東京では30度超えの日が、木曜金曜と続きそうだ。暑さ負けの馬が早くも出てきはしないかと心配になる。
10日・日曜は、午前に一度東京競馬場へ寄り、その後はニコ生出演のためにスタジオへ。東京スポーツの虎石さん、新鋭予想家の今川秀樹さん、司会のキャプテン渡辺さんらと共に出演するため。
9R以降のレースで10万円の軍資金を目標設定回収率に届かせるという企画で、今回はプレイヤーとしての参加。虎石さんはNHKマイルCでのワイド勝負が成功してまだ一矢報いることができたが、結局全員目標には達せず。私は選んだレースは全敗というお恥ずかしい結果。ブリリアントSはキクノソル勝負で5着、新潟大賞典は自信のハギノハイブリッド伸びず(どのみちナカヤマナイトは今でも買えない)、直線競馬はまさかの馬が2,3着。NHKマイルCは◎ミュゼスルタン届かず、そして東京最終はワイドのカギとなりそうだったベリートゥベリーからの14,5倍つくワイド1万ずつ2点勝負で一気に目標率達成を狙ったが、これがまったく見せ場なし。手も足も出ないので、悔しさを感じることすらできなかった。
とはいえ、当日はタイムシフトを除いて26000もの視聴をいただいた。NHKマイルC当日に、こちらの配信を見て下さった皆さんがこれだけいたとは、感謝しかない。当方は恥を晒しただけだったが、少しは慰められる思いがする。
◆日曜京都8Rは、頭数が揃わず9Rから繰り上げになった矢車賞。牝馬限定の特別戦だったけれど、以前は限定戦ではなく、昭和の昔はここを勝ってまだダービーへ滑り込む馬を毎年のように出していたものだった。
しかし、このレース名で牝馬限定というのも違和感が残る。矢車とはご存じのように鯉のぼりの先で回っている、あの矢車のことだ。あくまで子供の日だから、男の子に限ってはいないと言えばそうなのだけど、やはりイメージは牝馬限定とはかけ離れている。矢車には「矢車草」の意味もあり、花ということで牝馬限定なのだと考えられないこともないが、矢車を矢車草の略称として使う用法は、載っている辞書の方が珍しいようだ。この頭数しか出ないのであれば、来年からは牝馬限定をやめるか、あるいはレース名を変える方が釈然とする。こういう細かいことは意外と大事で、疎かにすべきではない。
◆新潟大賞典。ナカヤマナイト、そしてリサ・オールプレス騎手(と書くよりやはりリサ・マンビーの方がしっくりくる)の騎乗にも驚かされた。大したものだ。
前に行った馬に有利なレースとなった。それを思えばアルフレードはよく伸びてきた。
◆NHKマイルC。スローからの前残りの競馬となった。アルビアーノは全く軽視していたので脱帽。ただ今回も厳しいレースにはなっていないので、今後どこかでそういう流れになった時に人気を裏切りそうな気はするが・・・・。夏秋は斤量にも恵まれるし、牡馬混合でも楽しめそう。それにしても桜花賞に出ていれば、楽勝だったんじゃないの?
父ハーランズホリディの日本での産駒の勝ち上がり率はスゴイことになっているのではないだろうか。アメリカではG2以下の勝ち馬を量産していて、決して超一流種牡馬ではないが、日本との相性はかなり良さそうだったのに・・・・おととし死亡しているのが惜しまれる。
日本での父ストームバード系は、クセのある競馬、極端な競馬をする馬が多いのだが、この馬はここまでレースセンスが武器で、この系統らしからぬ素直さがある。
クラリティスカイは皐月賞からの組としては史上初のNHKマイルC勝利。これまで【0-2-2-24】と、人気になる馬もいながら勝てなかった歴史に終止符を打った。
意外とこの3歳マイル路線、今年は新興勢力がアルビアーノ以外いなかったこともハッキリした。そしてクロフネ産駒、やはり大物は芝でこそだ。
ミュゼスルタンは、虎石さんからも一番強い競馬をしていたと慰めていただいたが、エンジンの掛かりが少し遅かった。
それにしても、フェブラリーS、桜花賞、NHKマイルCと、マイルのGⅠがどれも今年はスローだ。なんでもハイペースなら良いというものでもないけれど、もう少し何とかならないか・・・。昔はフルゲートが28頭で、だから距離適性の短い馬も混じっていてレースを引っ張るから、流れがタイトになって、直線が見応えのある攻防になることが本当に多かった。いわゆる八大競走の時代だ。28頭いても、流れるから縦長になり、バテた馬はみな内を下がってくるから、差す馬は4角で外へ出せばよく、直線が詰まるなんていうシーンもあまり目にすることはなかった。昔のレースにあって今のレースになくなってしまったものは確実にあって、これなどはその1つなのだろう。
何でもかんでも前に行って、前が潰れるレースが増えると、今度は意識が後ろへ行き、スローになって・・・・と、結局いたちごっこになるのは分かっているのだけど。騎手の人数の問題やら何やらあると思うが、重賞、いやせめてGⅠくらいは、フルゲート増やすことも考えていいんじゃないでしょうか?
話は逸れたが、とにもかくにも、今年もこれでダービーへの出走馬がほぼ固まった。あくまで10日段階での、「ミュゼスルタン、アヴニールマルシェがダービー参戦濃厚」という情報(某紙記者による)に従った場合の想定出走馬は(もちろん漏れがあったらご容赦)、
ドゥラメンテ、リアルスティール、キタサンブラック、レーヴミストラル、タンタアレグリア、アンビシャス(以上優先権)
サトノクラウン、サトノラーゼン、ポルトドートウィユ、ベルラップ、ミュゼエイリアン、タガノエスプレッソ、コメート、ミュゼスルタン、スピリッツミノル、アヴニールマルシェ、アダムスブリッジ、ブラックバゴ(ここまでフルゲート)。
うーん、2強以外はけっこうショボめ?(失礼)・・・・。こうなったらレースの流れを作る意味でもスピリッツミノルには出てきてほしいものだ。
打ち上げ。某氏から、あるGⅠレースでの回避馬は、某グループ内の馬のやりくりによる指示だったとの話。これもなんだかね。白ける。