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2019年6月

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2019年6月28日 (金)

雑記

★競馬関係の書き残したこと。日曜は函館でPОG指名馬レッドヴェイパーが辛勝。だが時計はかなりのもので、古馬1000万に手が届こうかというレベル。函館2歳Sが楽しみだ。

戸崎騎手が999勝で上半期を終えた。何とか主場開催の、しかも後半のレースで区切りを達成してもらいたかったが・・・。土曜福島の午前中、早々のレースでアッサリ決まりそうだが。

★台風の被害は関東では幸いにも小さめだったが、梅雨前線の影響で次々と雨雲が呼び込まれて、全国的に雨の週末となりそうだ。被害が拡大しないことを願うのみ。

★プロ野球自体は金曜から再開だが、阪神戦は土曜からとなる。中日2連戦から1日空いての横浜3連戦、このビジター5試合は阪神にとってはかなり重要とみている。最悪3勝2敗でいかないと先はない。
この長い交流戦休みの間、選手は適度な休養を取ったと思うが、ベンチもサインをまとめて変えるなどの工夫は当然しているだろう。そこをやらないのが阪神らしいともいえるが・・・。読売は今だけの勢い、どうせ広島がリーグ戦からまた息を吹き返すだろうし、止めるためにはそれくらいやらないと。

阪神の打撃はこのままモヤモヤとしたまま後半も続きそう。甲子園だとどうしても広さを意識して、本来本塁打タイプではない糸井大山がスタンドへ放り込もうと早く体を開いてしまう。糸井はまだしも経験の浅い大山は甲子園以外でもそれを引きずり、開きが早いままタイミングを狂わされる試合が続く。そこを直すための右打ちなのかもしれないが、とにかくやることが極端だ。
ナゴヤドームや札幌ドームでも、テラスやラグーンを検討しているというし、甲子園もなんとかしないと。とはいえ高校野球があるからまず無理なのは分かっているのだが。

◆アメトークの宮迫カットの神編集。自分としては急遽地獄の編集で睡眠を削ったスタッフの労苦を思う。もう時効だから書くが、30年近く前、自分もこの手の事故に巻き込まれたことがある。とある番組の、タレントではなく某代理店の社員がおこしたある事件を受けて、夜中の電話で突然起こされ、始発でスタジオへ入り編集でCM全カット、尺を延ばして完パケ作り直しの災難に遭遇したのだ。しかもその事件は結局露見せず。最終的にカット前のものがオンエアされるという無駄骨を折らされた。さらに、そんなことをさせられながら余分に製作費をもらえたわけでもないという、このとんでもないブラックぶり(笑)。番組制作会社なんて立場が弱いものだったからねえ(今は知らんが)。今は笑い話だが。

◆で、その吉本事件だが、結局立場の弱い芸人にすべておっ被せてしまう、世間もそこを叩くということへの気持ち悪さは拭えない。もちろん彼らにも非はあるが、それを言い出したらそもそもの吉本本体の体制や過去、さらに会場を貸した側、マスコミ、すべてがマズイということだろう。そこがやれないのなら、ここまで大事にする必要もないことなのに、と個人的には思うが。
そんなことより私が考えたのは、もし今NHKの朝ドラで「わろてんか」(吉本興業創業がテーマ)をやっていたとしたら、どんな対応を取ったのか、ということ。今はアニメだからまだしも、主人公が企業創業者系の場合は、そこが不祥事を起こした場合のリスクはあるよなあ。


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2019年6月27日 (木)

6月23日・日曜以降の競馬

★キセキも凱旋門賞出走表明。今年はロジャーバローズと角居厩舎の2頭出しになりそう。結局クラブ馬が回避して、個人オーナー馬が参戦することになった。適性としては、何となくロジャーの方がありそうな気もする。

★京都競馬場大改修、というより新築というほど変わりそうだ。それにしても、2年半空けるのはさすがにブランク長すぎでは。部分部分の工事で凌いで、開催を止めるのはせめて馬場改修の1年くらいにできなかったのか。
行ったことがない場なので、改修の是非については何も言えない。コース形状まで変えてしまうのかどうかは分からないが、そこはいじらないでほしいものだ。
あとはこの機に乗じて天皇賞春の距離を縮めるなどという愚行を絶対にしないこと。

★23日の日曜は、亀谷氏主宰の水道橋の競馬サロンに招いてもらった。13時以降最終まで、とりとめのないことを2人でしゃべりながらのビジョン観戦。しゃべるだけでも最後は結構息が上がる。体力が落ちたことを痛感。
2人の予想がほぼ一致して、大本線的中となったのは東京10R。競馬ラボの資金作りレースとしても配信したのでひと安心。
パラダイスSは、ツーエムマイスターに割られてしまったが、なんとか〇ショウナンライズと▲キョウワゼノビアのワイドを取れた。
予想TVの狙い目にもしていた阪神10Rは、◎メイショウコゴミがどこにもない。せっかくイベントでも、爆弾馬配信でもハングリーベンを推しながら、番組は馬券で買った3連単だけなので何も取れず。〇ストロベリームーンが2着に来たのだから、ダービーもそうだったが、タテ目の馬連がなぜ買えぬ。

宝塚記念は、△リスグラシューを頑なに2着にしか置かなかったので、◎キセキ2着に粘ったが取れず。ただこれは悔いなし。
レース内容自体はかなり薄く、あくまで私にはだが、見るべきものはなかった。
阪神最終は空振り、東京最終はアポロビビが届けば・・・。
サロンの方は、亀谷氏の奮闘と来場者の皆さんのおかげで盛り上がった。感謝。

★帝王賞は結局◎〇の馬単1点を購入。安いが7倍ならオイシイ配当といえるだろう。宝塚記念よりずっと内容はあった。地方だとインティも楽には逃がしてもらえない。無印にして正解だった。

★競馬予想TV、7月は今シーズンラストの7月6日、そしておかげさまで運よくGⅠ部門はタイトルを取れたので、表彰式のある13日も連闘します。
ただ、ラジオ解説が午後後半担当となる開催なので、福島で最終レース後までスタンド放送席にいるため、新幹線が遅れたり、福島駅までの交通渋滞があると、程度によっては出番に間に合わなくなる可能性があるので、その場合は、番組アタマ欠けるかもしれないことは先に宣言しておきます(笑)。そうならないように福島駅を上がり32秒台くらいの勢いで走りますが・・・。

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2019年6月26日 (水)

6月22日・土曜の競馬

 先週末の東京開催は、雨に翻弄された感。土曜は、当初は雨が日中は降らない予報だったのに、7R発走前に黒雲の塊が押し寄せて、とうとう土砂降り、視界もかなり下がった。あっと言う間にダートコースは水田のように。滝のような雨に煙る中では馬も走りづらく、このレースについては時計も何も意味をなさない。実際大幅に掛かった。
 問題は、JRAのこのレースに関する公式発表が「小雨・良」になっている点だ。驟雨の来襲で、リアルタイムでの変更発表が間に合わなかったのは仕方ないのだが、あれは幼稚園児が見ても小雨ではないし、田んぼのような馬場は良馬場ではない。記録のために、後で修正なり、補足の文言なりを付けるのが正しい姿勢だと思うのだが。

 

 馬場の話といえば、阪神の芝はこの日突然時計が速くなった。今までは例年以上にというか、異例に時計が掛かっていた馬場が、である。中間の天候を見ても、気象面が理由とは思えない。このパターンは久しぶり。

 

 8Rの東京ジャンプS。シングンマイケルはこの馬場なら鬼に金棒だっただろう。反対に雨に泣いたのはシンキングダンサー。
 放送席の正面右寄りでシゲルボブキャットが落馬、植野騎手がピクリとも動かず。収容されるまで遠目には意識がないような感じだったので動揺したが、どうやら大怪我には至らなかった模様でひと安心。

 

 9Rの日野特別は、単勝45倍のレディバードに自信の◎。かなり良い感じで直線に入ってきたが、肝心なところで前が塞がり切り替える。その間に外から他馬にスパートされてしまった。あれがなければどこまで・・・・悔しい。

 

 この日、競馬場で飲み物の自販機に何度小銭を入れても10円玉が3枚、戻ってきてしまう。ふと見直したら、その10円玉は昭和47,49,50年という骨董品のような?代物。ロングエースとかキタノカチドキとかカブラヤオーと思えば気が遠くなる。なぜこの年代が固まって私の手元にあるのかは分からないが、さすがに摩耗して機械が読み取らなかったのだろう。試しに馬券を買う時に小銭をまとめて入れてみたら、そっちは読み取った。
 
 関係ない話を最後に1つ。1週前にセツメンノトビウオという馬が出ていた。意味が分からなかったので(何か故事に由来した言葉かと思い)、JRAのHPを見たら「意味・雪面の飛び魚」と書いてあってガックシ。それでも何か意味があると思ってさらに他をググったら、「水曜どうでしょう」で大泉洋が履いたスノトレのことで、あまりの歩きやすさに大泉が「雪面の飛び魚」と表現したのが由来らしい。そういえば、JRAの馬名由来ではジャングルポケットを「密林+ポケット」という無意味な解説をしていたことを思い出した。もう少し何とかならないものか。

 

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2019年6月21日 (金)

雑記

★あらゆる種類のミスを繰り出す阪神というチーム。これでは投手陣が早晩陥落してしまう。以前調子が良いときにここで指摘した危惧(中継ぎ崩壊による壊滅)が現実化。
昨日木曜の木浪の走塁、数日前の植田の走塁、さらに内野手の度重なる連係ミスは、選手だけでなくベンチの失態。以前絶賛した近本が、疲労からくる焦りで攻守走全てに精彩を欠いているのも大きい。さらに大山が4番とは思えないほどチャンスに弱い。
 キャンプ当時から練習時間の短さは指摘されていたが、矢野監督は選手の自主性尊重と、個人練習の量でカバーしていると胸を張ってきた。だが、守備連携や走塁は個人では練習できないもので、中日の倍以上もあるエラー、そして走塁の拙さや状況判断をことごとく失敗しているのは、全体練習=強制練習の不足によるものだ。
そもそも、キャンプ時の発言から、矢野監督は最初から今年優勝することは考えておらず、自分たちの力の無さを若い選手に焼き付け、そこから脱却するにはどうしたらいいかを悟らせるシーズンと割り切っているように思える。おそらく5位あたりで今シーズンを終えると思うが、来季キャンプは一転して、全体練習が増える地獄キャンプとみている。

★新潟、山形での大地震。村上は7年前に、瀬波温泉の露天風呂や海辺で打ち上げ花火を楽しんだ思い出の地。甚大な被害には至らなかったのがせめてもの救いだが、これが本震ではないという見解もあるようだ。
そして今回もまた、ニュージーランド沖での大きな地震を経ての発生となった。個人的には偶然ではないと思っており、ニュージーランドで大きいのがあったら、警戒レベルのギアを上げるに越したことはないように思う。

★ここ数日、楽天からの通知を装った詐欺メールが届く。楽天から個人情報が漏れた恐れがあり、カード扱いを停止したので、ショッピングしたい場合は「ここをクリック」して復旧手続きをしてほしいという趣旨の詐欺。みなさんもお気をつけて。

★ずっと止まない老後2000万円不足問題だが、眉をひそめて訴えているTVキャスター、国会で釈明に追われている麻生や安倍、さらにここを先途と糾弾している野党ども、すべて老後の心配がない奴ばかりでリアリティ皆無。
今の日本の政治は、中核に貧しい家の出の人間が皆無という点が庶民にとって悲劇である。

★以前にも似たようなことを書いたのだけど、自分の目とか現場とかは当然大事ではあるのだが、それをあまり信じすぎない方がいいし、それが全てではないということを痛感させられることが多い。それはつまり手品のようなもので、自分の目ではコインが消えたという現象を見たのだから、それを信じて「この人はコインを消すことができる人間だ」と力説するのと大差ない。経験も大事だが、知識や懐疑、想像はさらにその上を行く。どれもバランスよく働かせて決断を下すことが大事。難しいことだが。

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2019年6月18日 (火)

6月16日・日曜の競馬

 ピエール瀧判決。裁判長が「“人生”という言葉の意味を・・・」という説諭を、しかも「人生」と書かれた紙を見せながら行ったという報道に薬、いやニヤリ。この裁判長が何歳かは知らないが、まず9割方、電気グルーヴファンだろう。しかもインディーズ時代の前身バンドだった人生を知っているというマニアックさ(決めつけるが)。わざわざ紙をスタンバイするあたりが、もうね。

 

 競馬の話。日曜分の専門紙は滞りなく発行された。土曜の記者席のピリピリムードはかなりのものだったが、それでも枠順確定前に除外が判明したのは、紙面を組む上で不幸中の幸いだったことだろう。
 検査関連においてのJRAの落ち度は否定できないところではあるが、開催を中止せずに土日をなんとか切り抜けた運営面の担当者については間違いなく英断。中止すべきだったという意見には1ミリも賛成しないとまでは言わないが、全部の出走予定馬を出さないことの後々まで与える影響の大きさを考えると、開催決定はもろもろの被害を最小限で留めた最善の策だったと断言したい。
ただ前にも書いたが、調査と発表については多大な責任を負っていることは間違いないので、保証も含めてそこは専門の部署がしっかりと行うべき。どこぞの省庁や大臣のように決して隠蔽やごまかしをしないように。

 

 日曜の東京は一転して晴れて蒸し暑い。芝はどんどん乾いた。ダートは水が引き、締まって速い馬場に。大雨で空気がきれいになり、6月に夏の富士山が見えた。なんと夕方が近づいてもシルエットが望めた。

そして暴風雨予報だった函館は、なんと小雨程度で稍重どまり。いやあ、それはもちろん被害の面ではよかったのだけど、完全な道悪を想定していたのでいささか拍子抜け。

 

 阪神6Rのテーオースナイパーはイチかバチかの爆弾穴、そして東京7Rのミュゼットは自信のあった穴馬だったのだが、どちらも全く見せ場なし。当たるにしても堅いところのみで、多少良かったのは単勝推奨をした函館スプリントSの★馬カイザーメランジェが勝ち切ったことくらい。

 

 その函館スプリントSは、メンバー的に例の除外の影響を最も受けたレースだった。それだけにタワーオブロンドンに人気が集中したわけだが、58キロで初の1200mなのに被りすぎ。勝ち負けは次走だろうと見ていたので、ここは頭数の割にはオイシかった。◎ダイメイフジが3着に粘れば万々歳だったのだけれど、まあ欲をかいても。

 

 ユニコーンSは、いくらヘニーヒューズ産駒と言っても、初ダートが東京マイルの最内枠では、勝ったワイドファラオにはさすがに手が出なかった。これは諦めるしかない。しかも◎ヴァイトブリックは大きく出負けしてしまった。あの位置からでは万事休す。

 

 さて今週末は宝塚記念。12,3頭の出走になりそうだが、半分はGⅠ馬で、そこにエタリオウが入ってまずまず。ただ、土日の阪神には傘マーク・・・。どの程度降るか。

 

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2019年6月15日 (土)

6月15日の競馬

今日土曜のオリックス阪神戦。勝負ごとをナメてると言われても仕方ない手抜きプレーを続ける一部の選手、そしてそれを責めながら自分たちも結構杜撰な采配を振るっているベンチ。どっちもどっちで、そうしたチームは野球の神様にそっぽを向かれるという好例。本当に情けない逆転サヨナラ負け。ベンチのムードが緩すぎる弊害。

さて例の禁止薬物混入問題。7R前に新聞記者席にJRAの担当者が来て会見を行ったので、紛れ込んできたが、内容は報道にある通り。とくに目新しいことはなかった。

一般のファンの中には一部間違って解釈している人もいるようなので繰り返しておくが、取り消した馬がすべて薬物入りサプリを食べたわけではない。今回は個体検査が間に合わないために、サプリ購入厩舎の出走馬をすべて停止にしたわけで、もちろんその中にはシロの馬もたくさんいるはず。
また来週の出走馬は、個体検査をクリアすれば出走OKとなる。薬剤が抜けるには6日掛かるそうだが・・・。

引き続き、なぜ未検査の飼料が流通してしまったかの徹底調査をしていくとのことで、そこはぜひシッカリやっていただきたい。

土曜の東京の雨は久々に開催日を直撃した大雨。ダートは水田のようになり、却って時計が良馬場以上に掛かるほどだった。芝はDコース替わり初日であっても、直線は内を避けており、差しも決まっている。
ただ東京12Rの実況「横殴りの雨」は盛りすぎ(笑)。実況席から映像を見ると確かに白い線が飛んで見えるだろうが、実際は下で最前まで出て見ていた私も、なんなら傘を畳んでしまおうかと思えたくらいの小ぶり。事実差していない人も何人かいた。小雨の粒が、細かい分風に流されて、横に飛んで見えるだけで、その風も大した強さではなかった。最終後はまた本降りになってきたけれど。一応細かくこだわってレース回顧する人もいるかもしれないので、書き添えておく。

馬券は東京7Rがハマってくれた。ただ3連単は1,2着が入れ替わってしまう・・・(涙)。それ以外は見せ場少なかったが、まあよしとするか・・・・よしとしたい。

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2019年6月15日 (土)

前代未聞

ただいま土曜朝7時過ぎの時点。寝ている間にたいへんなことが起きて、こちらもいろいろてんやわんやだが・・・。

とりあえず言えることは、この手の事件に多い外野の無責任な報道に惑わされないということ。(外部だけでなく内部のミスリードも怖いのだが)

ファンも「中止すべき」などと安易にイキりたたないこと(まあファンは何を言おうと自由なのだけど)。

それから、現場の実情を無視した上での極論をいうと、やはり輸入飼料は、信頼できるところのもの以外はもう使わないということが無難なのだろう。

そして、なぜ検査を通さない飼料がトレセンで流通したのかの経路解明と発表は、JRAの喫緊の課題であろう。

それにしても、開催前に発見できたのが不幸中の幸い。終わってからだったら火消しは大変だったはず。

岩手競馬の件とは意味が異なるので(何より、馬が摂取した可能性ということでの除外であり、今回はかなりの安全策を取っての措置である)、開催すること自体はむしろ全馬中止した場合の、他馬の今後に出る影響を考えると正解であると思う。

今週に関して、馬券をどうするかはファンの自由だが、こういう事態は2度とあっては困るものの珍しい事態ではあるので、個人的には実験的感覚ではないけれど、通常通りの馬券週末を過ごし、どんな結果になるのか興味深く見守りたい。

 

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2019年6月13日 (木)

雑記

◆まずはお知らせ。今日(13日)、月刊競馬の天才発売。私は巻頭の通常連載担当。個人的に一番面白かったのは、「勃発・宝塚の乱」の欄外に掲載されている、真田理さんが馬券課税された時の顛末記。真田さんには失礼な話なのだが。
そして毎号楽しみにしている、中田潤さんの「競馬場怪奇譚」。今月も読み応えあり。

今月は、久々にサラブレにも寄稿する機会を与えられた。現1歳世代の、クラブ馬対象の狙い種牡馬と、数年後のリーディングサイアー予測。結構な分量を割り当てて頂けたので、ぜひご一読を。

◆悲惨な殺人事件や天災を伝えるニュースワイドでワイプを出すことを先日非難したが、同様の報道でメクリをやる時のSEも酷い。「シュワーン」とか「ギュルル」のような音をこれでもかと当てて、まるで遊んでいるのかという怒りを感じる。現場が疑問を持っていないのが致命的。どこの局でも音をつけているが、特にTBS系が酷い。Nスタとか信じられないくらい。

◆そのようなニュースワイドで頻繁に取り上げられている高齢者の運転ミスによる交通事故。実は自分の実家でも数年来、老父に免許返上を再三申し出ていたのだが、これがなかなか応じてくれなかった。
しかし昨今の重なる事故報道と、多少の嘘を取り混ぜて、とりあえず車のキーをこちらが管理することになり、家族としては一安心。かなり反射神経や筋力が衰えているのに、自分では大丈夫と思い込んでいるわけで、これを解くのに何年も掛かった。その間事故を起こさなかったのは幸運ではあったのだが。

今回のことでいくつか感じたことがあるのだが、これから免許返上手続きに入るのだけれど、本人が警察に行って行う場合と、代理人が提出場合の手続きの煩雑さの差が大きすぎる。代理人が行う場合、もう少し必要書類や作業などを簡略化してもらえると、返上ははかどるはずだ。(地域により異なることがあるので、各自ご確認を)

そして高齢者の免許更新が、認知機能に比重が偏っていること。運動機能のチェックについてはもっと厳しくすべきだ。今の70代以上は、お上の言うことは意外と素直に聞く(ことが多いと思うが)ものだ。国がアウトというなら諦めるのではないか。運動機能テストが画面シミュレーションというのは(これも地域差あるかも)、甘すぎる。実地をやるべきだ。まあ、法律で70歳なり75歳なりの上限を決めてしまうのが一番早いのではあるが・・・。

あとは地域のタクシー会社が、通常業務とは別の料金体系で、契約による高齢者への運転代行業を開始してくれると助かる。地方には車がないと生活できないところも多く(実家もそうだ)、車が無くなった途端、すべての買い物を他者に頼らざるを得なくなるからだ。
そもそも、ヘルパーやデイケアへの補助がもっと手厚くなれば、サービス内容の向上、何より当然ながら携わる人の数も増えるはずだ。何兆円も出して戦闘機を買う予算を、こういうところに回してくれても罰は当たるまい。

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2019年6月12日 (水)

6月9日・日曜の競馬

 今日(12日水曜)のソフトバンク阪神戦はMXで中継。阪神があのソフトバンクを圧倒するとは夢のような。植田のプロ入り初ホームラン、それも左打席でなんて奇跡的なシーンも見られた。そしてコントロール抜群の青柳も見られた。梅野は故郷で4打点。負け越しはなくなったが、明日も勝たないと今日勝った意味がない。そしてデスパイネは敵ながら凄い。犬飼武蔵ってああいう感じだったのでは(またドカベン例えですまない)。
 日ハム吉田輝星投手はプロ初登板で広島、しかも大瀬良相手に投げ勝って初勝利。名前通りのスター誕生。

 

9日の日曜は朝からどんより曇り。府中市街から少し外れた、アーバンホテル別館近くにあるガンジーカレーを食して競馬場へ。
 マスターフェンサーのベルモントSは競馬場でのリプレイで見た。前に行っての踏ん張りが勝つには必須のアメリカのダートだと、後方からの競馬では、頑張っても掲示板の下の方までとなってしまう確率が高い。とはいえ健闘。無事に帰ってきて、秋の戦線に参加してほしい。
 
 馬券は湿りっぱなし。予想TVで狙い目とした東京6Rは、ノワールムーティエが予期せぬ後方からの競馬になってしまった。直線はよく伸びてくれたが5着では。
 阪神9Rは、連対を外さないと信じて勝負したミスマンマミーアがまさかまさかの3着。唖然。
 阪神10Rは見るレース。かねてからダート出走を推奨してきたエアアルマスが、やっとダートを使ってこれまでには見られない強さ。確かに砂を被ったらどうなるかなどの課題はあるが、能力は武蔵野Sあたりを勝つレベルにはあるだろう。

 

 マーメイドSは◎スカーレットカラーで一瞬勝ったと思ったが、ラスト50mの止まり方が急で、2000mは長いのかも。そもそも2着のレッドランディーニを買っていない。こんなに追い込みがハマるほどのハイペースではなかったが、前に行った馬が弱すぎた。

 

 東京は10R前から雨が本降り。エプソムCは滑るような馬場で行われた。予報以上に降ってしまう。この雨と馬場、逃げると思われた馬が控えたことが相まって、未勝利戦かと見間違うウルトラスーパースローペース。上がりは3Fだけ高速化し、結局前にいた馬が残るだけの競馬になった。
勝った良血レイエンダはチークと、それから馬場に気を使ったことで折り合えた。〇サラキアは押し出された割にはよく粘った。雨が幸いした形。こちらを本命にする勇気はなかった・・・。
◎プロディガルサンは直線でいったん3番手確定かのシーンもあったが、そこで止まった。上がり3Fだけの競馬には対応が上手くないようだ。
ミッキースワローはまず要らないと思いながらも、予想TVでも話したように能力の絶対値を過大評価してしまって印を残したことは反省。ハズれていても、これをヌケにできず日和ってしまったのはいかん。
 それにしても本来なら降級していた馬のワンツーとは。サラキアなどは1000万下への2段階降級になっていたはずの馬だった。
東京12Rは馬連、阪神12Rは3連複を取ったが安い。

 

競馬観戦しながら気を揉んでいた阪神・日ハム戦。試合が延びて、終わってからの打ち上げの飲み屋で阪神ファンの同行者がスマホで映像を見せてくれたので、原口のサヨナラヒットはリアルタイムで見られた。2死ランナーなしから高山北條が連打でお膳立てし、代打コールで大歓声の中、しっかりと決めるという、あまりにもベタすぎてドラマにも書けない流れ。
原口の凄いところは、あの気合の入る場面で強振せず、1点取ればサヨナラ勝ちなのだからと軽打に徹したこと。それも、少しでも得点の確率を上げるべく、ライト方向へ打とうとしていたこと。結果は考えたより中に落ちたが、それでもセンター前へ軽くバットで運んだ。これができる技術が素晴らしい。
2軍での打率1割台でも1軍に上げたベンチの判断も大したものだ。(それは今日の日ハムの吉田投手が、2軍で0勝3敗でも上げた栗山監督の決断も同じ)。数字では表れない予兆とか、うごめきとか、タイミングというか潮目のようなものを感じたのだろう。

 

 

 

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2019年6月11日 (火)

6月8日・土曜の競馬

今日(11日)の朝は冷え込み、なんと窓に結露していた。私が6月に窓の結露を見たのは記憶にない。

 

老後2000万不足問題。政府にとっては中年、高齢者の票をなくすので結構バタバタで火消し。首相が同時選挙回避をコメントしたのも、この失策が原因の1つではないかと。年金運用も一時は14兆の損失を出したが(上げ下げは運用だから繰り返すことになるのだが)、その後はどこまで回復したのか?今回1つ新しく知ったのは、「年金100年安心」とは、「私たちが100年安心」なのではなく「制度保持については今から100年は安心していい」という意味だったこと。いやあ知らなかった。

 

 先週の土曜、とりあえず懸念された雨は降らず。東京の芝は前夜の雨の影響も残らず、芝の時計は発表の稍重にしては速い。ダートは通常の道悪で高速化。
 メガグルメフェスも終わり、ダービーのサインとしてほくそ笑んでいた?ダービーガーデンと銘打たれた薔薇で溢れていたスペースも通常に戻ってしまった。東京競馬場は消化試合的なムードが漂うが、子供連れは逆に晴れてさえいればこの開催の方が何かと余裕をもって楽しめるだろう。当方の昼飯は通常エリアで簡単にカレーで済ませる。

 

 阪神にはPОGで期待のロードクラージュが出走、断然人気で、良い位置をキープも、3角すぎて手応えが怪しくなり、後は下がるだけ。あの行きっぷりでこの止まり方では、かなり先行きは暗い・・・。

 

 ラジオは7Rから。△〇◎で、連系馬券ではアウト。8Rは誰でも取れる馬券。9Rはタテ目。◎チェサピークベイは不可解な負け方。

その9Rは八丈島特別。東京競馬で八丈島はなかなか距離的に無理があるなあと思っていたが、考えてみたら小倉で釜山S・・・でも、調べたら小倉釜山間の方が府中八丈島間より近かった。

やはり八丈島特別が最も開催場から遠いのか・・・・と思ったが、そうではなかった。何のレースだと思いますか?答えは最後に(笑)。


 下に降りて八王子特別は◎ジェミニズが最後3着に上がってくれたことでゲット。舞子特別は馬連だけ。10R終了で競馬場を後にし、お台場へ。レースは電車内で確認、ため息ばかり。東京メインの◎ラセットはソコソコ自信はあったのだが、なぜか後方からでそのまま。あんな超スローのレースになるとは、そしてファストアプローチが逃げるとは。
そして阪神最終、◎ゴールドパッキャオがハナ差4着・・・。これは駅じゃなければしゃがみ込んでいた。
 絶望は飯で埋める。お台場アクアシティのラーメン国技館で、頑者のえびダレつけ麺。麺の質が良い。

 

さて、先ほどの開催場と最も遠い場を冠したレース(しっかり全地名特別を調べたわけではなく私の脳内検索であることはおことわりしておく)、実は札幌の釧路湿原特別だった。こちらの方が府中八丈島間より約80キロ前後遠かった。だからなんだという話だが。

 

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2019年6月 7日 (金)

雑記

府中は金曜11時過ぎから本降りの雨が降ってきました。

◆先場所の相撲の誤審といい、プロ野球の審判よそ見事件、6日のロッテ阪神戦の近本盗塁アウト事件、さらに昨日のソフトバンク中日戦の大島ランニング本塁打無効事件といい、リクエストビデオ判定の意味が空虚化する酷い判定が続いている。昨日のは映像が出ていたので何度も見たが、あれでアウトはどうみてもおかしい。中日は野球機構に抗議すべき。アウト判定を下した土山はそもそも誤審のオンパレードみたいな審判なのだが、なんとかならないものだろうか。

◆週刊ベースボールでは、突然の阪神特集号。強固な中継ぎ、押さえについての賛美が記事の大半。ただ、単年で見ればそうしたチームの優勝もあるかもしれないが、先発の勝ちが少なくて中継ぎ押さえに勝ち星が多く点いているチームというのは、基本的に褒められたものではない。真のチーム力ではない。
まずはそれだけリリーフ陣への比重が大きくなっているわけで、勝ちパターンのリレーは2,3種類しかない。彼らの消耗がかさみ、いざ勝負所でバテたり、来年故障で使い物にならなくなるのが常。
また、裏を返せば、打撃陣が相手の先発を早いうちに崩していないことの証明でもある。強固なリリーフ陣はいいけれど、彼らが多くの勝ち星を得ていることは決して良いことではない。

◆TVKで夜に再放送している、40年前の青春ドラマのレジェンド「ゆうひが丘の総理大臣」。主題歌を歌う主人公の中村雅俊の唄声が全て音を外しているという奇跡のオープニングはさておき、先日昔の府中駅前がロケに使われていてびっくり。とても興味深かった。今ルシーニュが建ってしまったあたりと思しき場所にあった商店街、伊勢丹が建つ前、私も見当がつかなかった光景から、大國魂神社の境内へ。今と同じなのは神社と欅並木くらいだった。調べると、このドラマのロケは京王永山でよくやっていたそうだが、何回か府中市街地や定番の競馬場前駅でも撮影された回があったようだ。

◆前にも何度も書いたけれど、このところ連日の悲惨な事故、事件において、ワイプを出して出演者たちの表情を出している演出は本当に酷いと思う。これをやってなんとも思わない感覚には本当に絶望。人の生き死にを扱っているニュースに演出を加えてパッケージしておかしいと思わない頭は腐っている。さらにそういう事件にBGMをつける、CМへの変わり際にヒップホップのようなジングル、サウンドステッカーをつけるのも同罪。

それからある民放のアナだったか報道記者だかがまじめな顔で発した言葉に寒々しい思いをしたのだが、それは「なぜお2人の命が奪われなければならなかったのか」という言い回し。冷静に見直せばとんでもないことを言っていると気づかない彼らはいったいどんな入社試験を通ってきたのか。この手の表現をしたいのなら「なぜお2人の命は奪われてしまったのか」しかないだろう。私が被害者の関係者だったとしたら(という仮定も不謹慎なのだが)、「奪われなければならなかったのか」などという言い回しを聞いたら心の底から情けない思いと怒りが沸くと思うのだが。
 細かいコンプライアンスで縛ることは確かに表現を殺すおそれはあるが、これはそれとは違う。

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2019年6月 6日 (木)

6月2日・日曜の競馬

日曜は11時頃来場し、メガグルメフェス最終日で内馬場へ。この土日はアジアンフェス。ガパオライスに、京都から来ているゴールドエールというビールで大満足。
 この日の東京は前日より時計の掛かるレースが多かった。ダービー週みたいに土曜の後に水を撒いたかと思ったが、スローのレースもやたらと多かった印象で、馬場よりペースか。
 
 5Rの注目の新馬戦は、人気のアブソルティスモをサラミスが一蹴した。これは相当強そうだが、ただ本来は晩成というか、仕上がりに時間がかかる血統の馬を、この時期に仕上げて勝たせた反動が出ないことを祈るのみ。

 安田記念は、スタートの事故がなければ結果は全く違ったものになった可能性はあるが、競馬には付き物のことなので仕方ない。メジロマックィーンの天皇賞は自分の意志で内へ入っていった武豊騎手だが、今回は馬が飛んでしまったからこれまた仕方ない。たまたますぐ内に超有力馬が2頭いたことが大ごとになってしまった。被害馬もユタカも運が悪いのひとこと。ただ、他の事例と比べると、騎乗停止1日ではなく2日が妥当のように思うが。

アエロリットが戸崎騎手に乗り替わったことで、飛ばす感じではなく、タメる感じの緩い逃げでテンの3Fを入った。前週日曜の古馬500万マイルより0秒2遅い。先週のメルマガなどの展望にも書いたが、このゆったりテンが流れるペースが、スロー得意のインディチャンプにとっては大きかった。これで楽に良い位置が取れた。また馬体がムキムキになってひと段階レベルアップした感じ。むしろ「輸送で減るのが嫌だ」というコメントがあったし、少し太目に仕上げて輸送し増減なしは巧く運んだ調整だったのだろう。東京新聞杯の時も輸送ありつつ増減なしだった。

アエロリットは楽に振り切れるペースだったが、目標になってしまうのは脚質的にどうしようもない。少しずつ加速して、後続になし崩しに脚を使わせることには成功した。

アーモンドアイはアクシデントのためスタートで後手、かつ伸びにくい外を回し、前が楽なペースで、今となってはやや短いマイルで、おまけに後ろ脚に外傷を負いながらよく同タイムまで追い込んだ。言うまでもなく一番強い競馬。こればっかりは普通なら勝っていたと言っていい。秋は天皇賞直行のようだ。

グァンチャーレ4着にはビックリも、それだけ前有利の展開、イン有利の馬場だったということ。
◎サングレーザーは万全の競馬。直線でいったんは3番手に上がり、声が出たが、ラスト1Fで脚色が同じに。やはり今は2000m前後の馬なのだろう。一度マイルを使えていれば。
ダノンプレミアムについてはテンションもおかしかったし、やや伸びあがり気味に出て出遅れ気味のところにロジクライのボディアタックで万事休す。ゴール後下馬したが、ケガは見られなかったとの報道。メンタルとフィジカルの難しさが先に立つ馬になってしまったようだ。

それにしても、ここ3週はサブキャラが際立つGⅠとなった。安田記念は同じシルクRでもアーモンドアイではなくインディチャンプ、ダービーは同じ角居厩舎でもサートゥルナーリアではなくロジャーバローズ、オークスは桜花賞やフローラSではなく忘れな草とスイートピーS(少し苦しいこじつけだが)。

さて今週末、東京は金曜土曜に傘マーク、日曜も晴れ間は望めない予報。さしもの高速馬場も収まりそうだ。競馬予想TVは今週末と、22日の予定。もしそこまでで狙い目5位以内に入っていたら29日も出ることになる。

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2019年6月 5日 (水)

6月1日・土曜の競馬

さすがにテレビを見て涙ぐんだ。原口復活。赤松も横田も、その日が近くなることを。

 オジュウチョウサンが正式に宝塚回避。目玉が1つ減るのは残念だが、2,3週前から、「あの感じでは無理かも」という声は出ていた。しっかり立て直して秋にまた元気な姿を。
 アーモンドアイの外傷もたいしたことなく、またダノンプレミアムも異常歩様のようなもので済んだようだ。不幸中の幸い。

 さて先週土曜、1日の競馬。3歳古馬混合戦がスタート、2歳がデビュー。〇勝クラスはどう考えてもナンセンスだが、その意図などを妄想して今月の月刊・競馬の天才の連載に書いた。
 東京競馬場は、日陰に入るとけっこう涼しい。ただ芝は相変わらず速い。前の週と大して変わらない。風向きは午前と午後で真逆に変わった。
この日開幕した阪神は、芝が例年以上に時計が掛かっている印象。
 
 注目と衝撃は阪神の新馬戦。リアアメリアは出遅れて終わったと思ったが、3角から別馬に変わり、直線であっと言う間に8馬身ちぎった。ただ、全体時計はあまりに遅くて参考にならず、しかも相手も弱すぎた感。強いとは思うが真価は次走だろう。
 東京の新馬戦はゴールドヘイロー産駒と地味目のカイトレッドが勝利。血統的には新潟のダリア賞あたりでも楽しめそうな馬力型。
 
 この開催のラジオ日本解説は7Rから9Rの担当となる。7Rはカズミドリーム頑張ったが4着まで、タテ目でアウト。8Rは◎〇で堅実にゲット、9Rは〇◎でこれも手堅く。
 東京10Rも◎〇でゲット、11Rは手も足も出ずだったが、12Rは△◎で何とか引っかけた。
 阪神競馬は、悔しかったのが洲本特別。せっかくクリノケンリュウを爆弾指名して配信も、印を★にしてしまったので、△のロングベストと組まれても何も取れず。◎ヒデノヴィーナスが4着に落ちてしまった・・・。踏ん張ってくれたら大漁だったのに。
鳴尾記念はブラックスピネルに粘られてハズレ。それにしても宝塚の前哨戦なのにこの頭数は寂しい。

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2019年6月 1日 (土)

雑記

◆金曜(31日)の朝、テレ朝のニュースワイドで、女子アナのダービーデー体験レポをやっていた。安田記念と、その後の少し寂しくなる東京開催を盛り上げるためだろう。
 しかし改めてみると、あの日の暑さを思い出す。競馬場では珍しく熱中症注意喚起アナウンスがたびたび流れていた。ターフィー君の中の人は大変だっただろうなあ。

◆土曜の昼に、ユーチューバーがサートゥルナーリアの単勝に2900万入ったことは各所で話題になっていた。アホな行為だとは思うが、当たった場合はしっかり税金払っているのだろうか。

◆ダービー前夜の競馬予想TVが、ナイター優先のため24時スタートであることに、競馬場でクレームを受けた。私の力ではどうにもならないので、局にメールを送ってくださいといっておいた。

◆今年のダービーを制したロジャーバローズは、それほど大きくない個人牧場生産馬、馬主も派手に展開していない個人オーナー。2着馬も、育成はともかく生産は個人牧場。血統はどちらも一流とはいえ、非社台系という意味では多様性が出た。

◆余裕の広島に対し、阪神は運といっぱいいっぱいの内容で貯金を積んでいて、一歩間違えば連敗もあり得るような不安定な勝ち方。それでも去年よりはだいぶマシだ。
チームを必死にやりくりし、明るい空気を作っているのは矢野監督と清水ヘッド。矢野監督は一流選手であったが、芽が出たのは遅かったし、中日時代も辛酸を舐めていた。阪神へトレードされてもすぐに開花したわけではなく、経歴はお世辞にも超一流ではない。清水ヘッドに至っては一流すら程遠かった。しかし、現役時にそういう下積みや、試行錯誤を続けていた選手は、大きな成功体験がないから、1つの思考回路に囚われることがない。これが指導者になってからの強みとして表れるように思う。大選手はどうしても成功体験をもとに考えてしまい、押しつけることになったり、柔軟性に欠けたりすることになるのだろう。
考えてみればこれは競馬予想にも当てはまること。数発ラッキーパンチが当たっただけのことを、成功体験として同様の手法を繰り返すと、結局は硬直化していく。「己れを信ずべし、信ずべからず」は至言である。

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