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2021年7月

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2021年7月29日 (木)

雑記

◆昨日水曜は、どうしても故郷の市役所で月末までに済ませないといけない手続きがあり、せっかく運賃と時間を使うのだからと、去年できなかった亡母の墓参も付け加えて、慌ただしく日帰り帰省。無人の実家回りの手入れも軽くやってきた。
 前日行われた五輪のサーフィン会場の近くで、宿泊地になっていることもあり、駅の回りには選手と思しきガタイの良い外国人数名が上半身裸のノーマスク(!)でウロウロ。まあ酷暑だったし、彼らの周囲の近いところには人がいなかったから、仕方ないところかもしれない。
 駅から使用したタクシーの運転手は、前日に2回ほど、選手のホテルと一宮町の会場を往復したそうだ。会社からは、常日頃から着けていない客に止められた時に提供するためのマスクを積んでいるそうで、もし未着用の外国人が乗ったら「マスクプリーズ」と言って差しだし、拒否されたらこちらも乗車を拒否するよう指導されていたとのこと。その運転手さんの知る範囲では、トラブルはなかったとのことだ。

 墓地周囲にはいまだに、はっぴいえんどの「夏なんです」の歌詞のような世界が広がっている(茶屋はないけど・笑)。私が子供の頃は、この町では中心地以外ならどこでもそんな感じだったが、今は田舎とはいえ限られた場所でないと真夏の静けさを味わえない。そして暑さの体感は、子供の頃の比ではなくなった。
 
 それにしても、「日本の夏は温暖でスポーツに適している」というウソに騙された来日選手たちがなんとも気の毒。猪瀬元都知事は「そんなのプレゼンテーションでは当たり前のこと」ととんでもないことを言ったが、倒れた選手も続出している中、常識の欠片もない言いぐさだ。BBCも激怒して記事にし始めた。日本は公人が平気で嘘をつくことが罷り通る国だと世界的に知れ渡りつつある。
 そもそも、五輪があるのなら、去年からしっかりPCR検査を拡充して感染状況を少しでも実情に即して把握し、保護することに努めていれば、もっとマシな状態で開催できていたかもしれないわけで、二重三重の意味で選手がとばっちりを受けているのは気の毒だ。もちろん発症している人たちと医療関係者はさらに大変なわけで。
つくづくアイツとかコイツのような医クラどもと、一部マスコミの罪は重い。

 自国開催とコロナ禍のエンタメ不足で、五輪の盛り上がりは一層スゴイことになっている。当然だろう。無観客=在宅観戦もそれに輪をかけている。これで国民のストレスや不安が少しでも紛れるなら、その意味での効果は認めるべき。税金を使っているのだから、楽しみたいと思う人は楽しんでいい。そこを非難するのは間違っている。日本国民は、その後に五輪で全てをチャラにするほど愚かではない。

◆厳しい暑さで訃報も続く。元PCM社長の江口勝敏さん急死には少し驚いた。もう30年以上前、筋少やたま、ゴーバンズ、有頂天、人生などのバンドを抱え、ブームに乗って大当たりするも、訳の分からない事業に投資して散財から倒産。ミュージシャンからの毀誉褒貶激しい人だった。しかし共通しているのが「でも憎めない」のひとこと。自身が元ロックバンド(S―KENのベーシスト)に在籍していたから、根っこの所でロックに愛着があったのだろう。とにかく、江口さんがいなければ、90年代のロックは、いい意味でも悪い意味でも少し違った形になっていたであろうことは確かだ。
私は2回会ったかな。確かゴーバンズとケラさんのコメント取りをしに行った時に江口さんが事務所にいて、初対面で名刺交換した時に「よろしくね」と片手かつ二本指で渡されたことだけ鮮やかに覚えている。不快な感じは全くなく、「やっぱ元S-KENだな」と思った。ちなみにその数年後、中央競馬PRセンターで仕事をするようになって、某S氏に初めて会った時、「江口さんそっくり!(顔が)」と驚いたことも今思い出した。蛇足だが。
いろいろ調べてみると、数年前までゲーム音楽の仕事をしていたようで、現在はなんとセブ島在住だったとのこと。心筋梗塞、年齢は調べても出てこないが、おそらく63,4歳だと思う。安らかに。

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2021年7月28日 (水)

7月24,25日の競馬

 土曜競馬。新潟5Rの新馬戦では評判馬コリエンテスがデビューも、パドックの気配はイマイチ。それでもレースでは3着以下こそ何とか捌いたが、遥か前に超スローで楽逃げした馬が1頭。開幕週の新潟外回りはもう少し前にいないと。
私のラジオ担当、今夏新潟は通して7Rから9Rまで。堅い7,8Rは連続的中。8Rを勝ったゴールドレガシーは上でもやれそうだ。9Rは軸のエクスインパクトが凡走。土日の川田騎手はいつもの彼とは別人のようだった。新潟を掴み切れてないのか?
個人的には函館9Rのトゥーフェイスが、この日で最も信頼できる馬とみて勝負。2着は外さないと信じていたが3着に終わる。

 内心ダメージを抱えつつ声に出さぬよう気を付けて、新潟9Rの回顧まで終え、競馬予想TVのためにトランクを引きずり飛び出し。タクシーで新潟駅へ向かう。実況はラジオNIKKEIで耳からのみ。以下は帰宅後映像見直して書いていることだが、競馬ラボでも出した函館メイン、本命メイショウミモザは前走同様の出遅れ方をしてしまった。チェアリングソングはあの位置からでは届かない上に大外ブン回しで終わる。

 駅到着発車15分前と、ちょうどよい時間の新幹線に乗り込む。出演があるので車内ビールは我慢。我慢と言えばコロナ禍のため今年も食についてはひたすら我慢の新潟となる。
 新幹線が動き出す頃に新潟メインスタート、もっと過酷なハナ争いになると思ったら、これだけ逃げたい馬がいながらスンナリ隊列が決まり、むしろ緩めに。1,3着は粘り込み。差し込んで来た2着アスタースウィングには印を回したが勝ったクーファピーカブーが残れるとは思わなかった。
 最終の直線競馬は、軽斤量のスイーツマジックが、不利と言われる内目3番枠から勝ち切った。直線競馬の外有利は下級条件こそと思っていたが、様相が少し異なる。これが日曜のあのシーンへと・・・。
 6時半すぎにフジテレビへ入り、準備をして本番、23時過ぎ帰宅で荷物整理、原稿書き、深夜就寝。
 
 日曜は自宅競馬。結論から言って何も良いことが無い1日で大惨敗。競馬予想TVの3鞍も的中なし。特大波乱となった函館メインはさすがに勘弁してほしい。アイビスは馬連なら当たっているのだけど、1,2番人気の馬連を買うなら2点以内の馬連に納めないとどうにもならないので本命2着ライオンボスから薄めのワイドが中心だったのでハズレ。トキメキが3着なら的中だったが、4着とはいえ前とは差があった。3着バカラクイーンは私にはとても手が出ない。それにしても勇気ある内ラチぴったり作戦での好走は鮮やかで清々しかった。武井調教師の指示だったそうだが、菅原明騎手も見事だった。
競馬予想TVで狙い目とした新潟最終は、アルママ信じて穴ワイド3点流し、せっかく2ケタ人気のジャミールフエルテは来てくれたのに、軸のアルママが、決まった!というところから下がっていく・・・。2走ボケの不安は昨日のうちから一瞬頭をよぎったけれど・・・。ああ、本当に冴えない日曜だった(泣)。ただただ情けない。

 

 

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2021年7月27日 (火)

7月23日金曜と24日朝まで

火曜朝の東京は北風で涼しい。夜中には大きな雷が轟いていたが、朝は曇天、陽が差し込む瞬間すらある。台風が北からの空気を引っ張り込んでいるのだろう。進路が北へ逸れて、福島以北の方は厳重に警戒されるよう。

 先週の金曜は、お昼前にYouTubeチャンネルの撮影をして、その足で新潟へ向かう。暑いが、ただ移動する分にはマスクをしても苦しいというほどではない。
 
 常宿にチェックイン。なんと満室で、飛び込みで来たお客にフロントが平身低頭で断っている。漏れてきた話を聞いた限りでは、翌日にEXILEファミリーのLIVEが新潟市内であるからのようだ。このご時世で五輪シーズン、予約なしでも楽勝かと思っていた客には不運。

自分はもう10年以上、夏の新潟出張を続けていることになる。取るに足らないことだが、ホテルでは予想原稿を書きながら、BSで阪神戦中継、やってない時はどこかしらのナイター中継をチラチラ見るという作業、そしてその後は、以前の仕事柄、その地方のラジオを聴くというのが習慣。今年は五輪で野球が中断しているので、仕方なくバックグラウンドになる番組を探していたら、BSNHKで脱炭素社会をテーマにした、欧州制作(国は忘れた)の番組をやっていて、途中からつい見入ってしまった(苦笑)。

 発電に起因する部分の対策は当然として(原子力発電はあくまで発電中に二酸化炭素を出さないだけで、燃料採掘や使用済み処理の際には莫大な量を出す)、それら以上に大きな問題となっているのが生活ごみ処理と、そして畜産から出る二酸化炭素だった。徹底して数字で現状を提示するのが欧州的で分かりやすい。果たして本当に今のままのペースで悪化が進んでいくのかは個人的には分からないが、これだけ各国の学者たちが詳細に調べて予測し警告を発しているのなら、当然良い方には向かってないのだろう。原発自体がもうかなり古い概念のもとに考案されており、安全性以前に今はもう遺物と見做されているという潮流なのが新鮮だった。
 なお対策は海外諸国の方がどんどん先進的に進めているという印象。あの中国ですら、研究だけはしっかりやっているのだ。
もっとも「学者」や「権威」と称する人たちの中にも、思ったより多く恣意的に真実を捻じ曲げる胡散臭い手合いがいることは、コロナ禍で明らかになってしまい、一般人が何を頼るべきかが見えなくなっている。ただ近未来にはこれまでと大きく生活様式を変える必要があるのは間違いなく、そこに対応できないと生き残れない。生命誕生から延々続いてきた自然淘汰が、今違う形で人間に降りかかっているのだと解釈した。

 BSが終わるとラジオへ移行、ポートFMとFM新潟を以前は行ったり来たりしていたが、去年ポートが廃局となり、エフエム新潟一局だけに。ネギッコの番組はご当地感があるので来ればよく聞いている。いつしか30超えのメンバーも出ているという話で、自分が10年以上新潟に来ているのだから、そりゃアイドルも年を重ねるよなあと妙な感慨に。

 土曜は新潟競馬場。小規模とはいえ有観客開催ということで、食べるところがどこかしら開いているだろうとたかを括っていたら大失敗。指定席エリアのみの店舗営業で、それ以外は小規模売店を除きほぼ全閉鎖。仕方なく場内でコンビニお握りとサンドイッチを買って昼をしのいだ。来週からは駅で弁当を買って持ち込まないと。

 空気が動かない夏の福島と違い、ここは絶えず風が薄く吹いているので、夏の外気であっても暑さの体感はそれほど厳しくない。直線は追い風、実況席の温度計は31度。おなじみの、向こう正面の先にそびえるラブホテルのUS、屋上のホテルロゴ(実況アナは双眼鏡のピントをこれで合わせるとかw)が改装されていた。

 スタンドから向こう正面までの距離が短いので、芝内回りとダートについては本当にレースが見やすい。そして芝の張り替え(だけではないと思うが)のために、春の酷使から回復し去年夏並みの時計が出ている。レコード連発が騒がれているが、稍重だった去年の開幕より少し速い程度、それも2歳戦と、内回りの1400mや2400でのレコードで、それほど施行数も多いわけではない条件。先日の小倉のような、驚くほどの高速馬場ではないということは敢えて言っておきたい。もしひと雨あれば、意外と早く時計が掛かる状態になりそうな予感。

 構成考えずに書きたいこと書いていたら思ったより長くなってしまったので、レース以降は次回に。

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2021年7月22日 (木)

雑記

◆バス停。70歳くらいの女性の片方。「暑いし、もうワクチン2回目打ってるからマスク外してきたわ」とのこと。まあ暑いのは仕方ないと思うが、感染とワクチンについては、間違って理解している人の実例を間近で初めて見た。
 
  確実なことだけ書くと、ワクチン1回接種だけではほぼ役に立たないこと、ワクチン2回接種からおよそ10日後あたりで、はじめて免疫抗体ができること。その免疫の持続期間は諸説あり。変異株に対する有効性は、従来型よりは残念ながら低いと推測されること。
 そしてインフルなどのワクチンと同じく、感染しにくくなる効果もあるが、あくまでも重症化を防ぐのが最大の目的であり、ワクチンを打っても感染してしまうことは当然ある。だからワクチンを打っても、特効薬ができるまではマスク生活がおそらく数年は続くという覚悟が必要なのだ。
  何より、コロナ禍当初から言われているように、無症状の感染者でも伝染させる能力を有しているのが最大のポイント。さらに変異株はむしろ若年層への感染力を強めている。

◆小山田氏問題は少し複雑な構造で、感情論だけでは片づけるのは難しい。最も間抜けなのは選んだ方であることは間違いないのだが、コメンテイター面して改めて首を突っ込むのは自分でもげんなりする。しかし本人に何度か取材したことがあるという立場でもあるし(あまり以下に関係ないが)、また自分の仕事としては書くことで整理できる面もあるので、少しお付き合い願いたい。
 小山田氏にはフリッパーズギターとして確か3回、そして解散後のソロデビュー直前の94年の初頭、計4回会っていることになるか。だから例の事件が世に出る前なのだが、もし94年初めの時点でそれが出ていたら、果たして取材対象としたかどうか、それはハッキリ言って今の自分では分からない。当時の私はまだ人の下で仕事をしており、上が決めたのなら動くしかないという立場でもあったし、もし上が取り上げると判断したら、それに従ったのだろう。

 思い起こすに彼が特にエキセントリックなというか、奇抜・危険さの漂う人間だったという印象はない。というか、意外とロック・ポップス系のミュージシャンにそうした強烈な印象を感じた人はおらず、むしろ女性アイドルやフォーク系の方にいたような(苦笑)。

 それはともかくとして、今回の騒動の前提をまず押さえたい。それは凄惨ないじめ(もし全てが真実ならばいじめという表現の域を超えているが)と、その記事を出したメディアの倫理観とは別に見る必要があるということ。

 いじめについてはもう論ずる必要はない悪事であり、擁護の余地はない。今回は、小山田氏を擁護することで、彼の音楽を好んでいた自分を擁護する側面もあるので、少しこじれている発言が多いのだが・・・・。また叩きすぎの風潮を逆張り批判している著名人の発言には、全く興味がない。
  少し極端な言い方をすれば、こういう問題は、過去に自分が、あるいは自分の家族がいじめを受けたことがあるという人以外、つまりいじめと無縁で生きてきた人にとっては「他人事」であり、その痛みは想像で感じるしかないのだ。
 とはいえ他人事というだけで済ますのもまた間違いであり、もし自分に未成年の子供がいるなら、いじめがいかに卑劣な行為で人に一生消えない傷をつけるのかを教え、いじめを目にした時の行動を考えさせ、そして自分がいじめられた時の戦い方を授けることが大事なのではなかろうか。また自身が青少年なら、自分に引き寄せて考えることは容易だろう。いじめ云々の世代を卒業した社会人ならハラスメントについて考えるべき(もっともハラスメントは自分がしているという自覚が無い人が大半だが)。

 次はメディアの倫理観について。音楽誌RОJの方は、ロッキングオンジャパンに単に「ミュージシャンの本当の本音、よそでは絶対喋らないことを、懐に入り込んで引き出せる俺たちスゲエだろ」という他誌に対する歪んだ優越感があり、それを倫理の上に置いたことからおきた失態。それ以上でも以下でもないように私は思う(よそでは喋らないことを引き出す行為自体には正当性があるが)。

 もう片方のクイックジャパン。メインカルチャーに対するサブカルチャーからさらに零れたというか、そこにも値しない露悪的なものを取り上げる雑誌や、メインストリームができないことをやっている俺たちというところにアイデンティティを見出していた一派が確かに存在していた。クイックジャパンという雑誌は必ずしもそれが全てではなかったが、一部にそうした記事も存在していて、タブーを超えたネタを扱うことにある種のプライドというか自負があって、そこがマヒしていたということだろう。ラーメンズの小林氏のネタについてもこの流れで説明ができる。そもそもラーメンズはQJのお気に入りだったし。
 で、この2誌が犯した逸脱には、時代性の影響が皆無とは言わないが、あまり関係はない。あくまで担当者の当時の個々の考え方であり、それは時代というより編集者的パーソナリティの問題。なんでも時代の空気で片づける風潮には抗いたい。

 この手の騒動が起きると、必ず出てくるのが問題を起こした人の家族含め、一緒に仕事をしていた(いる)人たちなど周辺へも火の手を拡大していく輩。さらに「当時小山田氏をチヤホヤした人たちが黙っているのは恥ずかしくないのか」的なことを書いている評論家やライターもいる。彼らへ思うのは、行き過ぎた正義感を振りかざす愚かさを自覚してほしいのひとこと。
そしてまたぞろ噴出している「罪と作品」の関係については、それぞれいろいろな考え方があるだろう。これについてはあくまで個々の問題であり、正しいとか間違いはない。一般論で逃げるのは卑怯な気がするので私個人の意見を書けば、先述の言葉を使うなら「他人事」である自分にとって、かつて犯罪に手を染めたミュージシャンたちのケースと同じく、作品と人物は別という考えは変わらない。長々と駄文失礼。

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2021年7月21日 (水)

7月18日・日曜の競馬

 函館2歳Sのことを書くのを忘れていたが、特筆することはあまりない。今年は頭数が少なく、出走レベルも下がっているように思えた。未勝利馬が3着に来たのもその証拠だろう。開催順が入れ替わったことも多少関係しているのかも。あとは高速馬場だった札幌の走りが結びつかなかった印象。2着の◎カイカノキセキは札幌1000mをレコード勝ちしてきたのだけど、予想原稿で書いたような根拠により、むしろこの馬は狙いと考えて正解だった。
 
 日曜。配信した福島3Rは◎カンリンポチェが2着に頑張ってくれて△◎△、しかしまともな的中はここで終わってしまう。
 函館5Rの新馬戦には、PОG指名馬のレディベルが出ていたが、ここは相手が悪かった。時計はともかくとして、噂のリューベックが余裕綽々の逃げ切り勝ち。レディベルは6番手あたりを付いて回ってきただけだが、このスローにしてついていくのに苦労していた感。確かに前が少し詰まり気味になるシーンもあったが、結果を左右するほどではなかった。これが新馬戦だから仕上がり切っていなかったのか、あるいはもともとスピードが足らずダートなら一変するタイプなのかは分からない。いずれにせよ次走の内容で今後が決まりそう。個人的にはダートがかなりハマる気がするのだが。

 楽しみにしていた函館記念は、まさかのレッドジェニアルの逃げ。これにより、単騎だとペース作りに苦労するはずだったトーセンスーリヤが、逆に楽に得意の厳しい流れにもっていくことができた。しかもこれだと、他の先行馬が楽に掃除できることも相まって3馬身差の圧勝。
アイスバブルは展開利と内を捌けたこと、スタミナの要る流れになったこともあっての2着、これは拾えず。
前に行った、勝ち馬以外の馬の中で唯一粘っていたバイオスパークがハナ差3着。最後差されたが、内容はかなり良かった。
◎ワールドウインズはこの展開に付いていけなくなり早々に苦しく、7着まで。注目の初芝カフェファラオは、前半は押っ付けでスピードに苦労し、後半はバテて下がってきた馬を捌いて一旦は5番手あたりに上がったものの、今度は距離が苦しかったのか、また下がって9着。〇無△ではどうにもならない。カフェファラオ無印くらいしか正解がなかった。

 今年は小倉1800mで行われた中京記念。かつては、北九州記念が小倉芝1800mで行われ、小倉記念に中3週?で繋がっていた時代があったのだ。それが今年だけ復活した感じ。
昔話はともかく、◎ボッケリーニがまさか連対を、いや掲示板まで外すと思わなかった。無理に敗因を探せばやはり57キロか。それにしても・・。

 そして小倉最終。鉄板と見たタイキフォースからキョウワウィール、パイプライナーへの2点ワイドで取り返す勝負に出たが、ここもタイキがまさかの4着で馬券は玉砕。夏場の休み明けは却ってキツイか。
福島も11Rの2着ヴェスターヴァルトや3着アンコールブリュ、12Rの1着トライハードなど手が出なかった馬に来られてお手上げ、惨敗の週末。またしてもせっかく積み上げた河原の石を鬼に蹴り崩されたようなというか、シジフォスの岩というか・・・。前週のプラスが消し飛んで今週末は一から積み直し。

 その今週末の予定。
ラジオ日本、土曜競馬実況中継は、新潟へ開催替わり。7週通じて午後前半、つまり13時すぎから14時半を担当します。
競馬予想TV、今週末は出ます。ラジオが終わったら放送席から急ぎ帰京することになります。
YouTubeチャンネルは金曜夜にアイビスサマーダッシュ分を公開します。

 

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2021年7月20日 (火)

7月17日・土曜の競馬

 先週は各曜日のルーティンワークに加え、月曜セレクトセール、火曜ワクチン1回目接種、金曜はお盆進行で早めの連載原稿締めとYouTubeチャンネル収録という具合にバタバタ進んだ。梅雨が明けた途端に猛暑の日々。変わり目が突然すぎる。年々こんな傾向が強まっている。

 土曜は早くも今年最後となる夏の福島開催へ。大宮で「指定席は満席」とのアナウンス、自由席も6割近く乗っているようだ。ただ私の車両は本当に人が乗っているのかというくらい静か。友人同士、家族連れもいたが、みな感染拡大を抑えるために言葉を発しない。耐えているなあ。

 最終週にして夏の福島を象徴するあのむせ返る暑さ。風がそよとも吹かず、駅前の大きな温度計は11時前にして36度。そこから乗ったタクシーの運転手は、開幕週の時の人と同じように競馬が無観客になったことを残念がっていたが、コロナのせいと信じ込んでいて、私が春の地震で受けた施設ダメージがまだ直っていないからだと説明すると驚いていた。その話をきっかけに目前の五輪を嘆き「都合のいい時だけ政治家は復興復興って、掛声だけで何も地元にはしてくれない」との偽らざる声。もちろんタクシーの窓は全開にはなっていたけど、少し運転手さんしゃべり過ぎ(笑)。

 控室のエアコン設定は15度になっていても利きが悪く、蒸し風呂とまではいかないまでも、あまり役には立っていない。ゴンドラ6Fにある吹き曝しの実況席の温度計は34度4分!屋根で陽射しが遮られていてもこの気温。そこに2時間座って放送へ臨む。私は暑さにはまずまず強い方だからまだいいが、某アナは汗びっしょりで顔色も赤くなっており、バテバテ状態で何とか担当を終えて、熱中症を心配したほど。
 
 函館3Rはリオンディーズ産駒のワンツースリー。3頭とも後方から直線での追い込み、リオンディーズの子はガス抜きすると一変する馬も目立ち、メンタルのノリが左右するタイプが多いのかも。
 小倉5Rの新馬戦はシゲルイワイザケが勝利。シゲル軍団の馬質が上がっていることは話題になっているが、この馬はセレクトセールで4290万の落札額。シゲル軍団の大エリートだ。しかしそれら一部高馬以外には、この世代は動物、魚名を割り振っている。「シゲルアライグマ」「シゲルキリン」「シゲルカンガルー」「シゲルマグロ」etc.ライオンがついた馬名は普通に思えるのに、アライグマとかキリンとなると途端に珍名的に見えてしまうのも不思議なところ。
このイワイザケの母馬は、府中市民ならなじみある人も多かったはずのボンジュールココロ。前にも書いたが、以前府中にあった評判のパン屋さん「ボンジュール」のオーナーが所有していた牝馬で、確か準オープンまでは行ったはず。

 ラジオ担当は福島10Rから。ここは勝ったクリッパークラスが買えない。11Rは△◎でなんとか。出遅れた2着◎メイショウハリオ、直線よく届いてくれた。勝ったケンシンコウは夏馬と考えていいのかも。最終レースは◎グラウシュトラールが消えて、〇△ではどうにもならない。
 帰途、ちょうど発車寸前に間に合った新幹線、福島駅で買った缶ビールのうまさが沁みる。厳しい暑さに耐えたご褒美のようなものだ。

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2021年7月15日 (木)

7月11日・日曜の競馬

 日曜の競馬は、いきなり大記録で始まった。福島1Rの障害戦、9歳馬のブルーガーディアンが10馬身差で圧勝したのだが、これがなんと6年7ヶ月ぶりの勝利。これまでペルーサが持っていた最長間隔記録を1年4ヶ月も上回った。私は、実はYGGホースクラブの募集カタログの血統解説を書いていて、もちろんこの馬も募集時に原稿を書いている。縁が全くないわけではないので感じるものはある。障害戦での初勝利だから、9歳にしてスタートを切ったばかりともいえる。まだまだやれる。

 この時期の3歳未勝利戦には、こんな馬がなぜ今まで勝ってなかったの?という破格の内容で初勝利を挙げていく馬が毎週現れる。先週は函館の土曜ギャリエノワール、そして日曜のマンオブカレッジ。後者の勝ち方は、もしかしたら将来ダートの看板馬にもなり得るのでは?と思えるくらい。
福島日曜のネオトリニティー、タマモアンドロメダの1,2着も強かった。

 福島5Rの新馬戦、2着のウロボンは、馬主の井山登氏の愛称から命名とのこと。しかし「井山登」というお名前からどうやってウロボンになったのか。その由来の方が気になってしょうがなかった。

 柴田大知騎手が土曜、日曜と新馬勝ち。馬質の回りがこの世代から変わるのか、あるいはオーナーサイドからの夏のお中元か。いずれにせよ、これを機に上向いてほしいものだ。

 プロキオンSは、逃げたい馬が揃ってハイペース必至と決めつけていたが、その中にはメイショウ馬が3頭もいて、彼らがスムーズに隊列を作ったことで、必要以上に激化せず。これが狙いだったか。高速馬場を考えるとスローに近く、逃げた12番人気メイショウウズマサが3着、4番手追走の9番人気メイショウカズサが1着。終始2番手にいた14番人気トップウイナーが粘って2着となり大波乱。個人的にはハナ差4着のダノンスプレンダーが本命だったので、これが3着なら・・・というところ。自分の媒体では、今回は凡走に終わったがスマートダンディーと、道悪ダートのバゴ(芝道悪よりも信頼度大かもよ)産駒ということでこのトップウィナーを穴として扱ったのだが、ダノンとのワイドを買っていただけに悔しい・・。

 福島は画面を見るに朝から雨が降ったり止んだり。メインの七夕賞は◎ロザムールがスロー逃げに持ち込んで、行った行ったの展開に。もう少しで逃げ切り勝ちだったが、終始2番手にいたトーラスジェミニにクビ差屈した。1着馬と3着馬がキングスベスト産駒、2着馬がローズキングダム×カーリアンというあたりに、今の福島の芝の重さが窺える。ロザムールは、あの暴風雨の中山牝馬Sでの根性を見れば、これくらいむしろ走りやすいくらいだったろう。
 馬券は△◎△でなんとか。★マウントゴールドがあと一歩の粘りで3着だったのだが、仕方ない。東西ともに大きなハナ差だった。
 このハナ差が都合のいい方に転んでいたら、かなりのものだったのだけど、贅沢をいうと来週に仕返しが来る。身の丈に合った喜びで十分だ。

 今週末のメディア関係。
 ラジオ日本は福島から土曜14時半から最終終了まで。
 YouTubeチャンネルは金曜夜に更新される予定です。函館記念の展望を、競馬予想TVを代表する予想家の小林弘明氏とZOOMで行います。

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2021年7月14日 (水)

7月10日・土曜の競馬

土曜は福島出張。傘なしで移動できた。暑さはさほどではないが、ただ福島駅に降りると、あの独特の蒸し蒸し感が少し漂った。
 
福島6Rの新馬戦、ここには、ちょっと関わりのある馬フミバレンタインが出走。牝馬ながら発表馬体重よりマッチョに見せているのはいいのだが、パドックの周回は何となくボーッとしているし、本馬場に入ってからは物見しまくり。心配になったが、レースではポンとスタートを決めて、そのまま押し切った。アタマ差でも相手に3キロ与えていたし、この勝ちはデカイ。カレンブラックヒルにレイヴンズパス、イメージした通りの短距離馬となってくれそうだ。 
実はゲート練習の時に暴れて外傷を負ったりしていて、どうなるか気を揉んだが、鹿戸先生はじめスタッフのケアでこの時期にデビューできただけに、喜びもひとしおだ。どの馬にもゲートインまでにはいろいろな経緯があるわけだが、無事に出てくるだけでも大変なこと。ここでいったん休ませるようだ。

その直後の7R、配信もした鞍で、◎メイレンシュタイン、△マイネルダグラス、▲バラードインミラノと入ってくれて、とても助かる。

 トイレ前で、前日にツイッターで絡んだ平松さとしさんと出くわす。福島にいらしているとは思わなかったのでビックリ。コロナ禍前、おととしの共同通信の懇親会以来だから2年ちょいぶり。前日文字だけでやり取りした方と直接お会いするのは不思議な感覚。

 ラジオ担当は10Rから。1,2着は堅い決着で誰でも取れるが3着が抜け。ただ番組上は馬連対象なのでセーフ。11Rは11番人気エターナルヴィテス2着に手が出ず。レース後のコメントではどうやら最初から逃げる作戦だったようで、大逃げがハマった。追い込み切るには重い芝・・・しかし勝ったエフェクトオンは内ラチ沿いへ潜り込み、一気に切れて追い込んだ。これは稀有なパターンなのだろう。小回りとパワー馬場がドンピシャでハマったということ。母方の血統を見ればさもありなん。私の◎プリマヴィスタはついて回ってくるだけだった。

 12Rは◎アップリバーが少し向きになって飛ばし過ぎたか、最後の最後で止まって3着。△〇◎で番組的には不的中。人気薄アヴァノスを対抗で推しただけが仕事。

 滞在4,5時間でリターン。帰りの新幹線自由席乗車率は6割くらいだったが、話し声を全く聞かなかった。優秀な新幹線の換気システムと併せれば、感染拡大リスクがゼロではないにせよ、かなり小さい。売店で買った缶ビールをチビチビ密かに楽しみつつ東京駅へ。20時すぎに帰宅し、そこから原稿書きで1時ころ就寝。

 

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2021年7月 7日 (水)

7月3,4日の競馬

土曜競馬の続き。
 小倉3Rを大レコードで圧勝のエスコーラは遅れてきた大物か。中京で1月の新馬戦で4着に終わっていたが、これは不良馬場と仕上がり途上ということだったのだろう。休み明けの今回は1頭だけオープン馬がいるかのような走りで未勝利勝ち。サラキアの全弟、サリオスの半弟という良血、しかもこの血筋なら本来晩成型。おそらく2200mまでが良いと思うが、このまま順調にオープンまで上がっていってほしい。
4Rのダート1700mの未勝利戦を勝ったダノンバジリアの内容も良い。この時期、頓挫があった好素材の3歳馬が続々と未勝利戦を勝ち上がっていくのを見る楽しみ。

 福島6Rでは、現時点で3頭しか中央登録のないポアゾンブラック産駒がなんと新馬勝ち。それもイチネンエーグミというなんとも愛らしい馬名だ。
 ラジオ日本解説は10Rから。本命グレイテストの脚が上がってしまう。この馬場では厳しかったか。11Rは本命トキメキが、グレイテスト同様前に行って止まってしまった。最終レースの1着・ド人気薄のココラには手が出ない。

 個人的には函館と小倉のメインが買いたいレースだった。小倉は人気低めのソルトイブキでキタコレ!とざわついたが、ゴール少し前で頭を上げてしまい、苦しくなって5着。2着馬とは0秒1差だけに悔しい。
 そして函館は本命ショウナンアリアナは2着に頑張ってくれたが、勝ったメリーメーキングはさすがに買えなかった。

 終わり次第福島交通のバスで駅へ、そして優馬を買って新幹線。東京駅で馬サブローを買って夜8時過ぎに帰宅。東京の雨は止んでいたが、なんという湿度か!

 

 日曜、小倉7Rは先日もあった「極上の1勝クラス」。タガノディアーナvsストゥーティの実質2頭立て。タガノの切れは素晴らしかった。早くもう1つ勝って、ローズSで権利を取り秋華賞へ進んでほしい馬。

自分のこの日の馬券はひとことで言って「だだ洩れ」。それもツイッターで嘆いたように、競馬JAPANの爆弾穴馬で指名した小倉8Rのファンキーゴールド、CBC賞のファストフォースが共に勝ってくれたのに、1円にもならなかった。ラジオNIKKEI賞はシュヴァリエローズで自信があったのだが、好位から5着に終わる。芝丈の長いタフな馬場ではパワーが不足していたか。上位はみな500キロ級だった。

 穴馬が来ているのに取れてないのは一番まずい。小倉はともかくとして、福島や、函館の芝は水準よりかなり時計が掛かる馬場だった。方針もそうだが、買い方もかなり考え直さないと。

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2021年7月 6日 (火)

先週後半のことと3日・土曜途中まで

 それにしてもこの雨はなんなのだ。梅雨ではなくこれはもう雨季だ。日本は毎年どこかで、雨に起因する人命を奪うほどの大災害が起きるようになってしまった。ちょっと前までは、数年に1回、かなりの大型台風が来た時にどうかという程度だったのに。
数年前から耳にするようになった線状降水帯のせいで長時間大量の雨が降り続くことが珍しくなくなった。感染症だけでなく、防災も新しい段階にレベルアップする必要があるのだろう。忘れがちな地震はもちろんだ。

 東京ではやっと月曜の夕方近くなって、強めの陽射しが雲間から差し込み青空が覗いてくれた。こんなにまともに日が出たのは実に8日ぶり。これだけ日照不足に高湿度と低気圧が続くと、さすがに身体がおかしくなっていて、いろいろ自律神経関連が乱れていたので、この日光がなんと有難かったか。まさに日光「浴」、風呂につかるかのように、外へ出て日を全身に受けた。気分的なものだろうが、鬱々としていた気分、体の不調、共にかなり軽減された。偉大なるかな太陽。

 7月2日は東京女子医大病院の定期健診。甲状腺異常なし。血液からわかる範囲での感染症感染を示す数値も正常値ど真ん中。

 3日は朝、大雨の中を福島へ移動。朝9時すぎの東京駅は肌寒ささえ感じる。東北新幹線自由席は3割程度の乗車率。大宮で多少乗ってきたが、それでも5割程度か。ある程度の人流抑制は続いている。
 新白河から郡山のあたりでは、雲間から少し青空が見え、薄日が差し込む場もあったが、福島駅ではどんより。ただ現地で傘を使うことはなかった。週頭には土曜の福島に32度の予測が出ていたが、駅前のデジタル表示は11時で23度。結局最高気温も25度で留まってくれた。

 震災から10年が過ぎたが、コロナ禍で駅の通りは土曜とは思えないくらい人が出ていない。タクシーの運転手さんは、私が競馬場と行き先を告げると「無観客だと競馬の宣伝もないし、今日から始まるなんて忘れてましたよ。東京からのお客さんにけっこう乗ってもらって助かる商売なんだけどね・・・」と話してくれた。

 5R前に控室へ到着。春開催が無かった分、芝は見た目にもかなり長くて深い。時計もあまり出ていないし、1200mでも差しは利いていた。直線は少し強めの向かい風だったが、大きな影響は無さそう。

反対に小倉の芝は異常な時計の出方で、控室でも話題集中。冬場使い込んだ路盤は、そうそう戻らず硬くなっているのだろう。騎手からもそうしたコメントが複数出ているようだ。別に是非云々ではなく、そうした馬場に合う馬を狙うだけの話。

 競馬のことまで書くと中途半端に長くなるので以降は次回。土日分けるまでもないし。

 なお今週はYouTubeチャンネル配信ありません。ラジオ日本は14時半すぎから最終まで担当。そして競馬予想TVのサマーシリーズは24日に1回目の出番となります。

 

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2021年7月 1日 (木)

6月26日の競馬後半&27日・日曜の競馬

前回の続きで土曜競馬の後半から。
 
 ラジオで担当した東京7,8,9Rは全滅。本命馬がそれぞれ4,4,7着ではお話にならない。
 テレビがないので最終レース終了まで前室で過ごす。秋まで東京競馬ともお別れだし。仕事で週一現場に通えるのは本当に恵まれたことである。
 
 阪神8Rは、個人的に以前から期待しているテンハッピーローズが出走。1勝クラスに出るのは反則のような馬で、実際まさしくそんな競馬。前残りの展開を後方から悠々突き抜けてきた。夏の上がり馬になれるか。

 東京10Rは毎年粒が揃う日野特別。レディバグに疲れが出るかと危惧していたが、杞憂に終わった。決して大きくない牝馬にしてこのタフさ。なお期待した◎グランツアーテムは切れずに終わる。
 配信もした阪神メインの天保山Sは、◎▲△で決まってくれてこの日唯一の中穴ヒット。ただ勝負した札幌メインのTVh賞、穴本命としてかなり楽しみにしていたアスタールビーは完敗。ヒモばかりが上位を占めた。
 阪神12Rはダノンハーロック圧勝。またしてもシラユキヒメ一族だ。恐ろしき血。

 それにしても、この時期の芝の中距離戦がたいてい少頭数なのに対し、ダート上級クラスの除外ラッシュは何とかならないか。次回発売の「競馬の天才」の連載でも取り上げたが、対症療法でもいいから番組替えて対応しないと。

 

 日曜。府中は朝から雨が降ったり止んだり。午後は薄明るくはなったが、すっきりとしない。大一番のある阪神は8R前には強い雨が画面から見えていたが、すぐにやんで、宝塚記念は日差しの下で行われた。

 驚いたのは阪神5R。レッドベルアームはじめ評判馬が数頭エントリーしていた芝1800mの新馬戦のレース前。騎手を振り落としてカラ馬となったテーオークレール(修正テーオーコンドル)がローマンネイチャーに乗りかかり、驚いたローマンが松山騎手を落として2頭が放馬。大ごとになる前に取り押さえられたのは幸いで、外傷などもなかったようで2頭ともそのまま出走となった。しかしローマンのゲートでの暴れ方を見ると、新馬戦ならやはり2頭も出走取り消しにするのが妥当だったのではないかと個人的には思う。落ち着きを失って出遅れた上に、後方からまくり上げて4着に来たローマンにはさらに驚いたが。

勝ったレッドベルアームの印象はおかげで薄れてしまった。兄たちのうちレッドベルジュールも、この6月最終週1800mの新馬戦を勝ち、その後デイリー杯へと昇っているが、兄よりはかなり馬体は大きく、レースぶりも未完成で、その分成長力もありそうな感じはする。
 そして、思い出すのは去年の同じく6月最終週。この週には東京でアシャカトブの事故があり、他にも逸走事故や放馬が相次いだ。何か馬の磁場を狂わせるようなものがある時季なのだろうか。

 午後2時からは亀谷氏の競馬サロン会員限定配信のオンラインイベントにZOOMで出演。9,10Rあたりはお互いに調子が良かったが、メインと最終は沈没。特に自分は勝負レースとして一番気合が入っていた札幌最終のロフティーピークが、またしても不利もあって惨敗したのが痛かった。やはり不利を受ける馬は重ねて受けることが多いのか。そういう位置に居がちということ。

 宝塚記念は、自分はユニコーンライオンを切っているので惜しくもなんともない。亀ちゃんは私と同じくカレンブーケドール本命で、対抗がユニコ―ンだったので、1,2,4着とこれは惜しい所。レイパパレを切っていただけに、カレンがレイパパレに先着されたことにショックを受けていたようだ。

 それにしても、先週もそうだったが、今週は勝ち馬がちぎって勝つレースが一層多かったような気がする。

 さてこれで上半期の競馬が終了し、いよいよ夏のローカル通いがスタート。福島競馬は日帰りとなる。今週末の天気予報を見れば、福島はなんと、金曜が曇り時々雨で23度なのに、私が行く土曜は雨時々晴れでなんと32度予想。かなり蒸し暑くなりそうだ。そして日曜はまた23度に戻って曇り時々雨。なんという乱れた気候であろうか。馬にも影響が出るかもしれない。函館は雨の心配はなさそうだが、小倉は不順のようだ。

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