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2019年9月13日 (金)

雑記

 11日の東京の雷雨は凄まじく、府中(全部ではないようだが)も数分停電した。しかしそんなことで驚いていては、千葉神奈川茨城の被災地域に申し訳ない。
 昨日(12日)は所用で帰省。幸い、実家は停電などはなかったが、小学校の母校のあたりは一昨日までアウトだったらしい。裏口に散乱していた木や外に置いてあった脚立その他の道具類を片付ける。
 老父を連れて山の方にある総合病院へ定期検査。その病院も停電したそうで、11日までは自家発電設備で入院患者だけをケアすることにつとめ、外来は12日から再開したばかりとのこと。病院への道すがら、窓から見える倒木は山の方へ近づくほど増えており、この辺までくると被害はなかなか大きかったことが窺えた。
 待合室にはいろいろな地域から患者さんが集まる。被害が大きかった、隣の市原市など停電の被害にあったと思しき人たちもいて、会話を漏れ聞くと不満、諦め、失望などなどが口から溢れていた。

 地方自治体の防災対策本部は設置されたが、国は電源車を少し出す程度で、国としての災害対策本部は立っていないし、自衛隊も出動させていない(そもそも県が要請していないというのは驚き・あくまで13日正午現在のことだが)。内閣改造とかにうつつを抜かして派閥や自分の仲間の足固めをするばかりで、首相、政府の対策は遅れに遅れている。激甚災害の指定もしていない。
そもそも、停電被害は東京電力の問題で、水害などで多数の人命が失われたわけではない、という考えが、官邸にも県知事にも根底にあるとしか思えない。現に森田知事は10日に東京電力に丸投げするような他人事のコメントを出していた。

 情報遅れをある程度は助長したのが、マスコミだ。直後から被害を細かく報道したのはNHKだけで、民放は韓国政権の任命問題ばかりを何時間も垂れ流し、ようやく11日過ぎから世間の批判で?風向きを変えて被災地報道メインに切り替えた。それにより、どんどん深刻化が浮かんできたのだが、これを早々にやっていたら、救援の初動も変わっていたはずだ。信じたくはないが、台風の通過が深夜未明だったので、去年の関西地区の台風と違い看板が吹き飛ばされたり車が転がったりするような映像がなかったため、「今回の台風報道は、絵がもたないからインパクトに欠ける」として、右へ倣えでスキャンダラスなネタの方に振ったという噂もあるそうだ。いかにもありそうな話だが・・・。(ラジオは、かなり早くから被害状況について、リスナーからの伝聞ネタであることを前提にではあったが、2次情報として出していた)

 民放といえば、以前から私が批判対象にしているTBSが短期間で2件のやらせを連発。やっぱりなという印象。また先日は、いかにもマラソン代表選考がこのあと生で決まると誤解させるような見出しを画面にずっと表示し続けて、過去の揉めた選考を再現ドラマで回顧するという番組をやっていた。回顧自体は問題ないが、あの見出し字幕はない。
 やらせとは別の話になるが、製作費を節約するためか、特定のタレント事務所に制作の一部とキャスティングを丸投げしてしまう体質も大きい。TBSはこの手の作り方が、なんと報道系の番組にもいくつかある。脱線したのでこれくらいで。

 災害余波に話を戻す。一部で、千葉市内で公共施設の水遊びを再開させたことに対し、一部で「不謹慎だ」と騒いだツイッター(バカッター)に対し、千葉市長が「不謹慎ではない」「自粛しないで。自粛することを自粛すべき」と反論のツイッターを出したことは痛快。週末の中山での開催についても、もしかしたらバカが騒ぐかもしれないが、一笑に付すことだ。
 また話は逸れるが、ツイッターと言えば橋下徹氏が被害を受けたリツイートによる誹謗の拡散が、損害賠償の対象になる判決が出た。当然である。これも以前からリツィートの功罪の、罪の側面を指摘したけれど、やっと法的に判例ができた。私もかなり以前とは言え、誹謗中傷ギリギリのツイートを、同業者にリツィートで拡散されたことがあるが、そうした悪意ある行為に抑制効果が出れば。

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