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2021年1月

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2021年1月28日 (木)

久々に雑記

◆先週の芝は、真に道悪適性が問われた馬場。ここで結果を出せた馬たちは、巧者とみなして間違いない。ただ、負けた馬が全部下手かというとそんなことはないわけで、通常の良馬場で馬場以外の理由で負けた馬が多数いるのと同じこと。敗因を道悪に求めたコメントを鵜呑みにせず、できれば映像でチェックしたいところ。普通にスイスイ捲って、直線バテて失速した馬は珍しくないが、スイスイと動けている時点で馬場は苦にしていない。展開や仕掛けの失敗の方が大きな敗因だ。
この土日の芝では、ゴールドシップ産駒の好走も目立った。ただ不思議なもので、これ以上悪い芝になると、却ってゴールドシップは良くない。単に道悪とひとくくりにできないのが難しいところ。
後はエピファネイア。先週は走る馬と凡走した馬とが極端に分かれた。どういう馬が道悪を走れて、どういう馬が動いていないのか、仔細に見ているのだが、見極めがつかない・・・。中山土曜のムジカについては、坂と輸送がこたえたと思うのだが。

◆東スポ杯2歳SがGⅡに昇格。この10年の勝ち馬からダービー馬3頭、皐月賞馬2頭、2歳GⅠ馬1頭を出しているのだから当然。遅すぎたくらいだ。
なお葵Sのグレードは見送りとなった。
グレードについては、上げるだけでなく下げる方の見直しも積極的に行っていただきたいと希望する。

◆川崎記念をカジノフォンテンが逃げ切り。オメガパフュームに東京大賞典の借りを返した形。ここ1年、全日本2歳優駿やJBCスプリントなど、地方馬の逆襲、それも中央在籍経験のない地方馬の勝利が出てくるようになった(2歳は当然だけど)。カジノフォンテンなんて母父ベストタイアップ。渋い。

◆府中の街で、マスクを付けずに3人の少しケバイ化粧の中年女性が、横並びで大きな声でしゃべりながら歩いてきた。周囲の人たちも少し距離を取りつつ、好奇の目、怒気を孕んだ目で見つめているが意に介さない。すれ違ってから振り向いたら、1人の持っているカバンにトランプ(ドナルドね)の顔写真の大きなバッジが付いていて、ああそういうことかと腑に落ちた。国内にもそうした輩がいて騒いでいるのは知っていたけど、実際に目撃したのは初めて。

◆PCR検査抑制派が春より減りつつあるようだが、その分、旗色が悪くなった少数派が声高にメディアで煽る傾向が出ているようだ。いまだに精度70%と誤解している人も多いし。世界的な遺伝学の学者でPCRの権威でもある東大大学院の川上教授がツイートでこの誤解について啓蒙してくれているが、先生の文章を自分で咀嚼すると、検査自体の確率は少なく見積もって90%あり、感染者が以前行っていた鼻腔拭い式の検査で検体からウイルスを取り切れる確率が70%というのが正確に伝わらないまま拡散してしまったということ。唾液式は鼻腔拭いよりも確率が高く、90%に近い確率で陽性を発見できる。無症状感染者を探し、発見したらしばらく外出しないで安静にしていてもらう。これが拡大を止める最も早い方法。当然重症化する人も減る。

◆いまやメディアの報道はワクチン問題に傾斜している。ワクチンは打てる人はそりゃ打った方がいいに決まっている。副作用はどんなワクチンにもあるもので、重度の反応がどれくらいの割合で出るかだけが分かっていれば、今あまたあるワクチンと同列に考えることができる。
ただ、ワクチンが出れば終わり、全て解決という意識がどうも強すぎるのではないだろうか。インフルエンザを思えば、ワクチンの意味とか、病気を治す薬ではないことくらい分かるはず。
個人的には、ワクチンと同様に、治療薬、緩和薬(インフルにおけるタミフルやイナビルのような)の開発を急いでほしい。とりあえずは、既存の薬で使えるものを、利権抜きで世界で情報共有してほしい。こちらの方こそ重要ともいえる。

◆今週末の私の予定。
ラジオ日本は、午後前半に移動し、13時から14時半が出番となります。
競馬予想TV、次回は来週です。2月は6日と13日の2回です。
YouTubeチャンネルは金曜夜に1本公開されます。
日曜は、亀谷氏の競馬サロンのオンラインゲストです。無観客で、亀谷氏とはZOOMで会話します。サロン会員限定配信です。

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2021年1月27日 (水)

1月24日・日曜の競馬

 直接の知人にはまだ感染判明者が知る限りではいないが、知人の知人レベルでは数名出てきた。ジワリと忍び寄る。
 栗東トレセン内でも感染があったという報道。その後大事には至っていないようだが、開催を止めないためにも、全ての競馬関係者(だけではないのだけど)は気を緩めることができない。寒さの中で、体力が削がれる業務が多いだけに、なおさら大変だ。

 日曜の競馬。3場すべて馬場はかなり悪化。ただ、芝はキセキの菊花賞とか、キタサンブラックの天皇賞のような極悪には至らずとみた。あそこまで悪くなると、適性ももちろんあった方がいいけれど、展開や位置取りの方が大きく結果を左右してしまう。先週は、いわゆる真の道悪適性が問われる馬場のように感じられた。
 
 中京10Rは、プレミアム予想でも出した勝負の鞍。◎メイショウテンセイは16キロ増という数字を見た時はぎょっとしたが、見た感じ太目感はない上に、メイショウ多頭数出しは騎手の実績関係なしという自分の格言?もあって、勝ち切ってくれた。後日、森裕太朗騎手の結婚が発表されたが、自力で見事ご祝儀を勝ち取ったことになる。
 ただ、馬券は3連単勝負で、しかもコウソクスピードが3着は外さないと見て2頭軸マルチを出してしまい大失敗。

 中山10RのアレキサンドライトSは、アメリカンシードが想像以上のワンサイド。同じ系統のカジノドライヴを彷彿とさせる走り。年内重賞はまず確実だろう。ただ、この後は相手も強くなる。連勝が伸びるかどうか、次走が試金石。

 小倉メインは、こちらもプレミアム予想とした鞍。この企画最終日だったので2つ選んだのだが・・・。かなり自信のあったダンツキャッスルが全く走れずに終わる。このところ、以前なら「これはまず馬券になる」という感触のあった馬が動いてくれないケースが多くなっている。このダンツなど、相手関係、過去の実績、コース、馬場、全て問題なしで程よく人気が無いという、絶好の狙い時だったと思っていたのだけど・・・。

 東海Sは、先ほどコウソクスピードで凡走した川田騎手が、今度は強気に◎オーヴェルニュを操って圧勝。ただ自分が消したアナザートゥルース、交わされそうで交わされず2着に残ってしまう。ここも番組で3連単勝負、インティかハヤヤッコのどちらかが3着に入らないとアウトなので、本命が勝ってもかすりもせず。
大敗インティは、負ける時の典型的なパターンに嵌ってしまった。3着メモリーコウは、オーヴェルニュと同じゴールドアリュールのラインで、このラインは来るときは一緒に来ることが珍しくないという拙著での分析に従えば、ワイドを押さえておくべきだったのか。

 アメリカJCCは4歳の強い2頭のワンツー。前年のクラシックで結果を出した馬たちが、この馬場でも走れたという事実は大きい。アリストテレスは輸送や馬場は気になったが、実に芯が強い走り。体力も急速についているようだ。
 ヴェルトライゼンデは馬場に苦労したそうだが、こういう馬場で戦力がアップする馬はおらず、これは得意と言えずとも不得手ではないと考えるべき。距離も2000m、2200mと言ったあたりがベストの感。
 5着モズベッロに復活の兆し。サトノフラッグは真の意味では道悪巧者ではない。期待したサンアップルトンは、まさか牡の5歳で、間隔が少し空いたとはいえ12キロ増えてくるとは思わなかった。470キロ台でないと好走がないだけに、調整がうまくいかなかったのだろう。中山ではまだ見限れない。絞れたら日経賞で今一度。

 この日は小倉と中京の最終レースにも役者が登場。小倉のメロディーレーンは、半信半疑ではあったが、前に付けて押し切る新境地。道悪もむしろプラスに出た。母方が道悪鬼の血である。今回346キロ、反動が出ないことを願うのみ。天皇賞へ出るには、格上挑戦のオープン特別を勝つか、阪神大賞典での連対なら可能性が出てくるかも。
 中京にはロバートソンキー。こちらも快勝。着実に段階を踏んで、春後半には重賞戦線を期待。素材は重賞レベル。伊藤騎手とのコンビはずっと続けてほしいものだ。

 最後に出版社・秀和システムよりお知らせ。出川塁さんの新著です。
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2021年1月26日 (火)

1月23日・土曜の競馬

 このところ見る夢が飛びすぎていて、自分で心配になる。宴会場の座敷で大人数いるところで、ずんのやすと熱燗飲んでたり、朝青龍にナレーション取りやっていて、終わったと思ったら録音できてなくて、もう1回録らせてくれって怖くて言えないというシーンだったり。どっちも別に最近映像見た訳ではない。なぜこの人選になったかは謎。朝青龍はまあ相撲開催期間ということで少しは分かるが・・・なぜずんのやす?そしてなぜ飯尾ではないのか?

 先週、23日土曜は、府中は未明から雨が本降り。まさに氷雨で手がかじかむ。手袋マフラー、カイロと重装備で中山へ向かう。この天候、そして事態ながら、電車はかなり混んでいた。
 中山は9時すぎからの降り出しだったようだ。先週とは逆、直線向かい風が強く吹いている。

 西の2場はすでに芝がかなり悪い。中山も私が到着した5Rからはもう蹄音がドタドタと響き、稍重発表以上に悪い印象。対してダートは、それまでが乾燥しきっていて、雨が降ったことで午前中はむしろ砂に脚が潜り込むような状態になっていたようだ。馬場が軽くなったのは午後後半以降だったと思う。

 この日は小倉に面白いレースが多かったが、なかなか買い切れない所が来る。配信もした8Rは◎ロジーナ、〇オシリスブレインの順で来たけれど、3着ブラックアーシャはどこをどうすれば買えるのか。馬連16倍では3連複分の損失埋めたら消えてしまう。
3連単が600万を超えた萌黄賞は見送って正解。個人的にプレミアムにも出して勝負していたメインの小倉城特別は、道中の動きが激しく、マクリ合いのような競馬になっていた。狙ったグランドビクトリーは脚色苦しい所から盛り返すが、3着馬と同タイムの6着まで。3着取り切ってくれていたら・・・。

 ラジオは中山10R以降。初茜賞は一本被りのピクシーメイデンで仕方ないと思ったが、ルメールが首を傾げるほど動かず大敗。はっきりした敗因が分からないとのコメント。△▲〇とヒモが綺麗に並んで取れず。
で、メインレースになると今度は印を4番手に下げたルメールに勝たれてしまう。穴で強調した道悪巧者と踏んだワールドヘリテージが3着に入ったが、本命のハーメティキストが全くレースに参加できないで終わっている。動かなすぎる。
そして最終は、時計が掛からないと走れない珍種ディープとして▲にしたマイネルミュトスが勝ち、道悪穴に推したナリノモンターニュが2着。本命ビートザウイングスは好位から、3角で急に手応えが無くなって下がる一方になってしまった。無残に冷たい3連続ハスレ。まあ、穴ならコレと勧めた馬が頑張ってくれたので、そこだけリスナーが役立ててくれていれば・・・。放送終了時の実況席の気温は4度を少し切っていた。

 競馬ラボで出した中京メインは、本命ムーンチャイムが内で最後苦しい所に入ったが、伸びもなかった。穴馬だと思ったトウカイオラージュは3番人気で、前に行ってバテバテになり、1頭遅れてゴールのありさま。
中京12Rは個人的に馬連を取れたが、傷を塞ぐには全く及ばず。

 お台場へ移動、その後控室でちょっとやらなければいけないこともあり、晩飯を食べないまま本番へ。楽屋も寒いし、本番中は眠さが押し寄せるしで、テレビ移りがやつれて蒼かったらしい。ツイッターで心配して下さる方もいたくらい。本番終わってからお握りにかじりついて生き返る。人間食べないとダメだ。お台場からの帰途、ずっと雨が降り続いていた。

 

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2021年1月21日 (木)

1月17日・日曜の競馬

 日曜の競馬。
まず驚いたのは、土曜に夏の開幕並みの高速時計を連発した小倉芝1200mが、一転して例年並みになっていたこと。数字見て驚いて映像見直したら、スタートからの向かい風が相当強い。これの影響と考えて間違いないだろう。風が収まれば、また高速に戻るのか・・・と思ったが、どうやら今週末は全国的に天気が悪そうだ。

 中山2Rは、ダート替わり2走目となるフミチャンが出走。実はこの馬、前にも書いたかもしれないが、ジョブックコメンと似た経緯で私が少し関わらせてもらった馬だ。無事に勝ち切ってくれて安堵。1つでも勝ってくれれば、今後余裕が持てる。兄姉を考えると、芝へ戻してみるのもあり。

 しかし中山も小倉も当たらない。小倉なんて土曜の影響で振り回しまくったら堅めのレースが続き、3連複では儲からない配当を2つ取っただけ。プレミアムは中京の雅Sとしたが、タイガーインディが出負け、柴山騎手がうまく外へ出して砂を被らないようにカバーし、好位を取ってくれて、直線入り口では差せるかも?と一瞬思ったが、馬がイヤイヤをし始めてヨレて万事休す。

 日経新春杯は、前日のラジオ日本で見解を求められた時に、「人気どころならアドマイヤビルゴ、狙って妙味はショウリュウイクゾ」とコメントしていた。そのショウリュウが力強く抜け出してくれたのに、ミスマンマミーアには手も足も出ない。アドマイヤビルゴは、外から捲るように動いている時に勝ち負けしていることを考えると、今回のように内へ入って外から被せられると力を出せないタイプなのだろうか。

 京成杯は前半ドスロー、後半5Fは急激に要速度力持続の競馬。スタミナと位置取りが結果を分けた。前半から流れる競馬や、瞬発力競馬となりがちなクラシックにどうつながるかは微妙だが、皐月賞が今のままの時計が掛かる馬場で施行されるなら、グラティアスは引き続き要注意か。問題は今後の乗り役が誰になるか。ルメールはオーソクレースなんでしょ?
レース全体としてはちょっとペースが特殊で、時計からの判断は保留となるサンプルとみる。

 そのルメールは、中山最終で15年ぶりにミルファームの馬に騎乗。それだけジェニパーベリーは勝ちに来たということだ。トップ引きというより、ペースメーカーとして同馬主で、そして前走までのジェニパーベリーのパートナーだった嶋田騎手のアーヒラを使って露払いし、スムーズに流れに乗せたが、直線は思わぬ大接戦となった。クビ差抑えたことで、ルメールや厩舎、オーナーだけでなく嶋田騎手もホッとしたことだろう。それにしても、勝ち馬から0秒1差の6着にアーヒラを粘らせた嶋田騎手の手綱も称賛に値すると思う。

 自分の反省としては、とにかく土曜も日曜も、展開がまるで読めなかったことが痛かった。前に行く顔ぶれが少ないレースが速めの流れとなり、その逆が意外と落ち着いてしまう。よくあることなのだけど、短距離戦はこれに強風の向きが相まって、本当に難しかった(自分には、だけど)。繰り返しになるが今週末は全国的に雨予報。芝では、使い込んでる中山、中京において、雨の降り方が大きく結果を左右しそうだ。

 最後に今週末の媒体関係。
◆ラジオ日本は引き続き土曜の14時半から最終終了までです。
◆競馬予想TV出ます。
◆YouTubeチャンネルは、狙うべきコース別種牡馬リストの中京篇です。おそらく金曜夕方にアップ。すでに出ている中山篇と並びよろしくお願い致します。

 

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2021年1月20日 (水)

1月16日・土曜の続き

 16日、土曜の続き。
 ラジオの担当は10R以降。その10Rは、比較的人気薄マローネメタリコを本命として勝ち切ってくれたのはいいが、2,3着が印抜けた馬。メインレースはバカ荒れしてしまい手も足も出ない。ケープコッドは前走もそうだが、反応が鈍い。崩れないのは立派だが、寒い時季はこういうタイプなのかも。
 メイン前から急に気温が下がり、最終前には風向きが真逆になり、一転して直線は強い向かい風に替わる。
 12Rは本命デジマノハナが、馬場入りからおかしな仕草でイレコミが酷い。そしてレースではゲートが開いてからもレースにならず、しかも脚を痛めて競走中止。止め際に横山典騎手まで手をケガしてしまった。レース自体もスローの縦長という訳の分からない展開になり、解説しようにも・・・という感じ。せっかく勝ったアールクインダムを穴馬として取り上げて解説したのだが。

 中京メインの愛知杯は、前半が速めに流れ、1F緩んだだけで、そこからまた上がり続けるという非常にタフな展開。前で飛ばした3頭が計時したラップとはいえ、その後の集団を付いていった組にとってもシビアな推移で、前から3分の1くらいの位置にいた馬は壊滅状態。
前半タメて3角から動いたマジックキャッスル、縦長になり枠ロスが早々に解消したのも大きく着差以上に楽に差し切った。2着ランブリングアレーと、7着とはいえサトノダムゼルは厳しい展開を踏ん張っており、強い競馬をした。特にランブリングは上半期の内に重賞を勝てるのでは。お宝馬ウラヌスチャームが、直線一発に賭けたのが奏功の3着。本命シゲルピンクダイヤは前目の位置で失速してしまった。
 小倉最終の響灘特別は、プレミアム予想として競馬JAPANに出したレース。本命ジョウショーリードで自信があった。終始3番手の好位だが、ずっと尾を持ち上げたまま走っていたのがどうにも気になっていたら、直線で止まってしまう。この相手、この時計なら勝ち負けしていないとおかしい。尾離れしている牝馬はフケが来ていることが多い。この日は暖かったし、季節的にはそろそろ来てもおかしくない。フケは競走に影響する馬としない馬とが極端に分かれるが、おそらく前者のタイプなのだろう。がっかり。
 
 例の、コスモマインが降着にならなかったレースが、もしなっていれば馬単300円的中で楽に勝っていた日。事の正当性と自分の懐が真逆なのはツラいが、両方異なるよりはまだマシか。風向きが変わったことにより、これで行きも帰りも強い向かい風の中を歩く帰途に。法典駅までが長く感じる。まさに自分の状態を象徴するありさま。

 長くなるので日曜は次回。

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2021年1月19日 (火)

クロフネのこと&1月16日の競馬前半

クロフネ逝く。23歳は老衰としては少し早すぎる気もするが、事故や病気ではなかったのだから、多分安らかに召されたのだろう。
スピード持続力の塊のような馬で、タイプとしてはシンボリクリスエスやゼンノロブロイと同じものを感じる。余談だがこの2頭もダートを使えば、クロフネと近い域のパフォーマンスができたのではないだろうか。

それはさておき、魅了されたのはジワジワとギアを上げて、トップに入ったら、いったいいつ止まるのかと思わせるようなフットワークだ。ダートのパフォーマンスの凄さで伝説となりつつあるが、異様なスピードのある芝馬がダートを制圧したと勝手に解釈している。出世する産駒の大半が芝馬であり、ダートのJRA重賞勝ち馬は長らく出ないまま、マーチSのマイネルクロップが第1号で、その後もテイエムジンソクを加えるのみだった。フサイチリシャール、ブラックシェル、スリープレスナイト、ホエールキャプチャ、カレンチャン、クラリティスカイ、アエロリット、そしてソダシ・・・。代表産駒を並べれば、その特性が芝スピードに合ったことは納得していただけるのではないか。
 個人的に産駒から最も好きな1頭を選ぶなら、アエロリットか。ハイペースで飛ばした方が粘れるというところが良い。牝馬を通して血は残ると思うが、ここまで牝馬寄りだと、後継種牡馬が残れるかはかなり微妙で、そこだけが残念。

 そして先週末はサートゥルナーリアが突然の引退。復帰へ向かっての調整が手間取っていると情報が出た矢先だった。最後まで本当の強さが分からないままだったのは残念。だが消耗が少ない分、種牡馬としての可能性はさらに望めるかもしれない。

 先週の競馬は土曜の途中まで。船橋法典から競馬場まで歩く道は、かなり強い向かい風。南風なので縮こまる寒さではないが、日差しの割には暖かさが減殺されてしまった。
 着いて間もなく、中山5Rでは直線でちょっとしたアクシデント。コスモマインが勝利態勢から横へ逃避、そこから差し返して2着に上がったシーン。再生された映像や、パトロールを見れば、左鞭を1回入れた時に突然左へ飛んだことが明白。これは防ぎようがない。
コメントでは以前から怖い所を出していて、そこを矯正しながらのレースが続いていたそうで、近走はそれが収まりつつあったこともあり、今度こそ、と追ったらやはり気の悪さを出してしまったようだ。自分の見解の詳細は当日ツイッターで述べたので省略するが、斜めからのパトロールを見ると、レース映像や正面パトロールでは分からない「馬間距離」が意外とあって、3着馬は接触の危険で抑えたというより、反射的に前に馬が切れ込んできて回避の態勢を取るために抑えたように私には見える。現に騎乗停止なしで制裁金だけの処分だから、裁決委員もそう判断したのだろう。
ただ、こういうケースにおいて、裁決は後日でいいから判断理由を明文化してHPに公開するくらいのことはすべきだ。それがファンへの礼儀であり、仕事を尽くすということだ。
JRAにクレームついでにもう1つ。無観客が戻った途端に、中山ではターフビジョンでの他場の放映を一切止めてしまった。それはメインレースであってもだ。個人的にはケチくささしか感じない。スタンドに出て仕事をしているマスコミに向けて、せめてメインレースくらいは放映してほしい。

 それにしてもこの日は、他にもスタート後の落馬あり、また単勝万馬券が連発と、年に2,3回あるような、集中して波乱の起きる日だった。気温や気圧の急激な変化が、馬の肉体、精神両方に何か働きかけているのかもしれない。こういう気候の日に多く起きているような気がしてならない。続きは次回。

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2021年1月14日 (木)

秀和システムよりお知らせ

私も畏敬している馬券師、真田理さんの新刊が発売されます。

以下、秀和システムよりお知らせです。

 『馬券億り人のコース戦略!』
著 真田 理 秀和システム刊 定価:本体1800円+税
発売 1月14日

競馬を少しカジっていれば「中山千六の内枠有利・外枠不利」の競馬格言はご存知だと思います。しかし中山芝千六は攻略が難しいコースとしても知られています。なぜ「内枠有利・外枠不利」が顕著なのに攻略が難しいのか? 

それはデータが顕著すぎるがゆえに内枠が過剰人気になりやすいからです。例えば2015年の中山千六の1枠の単勝回収率はわずか16%。16年や17年も50%台。データを重視するプロは手を出せない数字です。
しかし並のプロが敬遠するようなコースだからこそ、戦い方によってはドル箱になります。過去2年のチーム真田の中山千六の本命馬回収率は単勝が170%、複勝が148%ありました。
 どうすれば中山千六で儲けることができるのか。それは……(以上中山芝1600m編より)

1億超え【WIN5】2本的中、3億稼ぐも追徴課税で1億2000万円払った男・真田理。そのギャンブラー人生については、昨年秋刊行の初著書『馬券億り人』と、連載中の月刊誌「競馬の天才!」に詳しいが、今回は実際の真田の馬券術をクローズアップ。チーム真田独自の「走法診断」と「コース分析」から浮かび上がる穴馬とは!? リアルに馬券で戦う男が贈る、千金のコース戦略ガイド!!今年の推奨馬リストも掲載。

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2021年1月13日 (水)

1月10,11日の競馬

 一般報道にも挙がっているパワハラ問題。個人的には、もう裁判案件になっていることもあり、外野が勝手なことを言うべきではないと思う。そもそも、私は現場を見ていない上に、双方と何の面識もなく人間性も分からないし、また現場を知る人間に取材もしていないのだから、言うことはできない。そもそもこれはもう競馬と関係ない件というか、競馬を離れている。一般論としてのパワハラ問題については、考えもあるし書けるけれど、そんなものはここでは意味がない。木村調教師と大塚騎手父子双方が少しでも納得のいく形で決着するのが一番という、紋切り型のコメントを。ただこの問題は、パワハラと暴力の両方を含んでいて、パワハラだけ、あるいは暴力だけ見ても違うような気がする。学校の体罰問題と近いというか。

 10日の日曜。配信した中山2Rが◎無▲とはいえ、穴で強調した3着馬とのワイド本線的中でまずまずの滑り出し。そこから中京4R馬連とか、5R3連複とかコツコツと拾って、午後イチまではそれほど悪くはなかった。しかしこの日最も勝負と踏んでいた中京9Rの渥美特別が失敗。ルメールが乗ってこなかったセントオブゴールドを軽視したのは正解だったが、絶好の穴と見ていたヒルノダカールが伸びかけて内で狭くなり終わってしまう。脚色の勢いもそれほどではなかったが・・・。本命メイショウボサツも4着止まり。勝ったのはルメール騎乗のジョディー。

 中山メインのポルックスSは◎エイコーンが頑張ってくれて馬券的中も、馬連11倍では迫力なし。そしてシンザン記念以降は的中なし。
 そのシンザン記念は、ククナのアルテミスが過剰評価と見たのはよかったが、◎ダディーズビビッドが序盤で折り合いを欠き、またメンタルも馬体も幼く直線入って止まる。ピクシーナイトはまるで1400mの競馬をして逃げ切り。今後タメることを余儀なくされる展開になった場合どうか。距離的には、本質は短い方が合っているタイプではないか。今後マイルGⅠ戦線では2着ルークズネストの方が面白いかもしれない。

 月曜の競馬も、馬券面は似たようなものだった。競馬JAPANのプレミアム予想で出すつもりだった中京9Rのタガノハイライトが、朝に取り消したあたりが不吉だったが・・・・。前半は中山5R、ウインシャーロットやエイシンチラーで馬連、3連複的中。だがこのリードが守れない。どうも特別戦以降のアプローチが狂っている。キャリアのある馬たちのレースへの分析が、何かおかしい。なおこのレースを勝ったエイシンチラーは面白い馬になるかも。
 中山6Rのダート1800mの新馬戦、5F通過71秒1は目を疑う超スロー。笑ってしまうほどだ。勝ち時計も2分1秒9とは。
 そして中京9Rから勝負レースを切り替えてのすばるS、◎トップウィナーが先行からズルズル下がってなんとシンガリ負け。直線の止まり方があまりにも急で、確かにオーバーペースに乗り入れたにせよ、負け過ぎ。何かあった可能性も。
 
 その前の中山10Rも痛すぎた。◎エアジーンが3着は取ってくれると思っていたら、直線坂で脚がもどかしくなり、なんと差されて4着に。〇▲◎になっているはずの3連単とワイド2点が逃げていく。そしてメインのフェアリーSはエアジーンに乗っていたルメールに、今度は勝たれてしまう。前日といいこの日といい、今年もルメールとの戦いになってしまいそうだ。信頼すれば飛んでしまい、軽視すれば勝たれるという相性の悪さをどうにかしないと。

 フェアリーSは、もともと相性がとても良いレースではあった。今回も◎を2着ホウオウイクセルに打っていれば馬連は引っ掛けることができたのだが、シャドウファックスにしてしまう。△★無。ツイッターにも書いたが、以前ならこのレースのキングマンボ系本命でさんざん良い思いをしてきたのだから、普通に本命にしていたと思う。考えすぎたというよりも、考えているようで考えが足らなかったのかもしれない。
また、シャドウが想像より遥かに人気になってしまい妙味もなかった。自分がダメな時は、たいてい人気が読めていない。人気になると思って人気馬を狙うのはいいが、人気が無いと思っている馬が人気になるとまず来ないものだ。パドックのシャドウファックスは2人曳きでも抑えきれず小走りで、テンションが高すぎ。速い流れに乗り入れてバテてしまった。

 気が重くなり最終前に挽回を諦める。ひたすら反省の3日間競馬。3歳限定戦はまだしも、古馬戦2勝クラス以上の考え方を変えて立て直さないと。

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2021年1月12日 (火)

1月9日・土曜の競馬

 成人式と言えば、私の時代は1月15日に固定されていて、この日にはたいてい競馬の開催が行われていた。今年はせっかくの式が無くなったり、リモートになったりで、特に女子の新成人は気の毒とは思うけれど、晴れ着を着て家族と祝うのも長い目で見れば悪くないと思う。自分は、以前にも書いたかもしれないが、そういう式典に出るのはカッコ悪いと意気がっていたので、代わりに中山へ出撃して(大学生だったから当時は成人でも買えなかった、時効ね)、1日独りで競馬三昧の成人式を勝手にやっていた。会いたい友人もいなかったし、親は何も言う人たちではなかったし、勝手にさせてくれたのは有難かった。
競馬以外は後悔をしないたちなので、写真が残っていなくても別に寂しいと思ったことは一度もない。何の慰めにもならないが、もしかして新成人でこれを見ている人が目にして、こんな変な大人もいるのだと、なんらかの折り合いをつけてもらえれば。

 先週は3日間開催。毎年のことながら、5日の初日から3日間が終わるまでが速すぎて、気が付けば1月も半分終わってるということの繰り返し。
 9日の土曜は中山へ移動。とにかく寒かったが、このあとの日曜月曜がもっと寒くなるとは。土曜担当で助かった。
 西船橋で一度改札を出て、某そば店で昼飯を食べてから競馬場へ。マスクをしているからという安心感か、店員が料理の上で以前のように大きく声を出しているのが、どうしても気になってしまう。マスクしてても飛沫は少量とはいえ飛んで食品の上に降る。それ以上に気になったのが音楽。店内のBGMが大きく、店員もより声を張り上げることになっているのだ。仕事の仕方、店内のムードも変えていかないと。
 
 無観客となり再び静まり返った競馬場。風は強くなったり弱くなったりを繰り返す。先ほどまで直線強い追い風だったのに、レース直前に無風になったりするケース、その逆もあった。

 ラジオ担当は10R新春Sから。重視したアヴォンリー、イメル、グラナリーいずれも沈み、展開厳しく届かずと見ていたアポロビビが勝ち切った。
 11RのニューイヤーSは、まさかのミッキーブリランテ1着。いくら去年春夏は重賞掲示板続けたといっても、その後の惨状見るとここで印は回らなかった。前に行く馬が少なく、先行重視したら、前にきつい流れとなって、◎ビッククインバイオはバテてしまった。馬場入りで暴れて騎手を振り落とし、落ち着かないままで結局騎手を乗せず曳かれてスタート地点へ行き、返し馬をしなかったミラアイトーンが3着に頑張った。まともならどうだったか。

 12Rは△◎で馬連が引っ掛かった。ルヴェルソーが粘り切って2着なら本線だけに良い配当だったのだが。馬連とワイド。この日は少し負け程度で。

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2021年1月 8日 (金)

雑記

書き残していたことなどをまとめて。

◆ツイッターには書いたが、年始に素晴らしいメッセージをある方から頂いた。変異はウイルスにだけさせておくのではなく、我々の側こそするべきだ、という内容。本当に久々に心に刺さるひとことだった。
生活様式、仕事のスタイル、さまざまなものへの意識や価値観。今回は外圧により突然変わることになってしまったが、その分、逆にためらいを捨てられるのかもしれない。突然変異により生物は進化したというのが今や定説。それと意味は違うけれど、急激な変容がもたらすメリットの存在や、何か以前より向上するものがあると信じたい。

●三が日の間に読了したのが、文春新書「感染症の日本史」(磯田道史著)。震災の時もそうだったが、とにかく歴史に学ぶことは大きい。国民必読の本だ。感染症対策の発展経緯、100年前のスペイン風邪の日本での実情。以前、一度ツイートしたこともあるけれど、与謝野晶子が日記で訴えている政治批判はまさに今と言っている内容が全く同じ。
それより昔、衛生観念や近代医学が興る前の感染症上陸がもたらした悲惨な事実、その画期的な改善策が、江戸中期に、今や名を歴史に留めていないある医師が発案した「隔離」「人の流れを止める」という方策であったことなど・・・。コロナ禍へ対峙するためのヒントも溢れている、歴史学者渾身の一冊だ。

●変わること云々と書いたけれど、本業の方ではなかなか以前の知識が上書きされにくくて困っている。朱竹賞がダートではなく芝1200mになっていること、迎春Sが2500じゃなくて2200mであることなどなど。もう数年前からそうなのに、毎年のように「あ、今年から変わったのか」と瞬間的に驚く情けなさ。

年が明けてから気づいたのが、そういえば年末にクリスマスローズS無かったな、ということ。中京2歳Sが1200mになったからだろう。
とんでもなく古い話をすれば、私が少年時代までは、1月開催は東京だった。1,2月が連続の東京開催。中山開催の年始まりは春の訪れと共に、という感覚だった。こういう昔のことは本当によく覚えている。

●たまに私のツイッターにも妙なのが現れて、見てくださっている皆さんの目を汚すことになっているのが心苦しい。以前、知人の同業者がネットの専門家からもらったというアドバイスを教えてくれたのだけど、1つ1つは小さい中傷でも、それが習慣的に続く場合は、書き込みを貯めておいて、然るべき時に警察へ相談すると取り締まりに対処してくれるとのこと。昔とは違って警察もネット関係の立件に対応してくれるようになったそうだ。裁判沙汰になった時も立派な証拠になるそうなので、同業に限らず皆さんにもお伝えしたい。私も心掛けている。今の時代はいつ誰が誹謗中傷される立場になってもおかしくない。

●今週の3日間競馬、ラジオ日本の私の担当は土曜のみで14時半から16時半まで。
YouTubeチャンネルの次回更新は来週金曜の予定。しばらく企画ものになります。
13日には月刊競馬の天才が発売。
競馬予想TV、次回は23日に出ます。

 

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2021年1月 7日 (木)

1月5日の競馬とJRA賞

JRA賞発表。おおむね結果は妥当。ツイッターで私が騒いだ匿名投票に関することだけでなく、今年はいろいろ書きたいことがあるので、これは間もなく締め切りとなる、来月号の月刊「競馬の天才」の連載に記すことにする。
 で、票も持たない立場の自分が自己満足のために公開する、私選のJRA賞だが、代表馬アーモンドアイ、2歳牡馬ダノンザキッド、牝馬ソダシ、3歳牡馬コントレイル、牝馬デアリングタクト 古馬牡馬フィエールマン、牝馬アーモンドアイ、短距離馬グランアレグリア、ダート馬該当なし、障害馬該当なし。
 個人的には、代表馬は部門賞を取ってない馬からも選出可能にした方がいいと思うし、また10年以上言い続けている短距離馬のネーミングの変更、そして賞の権威を守るためにも該当なしはもっとあって然るべきという立場。JRAはなるべく該当なしにはしたくないようだが・・・。あと、悩んだのは2歳牡馬だが、これはレース内容や相手レベルならグレナディアガーズも十分ありなのだけど、こういう賞は目に見えない要素より、単純に実績を優先すべきだと思うので、重賞2勝のGⅠ馬を上とした。ダートは無理に選べばクリソベリル。障害は本当に選べない。

 5日の競馬。毎年、いくら妙味がなくとも東西の年始第1Rは買っているのだが、今年は珍しく両方的中した。もっとも安いので利益は少ない。中山は馬連と3連複、中京は馬連だけ買って。
 中京は様子見に徹して、中山で淡々と買う。4Rは穴で狙っていたチュウワジョーダンが3着健闘で、人気馬と組んでも3連複が65倍。5Rは馬連つかなかったが、アサマノイタズラの単勝が最もおいしかった。
 7R馬連、そして8Rは、競馬JAPANのプレミアム勝負レースとして指定した鞍で◎カバジェーロが快勝。7番人気だったので、ソコソコ嬉しいお年玉となった。その後は競馬予想TV予想購入分を含めて急な下り坂を転げてしまう。

 中山金杯は、前半がスローすぎて、後半が3秒も速いという異例の展開になった。使える脚の短い◎テリトーリアルには苦しい流れ。スタミナ型のヒシイグアスが54キロも活かして勝ち切った。普通なら、危険な人気馬のパターンなのだが、能力の元値が高い馬が力を出せる持続力比べで重賞初制覇。2着ココロノトウダイは、ハンデに恵まれたのは間違いないが、こちらもそれまでに見られなかったシブトイ脚を使えるようになった。いよいよ重賞でもやれるように。小回りなら勝ち切りも見えてこよう。
 
 京都金杯も超スローとなり、掲示板の馬は終始5番手以内で競馬していた馬が占めた。ケイデンスコールがまさかあの前の位置で競馬をするとは。岩田康騎手のギャンブルが年始から成功。スワンSのカツジ的な思い切り。ピースワンパラディは、あくまで個人的な印象だが、ケイデンスを軽く見てというか、シュリが気になって追い出しが遅れたような気がする。前後半が平均化して千四みたいな流れになったのも響いたか。その意味では、エントシャイデンが流れだけで好走したのは頷けるかもしれない。後ろから行く馬が多いことはみな指摘していたが、それにしても・・・。
 シュリは出遅れがこたえた。すぐに挽回できたが、その分直線で脚が鈍った。

 個人的にショックだったのは競馬予想TV狙い目の中山最終。ツイッターでも書いたが、まさかあそこからヴィクターバローズが3着を外すとは思えなかった。僅差だけに何とも悔しく、どうあっても番組で当てさせないという神の意地悪さを見せつけられた思い(笑)。馬場入りからテンションが高く尻ハネしており、道中うまくなだめて燃えすぎないように進めていた松山騎手の苦労がよく分かる騎乗。
4角で敢えてトミケンボハテルと離して回り、そのあと寄せていったのだが、その分のロスと、あと後続にワッと外から並ばれたことで、ブリンカー着用気性難の弱点が出てしまった。

 が、中京最終の3連複で連敗を止めて、坂の底に落ちる事態にはならず。まずまずの滑り出しで1日を終える。予想TVの負け分がありながら浮きが出せたのはひと安心だった。

 キセキが現役続行表明。有馬記念の出遅れで終わるのが納得できなかったのかも。今年1年フルに走るのかどうか分からないが、貴重な個性派、無事で残りの現役生活を全うしてほしいものだ。

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2021年1月 3日 (日)

年末年始

 年末年始はこともなく。30日に慌てて年賀状を少なめに書き、大晦日は掃除し残したところを片付け、夜はボクシングの世界戦だけ見て、終わったらテレビを消して好きな音楽だけ流していたらいつの間にか就寝、年越しは寝たままという、おそらく子供以来の年跨ぎとなった。紅白視聴時間ゼロでこれも物心ついてから初めてだと思う。
 この年末年始は、なぜかテレビを見たいという気にならず、大晦日以降3日までに自分の意志で見たのは、NHK朝のたけしくんハイの再放送と前述のボクシングだけ。あ、あとはTVKの裏回線で元日から川崎競馬中継やってたから、午後後半は見るともなく流していたけど。テレビに反応しなくなったのは老化なのか?そうではないと思いたいが。

 で、元日は早朝に目が覚め、大好きなハワイの映像をYouTubeで見ながら時間を過ごした。実は私は以前からハワイの映像を眺めるのが趣味なのだ。カラカウア通りや、クヒオ通りの散歩映像、ワイキキビーチを漠然と映したカメラなど。コロナ禍で閑散とした異常な光景のハワイだが、それでも南国の海と陽光は、心が和ませてくれる。
 あとは食べる楽しみ。胆石を取ってから1ヶ月半を経過、やっと油物もそう気にならなくなってきた。食べすぎは禁物だが・・・。ⅾポイントをコツコツ貯めて通販購入したカニやウニで気分だけは贅沢に。あとは穏やかな天候だったので散歩。

 初夢は見たことは見たのだが(それも複数)、ディテールを忘れてしまった。ぼんやり覚えているのは、競馬に関するものがあって、メインレースが3頭立てになっていて呆れているシーン。それから、競馬とは関係なく、何か電車の路線の乗り換えを間違え続けるというもの(なお諸説あるそうだが、私は元日の夜に見た夢を初夢とする説に従っている)。恐ろしいことに?少し前から夢の中のシーンでも、人々はマスクをするようになっている。

 仕事始めは今日3日。寒さの中、早朝から取材されている競馬記者の皆さんの仕事始めと比べたら、同じ仕事というのも憚られる楽な内容で申し訳ない気がしてしまうが・・・。共同通信への両金杯の予想原稿と、競馬予想TVの印、フリップ送り。今週は5日に開催のあと、またすぐに3日間開催の週末がやってくるので、曜日感覚を狂わせないようにしないと、各位に迷惑をかけてしまう。

その仕事関係のお知らせです。

◆ラジオ日本は5日の午後後半を担当します。14時半すぎから最終終了までとなります。中3日で9日土曜も同時間帯をやります。
◆競馬予想TVは4日に出ます。そのあとは23日まで空きます。
◆YouTubeチャンネルは現在中山金杯分が後悔中、じゃなくて公開中です。今後の更新予定は未定です。

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2021年1月 1日 (金)

年頭にあたって

 まずは謹賀新年でございます。
 毎年、年頭のブログは、改まって抽象的な所感を書くことにしているので、そんなメンドクサイものは読みたくない方は次回に改めてお目に掛かりましょう。飛ばしてください。今回は当然、コロナ禍に関することになる。

 

 

 さて物心ついてから、これほどまでに無感覚というか、心中に湧くところのない新年を迎えたのは初めてだ。今年2021年も、自力ではどうにもならない部分で、先を見通せないもどかしさが続くことになる。
 本来なら、未知の物事に対処する上で最も頼りになるのは、知見や知性であるはずだが、それらがまさかの反抗を受けたのが2020年だったと思う。もちろん、それはすべてが悪意による攻撃というわけではなく、未曽有の事態への恐怖やストレスを耐える上で、事態を少しでも軽い方に受け止めようという人間心理の働きもあるし、また警告を発する側を、日常への回帰を阻む存在として敵視するという思考回路もあり、それはそれで情動面の表われとして理解できないこともない。
 問題は、知見や知性の探求を司る「学者、研究者、医師」という立場の人たちの中に、少なからず真理の追求と現実の把握に対立&逆行する者どもがいたということ。彼らの権威ある肩書きが、却って事態を悪化させ間違いを信じる人々を助長した。ある意味、悪い政治家よりたちが悪い。いくら肩書きがあろうと、結局は人としての強さ、権力におもねらない高潔さが何より大事であると露呈した形だ。

 さらに、今回のコロナ禍を矮小化しようとする勢力は、差別主義に加担しているグループと被っていることが多いのも特徴。万物における揺るぎない真理の1つに多様性があるが、これを許容できない人たちの存在の多さ。
多様なものが存在するには、自分と異なるものを認める環境があるということが前提となるが、それは単に違うものを全て認めることとはイコールではない。明らかな間違いは否定され淘汰されるべきで、それにより健全に多様体が生き残れることになる。そのためには何が間違いで何が正しいかを見極める尺度が必要となるわけで、その尺度として世界共通の真理がある。その真理を知り、守るために学問や法が存在する。この仕組みが蔑ろにされたのは多分戦時以来だと思うが、去年はそういう1年だったのではないだろうか。

コロナそのものから身を守るのはもちろんだが、こうした思考面の「ウイルス的存在」からの侵略にも対抗しなければならない。正しい情報を選別して自分の糧とするだけの力を蓄え、感染拡大に耐える生活が続くことになるが、その姿勢はきっとコロナ禍が終息した後でも役立つはずだ。

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