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2021年5月 4日 (火)

天皇賞に思うこと

 土曜の競馬で書き忘れていた。当初は天皇賞週には間に合わないと発表されていた武豊騎手、予定を上回る回復力で先週から騎乗再開。復帰戦とメインレースを勝つという、もう脱帽するしかない役者ぶり。というか肉体の強靭さ。

 で、その武豊騎手がケガで降板し、福永騎手にパートナーを替えたワールドプレミアが天皇賞を勝利。のべ数ではあるが、これで2015年以降、菊花賞馬が天皇賞春を勝つのは6例目となる。場が京都から阪神に移っても、そこは変わらなかった。
 とはいえ、ワールドプレミアが真のステイヤーかというとまたそれは違う気がしている。もちろんそうした馬が生産されていない背景はあるのだが、メジロマックイーンやライスシャワー、マンハッタンカフェといったイメージの馬とは違うタイプ、スタミナもある程度有している長距離寄りの中距離馬がこの10年、勝つレースとなっている。
私は今年の阪神移行で坂適性を重視、パワーに振れるとみたが、そこまで絶対的な要素ではなかった。スピードへの要求度が減少すると判断したのは正解だったが・・・・。ただ、時計がここまで出る硬い馬場でなければ、同じ良馬場でもまた違った結果にはなったかもしれない。
 
 2着ディープボンドは力を出し切れた。もう少し時計が掛かればこちらだったかもしれない。3着カレンブーケドールは、さすがにここでは大敗の可能性の方が高いと見たのだが、この舞台でも自分のキャラを貫いた(?)。勝ちに行ってよく踏ん張っている。重賞を勝つチャンスとしては、札幌記念あたりで早仕掛けしていくのが一番合っているのかもしれない。牝馬でこの距離はさすがに疲労が出ると思うので、しっかり休んでほしい。

 アリストテレスはここで勝ち負けするにはパワーが足らなかった。あとはやはり菊花賞のレースとアメリカJCCで相当疲れが溜まっているのだろう。オーバーホールして秋にまた立ち直った姿を期待したい。

 期待したオセアグレイトは、能力足らずを承知の上の本命なので、結果自体には諦めがつく。出遅れてポツンに切り替えた時点で諦めた。前付け前提の本命でもあり、この位置では無理だ。もし先行出来たら、道中にマクって動いた脚からして掲示板はあったかもしれないが。デキは問題なかったと思う。
 
 さて今年の天皇賞でレース後、別の意味で話題を集めたのは、オーナーのことである。これはもう、庶民感情なのでどうしようもない。私も一庶民であるし、なんとも言えない複雑な感情が湧くのを禁じえなかった。

 しかし、ここには書けないが、ここまでにも多くの連座した関係者の馬が勝っているわけで、いちいち違和を感じていたらやってられないのも事実。しかも、当然のことながら馬は何も知らないのでこれはもう称賛されるべきだし、ある意味損な役回りを引き受けつつ、プロの仕事をしっかりこなして完璧な手綱を見せた福永騎手も同様だ。私見ながら、先週から土曜にかけてはイマイチ精彩を欠いていたように見えたが、このレースは見事のひとこと。
 予想は手心を加えてはいけないので、余分なことは考えず純粋に作業してのワールドプレミア△だった。そして予想TVで公開した馬券の買い目は、あくまで自分のものなので、ワールド抜きの目で、もしワールドが来ても当たる券種を選んでとした。だから3連系は最初から除外した。まあ当たればこんなこと書いてカッコよかったのだけど、大外れだから・・・笑うしかない。

 なお、不正受給問題に対する総合的な見解は、今発売している「月刊・競馬の天才」の巻頭ページの連載コラムに記している。結論から言えば、前にここにも書いたが、某税理士を別にすれば個人的には調教師の責任はとても大きいと考えている。厩務員や騎手、助手などはある意味、被害者の側面もある。詳しくは恐縮だが雑誌を読んでいただきたい。またパワハラ問題(を飛び越えて暴行問題にもなっているが)の木村調教師についても言いたいことはあるが、法廷に挙がっている案件なのでここでは書かない。
とにかくここ半年、笠松や岩手の件も含め、よろしくない話題で競馬がニュースになるのが続いているのは残念。ここからの春競馬は去年の春以降のような、名勝負満載の明るいものであってほしい。

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