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2018年9月 6日 (木)

9月2日の競馬

何回か書いたことだが、大きな災害が来るたびに思う。今回地震に遭った人たちも、前日には京阪神の台風被害の映像を見て、その恐ろしさを感じたり、家族と語り合ったりしていたはずなのだ。まさかまもなく自分たちが、被災する立場に回るとは誰が思ったであろうか。つまり日本に住んでいる限り、いつどこで誰がどんな天災に見舞われるか分からないという現実を突きつけられる。

 競馬の根幹を成す地域の被災、大牧場の無事は伝えられているようだが、中小牧場の情報はまだハッキリしていない。これ以上あらゆる被害が拡大しないことを祈るのみ。

 

 こんな話題のあとにふざけたことを書くのも気が引けるが、また週末が近づいてきたので先週の競馬を片付ける。箇条書きで思ったことをサラッと。

 

◆この週末はノヴェリスト産駒の好走が目立った。もともと、夏競馬で出走馬の質が低い時期に、2歳中心にソコソコ走ってくるタイプではあるが、世代数が増えてこれに拍車が掛かった印象。人気になりづらいので馬券的には面白い存在。9月開催は夏の延長、まだもう少し楽しめそう。

 

4000勝へ向けて武豊騎手が一気にチャージを掛けてきた。マジック5ともなれば、今週末は乗り馬の依頼と質が上がってくることが見込まれる。プレッシャーと無縁の人だけに、開幕週でアッサリ達成してしまうかもしれない。

 

◆馬場差、という言葉は本来正確ではなく、意味的に不十分であっても「時計差」とか「日差」と言った方がより近いのかもしれない。時計の出方の影響は馬場だけではないということ。そしてスタート地点が変われば、気象条件込みで時計の出方は大きく違うから、本来はすべての距離ごとの「時計差」が設定されるべき。

ただ結果を分析する上でやりがいを感じるような細かい部分は、こと予想においてはあまり気にし過ぎても意味がないことも多々あり、また別物であることが面白い。

 

◆小倉2歳S、前傾ラップ前提は正解も、好走した馬が予想と違った。前で押し切ったのがファンタジストだったのも意外だったし、23着は差し馬選びのレースと解っていてもこれは手が出ない。

なお上位3頭はすべてキャリア1戦だった。猛暑だけに、キャリア2戦消化でローテも詰まるフェニックス組はキツかったということか。ファンタジストはスプリンター色が強そう。

 

新潟記念はブラストワンピース独り舞台。菊花賞に向けては直行がどう出るか興味深い。もちろん今回の古馬の出走馬レベルや、斤量の利もあった。

◎グリュイエールは、向正面で2度大きく首を上げて折り合いを欠き、しかも直線入り口でセダブリランテスに大きくカットされてつまづき、走るのを止めてしまったように映った。新潟外回りだけに、折り合えなかった時点で負け。

サマー2000タイトル獲得には5着以内が条件だったメドウラークが、きっちり5着を取り切ったのはなんともイイ仕事。今年はサマーマイルも2000も、どの陣営もタイトルは無視して馬本位の使い方をしており、唯一意識していたのがメドウラーク陣営だった、ということ。

個人的にサマーマイルは無意味という意見をずっと書いてきたが、サマーシリーズそのものが使命を終えたというか、意義が薄れてきている感が強い。スプリントはそれでもまだなんとなく意味は認められるのだけど。

 

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