芝1200mで、全兄のサドンストームに先駆けての露払いとなる2着。

 このレースが外差し。この日は芝で内を突いても外の馬にやられるケースが多かった。これで高松宮記念は前残りを確信。詳しくはヨソに書くので書かないけど、よく考えれば分かること。

 オッズも、前に行く馬の数字がジワジワ上がってきて、実に妙味出てきた。そして雨が強まったことと、全弟の連対により、サドンストームを爆弾からさらに持ち上げた評価にした。

 高松宮記念、日刊スポーツ?の浜中騎手のインタビュー記事がよかった。同期4名、藤岡康騎手、丸田騎手、田中健騎手と出られるGⅠが嬉しいというコメント。

 

 本馬場入場。実況アナウンサーの各馬紹介コメントも良かった。ローブティサージュには「全てを乗り越えて(挑むGⅠの舞台)」・・・( )内うろ覚え

 さらにサドンストームには「吹けよ風、呼べよ嵐」!プロレス好き確定ね(分かる人には分かる)。

 不良馬場にさえならなければ本命揺るぎなしと思っていたエアロヴェロシティ、直線2枚腰でねじ伏せた。前売り1番人気から急激に下がっての4番人気はナメられすぎ。スプリンターズSや安田記念の良馬場では、今はもう日本の馬場が軽くなりすぎて香港馬には厳しくなってしまったが、時計の出ない中京で、かつ今回は渋ったこともあり、香港馬向きとなるのは火を見るよりも明らかだった。配合も中京のような馬場にはドンピシャのものだったし、そもそも出遅れが多くてもあれだけ勝っているのだから、能力の絶対値が違っていたということだろう。

 2着ハクサンムーンの印は△の一番上評価だった。メルマガにも書いたように、今開催の当該コースで目立っていたフォーティナイナーの血を父か母の父に持つ唯一の馬だった。

 

直線は力が入った。ハクサンがアタマの馬券はさすがにないし、またミッキーアイルが2着に上がってしまってもダメ。3連複は早々に確定したが、馬連をはじめそれ以外の馬券が当たるかどうかは微妙。なんとか理想的な着順になってくれて、買った券種がすべて的中という珍しい結果に。たまにはこういうレースがあってもいい。

もっともそれまでの土曜、日曜10Rまでが負けすぎていて、そして調子に乗った中京、阪神の最終レースで失敗し、取り返せたものの週全体の浮きは小さくなってしまい。画竜点睛を欠いた。

 

 その中京最終はチャーリーブレイヴが復活。脱帽、2,3,4着が本線だけに、全く予期しなかった馬が勝った分、残念度(そんな言葉はないが)は大きい。

樋野氏から、UAEダービーの結果を受けて、ヒヤシンスSの重賞昇格や、ダート路線の整備を求める声が上がっているという話。「それはあまりにも短絡的、その賞金でクラシックに出る馬が増えてくる」という見解を樋野氏は述べていた。

私も10年前の著書で「ヒヤシンスSを重賞に昇格させるべき」と書いたことはあるのだが、確かにダートで積んだ賞金で芝のクラシックに出てくる馬が出てくる恐れはある。サクセスブロッケンの例もあるし。そもそも、その時の本のための取材でJRAの編成部に質問した時にも、樋野氏と同じ視点で「作ることはない」という回答があった。

具体的な折衷案としては、皐月賞、ダービー出走については、ダートのオープン特別、重賞の賞金を収得賞金に加えないという規定を作ればクリアできるように思う。ただ、そもそもヒヤシンスSを重賞に上げたり、中央の2,3歳のダート重賞の数を増やしたからといって、UAEダービーが今の時期にある限り、冷静に考えるとそれが日本から行く馬の強化につながるかというと、あまり事情は変わらない気がするのだが。

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