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2015年9月

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2015年9月30日 (水)

9月26日・土曜

 ここ数日「城とドラゴン~♪」のメロディーが頭にこびりついて離れません・・・。

926日土曜。中山のスイーツフェアは秋らしく和菓子。きらく庵が出店。種類豊富で目移りも、みたらし団子と豆大福を賞味。甘いものは予想に疲れた脳に働きかけてくる。今週末も出店するそうなのでぜひ。

馬場は未明までの雨の影響が懸念されたが、芝は全く考慮しなくていい程度。驚いたのはダートの超高速化。ここまで速まるほどの原因は考えられなかった。

 ラジオ日本の楽屋でも話題になったのは、今日千八のオープンが組まれていたら、キヨヒダカのレコードが32年ぶりに破れたのではないか、ということ。古馬500万で1504なのだから、その可能性はけっこうあったと思う。水が浮いていたわけでもないのに、なぜ今日だけこんなに速かったのか、繰り返しになるが本当に分からない。一部の声によれば、砂のクッションが薄いという声もあったそうだが・・・。

 燃えたのはセプテンバーS。アブマーシュ本命で、ヤサカオディールも当然マーク。直線外からアブマーシュがグイグイ伸びるも、カシノワルツを捕まえ切れなかった。カシノワルツ、買っておかないとダメなのか・・・。

 そこからお台場に移動し予想TV。某出演者が来週のスプリンターズSでビッグアーサーが除外濃厚(賞金順で下のレッドオーヴァルがレーティングで救われるため)であることを残念がることしきり。もう以前からずっと指摘してきている、「4歳馬の収得賞金一律半減」という乱暴な制度の弊害である。具体的に馬名は挙げないが、ずっと2ケタ着順ばかりの、出てきてもまず勝負にならないであろう高齢馬が何頭か上位に。一般重賞はともかく、GⅠでこれはやはり改善しないとダメ。本当にいつになったら手を着けるつもりなのだろうか。

 時系列はズレるが、料理研究家の岸朝子さんが亡くなった。私などは「料理の鉄人」でしか知らないが、競馬界にも縁があって、実兄は私が子供の頃に競馬マスコミを席巻していた故・宮城昌康さんであり(まだはもう、もうはまだの名言で知られますが)、その宮城さんの娘さんが、以前PRセンターにも居た方で現・中舘調教師の奥様なのである。

 余談だが、岸さんの父がいなければ、日本での牡蠣の養殖は何十年も遅れていたであろうほどの、養殖の大家だったらしい。

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2015年9月23日 (水)

9月21日・月曜

 遅ればせながらラグビーの快挙。全く知らない分野なので、スポーツニュースでしか見ていないのだが、一進一退の展開と、最後のスクラムトライでの攻防は力が入った。好きな人がリアルタイムで見てたら本当に失神ものだったんだろうねえ。監督のひとまず同点の指示を良しとせず、勝ちに行った選手たちの判断もスゴイ。何が何でもバントで同点、先取点主義のどこかのダメ球団の監督に見せてやりたい。

 中山のスタンド内、他場のレースの実況は東京の開催時同様音声は小さいのだが、ファンファーレは大きい音量なので、少なくともレースに気付かないということはない。理想は開催場でも他場レースを普通の音量で実況することなのだけど、できないならこれくらいはしてほしいものだ。

 土曜の夜の競馬番組、コウキアツガールという馬を取り上げた時のコメントが全く的外れ。若いしゃべり手だったから仕方ないのだろうけど、これが山下達郎の名曲だということを全く知らないまま馬名について語っていた。スタッフも若い人たちばかりだったのか???

 さて3日間競馬最終日は東京競馬場で。この日はもう全くボロボロ。予想を見て下さった方、本当に申し訳なかった。

 セントライト記念、即消しだったタンタアレグリアとか、△は打ったがまず来ないと思っていたサトノラーゼンやロッカフェスタらが馬券から消えたのはよかったのだけど、同様に全く想像すらできなかったキタサンブラックに勝たれてしまう始末。これなら3着に来たジュンツバサの方がまだ分かる。ミュゼエイリアンを重く評価していても、これでは何の意味もない。ここに出ていた馬たち、とりあえず菊花賞という意味ではほとんど期待はできないような気もするが・・・・神戸新聞杯の出走想定を見ても、今年の菊花賞はどの馬にもチャンスがありそうなのだけど、それにしても・・・という感じ。ミュゼゴーストは本番に出られるのだろうか?

 週刊競馬ブックの読者投稿欄、2通の意見が掲載。1つは1228日の開催固定化絶対反対、もう1つはサマーシリーズへの疑問、特にマイルの無意味さを力説。もっともだと思う。とくに前者は、明らかに競馬場に人が来なくてもPATで売れればそれでいいという発想が強すぎて、中央競馬の本来の意義を否定することをJRA自らが行おうとしている。詳しくは来月発売の最強の法則に書いた。ましてや有馬記念を持ってくる計画などあり得ない。一部の専横的なプランであると思いたいのだが。

(23日22時半記)

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2015年9月21日 (月)

残念なニュース相次ぐ

3日間競馬の陰に、キズナ引退、そしてなんとクロスクリーガーが内臓疾患で急死、さらにオルフェーヴルの全妹エストソルシエールがデビューを待たずに蹄葉炎で死亡。良くない知らせばかりが続いた週末だった。それにしてもクロスクリーガー。久々にねじ伏せるような強さを感じさせるダート馬だったのに・・・・。

 20日の日曜は10時半頃に中山に到着。前回書き忘れたが、中山の芝は明らかに先週よりも短い。時計も出るし、追い込みの程度も軽減されて、前も普通に残れる。偏りない馬場になっている。

 お昼のラジオ日本イベント、ご来場&ご聴取して下さった方々に感謝。大和屋さんが当てた「メイショウドンタク3着の春天」の勝ち馬、隣に座った競優の山下さんも出て来ずに顔を合わせて苦笑い。終わった途端にジャガーメイルと思い出す。そんなもの。

 そこから府中へ取って返し、9R後に到着。ローズSは馬単、3連単など的中でひと安心も、肝腎のラジオ日本賞はかすりもせず。

 これで終了すれば、ニュースはともかく懐具合はソコソコ良い週末で終えられたのだが・・・。

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2015年9月19日 (土)

9月19日・土曜の競馬

3日間競馬でもあり、あまり溜めこむと後が大変なので、今日は(土曜20時)予想TVの出演もないことだし、ここで土曜分の競馬を短めに。

その前に、日曜の中山メインラジオ日本賞はフィールザスマートが取り消し。ご注意。

◆中山は夏の陽気。温度の上下の大きさはそろそろ体に響いてくる。暑いにせよ涼しいにせよ、なだらかに動いてほしいものだが・・・。風もほとんどなく、日差しが強い。中山は先週より時計は出ている。

中山3Rのハレルヤボーイ、強かった。種牡馬トーセンファントムは、以前本にも書いたように注目しているので、早くも重賞級が出たかもしれない。また話は違うが、メイショウサムソンが頑張っているのも嬉しい限り。

◆中山は芝もダートも速い流れのレースが多かった。ただその原因となっているのは多くが江田照と吉田豊。この勢いで日曜、月曜と飛ばすとも思えず・・・日曜はどうなるか。なお北村宏騎手と三浦騎手はこのところ冴えない手綱。

◆野路菊賞のロスカボス、どう考えるか判断に悩む。なお阪神は直線の向かい風が強いと実況にあった。

◆馬券的には中山7Rは馬連が引っ掛かって大ラッキー。ただ見せ場はそこだけ。レインボーSは◎ライズトゥフェイム完勝も、ヒモが抜けまくり。

◆馬券はローズSも面白いのだが、やはり月曜のセントライト。穴に考えていたジュンファイトクンが木曜の朝の時点で故障判明は残念だが、それを差し引いても買いたい馬が揃った。

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2015年9月17日 (木)

9月13日・日曜の競馬+α

 12日に発売になっている月刊「競馬最強の法則」。私は通常の連載コラム。そして興味深く読んだのは「馬券直結タイム」と銘打った、隠れた好タイムの見抜き方の特集。そして競馬予想TVに共に出演している小林弘明氏の特集。正直私は長い付き合いで手の内は知っているつもりなので、新しい発見はなかったが、予想TVを見ていない人、競馬歴が浅い人は絶対に読んでおくべき。正しい(という言葉は良くない。あるべき、あらまほしき)競馬予想フォームの参考となるはず。

 そして今月はサラブレにも声をかけてもらった。創刊20周年の一環として、10年後の種牡馬地図の想定。まじめな予想もよし、荒唐無稽な想像もよしとのことだったので、ほどよく織り交ぜてみたつもり。

 両誌共にぜひご覧いただきたい。

◆さて13日、日曜の競馬。馬券は午前は大半が見送り、午後も堅いのしか取れず、たまに穴っぽいのが引っ掛かっても薄目のみ。2日続けての勝利とはならず。

 セントウルS、オータムH共に全く予想外の決着。当たったのはセントウルのGⅠ連対馬が勝てないということと、オータムHでの関屋記念連対馬は勝てないということだけ(笑)。ただレース自体は見ていてとても面白かった。

 詳しい感想や分析は有料媒体に書いているのでここでは省くけれど、特に中山は芝がとても長くなっていることと、おなじみのエアレーションのおかげで、外からも差せる馬場。なんだか、昭和50年代の中山が戻ってきたような気がするのだが、開催が進んでもこんな感じになっているかどうか。意外と路盤が踏み固められるとイン有利前有利に傾くこともあるだけに・・・。

 それにしても、サマーマイルシリーズの酷いことよ。廃止すべき。1位は同点でレッドアリオンとスマートオリオン、しかもこの2頭がブービーとシンガリという有様。前月の最強の法則の連載にも書いたけれど、しょせん3戦で決着をつけること自体に無理があるのだ。スプリントと二千だけでいい。個人的には、もっといえばコラムに書いたようにフォーマットを変えた上でスプリントだけにしてもいいと考えている。

◆来年から曜日にこだわらず1228日に競馬開催年内最終日を固定し、有馬記念をここに持ってくる可能性も検討という報道があった。もちろん大反対。詳しくは次号の最強に書くつもりだ。

◆ショウナンアデラ、復帰戦を目前にまた脚部にケガ(捻挫)。とことんツイてない馬だ。

◆台風20号が発生。阪神打者の最多ホームラン数より台風の方が多く出ているのだから・・・。上陸の可能性は低いようだが、湿気を呼び込めばまた大雨の恐れもある。とにかく少しでも離れてほしい。

◆阪神で思い出したが、912日の土曜に、誤審で広島のホームランが3塁打になるというあり得ない失態。これでも処分なしなのか?改善策は打たないのか?

そんなことより運命の数奇さを感じるのは、ヤクルトと優勝争いをした年、逆に阪神・八木のポール際の一打が2塁打かホームランか揉めて、判定が二転三転して2塁打(これは誤審で本当はホームランだった)になり、この試合を落としてから坂道を転げ落ちたのが23年前の同じ日・・・・・・(かと思っていたら、1日ズレて11日だったよう。それでもなかなかの因縁だと思うが)だった。

◆告知ですが、20日の日曜は中山競馬場メディアホールで昼休みにラジオ日本のイベントに登場します。予想TV、次回は26日です。

◆競馬ブックのコラムで、スポーツライターの阿部珠樹さんが4月に亡くなっていたことを知る。競馬のみならず、野球をはじめスポーツ全般においてナンバーなどで健筆を振るわれていた。私は阿部さんの文章が大好きだった。遅くなってしまったが心より哀悼の意を表したい。

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2015年9月17日 (木)

付け足し

◆現場の警察官には頭が下がることが多いのだが、上層部となると組織保持や、所轄のメンツや、縄張り意識などに絡め取られて、時としてとんでもない醜態を晒す。別に今始まったことではなく、かなり前にも書いたように、過去の重大事件が未解決だったり、被害が拡大したりしたケースにおいて、それが理由になっていることも多い。

それにしても今回の熊谷の事件、確実に防げたものであり(これについては現場の気の緩みが大きいが)、警察の怠慢が招いた惨事と言われても仕方ないだろう。そして会見の発言も、まずは組織を守るための弁明かと耳を疑うものであった。警察というのは心ある人は出世できないシステムにでもなっているのかと思わざるを得ない。

と共に中学生殺害事件といい今回といい、せっかくのパトロールシステムが無になって犠牲者を出していることには苛立ちを感じる。

◆戦争反対と採決反対、安保反対はどれも微妙に位相が異なる。これらはごっちゃにしてはいけない。反対派のダメなところは、ここを介していないところなのではないか。と同時に、あのヒステリックさでは世間を味方につけることができないし、狂信者的な気味悪さが先に立ってしまう。もっとも、力の無い民衆が束になって権力に対抗する場合、このようにしてぶつかっていくしか術がないのはこれもまた仕方ないところなのだけど。

◆ジジイの怒鳴り合いやら、金を貰っても触りたくないような(爆)女性議員の「触るなセクハラ」やらを延々見せられるにつき、政治もまた幼稚化が甚だしい。とはいえ、 野党にとってはここが起死回生のチャンスである。どう立ち回るかが今後に大きな影響を与える。セクハラ触るなではあまりに貧しい作戦だ。与党サイドの矛盾を一手一手潰して追い詰めていくような、頭の良い軍師はいないのだろうか?

長くなるので日曜の競馬については次に。

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2015年9月16日 (水)

強行採決目前

 現在は916日夜7時。国会は風雲急を告げている。とにかく、私個人としては今回の法案の最大の問題点は、その内容もさることながら決め方の手順の拙速さに尽きると思っている。手続きをすっ飛ばしてとにかく急いで決めたがるその専横さと、裏にあるものの黒さが何とも不気味である。

民意を問うてから、その結果選挙に勝てば改正の手続きを取り法案可決、という手順が踏まれるならいいのだが、今回は明らかに権力の暴走であり、これを許すと他の全ての法案についても、また国民生活自体にも権力による強制を行う恐れがある。

 思い返してみれば、今日に到る流れはすべて、唐突な石原慎太郎の尖閣問題に始まったとは言えまいか?ここまで数年にわたるアメリカとの大掛かりなシナリオがあったのでは?という陰謀論すら想像したくなるくらい、辻褄は合ってくる。まあそれは妄想として、アメリカの対中国政策の(捨て)駒として使われているにすぎないのだけど、安倍自体はアメリカから何をお土産に出されたのだろう?

 しかも、水害、火山などで非常事態になっているなか、それらを放置してのこの醜態・・・優先順位もおかしい。

★ 今日の昼間、ラジオ日本をたまたま聞いていたら、高田渡の「自衛隊へ入ろう」が流れていた。ラジオ日本ということを考えると、結構勇気あるディレクターだなあ、と。何を言ってるか分からない人は、何かの手を弄してこの曲を聞いてください。

 そして私と字も同じ同姓同名の元自衛官がいて、その方は今回の法案反対を提唱し各地でパネルセッションなどに参加しているそうだ。

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2015年9月15日 (火)

9月12日土曜

 近所のお子さんが夏休みにカビの研究をしたそう。パン屋さんで焼いているパンには2日でカビが生えたのに、某メーカーのものは5日経っても生えなかったとか。まあこれに限らず、今の時代、食品にはいろいろなリスクが含まれていて、それを承知で食べているわけで、人体の自浄作用がどこまで保つかという話になってきているのかもしれない。

言っておくがもちろん、何を食べるのも食べないのも各人の自由。メーカーのパンが悪いというつもりはない。なお私は自分の中では3つほど、絶対に口にしないものを決めている。

さて912日土曜。早朝に地鳴り、そして小刻みな縦揺れから突き上げるような大きさへと変わる。これは大きいのが来たかと身構えたが、意外と揺れている時間は短かった。震源地は東京湾、隣の調布が最大震度5弱。国立国分寺で震度4。しかし府中は3に留まった。府中は地盤の強い町として知る人ぞ知る。

 電車の乱れは小さく、西船橋へ向かう足に影響は出なかった。4ヶ月ぶりの中山開催、馬場はやや湿っていたが天気は絶好。少し蒸した。センターポールの国旗は動いているが、地上に風はほとんどない。もともと、秋の中山は天気が悪化しない限りは無風となることが多い。ダートはどんどん乾いて、特別戦のあたりには表面が白くなっていた。

 中山のスイーツフェア、またしても某店。春後半からここの出店で固定されているようにしか思えない。別にいいのだけど、フェアというからには店を入れ替えて回さないと客は飽きる。個人的に某店のこのフェアでの品揃えは競馬場に向いていないものが多いと思う。

 阪神芝1400mの新馬戦、POG指名馬のナタリーバローズが思っていた以上の走りで完勝。今週はバローズ馬が勝負掛かりであるのは登録を見れば明らかだったので、そこそこやれるとは思っていたが、嬉しい誤算。メイショウサムソンは種牡馬として好きで、前年度はレッドソロモンで成功したが、今年はこれと狙った(同一種牡馬産駒は1頭のみ指名のルール)。フィリーズR狙いでの指名。9月中に指名馬が4勝したのは初めてのような気がする。馬券も素直にこの馬からいろいろ入って成功。

 この1つ前のマイルの新馬戦を勝ったエアスピネルも強かった。中山アスター賞のメジャーエンブレムはさすがの勝ち方も、判断には苦しむ。

 この日のクライマックスは阪神メインのエニフS。人気2頭は不安点が大きく、◎エーシンビートロンがハマってくれた。それにしても単勝78倍は馬鹿にされすぎだろう。  

中山メイン紫苑Sの◎スマイルミーティア、騎乗ぶりには?しか出て来ない。酷い。馬の良さを全く出せなかった。

 

阪神最終は○△だったが、ここはタテ目馬連を押さえることができた。大漁で気を良くしてフジテレビへ。本番終了後は横山ルリカ嬢のパソコン配信分のコンテンツ「あたりますよーに」にお邪魔してきた。オータムH、彼女はフラアンジェリコ◎と思い切った予想。私はこの時点では何とも思わず、何か盛り上げようと母方の良血ぶりを褒めそやしていたのだが・・・・。

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2015年9月11日 (金)

虫干し

★豪雨災害、何度でも書くがニュースワイドショーでの現地からの中継の際、スタジオのワイプを画面の隅に出すのは本当に止めてほしい。というかやっている神経がおかしいことに気付かない制作側の異常さ。報道と演出をごちゃまぜにするな。

もちろん出役にも責任はある。タレントはそれを求められてしまえばまだ仕方ないところもあるが、糞文化人コメンテイターたちのタレント以上に大仰な顔芝居は本当に許せない。

★コメンテイターといえば、首都圏の度重なるJR送電線火災が報道され始めた当初、したり顔で某弁護士コメンテイターが「整備する側の人員の質の低下が原因の1つ」などとしゃべっていたが、その後放火と判明。これって整備員に対し謝罪するレベルの暴言だったと思うんだけど。

★エンブレム騒動は表面的にパクリを叩くという構図になっているが、本当に問題なのはさらにその上の構造だろう。やっと週刊新潮が手を付け始めたみたいだけど。なぜあのデザイナーに発注が集中していたのか。

森喜朗はオリンピックの総予算2兆円と吹聴していたが、その額に根拠がなかったという記事も目にした。そして森一派である武藤敏郎事務総長もなかなかのタマ。この人は、昔のJRA理事長(故人だから醜聞は書きたくないのだけど)も官僚時代に名前の挙がった、例の特殊なしゃぶしゃぶ接待にも参加していた。

★結局見送りとなったが、酒とたばこの年齢引き下げって青少年の健康保全と引き換えに少しでも税収取りたいってことですよね??外国の基準に合わせるどうこうって関係ないですよね?だって国により結構バラバラですからね。18歳にも解禁して、学校での飲酒喫煙については校則で取り締まればいいとかテレビで言ってる人たちが意外と多くて唖然。

★元陸上選手の為末大さんのツイッターでの発言がネットニュースで話題になっている。まとめてしまうと一次情報絶対視への疑問を呈示したもの。そもそも一次情報を取れるのは特殊な立場の人間であるというのがその骨子で、そこを重視しすぎてしまうことへの危険性も理解しておられるような印象を受けた。

まさにその通りだと思う。そもそも情報に一次も二次も三次もない。情報は情報であり、結局はそのソースと、中身を正しく理解する能力があればいいだけの話。そもそも一次情報とはなんぞや?ということから考えないと。極端な例えだが、じゃあ戦争は戦場で取材している人しか語れないのか?ということになる。

全ての情報には、たとえいわゆる一次情報であってもバイアスが掛かっており、しかもその一次とやらに接しても、接した人間の解釈の違い、理解力の高低によって、正しいものにも歪曲されたものにもなってしまう。一次情報を祭り上げるのは浅薄な発想だと思う。

伝聞を根拠にして安易に発言したり、さらにそれを拡散したりする行為はもちろん戒むべきものだが、一次情報絶対視もまた同様に危険であることは確認しておきたい。すべては情報を扱う人間の資質。

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2015年9月11日 (金)

9月6日・日曜

9日のインターネットラジオ「銀座競馬倶楽部・村上卓史の馬イイ話」を聴取してくださった皆さんに感謝。ツイッターでたくさんのリアクションをいただきました。何度か絡んでくれた市丸さんにもサンクスを。

 村上さんはこちらの勝手な想像と違って、実に穏やかな感じの、懐の深い方だった。

 さてここではまだローカル開催の話。9月6日日曜の競馬は例によって東京競馬場で観戦。

 この日は自分の競馬については特筆すること無し。消したシュウジに楽勝された小倉2歳Sは特に情けない。やはり橋口厩舎の小倉ラストサマーの勝負気配、そして1000勝目指しての勝ち鞍をこの馬が2歳戦部門で稼ぎまくる作戦濃厚だっただけに、完成度で雲泥の差があったか。2,3,4着馬が印上位だっただけに、逆らったのが悔やまれる。

 新潟8Rは3着馬がなく、◎○で入るも馬連だけ。すずらん賞はフレンチイデアルとマダムクレアシオンのワイドで勝負してしまって失敗。オデュッセウスを軽視したのがアダに。

丹頂Sは自信を持って切ったヒラボクディープに勝たれる。新潟記念は前週から決めていた自信の◎パッションダンス、これがまさか6番人気、意外と人気がなくニンマリするも、ファントムライト3着は・・・。あれだけ雨が降ったのだから少し足せばよかったのだが、配信に入れていないし・・・。

そして新潟最終も撃沈。今年のローカルは本当に近年にないくらい好調で、このまま終わらないでほしいとまで思っていたのだが、最終日で大叩きしてしまう。

(なおその後ミュゼスルタン骨折のニュース)

 さてこの週末の競馬界には別れの知らせが相次いだ。種牡馬関係ではコンデュイットが帰国、障害専用の繁殖となることが決まったようだ。ティンバーカントリーは種牡馬引退。ウォーエンブレムは北米帰国。競走馬ではキーンランドCで激走したトーホウアマポーラが引退。もともとラストランと決めていたそうだ。

 そしてこの日、札幌7レース騎乗後に藤田伸二騎手が引退を表明。漠然と、そろそろなのかなあとは思っていたので、引退自体に驚きはないが、開催の最中というのは意外だった。いろいろ問題も起こしたし、批判の対象にもなりがちな人だったが、良い意味でも悪い意味でもこれほど話題を振りまいた騎手も珍しく、個性という意味では突出していたし、華があったことは間違いない。客商売としては大事な要素。プロレス界で言うところの「トンパチ」という言葉がピッタリで、そうした人すら呑み込むのが競馬の懐の深さでもあるし。何やら寂しくなる。それにしても引退に際してまで、この人のキャラクターについてツイッターとかで非難している人がいるが、なんだかねえ。

 個人的には、騎手の手腕としての印象はアドマイヤドンの朝日杯と、ヒルノダムールの天皇賞、そしてシルクジャスティスの有馬記念。ハデさではもちろんフサイチコンコルドのダービー。感謝したいのは、私の父親にとんでもない払い戻しを与えてくれた、エリザベス女王杯のタケノベルベット。

 個人的に藤田騎手の引退よりショックだったのが、名門トウショウ牧場の閉鎖決定。私が競馬に出会う前から続いていた、あのお馴染みの勝負服がそれほど遠くないうちに見られなくなるとは。私が今でも、そしておそらく永遠に史上最高の競走馬と考えるトウショウボーイ、不運の名牝だったエイティトウショウ、未完の大器トウショウイレブンあたりが思い出されるし、個性派ではトウショウピット、トウショウプリンス、ヌエボトウショウ、トウショウペガサス・・・・。書き続ければきりがないほどだ。メジロが消えて、そして今回トウショウが消えて、私の競馬史にとって大きな欠落だ。何とか存続させる道はなかったものか・・。

あと2年?3年?の間に、あの勝負服で重賞を勝つ馬が出てくるのだろうか。

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2015年9月 8日 (火)

9月5日・土曜

98日記。それにしても今や日本には乾季と雨季ができてしまったかのようだ。

◆炎の体育会TVや、みんなのKEIBAの構成作家として高名な村上卓史さんのインターネットラジオに、明日出演します。

99日水曜、17:00~のインターネットラジオ・ソラトニワ銀座【村上卓史の馬イイ話】に出演します。受信方法や番組HPはhttp://www.soraxniwa.com/tickets/6286f0d0

94日金曜。夏の出張が始まるなあと思っていたのがついこの間のような気がするが、福島、新潟と10週続いた週末新幹線も今年はこれで最後。ちょうど私が新幹線に乗り込んだ直後に、東京には大変なゲリラ豪雨があったと、新潟に到着してからニュースで見た。まさにその雨雲から逃れるように動いたので、金曜には全く雨を見ていない。

原稿を書いてから、今年最後の新潟の夕餉は、考えた末にまたしても千代鮨で締めることにした。お通しでサザエの肝が出てきて、これがビールに合う。

最後ということもあり、この日は鮨に加えて、奮発してノドグロの塩焼きを付けた。これでまた明日の競馬にプレッシャーが掛かる。とはいえ、やはり年に一度はノドグロ食べないと、新潟に通った意味がない。

5日土曜。競馬場に向かう車窓からは早くも稲刈りをしている田んぼも見られた。地元ラジオからは、この週末は新潟市内は運動会の小中学校も多いとの話題。夏休みの終わりも早いから、ということなのだろう。

今年最後なので、1R前から観戦。競馬場も、雨の影響からか、スタンド前の芝生エリアにはなんとキノコが林立。黒い傘のやつにまじって、真っ白い帽子のようなやつが混じっているのが不気味。それにしても開催中の競馬場の芝生にキノコは初めて見た。

名産テントは、待ってましたの浜焼き。長岡、寺泊名物の海の幸を竹串に刺して醤油ダレを塗って焼くというシンプルイズベストの逸品。鮎、鯖、エビ、エビつくね、つぶ貝、ホタテなど目移りしたが、悩んだ末ホタテとエビつくねに。ホタテ貝がこんなに柔らかいものだとは知らなかった。ひと串に4つついて350円。大満足。仕事があるのでビールは我慢。

新潟1Rでいきなりツキが転がり込んできた。コパノビジンから入って馬連、ワイド2点に3連複まとめ取りでもう前夜のノドグロ分の出費と、今日の負けを気にしなくていい状況になった。あとは無駄遣いしなければ。

新潟3Rでさらにプラスを上積み、気分を良くしていたが、6Rでショック。10番人気ボンジュールサクラ本命、直線グイッと伸びかけてときめくも、前が塞がり思い切り横へ出す。真横に走ってそこから追い直して猛然と詰めるも届かず・・・・。3着でもお金になる馬券を買わなかったことを猛省。

ラジオ楽屋では、某アナウンサーが野球実況で遠征した地方で分けてもらったという、セリで100万!!の値がついたルビーロマンというブドウが振る舞われた。ひとつぶ2000円超え!その1粒を有り難く舐めるように頂いた。形容できない甘さ。

担当した7,8Rはハズレ、9Rは無難に的中。終了して下へ降り、10Rも堅く本線で。そしてメインはヒモ馬同士で失敗。某局(ラジオ日本ではありません)の実況ではマイネルメリエンダを5着と決め打ちしてしまうミス。

新潟12Rはザショットアローから入って意外とつけてくれてうまく締めくくれた。小倉7,9Rと札幌10Rはダメだったが、それもさほど響かないまま、帰途へ就くことができた。

札幌2歳Sについては、個人的な印象は薄い。将来GⅠで勝ち負けするほどの馬がここから出るという感じはしなかった。もっとも、幼くて走れていない感じの馬もおり、決めつけは危険なのだが、少なくとも上位馬からは厳しい感じ。

POG所有馬のペイシャフェリシタは、このペースでハナへ立つ競馬ではまだ体力的に無理だった。長い目で見たい。

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2015年9月 3日 (木)

8月30日・日曜

93日記。静岡、伊豆の小さな地震がこの2日間とても多い。警戒するに越したことはない。

 830日の日曜は、以前ここでも告知したように、私のサイトの会員の皆さんを招いての東京競馬場での観戦会。懇意にしていただいているライターの樋野竜司氏のところのオフ会と合同で、たまたまスタッフが当選した東京競馬場のスペシャルルームでの開催となった。

 

 皆さんそれぞれ楽しんでいただけたようで何より。雨の中、参加して下さった方には改めてお礼を申し上げる。

 

◆個人的には札幌6Rの押さえの馬連くらいしか見せ場なし・・何よりキーンランドCが・・・オメガヴェンデッタ、3着なら・・・うーん、まあこういうことがよくあるのも競馬だと納得していても、何とも何とも大きなハナ差4着だった。

◆新潟2歳Sは、ロードクエストがまさに超弩級の勝ち方。マツリダゴッホ産駒らしい完成度の早さと、らしからぬ大物感。このあとどう育っていくか。脚を見ると、近親のサクラチトセオー的な切れ。チーフベアハートやリアルシャダイが絡んでいる母の血が強く出ていれば、距離が伸びても全く問題なし。暮れはホープフルSが濃厚とのこと。

それにしても、今年は新潟出走の2歳馬のレベルはやはり高かったと思うが、新潟デビュー組となると例年より少し質が落ちるような印象を受けた。札幌の盛り返し。

◆そしてこの日の主役は何と言ってもブラジル生まれの香港競馬所属、「マジックマン」というニックネームを持つモレイラ騎手だったことに異論はないだろう。いろいろスゴイのだが、個人的に最も印象的だったのは、直線に入る前のコース取りの巧さ。

◆よく、函館や札幌について「洋芝向き」という視点で語られることは増えてきたのだが、相変わらず「野芝向き」という言葉は聞かないですね。

◆最後に1つお知らせ。

炎の体育会TVや、みんなのKEIBAの構成作家として高名な村上卓史さんから、なぜかご指名を?頂きました。

99日水曜、17:00~のインターネットラジオ・ソラトニワ銀座【村上卓史の馬イイ話】に出演します。番組HPはhttp://www.soraxniwa.com/tickets/6286f0d0

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2015年9月 2日 (水)

ツキが重なった8月29日・土曜

 829日土曜。朝の新潟は小雨模様。多少の雨では時計の出方が変わらない新潟ダートも、前夜の豪雨でさすがに正真正銘の道悪、水が浮く場所もあって時計が速くなっていた。芝もやや時計が掛かっていて、外差しの傾向がやや強まりかけた。

 ところがお昼前からどんどん青空の面積が広がり、完全に夏の日差しが戻った。蒸し暑いこと。天気が変わりだしてから、無風の場内に、直線追い風となるそよ風が一服の清涼剤。ただ微風で、競馬には影響なし。日差しの割には、馬場の回復は遅れた。

 この日の新潟競馬には、市の名前を冠した特別戦がなく、毎週出ていた名産品のテントもなし。一抹の寂しさ。代わりにメインレースのBSNがイベントを開催していた。ゲストのインパルスの2人はラジオ中継にも登場。ラジオ日本の放送席はBSNの隣りなので、インパルス堤下氏が座る2mほど横で解説するという事態に。堤下氏体だけでなく声もデカすぎ(苦笑)。聞こえてくる話から判断するに、競馬にはだいぶ詳しそう。相方の板倉氏はさほどでもなさそうだったが。

 札幌のワールドオールスターズJ1戦はラジオ日本の控室で見る。アナウンサー氏複数から一斉に声が挙がったのは「あのゼッケンの色使いは見づらい」ということ。チーム分けの下地の色と数字の色の組み合わせが見にくいものになっているそうで、おそらく実況泣かせになっているのでは、と。

そもそも外国チーム日本チームの対抗戦自体無意味で、全く話題にもならなかったのだから、来年からは普通に個人戦に、そして通常ゼッケンに戻してほしい。さらに前にも書いたが札幌に固定せず、ぜひとも持ち回りで。

 9Rまで解説してスタンドへ。例によってビール片手の観戦。そこまでの馬券は今イチ冴えなかったが、小倉メインのイースターパレードとトミケンユークアイのワイドで上向き。そしてご存じの方も多いように?新潟メインでほぼ完全にいろいろ的中。直線は久々に声を挙げて叫ぶ。大満足の内に帰路に就いた。新潟駅で久々に回転寿司にしておくにはもったいない「海鮮家」を訪れキス、舟べた、穴子、コハダなどを堪能。

 実はこの日のクライマックスは新潟メインではなくこの後の東京駅に待っていた。ホームから階段を下りてきたら、いきなりロープを張られてたくさんの黒いスーツ姿の男たちが立ちはだかる。何事かと思ったが、あまりのものものしさからこれは皇族関係の通行警備かとピンとくる。もしかして佳子さまのご尊顔を拝めるかとワクワクしたが、なんとご静養から東京に戻られた天皇皇后両陛下のご帰還であった。

ガードから、最前列の人たちには、後ろの人たちにも見えるように座るよう要請、さらに手を振ってお迎えするようにと指示。また写真はOKとのことで周囲の人たちはみなスマホ、携帯、タブレットをかざす。私もガラケーの静止画撮影機能をそそくさとスタンバイ。

 数メートルの距離で両陛下を拝するのは初めてのことで、柄にもなく緊張。心臓の不調が伝えられていた皇后陛下は。思ったよりお元気そうで何より。それにしても、あの御高齢で年間通じてあれだけの御公務をこなすのだから、そのお疲れはいかばかりか。短い静養で、少しでもリフレッシュされておられることを願う。

 

 お2人の姿が見えなくなり、新幹線改札付近はいつもの雰囲気に戻ったが、目にできた幸運な数百人の熱気は収まらない感じ。当方も少し興奮して帰宅。

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2015年9月 1日 (火)

8月28日金曜

 91日記。エージェント公開についてかまびすしいが、JRA経営委員も任期満了につき新任された。競馬のことをどれだけ知っている人たちなのかは分からないが、プラスになる提言をしていただければそれでいい。とにかく、トヨタの奥田氏と、タレント弁護士の住田氏がいなくなったことで、少しはマシになってくれれば。

さて東京の天気は相も変わらず雨続き。夕方にほんの1時間くらい、薄く青空が見えたが、すぐに黒い雲に塗りつぶされて強い雨が断続的に降ったまま。

 私はまだ土曜午後の新潟で夏空と太陽を浴びることができたのだが、それがなければ一体どれだけ晴れ間を拝んでいないことになるのか・・・。東京では35年ぶりの異変なのだそうだ。

 828日金曜、午後2時半の新幹線で新潟へ移動。上越中越は雨が降っていたが、下越に近付くに連れて光が差してきて、新潟駅前は薄曇り。蒸し暑い。この日は古町のアパホテルへ投宿。かの名物女社長の写真が思い切り載っているアパカレーなるレトルトカレーをプレゼントされる。

 この日は古町モールをうろついて、通りから奥まったところにある五郎という良さげな小さな居酒屋を発見。大当たり。店員さんが丁寧、1人客にも融通利かせた臨機応変なメニュー対応。タイ、マグロ、イカの刺し身、つぶ貝バイ貝の刺し身。十全ナスの天麩羅、イクラ丼、そしてせっかく新潟にいるのだからと、珍しく日本酒を。店員さんが酒の弱い人にも飲みやすいと薦めてくれた地酒の「月不見」をロックで。どれも大満足のひとこと。金曜の夜に贅沢をして土曜の馬券にプレッシャーを掛ける、この楽しみもあと1週。

 ホテルに戻ってきた途端に豪雨。傘を持って行かなかったのでツイていた。原稿をてっぺん手前に終了させて就寝。

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