気になるニュースが多い
関東の陽気は完全に秋。東京では出遅れていたツクツクホウシが、鳴き出すタイミングをつかめないままだ。家の周りでも、わずかしか鳴き声は聞こえない。
◆良い意味でも(少ないが)、悪い意味でも気になるニュースを目にすることが増えている。
◆毎日新聞のweb版の記事。現在日本ではパイロット不足が深刻化しており、現役パイロットの勤務スケジュールが過密になっていて、大半が「今までにない疲労感」を訴えているという。空の安全を保つ上で喫緊の問題となっており、当座は航空自衛隊のパイロットや、米軍の退役パイロットの採用で凌ぐとしているが、便数ばかりが増える現状の中、ますます憂慮すべき事態なのだそうだ。
原因は、若年層の人口減少に加えて、重大な責務を負う仕事を避ける指向が強まっていること、採用へのハードルの高さなどが複合的に絡んでいるようだ。ただハードルを下げるわけにもいかず。解決方法はあるのだろうか。
◆関東甲信地方では8月の日照不足がこれまた深刻化しており、気象庁は農作物に重大な影響が出る恐れがあると発表。季節はなんだかここ数年、1ヶ月前倒しで進んでいるような気がする。
◆高槻の悲惨な事件。事件そのものについては、何も言葉がない。ただ、性犯罪や異常気質に基づく犯罪を犯した者について、釈放後の監視システムをアメリカのように厳重化する必要性をそろそろ考えた方がいい。日本は加害者の人権にはうるさいが、被害者にとても冷たい国である。
そして相変わらずのコメンテイターのワイプ演出も醜いのだが、犯人逮捕以前の時期のワイドショーの司会者どもが、どれも探偵気取りで識者といわれる元刑事、心理学者らと推理を展開している浅ましさ。生身の事件を推理小説気取りで演出、効果音やBGMまで大袈裟に。制作者の勘違いぶり、ズレが際立つ。特に関西制作のワイドショーに目立った。
◆新国立の予算が約1550億円で決定。利権を削ればもっとスリムになるはずだけど、しがらみだらけでどうにもならんのだろうね。結局金の論理が行きすぎるとこういうことになる。
そもそも酷暑の8月の東京での五輪にも反対の声が各所から上がっているが、これとてアメリカの放映権ビジネスに屈したがための金優先の理由。秋には全米で高視聴率を取れるコンテンツのスポーツ大会が目白押しで、それと五輪がぶつかるのを避けるという理屈。熱中症対策、どこまでカバーできるか。
◆ネットでの総叩きは確かに問題だと思うが、自分がツイッターやブログで叩くときは平気でやるくせに、棚に上げてそういうコメントをする奴らが多い。気のせい?
◆ミュゼが噂された通りの事態に。所有馬がどうなるか心配だ。(以上8月28日記)
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