虫干し
★豪雨災害、何度でも書くがニュースワイドショーでの現地からの中継の際、スタジオのワイプを画面の隅に出すのは本当に止めてほしい。というかやっている神経がおかしいことに気付かない制作側の異常さ。報道と演出をごちゃまぜにするな。
もちろん出役にも責任はある。タレントはそれを求められてしまえばまだ仕方ないところもあるが、糞文化人コメンテイターたちのタレント以上に大仰な顔芝居は本当に許せない。
★コメンテイターといえば、首都圏の度重なるJR送電線火災が報道され始めた当初、したり顔で某弁護士コメンテイターが「整備する側の人員の質の低下が原因の1つ」などとしゃべっていたが、その後放火と判明。これって整備員に対し謝罪するレベルの暴言だったと思うんだけど。
★エンブレム騒動は表面的にパクリを叩くという構図になっているが、本当に問題なのはさらにその上の構造だろう。やっと週刊新潮が手を付け始めたみたいだけど。なぜあのデザイナーに発注が集中していたのか。
森喜朗はオリンピックの総予算2兆円と吹聴していたが、その額に根拠がなかったという記事も目にした。そして森一派である武藤敏郎事務総長もなかなかのタマ。この人は、昔のJRA理事長(故人だから醜聞は書きたくないのだけど)も官僚時代に名前の挙がった、例の特殊なしゃぶしゃぶ接待にも参加していた。
★結局見送りとなったが、酒とたばこの年齢引き下げって青少年の健康保全と引き換えに少しでも税収取りたいってことですよね??外国の基準に合わせるどうこうって関係ないですよね?だって国により結構バラバラですからね。18歳にも解禁して、学校での飲酒喫煙については校則で取り締まればいいとかテレビで言ってる人たちが意外と多くて唖然。
★元陸上選手の為末大さんのツイッターでの発言がネットニュースで話題になっている。まとめてしまうと一次情報絶対視への疑問を呈示したもの。そもそも一次情報を取れるのは特殊な立場の人間であるというのがその骨子で、そこを重視しすぎてしまうことへの危険性も理解しておられるような印象を受けた。
まさにその通りだと思う。そもそも情報に一次も二次も三次もない。情報は情報であり、結局はそのソースと、中身を正しく理解する能力があればいいだけの話。そもそも一次情報とはなんぞや?ということから考えないと。極端な例えだが、じゃあ戦争は戦場で取材している人しか語れないのか?ということになる。
全ての情報には、たとえいわゆる一次情報であってもバイアスが掛かっており、しかもその一次とやらに接しても、接した人間の解釈の違い、理解力の高低によって、正しいものにも歪曲されたものにもなってしまう。一次情報を祭り上げるのは浅薄な発想だと思う。
伝聞を根拠にして安易に発言したり、さらにそれを拡散したりする行為はもちろん戒むべきものだが、一次情報絶対視もまた同様に危険であることは確認しておきたい。すべては情報を扱う人間の資質。
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