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2019年5月

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2019年5月30日 (木)

5月26日・日曜の競馬

今更ながらダービーデーのその他のこと。
 気温はグングン上昇、楽しみにしていたミントジュレップのドリンクカーが、見た範囲では今年は出ていなかった・・・。数年出ていたので、今年も当然いると思ったのに。フジビューのスタンドバーの「2400」に行ってみたら、長蛇の列で断念。今年は飲むことができず残念。

 馬券はまず東京5Rで無念。セイカヤマノも狙いながら、勝ったオンザウェイが抜けになってしまった。6Rはブーザーとイチゴミルフィーユの安いワイド1点だけ遊びで。7Rは勝ったミフトゥーロに手が出ない。
毎年青嵐賞は、以前拙著で書いたように、ダービー有力馬騎手が馬場チェックに使うことが多いとみているので、こちらもまたシッカリ見ておくべきレース。拙著にも書いたが、ダービーに乗らないあるいは、脈の薄い馬に乗る騎手を狙うのがパターン。今年は頭数も少なく馬券は買わず。レーンが乗るゼーゲンはピリッとせず。浜中はドンアルゴスで逃げた。馬券買うならキモは柴田大知騎手(本番ナイママ)だった。
 
 京都の安土城Sは、トゥザクラウンが前走重賞で超絶の競馬をした反動と、暑さでシンガリ負け。何頭かこの週は暑さがこたえたと思しき凡走馬が出ている。

 ダービーのレースそのものについての雑感は以前書いたので省略。

◆それ以外のダービー関係。サートゥルナーリアはパドックで騎乗命令掛かったあたりから少しうるさくなったように見えたが、本馬場入場から待避所行くあたりは平静に戻っていた。ただ出走地点に来てからの歓声でまたテンションが上がり、ファンファーレからの馬鹿オイオイで完全にデキ上がってしまった。ゲートを潜ろうとする素振りを見せたところで開き、2馬身近い出遅れ。
 今年はスタート前に上空にヘリは出ていなかったと思うし(私は見ていない)、せっかくそこは改善されたのに、オークスの時はマナーの良かったスタート地点にも、ダービーともなると心無い奴らが溢れてしまった。私の後ろに何かと大声でしゃべりまくる20代前半の男性グループが陣取り、こいつら絶対オイオイやるなと思って、人混みを移動してそいつらから少しでも距離を取った。案の定後ろから奴らのオイオイが聞こえてくる。下品なんだよとにかく。汚らしいし、のべつ幕なしにスタート前から大声を出しまくっているのが実にみっともない。最後の直線ならいくら叫んでもいいのだけど・・・。個人的には、サートゥルナーリアは半分は心無い観衆のせいで力が出せなかったといっても過言ではないと思う。
 そして馬の側のデリケートさは、やはりシーザリオの子だったかと。

◆それにしても、ここまで1枠の有利さが際立つダービーが続くと、競馬の頂点にはふさわしくないコース設定と思えてならない。Cコース施行はいいとして、ダービー週ではなくせめてオークス週あたりにコース替わりを前倒しした方がフェアではないだろうか。つまりA、B、Cと2週ずつで組む、ということ。

◆目黒記念は、まさかムイトオブリガードが馬券に絡めないとは想像できなかった。馬券的には散々なダービーデーとなってしまった。

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2019年5月28日 (火)

5月25日・土曜の競馬

川崎の痛ましい事件。あまりにも気の毒で言葉も出てこない。被害に遭われた方々は、みないつもと同じように「いってきます」と言って家を出たはずだ。近づく夏を、誰もがと同じように感じて、子供たちはその先の休みに思いをはせていたかもしれない。そんな日常に突然大きな落とし穴が口を空けた。こうなると、多少人権を制限することになっても、危険人物の洗い出しと監視強化くらいしか、打つ手はないだろう。被害者が出てからでは遅いといつも言われることなのだから。

 

ただ別の次元でまた腹立たしいのは、近所の警察署や自治体が出している危険連絡メールで知ったこと。朝の事件後半日以内に数件も「刃物を持った人を見た、という通報があった」と流れてくる。推測や断言は危険かもしれないが、これは、本当は何も見ていないのに、冷かしやウソを通報している不届き者がいるのだろう(もちろん、さいたま市の事件もあったし、さらにわざと包丁を持って歩くという大馬鹿もいるのかもしれないが)。ともあれ愉快犯の一種。大事件の後にはこういうバカ者が裾野にも出没する。

 

 話をいつもの内容に戻す。

 

 25日土曜は朝から暑かった。朝ドラからそのままチコちゃんを見ていたら、途中でカルストンライトオが出てきてびっくり。速く走る動物の例としてサラブレッド代表。直線競馬の王者の面目躍如。
 予想原稿に、今年も1年に1回、ワードのIMEパッドで「杼」の字を呼び出す週が来た。與はすぐに出るのだが。競馬やってなきゃ、一生読むことも書くこともなかったであろう與杼の字。
 この日は府中の多くの小学校が運動会。この時季にもってきても、32度では意味がない。なんと繰り上げ終了で、お弁当の後に終わらせた学校も多かったそうだ。

 

 Cコースになり、東京の芝は高速化に拍車が掛かる。騎手は口々に馬場が硬いとコメント。ちなみに土曜の後に散水したようだが、日曜も全く影響なし。
 土曜で驚いたのは、東京メインの欅S。ドリームキラリ59キロでの差し返しの粘り。自分の形だと東京では本当に強い。
 快哉を叫んだのは京都の葵S。ディアンドルは逆らうだけ野暮と判断、キモはアスターペガサスだった。睨んだ通りの結果で、それでいて配当は想定以上についた。ラッキーのひとこと。

 

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2019年5月27日 (月)

ダービー終わって

今年も大きな区切りを越えた。競馬関係者の中には、有馬記念よりもダービーで1年が終わるという感覚の人も少なくないと思う。私もそうだ。そして今年も、良いダービーが見られたことに感謝。
 ロジャーバローズの頑張りもさることながら、今年のダービーは本当に騎手を巡る綾が結果を分けた気がする。もし、横山典弘騎手が騎乗停止にならなければ、リオンリオンはあのペースで逃げたかどうか。そして馬主サイドが強権発動しないで、デムーロをサートゥルナーリアに乗せ続けていたらどうなっていたか。そしてもちろん、そうまでして獲得したルメールが騎乗停止にならなければ、どうなっていたか・・・。起こらなかったことを考えても意味はないのだけど、寺山修司も「起こらなかったことも歴史のうち」と言っているではないか。もし、もしの積み重ねが逆だったら・・・・と、それを夢想して、もう1つ、2つ、3つの別のダービーを思い描いてしまう。

 

 現実に起きたダービーの話。ロジャーバローズの前走は、誰が見ても分かるけっこう凄い内容だったのだが、近年の大レースでは前走に高パフォーマンスをしてしまうと、輸送や暑さで反動の方が出るのが常となっていた。それもあって、こちらに本命を打たず、かといって爆弾馬候補としつつもさらに下げて△に留めてしまったわけだが、すべて杞憂に終わった。それにつけても高速馬場でのダンチヒの強さよ。京都新聞杯の高い内容から本番健闘はトーセンホマレボシ的なディープ産駒。
浜中騎手は、ミッキーアイルに代表されるラフな騎乗、度重なる騎乗停止から一時期沈んでいたけれど、見事に復活した。本人も何度も「実感がない」と語っていて、なんかきょとんとしていて、去年の万感迫る福永騎手のシーンとは対照的、インタビューも淡々と映ったが、こんな勝利騎手がいてもいいだろう。
 
 そして2年連続2着に泣いた戸崎騎手。しかも共に僅差だ。ただ、見ている立場から勝手に言わせてもらうと、目前まで先頭で差された去年の方がより悔しかったのでは。今年は差せそうではあったが、追い付くシーンがなかった。ダノンキングリーはイスラボニータ的な器用さと一瞬の切れがあるタイプで、裏を返せば勝ちあぐねるキャラ。馬体は究極の仕上げだった。ギリギリで、しっかり休ませないと、これで終わってしまう恐れもある。
 
 サートゥルナーリアは出遅れが大きかった。そしてリオンリオンの単騎逃げはともかく、ここまでの大逃げは想定外だったのではないだろうか。人気も背負っているから動かざるを得ず、直線一本に賭けることができなかった。3番手までいったん上がったが、そこまでに脚を使ってしまいラスト一杯でヴェロックスに差し返される。しかしあれで4着確保、それも3着と並んでのゴールは強い証拠。2400の距離云々ではない。前哨戦レベルならともかく、ダービーであんな競馬というか展開になったら、ステイヤーでも終わる。サートゥルナーリアにとって2400mは長くないと断言する。JCを目指して、立て直しを。
 
 私の本命ランフォザローゼスは、いったんは3着あるかというシーンもあったが、本当に一瞬だった。力負けだが、現時点であそこまで走れれば、先は楽しみになる。

 

 しかし自分の予想としては納得はしつつも、理念を通してなお的中に結び付ける手はあった。本命はランフォのままでも、対抗にダノンを置く勇気があればと惜しまれる。もちろんランフォと心中せず、サートゥルナーリアとロジャーバローズの馬連も番組で買っていただけに、ダノン〇ならタテ目は取れたはずだ。
 ただ、レース後にトイレから出てきたら、前夜の競馬予想TVを見た人から「ジェンティルドンナの大ファンだったので、従弟だけでなく母父系まで同じというコメントのおかげで単勝買えました!」とお礼を言われて、役に立ったのはいいにしても複雑な気分も少々。まあ他人様に少しでも貢献できることをしゃべっていたのなら良しとするか。

 

 ダービー以外のもろもろは次回以降で。
 

 

 

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2019年5月24日 (金)

何年たっても昂って

いよいよダービー。いろいろな考え方があると思うが、ダービー予想は的中に徹するというのもいいし、夢を買うのもいいと思う。
個人的には、自分は仕事として予想を出す人間なので、さすがに応援だけで重い印を打つわけにはいかないが、ダービーと有馬記念くらいは、自分のメソッドに純粋に最も適っている馬、あるいは自分が勝ってほしいと思う馬で、かつ裏付けもシッカリしている馬を本命にしてみたい。ある程度客観性は犠牲にして(笑)

 

リオンリオンの鞍上が、横山武騎手になったことには手を叩きたい。世知辛さばかりが目立つ昨今だけに喝采。
ただ逃げ馬の上に、前走出し切った感じなので勝つのは難しいと思うが、どこまで引っ張るか。ある意味最も長い時間、テレビ観戦含めて大観衆の視線を集めることになる馬だろう。

 

先日のイベントのハイライトは現在、競馬ラボYouTubeチャンネルにて公開中です。ぜひご覧ください。
 明日(土曜)は競馬予想TV。
日曜は一観衆として、ミントジュレップ片手にダービーデーを満喫したい。府中は連日晴天、30度超え。前にも書いたがこの暑さでやられる馬は出るかもしれない。人間サイドも熱中症に気を付けて。

追伸・今相撲を見て。栃ノ心、朝乃山戦、大誤審やっちまいましたなあ・・・。

 

 

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2019年5月23日 (木)

さあダービー&5月19日・日曜の競馬

先日のイベントは現在、競馬ラボYouTubeチャンネルにて公開中です。編集入っているようですが(笑)、ぜひご覧ください。

 今は木曜夕方、いよいよダービーの枠順が出た。自分としては特にマイナスになるような枠に買いたい馬が入らなくて何より。あとは当日、31度とも32度とも予想されている暑さ。これが厄介、当日こたえる馬がいる可能性は小さくないだろう。馬券を買う方はパドックは必見。こちらは事前予想なのでどうにもならない要素だが。
 ちなみに、ここまで暑いダービーは、ワンアンドオンリーが勝った日以来で、この日も32度あったそうだ。1,2着は平穏だったが、3着に人気薄マイネルフロスト。

 さて先週日曜の競馬。東京競馬場は正門東側のエリア、そして内馬場とこぼれるばかりのバラが出迎えてくれていた。これを見るだけでも気分はかなり上がる。競馬の佳境が近づいている。
 
 この日の勝負レースとして配信したのが新潟9R。△◎★と入ってくれた。レース選択でかなり悩んだし、結果的に3つの中からこれに決めて、残り2つは選んでいたらハズレに終わっていたので、レース選択の大事さを改めて痛感。
直後の京都9Rは通常配信で▲◎△、そこそこの配当。さらに京都10Rは馬連1点、3連単2点で、少額ながら絞った分、利益率は高し。リワードが勝っていたら馬単も取れたし、3連単の配当ももう少し多かったのだが、贅沢は言うまい。

 そしてオークス。スタート地点前の観客は良識があって、ほとんど例の汚らしいオイオイの奇声を揚げる痴れ者はいない。客の自由とか言っている連中もいるようだが、こういうのは人の品位の問題だ。声に動じない馬を作ればいいなどと書いてる人は言語道断、どっちが主役だと思っているのか。

 幸い驚く馬もなく、無事にスタート。ジョディーが最内枠に入ったことと、コントラチェックがピッタリ付けたことで、ペースが緩まず、高速馬場も相まってスピードの持続力が問われた。1周して再びスタート地点の前に戻ってきたところ、△カレンブーケドールと◎シャドウディーヴァが抜け出しかかり絶叫また絶叫、この後イベントがあることも忘れて叫んだが・・・ラスト100mでシャドウが力尽きた。馬連5頭ボックスにしておけば・・・などと言っても詮無きこと。それにしてもレース自体は迫力十分の好レースだった。△△▲ではワイドも何も取れなかった。
 差し追い込み型に利が出る展開だったが、それにしてもラヴズオンリーユーは切れた。枠も外目はよかったと思う。外へ出すといきなり点火した感じ。2着カレンブーケドール、そしていつもより前に出していった3着クロノジェネシスは強い競馬。勝ちに行ってのもので仕方ない。6着シャドウディーヴァも満点の騎乗。道中イン好位、直線上手く外へ出して脚を使ったが、思ったより使える脚が短かったか。
コントラチェックは無印正解だった。展開向かず、力量足らず。〇エールヴォアは展開+力負け。距離も少し長かったか。シゲルやビーチは分かりやすい距離不適。あとノーワンは直線で大きく躓いてしまったのがかわいそうだった。巻き返せる力のある馬。
 それにしても、週中の配信原稿でカレンブーケドールを褒めながらも、フェアリーポルカを爆弾にしてしまったのは痛恨のミス。前走内容は明らかにフェアリーに見るべきものが多かったが、短期間で2度の輸送はやはりキツかったと思う。

 ここまで見終わってイベント会場へ移動。電車内で丹沢Sの結果を見て呆然。爆弾馬としていろいろ配信したカラクプアが勝ったのに、2着フリーフリッカーがすっこ抜け。まあ自信をもって切ってしまったので仕方ないのだけど、複勝なり単勝なり、何らかの形でお金にできるようにしておけよ・・・。

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2019年5月21日 (火)

イベント終了&18日・土曜の競馬

遅くなってしまったが、日曜のイベントにご来場いただいた方々に感謝。おかげさまで満員となりました。ゲストとスタッフの力でなかなか気分の良いイベントになったと自賛。ステージ上でビール2杯飲み切ったのも初めて(笑)。
サートゥルナーリアの皐月賞の斜行の真相?など、いろいろな秘話も松浪記者、舘林記者から公開されて見どころ満点だったと思う。
なお当日の模様をもう一度見たい方、行けなかったけど関心あるという方は、水曜夜以降、競馬ラボYouTubeチャンネルにて公開予定。ぜひご覧いただきたい。もしかしたら編集カットの発言があるかもしれないが、そこは来場者特典ということで。

 先週の競馬関係、千葉サラブレッドセールの模様をYouTubeで。ラウンドワンの社長さんがガンガン高額で落としていた。売り上げは過去2番目、盛況だったようだ。

 18日土曜。暑すぎずの快適な気候。ただ午後1時過ぎくらいから直線向かいの風が結構強くなった。
 ラジオは10Rから。是政特別は▲〇△で本命が消えてしまった。砂被りを嫌がることで知られる?ヴィジョンオブラヴが外枠引いたので、ホイホイと本命打ったら、風が強くて、馬群の外目くらいでは砂が風に舞って当たってくるという予期せぬパターン。これは頭に入れてなかった。結局必要以上に外に出さざるを得ず、伸びてはきたがロスが響いて8着まで。
 メイSは鉄板級のダイワキャグニーでよかったのだけど、2着カラビナがない。レイエンダは危険というのは正解だったのだが・・・。最終レースはガチガチで誰でも取れる。

 芝の時計は相変わらず出ていたが、騎手レポートによると、どうも下が緩いというコメントが目立っていた。週中に大量に散水したそうだが、金曜土曜が思いのほか晴れずに、乾かなかったというのが真相のようだ。さらに直線の向かい風で上がりもそれほど上がらず。そしてピーカンの日曜は、前週に匹敵、いや、それ以上の高速馬場となった。一度濡らしてから乾くと、硬さが強まるような気がするのは気のせいだろうか?

 また楽屋では谷中公一さんに、オーストラリアの競馬はラピッドがいるから、有力馬が逃げて勝つということがあまりないという話を伺った。ジョディーが最内を引いて絶対に行くから、ラピッドのような役割を果たして、レーンは乗りやすいかもしれない、とは思ったが、乗りやすいことと馬の能力、適性は別のこと。個人的にコントラチェックは向いておらず消しを確信していたので、少し嫌な予感はしたが、もっと買いたい馬はいくらでもいる。

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2019年5月17日 (金)

されど阪神

 炎上でしか能のなくなった落ち目のタレントやそれまがいの文化人?、老化で脳の制御機能が働かず、すぐに激高する右寄り作家や、若くてももともと制御機能の低いとおぼしき左偏向タレントの遊び場と化して、げんなりさせられることの多いツイッター界隈だが、その一方で素晴らしい事もまた拡散していくのがSNSのメリット。何が言いたいかというと、例の「春の大山」ですよ。

 

https://twitter.com/mamarusu/status/1127600208265670658/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1127600208265670658&ref_url=http%3A%2F%2Fblog.livedoor.jp%2Fnanjstu%2F

 

正直、泣きそうになった。子供(最近はこの『供』の漢字も使うべきでないというわけの分からんことを言い出す一派があるらしいが)ながら、いや、子供だからこそ敏感に感じられる、ランナーが溜まった時の大山へのまずは純粋な期待、しかし裏切られることの多い現実も悟っていて、その狭間で揺れるサスペンド状態を見事に表現している。
そして「打つんだ」という言葉の選び方よ。シーズン終盤にしか爆発しなかった大山、だから春は仕方ないのだ、でも春から打ってほしいという願望、打つんだぞという意味の励まし呼びかけ、春でも彼は打つんだという言い切り・・・・といろいろに取れる膨らませ方。素晴らしいのひとこと。これで奮起せんと、大山。

 

で、阪神。なんと1ゲーム差の2位まで上がってきた。しかも台頭の立役者だった近本が疲労蓄積で降下している時に、入れ替わりで木浪と糸井の調子が上がってくるあたりの噛み合わせもいい。
ルーキーで開幕から飛ばしてきた近本は今が一番体力的にしんどい時期だろう。素人目にも以前よりスイングスピードが落ち、打つ前に上げる足の一瞬のタメもできなくなっていて、まだ元に戻るには時間がかかりそうだが、この時期を才能だけで何とか凌いで、ヒットより出塁に主眼を置くことでやり過ごしていけるか。

 

また今年は、去年まで全く機能していなかったコーチが貢献していることも大きい。おそらくは清水ヘッド。狙い球の球種やゾーンを絞るとか、そういう策を傍目から見ているコーチが授けるなど、いままで当たり前のことができていなかった。

 

とか喜んでいる一方で、去年でも今頃なら五割で3位にいたことを思うと、交流戦含め全くもって安心できないものの・・・今くらいは夢を見させてほしい。先の小学生のような境地には、50すぎてもなかなか至れないのではあるが。

 

 そんなことを書いているとまた週末がやってきた。

ps 松坂のSNS叩きは気の毒すぎる。ゴルフ=遊びとしか考えない人がこんなに多いとは。立場が違うんだよ立場が。ゴルフなら十分体力を落とさないためのリハビリになるだろうに。昼間から酒飲んで騒いでたというのならともかく。というか、もし酒飲んで騒いでても別に問題ないくらいだ。

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2019年5月16日 (木)

5月12日・日曜の競馬

★「月刊競馬の天才」発売中。私は冒頭の連載の他に、「お宝ジョッキー・俺の推しメン」という企画で、西村淳騎手と三浦騎手について書いています。
オークス、ダービー、安田記念の予想に参考となる記事も詰まっています。ぜひご一読を。

★さて12日の日曜。来場するや土曜に内馬場で見つけた「クレープアイスブリュレ」に突撃。あっさりした甘さが病みつきになりそう。これ沖縄フェスと関係あるのかないのか・・・。あるとしたら先週で終わってしまうが。あとはこの日もオリオンビール。こちらは確実に沖縄フェア対象なので、惜しみつつ賞味。

★土曜の京都2R、田中健騎手降着のVTRを見ると、これは着順入れ替えの好サンプルになるような事例だと思う。確かにあれがなければ被害馬の先着となっただろう。

★日曜の競馬。大反省は新潟7R。◎リュニヴェール、8番人気で勝ち切ってくれたのだが・・・・なぜ変わり身要素満載だったノーブルアースを切ってしまったのか・・・。逃した魚はデカすぎた。
しかしほどなく穴埋めに成功。京都9Rは爆弾馬レイエスブランドルが2着健闘。そして東京9Rは、ニューモニュメントを軸とした3連単が、上にデュープロセスやデアフルーグが乗っかっても182倍ついた。カフェクラウンを信じなかったのが正解だった。

前週から仕切り直しとなったプリンシパルSは、ザダルが勝利。ただ、中1週となってしまったダービーには出すだけになると思ったら・・・後日やはり疲労残りで回避が発表された。運がなかったが、賞金加算で夏以降が楽になると思えば。

ヴィクトリアマイルは驚きの1分30秒5。アマルフィコーストが最内枠の時点でこれがハナかと思ったが、アエロリットが押さえ利かず。2F目から10秒6、10秒8、11秒1は凄い。硬い馬場なので(もちろんアエロリットの力も大きいのだが)、これだけ飛ばして5着に粘り込んだのもまた凄い。超高速馬場での逃げ馬にはありがちなことだが。
ラッキーライラックが直線半ばで先頭に立ちかけるも、これをノームコア、プリモシーンが次々に差し込んだ。◎プリモシーンは普通なら楽に差していい脚だったが、△ノームコアはこれまた、一番伸びるところをシッカリ抜けてきて交わさせず。クロコスミアがこの馬場で3着に伸びてきたのには驚いた。3連系は失敗したが、馬連37倍はよく付いてくれた。ただ水曜にノームコアは剥離骨折が判明・・・。
東京12Rはタテ目で拾い、この日はマズマズの戦果。

さていよいよオークス、ダービーウィーク。今週は、当初天気が怪しかった日曜が、曇り時々晴れに変わった(木曜現在)。中間も雨はなく、先週同様の高速馬場で行われることになりそうだ。

★日曜、オークス終了後の夕方18時半から、ロフト9渋谷にてダービー予想イベントを開催します。私は大島麻衣さんとMC担当。
ゲストは安藤勝己さん、東スポ舘林記者、大スポ松浪記者、スペシャルゲストにかまいたちのお2人。前売りチケットは発売中!内容とお求めは
https://www.keibalab.jp/lp/special15/
をご覧ください。

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2019年5月14日 (火)

5月11日・土曜の競馬

◆東京芝はBコースになったが、今年は前にも書いたように春の寒さのため芝が育たず短い状態で開幕したので、例年以上に内が荒れてボコボコしている。3mの柵がついても、最も荒れているところがラチ沿いから1,2mくらいのところにあたっている。今週も直線で外へ出そうとする騎手が目立った。
馬場が硬いので、内を走ってきても時計は出ると思うが、ボコついた状態を見ると故障は怖いし、内へ入りたくないという意識はよく分かる。

 

◆この週は1週だけ沖縄フェアのメガグルメフェス。今開催初めて内馬場に足を運び、タコライスにオリオンビール。本当は後にラジオの解説があるのだから、ビールはどうしようか迷ったが、暑さに負けた(言い訳)。オリオンビールはこれまでも何回か飲んだことはあるけれど、今回のは一番うまかった。グレイトのひとこと。

 

東京5RでPОG指名のフィリアーノが押しきってくれた。おそらくこれが今年度の私の指名馬は最後の勝利となりそう(翌日のマイエンフェルトは強いのが1頭いてハナから諦めていた)。今年のPОGは9勝したが大敗。サトノジェネシスがとにかく痛かった。10頭中半数が故障しては・・・・。

 

◆この日は新潟で岩田望来騎手が2勝した。菅原明騎手も勝利。京都では亀田騎手が3番人気で勝ち、11番人気で2,4着。新人が頑張った1日。

 

◆京都ハイジャンプではシゲルヒノクニが勝利。シゲルジュウヤクの阪神SJ以来のシゲル軍団の重賞勝ちだそうだ。

 

◆京都11R、1800mの都大路Sはソーグリッタリングが1分44秒6で完勝。ぜひ来年は春天でみたい。

 

◆東京メインの京王杯スプリングCは、2着リナーテが抜けてしまった。全くラップが緩まず、タワーオブロンドンがレコード。とにかく硬くて速い馬場だ。
ラジオの解説でも述べたのだが、レーン騎手はどこが伸びるかの見極めが抜群に正確で、しかもそこに馬を持っていく技術が素晴らしい。特に動きに派手さはないのだけれど、いつの間にかそこにいる、という感じ。古いたとえで申し訳ないが、故・中島啓之騎手の全盛期を思い出した。昔から見ている方には分かっていただけると思うが・・・。

 

勝ったタワーオブロンドンは、気が付けば京王杯2歳Sも勝っているので京王社杯2冠。共に1400mだから、結構いるかと思って調べたらこれがいない。イーストボーイの先例1回・・・といっても、イーストボーイの時代は京王杯2歳Sではなく、京成杯2歳Sだったので、正式には初の快挙だ(昔は京成杯2歳Sの名で、しかも京成電鉄と関係ない府中でやっていたのだ。すごい話だが)。

 

◎ロジクライは、外へ出すのがワンテンポ遅れたのが痛かった。あそこが捌ければ2着あったが、ごちゃつくのも競馬の常だ。

 

★5月19日、オークス終了後の夕方18時半から、ロフト9渋谷にてダービー予想イベントを開催します。私は大島麻衣さんとMC担当。
ゲストは安藤勝己さん、東スポ舘林記者、大スポ松浪記者、スペシャルゲストにかまいたちのお2人。前売りチケットは発売中!内容とお求めは
https://www.keibalab.jp/lp/special15/
をご覧ください。

 

 

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2019年5月 9日 (木)

雑記

 くらやみ祭りが終わった府中、けやき通りの街灯に、今年もフラッグが取り付けられる季節がやってきた。例年だとオークスとダービーのセット、あるいはダービーだけなのだけど、現在は競馬はオークスのみ。今年の場合はラグビータウン府中としてはWCで盛り上げるので、ラグビーフラッグと競馬のセットになっている。
 ラグビーワールドカップといえば、府中はオーストリアとオーストラリアのホストタウンだ。これ、とてもよく考えられた気の利くアイデアだ。来日する選手にとってはもちろんのこと、取材陣にしても、オーストリアとオーストラリアが別の場所に滞在したとしたら、どっちがどこだか混同する恐れは少なくないが、これならどっちにしても府中に行けば間違いないということになる。考えついて決めた人は仕事ができるタイプのはずだ。人間の仕事はこうした気遣いができる。

 

◆オークスフラッグといえば、今開催はフジビュー1Fの広場ではオークスの展示。今年は少し地味な印象のあるオークスを盛り立てようということなのかもしれない。

 

◆先週のNHKマイルC。ラジオ日本の中継の土曜パドック解説で、競馬ラボ「メガ盛り新聞」の予想陣でもある谷中公一さんが、◎△で馬連的中の快挙。カテドラルにも△を回していて、◎軸なら3連系もバッチリだったことになる。素晴らしいのひとこと。

 

そのNHKマイルC、裁定についてひとこと付け加えるなら、あれだけの事象を見れば、ダノンチェイサーに前を交わせる脚はどうみてもなかった。それだけに、累積点云々のみならず、「昨今の不注意な騎乗が続いたことを考慮して」という文言を敢えてつけて、降着&実効6日間停止としたJRAの判断は、繰り返しになるが結構思い切ったものだ。賛成反対は別にして。

 

◆安田記念、ビューティージェネレーションは来日しないことに。まあ高速馬場でやる限りは勝ち負けは厳しかっただろうが、見てはみたかった。アーモンドアイ×ダノンプレミアムでは個人的にはあまりワクワクしない。

 

◆昨日(8日)のヤクルト阪神戦、福永がワンアウトも取れずにノックアウトされたこと、また危険球云々で外野が異様に盛り上がっているが、それらは展開の綾だからどうでもいいことで、それより12回裏の阪神の守備が納得いかない。なぜショート木浪は一塁ランナーが盗塁してもベースに入らなかったのか。疲労で集中が切れたか。
そして12回裏2死からヒットを打たれたシーンの守備体型。よく「1点もやれないときは前進守備」といわれるけど、ケースバイケースのように思う。1点差でリードしていて、相手が後攻の延長戦2死2塁、もちろん1点もやれないのだけど、前進守備というのはポテンヒットやボテボテのゴロで抜けていくヒットでの生還を阻止するためのものだろう。藤川やドリスが投げているのなら分かるのだが、4連投の疲労があってかつ剛球型でもない島本を起用したのなら、しかも左の島本に対し右打者でここが初打席となる疲れていない打者を迎えたのなら、打球を飛ばされることも想定して、やや浅めの定位置でよかったと思えてならないのだが。もしそれなら直後の中村の2塁打は取れていた。その前の、ヤクルトが糸原に許した3塁打もそうだが、あれも前進守備でなければ取れていた。結果論といわれるだろうが、どうもプロ野球で前進守備で頭を抜かれるシーンを目にするたびにそう思う。1点もやりたくない、即前進守備はあまりに短絡的すぎないか。

 

それよりさらに解せないのはこの12連戦の日程で、読売だけ最後の連戦が、移動日で1日空けて10戦+休み+1戦になっていたこと。これは大きな利だ。広島、阪神、中日、ヤクルトは休みなしの12連戦だったことを思うと、今日木曜がセリーグ全体の休養日であることを思えば、今週末の戦いがかなり有利となる。優遇日程?

 

◆ミチロウががんと闘っていた話を書いたが、そのあとで今度は死ね死ね団の中卒さんが(そういう名前なのだ)肺がんと闘病しているということを知った。PUNK IS NOT DEAD!

 

 

 

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2019年5月 8日 (水)

5月5日・日曜の競馬

日曜は、前日の大雨、暴風のためか、朝に東京競馬場から富士山が午前中までは見えた。5月に見えるのはかなり珍しいと思う。

 

家を出るときに、清志郎トリビュートライブの模様を伝えるニュースを目にしたので、頭の中で「雨上がりの夜空に」をリピートしながら競馬場へ。日曜はまずフジビュー3Fのスタンドバー「2400」に行くことが多いのだが、この日はだから当然ジンライムとなる。

 

ケンタッキーダービーの模様が場内放映。全く期待していなかったマスターフェンサーは、スタートで出遅れて、離れたシンガリを進む。まあケガさえしなければいいと思って、先頭争いばかり見ていた。例の降着騒動に気を取られていたので、マスターフェンサーは6着のアナウンスに耳を疑った。あそこからどうやって伸びてきたのか・・・。大健闘である。改めて見直すことに。
アメリカは、簡単にいうとかつての日本のジャッジルールによる降着裁定を採用している。今の日本の裁定基準だったら、アウトかどうか微妙なケースと個人的には思った。しかしこれを見た4時間後、日本でもあんなことが起きるとは・・・。

 

予想TVの狙い目にした橘Sは、マルチ軸の2頭が抜け出して、あとはひたすら薄めが引っかかるのを願った。まあ9番人気のレノーアなら良し。

 

NHKマイルCの降着については、前に書いた通りなので省略。後日ダノンチェイサーはダービー出走が発表された。ケイデンスコール出てくれないか(しつこい→後で休養決定の報)。アドマイヤマーズは休養。
グランアレグリアは、朝日杯で見せた悪癖が治っていないようだ。外から馬が来ると怯んで内へ逃げようとしてしまう。慌てたルメールが外へ馬を出そうとし弾きにいってジエンド、ということだろう。桜花賞のように早く抜け出してしまう競馬、外から動くような展開に持ち込まないと、人気を裏切る事態は今後もありそうだ。ブリンカーでもつけていくか?

 

面白いというか、痛快だったのはスタート前のファンファーレ。東京でGⅠが続くので、関東GⅠファンファーレのあの下品なオイオイの合いの手を聞かされるのかと暗澹としていたが、荘重なN響のテンポがゆっくりで、リズムをずらし、合いの手が入れられない。最初の1回をやりかけただけで、あとはシュワシュワと立ち消えてしまった。拍手喝采、ザマミロの気分。

 

★5月19日、オークス終了後の夕方18時半から、競馬ラボが渋谷のロフト9渋谷にてダービー予想イベントを開催。私は大島麻衣さんとMC担当。見解も少し話します。ゲストは安藤勝己さん、東スポ舘林記者、大スポ松浪記者、スペシャルゲストにかまいたちのお2人。前売りチケットは発売中!内容とお求めは
https://www.keibalab.jp/lp/special15/
をご覧ください。

 

 

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2019年5月 7日 (火)

5月4日・土曜の競馬

例年より少し遅れて咲き出したサツキの花も8割ほど落ち、春がそろそろ仕上げにかかった感がある。
それにしても今年の天候の急変ぶりは異例。

4日土曜は朝から好天、家族連れて東京競馬場はかなり賑わった。これまた例年以上の長い連休で、前年比106.5%の入場。まさかこの数時間後にあんな事態になろうとは・・・・。

◆映像で見る新潟の芝はかなり悪く、道悪で先週やったことでインコースは2週目にして荒廃している。明らかなザ・外差し馬場。ただ、外回りコースはあまり後ろ過ぎると届かず、むしろ内回りの方が後方一気が利いている。

◆東京6Rは菊沢騎手の若手らしからぬ見事な逃げ切り。叔父さんばりの配分だった。
レーン騎手が達者で困ったことに。ルメデムが乗るクラスの少し下の馬をガンガン持ってきてしまう。このクラスの馬に日本人騎手だと、人気妙味を保ったまま持ってきてくれるのだが、外国人騎手がハデなことをやると、マーフィーの時のようにもう1人ルメールがいるかの如き支持を集めてしまう可能性がある。なんとも困ったものだ。 

◆ラジオ解説は10Rからで、8R前に控室へ。くらやみ祭りの大太鼓巡行の轟きが、いつのまにか雷鳴にスライド。スタンド8Fの放送席から外を眺めると、それでもまだ遠くの方かと思ったら、鼠色の雨柱のようなものが、黒い天と地面を繋いで西からどんどん近づいてきる。と思う間もなく競馬場へ襲来した。パドックから地下馬道へ入った直後のこと。
暴風、一気の気温低下。放送駅の温度計が、なんと瞬く間に11度も下がった。そして10Rの本馬場入場直前にはなんと、大粒の雹が凄い勢いで馬場を叩き始めた。これは馬に当たったら外傷のレベル。入場と同時に人馬は待避所へ一目散。誘導馬はしきたり通りにゴール板の方へ粛々と・・・とはならず、さすがに恐怖からか暴れていて、これもUターン。
馬場に白い氷の粒がぶちまけられ、稲光が飛び交い、どう見ても開催不可能のレベル。強い雹は30分から40分で収まったが、今度は大雨が降り、雷はさらに強まる。早々に10R以降中止の決定を下したのは英断だった。控室のPCに映し出されたお天気レーダーは、多摩地区が真っ赤になっており、それが動かない。

ラジオ日本は、内容を急遽春のGⅠ回顧に切り替え、本局から音源を出して実況席で解説するという手段で1時間半を乗り切った。京都メインと12Rは当初の予定通り実況。
京都新聞杯は★〇。1,2着のワイドしか取れず。たて目の馬連をなぜ買わぬか・・・。レッドジェニアルは母が大穴を空けた京都外回りでブレイクした。ただかなりカリカリした感じ。
ロジャーバローズは相当強い競馬をした。ただあのペースで引っ張っての粘り込みは消耗が激しそう。輸送もあるダービーではお釣りがなくなるか・・・?

◆京都最終が終わり、お台場へ移動する頃には穏やかな薄日が差し、先ほどの狂騒がウソのよう。自然の驚異が繰り広げたショーのような感じだった。あんな雹を東京で見たのは初めて。
予想TVの楽屋でも雹の話題が中心。予想TVといえば井内氏はイベントのあった小倉から飛行機で着て、19時前にスタジオ入り、そして日曜朝にまた小倉へトンボ帰りするそうだ。鉄人である。
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2019年5月 5日 (日)

なんか大変な週末に

土日共にとんでもないことが起きた今週の中央競馬。それぞれについては改めて。とりあえず簡単に書き残し。

土曜の雹は、異常気象の年回りがしばらく続くであろう現在、いろいろなことを想定しないといけないと痛感。開催委員の判断は迅速、かつ正解だったと思う。それにしても雹による中止はさすがに記憶にない。また競馬抜きに雹がこんなに降ったのも、自分としては初めてみた。

開催決定のあとに急速に天候が回復してきたので、一部ファン、一部マスコミの中には、もっと待てばやれたのではないかという声もあったようだが、芝に散った氷をどうするのか、そして薄暗い中、ナイター設備がない場所で3鞍施行することができるのか、少し考えればわかりそうなものだが。

そして日曜、NHKマイルCでのルメール騎乗停止。4日で止めると思ったらなんと6日。それよりも驚いたのはJRAが公式に、合わせ技的制裁を認める発言をしたこと。自分の記憶にはない(あるのかもしれないがかなり珍しいことには違いないだろう)。皐月賞だけでなく、天皇賞でも4角で外へぶつけに行く(牽制の意味で)シーンもあったし、その辺も踏まえての裁決かもしれない。

また今回の事例だけを取り上げた場合、騎乗停止まで至るかどうかは、あくまで個人的意見としてはそこまでの騎乗ではないように思う。ダノンに脚が逆転まで残っていたとも見えなかった。

代役はレーン騎手になることが濃厚。いろいろ考えはあるだろうが、もうそういう発想でしか動かない組織だろうし、それもまた自由、別にいいと思うので、言いたいことは何もない。

意地悪な見方をすれば、もしこれが馬券の絡む3,4着の間のことなら、JRAは降着にしたかどうか、ということもふと邪推したくなった。

しかしルメールが3週間いないのは痛い。今日の東京最終などのように、人気のルメールが消えるレースを探すことが、今いちばん効率のいい馬券の取り方だからだ。まあタンタアレグリアを本命にしていた人間が言うべきことではないが(笑)。

あとは、「ケイデンスコール、ダービーへ出ないかなあ・・・・」ということも思った。

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2019年5月 3日 (金)

5月4日・5日の競馬

 では手短に先週の競馬を。
◆土曜は朝にお茶の水で用事を済ませてから府中へ戻る。11時過ぎに競馬場へ。いきなり自分のサイトで配信した新潟5R、◎スコッチリールが勝ち切ってくれる。際どい3着争いを△スカーレットベガが制し、穴馬2頭へ流したワイドが31倍ついてくれて助かる。

 

ラジオ日本はこの開催は10Rから12Rまでを担当。10Rは〇無無で空振り。◎デザートスネークが飛ぶとは思わなかったが・・・・どうやら勝負所で落鉄、蹄から完全に外れていない状態が少しあったようで、走りがおかしくなって馬がやめてしまったとのこと。

 

青葉賞は◎〇★で決まってくれた。リオンリオンの逃げ切りは横山典の腕あったればこそ。レース後のコメントを見る限りではどうやら本番も乗りそうだ。内容は青葉賞の勝ち馬の例年以上のレベルなのだが、これ以上の上積みと言われると厳しいか。強い馬であることは確かだが・・・。
ランフォザローゼスは余裕の「素質走り」。まだ馬が完成には遠いが、こちらは上積みが見込める。去年12月の、競馬ラボの有馬記念展望会のおまけコンテンツで、来年のダービー候補この1頭として挙げただけに、応援はしたい。
ピースワンパラディはやはりこの距離も問題なかった。キタサンバルカンはかなりズブい。ステイヤー資質ありそう。ウーリリは距離厳しい。
それにしても、我がPОGのサトノジェネシスがここにいたら・・・とどうしても思ってしまう。復帰までは長い時間がかかるようだが、場所が場所だけにシッカリ治して、来年元気な姿を見せてほしい。

 

最終レースも◎△〇、これは意外とついてくれた。喜びを胸にお台場へ移動、競馬予想TV。

 

日曜、その予想TVで狙い目とした東京6R、◎ダイシンクローバーはなんとか3着確保も、2着馬がない。2着馬とはクビ差、元取り狙いの馬連は取れたと確信しただけに、差されたのが痛恨。
晩春Sは△★△では馬券が取れない。爆弾馬配信のウインフェニックスが頑張ってくれだけに、形にしないと・・。

 

ストレスたまる結果が続いた後に迎えた天皇賞。実に見ごたえある、素晴らしいマッチレースとなった。直線で外からグローリーヴェイズが仕掛けてフィエールマンに並びかけていくシーンにはぞくぞくしたなあ・・・。あそこまで行ったら勝たせてあげたかった。平成にその幕を下ろさざるを得なかったメジロ牧場に、しかもメジロが執念を燃やし続けた天皇賞を、平成最後に勝ち取るシーンを見たかった。現実は厳しい。
パフォーマプロミスがエタリオウをねじ伏せて3着に上がってくれたことで、配当が助かった。レース後パフォーマは残念ながら骨折判明も、あの走りを見るとおそらくゴール後のことだろう。しばらく時間が掛かりそうで残念。
 馬券では久々にほぼ満願の結果で、平成最後のGⅠを締めくくれた。幸運に感謝。

 

 打ち上げの某店内で、香港の結果を知る。ウインブライトが勝つとは失礼ながら思わなかった。松岡騎手はもちろん、遠征を決めた陣営のファインプレーか。寒い時期に良績が集中していたので、連日30度超えという香港であれだけの走りができるとは思わなかった。ディアドラはこうなると、なぜドバイターフからここというローテになったのかが分からない。ただ今後も海外で走るという報道があり、おそらくは繁殖入り後の事情があるのだろう。

 

月曜は超大型連休のために繰り上がった締め切り等々のために、自宅で仕事、馬券はちょびちょびPATで購入も惨敗。レーン騎手はいきなり重賞勝ち。噂以上に達者。それにしても自分世代では、ダミアン・レーンがダイアン・レインに聞こえて仕方ない。

 今週末府中はくらやみ祭り。去年も書いたが(ブリリアントSのサンライズソアが、祭りの太鼓と花火の音で消耗してしまったという河内先生のコメント)、特に日曜出走の関西馬については当日パドックを見てからの方がいいかもしれない。これは昔から言われていることだけど。

 少し寂しいこと。府中の郵便局本局の近くにある有名なパン屋さん「ボンジュールボン」が閉店するようだ。ボンジュールココロという馬を覚えているだろうか?あの馬のオーナーが営むお店である。武蔵境には新店を出すようなので、消極的な撤退ではないようだが、本拠地たる府中での経営に意味がなくなったことには間違いない。このお店に限らず、おもちゃのみのる屋に始まり、府中の各種個人営業の名店が次々と消えていく事態は実に悲しい。
★5月19日、オークス終了後の夕方18時半から、競馬ラボが渋谷のロフト9渋谷にてダービー予想イベントを開催。私は大島麻衣さんとMC担当。見解も少し話します。ゲストは安藤勝己さん、東スポ舘林記者、大スポ松浪記者、スペシャルゲストにかまいたちのお2人。前売りチケットは発売中!内容とお求めは
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2019年5月 2日 (木)

ミチロウも逝く

(前回から続く)・・・と思ったが、凄いのは近本だけで、ペナントレース自体はやはり終わっているかもしれない。
 本当は競馬のことを書こうと思ったが、令和最初の日にいきなり訃報が飛び込んできた。4ケ月前に大病を伝えられていたので、漠然とそう遠くはないのかもと思っていたが、それでもまだまだ先のことだと思っていた・・・。遠藤ミチロウ死去。68歳、すい臓がんと闘っていた。このところ影響を受けた人たちが旅立っていくことが本当に多いが、そういう年回りの時期に入ったということなのだろう。今回も分かる人だけに分かるような内容で申し訳ないが。

 ミチロウ率いるスターリンの、最もピークの時代には自分は遅れたが、それでも自分がライヴハウスに出入りするようになってからでも、なかなかの暴れっぷりであり、パンクの帝王の称号にふさわしいステージを繰り広げていた。それでいながら他のパンクバンドにはない知的な戦略や文学的素養が匂うインタビュー集と、エログロバイオレンスなステージとのギャップがなんとも言えない魅力だった。
 仕事をするようになってから何度か話をする機会も得た。印象的なのは、渋谷の練習スタジオで、当時まだデンスケを担いでの取材のときのこと。コメントを録り終わってから話し込んでしまい、私はなんと大事な機材を置いたまま出てきたのだ。渋谷の駅で気づき、慌てて戻ったら、もう先ほど取材に使ったスタジオのブースの扉は締まっていて、中で音出しの最中。さすがに開けて入っていく勇気はない。どうしたものか・・・と思ってきょろきょろしたら、ロビーの棚に「取材に来られた方へ お忘れ物です」と書いたメモが貼られたデンスケが、きちんと束ねられたマイクやコードと共に置いてあったのだ。
ホッと安堵していたら、マネージャー氏が外から帰ってきて、私はてっきり彼がやってくれたのだと思ってお礼を述べたら、マネ氏は「あ、これミチロウの字ですよ」と言う。またしても新しいギャップにしてやられてしまった。

似たようなほっこりエピソードは、ゼルダ(この辺は興味あったら検索を)からも聞いた。さちほさんと何のきっかけかは忘れたがミチロウの話になり、ゼルダがスターリンと対バンした時、あの噂の暴力的ステージのバンドということで、女子ばかりのゼルダは戦々恐々としていたそうだが、それを察してかミチロウが、楽屋入りした時に「みんな、シュークリーム食べませんか?ボク甘いものが好きなんですよ~」とあの福島なまりのイントネーションでニコニコやってきて、みんなでコケた・・・・というエピソードを語ってくれた。
インディーズを、パンクを戦略的にとらえた活動をしたために、真の?パンクスからは否定されることも多く、ステージや楽屋への殴り込み、ロック雑誌での誹謗などには事欠かなかったが、そんな混とんとした状況も自分のエネルギーかのように転化して、とにかく精力的に活動していた。
彼の晩年は、震災で故郷が消失したことへの怒りから、復興と反原発といったイデオロギー下での活動となり、アコギ1本で全国を回って、どちらかというと彼の青春時の原点だったハードフォークともいうべきスタイルでのライヴがメインとなっていった。還暦を超えても、原発問題を語る時の写真や映像には、かつてのギラ付いていた頃の目線の鋭さが垣間見えて、まだまだ元気だなあと安心していたのだが・・・・。
二十歳前の自分には、当時のスターリンのナンバー「ザ・スターリン」の一節「気にすることはないぜ みんなデタラメ」にずいぶん鼓舞されたものだ。
スターリンやミチロウに興味がある方は、ウィキを調べてください。ライヴやPVの一部は、まだYOUTUBEにあると思うので、興味があったらぜひ。「365」や「先天性労働者」(マルクスの共産党宣言に曲を付けたもの)がおすすめ。
あ、勘違いしてほしくないのは、スターリンという名とか、共産党云々は、むしろ共産主義がいかにイズムに絡めとられて役に立たないかを逆説的に嘲ったものだ。

 ちなみにミチロウは阪神ファンだった。読売ファンが圧倒的に多い福島出身にしては珍しいと思う。
 安らかに眠るのが似合わない人だったので、ずいぶん前に若くして逝ったシンタロウやタムと、天国でもスターリンを結成していることだろう。そうあってほしいように思う。

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2019年5月 2日 (木)

令和はじまるも

 令和の始まり、新しい天皇陛下のお言葉の「国民に寄りそう」という表現が印象的であった。しかし国民に最も寄り添うべき行政は、国民に寄り添っているとは決していえまい。

 

◆悠仁さまの事件は、未成年、それも子供を威嚇の対象としたことが何より卑劣である。さらに近年は皇室までもスキャンダルの好餌とするようになったマスコミ。また時として内閣、一部の国民と、皇室を軽んじる空気がはびこり始めていることは実に危ういこと。
 元号反対派の声もまた活発だが、海外で使ってないとか、不便とか、そんな適当な理由しか見当たらない。古来の伝統を介さないばかりか、自分にとって重要性の低いものは廃棄して然るべきという、これまたかなり危うい思想性を感じる。

 

◆そんな堅い話はさておき、突然だが阪神タイガースに令和のスターが生まれたようだ。近本選手は第二の福本、いやイチローになれる可能性を秘めている。彼の打席を見るために球場へ行く価値があるといっても過言ではない。それくらい凄い。阪神という成人病に喘いでいたチームの動脈硬化を、1人で治療してしまうような感じだ。彼に刺激されて他の若い選手も躍動しはじめた。
 今日(3日)は、チームとしては岩田投手を見殺しにして敗戦も、近本は実に味わい深い3安打を放った。このところ、スポナビの1球速報で経過をチェックして、近本の打席が来るとテレビを見るという日々が続いている。
 1ケ月近く前に、「今年のペナントが終わった」とかどこかのくだらないブログで書いているバカ者がいたが、いったいどこのどいつだろう?

 

★5月19日、オークス終了後の夕方18時半から、競馬ラボが渋谷のロフト9渋谷にてダービー予想イベントを開催。私は大島麻衣さんとMC担当。見解も少し話します。ゲストは安藤勝己さん、東スポ舘林記者、大スポ松浪記者、スペシャルゲストにかまいたちのお2人。
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