本文へジャンプします。




2021年6月

« 2021年5月 | トップページ | 2021年7月 »

2021年6月29日 (火)

6月26日・土曜の競馬など

 府中市ではやっと50歳~64歳のワクチン接種券が発送され今日(火曜)到着。ただ予約開始は8月中旬からとなっていて、接種できるのはたぶん秋だろう。それより前なら大規模接種センターに個人でアクセスし予約することになる。ただし先ほどサイトを見た所、東京ではもう大規模接種の直近枠は終わってしまっている。この後は2回目接種が優先となるそうで、さらにモデルナのワクチンが不足しているためかなり狭き門になりそうだが。
個人的にはファイザーを打ちたいので、モデルナになる大規模接種には消極的だったが、今週金曜に主治医の検診があるので、次回の大規模予約再開を狙うかどうか、秋まで待つかを考えたい。ローカル移動もあるので、打ってはおきたい気もするが・・・。
 
 24日の木曜、今年もローカル出張の季節となり、JTBで福島分の新幹線チケットを購入。25日はYouTubeチャンネルの撮影。久しぶりに大スポの松浪さんとZOOMとはいえ直接話ができた。ご覧になってくださった方には御礼。クロノジェネシスで仕方ないと一致しつつも、私は宝塚記念で断然人気に本命を打つのは気が引けるので、それ以外の馬から本命を打つことに決めた。◎カレンブーケドールと〇クロノジェネシスでまず決まるレースという見立てで、複穴でカデナ。ユニコーンライオンの絡み方はしつこいので、レイパパレはどこにもいなくなる恐れが少なくないと考えていた・・・。

 土曜は上半期ラストの東京競馬場。曇りベースも、雨の心配は要らない。蒸していたが、午後後半からまた風が出てきた。
 春の東京最後の昼飯をどうするか考えていたが、結局駅の「さぼてん」のミックスフライ弁当に落ち着く。通用門から入って歩いていくと、ガードマンさんから「予想TV頑張ってください」と有難くも声をかけて頂いた。何となく申し訳ない気もするが・・・(苦笑)

 この日はPОG指名馬から、今年度出走初となるアグリが阪神でデビュー。人気をかなり集めたものの、直線ふわふわしてしまい追っても鈍い。何とか3着を取ったという感じでガッカリ。ただ、いかにも仕上がり途上だったし、1400mも長い。本当は1200mデビューで勝ち切っての函館2歳Sを想定していたのだけど、そうは上手くいかなかった。続戦するかどうかはコメントからは読み取れなかったけれど、次は1200mをお願いしたい。

 東京5Rの新馬戦では評判馬の1頭アスクビクターモアが出走、馬体は仕上がっているように見えたが、こちらもフワフワした感じ。それでも2番手から4角手前先頭、追い比べで3着に落ちたが、後続は離していた。これも有望な若駒だ。次は一変しそう。

 昼休みにラジオスタッフから、次週より始まる福島開催の場内動線について説明があった。まだ競馬場内には修繕の終わっていない箇所があり、そこを避けてどういう経路で通用門から放送席までやってくるかの指示。思っていた以上に、春の地震の被害は大きかったのだ・・・。

 長くなったので続きは次回。

|


2021年6月25日 (金)

どうなってるのかこれは?

◆梅雨時の雨の降り方とはこんな激しく、間歇的なものであっただろうか?明らかにここ2,3年、日本の気候は大きく変わってしまった。

◆ホテル(滞在先)側は、来日して2週間政府の策として隔離された後の選手団が宿泊しに来ると信じていたのに(当初そういう説明だったとコメントしている方もいる)、蓋を開けてみたら空港でザル同然の抗原検査だけやった選手団がホテルにすぐ移動、そこから2週間滞在するということになっていて、かなり戸惑っているとインタビューで答えていた。いきなり隔離施設替わりに使われたのではたまったものではないだろう。相変わらずの杜撰さ。職員や他の客のリスクが何倍も変わってくる。そもそも入国時もPCRではなかったのか???そして次々と春の特例入国スポーツイベント関係者の感染が明らかになっている・・・。不審だらけ。

◆不審といえば、不幸にも亡くなられたJOCの方の続報が全く出てこないのは?無かったことにされてるのかと思えるくらいだ。絶対に忘れ去ってはいけないことだと思うが・・・。

◆そして個人的にここ数日での最大の怒りは、再燃してきたこれ。
学校成績をマイナンバーカードと紐づけて国が管理するプランを、デジタル庁が実現に向けて動き出すという報道。
去年一旦出た時は、文科省が否定して、飛ばし記事のように扱われたが、今回日経新聞が再び報じたことで、当時は観測気球を上げていたことがハッキリした。

「学校内外のデータの将来的な連携も見据えた教育データの蓄積・流通の仕組みの構築に向けて、関係府省庁間で検討し、目指すべき姿やその実現に向けて必要な措置を盛り込んだロードマップを提示する・・」。とある。

日経の記事、そして上記文言が明記されている、記事元の「重点計画」なるものの一部を見てみたが、まったくもって賛成する気にはなれない。唯一メリットがあるとしたら、転校した時だろう。転校先の学校への成績データの送付が実にスムーズになることは間違いない。ただ、一部には転校を複数回する境遇の子もいるにしても、一般的にはそれほど多いわけではない。

私の感じるデメリットと疑念は次の通り。「効果的な学力向上の指導に活かす」とあったのだが、先に引いた文章も含め、実に抽象的。そもそも第三者として学校(この場合、家庭はさておく)以外の組織はその子を直接知り得ないのだから、学校以上に把握することは不可能だ。なぜ国が管理することが、その子の向上に直結するのか、どうみても分からない。顔も知らない子の個別的な学習指導を、そんなに簡単にできると思っているのだろうか。

さらに、管理する学習成績とは何を指すのか。学校の定期試験も含むのか、文科省が行う全国共通学力検査だけなのか。しかし今回「塾の成績」も入っているわけだから、こうした公式の試験だけではないのは明らかだ。塾が入れば、親の経済力による差も関わってくる。公正公平な指導計画など立てようがない。さらに地域による単元の学習進度も一斉ではない。子供の性格やレベルによる習熟度は経済力以前の問題だ。
こうした個々複雑な子供の教育事情をカバーするために、全国レベルの指導要領に基づき、あくまで各学校がひとクラス30名~40名に細胞化して、それぞれの子供になるべく特化した指導に努めて現場対応していっているわけである。国が一括管理する必然性は実に乏しいし、何よりもその子を直接知る教師側にそのデータから一体何をアドバイスするつもりなのだろうか。(ここで教師の質がどうこうという問題は措いておく。また別の話だ)

さらに派生する懸念は、この手の問題で常に出てくるデータ管理の穴。漏洩した場合の被害は実に大きい。また一生変わらないマイナンバーにひも付けされることにより、学校を出たら意味のなくなる学業成績が一生つきまとうことになる。就職の際に企業側にデータを使われないようにする規制も必要になる。
そして塾を巻き込む=私企業との連携となれば、政権お得意の「中抜き」を勘繰られても仕方ない。文教族のための税金回しが本当にないのか??

 とにかく、子を持つ親であれば、今回の計画に諸手を挙げて賛成という人は一人もいないと思うのは私だけか?国民はこれくらいなら許容するだろうという国の感覚が、どんどん麻痺してきているように思えてならない。

|


2021年6月23日 (水)

6月20日・日曜の競馬

 土曜の深夜にまた降ってきた東京の雨は、未明には止んで、日曜の10時あたりからは晴れ間が出てきた。
阪神の方は完全に回復していて、馬場はどんどん乾いていたが、どうやら今開催(といってもたった2週だけど)の阪神芝は馬場が良くても時計が掛かるという変わったコンディション。必要なのはまずパワーだ。
そして札幌は少し渋って、芝は土曜よりやや時計が掛かり、ダートは時計が出た。ただ良馬場ならまた先週のように芝が高速、ダートが掛かるという馬場になるだろう。

 東京8Rはアインゲーブング2着、馬連は6倍だったが、1万ずつ買っていたとしてもやはり3万しか浮きが出ない。回収率を100%に戻す目的ならここでも良かったが、やはりこれなら狙い目にしなくて正解・・・だったと言い聞かせる。

 マーメイドSは◎シャムロックヒルが、4角前から手が動いて、もうだめかもうだめかと思わせながらゴールまで粘り切った。いやあ力入った。番組では狙い目に資金を回すために金額を絞って複勝とワイドを1000円ずつしか買ってなかったけれど、番組以外でもソコソコ。
藤懸騎手のインタビューは、必死で謙遜しながらも喜びを隠せないという、微笑ましいやら、いじらしいやら、とても好感が持てた。藤懸騎手は2年前の秋、私が構成として参加した戸崎騎手のトークショーにプライベートで来ていて、打ち上げにも参加してくれた。ありふれた表現だがとても気さくな人柄で、ずっとニコニコ楽しそうにしていた顔を思い出した。あの時と同じ目。先日は心ならずもトラブルの被害者として話題になってしまったけれど、あれから1ヶ月ちょっとでこんな慶事が待っていたとは。遅咲きの重賞初勝利、本当に良かった。

 そして自分にとって肝心のユニコ―ンSは、◎と信じたクリーンスレイトが伸びず。〇スマッシャーも▲ケイアイロベージも来ているので、残念と言えば残念だが、スタート後にラペルーズがヨレたことによる不利はケイアイの方が遥かに大きいものだったし、また位置取りも道中近くにいた他馬のうち有力な差し馬ははちゃんと伸びており、特に残念な何かがあったわけでもなかった。前走で使った鬼脚の反動のようなものがあったのだろう。それをこちらが見抜けず。
 ピンクカメハメハの悲劇については繰り返したくない。ただ東西で1件ずつ、共に心不全による死亡事例があったのは偶然なのか、そうでないのか。何らかの検証は必要だろう。ウンダモシタンと2頭が安らかに眠れるように。

 競馬予想TVの今季出番はあえなく終了。次はサマーシリーズ。私は新潟からしか参加できないので、かなり空くことになる。
 後になってもしかしたら?とムズムズしてきたのはWIN5の結果。もしかして本気で買っていたらイケたかも・・・・しれない。でも現実となると、フレッチアあたりが抜けて転げまわっていた気もする。というか多分そっちだろう。
 今週末の宝塚記念、今年は馬券で儲けるというより見るレースになるのか?でもそれではつまらないので、何とか少しは楽しめる穴馬を探すことに努めたい。

 

|


2021年6月22日 (火)

6月19日・土曜の競馬

 ハーツクライが種牡馬引退の報。ディープと重なり巡り合わせが悪かったが、そのスタミナとパワーが個性的なスターホースを多く生み出した。あくまで現状、牡馬三冠はワンアンドオンリーのダービーだけ、また天皇賞春もここまで勝てていないのは残念だが、JC馬2頭、有馬記念1頭。何より種牡馬生活晩年の大傑作リスグラシューを出してくれた。まだしばらくは新しい世代が出てくるが、あとは長生きを。

 19日の土曜は雨模様、梅雨寒と言っていいくらいの涼しさ。競馬場まで歩くと少し蒸すが、暖かいものが食べたくなり昼は東京競馬場で人気店、久々の馬そば。かきあげ蕎麦を食す。かき揚げが適度にしっとりしていて、麺は蕎麦の香りがする。変わらぬ味わいで安心。

 東京6Rは配信予想、▲◎★の順に入ってくれた。しかしこちらも配信した札幌7Rは失敗。
ラジオ担当は東京7Rから。ここは誰でも当たる堅い予想が的中。8Rは◎ネイチャーシップが動かず、9Rは2着ヨンクがとても買えない。

 札幌10Rのソーヴァリアントの走りはまさに父オルフェーヴル的。ソーグリッタリングとは4分の3兄弟。いくら捲りやすいコーナー形状の札幌でも、上がり33秒0(自身)なんてそうそうお目に掛かれない。兄よりスケールは上だ。無事なら間違いなく重賞を勝てるし、その上だって。

 競馬予想TVの狙い目レースを熟慮する必要があるので、ここまで見て早めに競馬場を出てお台場へ。電車内で明日の確定枠順を初めて見て、これぞというレースが見当たらず頭を抱える。
 移動中ラジオで聞いた東京メインレースのスレイプニルSはハズレ。競馬ラボその他で出した米子Sは、馬連を△◎でかろうじて。ただし安くて利益なし。

 競馬予想TV、7月3日の狙い目上位4人回に出るには、最低でも今回5,6万の利益は欲しいところ。そうなれば、3日の回で同じくらいの利益をもう1回出せば、トップも見えてくる。フジテレビに着いてからもどのレースにするか、一度決めても3分後にまた考えが変わる・・・。
 東京12Rのノーリスは堅そうだが、スワーヴヨハンも間違いなく来そうで、となると3連単を厚めじゃないと厳しいがそうなるとヒモが絞れない。馬連で点数を絞れるのは東京8R、軸不動のアインゲーブングだが、ただ相手がどうしても3頭になってしまうし、1点あたり2万や3万行くと、当たっても利益が小さすぎる。東京7Rのアナンシエーションも同様。
阪神は天気予報が割れていて、馬場の回復、あるいは悪化の度合いが読めないからここのレースは選べない。札幌は難解なレースが多い・・。悩んだ挙句、ユニコ―ンSの狙い目ダブルが最も近道と判断した。10倍以上のワイド3点なら、1万+α前後の投資で当たれば何とか目標に達する。
 追い込み決まる展開と馬場と見て、本命のクリーンスレイトを信じることにし、人気薄の対抗スマッシャーでワイドが当時下限で12倍前後、能力高いケイアイロベージとで当時10倍チョイ、大穴ブラックアーメットで当時17倍。ブラックを入れるか、15倍あったスマッシャーとケイアイのタテ目ワイドにするかは少し考えたのだけど、クリーンとブラックのワイドのオッズなら5000円とチョイ足しで達成できると考えてしまった・・・これが翌日強烈なパンチとなって返ってくることになるのだが。

 強烈と言えば、移動中に見たスマホのニュースで、以前一度出て立ち消えていたと思っていた最悪プランの復活を知る。学生の成績を、学校だけでなく塾の成績も含めて国が管理するという提案を本格化させるということ。これを歓迎する親は一人としていない。怒りが沸点に達する。これについては後日改めて。

|


2021年6月17日 (木)

久々に床屋の政談

◆上原浩治・元投手が評論家の麻生千晶女史の文章により自らの外見を揶揄されたと怒りを表明した出来事には、他人様に文章を晒している者の端くれとして、多少は考えさせられるものがあった。
 とはいえ、それは他人のルックスについて書くことが間違いだとかいう単純なコンプライアンス論ではない。表現において、言葉の選び方ひとつ間違うとこういうことになるという怖さの方だ。
麻生氏は今回「現役の頃から上原氏の顔が・・・」ということを書いていたわけだが、大の阪神ファンとして知られる氏が、読売時代の絶対的エースだった上原氏に対し、憎々しい感情を抱いて見てしまう気持ちはよく分かる。確かにあの顔を見ただけで今日はダメだと私も何度も思わされた。
もしそういう意味であったのなら「阪神ファンとしては、マウンドでの面構えがどうにも憎たらしく受け付けなかった」というような細かい書き方をすればよかっただけである。それをしなかったのは手抜きだ。
 これが私の好意的な見方で、実際は単純に女性から異性の顔の話として書いたのであるならば「彼の顔は失礼ながら私の好みではない」などとしておけば、褒められた文章ではなくてもここまで事は荒立たなかったのではないだろうか。
 Webサイト運営のチェック機能云々も確かに甘いと言われればそうなのかもしれぬが、ことは単に、麻生氏の表現力が鈍かったがゆえの問題だと私は考える。人の顔について書くこと自体は、それが尊厳を傷つけるものではない限り、別に否定されるものではないだろう。それだけに言葉選びには細心の注意と心構えが必要で、軽いノリで書くべきではない。それができなかった理由を83歳という年齢に求めてしまうと、そこに今度は「お前が高齢者全体に対する蔑視をするのか」と言われかねないのではあるが・・・(一般論として加齢とともに注意力や思考力が鈍るのは間違いない)。

◆麻生で思い出したのが(下手な展開だ)、ツイッターの方で1,2週間前につぶやいた、麻生太郎氏の失言。
暴言放言の類はこの人の病気のようなものなので今更どうでもいいが、内容自体には、政治家&公僕(とは全く思っていないようだが)の言葉として時折看過してはいけないものが混じっている。
 今回ツイートしたのは、単純に言ってしまえば「お金がないのならなんで無理して進学するのか」という、政治家として何とも思いやりのない、仕事を放擲したかのような発言(まるでパンがないならお菓子を食べればと同じ)についてだったが、麻生批判云々より先に、考えたのは自分のこと。
もし私が今の時代に、当時の実家の経済状態での受験生だったら、おそらく大学進学はできていなかったであろうということ。昔と違い、今は親の経済状態が如実に進学先を決定し、しかも小学生から本来の意味での学びとは別に、塾などで受験を目的とした勉強というか、鍛錬を積まないと行きたい学校に行けない時代だ。格差が広がりつつある今、経済的な理由で進学を断念せざるを得ない学生の数は、一応先進国ヅラしている国としては決して少ない方ではない。

 政治家の暴言ついでに平井デジタル担当大臣の例のやつ。言い訳がスゴイ。「国民目線の気持ちが強くなりすぎて、つい口調が荒くなった」・・・。国民の気持ちを代弁してやったと言わんばかりの、よくもまあというコメント。そもそもあの言葉の問題点は口調ではないよね。

◆緊急事態宣言解除と、解除後の飲食店への営業緩和と制限継続部分において、酒の提供が争点になっているそうだ。首相が下戸だから酒を必要とする人の気持ちが分からなくて、どうしたらいいか決めかねているとか、とんでもない的外れな根拠が出てきているが、酒が争点になっているのは、飲食店にとって利ざやを酒に頼っている部分が大きく、営業するのならばここを緩和しないと、経済的に立ち行かない個人営業店が多いからだ。つまりは、酒を禁止、あるいは強い制限を継続するのなら補償金を出せ、ということ。その補償金すらいまだに全ての事業者が受け取れたわけではない。本当に舐められてるんですよ。

 ワクチン接種がやっと軌道に乗りスピードが上がっているのは良いこと。もちろん打たない自由、打てない身の上もあるわけで、あくまで打てる人、打ちたい人がなるべく早く接種できるというのが理想だ。
ただ、どうしても疑問なのは、アビガン、イベルメクチン、フサンなど、一応の効果が出ている応急の薬剤についての報道が全く消えていること。おそらく治験データは溜まってきているはずなのに、その情報が一切出てきてないのはなぜだ?報道はワクチン一辺倒。もちろん、ワクチン以上に新薬は開発に時間がかかるわけで、新薬が遅いのがけしからんなどという理不尽なことを言っているのではない。すでに用いられている現存の薬の、効果や普及がなかったことになっているように見えるのが不気味なのだ。まさか利権の綱引きをしているわけじゃないだろうな?

まあ一部を除き、必ずしも優れた人たちが政治家をやっているわけではないのだから、次から次へと失態が出てくるのは、与野党関係なく当たり前のようになっていて、仕方ないと嘆息するしかないのだろう。

|


2021年6月16日 (水)

6月13日・日曜の競馬

体調さえ整えば、ソダシに札幌記念出走のプランがあるとの報道。夏競馬の大きな話題となるが、現実的に考えると、陣営にとっては、2000mでも長いのかどうかを見極める目的があるのだろう。上位着順なら秋華賞→女王杯戦線だろうし、いかにも距離という負け方をしたらマイルCSを目指すことになるのでは。

 日曜の競馬、最初の注目は札幌の新馬、芝1200m戦。ビッグアーサー初年度産駒で、単勝1.5倍の支持を集めたグッドディール。もっと弾丸タイプで飛ばすのかと思ったら、最初のダッシュこそ良かったもののスピードが乗らない感じ。しかもコーナーリングにもたついて減速気味。まだまだ幼い走りで4着。そもそも、ビッグアーサーが晩成だったわけで、新馬戦からいきなりというタイプではないのかも。

 配信した東京9Rの八王子特別は、今書いていても悔しい。◎にキングマンボ系×クロフネ、当該コースの2大好走傾向が重なり自信の3着ヴェラアズール、ルメールが乗っても6番人気だった。〇はトラモント、▲はキングマンボ系の2着ペルセウスシチー。
◎から〇と▲の2頭を2列目、あとは手広く3列目に流したのだが、単勝300倍台の勝ち馬リキサンダイオーは、キングマンボ系ながら手が出なかった。一瞬、休み明け走るだけに3列目クリックを考えたのだが、変な所でケチって3連複30万馬券が逃げてしまう。この手の失敗は久しぶりだ・・・。逃した魚がデカすぎる・・・。競馬ツイッター界隈は、菊沢騎手が以前ツイートしていた内容が、なんと正夢となったことで賑わった。

 エプソムCは、日曜にここまで芝が荒れて時計が掛かるようになるとは思わず、高速想定で考えてしまったのが最大の失敗。上がりもそれほど速くならず。◎アルジャンナには合わない芝だった。そしてミラアイトーンやヤシャマルについては、レース傾向に合わない馬でありながらも、今年はちょっと違うと考えて失敗してしまった。高齢馬と昇級馬の不振は今年も再現された。
勝ったザダルや2着サトノフラッグは、あまり時計が出すぎる馬場では力が出せないタイプなので、これくらいの芝コンディションがちょうどよかったのだろう。そもそも、サトノを切り捨ててしまった。中間、コンディションが整わないという見方がけっこう多かったこともあったし、高速の切れを求められると苦しいと思っていたので・・・。
 
 函館スプリントSは、ハイペースながら△ビアンフェが逃げて押し切った。それだけ札幌としては軽めの洋芝なのかもしれない。時計も速い。◎カレンモエは2番手からなんとか粘り込んだ。テレビ画面では3着に落ちたかに見えたが、この賞金加算は大きい。ビアンフェは次走セントウルSとのこと。野芝での走りがどうなるか。〇ケープコッドは、もっと力の要る芝が合う。先週は芝の馬場読みをことごとくミスった。なお東京芝はラスト2週はDコースとなる。

 馬券は負けたが、交流戦ラストゲームの阪神は素晴らしいゲームで6連勝してくれて気が紛れる。2アウトランナーなしからこんなに点を取れる阪神は近年見たことがない。しかも豪打ではなく、理詰めの技でもぎ取っていく。
近本は時に淡白に見えてしまうが、ここぞという時の集中力は素晴らしいし、梅野の打者&走者としてのセンスは、捕手としてのリードであれだけエネルギーを費やしてなお、高いレベルにあるということに驚く。
読売もヤクルトも怖いが、とにかくあとは主力のケガとコロナ感染に注意を。

 最後になってしまったが、15日に発売された拙著新刊「疑え、競馬常識」が好調なスタートを切れた。皆さまに感謝しかない。引き続きよろしくお願いします。

 今週末の競馬関係の予定。競馬予想TVは出演があります。狙い目回収率が90%あり、遠いながらタイトルの可能性がゼロではないので、思い切り狙い目に資金を振って、ユニコ―ンとマーメイドはお茶濁しの金額に留めるかもしれません。狙い目が少し跳ねたら、あと1回出演の可能性も残されています。福島帰りの時間調整だけがネック。

ラジオ日本は13時すぎから14時半まで。YouTubeチャンネルは今週はお休みです。

 

|


2021年6月15日 (火)

6月12日・土曜の競馬

 スマホ版のJRAHPのトップ画面に、当日の開催情報リンクが直接貼られていない不便さをツイッターでつぶやいたら同意多数。やはりみんなそう感じていたのだ。変更するとしたらその作業がどれほど大変なのかは分からないが、早く改善を望む。

 さて12日土曜。府中駅のモール「ぷらりと」で買った二色おこわ弁当とデイリースポーツを手に競馬場へ歩く。着いてすぐに、デイリーの阪神勝利記事をおかずに加えておこわ弁当を食す。土曜はこのパターンが続いているのだが、それだけ阪神は金曜の試合を勝っているということか。佐藤輝はじめ、若い選手が活躍しての勝利記事は特に食が進む。

 東京5Rの新馬戦は、ソダシの近親の白毛馬ハイアムズビーチと、評判馬ハギノモーリスが激突するレース。逃げて勝利態勢に持ち込んだハギノを、ゴール寸前でハイアムズがキッチリ捉えた。1400mの新馬戦ということと、新種牡馬ドレフォンの血筋を見ると、マイル以上での距離と成長力に課題はあるが、この日の内容については文句のつけようがない。ハギノは次は順番だろう。
 このレースに、ヨンセンハッセンという馬が出走。麻雀が分からない人には何のことやらだったと思うが、子の倍満ツモの点数(といっても分からない人には通じないけど)。そのうちサンゼンロクセンとかも出てくるのだろうか。ちなみにオーナーの由井健太郎氏は、ユイノ冠号馬の他に、カナリキケンとか、ジョセイカツヤクのようなユニーク馬名をつけておられる。
 
 中京のマイルの新馬戦も注目の一戦、前評判通りの決着に。勝ったセリフォスはいかにもの早熟スピードタイプのダイワメジャー産駒で、マイル戦線で来年春までは上位を形成しそう。2,3着馬もすぐだろう。

 あと書いておくべきはこの日開幕した札幌芝の高速ぶり。ただ差しもそこそこ届く。3週と短い開催ということもあっての芝の造りなのだろう。
 
 ラジオは東京7Rから9Rの担当。7Rは◎パラノイドがジリ伸びで終わりヒモ決着。8Rは◎ゴールデンシロップが勝ったが、敢えて切り捨てたバニシングポイントが2着に来てダメ。9Rは◎ショーヒデキラがやはりジリで4着に終わった。東京の芝が思ったほど上がりが出てないことは意外。ここで発想を変えておくべきだったが・・・・この時点ではそこまで重要視していなかった。

 後は控室でメインまで観戦。10Rは押さえの馬連のみ的中。11Rはコトブキテティスから捻って失敗。勝負レースとしていた札幌メインは、本命ロフティーピークが、せっかく内へ入ったところで前から馬が下がってきてどん詰まり、万事休す。結果論だがそのまま回ってきていたら・・・。
 この日は普通に負け、足取り重くなりかけたところ、帰途にチェックした経過速報で佐藤輝のホームランにより阪神がリードを広げたことを知る。帰宅して9回表の阪神打線の爆発はリアルタイムで見ることができて、少し気が晴れた。

|


2021年6月11日 (金)

雑記

★今日11日に月刊・競馬の天才発売。連載のコラムを担当してます。
そして15日に新刊「疑え、競馬常識」が秀和システムから発売される。かねてから温めていた企画がようやく日の目を見た一冊です。宜しければぜひ。

 個人的には、まだやれていない対談企画本をどこかで一度は出してみたいのだが、出版会の常識として「対談本は売れない」のだそうだ。なぜかは私には分からないけれど・・・。
そういえば前にツイートしたように、競馬メディアにおいて「レース回顧物は数字が取れない」という格言?もあるそうで、こちら側のやりたいものとニーズとの不一致は少なくない。商売だけに、ニーズの無いものはできないけれど、なぜニーズが無いかは調べておきたいものだ。その不満点を解消すれば、できる余地はあるのかもしれない。

★今は、レース実況を除き、我がラジオ競馬中継でもほとんどの出演者がマスク着用でしゃべっている。実況席はベランダで半分屋外なのだが、固定マイクに向かって横に並んでしゃべり続けるわけで、マイクや机に落ちる飛沫を考えてもマスクはした方が良い。
ただ自分で聞こえている声と、ラジオでリスナーに届いている声の感じが微妙に違うので、しゃべり方にはノーマスク時とは少し変える必要がある。毎週radikoのタイムフリーで自分の声をチェックしているが、なかなか難しいものがある。
呼吸が少し制限されるので、どうしても声を張ってしまうため、トーンやテンションが必要以上に高くなってしまう。ラジオはイヤホンや運転中の車内で聞くことが多いメディアなので、圧の強い声でまくしたてると聞き手の脳が拒否してしまうのだ(私だけではないだろう)。また早口になると、マスクの中ではより籠って聞きにくい。
これらを解消するには話すスピードを下げるのが一番で、そのためには話す量を減らすこと。もともとラジオのコツは「話したいことを全部伝えようとしない」という点にある。それくらいの方がむしろ過不足なく聞いてもらえる(全て伝えようとすると何も伝わらない)。あれもこれもではなく、「何を話すか」を決めておくことが、聴きやすさにつながる。タイムフリーで聞いているとそれを痛感するのだが、いざ現場になるとなかなかうまくいかないのだけど。

★先週土曜中京の新馬戦に、サワーホマレーという馬が出走し、小牧騎手が騎乗。これは分かっててやってるウケ狙いですよね?遊び心が良いですね(分かる人にだけ分かる話ですみません)。

★遊びといえば、今年PОGでどの馬を指名したのかとDMで質問をいただいた。フリック入力で馬名をたくさん打つのが面倒なので、ブログで答えますと書いたので、ここで恥ずかしながら公開する。利害の無い方は、今後見かけたら応援して頂きたい。ウエーバー制なので、もっと取りたい馬は別に多数いたことをおことわりしておく。種牡馬の重複不可ルール。なお個人的な信義で木村厩舎と大塚オーナーの馬は対象から除いた(苦笑)。

ディーンズリスター、ブレスク、ソリッドグロウ、パンドレア、ニューダイアリーズ、モーゼル、アグリ、マイネルメサイア、レディベル、スカイコップス、そしてディープのボーナス枠でアストロフィライト以上11頭。さてどうなりますか。

★老父が昨日1回目のコロナワクチン接種。施設から、万一に備えて連絡が取れるようにしていてくださいと言われていたが、何も無くひと安心。2回目は月末となる。
当初、生命の危険に陥りやすい高齢者優先というのは、まあ当然とは思っていたが、行動の主体である若年者~中年層からやっていく方が拡大防止のためにはいいのでは?と前から不思議ではあった。同じことはビートたけしや鶴瓶も言っていたし。もっとも、老年層から接種スタートはヨーロッパでもそうだったとのことで、何かしっかりした根拠のもとなのだとは思う。
ただ、調べた範囲では納得できる理由を発見できなかった。疫学上のことではなく、政策的意図が優先されていることはないと思いたいが・・・。今の政治は何をやっても策略や悪だくみが陰にあるとしか思えないような状況になってしまっているだけに・・・。

ずいぶん前にも書いたけれど、何も言わない、怒らないから国民はナメられ続けて、どんどん「ここまではいいか」という一部政治家やトップ官僚たちのストッパー外しへとつながっている。本当に遠慮が無くなってきていると痛感する出来事が続くようになった。彼らは真理を映されると困るので、学問や学術的思考を遠ざけようとするのは、考えようによっては当たり前なのかもしれない。

|


2021年6月10日 (木)

6月6日・日曜の競馬

 顕彰馬、今年は選出なしの報。選出候補馬をもっと絞り込むか、あるいは顕彰決定のための、獲得票のハードルをもっと下げるかすべき。繁殖成績も加味すれば、キングカメハメハが選ばれていないのはおかしい。またアエロリットあたりは、まだ候補に入れるには早すぎる。

 6日の日曜。府中は朝から小雨、一時本降りとなったが、午前中に止んだ。ダートには影響が出たが、芝の時計の出方にはほとんど関係なかったようだ。

 中京1Rの障害戦で、スズカデヴィアスが天に召されてしまった。平地中距離の名脇役のポジションを長く勤め、オセアニア長期転戦に挑み、帰国後はハードルジャンパーに転身。障害戦は適性があると思っていたし、前途洋々のはずだったが・・・。やるせない。

 良血馬が顔を合わせた東京5Rの新馬戦は、ステラヴェローチェの妹クレイドルが僅差の競り合いを制した。これと人気を分けていたレディナビゲーターとリアグラシアが2,3着。どれも評判通りに期待できそうな素材。

 この日は馬券が全く不調。勝負したいレースが少なく、その少ない中でも期待を寄せていた東京6Rのボルタドマール、8Rのラリスタット、共に厳しい結果に終わる。
 
メインの安田記念は、前半ややスロー気味。一昨年と似た推移か。詳しい回顧はメルマガ案件なので省略するが、ツイッターでさんざんつぶやいたことをここでも繰り返しておく。ダノンキングリーはお見事というしかなく、私はこれに重い印はどうやっても打てない。なんでも稽古が一変していて、厩舎も強気だったという声が聞こえてきたが、そういうことなのだろう。ただ本来の出来に戻っていても、勝つまでは・・・という判断になる。2000mまでなら融通が利くので、秋は天皇賞に出てほしいと個人的には思う。

 それもこれもつまりは、グランアレグリアが本来の力を出せないコンディションだったのが全て。やはり中2週を疑ったのは正解だった。それであの着差だから強いことは間違いなのだけど、昨年の破壊力には及ばず。おそらくパフォーマンス指数は、誰が出しても去年より下回っているはずだ。
改めて指摘しておくが、不利もほとんどなかった。テレビの斜め映像だと不利があったように見えるが、直線正面の映像だと、前はほとんど空いていて、反応が鈍くもたついている間に狭くなりかけた程度だ。包まれて仕掛けるに仕掛けらないとか、前をカットされて手綱を引くとかのような、いかにも不利というシーンはない。そもそも枠や道中のことについて結構シニカルなコメントするルメールが、目にした範囲ではひとことも触れていないわけで。右ムチに珍しく過剰に反応して内にササっていったのは、鞍上がそこに進路を選んだ以上に馬にとっては苦しかったのだと思う。まあそれはともかくとして、秋はおそらくぶっつけで天皇賞となるだろう。間隔をシッカリ開けてくるわけで、当然最有力となる。

そもそもトーラスジェミニが5着に粘れていることからも、本来は前有利の流れだったとみていい。3着シュネルマイスターは、その展開と斤量が味方したのは確かだが、それにしても想像以上に走っている。ダノンキングリーが勝ったことの次に驚いたのがこの3着だ。

本命にしたインディチャンプは、直線入った所の手応えでは勝ったと思わせてくれたが、追ってから意外なほど伸びない。4着まで落ちてしまったのはさすがに・・・。やはり加齢ということか。

 馬券での逆転のラストチャンスとして、中京最終のテイエムファルコンに期待した。かなりの人気薄、良い位置取りで直線入って一瞬ときめいたが・・・5着。これでも健闘か。

最後に今週末にかけてのお知らせ。

月刊・競馬の天才は11日・金曜に発売です。

ラジオ日本・土曜競馬実況中継は、この開催は13時から14時半を担当しています。東京7,8,9Rの展望と回顧、11Rの展望をやります。
YouTubeチャンネルは、エプソムC篇を土曜に公開予定です。明日金曜昼に収録予定です。

ブログは今週中にもう1回更新できるかも。

|


2021年6月 8日 (火)

PОGドラフトと5日・土曜の競馬

エアコンがまとめておかしくなり、2台をクリーニング、そして自分の仕事部屋のやつはとうとう完全アウトで買い替える羽目に。痛い出費である。今週末はなんとかしないと・・・。

 

 6月4日の金曜は、レモンチューハイ片手にgoogle meetでリモート参加したPОGドラフト。総勢14名。10頭持ちで全部違う父馬でないといけないというルール。
前回ブービーだったのでウエーバー制2番目の指名順、これなら取れるだろう・・・と1位のコマンドラインをすでに獲得した気でいたが、1人目の人がアッサリ指名。ということでハズレ1位の母ラヴズオンリーミーのディープ産駒を取った。ところが・・・。

 もうクラブ報に出ているから書くけれど、この馬ドラフト当日に脚部不安が発表されていたのを知らなかったのだ。飛節の脚部不安。昨年末に軽い故障があったのは知っていたのだが、その後順調だったので・・・。
ドラフト前夜まではリスト馬の故障報をチェックするけど、さすがに当日は調べなかった。不覚。とはいえ、こちらは無責任な遊び事、関係者にとっては大きな責任のある仕事であり、毎度渾身の思いを込めてケアしながらレースに漕ぎつけるわけで、遊びで嘆くのも失礼にあたる。こうなったら回復を待つしかない。あくまで個人の見解だが、年内は難しいかも・・・?良い方にハズれるといいが。 

 それを除けばまずまずの指名。2位に母パララサルー(ルーラーシップ)、3位母ムーングロウ(ダイワメジャー)となった。
今年は、実質的なディープの最終年ということで、特例として11頭目に、そこまで漏れていたディープをみんなで指名するルールが突如できた。自分は母ウェイヴェルアベニューを指名した。

 

 翌日土曜。この週からラジオは午後前半の担当で、出番が早まる。前週までは11時くらいに弁当を仕込んで楽屋入りしていたが、この週から1時間前倒して動く。たかが1時間だが、外で食べ物を仕込んでいく場合は開店時間との兼ね合いで、店がまだ開いておらず、なかなか微妙なのだ。調べると10時から、新しくできた大國魂神社前の大商業施設ミッテン内の弁当店が営業しているとあって、初めて地元で今話題集中のミッテンに足を踏み入れた。食事の選択肢が1つでも増えたのは大きい。
 
 東京5Rの新馬戦は噂のコマンドラインのデビュー戦。国枝厩舎の新馬らしく見るからにまだ緩く、道中もふわふわ、直線もスイッチが一向に入らず、進路も塞がりかけるが、ラスト1Fだけで勝負を決めた。やはり大物感はある。

 ラジオ日本解説担当は東京7Rから。いきなりノーマークのメタスペクターに勝たれる。8Rは誰でも取れるガチガチ。勝ったブライトギフトは今後楽しみな馬。9Rはヒモ同士が1,2着で、本命デルマラッキーガイが4着に終わってしまいハズレ。11Rの予想までして終了。

 その後は控えで観戦。東京メインの11RアハルテケSは◎オメガレインボーが勝ち、△テーオーターゲットが2着で何とか的中。3着デアフルーグは抜けたが、4着人気薄メイショウウズマサが粘ってくれていたら・・・。

 鳴尾記念はテン3F38秒0、上がり3F34秒1の驚異的スロー。このペースで逃げたユニコーンライオン、馬具だらけで厩舎サイドの矯正対策に応えて、よく折り合っていた。2着も2番手から流れ込んだショウナンバルディで大波乱。典型的な展開の罠というか、穴にハマったレース。3着に正直、もう厳しいかと思っていたブラストワンピースが差し込んできたことにも、かなり驚いた。
期待していたサンレイポケットやサトノソルタスあたりは、位置取りが中団以降で、いくら追っても前が止まらない典型的な脚余し。好位置にいたクラージュゲリエには向いたはずも、上がりが速くなること自体に対応できないようで下がってしまう。小回り巧者が本来の姿、直線長いとかなり馬場が悪くならない限りは厳しいか。

 あとは中京8Rにも触れておきたい。毎日杯3着のプログノーシス、負けてはいけない復帰戦だったが、しっかり勝ち切って1つ昇級。素材は重賞レベルにあるだけに、今後順調に夏の上がり馬となっていってほしい。

|


2021年6月 2日 (水)

5月29・30日の競馬

 例の公務員の逮捕事件(分からない方はググッてみてください)。おそらく大負けした人の密告?何事も嬉しがって晒してるとあとで思わぬことになるという戒め。かつ、SNSにより不特定多数の目に何かと触れやすいご時世、皆さんもいろいろ証拠になるような痕跡は残さないようにしないと。

 土曜は少し蒸した。駅で弁当を買い競馬場へ向かう。風はほぼない。
 東京競馬の芝は、この日からCコース。しかし見た目は均質なのに、今年のCコース替わりは外がよく伸びている。ペースに関係なく差しが決まって、上がりが速い。よく分からないコンディションになっている。時計自体もかなり速い。

 東京5Rは、信頼したマイネルマーティンが4着に落ちてガックシ。7Rは、これぞ鉄板中の鉄板、◎グレアリングアイが勝って、人気薄△ヒシシュシュ2着は良いのだが、相手として3着外さないとみていたトゥーフェイスが早仕掛けで失速し4着。
 
 ラジオ担当は10Rから。◎レッドライデン2着も、勝ったセリユーズが無印。メインの欅Sは、△▲△で◎ヘリオスが粘り切れず4着ではどうにもならない。想定よりかなりペースが上がり、最後はスタミナ勝負になって、マイル実績馬が上位を占めた。距離短縮を嫌って△に下げたタガノビューティーにとって、マイル的な展開になったのは大きかった。
最終レースは〇△無で本命ロードリッチは出遅れた上に行きっぷりも悪く、シンガリ付近へ落ちた。全く良いところなしの担当3鞍であった。

 中京ではノングレードの重賞・葵S。最大の穴馬として期待したロンギングバースが競走除外で肩透かし。前が競り合い総崩れになる差し競馬を想定していたら、テイエムトッキューのダッシュが良すぎて単騎逃げに。離れた2番手をレイハリアが後続を引き付けて逃げるような形になり、最も展開に恵まれた。注目ヨカヨカは差し込んだが惜しいハナ差2着。◎モントライゼはスタートしてしばらくの地点で左右から挟まれてしまい大きく後退、万事休す。その他にも不利を受けていた馬多し。

 競馬場からすぐ帰宅できると身体も心理的にも楽。ただ楽だと思っていると仕事のスピードが乗らず、結局寝たのは夜遅め。

 

 日曜についてはダービー以外のレースを少し。個人的に悶絶したのは薫風S。◎は9番人気のファシネートゼット。絶好の3番手から手応え十分、これはできたと思ったが・・・・ゴール前ジリとなり、2着馬とはハナ+半馬身の4着・・。心中したのでどうにもならない。

 最終の目黒記念については、100m違うとはいえ5F通過が青嵐賞より4秒6遅いというのはやり過ぎ(というのか?)・・・レース上がり32秒8というある意味凄まじいことになった。前にいないとどうしようもないのだが、逃げたのが無理筋の馬だったので、2番手にいたウインキートスが押し上がっての勝利。2着ヒートオンビートですら、よく差してきたと思う。
ダービーに騎乗していない丹内騎手が勝って同じく北村宏騎手が3着、ダービーではヨーホーレイクで大きな不利を受けて不完全燃焼の川田騎手が2着と上位を取り、ダービーで上位に入っていた騎手たちが凡走。さすがに壮絶なダービーの後で気が抜けたのだろうと勝手に考えた。(あるいはタメないと伸びない馬場と身に沁みているので、タメすぎて裏目に出たということかもしれないが、気が抜けた説の方が人間的でいい)もしそうでも別にそれは仕方ないことだと思う。それだけダービーは重く、しかも今年は後半5F57秒0の高速持続力激流の中で、ラスト2F目に高次元瞬発力10秒8が刻まれた熾烈なレースだった。
 目黒の馬券は馬連▲〇、混戦ゆえタテ目で。アドマイヤアルバは買えず3連複は逃すが、初ブリンカーだったか・・・・失敗。

 前にも書いたが、雷雨は自宅の50m手前くらいでいきなり。降り出しから即豪雨だった。この無粋な降り方は近年の特徴でもある。

 

 最後はお知らせなど。
 ラジオ日本の私の担当は、今週末から土曜午後前半になります。東京開催いっぱいは13時から14時半。

 競馬予想TV次回の私は19日となります。
 YouTubeチャンネル、安田記念篇はおそらく木曜夜に公開です。

 

|


« 2021年5月 | トップページ | 2021年7月 »