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2020年10月

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2020年10月30日 (金)

10月25日・日曜後半と空撮ヘリ問題

で、菊花賞。大逃げ気味だったキメラヴェリテは13秒台を1回しか刻まないラップを踏んたが、2番手バビットの通過で平均やや遅めくらいの感じではなかったか。大きく緩んだところのない、良い菊花賞だった。勝ち時計も馬場を踏まえれば高いレベルにあったと思うが、ただ2頭だけで直線抜け出しての併せ馬叩き合いの競馬は、必要以上?に時計が出て3着との着差が開くもので、あくまで数字という評価に留めた方がいいと思う。

 コントレイルは、確かに苦しんだけれど、皐月賞におけるシンボリルドルフとビゼンニシキのそれのような感じで(古すぎ)、着差ほどには危なげは無かった感じもある。レースが盛り上がったのは、しっかりした逃げ馬がいたこと、何より一にも二にもルメールの「せめて一太刀」精神と、アリストテレス自体がそれに応えられるだけの成長を見せていた点にあるだろう。
 コントレイルにとって3000mがベストでないのは戦前から陣営もマスコミもファンも認めていた通り。だがそれでも勝ち切れるあたりが絶対能力の高さ。もう少しレベルが低ければ、過去に何度かあった「ステイヤー型の下克上」をアリストテレスが果たしたと思うが、コントレイルの世代内レベルがそれを超えていたということ。今後は古馬との比較、そして成長力でコントレイルを上回る馬が出た場合の対応力とみる。さすがにこれ以上の上積みは見込みづらいので・・・。

 アリストテレスは大健闘も、今後拮抗できるまでに至るかというと分からない。何となく、第二のリンカーンがイメージされるが。
 3着サトノフラッグには脱帽。距離も能力も足らないと思っていた。ブラックホールは大健闘の5着。ヴァルコスは発汗が目立った。スタミナはあるのだろうが、メンタル面でどっしりしてこないと、この距離は難しいかもしれない。
 ヴェルトライゼンデは、前走の反動もあるのだろうが、やはりオルフェーヴル・ドリームジャーニーの全兄弟産駒にとって、3000以上は長いという感じも拭えない。
 さて◎としたバビット。キメラヴェリテが離し逃げしてくれたので、単騎ハナと同様の展開になったのはよかった。むしろ、ガロアクリークやディープボンド(コントレイルの同オーナーだ)が意外とくっついてきたことで息が入らなかったことの方がきつかったか。仕上げ切っていて、馬のネジを巻きすぎたきらいもある。この辺は、大一番へ向けてやるだけのことをやるという考えもあるので、紙一重で裏に出たのだろう。よくあることで仕方ない。それでも、直線入り口で一旦は突き放そうとしたところで意地は見せた。無事なら、コーナーの多い有馬記念でもう一度みたい。

 ツイッターでさんざん文句を垂れたが、やはり空撮ヘリコプター騒音問題はここでも触れておく。いくら良い映像が撮れても(私は特に良い絵とも思わないが)、やっていいことと悪いことがあって、これは競馬においてはやってはいけないこと。そもそも、大レース鈴なりのパドックで「お静かに」という札をたくさん立てているJRAが、この空撮に許可を出す意味が分からない。今回はパドックからレース中、ずっとバリバリ不気味な音がテレビからもうるさく感じたほど終始鳴り響いていたし、当日中継にあたった他局スタッフからは「ヘリ音がマイクが拾うのをどう防ぐかが大変だった」という声もあった。ツイッターのタイムラインにも非難のつぶやきが並んだ。
 
馬はものを言わないので、どんな影響があったのか、あるいはなかったのかは人間には分からない。ただ、通常聞きなれていない音に対しては過敏に反応することは間違いないこと。ならば、晴れ舞台の妨げになる「可能性のある」ことは、極力人間の側で排除する方が、ファンはともかくとして、競馬施行者やマスコミはじめ競馬で恩恵を受けている立場の人々にとっては正しい振る舞いだと思う。
 ドローンなら、という声もあるけれど、たまに報じられるドローンの墜落トラブルなどをみると、個人的にはドローンもNGという考えだ。そもそも、事故や馬の精神を乱すというリスクを冒してまで、空撮の絵が競馬中継に必要だろうか?

 話を戻す。菊花賞の馬券はもちろんハズレ。〇▲だったけれど、コントレイルがらみの縦目馬連やワイドを買っても仕方ない配当だったし。3連系もサトノに来られたらお手上げ。
 新潟最終のショウナンマリオは、今見ても惨敗の理由が分からない。かなりショック。ただ、東京最終の★マローネメタリコが大健闘してくれたおかげで、笑って終わることができた。◎カミノコは3着外さないとしてワイド相手1点の馬券を買っただけに、最後の写真判定はドキドキしたが、なんとか取り切ってくれた。負けていたのでワイド1点に注力した(買えなかった・・・?)甲斐があって、これで9R以降の負けが戻ってきたのみならず少し浮いた。マローネメタリコは今日の穴馬コラムで配信していたので、いくつかお礼のメールやツイートを頂き、安堵の胸を撫でおろす。

 これで何とか前週の振り返りが間に合った。今週末は、競馬予想TVに出る。今回出るとしばらく間が空く予定。ラジオ日本は13時から14時半担当。YouTubeチャンネルは、もちろん天皇賞秋を配信します。アーモンドアイの見解と、穴の魅力のある2頭を紹介。ただ、本命をこの3頭から打つのか、はたまた違うところに打つのか、原稿締め切りギリギリまで足掻くことにします。

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2020年10月29日 (木)

10月25日・日曜の競馬前半

 日曜の競馬…の前に、土曜のことで1つ書き忘れていた、金曜にツイッターで「今年屈指の難解なレース」とつぶやいた室町S。テンの速い逃げ馬が揃い、しかも内から外まで広がり、そのうちの1頭に武豊騎手が乗る。さらにそのうちの3頭は外の並び枠。差し馬で最も力のありそうな馬は長い休み明け。前に行く馬にも力のある馬が多く、壊滅は考えづらい。では何が残るか・・・。
 いろいろ考えた末に、本命にはこういうときに展開的に最も恩恵を受ける好位差し馬の中枠に入った◎リュウノユキナ、対抗には1400mベターの馬にとって向く展開とみて1200mでもレッドルゼルとした。これが〇◎の順に入ってまずまず正解、ただ3着ロードラズライトには手が出ずで、3連系は失敗も、馬連で何とか乗り切った。期待したほどには、配当がつかなかったのは意外だったが、こういうレースを考えた末に的中できた時の嬉しさは、学生時代に数学の難問が解けた時の気持ちと共通している。
・・・なんてカッコつけたことを書いてはみたが、この正解が日曜につながったわけではない。菊花賞と、予想TVで狙い目にした新潟最終を失敗したのは残念でしかない。

 日曜の、早い時間帯のお楽しみは東京5R、リフレイムの復帰戦だった。新馬戦で見せた、まさに荒削りor傍若無人?の走りがどこまで矯正されたのか、あるいは再発してしまうのか・・。結果は想像を良い意味で超えていた。時計的には驚くものではないが、前残りの展開を大外へ出してシンガリ付近からごぼう抜き、差してから5馬身突き放したのが凄い。アメリカンファラオの産駒は、カフェファラオもそうだが、集中すると爆発的な走りをすることがあるのかもしれない。あとから牝馬ということに気づくくらいのスケールと力強さ。
デビュー前に、某TMから、右回りに使う気がないようだとの談話を聞いたのだけど、さらに馴致を進めて、右回りでもやれるようになってほしい。とりあえず次走は、同じ東京の京王杯2歳Sになりそう。着順とは別の意味で見るものをハラハラさせてくれる、今までにないタイプのスター候補である。

 京都7Rでは、これまで2着を通算17回マークしている、ある意味歴史的な記録を持つカフジキングがとうとう勝ち切った。特に京都ダートは0勝、2着13回のコースである。2018年1月以来、2年9か月ぶりの勝利。導いたのは武豊騎手だった。

 自分のサイトで配信した京都8Rなでしこ賞は声が出た。◎ゼンノアンジュ1着、以下も△〇と入ってくれた。3連複162倍、1,3着のワイドで26倍ついてくれて、土曜含めここまでの負けがここで一気に埋まった。ひと安心。この勢いで菊花賞も行ける!と意気揚がったのだが・・・・。
 このまま最後まで書こうと思ったが、長くなってしまうので、以下は次回に分ける。勿体ぶっているみたいになってしまいすみません。

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2020年10月26日 (月)

10月24日・土曜の競馬

 19日は私用で帰省。20日は「競馬の天才」の連載締め切り。今回は有観客開催再開初週の東京競馬場の模様を。21日はYouTubeチャンネルを録画し、23日は検診で女子医大病院へ。
 24日の土曜、関東では久々に土曜が朝から晴れた。まあ天気で競馬の予想以外は何が左右されることもないのだけど、やはりこれだけ長いこと、競馬場イコール雨が続くと飽き飽きはしてくる。足取りは自然と軽くなる。

 午前中の勝負は新潟2Rのデルマミロク。ワイドの2点買いで、クロフネミッションとの馬券がヒットしてくれた。向かう途中のバスで確認し、幸先良しとほくそ笑んだものの、この後が全くダメ。新潟8Rのフジマサディープ、10Rのタイキスウォードが楽しみだったのだが良いところなし。

 ラジオ担当は東京7Rから。自信のあったスキルショットはこれまた良いところなし。8Rはこれも自信のあったトーセンリストが伸びず、馬券も被害。9Rは少し逆らってのトーセンインパルス狙いで、頑張ったが馬券圏に届かず。

 メインレース終了までは控室で過ごす。10R赤富士Sは、これまた自信のあったキャンディスイートが伸びず。この日は悪くても3着と思っていた馬、穴で面白みがあって引っ掛けたい馬がことごとく不発。
 富士Sは、珍しく横山典が持っていかれており、スマイルカナと厳しい競り合いになってしまう。それでもバタバタにならなかったスマイルカナはかなりのものだが、上位はやはり差し馬が占める結果に。追い切りもパドックもやや緩くて途上に見えていたヴァンドギャルドが勝ち切った。まあ、ここでせめて連対しておかないと、マイルCSに出る賞金も微妙だけに、叩いて次にするにも目標にふさわしいレースがなく、なまじっかな出来で出てくるはずもなかったのだけど・・・。
2着ラウダシオンには少々驚いた。全く侮っていた。〇ケイアイノーテックは、やはりどうしても斤量が邪魔をしてしまう。◎サトノアーサーは外へ出さなかったのが意外。悪いところを通って伸びあぐねた。展開も時計も、もろにこの馬のスポットになったのだけど。よく分からない。
(なおこの記事を書いている時点では週刊競馬ブックは未見)
 なお関係ないが、赤富士Sと富士Sを同じ日に並べたのは故意に違いないだろう。

競馬予想TVがあるのでお台場へ移動。競馬場正門前駅は、開催中とはいえ限定少数の観客しか来ないこともあり、新宿への直通準急を出していない。東府中で乗り換え、各駅で調布まで行ってまた特急とか準急に乗り換えるという手間になる。
JR新宿駅は、工事のため、私が2週に1回くらい利用するたび毎回動線が変わっている。おっさんが、おそらく自分の慣れた新宿駅とあまりに構造が変わって迷子になりまくっていたのであろう、キレてしまって大声で「どうなってんだ!」と怒鳴っていた。ああはなりたくないものだ。

前回はスタジオに1人だけ、さすがに異様な感じだったが、今回は予想家が3人いて、会話の間合いがずいぶん楽だった。リモートではMCでないと絡みが難しいし、無理に絡むことになるから改まった話しかできない。収録終えて24時頃帰宅。

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2020年10月22日 (木)

10月18日・日曜の競馬

10月18日の日曜は自宅競馬。
 東京の新馬戦にPОG指名馬フミチャンが出走。フェアリーポルカの下。まだゆったりとした作りで、好位からそのまま回ってきただけの離された5着。いかにも叩いて良くなりそうなタイプ。ただ東京の1600mや1800mは切れ勝負になるので合わない感じ。これは兄姉を見ても明らかだと思う。中山マイルとか1800m、あるいはローカル芝中距離がベターだと思う。
 
馬券は新潟で安いところをチビチビ拾い、東京で吐き出すの繰り返し。本番前のお楽しみは、レイパパレとクラヴェルの出走により断念秋華賞?といった趣となった京都10R大原S。レイパパレが完勝。確かに、これを見れば本番へ出してあげたかったという声が出るのも納得。ただ個人的には、この一族だと好走する設定がけっこう限られるタイプではないかと思う。次の課題は小回り?
そういえば、東スポで国枝先生が、現行の抽選に関する疑問を発しておられた。馬を扱う側としては、出られれば勝ち負けになるかもしれない遅れてきた大物を、何とか出してやりたいと思うのは当然だろう。確かに改善の余地はあると思う。
個人的には、3歳GⅠについては、抽選対象にある馬の中で、重賞3,4,5着経験のある馬に対し、着順に応じて抽選ポイントを付与するのは、すぐにでもできそうな策だと考える。ただ、全く重賞経験のない、下から上がってきたばかりの馬については、現行の同一賞金内で抽選というシステム以外には良い案がないし、ここをあまり複雑にいじるべきでもないように思うのだが。3歳以上のGⅠについてはまた話が違ってくるので、これは別の機会にでも。ただ昔に比べればだいぶ改善されている。

 で、秋華賞。久々にもろもろの読みが運良くハマってくれた。デアリングタクトは枠が決まった時点でもう不安なしと考えるしかなかったし、マジックキャッスルもいいところを引けたことでレースがイメージできた。また紫苑S>ローズSとしたレースレベルの判断もたぶん正解だったのだろうし、リアアメリアへの危惧も今のところ当たっていたと判断できる。
 当たったレースは気分よく何度も見直すのだが、レースを盛り上げた隠れた功労者?は外から果敢に突っ張っていって、各馬に仕掛けの合図を出したような結果にもなった、オーマイダーリンだったのかもしれないと思った。
大レースの前には、出走馬のいろいろなサイドストーリーが報道されて、特に
恵まれない境遇だったことや、並外れたトレーニングを積んできたなどの話を目にするものだけど、これをレース前に見てしまうと、感情的に妙な肩入れをしてしまうことにも繋がるので、なるべくレース後に見るようにしている。ただ今回はデアリングタクトが下克上的なエピソード豊富だったので、どうしても目に入ってしまった。結果オーライ。

 新潟最終も◎シルバークレインが最後飛び込んできて助けてくれた。前日分を差し引いても少し勝つことができてひと安心。この流れで菊花賞週へ。

 なお今週末は、金曜夜にYouTubeチャンネルが更新されるはずです。競馬予想TVは出演します。ラジオ日本は13時から14時半担当です。

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2020年10月21日 (水)

10月17日・土曜の競馬

 17日の土曜、東京は冷たい雨。気温は13度止まり。風がなかったのが救いだった。2,3年前までは、土曜の競馬場に傘を持っていくことはめったになかったのだが、今年に入ってから、特に夏以降はとても増えた。
 この日は東府中から歩いて競馬場に入ったのだが、今度は東門で係員と高齢者のトラブルを目にした。競馬再開の報道ばかりがインプットされて、インターネットによる事前抽選での予約販売というあたりが一部の高齢者の頭から抜け落ちているのは明白。どうやらJRAも同じことを感じていたようで、この週から、各媒体に、告知の際はまずその旨を強調してから行うように通達があったとのこと。

 京都5Rで小牧騎手がニホンピロの馬でJRA通算900勝達成。いかにもの豪快な追い込みを人気薄で決めた。まだまだ老け込まず頑張ってほしい。
 ラジオの解説担当は7Rから。◎グロリアスホープ、少し行き過ぎた感じで最後一杯になり3着は惜しい。8Rの◎サトノグロワールは道悪でも脚の重さが目立った。キタサンバルカンは自分で動いて勝ちに行って最後甘くなるレースを一時期続けていたが、この日は動かずにスイッチを入れるのを我慢したのが奏功した。この辺は流石ルメール。
9Rのプラタナス賞は、プライムデイ危険とみたのが正解で▲◎的中。ただ同様に考えた人は多かったようで配当は安い。ド人気薄の3着馬が拾えずも、ラジオが馬連馬単の買い目披露で助かる。

 解説終了後は控室で観戦。馬券は実券を報道フロアの券売機で購入。しかし券売機は私にとっては募金マシンとなってしまった。
府中牝馬Sは、木曜に共同通信へ出稿した予想では、降っても稍重までと想定していたので、シャドウディーヴァもサラキアも上位評価して、馬場関係なく穴馬としてサムシングジャストを推奨していた。しかしこのまとまった雨と道悪で、当日配信した予想ではサラキアを切り捨て、シャドウも印を大きく下げて、軸には素直に当初対抗としていたラヴズオンリーユーを上げて大失敗。パドックを見るとそうは太くは感じなかったが、反応はとても鈍く、いかにも前哨戦仕様だったか。
 新潟メインも京都メインも空振り、東京最終のみ少し取ったが、京都最終もダメで、この日は普通に?負けてしまった。ここ何週かの不調がまだ続いている。
この日は自宅直帰。夕方に暗くなるのが早くなり、この寒さと雨が相乗効果となって侘しさが染みる。

 

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2020年10月20日 (火)

追悼・嶋田功さん

 嶋田功さんの訃報には言葉を失った。オークス3連覇を含む5度の制覇で、「牝馬の~」という言葉を冠せられるが、個人的には当時ダービーでハイセイコーを倒し、日本の敵役となったタケホープだ。私が競馬人生で初めてファンというものになった馬。その主戦が嶋田功騎手だった。ハイセイコーが負けた時の、あのテレビ越しでも感じた異様な雰囲気、ただならぬ空気は今でも欠片を思い出せるし、子供心にぞくぞくするものがあり、競馬の面白さを思い切り刷り込まれたものだった。穴馬券ばかり追いかけてしまうのは、今にして思えばその刷り込みが大きいのかもしれない。
 そのダービーからタケホープに魅せられ、1頭の馬を応援し続ける楽しさとしんどさを知る。追い込んでハナ差ハイセイコーを交わした菊花賞は武邦彦騎手、ブルスイショーとの激戦を制したアメリカJCCは小島太騎手であり(嶋田騎手は落馬で大ケガし乗れなかった)、嶋田騎手で重賞を勝ったのはダービーの他は天皇賞春だけなのは意外な気もするが、タケホープと言えば嶋田功が馬上にいる姿しか思い浮かばない。
 勝ち鞍ではアイフルとのコンビの方が多い。昭和50年前後の一流ステイヤーで、当時3200だった秋の天皇賞をはじめ。重賞を勝ちまくった。しかし昭和51年、若きTTGの台頭には歯が立たず、時代はスピードへの要求度を増してステップアップしていく。日本競馬の端境期に咲いた旧型のヒーローだった。
 あとはリンドプルバンで惜敗したダービー。カツラノハイセイコにハナ差敗れ、ハイセイコーの息子に復讐されるという奇しき因縁が現実になった。カツラノハイセイコの、ゴール前の斜行がなければこっちが勝っていたと、レース後に怒りのコメントを新聞にぶちまけていたことが記憶に残っている。

 落馬の多い騎手という印象も強い。内臓破裂の時は生命が危ぶまれたほどだったが、不死鳥のごとく復活。そんな嶋田さんが、自らの手で死を選ぶとは・・・。寺山修司はかつて「日本で最もよく落ちる騎手嶋田功は、日本で最も高みにいる騎手だと思わずにはいられないである」と賛辞を送っていた。同時代の加賀騎手、郷原騎手とは対極にある垢抜けた騎乗スタイル、大レースを勝ったあとに軽く「やあ」といった感じで手を挙げたあのカッコよさ。4,5年前、デジタルラジオの収録で初めてお会いし、ファン丸出しで延々質問させてもらった時の優しい目元が忘れられない。その節はたいへん失礼しました。
ゆっくりお休みください、そして数々の名シーンをありがとうございましたとしか、今は言えない。

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2020年10月16日 (金)

筒美さんの訃報に思う

「覚悟すべき訃報」というものがある。私くらいの年齢になると、親やおじ・おばなどは別にして、大きな影響を与えてくれた人、自分が全肯定してもいいくらい支持している人、大ファンだった人が鬼籍に入ってもおかしくなくなってきたからだ(ただ清志郎やミチロウは早すぎたが)。
 先日亡くなった筒美京平さんも、その中の一人だった。ほぼ自分の親世代にあたる方。
昔、私が10年ちょっと音楽の絡む仕事をしていたとはいえ、偉そうに何かを書くのも気が引けるが、一ファンとして、そしてここは個人ブログなので、何を好き勝手に書いてもいいではないかという思いもあるので、お許しいただきたい。

 筒美さんの作品リストは以前、ツイッターでウィキペディアのリンクを貼ったので、そちらを見て頂ければ、とにかくとんでもない作曲家だということはお判りいただけると思う。私が物心つくかどうかの頃にヒットメイカーとなり、常に日本人の口の端に登る曲を作り続けた。
 ここからが誰目線だよという物言いになって恐縮だが、今にして改めて思うのは、この年代の日本人の音楽クリエイターにしては、ウエットな情感の張り付いたメロディーを滅多に作らなかった、ということ。感情に訴えるよりも「センス」、それも圧倒的なまでのセンスの良さとは何かを、音楽で日本人に教えてくれた人という印象だ。そしてそれは、青学を出てレコード会社に就職し、洋楽部門のディレクターをやっていたという、1960年代前半としては最先端の環境にいたということが大きかったと思う(当時の青山学院が、80年代以降のキャンパスカルチャーを牽引していた青学と同一で語れるのかは不明だけど)。
 
 豊富な洋楽の知識があるからこそ出来たこととして、時に剽窃と謗る人もいたが、「あの洋楽のあのフレーズをここに使うか!この歌手の曲にあれを持ってきたか!」という技術も挙げられる。聞き手としては実に楽しい「出題」だった。イントロや間奏のフレーズに現れるそれは、これも今にして思えば、日本人によるサンプリングの元祖とも言える作業だったのではないか。単なるヒットメイカーにとどまらず、そこには一種の音楽批評の側面すらあったと思う。

 自分より年長の方が亡くなった場合に、全て当てはまることではあるが、自分はこれまで筒美京平のいない世界を生きたことがないわけだ。しかし自分はまた「筒美作品の無い世界」を生きることは今後ないわけで、そう思えば何もネガティヴな感情は抱かないで済む。
 個人的に一番好きなのは太田裕美に書いた「ドール」。メロディーの展開が実にスリリングで、短編映画を見ているような曲。あとは斉藤由貴の「卒業」。

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2020年10月14日 (水)

10月11日・日曜の競馬

土曜の続き。
 お台場へ移動した時間帯も、雨は降りしきっていた。ただ風がなかったことは本当に助かった。濡れることはほとんどなかった・・・のは良いのだけど、りんかい線の駅を降りてから、フジテレビへの入館証を忘れたことに気づく。もう20年出入りしているけれど、入館証を忘れた記憶はない。
 さらにこの日は、本番終了後に、控えスペースに秋コートを忘れてしまう。これはスタッフに、帰宅途中電話をもらうまで気付かなかった。だいぶヤキが回ってしまったか・・・。日曜の競馬終了後に府中本町へ持ってきてくれるとのこと。わざわざ府中に別の用事を作ってくれて、そのついでという体にしてくれたようだ。忙しいスタッフの手を煩わせてしまった。 
 
府中本町・・・というのも、実は私は土曜に続き日曜も、東京競馬場へ行く件があったのだ。行きたくても行けない方が多い中、本当に心苦しいところもあるのだが・・・。来月の連載で取り上げる、有観客再開1週目の場内状況のネタ探しがそれ。スマホでパドック遠景や、スタンドからの風景なども撮影。
場内を歩き回り、帰りは府中本町へ寄って、この日は合計1万歩を超えた。場内の詳しいことは、連載ネタなのでここでは省略させていただく(すみません)。

 しかしこれは書いておきたい。お昼前、入り口で、70歳くらいの老人と係員が押し問答しているのを目撃。インターネットによる事前予約購入を知らなかった(本当かどうかは分からないが)という老人が、「テレビで再開したっていうから来たんだ!インターネットがどうしたか知らないがそんなものは俺は分からない!」と食い下がっていた。係員も本当にご苦労なことだ。
老人の身なりはきちんとしていたし、悪意をもっての強行突破やいちゃもんを意図したものではなさそう。情報弱者と言ってしまえばそれまでだが、この手のどちらも間違ってないというか、どちらも気の毒のような諍い事はコロナ以降一般社会に増えたように思う。

 キャンセル数も土日共に、想定以上の数だった。入場者数は土曜は予定席数の6割に届かず、日曜は7割に満たなかった。土曜はまだ悪天候で・・・とも思われたが、雨の無かった日曜もこの程度だったとは・・・。実券ではなく、転売防御の強固なルールとシステムだったので、転売屋グループが大量に申し込んで抽選をクリアし買い占めたということもないだろうし・・・。

 レースは8Rあたりからラジオ日本の控室で。予想TVの狙い目とした藤森Sは、本命サダムスキャットが2着に差し込んでくれて、本線で的中。ただ、前夜本番終了後に購入した時は10倍と少しついていたのに、7倍台にまで下がってしまった。目標より利益が減ったのは痛い。

 新潟メインは◎ロードアクアが大健闘の勝利。ただ3着馬がなく、3連複はダメ。馬連の薄いところだけを的中。そして肝心の両重賞はハズレ。馬場が想定以上に回復した毎日王冠、それでも去年の1週目よりは1秒は掛かっている馬場差とみるが、サリオスの強さは想定以上。去勢明けのダイワキャグニーがそもそも買えなかった。期待したサトノインプレッサは出遅れに加え、パドックからイレ込みがきつかった。馬場も乾きすぎて、付いて回っただけ。
 それにしても、サリオスはマイル路線に行くのもいいが、次走は天皇賞で見たかった。
 
 京都大賞典は、去年本命にしてイレコミと折り合い難で6着に終わっていたグローリーヴェイズが、速い流れになったことが幸いし完勝。休み明けはテンション危険として無印にしたのだからお話にならない。◎キングオブコージは健闘の3着、今後が楽しみに。JCに出られるといいが。

 先週は、コントレイルの菊花賞を2週後に控えた福永騎手に注目していた。もともと綺麗に乗る騎手だから心配は要らないのだが、万一何かあって騎乗停止を食らうと、菊花賞週は乗れなくなる。土日1勝ずつ、土曜最終は2番手追走から、もともと強いハギノリュクスで抜け出して勝ち、日曜は実質4頭立てのりんどう賞のサルビアで勝った。いかにも無難。
 今週は自身のケガの方に細心の注意を払っての騎乗となる。馬券を買う側の戦略としては、福永騎手騎乗馬の扱いに悩むところではある。秋華賞のダークホース、ミヤマザクラの進路取りはどこになるか?それにつけても騎手とはメンタル・フィジカル双方において大変な仕事である。

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2020年10月13日 (火)

10月10日・土曜の競馬

2週近く前のことだが、夢を見た。競馬場有観客再開初日に来場したのだけど、なぜか東京の旧スタンド。一番下のフロアから、レースを見ようとスタンド前にスロープを上がっていこうとしたら、そこには坂ではなく城壁のようなものが作られていて、「回り道しないといけないじゃん、レース始まっちゃうよ」とブツブツ言いながら探すも、そのスタンド前に出る道がなかなか見つからない・・・というもの。
さて先週土曜、実際の初日は台風の進路にやきもきさせられた。夢を見たときは台風云々の話はまだ無かったころだったが、思えば夢における城壁がこれにあたったか(苦笑)。
 そして、実際の初日の入場可能エリアも、正夢に近いものがあり、東京競馬場ではスタンド前には一切出られなかった。スロープを上がったところには柵があり、そこから先には行けない。もっとも、土曜は大雨でもあり、そもそもスタンドの椅子席にも誰もおらず、指定席エリアから出る人はごくわずかだったのだろう。なおメモリアルスタンドは閉鎖。飲食店も稼働しているのは3分の1くらいだが、人数を考えるとよく開けてくれたという感じ。

 なんとも空模様が恨めしい「復活の日」。そして馬場も、東京競馬としては過去最悪レベルの道悪となり、最終的に芝ではマイルで4秒、2000mだと5秒は掛かるとんでもない馬場だった。とはいえ、当初は開催そのものが不安視され、しかも暴風雨の予報も直前まであったことを思えば、雨だけで済んだのは良しとすべきだろう。

 この日、明るい話題はマルモ姉弟の同日3勝。マルモ冠の馬は現役この3頭だけなので、それが全て勝ったことになる。母マルモセーラはファンタジーSを勝ったあとはパッとしなかった早熟牝馬だったが、繁殖としてある意味大仕事。まず京都1Rで2歳の末弟マルモルーラーが勝ち、新潟3Rで長姉マルモマリアが勝ち、締めは京都7Rで次姉マルモネオフォースが勝利。おそらく過去に例はないだろう。

 新潟5RではPОG指名馬バルレッタが復帰戦、3着に見えたが2着を死守。馬体も大きくなり、勝負根性もついて、近いうちに勝ち上がれそう。なお来週はクロンターフとフミチャンが指名馬から出走を予定している。

 馬券の調子は全く好転の兆しなし。勝負したのは京都4R新馬戦のエイユーストロングと、京都6Rのリノ。エイユーは2着と差のない4着も、ド人気薄の2着馬が抜けているので話にならず。リノに至っては、好位からずるずる下がってなんとシンガリ負け。 ラジオの担当は東京7Rから9Rまで。7Rは◎ワンダーマンボが勝ち、8番人気馬2着で◎△〇で収まってまずまず。8Rは14番人気のグルアーブは穴で推したがさらに人気のない2着メルテッドハニーは当然ない。9Rは軸にしたフローズンスタイルが前に行ったが5着。

 お台場への移動があったので10Rまで見てから競馬場を後にし、サウジアラビアRCはラジオで。後で映像を見直したが、ステラヴェローチェはいかにもバゴらしい道悪巧者ぶり。良馬場でどれだけ切れるか、重賞では次走が試金石。最後は◎ジャンカズマが小差4着に落ちてしまい、安いとはいえ数百円分買っていた90倍の3連単は消えた。
 なおこの日の東京競馬、1番人気馬は全敗したそうだ。
 以降のことは次回に。今週末の予定。

◆ラジオ日本は土曜の午後前半。13時から14時半までの担当です。
◆YouTubeチャンネルは秋華賞分を1本上げます。
◆競馬予想TV、私は菊花賞週に出ます。

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2020年10月 7日 (水)

10月4日・日曜の競馬+α

今朝届いたエディ・ヴァン・ヘイレンの訃報。デビューからリアルタイムで見てきたミュージシャンの逝去には感傷的になる。数年来、闘病生活にあることは伝わっていたが・・・。
中学2年の終わり頃、当時の「ぎんざNOW」(知らない人はググってください)の洋楽コーナーで、デビュー曲の「You Really Got Me」が紹介されていたのを聞いたのが最初。当時はオリジナルのキンクスを知らなかったから、なんとやかましくてカッコイイ曲!と思ったことを覚えている。
 正直、シングルくらいしか聞いてこなかったのだけど、一番ヒットした「Jump」はあまりヴァンヘイレンぽくないし、エディのギターの印象も薄い。だったらその後の「パナマ」とか、サミーヘイガーにヴォーカルが代わってからの「Why Can′t This be Love?」の方がいい。ただ、今でもエディのギターですぐ浮かぶのは、マイケルジャクソンの「ビートイット」の間奏のそれだったりする。速弾き凄いし。
ローリングストーン誌が選んだ「最も偉大なロックギタリスト」第8位。爽快なプレイに感謝。

先週日曜の競馬。
前回書き忘れたのだけど、土曜の中山芝は、この開催で最も雨の影響がなかった週であることに加え、最終週でそこまでに踏み固められたことや、午後になると毎週のように強まっていた直線向かいの風が皆無だったことなどもあって、時計がそれまでより速まった。それでも高速までには至っていなかったけれど、例年の秋の最終週より少し掛かる程度にはなっていた。こうなることも少しは想定していたけれど、ここまで戻るとは思わなかった。中山の日曜も、土曜と同じ時計の出方。

この日の自分の勝負レースは2つ、まず中京6Rのワンダーシエンブロ。しかし先行3番手から後半、手応えが怪しくなり下がる一方。隣の位置で進めていた初ダートの対抗キムケンドリームが2着に粘っているのだから・・・・。前走の内容も適性も高いと信じただけに唖然。
もう1つは同じく中京8Rのエターナリー。人気になりそうなメイショウフォイルが危ないと踏んでのレース選択。注文通りにハナ、それほど無理のないペースでこれは大丈夫と思ったのだが・・・ラスト100mで止まってしまった。3着馬と0秒2差5着、悔しいのひとことしかない。

これでほぼ負け戦確定。スプリンターズSはかすりもせずで傷口拡大。
グランアレグリアにとっては、馬場が乾きすぎたのは1200mを走る上でマイナスだったと思うが、想定以上のHペースになったことは幸いだった。もちろん並外れた瞬発力と持続力があっての圧勝だけど、ラスト3Fはアウィルアウェイと0秒1しか違わず、前が急激に止まったことで相対的に脚が物凄く見えたこともまた確か。安田記念のパフォーマンスの方がなお優れており、本質はマイル。それで勝ってしまうあたりが凄いところなのだが・・・反面、今のスプリント路線の薄さが目立ってしまう。

ダノンスマッシュは普通の年のスプリンターズSなら勝っている。運が悪い。アウィルアウェイがハマったのはよく分からない。ペース云々なら他にも前に来ていい馬がいるし・・・。モズスーパーフレアは、テンションが上がり切ったビアンフェに潰されたと言っていいだろう。
個人的に期待したライトオンキューは、いつになくスタートが決まりすぎて、好位置が「取れてしまった」のが運の尽きだったように思う。激流に心ならずも乗り入れるというか、参加する形になり、いつもの脚をタメる競馬ができなかったのが誤算。ただその辺が上手く運べたとしても、良くて3着があるかどうかだったかもしれない。ダイアトニックを今回消したことだけが正解。前走の負け方は、何度見ても馬場だけとは思えなかった。

凱旋門賞は、買わないで見ているだけなのもつまらないからと、ソットサスから2着馬へのワイドと単勝を少し買っただけ。外れるよりましといった程度の浮き。勝負するだけの根拠もなかったし、そもそも昼間これだけやられたら臆病になるのはやむを得ない。
つくづく、3歳未勝利戦が無くなったことがこの開催の悲惨な馬券成績に直結していることに気付く。場替えとなる今週、ただ秋の東京の芝はこれまた前半が苦手。なんとか踏ん張らないと・・・。その他にもいろいろあって、実に空同様陰鬱というか、暗澹たる10月のスタートだった。

最後に今週末の予定。
◆ラジオ日本は時間帯が動いて、土曜の午後前半となります。13時から14時半までの担当。
◆競馬予想TV出ます。YouTubeチャンネルはありません。

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2020年10月 6日 (火)

10月3日・土曜の競馬

 10月3日は今秋ラストとなる中山へ。雲は多かったが、雨の心配は全く無し。無風。
 行く途中でモズベッロが事故により競走生命が危ぶまれるほどの重傷(外傷)を負っていたと知る。宝塚記念でとてもお世話になった馬。本当の生命には影響ないようだが、競馬場で再び雄姿が見られるかどうか。本当なら今週のメイン、京都大賞典あたりが適鞍だったと思うのだが・・・回復祈念。

 サイトで配信した中京4Rの◎ハンディーズピーク、中山5Rの◎ラヴィズミニオンで快調なスタートを切り、土曜の午前までは浮かれていたが、その後は全くダメな週になってしまった。
 中京6R、泉谷騎手が落馬寸前の体勢から馬の胴にしがみつき、ふたたび鞍上によじ昇って完走した件は、リアルタイムでは見ておらず、話だけ聞いて帰宅後映像で確認。大きな事故にならなくてよかったということ以前に、並外れた冷静さに驚く。ルーキーだからなおさら。アクシデントの詳細が分からないが、アブミが外れなかったのだとしたらかなり危険なことで、これは不幸中の幸いだったのかもしれない。

 ラジオ日本の競馬中継の中には、ニュースが何か所かインサートされるのだけど、その中の1つに、出所したばかりの老人が、その日すぐに駐輪場に放火して再逮捕されたという報があり、「刑務所から出されても住むところがなく食べるものもないので、初めからすぐに戻るつもりでやった」と自供していたとのこと。何とも哀しい事件。今後この手の高齢者のやむにやまれぬ犯罪は、増加の一途をたどるのではないか。

 中山7Rは、この日最も自信があったグラスディスティーノから馬連、ワイドを絞って勝負したレース。ゴール寸前までルナエクリプスとの馬券で決まりと喜んでいたら、まさかの無印クリノクーニングに割り込まれてしまった。ルナとの組み合わせは馬連のみだったため、一気に奈落の底へ。グラスとルナなら馬連は30倍近かった・・・。気持ちが折れる。

 ラジオ担当は10Rから。勝浦特別はかすりもせず。メインの秋風Sは、本命をウイングレイテストとどちらにするか最後まで迷って○にしたインターミッションが勝ち、2,3着ももちろん印を回した馬で決まる。目が曇って高配当を取り逃がしてしまう。12Rは○◎△で決まって的中も、配当は安くて個人的に何にもならない。

 シリウスSは、人気を集めたカフェファラオがスタートで安目を売り、中団後ろから砂を被って進んでいたので、これは消えたと思ったら、いつの間にやら大外から直線ぐいぐい伸びて勝ち切った。2着馬サクラアリュールが無印なのでどのみち馬券はダメだったのだが、カフェファラオはもっとメンタルが微妙な馬だと思っていたので、こんなレースができたことで評価を変えなくては。脱帽。私が狙ったアルドーレは距離ロスが大きく、坂で止まってしまったが、能力自体もまだ足らなかったか。

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2020年10月 1日 (木)

仲秋の名月

 

この曲でも・・・。トム・ウェイツです。

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