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2015年8月

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2015年8月28日 (金)

気になるニュースが多い

 関東の陽気は完全に秋。東京では出遅れていたツクツクホウシが、鳴き出すタイミングをつかめないままだ。家の周りでも、わずかしか鳴き声は聞こえない。

◆良い意味でも(少ないが)、悪い意味でも気になるニュースを目にすることが増えている。

◆毎日新聞のweb版の記事。現在日本ではパイロット不足が深刻化しており、現役パイロットの勤務スケジュールが過密になっていて、大半が「今までにない疲労感」を訴えているという。空の安全を保つ上で喫緊の問題となっており、当座は航空自衛隊のパイロットや、米軍の退役パイロットの採用で凌ぐとしているが、便数ばかりが増える現状の中、ますます憂慮すべき事態なのだそうだ。

原因は、若年層の人口減少に加えて、重大な責務を負う仕事を避ける指向が強まっていること、採用へのハードルの高さなどが複合的に絡んでいるようだ。ただハードルを下げるわけにもいかず。解決方法はあるのだろうか。

◆関東甲信地方では8月の日照不足がこれまた深刻化しており、気象庁は農作物に重大な影響が出る恐れがあると発表。季節はなんだかここ数年、1ヶ月前倒しで進んでいるような気がする。

◆高槻の悲惨な事件。事件そのものについては、何も言葉がない。ただ、性犯罪や異常気質に基づく犯罪を犯した者について、釈放後の監視システムをアメリカのように厳重化する必要性をそろそろ考えた方がいい。日本は加害者の人権にはうるさいが、被害者にとても冷たい国である。

そして相変わらずのコメンテイターのワイプ演出も醜いのだが、犯人逮捕以前の時期のワイドショーの司会者どもが、どれも探偵気取りで識者といわれる元刑事、心理学者らと推理を展開している浅ましさ。生身の事件を推理小説気取りで演出、効果音やBGMまで大袈裟に。制作者の勘違いぶり、ズレが際立つ。特に関西制作のワイドショーに目立った。

◆新国立の予算が約1550億円で決定。利権を削ればもっとスリムになるはずだけど、しがらみだらけでどうにもならんのだろうね。結局金の論理が行きすぎるとこういうことになる。

そもそも酷暑の8月の東京での五輪にも反対の声が各所から上がっているが、これとてアメリカの放映権ビジネスに屈したがための金優先の理由。秋には全米で高視聴率を取れるコンテンツのスポーツ大会が目白押しで、それと五輪がぶつかるのを避けるという理屈。熱中症対策、どこまでカバーできるか。

◆ネットでの総叩きは確かに問題だと思うが、自分がツイッターやブログで叩くときは平気でやるくせに、棚に上げてそういうコメントをする奴らが多い。気のせい?

◆ミュゼが噂された通りの事態に。所有馬がどうなるか心配だ。(以上8月28日記)

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2015年8月26日 (水)

告知+8月23日・日曜

★Kヤマモトからの告知です。

 http://www.e-shinbun.net/cp/k-yamamoto/

「どうもです。えーと、宣伝をさせて下さい。

本日(26日)より、南関競馬予想としては、恐らく“日本初”(調べてないのですみません)となるコンビニプリントの販売を開始致しました。

ローソン、ファミリマート、サークルKサンクス(セブンイレブン)を除く、大手コンビニのコピー機から購入出来ます。」

とのことです。南関競馬の自称オーソリティの渾身の予想、よろしかったらぜひ。

★さて23日の日曜。この日は私用のため、9R前に東京競馬場を引き上げなくてはならなかった。正午前について慌ただしく朝昼兼用のカレーをかきこみ、ビールを飲んでひと息。

予想TVで狙い目とした新潟7Rが馬連3連単と的中してさらに安堵。思ったよりついてくれて幸運。

馬券をまとめ買いして競馬場を後にし、それ以外のレースは用件が済んでから深夜に映像を見る。重賞2つの予想はまるでいいところなし。

札幌記念は、やはり実績馬にとっては前哨戦ムードが濃く、素直にこここそという臨戦ムードだったディサイファが勝利。◎ラストインパクトは直線入ってすぐのところまでは頑張ってくれて、一瞬ディサイファ→ラスト→ヒットザターゲットの3連単の夢も見たが・・・・。そこからはいかにも休み明けの息切れ。あとは騎手たちが内にこだわり過ぎた感も。

直線の攻防は見応えあったが、やはりこの時期にGⅠは要らないね。今のままでいい。札幌記念GⅠ昇格には反対。年間スケジュールにメリハリは必要だし、使う方にしても叩き台も正直必要。もちろん仕上げて勝負をここにかけて来る一流馬がいてもいいのだけど、宝塚以降ずっとそんな仕上げを続けていたら馬が潰れてしまう。今のスーパーGⅡという扱いが一番しっくり来る。それにもうGⅠ自体がインフレ状態。

北九州記念はベルカント、ビッグアーサーの12着に脱帽。共にここで本命を打つにはためらわれるタイプだったので、これは仕方なし。特にベルカントがここも勝ちに来るとは。◎3着ベルルミエールは力を出し切った。バクシンテイオーは不利もあったが、やはり今年の顔ぶれでは厳しいか。

今週末はワールドオールスターJ。1600万クラスの出走馬が揃わない懸念があって、JRAが出走勧誘を結構したという話が報道されていたが、蓋をあけてみれば登録数は問題なし。ただ、これまでのWSJSに比べて出場外国人騎手が減ったのは趣旨を考えると残念だし、札幌で固定してしまうのも惜しい。競馬場持ち回りで、毎年時期を変えるのも手かもしれない。まあ個人的には年末の風物詩として阪神でやっていた従来のWSJSでいいような気はするのだけど。(夏にやるなら夏で札幌、新潟、小倉持ち回りとか)

日本では直接目にできないような騎手の手綱捌きを見られるという点で、とても意義があるので、競馬文化の見地からは継続してほしいが、ただ正直言って馬券はとても買いづらいレースであり、自分も資金はあまり割かずに他のレースに回すのが常。だからこそ売れる年末ではなく、この時期に移したのかもしれないが・・・。

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2015年8月25日 (火)

8月22日土曜

 21日金曜は曇天、やや蒸すも、かなり涼しくなった。あれだけの猛暑が何だかけっこう前のことだったような感覚。東京はそれ以来ずっと天気は悪く、北寄りの風が吹く日々。

 

金曜の東京駅で勝った東スポ、一面は「カッパ出現」。これでこそ東スポ。朝鮮半島に緊張が走っても、これが東スポ。日本の平和を半分まじめに実感する。

新潟もこの21日は曇りベースで、夕方以降も時おり小雨がパラついた。万代口から古町方向へ数分歩いたところにある「鯛や」で夕食。今が旬の生岩ガキ、おなじみ栃尾の油揚げ、鯛とマグロの刺し身、締めは鯛茶漬けでこれがウマかった。出汁が絶妙。またこの店は刺し身を一人前から盛ってくれるのも嬉しい。贅沢をしたので馬券を頑張らないと。

 翌土曜。競馬場は不安定な天候。到着してのいつもの朝昼兼用飯、今日の新潟名物テント出店から、村上の鮭と、豊栄の筋子が入ったお握り2つ。ナスの一本漬もついて筍の皮に入ったルックスもグッド。これで510円は安い!

 札幌2RでPOG指名馬のペイシャフェリシタ楽勝。競馬ラボの次走狙い馬でも推奨していた馬。フラワーC勝ち、オークス出走を目標に取った馬、期待が持てる。

 

お昼すぎから直線向かいのかなり強い風が吹き、レースへも影響が結構出た。直線が長い外回りや、もちろん直線競馬もかなり時計が掛かった。後日比較の際は要注意。

 小倉7Rの新馬戦、なんとオウケンマジック産駒の単勝189倍オウケンダイヤが勝利。おまけに376キロは、84年以降の新馬戦としての最軽量勝利だそうだ。

 

 馬券は結果的に好調。新潟8R、サイトの特選穴馬に挙げたタンタロスノオカ完勝で余裕が出たものの、その後ジリ貧になりかけたが、札幌メインでドカン。予想TV出演のために、9Rまでのラジオ出演が終わってすぐに競馬場を出たので、結果は新幹線に乗る直前にBSNラジオの実況で知る。ホームで思わずよっしゃと叫びそうになり我慢(笑)。

安心してすっかりおなかが空いて、駅弁でノドグロ焼きと鮭いくら乗せ弁当を購入、発車前の新幹線内でゆったり食す。これはウマイ!!駅弁としてあまり有名ではないと思うが、これは味だけならトップクラス間違いなし。

駅弁って名前だけで食べてみると???なケースも結構あるので(中身じゃなくて器が売りなんてものもあるし)、本当に味だけで選んだら、今の有名どころは意外と陥落するのではないかと思う。余談ですが。

 18時過ぎにフジテレビ入り。本番終えて23時半帰宅、原稿を仕上げて深夜2時すぎ就寝。

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2015年8月21日 (金)

8月16日・日曜

 武藤議員は戦争へ行きたくないという若者を「利己的で間違った考え」と断罪したが、自分が金のためにああいう悪事寸前のようなことをしたのは利己的ではないというのかねえ・・結局悪事は絶対にバレるということ。しっかり追及して真相を究明すれば、離党では済まない事態になることも十分あり得る。佐野デザイナーの件といい、隠し事は露見する。

 16日の日曜。取り辛いレースが多かったが、HTBの馬連や新潟8Rの3連複などで何とか渡り合うことができた。

 関屋記念はドスローになり、逃げたレッドアリオンが押し切るという意外な展開。1着ありの▲と△の決着だが、馬連は押さえなかった。3連単はどうやっても買えないヤングマンパワーに粘られた。アルバタックスにはかなり自信があったのでショックだが、一度は2着あるかという脚色でもあり、惜しくもなんともない。直線で首が高く、前を突っ張るようなフォームではなかなかトップスピードに乗らないし、それでいてトップになってからは短い脚しか使えない。完全に見立てを誤った。

 残念だったのはカフェブリリアント。福永も認めたように出し遅れで直線動けず。まともなら普通に悪くても3着はあった。

 エルムSはジェベルムーサのマクリ一閃。マンハッタンカフェ産駒の老雄2頭が粘り込んだのは想像つかず。とくに9歳のエーシンモアオバー、これでエルムSは3度目の3着。2着も1回あるというのだからスゴイ記録。グレープの粘りと併せて急死した父の力・・・と考えるのが一番納得できる。

 熊沢騎手障害レースで勝利。マジック7。年内1000勝は難しいだろうが、少しでも来年早い時季に達成できるように、少しでも積み上げてほしいもの。

 愛用している馬三郎さん、小倉12Rの勝ち馬のオーナー名間違ってましたよ・・・。

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2015年8月20日 (木)

8月15日土曜

 今年の夏の甲子園、100周年にふさわしい名勝負、シーソーゲームの連続で、実に面白かった。突出した存在の高校が減り、伯仲してきたように感じる。

 

 遅ればせながら先週の競馬。14日金曜夕方に新潟入り。お盆のラッシュで東京駅は大混雑。仕事を済ませて、ひと夏に一度は足を運ぶ千代鮨。ビールも含めて大満足。カウンターで隣りに座った外国人老夫婦の注文とリアクションが面白かった。

 土曜は、雲は多いが晴れ間も次第に広がり、競馬場にはたくさん赤トンボが飛び始めた。パドック側に立つと、オッズ板の方向(コースに出るとスタンド側)にある太夫浜の海岸から吹いてくる風も少し涼しい。

到着して糸魚川のブラック焼きそば。スイーツフェアでは苺のスムージー。

 時としてパラパラと天気雨が降り、また7R頃だったか、レース中だけに突然雨が降ってすぐに止んだりしたが、それほど影響はなし。馬場の湿りはあくまで未明までの雨の残り。ヤフーの競馬場天気では、新潟競馬場で12時過ぎに13ミリもの雨が降ったことになっているが、これは間違いだと断言する。

 新潟の芝は短いが、これは刈ったというより芝が延びていない感じ。そしてダートは、その時に雨さえ降っていなければ、多少の道悪も良馬場も時計は同じ。それほど新潟のダートは軽い砂だ。たとえ良馬場でも軽い馬場。これも間違いない。

 

 札幌9Rはモンドグラッセが好タイムで圧勝。これで4Rのモンドクラフトと並び、同一競馬場で同一日に同一コース同一距離で同一騎手騎乗により全兄弟が勝利。ここまで揃うのは、おそらく日本競馬史上初の珍しい記録ではないだろうか。映像通してとはいえ、良いものをリアルタイムで見た。

 楽屋では面白い話を聞いた。中国在住と思われる馬券爆買いグループが上陸して、オッズをギリギリまで睨みながら、直前に大金を穴場に突っ込んで馬券を買うという、かつてのユープロのような集団がウインズに出現しているのだそうだ。複数の箇所で同時多発的に目撃されているらしい。おそらく純粋に投資として、システマティックに買っているのだろが、どんな種類の馬券を中心に買っているのか、競馬のことをどの程度分かって買っているのか、など興味は尽きないが・・・。

 

 この日はテレビがないので、9Rまで終わると下へ降りてビール片手に11Rすぎまで観戦。新潟10Rはハッピーベリンダが3着なら・・・・。悔しすぎる。そしてメインは本線的中も、意外と付かなかった。 

 

 帰りのタクシーの中で流れていたラジオで、スイカにレモン汁を絞ってかぶりつくと相当オイシイという話をしていた。イタリアではポピュラーな食べ方だそうだ。今度試してみよう。

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2015年8月18日 (火)

遅ればせながら、終戦の日に思ったこと

 我々世代は、親が直接戦争を体験しているので、子供の頃から折に触れ回想を聴く機会があった。しかしもう70年を経過すると、言うまでもなく加速度的に語り部は減少していく。又聞きと文献、写真でしか伝えることができなくなる時代は目前に近付いている。

 70周年は安保法制賛否のうねりの中で迎えるという特殊な状況となった。後世、今年の日本の動きがどのような意味を持ってくるのか、まったくもって不明かつ不安である。ただ今の日本の外交姿勢には問題点が異常に多いことは事実である。

 閣僚、議員の靖国参拝。個人的には参拝という行為自体を問題視するのは、あまり意味がないと思っている。参拝した議員の気持ちが正しいものであるならば、参拝そのものは否定できないだろう。

 だが今年も引っ掛かったのは、何名かの議員が「英霊に感謝の意を表す」という言い方をしたこと。感謝とは何か。国のために死んでくれてありがとうございますということなら、これは唾棄すべき物言いである。「英霊にお詫びの気持ちをこめて」でないと、いつまで経っても正しい追悼はできない。為政者側の流れを組む者の一人として、国のために命を落とした方々に謝罪する、これこそが正しい政治家としての参拝の意味であろう。ところがついぞ、こうした見解を聴いたことがない。他国に対しての詫びに対して神経を使うと同時に、まず自国の戦死者に対し頭を垂れよ。

 今年、戦争特番や記事をいくつか見て印象的だったもの。

1つはやなせたかし氏が生前に語っていたこと。中国へ従軍した氏は、「中国の圧政に苦しむ人々を助けにいくために大陸へ渡って戦うのだ」と洗脳された、と語っていた。正義の戦争だと言いくるめられて死地へ送られ、また他人を殺めた人が大勢いたわけだ。そして、次々と飢え死にしていく仲間を見たことが、のちに自分の体を削って分け与えるアンパンマンへ繋がったそうだ。為政者は平気で嘘をつくし、国民を洗脳しようとすることは心得ておかなくてはならない。

 私の本業である競馬関係の方からは、故・保田隆芳さんへ生前取材した日刊スポーツの記事。当時、投擲力の強い野球選手や、馬の扱いに長けた上に、小柄で減量慣れしていることから食糧も他の人よりは少なくて済む騎手は、戦地で役に立つからと、優先的(という言葉はふさわしくないのだが)に徴兵され、また一度帰還してからもすぐにまた再徴兵されることが多かったそうだ(そう言えば沢村栄治も3度目の徴兵で戦死している)。

保田さんもそんな忌まわしい理由で昭和16年と早い段階で招集され、戦地へ送られた。そこで軍馬の管理や、騎乗指導などを任せられていたが、ある日突然狂奔した馬に振り落とされ、逃がしてはならじと必死で押さえるも引きずられて大けがをしてしまい、病院送りとなってしまった。馬は逃がす、ケガはするで我が身を恥ずかしく思いつつも療養している間、所属していた隊が出撃、大半の戦友は戦死してしまったそうだ。「今思えば馬が自分の命を救ってくれた」と保田さんは帰還後に周囲に語っていたという。

今年の815日は競馬開催日に当たった。新潟競馬場で、ほんのわずかの時間であるが、競馬を楽しめる幸福を形だけでも噛みしめた。

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2015年8月14日 (金)

不快指数が更に高くなるのでご注意

◆近いところで聞いた話。他人の仕事を権力で潰し、また自己顕示のために他人を犠牲にするような姑息な事例を知る。組織には良い人もいれば、このようなアホもいる。

◆例のデザイナー、他の作品のパクリ例も次々出てきて、もう言い逃れできないレベル。小保方事件と共通項あり。音楽におけるサンプリングとかオマージュとかとは意味が違う。この手の人たちは、いつのまにか、自分を正当化する回路が出来上がってしまっていて、何も悪いことはしていないという思考になっているのが厄介なところ。

◆少し前になってしまうが、オリックスロッテ戦の某審判の大誤審。webニュースの写真でも明らかにセーフなのにアウトの判定。それはまだ人間のやることだからミスで仕方ない面はあるが、言うに事欠いて「俺は命を賭けて判定しているのだから正しい」というのは・・・・。安っぽすぎる。

◆ダメなラジオ番組→レーティング期間中にリスナーと電話をつなぐ企画に逃げる。

ダメなテレビ番組→意味もなくたくさんのタレントを出す。

それにしても日本のテレビは、お笑いタレントに依存しすぎていないか?芸人ではない純正なタレントというのはもういないのかもしれない。

◆新国立にしても何にしても、民主党はいつも責任の所在を追及し、かつ辞任を求めることを目的とした戦術を取る。新国立の問題にしても、自分で自民より優れたプランを出して、国民の支持を得た方が、よほど有効な打撃になると思うのだけど、相手の過失を突いて論うしかしないので、国民はすでに愛想を尽かしている。弁護士上がりが上層部に多いので、そういう裁判戦術のような発想になってしまうのだろうか。前にも書いたが、健全な野党を持たない国は本当に不幸である。

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2015年8月13日 (木)

8月9日・日曜

 今は813日の夜。本日の甲子園、広島新庄、勝たせてあげたかったなあ。別にどこの高校を応援するわけでもなく、見ている時に負けている学校に肩入れするのだけど、この広島新庄はなかなか面白い野球をしてくれて、個々の選手の力に頼らずチーム力で戦う高校野球らしい素晴らしいチームだった。最後はひたむきさが裏目に出たか。セカンドがあそこまで追わずに、ライトに任せていたら決勝点のヒットは取れていたと思うのだけど・・・・。

 89日の日曜。東京競馬場。新潟1Rには我がPOGの指名馬、競合せずに取れて内心一番うれしかったクードラパンが楽勝。これは強い!牝馬のような軽い切れ味だけではなく、牡馬のような重厚さもある。新潟2歳Sも出れば勝てると思うのだけど、中2週を嫌って秋まで休養するようだ。このあとはアルテミス→阪神JFという牝馬の王道を歩むようだ。

 ただ馬券は全くダメ。札幌最終で少し埋め合わせた程度で、前の週の日曜よりはいくらかマシといった程度。

 小倉記念は想像以上のハイペースとなって、アズマシャトルにベルーフとズブい馬が届いた。外を回らざるを得なかったことが奏功し、内でバテた馬たちが壁にならなかったことも大きなプラス。ベルーフは前にも書いたように、もともと菊花賞の穴に考えていたのに、ここで2着では注目されてしまう(苦笑)。

 クランモンタナが復活の兆しを見せた。実はこの馬の主要会員さんの方と個人的に親しくさせてもらっていて、デビュー以来、折にふれいろいろな話を伺っていた。

今回は後方から行って外を回したことで、新潟記念の後から特に顕著になったと思える、馬を怖がる面を出さずに済んだのが大きい。社台の公式コメントでもレース後に浜中騎手が馬を怖がる気性について触れていたので、やはりそうだったのかと腑に落ちた次第。もともと被せられると脆い馬だったのを、新潟記念の直線でこじらせてしまったと思うのだが、ようやく打開策が見つかった感じ。次走は去年惜敗した新潟記念。ぜひとも雪辱を。

私が馬券的に本命を打って期待したパッションダンスは、速い流れを先行してしまったので、直線にピリッとしなかった。それでも046着なら頑張ったと思う。こちらも次走は新潟記念。

レパードSは、砂を被りたくないゴールデンバローズが、最内枠で逃げの手に出た。この枠は最悪だと思っていたのだが、前に行かざるを得なくなったことでクロスクリーガーの絶好の目標となってしまった。中間のコンディションの問題もあり、今回の4着は仕方ないところ。どうやっても勝ち目はなかっただろう。

◆ルージュバックは熱発で札幌記念回避、凱旋門賞も回避。

◆運営からの告知にもあったコンビニでの配信プリントの1週目が終了。不的中ばかりで申し訳ありませんが、表示や内容についても、徐々に改善していくので、長い目でよろしくお願いいたします。

◆本日(13日)、月刊競馬最強の法則発売。今月のメインテーマは「逃げ」。逃げる騎手、逃げ馬からの展開の読み方、コースや種牡馬からの逃げデータなど、逃げについてここまで掘り下げた企画は初めてだろう。必読。

 そしてセレクトセールのレポートも読み応え十分。また清水成駿さんの「仁義なき勝負の鉄則15」は、競馬予想ソフトによるデジタル予想の否定と、アナログ的手法の意味、価値について改めて考えさせてくれる「哲学論」である。

◆競馬予想TV、次回は22日です。ラジオ日本は新潟開催中は13時~14時半担当です。

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2015年8月12日 (水)

8月8日・土曜

 少し涼しさを感じさせる陽気になって、さしもの暴君にも翳りが見えたかと思いきや、昨日(11日)の東京は35.5度の猛暑日に逆戻り。とにかく日差しの強さが尋常ではない。中部以西ではずっとこの暑さが続いているそうで、23日は凌げた関東地方はまだマシな方か。

 

電力不足のでの字も出ないのに川内原発はこれまた性急に再稼働。まだ万一の際の住民の避難マニュアルや訓練も自治体が周知徹底させていない段階だとの報道があった。なぜここまで急ぐのか。政府は「規制委員会がゴーサインを出した」、規制委員会は「規制委員会には運転を指示する権限はない」と、これまた責任のなすりつけ合いとも受け取れる相変わらずの茶番。それでなくともジメジメで不快指数は高いというのに・・・・。

 今から20数年前、番組で取材をしていた頃、自然エネルギーでの発電の研究をしている学者が「予算が全くつかない・・・。原発関係には国は金を湯水のごとくかけるのに」「予算をつけてくれたら、自然エネルギー発電の充実は実現できるのに」と嘆いていたことを思い出す。

 

 85日は、年に1度、毎年夏に行う自主的な胃カメラ検査。ノドの上部、食道、十二指腸含めて異常無し。経鼻なので全くラクだし、すっかり慣れたもので、看護婦さんにも手が掛からないと褒めていただいた。唯一のデメリットは、これはあくまで私だけの話だが、鼻の粘膜にキズがつくからか、翌日が風邪っぽくなることだけ。これも毎度のことで、風邪薬服用で乗り切る。

 異常無しなので、これで心おきなく週末は北陸の幸を堪能できるというもの。

 

 87日金曜夕方に新潟入り、この週は新潟祭りのため、古町へ宿を取る。浴衣姿の盆踊りパレード、祭りばやしを見ながら、これも毎年1度は足を運ぶ柳都庵で夕食。スルメ天麩羅、笹餅豆腐、地鶏のつくね、握り飯に八海山ビール。スルメ天と笹餅豆腐は毎年必ずここで食べる。日本海側のイカのウマさには脱帽するばかり。

地ビールをオイシイと思うことも、実はほとんどないのだが、新潟の地ビールは種類も豊富で、かつ納得の味。八海山ビールはビールとはいうけれど、また別の種類といってもいいくらいのフルーティさがあって、極端に言えばシャンディガフ(ビールのジンジャーエール割、ウインズ開催中の東京競馬場のドマーニでも飲める)に近いものがある。

 

 翌日土曜は朝10時に新潟競馬場入り。今週は場内は空いていた。前日夕方は少し涼しさを感じた新潟も、昼間に日なたではさすがに暑い。

朝飯はフェアで出していた阿賀野の名物から味噌バター焼きそば。B級グルメの王道といった味。これはこれで。

 

 ラジオは7Rから。7Rは最低人気の3着馬は論外も、馬連は的中。8Rはタテ目で失敗、9Rはクナウを推しながらもペルソナリテを軽く見てしまった。

 この日は予想TVがあるので、9Rが終わったら駆け出しで新潟駅へ向かう。昼飯は駅弁の鮭わっぱ弁当。イクラうまし。

メイン展望のコーナーで予想した越後Sの結果はラジオでチェック、本命対抗で決まってくれてソコソコの配当。ひと安心。そして個人的な馬券は、札幌最終のヴァイサーリッターで何とかこの日の傷を小さくした。でも負けは負け。

ペルーサ53カ月ぶりの勝利。ルメールが逃げの手に出たからこその勝利。これをもって復活とまでは言えないだろうが、関係者の喜びは一入だろう。

さてこの日、フジテレビ入りはひと苦労だった。東京湾花火大会。今年で最後とあって、なおさら人出が凄かったようだ。東京駅からタクシーでは規制で入れないので、まず山手線で有楽町へ出て、そこから有楽町線で新木場、そこでりんかい線に乗り換えて東京テレポート(フジテレビ前)へという迂回路。有楽町線の有楽町豊洲間は通勤ラッシュ並みの混雑で、キャリーバッグを引っ張る身としては肩身が狭かった。さらに東京テレポートへついてからも、いつもの道がスムーズに歩けないくらいの混雑。本番前にぐったり。

いつもの倍の疲労感で帰宅。原稿を仕上げて2時すぎに就寝。長い1日だった。

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2015年8月 7日 (金)

暑いからボケっとしてます

 東京の連続猛暑日は記録更新。かなり前にも書いたけれど、この異常気象は温暖化だけでは説明がつかない。数十万年に1度の地磁気逆転の際には、100年くらいの長い間、異常気象が続くことが理論的に推測されている上に、地層の記録にも残っているそうで、前回が約70万年前だそうだから、もういつ来てもおかしくないわけだ。すでに始まっている公算は低くないだろう。現に以前とは磁気がずれている地点も多数観測されてきているそうだ。磁気が逆転する過程で、どういう現象が起きるのかは、分からない。

 86日、広島の原爆の日。広島―阪神戦では、アメリカの選手も韓国の選手も一緒にプレイしていた。マートンは朝8時からの慰霊式典にもプライベートで出席したようだ。おりしも夏の甲子園も開幕。

地球、いや天文規模の異変は食い止めることもできないだろうが、地上の下らない戦いは回避できるはず。野球も競馬も心おきなく楽しめる日々が続きますように。

そのためにも手近なところから、人命を軽視するアホは権力から駆除しないと。武藤とかいう木っ端議員はその座からなるべく早く落とすべきである。自民党は早急に処分しないとダメ。例の舌禍のあとに先日、原発拡大を掲げた大西英男よりも、考えようによっては危険である。

 もっと俗っぽい話を。

◆夏になると必ず聴くスチャダラパーの「サマージャム」。そこからの流れで「今夜はブギーバック」も聴いていたら、小沢健二が以前、競馬関係者の出でもあるという話をしていたことを思い出した。調べたら、母の実家が下河辺さんだと知ってビックリ。母の兄弟が下河辺俊行氏であった。これ、競馬関係者でどれだけ知ってることなのだろう??

◆今年の芥川賞、又吉ばかりが騒がれて、関係記事は又吉一色。でももう1人同時受賞していることなんか、まるで忘れられている。取材も目にしない。最も不運な受賞者だと思う。

◆芸人さんなので、弔い事でも敢えてネタっぽく書いてしまうが、新聞の芸能欄に今いくよのお別れ会の記事が載っていた。「今いくよさん(享年67歳)」と書かれていて、相方のくるよ師匠が惜辞を述べ、こちらは(年齢非公開)と。ただ、その数行先に、「2人は高校時代の同学年でソフトボール部云々・・・」という記載があって、せっかくのくるよ師匠のデリカシーが台無しに(苦笑)。

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2015年8月 6日 (木)

8月2日・日曜

 競馬をやっていると時間の流れが特に速く感じられるというが、考えてみれば当たり前の話で、まず毎週末だけを待ちわびているから、週の内5日間は印象度が薄くなる。そしてGⅠというか八大競走を各路線のポイントとして、他の週はそれらのステップになっていくわけで、どうしても時間を大股にズンズン歩いていく感じになる。だから時間の体感速度はどうしたって速くなるわけで。

 そんなわけで、夏の新潟が始まるころには、毎年もう秋の東京が目の前という感じになるのが通例。年を取るのが早くもなる。

 2日の日曜は、ハッキリ言って地獄。馬券は午後からの出陣となったが、とうとう払い戻し機の前に一度も並べなかった。メイショウユメゴゼやロジテーストのような買えない馬に割り込まれたり、推奨した穴馬であるシンボリディスコは来てくれたのに、軽視して押さえにしかしていないベルカントに楽勝されて馬連が抜けたり。エルゴレアも来たのに、これも軽視したセウアズールに来られたり。

グレナディアーズースズカウラノスはバッチリだったのに、こういうレースでは馬連買ってない。3連単では3着馬に手が出なかった。ピンボケの情けない1日だった。

 この暑さで5月以降使い込んできた馬が人気で苦戦するケースが増えてきたように思う。それから、これもこの時期の常で、夏競馬前半戦の3歳馬の勢いが今年もそろそろ落ちてきた。

 

 85日の札幌は34度に達したとか。暑さに弱い洋芝がへたれて、伸びてなければ、馬場が硬くなって時計が出てくる可能性がある。先週の時計も速めだった。例年より暑い札幌が、もしかしたら馬場に影響を与えているのかもしれない。

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2015年8月 4日 (火)

8月1日・土曜

秘密のケンミンショー見てたら、小倉優子が地元・茂原市のケーキ店「黒船」を紹介していた。そこの理不尽なまでに?ジャムを詰め込んだロールケーキが名物で、市民誰もが知っているというような話になっていたが、私は知らない(笑)。

このお店は実家から歩いて10分くらいのところにあって、もちろんお店自体はなじみ深く、どのケーキも本当にオイシイのだけど、このジャムロールは全く聞いたことがない。茂原を離れてかれこれ30年経つから、その間に広まったのかもしれないけれど・・・。ただの甘ったるいジャムではないそうで、ちょっと興味を惹かれた。事件やら竜巻やら洪水やら、バッドニュースばかりが近年目立った故郷だけど、こういう力の抜けた話題で広まる分にはホッとする。

 さて731日、11ヶ月ぶりの新潟へ向けて前乗り。ちょっとしたパソコントラブルで、夕方ホテルに入ってから冷や汗をかく。結局ホテルのレンタルパソコンからヤフーメールを使って何とか各種原稿を配信。終了時刻がかなり遅れて、当初の晩飯の計画が破綻し、ラーメンとビールで大人しく済ませる。

 翌土曜は9時半ころチェックアウトして競馬場へ。タクシーの運転手が「開催初日なのに競馬場の回りが空いてますねえ」というから、人出を心配していたが、場内に入ったらむしろいつもより混んでいた。つまり1R前の早い時間から駆けつけた人が多かったということで、北陸のファンの意気込みが窺えた。駐車場には県外からの車も少なくなかった。

 ただとにかく暑い。風はそよとも吹かず、かんかん日差しが照りつける。ラジオは午後前半担当のため、11時半ころにラジオ日本の控室へ。そして晒しの放送席へ出ると温度計は33.1度。もちろん何度か控えには引っ込むが、それでも時間を凝縮すると、この気温の中に1時間ちょっとは出たまま、しゃべったりレースを見たりするわけで、けっこう気合いが必要。もっとも、ほぼ出突っ張りに近い司会進行アナやディレクター、そして何より炎天下にいる騎手を含めた開催関係者のことを考えると、贅沢は言えぬ。

 9R終了までを担当し、下へ降りてビール片手にアイビススタンド1Fへ。新潟競馬場開設50週年を記念して、ファンから寄せられた新潟競馬場の思い出の写真展が開催されていて、これがなかなか良い。大ベテランのファンからは、関屋競馬場時代の写真も寄せられていた。

 私は初めてここに来たのが確か場内FMの研修で訪れた95年の夏。それからもうかなりの回数、足を運んでいるが、思い出と言えばマチカネヤマビコが朱鷺Sか何かのパドックでいきなり寝転がり、エア砂浴びを始めたこと。最初は暑さで倒れてしまったのかと心配した。なにせ私も熱中症でダウンし、デカイ業務用の空調の前で小一時間倒れていたほどの暑い日だった。

 

そして子供の頃は、地元外房の海へ毎週のように海水浴に連れて行ってもらっていて、その車内ではラジオ関東(もちろん今のラジオ日本)の新潟からの競馬中継が流れていたものだ。ファイブワンとか、ハセマサルとか、イシノタイカンとか、ミナガワイチとか、シンストームとか・・・準オープンからハンデ重賞で活躍した、新潟なじみの渋い脇役たちが思い出される。当時は上がりが36秒0程度でもかなり速い部類。35秒台なんて新潟じゃないとなかなか出なかったものだ。

 馬券はこの日全くダメだったが、小倉メインの兄弟ワンツーの押さえの馬連を引っ掛けて、最後はラジオの推奨コーナーなどでも紹介した札幌最終が○◎▲の大本線。馬連とワイド2点取りで一気に取り返して少しお釣りが出た。安堵の胸をなで下ろして帰京した。

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