本文へジャンプします。




« 6月3日、4日の競馬 | トップページ | 久々に落ち着いて »

2017年6月 7日 (水)

JASRACの暴挙に絶対反対

JASRACが音楽教室からの著作権徴収認可を文化庁に願い出るというニュース。以前、改めて書くとして保留にしている間に、事態は悪化しているようだ。

 実はこれについては、複数から反対の署名協力要請が来ており、即署名した。また身内が音楽教育に携わっていたり、前職時代にJASRACの杜撰な姿勢に辟易した経験もあったりする立場、多少なりともJASRACと関わった立場からも、断固反対の声を挙げる。

 

 そもそも、作曲者へ敬意を払ってほしいからという会長の発言自体が???である。そんな曖昧模糊とした実態のために金を徴収されることが正当化されるのであろうか?

 徴収されることで、ピアノ教室などで使用される楽曲は著作権が切れたものばかりになってしまうのだろうが、現代曲にも技法や表現で素晴らしい作品が多く(とくにリズム)、子供たちに経験させるメリットは大きい。そうした機会を奪うことになるのが最大の問題点。

 

加えて、そうした曲を教わることで、自宅練習の際に、CDを購入するケースはとても多い。むしろ著作権には貢献していると思うのだが。これが無くなることの方が、作曲者には痛手のはずだ。

 さらに、当の作曲者の中から、この徴収に反対の声を挙げている人たちもいる(小山和彦氏や徳備康純氏らがその筆頭)。彼らは金もうけのために作曲しているわけではないと言い切っており、子供たちの音楽教育の充実に寄与することが目的であるとしている。全員ではないにしろ、作曲者たちからもこうした声が挙がっているのに、なぜJASRACは徴収に踏み切ろうとしているのか。背景に何か利権がからんでいると思われても仕方がない。

 

一番胡散臭いのは、今回の徴収案が、曲に対する正当な著作権料ではなく「音楽教室の売り上げの2.5%を納めろ」というどんぶり勘定も甚だしいいい加減なもので、まさに暴力団のみかじめ料と同じ発想。これでは、たとえ全曲著作権が切れた楽曲にしていても徴収することになってしまうわけで、むしろ違法と言える。ここは意外と報道されていない。学校法人に切り替えるなら徴収しないという主張もしているが、何を理由にそんな上から目線の物言いができるのか、甚だ理解に苦しむ。

 

 さらにいえば、JASRACのいい加減さは、詳しく調べもしないで、演奏家なら公共の場で演奏して著作権が発生しているだろうと決めつけて、古楽(もちろん著作権などとうの昔にない)や世界の民謡といった音楽の演奏者にまで、無差別に払え払えと徴収書類を送りつけていることにも表れている。

 この団体の上層部がどこと通じているのか、どういう構造になっているのか、文春などはくだらない芸能ネタとか追い掛けてないで、JASRACのような団体にこそ切り込んで頂きたいものだ。

 

 とにかく、音楽教室からの著作権料徴収などあってはならない弾圧である。

 

|