有馬回避馬と18日・日曜の競馬
前回有馬記念のことを書いたそばから、ワグネリアンとエタリオウがリタイア。実は来月売りの「競馬の天才」が有馬記念特集で、そこでワグネリアンは消し、エタリオウ本命で企画を進めていたが、本命がいなくなって原稿は大幅に直すことに。となると、無難な予想になりそうだけど、直前予想じゃない展望記事はフックつけて派手にやりたいものなのだが・・・。
日曜の東京。藤田菜七子騎手のレースを久々に直接見る。前から何度も書いているが、手足の長さは大きな武器。手足の全身におけるバランスは、武豊騎手に近いのではないかと思える。来年からの永世2キロ減は大きな追い風になるだろう。
東京9Rは、水曜の時点に自分のメルマガで今週の特別注目馬としたジョディーが逃げ切り。だけどあの2着馬、マリブムーン産駒は買えない・・・・。今でもなぜ来たのか分からない。買えないのは仕方ないとして、ジョディーの単勝が18倍もつくのだからヘッジしていない自分が悪い。
マイルCSは、ビュイックが日本でのGⅠ初制覇。それにしても、「スワンS組は勝てないローテで軽視」「母父は欧州血統かサンデーサイレンス」「ディープ産駒が1頭は3着以内に入る」「その年の安田記念連対馬は評価を下げ、5着以下を狙うべき」・・・・全部正解だったのに馬券が取れてないのはなぜ?ジュールポレールと結果的に心中してしまったので仕方はないのだが・・・・。これまたヘコむのみ。
ジュールポレールについては、4角手前の不利がなくても、良くて3着があるかどうかというところだったと思うが、3着なら△〇◎の3連複をソコソコ持っていただけに悔しさはわずかだがある。このところ、秋天のスワーヴリチャード、女王杯のカンタービレ、そして今回とレース中の大きな不利が本命馬に続けて起きているので、この悪い流れを何とかしないと・・・といっても、これはもう運の領分なのだけど。
モズアスコットは最大の被害馬。ただ位置取りからして、あれがなくても勝ち負けは無理だっただろう。
微笑ましかったのは4着カツジと5着ミッキーグローリーの全兄弟クビ差ゴール。弟が先着。信じられなかったが、同じGⅠに全兄弟が同時出走するのはG導入後初とのこと。それ以前の時代でパッと思いついたのはモンテプリンス、モンテファストだが、調べたら2歳差で兄プリンスが5歳(現表記)で引退しているので、絡みがなかった。ファストは3歳時は一介の条件馬だったし。他のありそうな事例が思い出せない・・・。
この秋の東京は、芝もダートも面白いレースが続くし、馬券もソコソコ荒れてくれる。例年以上にやや時計が掛かっていること、イン有利の傾向が先週くらいしか目立っていないことが挙げられると思うが、その先週にしても、インの前残りではなくイン差しが結構決まっていた。
もう1つ、春と比べた場合には、やはり秋の東京は風がおとなしいことも大きい。春開催の頃は本当に毎日風が強く吹く土地なのだ。そして、芝の生育が鈍る時季であることも絡んでいるだろう。
| 固定リンク