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2021年5月28日 (金)

よいダービーを!(その他の競馬ネタも)

◆ツイッターにも書いたように、吉田直哉氏が批判したニュージャージーの新しい競馬規定のナンセンスルールには呆れる。ハミ+手綱、アブミ、そしてステッキは、人間と馬とのコミュニケーションツールである。ステッキは馬を虐待するために使っているわけではない。感情論と決めつけが事態を悪化させることは、ここ1,2年世界中で目についている現象だが、これもその1つと言える。

◆少し古い話になってしまうが、月刊サラブレが休刊(モバイルは継続)。もう長いこと仕事はしていないが、かつてはいろいろお世話になった。亀谷氏との対談も何度か、GⅠレビュー、血統企画、それから巻頭エッセイも2回担当して、中でも年末の競馬風景について書いたものは、お褒めの手紙を読者から頂戴し、編集部が転送してくれた思い出もある。

また、2007年夏から半年間、2歳・3歳戦のレビューとそこからの注目馬を連載する企画も担当した。いろいろ勉強させてもらった思い出。
最新情報系の内容にしては、意外と差し替えるような事態はおきなかったが、唯一あったのはダイワカンパニーの件。圧勝した新馬戦を絶賛し、次走へのことをいろいろ書いたら、編集部から「脚に異常が出ているという情報が美浦から入ったから、リタイアする時に備えて原稿書き替えてほしい」という連絡があり、慌てて別ネタ入れたことが。
ちょうどそのころ、別件で取材を兼ねてダイワの大城さん(正一氏)と食事をするチャンスに恵まれて、この件について話を伺ったこともあった。まだ故障の度合いが確定していない時期ではあったけれど、長く掛かりそうとのことで落胆されていた。松山康先生も、何とか走れるかどうか検討していた時期だったが、結局復帰することはなかった。無事だったらどこまでやれたか、ある意味思い出に残る1戦1勝馬。「起こらなかったことも歴史のうち」というのは寺山エッセイで知った言葉だけど、競馬の世界にはそんな幻の名馬がそれぞれのファンの胸の内に残っているもの。メジロエスパーダ、ミナガワビクトリー、ヤマトダマシイ・・・・・。

◆ダービーウィーク、通年なら府中の町はダービーペナントなどで賑やかになるはずなのだが・・・というのは去年も書いた。今年は一応無観客ではないけれど、限定なのでそれほど変わるわけではなく。パンデミックは歴史的には数年終息までかかるものであり、1年では状況はどこまで好転するかと当時思ったが、先が多少見えてきたくらいだ。来年のダービーはどんな状況で迎えることになるか。

前向きに?今年のダービーのことを。金曜正午時点の府中は、意外と晴れておらず、馬場の回復はおそらく遅れ気味になっているだろう。土曜のダートには渋りが残るかもしれない。ただこの後降る見込みはないので、おそらくほど良い良馬場になるはずだ。時計は出るだろうが、超高速カチカチではなく、またタフな芝でもない。

◆とにかく枠が注目を集めている。1枠1番が騒がれ過ぎている気も?馬によってはマイナスに働くこともある。この10年では勝ったのは2回だけだし、キズナの場合は下げて大外へ出すのにかなり時間がかかっており、道中の距離ロスは避けられたが、武豊の腕なくしては届かなかった恐れも。むしろもっと外の方が楽に勝てた可能性すらあったかもしれない。人気薄で2着のウインバリアシオンは大雨極悪馬場でバラけていた。

ただこの2頭とは違い、エフフォーリアは前へ出していける馬だから、その点でのメリットは間違いなくあるのだが、万一スタートをミスしたら、外に強力な逃げ、先行がいる今年の枠並びでは、必要以上に後ろに下げないとならなくなる。出遅れてはならじと騎手の意識が手綱を通して馬に強く伝わると、ミスへつながる恐れが無いわけではない。また上手くスタートを切れたにしても、外からの切れ込みを嫌って必要以上に出してしまうと、最後の伸びに関わる恐れもある。

ちなみに数字遊びとして、芝14頭立て以上で1枠1番を引いた時の横山武騎手の成績を見ると、馬質を無視した表面上の数字では四大場で【0-1-0-21】、東京では【0-1-0―7】。対して札幌、函館、福島、小倉では【6-2-0-13】となっている。
さらにエフフォーリアも、どちらかというと跳びが大きいタイプ。窮屈な競馬になった場合のデメリットは普通より大きいかもしれない。

もう1点今年のダービーでは、有力馬の乗り替わりの多さも気になるところ。YouTubeチャンネルでも話したけれど、前走から乗り替わり馬の優勝は1985年シリウスシンボリが最後。そもそも、第1回から通算しても、乗り替わりの優勝は4回しかなく、そのうち完全にテン乗りは2回で、1954年ゴールデンウエーブが最後だ。

あとはアドマイヤハダルの追い切りが坂路2本になったこと。どうやらデムーロが(指示と違って??)かなり緩い時計にしたことで、もう1本乗り手を替えてやる必要が生じたという話。もともとアタマまでは厳しいとは思っていたものの、馬券対象には必須の馬と思っていたので、少し悩ましいことになってしまった。

いろいろなデータ、ネタ、ニュースを孕んで今年もスタートまでカウントダウンが始まった。皆さまどうぞ良いダービーを。

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