雑記
気が付けば、毎週末に更新する内容は大抵ボヤきばかりになってしまっているが、半世紀以上生きていると、若い人のように希望や楽しさを見つけるエネルギーが減って、表に見えている気に入らない、鬱屈させられる事柄をあげつらって憂さ晴らしすることがルーティンとなってしまう・・・といっても、すべての中年がそうではないわけで、もちろん私個人のパーソナリティの所為であるのはいうまでもないのだが。
◆それにしても、サラキア騎乗交替の件は、関係ない立場でも虚しくなってくる。とはいえこういうことをいちいち気にしていてはいけない時代になったということなのだろう。ただ好き嫌いだけで書けば、個人的にこういうやり方は嫌いである。一度依頼して決まっていたものを簡単にひっくり返すことがまかり通っては、世の何事も立ち行かなくなる。しょせん競馬村の中の出来事ではあるのだが。
◆前にも何回か書いたが、NHKの相撲中継のアナウンサーの質の低下(と敢えて書く)は嘆かわしい。一例だが、解説者に対して、大関取り、横綱取りを逃した(逃しそうな)力士への批判を誘導するような進行をしていることが目立つ。アナウンサーが自らダメ出しをするようなシーンも珍しくない。
実況に演出は要らず、しかもNHKの実況ならなおさらだ。ここのアナウンサーだけはオーソドックスに、正確に他の範となるアナウンスをすべき。星取りの数字の間違いも多い。
スポーツに限らずNHKの近年の砕け方は気持ち悪いのだが。
◆NHKといえば、賛否両論の今季の朝ドラもまもなく終わる。個人的にストーリーはどうでもいいのだけど、ヒロインの子の愛嬌は朝向きでそれだけでも見ていて楽しいものがあった。ただ口をすぼめてセリフを言うのが癖なのか、それでなくても割れるような滲むような声質なので、聞き取りにくいことがやたら多かった。
あと、主題歌の歌詞は半年聞いていても最後まで何を言っているのか分からない箇所がいくつかあった。関係ないが星野源って音域狭すぎないか?
◆自民党総裁選を見ると、前にも一度書いたが、今の国政のカギはやはり「与党内野党」が握っていることは明らかだ。意外と石破が票を集めていたことから、立候補が機能したことも明白だし、他の対立候補が出なかったことも、安倍一強体制に反対という層を顕在化する上でも良かったと思う。
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