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2020年3月

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2020年3月30日 (月)

追悼

桜が散る中、偉大なコメディアンが逝ってしまった。
 自分の年代が、全員集合を見て毎週七転八倒していたのは小学校1,2,3年生あたりの時期で、その頃はまだ志村けんはドリフにはいなかった。5年生の後半くらいから加入したはず。当時は、すわしんじという、同じく見習いとしてブルースリーの真似をして乱入していた人(のちにザニュースペーパーで中心的な存在となる)の方が人気があり、てっきりそっちが昇格するのだと思っていたら、見かけが若くて近所にもいそうな志村けんの方だった。
 しかしこの新人が瞬く間に小中学生のヒーローになっていく。一番凄かった頃の志村けんやたけしをリアルタイムで見られたのは、自分の世代に共通する数少ない幸せな体験の1つだ。

 

 音楽、とりわけブラックミュージックに造詣が深いということは、のちに知ることになる。ヒゲダンスの音楽がテディ・ペンダーグラスをネタ元にしたことも、自分が音楽周辺の仕事をするようになってから知ったのだが、それが本人からのアイディアであると聞いて驚いたものだ。かなりのR&B、ソウルのコレクターで、若い頃はビートルズフリークだったとのこと。ドリフが前座を務めたビートルズ来日公演にも客として武道館に行っていたそう。当時はドリフのことをどう思っていたのだろうか・・・。

 

 所有していた馬としてはアイーンベルが知られるが、それ以外にも何頭か持っていたものの、ついにJRAでは馬主として初勝利を挙げることはできなかった。アイーンベルはサンデー×ミスベルベールなのに、なぜ勝てなかったか・・・。ただ、アイーンベルの生んだヴィーダが、15日の中山8Rで逃げ切り勝ち。志村さんはこのことを知っていただろうか・・・。
 ともあれ、たくさんの笑いをありがとうという思いに尽きる。どうぞ安らかに。

 

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2020年3月29日 (日)

日曜中山3R以降中止&28日土曜の競馬

日曜中山は、雪のため3R以降打ち切りで、火曜に再投票を行い続行競馬として開催することに決定。月曜を除雪作業に充てるということだろう。馬もトレセンから動いていたので、なおさら月曜にそのままの開催は不可能ということ。

ただ、これについては以前同様のケースで私が連載に書いたように、午前〇時(個人的には早朝5時リミットでいいと思うが)段階で開催の可否が付かない場合は、その後の天候に関係なく中止という、明確なガイドラインを作った方がいいと思う。今回は観客がいないし店も空けてないから、外部への混乱は小さくて済んだが・・・。

3月28日土曜は、9時半頃に家を出て中山へ。最寄りの駅から電車に座れることはまずないのだが、この日は座れた。新宿駅はそこそこ混んでいたものの、車内やホームを見るに、全体的にはいつもの土曜の4割減くらいの人出。
 中山競馬場へ行く途中でよく寄る某所の蕎麦屋、この日も入ってみたが、いつもいるバイトがおらず、また明らかに蕎麦の質を下げ、かき揚げの具も減っていた。しかし怒る気は全くおきない。それでなくとも収入が減っていた上に、週末の外出自粛を見込んで仕入れを押さえたのだろう。仕方ない。第3次産業はどこも苦しいのだ。

 この日から、レース後のコメント取材は行える会社数に制限が設けられた。代表3社のみ聞き取り取材して、そのコメントを他社と共有することになったようだ。極力、騎手調教師と外部の接触を減らすための方策。

 自分は先日、ここで「ダービー週から再開できたらいい」とか書いたが、随所で聞かれる記者たちの観測はもっと悲観的だ。秋から行けるかどうかという声もある。ともあれ何があっても異例のこととし、自分がすでに持っている物差しから外れるからと言ってジタバタせず、粛々と目の前の事態に対応していくしかない。

 ツイッターにも書いたが、午前中は無風で穏やか、暖かめであったのに、6R前から急に空が暗くなり、強い北風が吹き荒れてドンドン気温が下がった。7Rからの解説で、ゴンドラはまともに風を受けて厳しい寒さに震えあがる。楽屋にあった、ラジオ日本スタッフが箱根駅伝の中継で着こむブルゾンを借りて何とか凌いだ。コロナがどうこう以前に風邪やインフルがヤバイ。
この日からは7Rから9Rの担当。危ない人気馬の指摘はできたものの、7,8Rで本命が飛び、9Rは本命が勝ってヒモが抜けた。
個人的な馬券は配信した中京メインだけのヒットで終わる。

日経賞は、◎サンアップルトンが健闘も4着。もう少し前の位置取りだったら、馬券圏はあったと思う。一層力をつければ年末には面白い馬になっているかも。エタリオウは厳しい。ミッキースワローは少し距離が厳しいかと思ったが、GⅡハンターとしての地位を完全に固めた。
毎日杯は、サトノインプレッサ1頭が強かった。次走はどこへ行くのだろうか?皐月賞でも侮れないかもしれない。
11R終了まで控室で観戦し帰宅。すぐに入浴して温まったところ、幸い、体調に変化はなかった。

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2020年3月27日 (金)

衝撃、不安、憤り

藤浪選手含む阪神の3選手が新型コロナウイルスに罹患していたニュースは、衝撃以外の何物でもない。検査を受けたことまでは昨日(木曜)の朝には伝わっていたが、どこかで「陰性が出るんだろ」と思い込んでいた。
 無責任なことを言うようだが、個人的な考えとして、残念ながらこれで4月下旬の開幕もなくなったと考えていいだろう。競馬と違って無観客では成立しないのがペナントレースだけに、見通しは立たなくなってしまった。
 
 もちろん競馬にとっても対岸の火事ではない。関係者の動きは野球以上に多い業界だ。今週からは、全国馬主連合会からの自主的提案により、馬主の来場が自粛されることになった。
個人的にはJRAが「ひとりでも関係者に患者が出たら開催中止」と早々に発言したのはフライングと思うが(詭弁かもしれないが、たとえば志村けんが罹患したからといって芸能界はすべての番組収録を止めるのか)(ただしもちろんその場合は接触者の洗い出しと待機が必要とした上ではあるが)、ただ危機感と引き締め感が一層高まったことは間違いない。
 感染状況の悪化で無観客競馬の継続も終わりが見えなくなった。これまたあくまで個人的な、そして最も希望的な観測であることをおことわりしておくが、ダービー週からの再開ができるかどうかというところではないかと考える。
 
医療、人道的見地からの自粛については、何もいうことはない。何か言う資格があるとしたら、自分の暮らしにも直結する可能性がある(もし競馬が中止されたら、興行界の方々とまではいかずとも、大きく収入を減らすことになるし)ことについて。
批判すべきはやはり、休業中の補償をしたくないから「要請」に留めて、最終責任を弱い立場の人たちに取らせようとするその態度に尽きる。小池都知事は会見で、なぜ補償を決定しないのかという質問に対し「税金の使い道になるので議論が必要」で片づけてしまった。そんな悠長なことをしていたら、経済的に突然生死の境目をお上により突きつけられた人たちがもたない。日本だけだ、こんなに遅く情けないことしかできていない政治は。
中には、さすがに一部の心ある議員や官僚の動きで、セーフティネットが張られつつあるようだが、それすら実際に動くのは5月中旬らしい。通達1つで済む(この辺は素人考え)ような、公共料金や税金の支払い猶予令と、現金補償の期日を発表するなどのことはできないのだろうか。

 

皆さんにとっては不要不急の私のラジオ解説だが、自分にとっては経済活動なので明日土曜は中山へ移動する。今開催は午後前半に移って、13時から14時半までの予定。なお競馬予想TV、4月は桜花賞週とフローラ週にオーダーを頂いた。

 

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2020年3月26日 (木)

3月21日後半と22日の競馬

引き続き先週の競馬。

 さんざん騒がれたことを書くのも気が引けるし、不謹慎かもしれないが、事実だから仕方ない。「コロナ」が馬名に入った馬が勝ち、3着までを5,6,7番の馬が(順不同)で占めるという現象が土曜の阪神8Rで起こった。競馬というのは、時たまこうした名状し難いことが、作り話にもできないくらいベタなことが現実になるのが不可思議。競馬の持つフェアリーテイル的側面。念のため書き添えるが別に否定的に語っているのではない。

 若葉S、前半は見かけの大逃げ度合いにしてはかなりスローだったのだが、後半が速かった。キメラヴェリテの逃げは完璧な配分、しかしアドマイヤビルゴの決め手は極上もので相手が悪かった。特に坂の中ほどからの加速力。
唯一重箱の隅をつつけば、上がり3F最速とはいえ、2番目のアメリカンシードとは0秒3差に留まったあたりか。なおこのあとは京都新聞杯からダービーへ。京都、東京は春開催に概して高速化するので、この馬には合っているだろう。キメラヴェリテは個性的な逃げ馬に育つ可能性があるのでは。

中山最終のゲバラは、さすがにこのブランクで、しかも最内枠ではと思ったが、強引とも見えるマクリが見事にハマって圧勝。ただ、個人的にはマクリがハマって勝った次走は危険信号と思っているので、次走は相手関係など見極めが必要では。

日曜は、席の間隔を十分空け、換気もバッチリの水道橋「亀谷競馬サロン」でゲスト。大型スクリーンのレースを、壇上から亀谷氏と2人で見ながら予想と解説など。質問にも答えさせていただいた。
中山9R、10Rは快哉。9Rは2着馬こそ抜けたが、競馬予想TVで重点を割いた単複でなんとか。クラヴィスオレアは本当によく頑張ってくれた。父のレッドスパーダそっくりの走り。10Rは◎▲△でほぼシッカリと。それにしても勝ったロードアクシスがなんでこんなに人気がなかったのか・・・(4番人気ではあるのだが)。

11RのスプリングSは、自分の予想スタンスなら即消しのガロアクリークに勝たれてはお手上げ。展開のハマリ具合と、コンディションの良さが抜けていたのだろう。2着ヴェルドライゼンテは、レース後池江先生がコメントしていたように、距離はもっとあった方が良さそう。3着サクセッションは、何とか他馬との力の差で3着に入った感じ。本質はやはりマイルだろう。なおココロノトウダイは本日(木曜)、故障が発見された。

 阪神大賞典は軽視と消しのワンツーではこれまたお手上げ。特に2着トーセンカンビーナが、上がりが掛かるレースでも切れるとは思わなかった。勉強が足らない。メロディーレーンが2着馬と小差5着、これは本当に素晴らしい。失態を見せてしまったキセキは距離がどうこう以前の、メンタルの問題だと思う。シッカリ立て直さないと。
 
 中山最終はアポロビビで堅いとみて勝負したのだが、サトノテラスが心臓発作でかわいそうなことになってしまった。馬券は競走中止の時点でほぼ終了。スズノウメを拾えなかったのは予想力の欠如で反省。

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2020年3月24日 (火)

3月20日、21日の競馬

 競馬場へ元通り観客が入れる日は、かなり遠のきそうだ。政府が大規模イベントの自粛を全面的に解かない限りは、開催場が大都市にあるだけに難しいだろう。それでなくとも農水の直轄事業。
 ギャンブルだけに、無観客でやっていても状況によっては火の粉が飛んでくる恐れもある(そんなものを怖がることもおかしいのだけど)。震災の時にも書いたけれど、第1次産業のように生活に直結する産業、あるいは医師や警察、公務員、銀行などと違って、競馬は無くても世間は回っていく。何かあれば過剰と思えるほどの制約を課せられても仕方ないところがある業界だし、ことがギャンブルだけに世間の同情も生まれにくいだろう(もちろん競馬がギャンブルだけではないことは分かって書いているので念のため。あくまで一般社会の多数派の目から見たらの話)。

幸い競馬は今のところは何とか施行できているが、今回は同様の足場である興行などのサービス業がすべてやられてしまっていて、改めて平常の社会あってこそ成立する業界であることが浮き彫りになった。なくても生きてはいけるけれども、なかったらとても不幸な気持ちになるもの。携わる人はそういう仕事であることを否応なしに確認させられ、また外野の人は、それが止められるといかに生活に潤いがなくなるかを認識させられていることだろう。

経済対策の個人的希望や考えはあるけれど、そんなものを一競馬ライターがここに書いても意味がないし、経済の勉強をしたわけでもない分際なので省略。

先週の3日間競馬。金曜午前は私用で近所に出て、午後からラジオとテレビで観戦。フラワーⅭはナリノクリスティーが逃げ粘り、追走するクリスティの先行流れ込みを、レッドルレーヴがまとめて差すと考えていたので、ナリノとクリスティ以外の(ややこしいな)前に行く組を全く軽視してしまった。
アブレイズが2番手からアッサリと抜け出して唖然。藤井騎手はJRA重賞初勝利。◎レッドルレーヴは厳しい展開になったがよく差してきての2着。オークスの方がいいかもしれない。チェスナットドレスの脚が目立った。不利を受けた馬も多く、見直すと今後に向けて覚えておくことが、距離適性の推察なども含めていくつかありそうなレース。なおアブレイズは桜花賞参戦が決まった。

土曜は中山競馬場。ラジオ日本は午後後半担当でゆっくり家を出られたので、11時半の開店時刻に合わせて西船橋北口正面の「ラーメン葦や」へ。シンプルにしょうゆラーメン。魚介系の出汁、うまし。チャーシューにややクセがあるが、麺の弾力とスープのコクはなかなかのもの。おそらく秋開催でないと一般客は中山に入場できないと思うが、行けるとなったらぜひ。

西船橋からはタクシー。競馬場へ向かう桜並木の道はたいへんな渋滞。この道はいつも混みがちだがこの日は特に混んでいた。運転手さんいわく「ドライブスルー花見」なんだとか。のろのろ運転したり、駐停車できるところに車を止めて中で食事をしたりしている人も確かにいた。なるほど・・・。

北方十字路(関東以外の方のために・・・・難読地名が北総には多く、これは「ぼっけ」と読みます)寄りの通用門からパスを見せて入場し、ゴンドラ1Fのブースへ。人がたくさんいる競馬場はあまり距離を感じないのだけど、いないと遠近感が微妙に狂っていることに気付いた。

中山9R、クロノメーターとカフェサンドリヨンは馬連だけでなく、カフェ頭の馬単の方で勝負したので、ハナ差負けは痛かった‥気持ちがやや下がったところで解説へ。10Rは◎〇△で、あまりにもつかないのでここは3連単しか買わず、安いながらも少し重ねてゲット。千葉Sはせっかくお宝馬指名のノーフィアーが激走したが、ハナ叩かないとダメと思って消したジャスティンに強い競馬をされてしまった。前とは少し離れ気味の3番手で、ジャスティンとしては実質逃げているような気分だったかもしれない(笑)。
◎ヒデノヴィーナスはハイペースの方が良いタイプの逃げ馬だと思うのだが、今回はジャスティンが一旦ロケットスタートでハナ、それをレッドアネラが奪いにいくというスタート直後の攻防で、立ち遅れたところで無理をしたことが最後に響いた感じ。崩れずに走ってくれていて諦めがつく。
12Rは1年ぶりのゲバラはさすがに△までとして、ベーカバド産駒のウエスタンランポで穴を狙ったが、ゲバラのまくりが鮮やかにハマって圧勝、〇ジーナスイート2着で、別のベーカバドの★ウインレフィナードが3着。選び間違いで痛い目に。

長くなったので若葉S以降の土曜のことと、日曜のことは次回に。

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2020年3月19日 (木)

風雲急の皐月賞+雑記

 皐月賞戦線が大きく動いてきた。皐月賞のサトノフラッグにはルメール騎乗が決定。いろいろな事情があるのだろうが、ワーケアが袖にされた形…かと思ったら、ワーケア皐月賞回避で収まりをよくするように動いた形。だが、皐月賞の結果がどうあれ、ダービーでもサトノフラッグにルメールが乗るかどうかは不透明な気もする。いまや乗り役については何でもありの時代。外国人騎手の特例措置などもあるから、何がどうなるか分からない。ダービーならワーケアに戻る可能性もないわけではない。
 オーソリティも皐月賞回避。これはシルクとしては、皐月賞はサリオスに任せるということだろう。使い分けの範疇か。
 今週のヴェルトライゼンデが悩ましい。サンデーRCは本番に大駒はおらず、ならばこの馬で本番全力なら、トライアルで勝負をかけてくることはないと思うが、ただ本番でコントレイルやサトノフラッグ、サリオス相手に勝ち切るのは難しいと判断したなら、6000万近い1着賞金の分配を選んで実を取る作戦も十分あり得る。

 コロナを巡るあれこれで、海外遠征を予定した馬にも急遽の変更が出ているようだ。モズアスコットは高松宮記念へエントリー。連闘だ、唐突にも見えた初ダートだと「有事」?に強い馬だけに、今回も?

★今日木曜が通常の金曜のサイクル。こんな週は仕事の漏れがないかどうか、慎重に進める必要がある。原稿送り忘れが怖い毎日。

★昨日の夢は、電車で降りる駅を忘れそうになり、慌てて飛び降りたら、網棚にカバンを忘れたことに気付いたものの後の祭り・・・というもの。普段は網棚など利用しないのに・・・。
 そして夕べの夢は、取材時間の前に入れた仕事が延びて遅刻寸前となり、タクシーを拾おうにもなかなか通らず、仕方なく走っていこうとするも、足がもどかしいほど前に進まないというもの。なんか共通項がありそうなのは素人判断でも分かるのだが、それが何なのか知りたいような知りたくないような。

★何気なく、今年の夏の新潟出張へ向けて、定宿の予約状況をいつもより1ケ月以上早くチェックしたら、なんと結構埋まっていた。残り2,3室の週もチラホラ。今年は7週の新潟開催、一気に予約した。例年のように、春の東京が始まるまでのんびりしていたらマズかったかもしれない。でもなぜこんなに予約が埋まっているのか・・?

★今回のコロナウイルス禍は、病気自体の恐怖や見えない敵への無力さなどはもちろんだが、それ以外にさまざまな、覆い隠されてきた弱点、欠点も浮き彫りにした。
経済が復活してからの、大企業を中心とした行き過ぎた内部留保に正当性を与えてしまうおそれもある。

★検察と財務局に追い込まれてしまった赤木氏の無念、悲しみはまことに痛ましいものだが、いくら起訴に合わせたとはいえ公表するタイミングが悪かった。世間の関心はコロナに集中しているし、また不安な時ほど人民は体制の維持を願うもの。平時ならもっと大変な騒ぎになっていたはずだ。

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2020年3月16日 (月)

3月14,15日の競馬

土曜は、ツイッターで何度かつぶやいたように、西船橋で大雨、競馬場についてみぞれ、そしてだんだん白さを増して羽が降っているかのような大きな粒の雪に。
西船橋ではコロナ禍でタクシーが配車を減らしている上に、大雨も重なり全く車が来ず、30分近く待つことになってしまった。開催休止でもちろん直通バスもないわけで、やむを得ない。
 ゴンドラにある実況席の温度計はなんと3.6度。風がなかったので救われたが、それでもかなり寒かった。電気座布団がなかったら無理だっただろう。個人的に西船橋の駅で貼るカイロをいくつか仕入れたので、それもかなり役立った。この寒さの中で2時間弱。もちろん何度かは後ろに引っ込んだけれど。何がこたえたって、手のかじかみが一番きつかった。
 
予想担当は中山10Rから。レストンベ手が出ず、メインはリュヌルージュ手が出ず、最終はリヴィエラ手が出ず。無観客競馬で馬券が堅くなったという報道も目にしたが(1番人気がよく来るようになった、だったかも)、むしろかなりの人気薄が連対まで届くようになっている気がする。馬券もお寒い・・・。
 
 自分にとって何とも間抜けだったのはファルコンS。勝ったシャインガーネットは、公開した自分の予想の〇、2着ラウダシオンは▲、3着でPОG馬でもあるヴェスターヴァルトが★。肝心の◎アブソルティスモが出遅れた上に後方でじっとしたまま終わってしまう。

中山最終レースにダート2400が組まれていたが、これはかなりレアでは。

自宅を朝出るときに、持ち物の支度で思わず赤のサインペンを入れてしまうのだが、塗る機会が失われているわけで、ああ要らなかったんだと戻すことが続いている。競馬場へ行く=赤サインペンは何十年もくっついていただけに、そうは器用に変えられない。

 競馬予想TVを終えて深夜帰宅。この頃には雨は上がっていた。
 
 日曜は自宅で仕事しながら。予想TVの狙い目とした中山8R、人気になるなら距離的不安とみたヴィーダが逃げ切ってしまった。◎ライトカラカゼ2着に走ってくれたが・・・。3着にも人気馬が来てしまう。このレースを選ぶべきではなかったということ。
 東風Sはこの日一番自信があった◎の2番人気アストラエンブレム。2着を確保してくれた。4番人気ストーミーシーとで20倍馬連がつけば御の字だった。

 フィリーズRは◎カリオストロ、坂までよく踏ん張った。最後は4着に落ちたが、ゴールまで自分の競馬が出来ていた。惜しかったけれど仕方ない。
ただこの組からは、今年も本番では厳しそうだ。やはりチューリップ賞とフィリーズRが同じGⅡというのは、もう無理があるのではないか。フィリーズRはGⅢでいいだろう。グレードは、実際のレースの価値や実情に合わせて変更すべきだと思うのだが。

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2020年3月12日 (木)

先週の競馬&雑記

ツイッターについて、各方面からなりすましじゃないですか?と確認された。「どうぞ安心してお読みください」と答えたものの、簡単になりすましというものが現れうる状況や設定は、恐ろしいとも言える。
 アイコンについても、からかわれていることに気付いていないのかもしれないと心配するメールをもらったが、ケイバ芸人?としてはあれを利用しない手はない。ある意味「持っている」とも言えるわけで(苦笑)。

 

★先週の競馬。実はサトノフラッグだけではなく、土曜中京のフローラルウォーク賞ではPОG3位指名のジュンライトボルトが辛勝とはいえ勝ってくれた。2着馬の進路がなく、モタついていた分、なんとか押さえ込んだという内容。左回りにこだわって使っていった方がいいとは思うが、さすがに対象期間内にもう1勝・・・は難しいかもしれない。夏以降に良くなってきそうな気がする。

 

 サトノフラッグは、距離ロスを克服し、かつ2段点火できたことなど確かに強かったが、相手がやや手薄だったからこそできた感じもあるし、時計内容もそれほど傑出したものでもない。同じ弥生賞馬でも、内容的にランニングゲイルの匂いがしているような気も・・・・?自分の指名馬だからどうしても辛口評になってしまうのかもしれないし、杞憂であってほしいが。
 
 馬券的には、無観客になってからやや好調。先週日曜は阪神メインのサトノフェイバーとレッドガラン、中山10Rのゴライアス、そして堅かったけど中山最終の上位3頭に感謝。ただ予想する人にとっては「無観客(見てくれる人がいない、の意)」では仕事が成立しない。多くの方に見ていただいてナンボ。

 

★ファストフード店や牛丼チェーン店などはさして客が減ったとは見えないが、飲み屋系はガラガラ。ツイッターにも書いたが本当に危機感を感じる。
 今すぐやるべきではない内容が何かは十分踏まえた上で、それでもそろそろできるところから萎縮しすぎのムードを巻き返すことを始めないと、取り返しがつかなくなる。商店や業者に経済的体力が残っている内に何とかしないと。医と経の専門家たちが分断された状態で意見を言い合うのではなく、ある程度提携し一体化して、可能な経済活動、人間(じんかん)活動を解禁するための方策を練るべきである。

 

 

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2020年3月11日 (水)

ブログ復活

ブログ復活しました。ご迷惑をおかけいたしました。

休止している間に、50の手習い?でツイッターを始めましたが、

ブログも引き続きやっていきます。よろしくお願い致します。

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2020年3月 6日 (金)

雑記

◆当然ながら、JRAは今週末も無観客競馬。高松宮週までにはなんとか・・・というのは、現状から見れば希望的観測になりそうな気も・・・。とにかく経済面に日増しに暗雲が立ち込めている。これは先々競馬界も売り上げや周辺産業を深刻に直撃するはずだ。
そもそも、春の香港やドバイに、日本からの遠征は可能なのだろうか?入国自体に制限が加えられ始めている今、楽観はできない。

◆シュタルケとかミナリクとかフォーリーとか、以前はともかく今回の来日では「これなら日本の若い騎手乗せてやれよ」と言いたくなるくらいだったところへ、今週から22歳の若手、南アのヒューイットソン騎手が短期免許で騎乗となる。マーフィーやレーンのように、20代前半で来る騎手は結果的に実績を残しているが、彼も達者なのだろうか。切ってオイシイとなるか、あるいは人気馬で走りまくって穴党にとって厄介な存在になるのか、彼の騎手キャラは春競馬の馬券に影響を及ぼしそう。

◆コロナウイルス禍において、何とかプラス材料を見つけるとするならば、これまで一部で叫ばれつつ社会が向き直ってこなかった問題が浮き彫りになり、向き合うきっかけとなっていること、そして為政者側の質が万人に曝け出されたこと。

個人的には確定申告締め切り延期をかなり早い時期に発表したことだけはプラス評価。

◆東京高検検事長の定年延長については迅速に法解釈を変えて対応したのに、新型インフルの時の特措法を拡大解釈して早急に手を打つことは渋るという訳の分からなさ。多くが指摘しているように、民主党政権時に成立した法は使いたくないという総理の思考が透けて見える。

◆ウイルス流行の世界的拡大を見ると、どうも湿度や温度が上がろうが関係ないとしか思えない。暖かくなれば、夏が近づけば終息するという考えが、楽観論で終わりそうな嫌な予感。

◆ニューズウィークの、終息へ向けての記事。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200305-00010003-newsweek-int&p=1

「AKIRA」が、今の事態を予測していたかのような内容だったことについて。
https://diamond.jp/articles/-/230764


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2020年3月 3日 (火)

嘆き、怒り、諦め

◆ウイルス騒動の陰に隠れてほとんど報道されていないが、JASRACの音楽教室からの著作権料徴収に関する第一審が、音楽教室側の敗訴という判決に。もちろん控訴するそうだが、こんな理不尽な徴収は絶対に認めてはならない。日本の司法の良識が問われる。と同時に、前にも書いたが、不倫や薬物なんかより、JASRACの利権構造にこそマスコミはメスを入れてほしい。

◆例年風物詩になっている、受験に関するニュースもウイルスのせいでほとんどない。私大合格者数大幅削減強制、これももっと大々的に考えるべき深刻な問題。地方の票ほしさに思い付きのような受験制度大改悪を段階的に実施して3年目。どんどん弊害は大きくなっている。本来大学に集めるべき優秀な人材が、大量にオミットされている実態。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63635

1年前の記事だが、調べたところ今年はさらに悪化しているようだ。もともとこの策は、小池都知事には「そんなことをしても地方過疎の問題にはなんら関係ない」と揶揄されていたが、森を中心としたドアホどもが走っていった愚策である。そもそも、首都圏在住の学生がどうなるかということを考えていない。改善されることはあるのだろうか。政治家に翻弄される高校生、浪人生がかわいそうでならない。

◆新型コロナウイルス問題についても、思うことはあり過ぎる。競馬予想TVの楽屋ではちょうど首相会見が流れていて、出演某氏と見ていたのだが、彼は「結局何も言ってないよね」と吐き捨てた。親の立場からすれば当然の感想である。
個人的には、中身のなさもさることながら、一番まずいと感じたのは質疑応答を打ち切ったこと。あれは政治家として最悪の態度である。

簡単に「私が責任をとる」と連発したけれど、責任の具体的内容が見えてこない。あまりにも責任という言葉が軽い。もしかしたら、この後どんな事態がおきても、私が責任を果たすといったのだからとして、ずっと政権延命できるとすら考えているのではないかと思いたくもなる。

衛生面はもちろんだが、やはり個人的に最も今後ヤバいと感じるのは経済面のこと。増税のタイミングも、偶然とはいえ最悪だった。
2日に、企業に対し、やむを得ず休むことになった社員への補償財源について、1日上限金額を示して発表したが、救えるのはある程度の規模のある大きめの企業だけだ。最もきついのは中小サービス業、中小工場、個人事業主たち。テレワークもできない彼らへの補償は何も出ていないし、そもそもあまりに巨額で出せないだろう。そして収束後にも倒産は続き、さまざまな層から恨みや歪みが出て、社会全体に影を落としすさんでいく。とにかく、厚労省に任せて初動段階で何もしなかったのが諸悪の根源だったのだ。ここへもし大規模自然災害が来たら、本当に想像したくない事態が日本を襲う。(追伸・3日11時に、自営、フリーランスへの総額5千億円のつなぎ融資などの救済策が発表されたが、まだ具体的な内容は出ていない。)

◆転売屋の横行、デマに踊らされる庶民。日本人の民度も決して威張れるものではない。

◆その民度の低い日本人の一例。一瞬にして卒業式近辺の行事を失くして悲しんでいる鈴木福くんのツイッターに、飯山陽とかいうイスラムの研究家が絡んで子供相手に非難を加えているのをみて暗澹たる思い。そもそも、福くんは友達との急な別れを悲しんでいるだけで、政治政策をひとことも批判していない。なのに、今の事態を受け入れられない人間はダメとばかりに、イスラム社会はもっと悲惨なのだから我慢しろという趣旨のご高説を垂れて非難するという視野の狭さ、読解力の無さ。嘆かわしい限り。まあ先鋭的な学者はあまりにも専門バカになってしまって視野の狭い人は多いけれどね。自覚がないのだろう。

◆そしてさらに厄介さを増す新型コロナウイルス、いろいろなことが分かってきた。ワクチンできるまではどうにもならないのだろうか。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200302-37606645-gooday-hlth

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2020年3月 2日 (月)

3月1日・日曜の競馬

 翌日は終日自宅でラジオ日本を聞きながらのPAT競馬。TV中継の時間帯はテレビの音を落として耳はラジオ、目はフジテレビ。しかしこれはやはり個人的には味気ない。たまにやるのならいいけれど、毎週これではややツライ。

 中山は終日馬連万馬券が出まくった。1日5本、その他にもう1本99倍の未遂。これだけ同一日に同一場で出たのは記憶にない。

中山7Rは△◎▲と入ってくれた。ここで見下ろし打ちになり、この日一番自信があった9Rの水仙賞へ。週中のメルマガから◎クロスセルを推していたので、最後の叩き合いの実況は気合が入った。あとで映像を見ると、その場にいたら絶叫したはず。頭数が少ないので、一番気がありながらもせっかく狙い目から外したのだから、クロスセルが勝ち切ってくれて何より。馬単23倍、3連単91倍は付きすぎ。

 中山記念はマルターズアポジーがスローの逃げにしてしまい、楽しみが半減。最後なのだから飛ばさないと。不完全燃焼。
 ◎ダノンキングリーは、さすがノリと言ったところ。これで大阪杯路線だろう。▲ラッキーライラックも、4角の手応えを思えば大したもの。ただ久々の1800mでどうしても反応が遅れてしまった。
馬連1点の手もあったが、人気落ちペルシアンナイトとアポジーの逃げを買うことに自分の意味があったし、そんなに点数が変えないので敢えてダノンとラッキーの馬連は取らず。馬単7倍へ振るのが正解かもしれないが、よほどのことがないと番組では馬単は買わないので、結果的には諦めつく。3連単を絞って買っても、ソウルスターリングが抜けていたし・・・・。負け惜しみ?
そのソウルスターリングは無観客競馬のメリット?かもしれないが、デキも一変していたようだ。後日報道で引退を延ばす可能性が出ていた。

 逆に諦めつかないのは阪急杯。せっかく★でベストアクターを挙げて、〇▲と続いたのに、タテ目を取らずで何もなし。ベストが来ることを想定しても、3着ということが十分あり得るとしてワイドしか買わず軸外しとなってしまった。◎クリノガウディーは、1400mなのに前に行き過ぎた。短縮なのだから出たなりで良かったと思うのだが・・・。差しに回っていたら面白かったはず。
 ゴール前の進路でダイアトニックが2位入線3着降着。重賞での3着以内の入れ替わりはいつ以来だろう?個人的にはアウトも分かるし、セーフだったとしても割り切れるしで、何とも。ただこれをアウトにしたなら、今後も同様のケースには同様の裁決を下してほしいだけ。

 阪神12R、山内厩舎3頭出しで見事ジュエアトゥーが勝利、厩舎ラストランを飾った。本当に最終週の競馬には魔法が働くものだ。それを味わい、また織り込んで馬券を買うのも、この時季ならではの風物詩的な感覚。
 

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2020年3月 1日 (日)

2月29日・土曜の競馬

土曜。無観客競馬の中山に向かう。西船橋の駅からの直行バスはもちろん運休なのでタクシー使用。乗り場は人ではなく車の長い列。
 北方十字路近くの通用門しか開いていないので、少し運賃も高め(苦笑)。入構証を提示しての入場。いつも入場料を払って入っているので、これも初めてのこと。

 レースまでの一連の過程は観客がいなくても同じ。パドック、スタンド前に警備員が付くのも、万一の事態を想定していつも通り。ターフビジョンも場内実況もある。
 いつもと違うのは臨場感。馬の蹄音の響きはより高らかに、ステッキを当てる音もクリアだ。下で見られたらもっと迫力があるのかもしれないが。

 中山の芝はスローのレースが多く、時計の出方がイマイチ判然としない。ただ冬場のような時計が掛かってというほどのことはなさそう。芝はかなり深いが、だいたい去年の春開催開幕週と同程度か。ダートは1800mで1秒近く去年より速い。

 馬券は記者席はもちろん、馬主席でも売っていない。完全に止まっていて、もちろん食飲料も売っていない。食事は西船橋で済ませ、飲料も持ち込んだが、ラジオ日本スタッフ氏たちが気を利かせてくれて、局へのお歳暮のおすそ分けやら何やらを提供して下さった。

 中京2R、杉山厩舎と長岡騎手のコンビがワンダーアキュート産駒で勝利。さっそくケイティブレイブの良い流れが。
 そして引退騎手と厩舎の最終週、例年の引退興行らしく、四位騎手、山内厩舎、作田厩舎はそれぞれ勝ち鞍を挙げた。
 なお、明日の新人騎手デビュー、ご家族は来場できるとのことだった。

 東スポ日曜版、井崎さんのいつものコラム、無観客競馬を扱っていたが全く笑いの要素がない。静かに関係者と読者を鼓舞してくれるような筆致。あの先生にして笑いを慎んだ、それだけの事態ということ。
 
 競馬予想TVの楽屋でも、ウイルスの件と無観客競馬の話題ばかり。実券を売らないので、予想家各自が自分のPATで購入という初の事態。
なお本来はたくみ氏に出演オファーしたようだが、なんとYouTubeチャンネルの立ち上げ準備とかで断られたとか。いまや南関競馬のオーソリティ?を自負しているだけに、地方競馬も取り込んだ新しい展開を考えているのかもしれない。見ないけど(笑)。
 

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2020年3月 1日 (日)

【3月1日分note】販売開始しました

メインレースと最終レースが中心です
https://note.com/mizukamizekkyo/n/n4d82bc476958

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