2月24、25日の競馬から
2月24日の土曜は中山へ。冬の東京は毎年あっという間に終わるので、つい先週まで来ていたような錯覚。競馬場では9Rくらいまでは直線強い追い風が吹いていた。しかしけっこう暖かい。
地下のファストフードエリア、撤退したモスの代わりにファーストキッチンが参入していた。調べたら内馬場にはご飯処が新規に開店したようだ。東京のメモリアルやフジビューのところには、春の東京では新しいお店が来るのだろうか?
この週の競馬は何と言っても、引退、勇退厩舎。まさにサヨナラ興行的な空気が漂い、風物詩の感覚。武豊騎手も翌日の阪急杯後に言っていたが、これも日本の競馬の良さの1つ。
中山8Rは小島太一騎手が、単勝400倍のサンジレットで人気のライバーバードにガンガン絡んでいき、引退する父の厩舎のメンデンホールを援護する。自分も粘りまくりながら、ゴール前ではメンデンが来ているのか不安になったのか(笑)外を確認。その瞬間にキッチリと横山典のメンデンホールが飛んできてハナ差差し切るとという、まさに芸術的、劇的な勝利を収めた。横山は本当に千両役者。
ラジオはこの開催は10R以降となる。冨里特別は勝ち馬ベアインマインドに手が出なかった。11Rはアッラサルーテ本命も、勝ったレジーナフォルテは夏馬と決めつけて失敗した。この暖かさなら気にすることはなかったか。12Rは△〇◎で、馬連ベースではアウトも、安いながら自分は3連単マルチでわずかにプラス。
個人的には阪神と小倉で失敗して、馬券はマイナス収支。
予想TVから帰宅後、突発的なことが起きて日曜未明までバタバタ。各所に迷惑を掛けつつ、原稿は何とか乗り切る。
日曜は遅めの出動。朝、知らない間にPOG指名のセドゥラマジーが2着。前にも書いたように、やはりダートで変わってくれた。
東京競馬場のメモリアルスタンドの館内放送。開催場でもないのに、この日はすべての音声が小さかった。全くもって不自由した。
武藤騎手が乗れている。この日も勝ったが、前の週、17日曜の東京8Rの手綱さばきには舌を巻いた。
すみれSは話題のキタノコマンドール。3角すぎからの取りつき方は凄い。レースラップを見たらなおのこと驚いた。あとは頭数が揃ったときにどうかということ。この世代にまた1頭、層の厚みが加わりそうだ。
中山記念は◎サクラアンプルール、直線前半では勝ったと思ったが、そこからがもどかしい。騎手の動きと馬の動きのリズムが合っていない感じ。ウインブライトは勝ち切りまではと思っていたが、この舞台だと本当に走る。
阪急杯は福島調教師ラストを飾ってダイアナヘイローが勝利。大団円仕事人、ユタカの本領発揮。
今年は本当に多くのホースマンがターフに別れを告げた。それぞれに思い出される功績があるけれど、個人的なことをつらつら書き起こすと、まず池上昌弘氏。私が今でも最高の馬と信じて疑わないトウショウボーイに札幌記念まで騎乗していた。ダービーで逃げて差し返して負けたこと、ダートの札幌記念で大出遅れかましてしまい、直線でハナ差まで追い込んで負けたことで降板させられてしまったが、トウショウボーイが最も「らしい」レースだった皐月賞での手綱を取っていた姿が今でも鮮烈。
岩元市三氏。テイエムオペラオーの調教師としてももちろんだが、やはり思い出されるのは騎手としての姿。マムシの市三とあだ名され、徹底マークで食らいついて最後に前に出るという騎乗ぶり。布施厩舎の個性的な馬たち、とくにトウショウボーイと同期の綺麗な芦毛、キングラナークとのコンビが思い出される。もちろんバンブーアトラスのダービーも。
柴田光陽氏はハシクランツでの菊花賞2着、宝塚記念2着が語られるが、私はとにかく中京を得意としていたことを思い出す。白眉はマチカネライコーの金鯱賞。ド人気薄でぶっとんだ。
佐藤正雄氏。ニシノフラワーに騎乗して阪神JFを圧勝、苦労人にやっと陽が当たったものの、チューリップ賞で2着に負けて、デビューからの連勝を止めてしまったこと、自分が乗ることは桜花賞でニシノフラワーを勝たせるために万全の態勢ではないと、河内騎手を推挙して自ら降板を申し出たというエピソードが沁みる。桜花賞でニシノフラワーが完勝した時に映った喜びようが忘れられない。優しすぎると言うのは安易、どこまでも馬本位を貫いたホースマンだったと思う。
そして競馬史の華としていつまでも残る小島太氏。昔は「猫とフトシは呼んでも来ない」という失礼な格言?までできたが、裏を返せば思わぬ時に飛んでくるということでもあって、やることなすこと本当スターっぽさが漂った騎手だった。とにかく大舞台に強いのも特徴。ピンクと白のあの勝負服は永遠。ご本人はサクラチヨノオーのダービーをよく語っておられるが、私はサクライワイの1回目のスプリンターズS勝ちと、サクラユタカオーの毎日王冠を推したい。
インタビューでは誰も語っていなかったけど、これからはぜひ馬券を楽しんでいただきたい。
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