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2018年5月28日 (月)

2018ダービー回顧

 今年もダービー終了。先週の週末のもろもろに先んじてダービーのことを。

 平成ラストのダービーは、確かにワグネリアンも強かったのだけど、自分にとってはやはり福永祐一が勝ったダービーとして記憶される。キングヘイローで1番人気2番人気(ずっと1番人気だったと思っていました・失礼)に支持された時に、顔面蒼白で嘔吐していたという話は知られているが、その後18回挑んで届かなかった頂に、19回目にして到達したわけで、そこはもう掛け値なしに祝福、シンプルな感動。ましてや福永洋一さんの現役時を見ている人間にとっては感慨もひとしおだ。不慮の事故でダービージョッキーの栄誉を手にすることなくリタイアしてしまった洋一さん(今でも惜しかったと思うのは昭和533着のカンパーリ)は、どのような思いで息子の勝利を見守ったか、それを想像するだけで胸にこみあげるものがある。

 ダービーが特別なレースであることを、改めて知らしめたわけで、このような思いに浸らせてくれたダービーは久しぶりだ。

 

 勝てた最大の要因は、掛かることを恐れずに位置を取りに行ったこと。私は本来はそう乗った方がいいとは思ったが、この枠ではそれも難しいから、下げて直線だけ外へ出しての後方一気が一番近道だと思っていた。しかし勇気をもって踏み込んでいったことが、勝因の9割くらいは占めているのは間違いない。奇襲ではなく、勝つための手順をきっちり踏んで攻めたという意味で、実に見応えがある手綱だった。

 加えて、私は前日にも発言したのだけど、ダノンの1枠はきつく、ワグネリアンの外枠はプラスに出るかもしれないという考えを持っていた。下げやすいからという安直な理由が一番だったけど、下げるにせよ出すにせよ、馬を動かしやすかったのは間違いないし、前に行きたい馬が比較的同じ外枠に揃っていたことも、ペースが上がりすぎないという事態を呼び込んだはずだ。

 そうなれば、皐月賞で最も泣かされた要素が多かったワグネリアンにとって、今回は馬場や形状のファクターがすべて好転しているのだから、あとは本当に騎手の手綱だけに掛かっていたと思う。そこをクリアしたのは本当に見事。まあもう数年早くこんな攻めを見せてくれたら、もっと大きい所を取れていた可能性は大きいのだが(笑)。

 

 個人的には、「勝つ馬が見えないダービー」として、前夜の番組で馬連6頭ボックスという汚い馬券をさらし、その中には当然「勝つ可能性も低くない」としたワグネリアンも入っていたのだけど、エポカドーロは馬連の対象ではなかった・・・。そう、福永騎手に負けず劣らず、戸崎騎手の逃げにも唸らされた。高速馬場を考えるとスローに落とし、直線でもペースと後続の両方に蓋をして粘りに粘った。実際今年のダービーは、シビアな見方をすると、数字面では超高速馬場を踏まえるとレベルはさほど高くない。スローのわりに上がりも上がらなかったが(後半5Fは速かったがラスト1Fは少し止まりすぎ)、これは逃げたエポカドーロが勝つための方策を、戸崎騎手が最大限に取れたからだと思う。装鞍所から荒れだして、地下馬道へ出るのがかなり遅れ、道中は落鉄もしたそうだが、こうしたメンタルを宥めながらの騎乗でもあったわけだ。これも素晴らしい手綱だった。

ちなみに私の老父はエポカドーロの単勝で勝負したので、ショックでお迎えが早まるかもしれない(苦笑)。

 

 ダノンプレミアムは直線でエポカドーロに進路を塞がれ、切り替えたところを外から3着馬に寄られていた。ブラストワンピースも直線で切り返しを2回くらいしている。ただ、どちらもスムーズに運べていたとしても勝ちまではなかったと思うが。

 一応本命を打ったキタノコマンドールはスタート後の位置取りで終わっている。懸念していたように晩成だろう。良くなるのは秋以降。

 

 自分の反省点としては、高速芝はやはり「母方ダート血統が大事」ということを思い知らされたこと。というか、これまでもさんざん「高速芝はダート」とは自分でも書いてきたのだけど、マイル以下でしか考えてこなかった。

 あと、ここ23週のような高速馬場では、ハーツクライでは厳しい。

 

 それから、ダービーをCコースで行なうのは、ダービーを昔からずっと同じコースで行なうためだから当然としても、ダービー週にCコースに替えるのはやはり止めていただきたいものだ。1週、2週前からCコースにすべきなんだけどねえ・・・。

 

 

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