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2021年8月

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2021年8月30日 (月)

今度は本当に雑感です

 前回は阪神へのボヤキだけでさすがにあんまりだったので、それ以外の雑感を今日のうちに。

◆今日は8月30日。明日で胆石発作からちょうど1年。夕方から少し痛み出し、9時過ぎから0時あたりまでは本当にのたうち回った。手術したのが11月半ばで、それまでの決断や準備や予診で去年の私には秋が無かったようなものだった。
あまり役割がない臓器とはいえ、盲腸と違って退化しているわけではない胆嚢の摘出は、まだわずかに身体にダメージを残していて、例えば油物を少しでも多めに摂ると、直後から右脇腹の深部に鈍い痛みが出ることがある。ツイッターにも先日書いたが、今年でなくて本当に運がよかった。今年なら多分痛み止めだけで様子見、発作が出ないかビクビクして過ごす毎日になっていたことだろう。食生活にも長く広範囲の制限が掛かっているはず。

◆夜中に眠い所をえいやとトイレに起きて、帰りに足の小指をぶつけて激痛に目が覚めてしまい、そこから眠れなくなってしまうこと、年に1回くらいないですか?3日前の出来事。

◆さまざまな理由から長らく続く出版不況に、コロナ禍でさらに追い討ちが掛かっているとのこと。外出自粛と、不特定多数が手に取ることへの忌避から書店客が減り、小売店が廃業、休業へ追い込まれている。そして競馬関連の本にとってさらに痛いのはWINSの休業。付近の本屋に置いた競馬本の需要がガタ落ちしていること。Amazonや楽天など通販で売れないと、採算が見込めない事態なのだそうだ・・・。

◆先週末はツイッターで、新潟県民と思われる人から絡まれた。「東京から出て来るな」というもので、去年は北海道開催の馬運車や新潟への取材記者たちが「迫害」を受けたという報道があった。彼らの方は投石や幅寄せなど明らかに犯罪であり、それに比べれば軽微も軽微なものだが。

言われれば腹も立つし、少し反論した末に、ツイッターでは他のユーザーの迷惑もあるのでブロックしたが、この人が私個人のアンチの嫌がらせではなくて本当に新潟県民であるという前提の上で考えてみれば、恐怖や不安からメンタルがやられてしまっているからこその振る舞いなのだろうとも思う。まあこれも分断ってやつの1つですよね。
もう1人先週絡まれたのが、自称コラムニストで教材販売業という人。ノーマスク運動、ノーPCR検査運動を展開していたのだが、この人も同様なのだろう。ただ、これまたコラムニストという肩書を信じればだけど、そういう仕事をしているのにこの主張には少なからず驚いたが・・・。しかし医者や医学者の中にも、似たような手合いがいるのだから(彼らがそうなったのは利権絡みや学閥絡みなど、また別の理由と推察するけれど)、冷静な考察力を持っているはずの人たちですら壊れるのも、別におかしくはないことなのか。

次回の更新は本業に戻り先週末の競馬から。

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2021年8月30日 (月)

雑感のつもりが、阪神のことだけになってしまいました。

先週の競馬の前に書きたいことがいくつか出てきたので、先に。

◆阪神タイガースがとうとう首位から3位に転落。ゲーム差が小さいから、このあとも一時的に首位に戻ることもあるかもしれないが、まあ優勝はヤクルトや読売のチーム状況と比べると、ほぼ無理だろう。残り40試合少しのところで攻守ともに崩壊現象になったのは痛すぎる。それもこれも、好調な前半から悪い所は見えていたのに、手を打たずに来たことが原因だ。どこかの国のコロナ対策と酷似(笑)。

 阪神批判をするとフォロワーがガタッと減るので(笑笑)、あまり書きたくはないのだけど、暗黒時代も何もかも潜り抜けてみて、結局は強い阪神タイガースになってほしいので現実を指摘していくと、まあ確かに春から初夏には私も浮かれていたけれど、その反面で「外国人が他球団と違いスタートからフル装備できた」「新人クジ大当たり」とも言ってきたわけで、他球団の来日遅れの外国人選手が整い、新人に疲れが見えたら、結局こうなるのも道理。2ヶ月足らずで8ゲーム差が霧消してしまうとまでは思わなかったが。そして五輪による中断も全く活かせず。その間のエキジビションマッチでは、出場させるより、しっかり休ませた方がいいと思われる選手も数名いたし、またリスタート後の采配も上半期と変わらず、なにやら漫然と突入してしまった感は拭えない。

 今年もソコソコはやってくれると思っていたエース西投手の大不振に加え、シーズン前に10勝することを優勝条件に挙げていた藤浪投手がより劣化してしまっては、やはり厳しかったし、大山が去年の3分の1の働きなのも想定外だった。むしろそれなのにここまで首位だったとは、よくもったと言えるのかもしれない。
 
 采配面の問題は、その大山の4番にこだわり続けたこと。糸原の守備に目をつむって、長くセカンドで使い続けたこと。それでも春は打撃が良かったから近本のスロースタートを補ったが、打撃下降となるとエラーが(記録されていないミスも含めて)相対的に目立ってきた。
さらに調子の波の小さいマルテをうまく活かせず。外国人選手を取り過ぎて手に余る事態となったのは、戦前に危惧した通り。
チームにとってプラスの意味での誤算はガンケルと青柳の安定感くらいで、この2人が去年のままだったら確実にBクラスだった。
佐藤、中野、伊藤と奇跡的に新人が揃っていたことも良かったのだけど、しょせん新人頼みでは、彼らに疲れが出る夏以降に失速するのは道理。とにかく中堅の層が薄すぎる。ベテラン糸井の活用もできず、中途半端な代打要員にしてしまった。現状は、打、守、走、すべてを近本一人が担っている。

来年へ向けては今年不調だった選手が復活してくれることが一番だが、さらに事態次第ではベンチの刷新。ドラフト戦略も大事だし、先発陣、手薄なリリーフ陣の編成、佐藤の本格的なサードコンバート。となると大山の扱いをどうするか。メジャー行きも噂に昇っているスアレスの後釜のリリーフエース。翳りが見えてきた梅野の後継捕手。活用できていない二軍人材の抜擢などなど、課題は山積している。

今回の記事が杞憂に終わり、奇跡が起きて優勝した場合以外、今シーズンはもう阪神について書くことはない。

 その他の雑記は次回。

 

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2021年8月26日 (木)

8月22日・日曜の競馬

ツイッターの方で前につぶやいたので遅くなったが、木村調教師の暴行事件に関して、JRAが毅然とした処分を下したことを支持。ただ問題は、この後の木村調教師の姿勢に尽きるだろう。以前と変わらないのなら、意味が無くなる。処分をもって反省の糧とするかどうか。被害者である大塚騎手の今後も明るいものであってほしい。

 夏競馬も終盤。そろそろ次の中山中京開催がどうなるか気になる。ファンの心情や業者関係のことを抜きにして、以前の無観客時よりもコロナ禍が悪化している現状を鑑みれば、無観客が妥当な所ではないだろうか。あくまで個人的な意見。
 それにしてもJRAも地方競馬も、ここまで関係者の細心の注意により、突発的に個別事象として感染者を出しては来たものの、クラスターなどには至らず、開催が継続されていることには本当に頭が下がる。生活面の自制に加え、取材したわけではないが積極的に検査を行ってくれているおかげだろう。今後競馬が止まることの無いように、ただただ祈るしかない。

 先週日曜の競馬。札幌1Rでは、静内農業高校が生産したテイエムケントオーが2着と健闘。マクフィ産駒、マイル以下で勝ち上がりのチャンスはあると思う。
 馬券の方は、このところの買えない馬に割り込まれたり、アタマ取られたりするシーンがこの日も続く。特に日曜で一番の勝負鞍と意気込んでいた薩摩S、◎スズカデレヤの前にアスターマリンバが来てしまうとは・・・。そして新潟直線の閃光特別は、内枠に買いたい馬が3頭(マイネルチューダ、リュッカ、ステラダイヤ)と入ってしまい、これらを3連複3列目に置いて、1,2列目を外枠で組んでしまったら全部外枠決着となる。特に3着ディランズソングは★で1列目に置いていたのに・・。しかも保険で買った馬連は、1,2着馬が共にヒモ。この2つの鞍でかなり凹む。

 小倉メインの北九州記念は、▲ヨカヨカの豪脚、△ファストフォースの好位からのジリ差し、直線前半は伸びあぐねていた◎シゲルピンクルビーがゴール目前でようやく突っ込んできたものの、内で粘っていた△モズスーパーフレアを掴まえるには至らずハナ差の4着。これは痛すぎた。シゲル3着なら3連複で170倍、ヨカヨカとのワイドもソコソコついていただけに・・・。ただレース自体はとても見応えあり。
勝ったヨカヨカは熊本産馬初のJRA重賞制覇。51キロに恵まれたのは確かだけど、とにかく勝負根性が良い。葵Sは勝ち損ね、前走CBC賞は、前半の自身が踏んだ32秒6が速すぎたもの。時計がかかる今回の馬場の方が持ち味は出るのだろう。
ファストフォースはこの悪い馬場にも対応できたのは大きな収穫。3着モズスーパーフレアと並び強い競馬をしている。
〇ジャンダルムはスタートで躓いて出遅れ、その後は外を回るしかなく、前の馬もモズ以外は外へ持ち出したので、いくら外差しでも距離ロスの方が大きくなってしまった。

 新潟メインのNST賞は◎で人気薄目のノンライセンスが勝ち切る。▲ウルトラマリン、△イメルと入って、やっと一矢報いた。

 札幌記念は馬券的にはあまり妙味が無いと思っていたので、トーラスジェミニの単勝と◎トーラス・〇ラヴズオンリーユーのワイド。結果は、ラヴズの前には来ないと思っていた△ソダシの完勝に終わったが、ラヴズがマイナス8キロで出てくるとは思わなかった。海外帰りでこの後また海外の計画、仕上げも難しかったか。ただソダシとの斤量差を考えれば、まずまず形は付けたのではないだろうか。△3着ペルシアンナイトは皐月賞といい、去年のこのレースといい、小回りなら2000mはこなせる馬。ただ年齢を考えれば大したものだ。詳しい回顧はメルマガに書いているのでここでは割愛。

 というわけで今週も勝てず。大きな負けにはならなかったが、それでもずいぶん長いこと、晴れ晴れとした日曜夕方を迎えていない。
 
今週末、ラジオ日本はいつものように土曜13時から14時半。そして競馬予想TVは、今週は新潟から直帰してのリモート出演となる。

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2021年8月24日 (火)

8月18日~21日・土曜の競馬

 先週の出来事。18日にレガシーワールドの訃報。ジャパンCを勝ったあと、それが嘘のように突然衰えて、引退までの2年は出ると負けが続いたのにもかかわらず、全盛時の一瞬の鮮烈さがいつまでも心に残っている馬だ。3歳夏の福島で未勝利戦を勝った勢いのまま北海道でブレイク、初勝利からわずか3ケ月の間に6つも勝ったという、典型的な夏の上がり馬だった。実質活躍したのは1年ちょっとだけとは今改めて知ったこと。個人的には、勝ったジャパンCより、メジロパーマーのハナ差2着に敗れた有馬記念。ずいぶん前に書いたことけれど、ド人気薄メジロパーマーを狙って当時の仕事場の仲間たちに奨めていた手前、「来るな、差すな~」とTFM報道のテレビを見ながら声を挙げていた思い出。
 せん馬だから子孫は残せなかったが、32歳、大往生だろう。

 19日に「競馬の天才」の連載原稿を入れて、20日はYouTubeチャンネル撮影後に新潟出張へ。現地到着後、テイクアウトのヒレカツ丼を買いに行った帰り、通りかかった酒屋の前で蕎麦焼酎「ほんやら」を売っているのを発見。米でも同じ銘柄があるのだけど、私は蕎麦のほんやら派。東京では取り寄せないとなかなか入手できない。これのロックが私の、お酒のベストの飲み方。即刻購入し、コンビニで買った氷に注ぎロックを部屋でちびちび。これくらいの幸せに束の間浸ることは許してほしい。

 アルコールが入ったからか、この夜に宿泊先で見た夢は、同じ嗜好品でもなぜか煙草のガラムを日比谷野音で吸っているというもの。確かにディレクター時代は、夏の野音ライブといえばガラムを吸って気分を出しつつ、なんてこともしていたけれど、20年前に禁煙して以来1本も吸っていないし、しかもガラムはおろか煙草の映像を寝る前に見たわけでもない。不思議すぎるが、いろいろ行動制限のある今の状況下において、夏を気ままに楽しんでいた時代の眠っていた記憶が大脳皮質で覚醒したのかも。

 金曜夕方からポツポツ来ていた雨は、未明にはまとまった時間帯もあったようだが、競馬の時間帯には影響なし。通常の良馬場レベルになっていた。ただ暑さはだいぶ収まっていた。実況席も30度をやっと越えたくらい。

 競馬場の控室で悶絶したのは札幌5R。◎テンメジャーガールから、ワイド2点。カルチェリノイオリ(10番人気)とウォーターナビレラ(6番人気)へ流す。2番手に本命馬が付けて粘りを見せ、ウォーターが逃げ切り態勢、カルチェリノイオリも好位から伸びて、高めのワイド2点取り!と思ったのも束の間、本命テンメジャーガールが失速し5着、幻に。

 傷癒えぬままラジオ担当は新潟7Rから。無難に的中も、大波乱の8R、9Rはかすりもしない。この2鞍を理詰めで買うのは至難の業。ヒモなら上位のうちの1頭くらいが押さえられるか、といった感じ。
 担当後は11Rまで見て帰宅。日本海Sのグレンガリーの逃げ切りは想像できなかった。この日はどの場もよく荒れた。
 結局、控室と放送中以外で声を出したのは、チェックインの時とテイクアウトの注文時のみ。もちろんホテルの部屋にいる時以外は、放送中であってもマスク着用。
 アルコールスプレーは常時携帯、乗り物の席や机には必ず噴霧、移動して入室したら手持ちのバッグにも噴霧。到着直後のホテルの自室では、部屋の中はもちろん、着ていた服、特にズボンの下部やシャツの袖をしっかり消毒。出張時のマスクは1日3回、動きの節目で替えている。うがいは当然だが眼鏡洗浄と顔洗いも外から帰った時は必ず。この生活にもすっかり慣れてしまった。メンドクサイとも思わない。

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2021年8月17日 (火)

8月15日・日曜の競馬など

 エリック・クラプトンがワクチン陰謀論にハマってしまって、ブライアン・メイが批判しているという記事を読んだ。老いると、思考回路が変形してしまい、中にはこうして晩節を汚すような言動、行動に出てしまうケースもあるのは仕方ないところか。クラプトンにしてなお、ということだろう。日本の中高年ミュージシャンや文化人たちにも、幻滅させられた人が何人かいて、これも広義のコロナ禍と言えないこともない。

 陰謀論といえば、先週新潟の帰り、東京駅でノーマスクの4人家族を見た。40歳くらいの夫婦に、小学校高学年の男子、1年生くらいの女子。4人全員が呼吸器系や皮膚に問題があるとは思えないので、これは「コロナは風邪」派の陰謀論やガセネタに染まってしまったファミリーとお見受けした。周りの人たちが距離を取って歩いている光景がシュール。いかにもという見かけなのだが、偏見につながるので描写しない。

 当方は先週の出張から、高額マスクを携行することにした。人が密集していないところでは普通の不織布、移動時や換気の悪いテレビスタジオではKNマスク。鼻と頬の密着度が断然違う。それでいて意外と呼吸が楽。出費はかさむが仕方ない。デルタ型へ少しでも対策を。

 日曜の競馬。この夏は、なんでこの馬がここまで未勝利だったの?と言いたくなるような、強い勝ち方でリミット寸前の3歳未勝利戦を勝っていく馬が多い気がする。土曜新潟のロードレイラインに続き、日曜は札幌のウィリアムバローズにワセダハーツ。ただワセダはダート2400mだけに今後使いどころが難しいか。

 小倉芝は驚異的な馬場の回復力。時計のかかる良馬場程度にまで時計の出方は戻った。完全に読み違い。
そのためだけではなく、どの場も買ったレースはコンスタントに負けていき、傷を塞ごうと勝負した新潟最終は、少し関わりのあるフミロアからアヴァノスと本線勝負したら、ノーマークのアセンダントに割って入られ玉砕。アヴァノスとのワイドでも10倍付くとは思わず、馬連3点で行ってしまった・・・。

 関屋記念は前日の予想TVで調教不安を囁かれていたカラテが2着に踏ん張り、内へ進路を取ったロータスランドが1着。負けるとは思わなかったソングラインまさかの3着。ツイッターでも散々書いたが、51キロを思えば情けないのひとこと。仕上げが甘かったと調教師の弁。
 小倉記念は前に行った組が全滅。早めに仕掛けたスーパーフェザーを、外から追い込んだモズナガレボシとヒュミドールが差し込んで交わし、格上挑戦ながらモズが重賞勝利の金星。これは手が出ない。狙った馬たちは先行して直線止まってしまった。それでも◎ショウナンバルディは必死に差し返しを図っていたが5着まで。
 本当に何とかしないとマズイ夏競馬。単発的に穴馬が着てくれても、相手が抜ける。
 
 今週末はラジオ日本が土曜午後1時すぎから2時半まで。YouTubeチャンネルは札幌記念を金曜夜にアップ予定。その前には来月号の競馬の天才の締め切りもあり、またあっという間に過ぎていきそうだ。

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2021年8月16日 (月)

8月14日・土曜の競馬

 豪雨災害に遭われている地方の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。被害がこれ以上拡大しないよう祈るばかりです。

13日の金曜日(!)に新潟へ。移動前に府中でYouTubeチャンネルリモート撮影。幸い、私が出る時間帯には東京の雨はほとんど気にならない程度。
東京駅の人出は、前週と分散したことに加え、雨とコロナ禍の悪化により、お盆週にしては少なめ。それでも午後1時台の上越新幹線自由車は6割程度埋まっていたように見えた。

 東京も涼しかったが新潟は輪をかけて涼しく、肌寒いほど。これは健康のためにも暖かいものを食べないと、とばかりに早めの夕方5時半、ラーメン店の開店直後を狙って食事。まだ私一人で貸し切り状態。今夏の新潟では、競馬場内の1回を除き初の外食。それにしても8月にラーメンで暖を取ることになるとは、1週間前の酷暑から想像できない。
 
 土曜も引き続き涼しい。正午すぎの放送席は24度にわずかに届かず、なんと前週より13度も低い。この落差は、私の場合は暑さが続くより体にこたえる。

 ラジオ日本担当はいつものように7Rから9Rまで。堅い7R、8Rは的中し、トリプル行けそうと思った9Rは、スローで後続仕掛け遅れ、ノーマークのニシノオイカゼが逃げ切ってしまった。ここ3週は担当レース2勝1敗ペースをキープ。

 大雨の小倉、9Rは2歳オープン特別のフェニックス賞だった。私が物心ついた頃?からあったはずで(少なくとも中学生の時にはもうあった)、かつてはラフオンテースやリードワンダー、イクノディクタス、メイショウボーラーなどを送り出したものの、ここ10数年は存在の意義が危ぶまれる事態。今後ヨカヨカがどこまで頑張るか。
今年は特に寂しく、未勝利馬、未出走馬、地方馬がエントリーしてなんとかレースを成立させたありさま。コスモス賞などもそうだが、オープン特別ではなく、普通に2歳1勝クラスとして施行する方がいいのでは。地方馬の出走基準はそのままで。オープン特別のままでは、勝ち馬の賞金持ちがこの後に物を言ってくることになる。夏競馬の2歳戦に重賞以外、オープンは要らない。
 
 9R終了後飛び出しで帰路、競馬はラジオで。馬券は新潟最終のフローズンカクテルこそ頑張ってくれたけれど、それ以外がダメ。ハギノアトラス来ても勝ち馬抜けの阿蘇S、端にも棒にもかからなかった羊蹄山Sが痛かった。
競馬予想TV出演終えて夜11時半頃帰宅、グッタリ。強い雨音をバックに気力を奮い立たせて原稿を書き終え、2時頃絶える。

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2021年8月11日 (水)

8月8日・日曜の競馬

日曜の東京も暑いことは暑かったが、台風接近により天候不順。朝から動悸、耳鳴りで「すわ、重篤な副反応の前触れ?」と一瞬思ったが、これは以前からある急激な気圧低下に伴う体調不良。ひとつ前の台風接近の時にも、数年ぶりの「閃輝暗点」(ググってください)が突然出て、気圧かと思い当たるまでにかなり焦ったが・・・。本土近くで突然台風が発生することが増えてから、こうした急な健康不安も今後増えていくのかと戦々恐々。その前にコロナ禍があるわけだけど・・・。

 そのコロナ禍。日曜朝のグリーンC、小堺翔太キャスターの姿が無い。ツイッターでもご本人が書かれていたように、感染し療養中とのこと。窓のないスタジオの換気状況を考えると、本番中にマスクのできるスタッフに比べれば出役のリスクは高い(何も関係者やスタッフをdisっているわけではなく現実問題として)。私はラジオではマスクをして臨んでいるけれど・・。

 馬券の方は、配信した函館4Rが◎▲△で決まる。単勝15倍は付くと思っていたゼログラヴィティが朝から人気でビックリしたが、馬連30倍、3連複で130倍付いてくれた。前日はショウナンアニメの単勝とホッコーカリュウとのワイド少々しか当たらなかったので、今日はいきなり午前から弾みがついた・・・かに思えたのだが。

 新潟7Rは◎シャマルでは安いと3連単しか買わなかったら、勝ってくれたのに3着馬が抜け、9Rは◎▲★でも人気どころばかりで安い。10Rはダノンレガーロでの逆転は無いとみて、◎グレアリングアイとの目は馬単だけにしかせず撃沈、11RレパードSと12Rは◎が快勝してくれたのに見事な?ヒモ抜け。レパードSの◎メイショウムラクモは強かったが、枠にかなり恵まれたのは間違いない。次走が試金石。

 エルムSはトップウィナーがハナを主張し緩みのない流れになったが、これを追っていったスワーヴアラミスにオメガレインボー、つまりはマリーンSのワンツーがそのままワンツー。実績馬の多くが休み明けだったり斤量だったりアクシデントだったりで力を出せず、順調な馬が勝ち負けしたということだろう。
◎アメリカンシードは3角で大失速、後刻鼻出血と判明。マーチSでの落鉄事故といい、やらかし馬としてのキャラクターが定着してしまいそう。なおこの日は函館だけで1日4頭が鼻出血を発症。公式発表し始めてから3例目という珍しい事態だが、ちなみに過去2回は共に札幌なのだとか。これで全部北海道開催、単なる偶然か??

 午前中の貯金がどんどん目減りし、気が付けば普通に負けてた。天気も陽が差したり曇ったり突然降ったり、湿気ベットリで不快な1日だった。

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2021年8月 9日 (月)

8月7日・土曜の競馬

 とにかく暑い週末だった。
 
 3連休初日とあって、東京駅はけっこう混雑。次週のお盆休みと振り分けて、少しでも密を避けようということか。
私は先週までは新潟出張へトランクを曳いていたが、このご時世、「私は帰省を諦めたのにコイツは行くのか」などと白い眼で見られたくないという意外な?気の小ささから、手提げとスポーツバッグに振り分けての移動。肩は重いが歩行速度は速くなる。
 新幹線内、小さな子供連れの家族も、ほとんど会話をしていない。子供たちの我慢はいかばかりか。親がしっかり言い含めて乗車しているのだろう。涙ぐましい。
 新潟での宿泊地は、今週は古町。何も無ければ新潟祭りの頃であり、祭囃子の中をふらふらしながら海の幸を食するのだが・・・・。テイクアウトメニューには海鮮系がないので、夏野菜の天丼で。コンビニで缶ビールを買いホテルで夕食。

 土曜、新潟は朝9時の段階でなんと35度に達した。夏に毎週通い出して10数年、こんなことは記憶にない。
 営業している場内の「ことぶきや」で遅めの朝食兼早めの昼食の冷やし中華を食べながら函館1Rをモニター観戦。ここにはPОG指名馬レディベルが出走。早くも3走目、使い込んで今回が一番いい内容だったが、どうみてもスピードや切れのタイプではなく、次こそはダートを使ってほしい。たださすがに少し間隔を空けるだろう。
 PОGといえば、モーゼルが出走することなく引退決定。腰フラに見舞われてしまった。関係者の無念を思えば・・・。

 新潟4Rは11番人気ラピスデラビオスと15番人気ブルーローズシップで、馬連史上7位の高配当38万6270円が飛び出した。そんなレースがレコード決着とは。6Rには3連単400万馬券も飛び出した。猛暑と関係はあったかもしれない。

 地上5Fの実況席、日が直接当たらないというだけで幾分マシ。それでも37.5度まで上がった。生ぬるい風がたまに吹いてもあまり意味がない。気が付けば、この日の場内、先週あれだけ鳴り響いていたセミの声がパタッと止んでいた。ここまで暑いとセミも危険を感じるのだろうか。この中を、たまに控室に逃げ込みつつ約2時間担当。
 パドックを映像で見ても、これはバテが出てきているなという馬がたまにいた。調教で動いても、当日がこの暑さでは一変してもおかしくない。かわいそうだったのは、その大波乱の6R新馬戦のヒロシクン。放馬してしまったのだが馬体検査で異常なしとされて除外されず、はたしてゲートが開くとついていけなくなり、バタバタで12秒遅れのゴール。こんなの100%放馬の影響。異常なしとして出走させた側の見識と常識が疑われる。猛暑でもあり、非常事態において獣医は慎重であるべき。

 ラジオは7Rから9Rまで。7Rは〇◎で的中、8Rは〇△でハズレ、9Rは〇◎で的中。2週続けて2勝1敗ペースならマズマズ。

 個人の馬券は新潟10Rだけが快音で、あとはショボい結果に。どうも波に乗れないままだ。メインレースまで見て帰京。帰りの新幹線はガラガラだった。

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2021年8月 6日 (金)

7月31日、8月1日の競馬

 ただいま金曜朝9時すぎ。もう週末に入ってしまった。1週前のことを取り急ぎ。

 30日金曜、いつも新潟へ向けて自宅を出る時間帯に、多摩地区は大変な雷雨。レーダーを見ると、30分程度待てば雨はともかく、何とか雷は止みそう。ところが30分経たぬうちに、雷はもちろん雨も止んで薄日が。この機を逃すものかと急いで出動。
 
 新潟は晴れて暑いが、夕方を迎えると例により風が吹いて凌ぎやすい。テイクアウトで夕食を買うべく外出ついでに、列車に座り通しで鈍さを感じたため少し散歩してみると、去年まで営業していた店舗がいくつか閉店、あるいは一時休業していた。

 土曜、競馬場に向かうタクシー内。朝のタクシーではたいてい流れていて、夏の新潟の定番として耳にしていたBSNの番組「アールカフェ」が放送終了していた。いかにもローカルのラジオ番組らしさのある、詰めの甘さ含めて聞きやすい内容だったのに。調べてみたら3月一杯だった。最初に来た時から、土曜午前には耳にしていた番組だったので、昨夕の閉店続きと相まって少し空虚。

 競馬場の業務用エレベーター内で、カメラマンのあきちんこと武田明彦さんと久しぶりに出くわす。挨拶程度しかできなかったが、顔を間近で見たのは数年ぶりだ。コロナ禍による取材制限で、カメラマンもいろいろ大変なようだが、今開催は出張できたようで何より。普通に開催していたころは、上の放送席からゴール前を見ると、その異彩を放つファッションから「ああ、あそこにいるな」とたまに所在を確認していたものだったが(笑)。

 函館5Rの新馬戦では、PОG指名馬ソリッドグロウが実に強い勝ち方。単騎逃げかと思ったら、重なって競られていたので直線心配になったが、終いはさらに突き放した。1400m以下専用だと思うが楽しみ。
 
 新潟競馬場は限定入場の開催だが、観客動線が重ならないようにしっかりと分けられ、感染防止のためのエリア分けも巧みだ。東京の有観客時もこれくらいはやってほしい。
 
 ラジオ担当は7R(バーデンヴァイラー強し)と9Rを的中、8Rは〇△に終わった。メインレースまで観戦して帰京。そのメインレース、アナザーリリックは外回りでも、風を食らって伸びてきたかのような豪快さ。父リオンディーズの奔放な気性が良い意味で出ている。ここまで切れるとは思わず、戦績から内回りベターと見て△しか打てなかった。

 日曜は何も書くことがないほどひどい結果。日曜の新潟2R、ミルファーム祭りの直線競馬と、函館最終の3連複くらいしか、馬券面の成果はなかった。クイーンSは〇△無。直前の強い雨は多少影響があったとみる。テルツェットの位置取りは思ったより後ろだったが、あそこからあの場所を通って差し切れるのはルメールだからこそ。位置取りや通る分どころは、いつ決めたのか聞いてみたい。2着マジックキャッスルと逆のポジションを考えていた。3着サトノセシルが差しで結果を出したことにも驚いた。期待した◎ドナアトラエンテはスタート後から押っ付けて、ハナも取ろうかという気勢だったのも意外。これで終始気負った感じの走りになり、脚がたまらず、直線は後退一途に終わった。

 今週末、ラジオ日本は13時すぎから14時半担当。YouTubeチャンネルの次回は来週末更新です。競馬予想TVも来週の出演です。

 気楽なことをいろいろ書いていられるのも、無観客や大幅な入場制限などの施策のおかげで開催が続いているから。しかしデルタ株の強烈な感染力は、もしかしたらこれまで騎手をはじめとする厩舎関係者の防止態勢の網の目を潜り、多数の感染者を出してしまうかもしれない。そうなれば、事態が急変する可能性も否定できない。私(たちとは敢えて書かない)はただ幸運の上で仕事ができているということを今一度確認したい。そして、仕事で行かなければならない私を含めた報道関係者も、特に移動中の緩みに細心の注意を。

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2021年8月 5日 (木)

コロナワクチン接種の感想

別に自分が代表者面するつもりはないのだが、単なる感想ということでお読みいただければと思う。まだワクチン接種が行き渡ってない現状でもあり、これから打つという方の参考に少しでもなれば。なおワクチン接種はご自分の意志でお決めください。
そして症状には個人差があり、接種時の体調にも左右されます。あくまで私の場合です。(ファイザーの個別接種でした)

◆1回目はほとんど副反応なし。少しだるいかな程度。しかし3週間後に打った2回目は、接種後8時間すぎたあたりから突然寒気を感じ、微熱。その後まもなくだるさが加速度的に強まり出し、椅子に座るのもイヤになっていた。

何よりつらいのはその後に出てきた筋肉痛だった。全身ではなく、普段負荷が掛かっているところに強く出る。私は実は、筋肉量を増やすためにこの1ヶ月スクワットを日課にしていて、そのため太ももの周り、お尻の下半分の痛みがかなり強かった。普段は気持ちいい張りを感じていたのに、これだけ使い込んでいたのかと別な意味でスクワットの効果を知る。だるさとこの筋肉痛で、トイレに行くために起き上がるのもしんどかった。

 熱は、接種した日の夜中の38度3分が最高。7度台後半に差し掛かった時から、解熱剤を6時間おきに3回飲んだ。飲むと7度台前半に下がるが、切れるとまた上がるの繰り返し。
ただ接種2日後の朝には、最後の服用から10時間以上過ぎていたのにウソのように平熱に戻り、痛みは消失した。だるさもほぼ抜けて、一気に復活したあたりは、病気に由来しない発熱だったからということかもしれない。

やはり、当日はもちろんのこと、翌日は予定を入れるべきではないし、運転なども避けるべきだと思った。この辺は職場の理解と意思統一が進むことが望まれる。

◆以下、私の知人や身内の例。もちろん軽い微熱やだるさ程度で終わった人も多いが、それ以外の事例を。

 *39度台が3日続き、激しい頭痛が一晩続いた(回復まで5日を要した)(モデルナ)
 *寒気がひどく、ひと晩中ぶるぶるした。39度出たが、このひと晩で下がった。(ファイザー)
 *軽いめまいが数時間続いた。熱は大して出なかった(ファイザー) *38度台の熱の間は耳鳴りがしていた(モデルナ)

 大半が2回目の方が副反応は強く出る。中には1回目から出る人もいる。
 
◆なお、水分を接種前、接種後に普段より多めに摂っておくと、万一の血栓の予防や、発熱時の発汗の促進につながるとのこと。
解熱剤は、しんどければためらわずに使った方がいい。ただし、打つ前や熱が出る前から服用することは奨めないとのこと。解熱剤は、アセトアミノフェン系(カロナールなど)が望ましい(これは私の打った病院での医師の説明)。

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