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2015年10月 7日 (水)

庄司真さんのこと

 105日月曜、曇り空の隙間から陽がところどころ差し込んでいた。空模様の割にはやや蒸し暑さも感じる朝。通勤ラッシュに揉まれながら、千葉市鎌取へ赴いた。

 優馬紙面にも書かれていたのでご存じの方も多いと思うが、庄司真トラックマンが、930日に急性心筋梗塞のため逝去された。享年46歳。その告別式が、この日千葉斎場で取り行われたのである。

 ラジオ日本の競馬中継では、庄司さんは日曜午後の優馬提供枠のパドック担当、私は土曜午後の解説担当なので、直接顔を会わす機会は少なかった。競馬場ですれ違えば会釈する程度、そして年に12回ある飲み会の席で、いつも主役になる庄司さんのジョークに笑わせてもらうような、そんな知り合い未満の付き合いだった。

 

 それが、先日記したオールカマー当日の鈴木アナの送別会で、隣の吉本アナとたまたま野球の話題になった時に、突然23人向うに座っていた庄司さんが大きな声で割って入ってきたのだ。なんと阪神ファンだったとのこと。次期監督をどうするか、というような話を少しした。それが庄司さんとの最初で最後の会話となってしまった。

 数少ない面識であっても、いかに同僚に慕われ、先輩に愛されているかは窺い知ることができた。豪放磊落という言葉をまさに地でいくような感じの存在、本当にパワフルで、声が大きいのでどこにいるかすぐに分かるくらいだった。私程度の淡い付き合いの人間が偲ぶには本当におこがましい気もしたのだが、たった3日前に酒席を共にした人間の死は、さすがにショックであった。

 斎場内には、最後の出演となったオールカマー当日のパドック解説が流され、土田調教師、牧調教師、的場調教師父子、木幡初広騎手などからも花が寄せられていた。

 あるベテラン記者がおっしゃっていたのだが、「人の2倍体がデカくて、2倍声が大きくて、2倍食べて飲んで、2倍仕事をしたから、人の半分の寿命になっちゃったのかもしれないなあ」という言葉に、何とも言えない諦観が漂った。

 今はただ、安らかにお眠りくださいと冥福を祈るのみ。そしてこの記事を読まれた方に伝えたいのは、ラジオ日本の中継のリスナー、優馬の読者の方は、時々庄司トラックマンがいたことを思い出していただければ、ということ。

もう1つ付け加えておきたいのは、なぜこれを書くのか、理由の説明は控えるが、いつもと違う異常を、脳や胸など生命に関わる箇所に感じたら、遠慮しないで救急車を呼ぶべきだ、ということ。救急車の安易な使用が批判されている昨今だが、本当に辛いところがあるのなら、近所に知られてはマズいとか、大したことないのに使ったと思われたくないから・・・などと考えずに、救急車を頼るべきだと思う。

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