3月2日土曜は中山競馬場。まもなく競馬場に入るというところで大変な事故が起きていた。北村宏司騎手が落馬、後続の馬に頭部を蹴られて昏倒。
上で記者の方の話を聞くと、その時点では意識がなくかなり危険ではないかということ。土曜の公式発表は意識混濁、頭蓋骨陥没骨折の疑い。
北村騎手には去年のイベントでもお世話になり、近い感じを勝手に持っているジョッキーだけにショックが大きい。(その後月曜時点での高田騎手のツイッターにより、意識が戻り会話もできるが、鼻の横とこめかみの骨が砕けているうえに、太ももの腫れが酷く切開しているという病状が伝えられた)。
まずは復帰云々以前に日常生活を取り戻せるようにと願うのみ。それでなくとも近年ケガの多かった北村騎手だけに、なんとも言葉がない。1年以上の大怪我から吉田豊騎手が復帰する日だっただけに、なおさら競馬の持つ厳しい現実面に悄然とさせられる。
映像を見ると、ルメールのムチに馬が過剰に反応して内へ飛び、北村騎手の進路がなくなったように思える。時としてムチに敏感すぎる馬というものが出るが、それが最悪のケースで表れてしまった。
話を戻す。阪神1Rでいきなり岩田騎手父子の同一レース騎乗が実現。去年秋のイベントでは愛息のデビューを心待ちにしつつも複雑な心境を窺わせていた岩田パパだったが、レース中はどんな心境だったろうか。
中山では駅の近くで朝兼昼飯を食べ、競馬場のスイーツフェアでデザート(そのあとは夜まで空く)というのがお決まりのルートだが、この開催はフェアがない。チュロスやお汁粉などはあるのだが、これは甘すぎヘヴィーすぎ。諦めきれずに、競馬場をうろついていると、地下のファストフードコートのUCCオリエントに、クリームあんみつを始めたという掲示。一も二もなく飛びつく。満足。
この日は直線向かいの風がお昼過ぎまでは強めだったが、9R前からピタリと止んだ。寒さはほとんど気にならず、春の陽光。まさか翌日があんな天候になるとは想像もつかないほど。
驚いたのは、木曜から金曜未明までの雨の影響が、芝に全くなかったこと。これは想定外だった。時計の出方は前週と変わらず速く、また馬場が固いというコメントも出ていたそうだ。年末2開催が記録的に雨が降らない天候のまま行われて、かなり固くなったそうだが、それが元に戻らなかったのだろう。
こうなると、オーシャンSの◎カイザーメランジェは苦しくなる。時計が少し掛かることが前提だったのでお手上げだ。モズスーパーフレアがとにかく速かったのは間違いないが、1,2着馬共にあれだけ飛ばしてもまったく止まらないのは馬場の恩恵も大きいはず。
何気に注目は、ダイメイプリンセスとダイメイフジの異父姉弟が同枠に入ったこと。
連闘得意の弟が健闘した。
翌日曜は午前中、大雨の中、私用で池袋へ→午後2時すぎに東京競馬場。それにしてもこの雨もまた想定外で、前日と真逆の馬場コンディション。芝の剥げたところは明らかに悪くなっており、あとで目にしたコメントも一転「馬場が悪すぎる」というものが多かった。当初雨は「東京マラソンが終わってからの時刻に降りだし」という予報だったが、早朝からバンバン降った。
こうなるとこれまた予想は苦しくなる。馬場がまともでもこのところ特に苦しいのだが(涙)、中山は完全に空振り。でも当初から重予想をしていた小倉、良予想の阪神と馬場が正解だったところもダメだったことは内緒だ。
弥生賞は完全に馬場がこの上位3頭に追い風。もっともニシノデイジーは完璧に近い立ち回り、馬場を苦にした感じもなく、しかもトライアルの意識なく勝ちに来ていたはずだけに、成長力が乏しいという印象を受けてしまった。ラストドラフトは馬場もそうだし、そもそも過大評価が禁物。なんとなく今年の皐月賞は大荒れの予感。
この日は午後後半から大荒れ。単勝万馬券2本を含んだWIN5、この時点でキャリーオーバーかと思っていたら、なんと7票生きている、と同行氏がチェック。ただ最後の弥生賞も大荒れになり的中なし。もっとも、この7票も、おそらくはここまで通過していることは分からないままだった可能性がある。噂のコンピューター構築無機質大量購入システムだろう。調べてないからわからないが、ここまでにこれだけ人気薄を入れてある買い目は、最後は人気寄りに設定してあるものだ。まさかここまで人気薄が連発する想定は組んでいないだろう。
土日共に大惨敗。なんとかしないと・・・。