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2021年10月

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2021年10月29日 (金)

10月24日・日曜の競馬

久々に妙な夢を見た。バスを降りようとする時に、運賃を入れる箱の下に小銭をぶちまけ、慌てて拾っているのだが、拾っても拾っても小銭が減らないというもの。そもそも実際に小銭で払っていたのは何年前かという話なのだが、なぜ突然そんな状況の夢を見たのか、皆目見当がつかない。

 夢であってほしいと思ったのは、PОGで1位指名していた母ラヴズオンリーミー(登録名ディーンズリスター)が、ゲート試験に合格した直後に繋靭帯を痛めて、休養に入ってしまったこと。一度不安が出てデビューが見えなくなった状態からの復活で喜んでいた矢先だったので、ショックが大きい。土曜には同じく指名馬のアグリが楽しみな勝ち方をしてくれたのだけど、喜びも半減だ。

 日曜の競馬。新潟4Rで熊沢騎手が障害通算勝利の新記録を達成。かつて通算1000勝まで、何年も勝手にひとりカウントダウンをしていたほど贔屓の騎手だ。平地でも一流の戦績を残しており、まさにレジェンド。個人的には、初の東京騎乗となったコスモドリームのオークスのために府中の調整ルームに入る時、新宿駅から乗った京王線で競馬場へ入る路線が分からず(同意して下さる方は少なくないと思うが、京王線になじみのない人は東府中に止まる電車を掴まえるのに戸惑いがち)、迷子になったというエピソードが好き。

 そして菊花賞。戦前はGⅠ馬不在などと言われたが、レース内容というか、印象としては強い菊花賞となった。タイトルホルダーの独り舞台であり、名勝負の範疇で語られるレースではなかったものの、こういう菊花賞もたまにはいい。
 予想TVなどでも語ったように、私は恥ずかしながらセントライト記念を見返してはじめて気づいたのだが、タイトルホルダーは外から来られると無駄にファイトしてしまうタイプで、それを避けられればあるいは・・・とは思ったのだが、ただドゥラメンテとその産駒の気性なども併せて考えると、無理にはハナに行かないだろう、だとすると厳しいだろうと決めつけて△止まり、しかも点数絞ったので馬券には組まなかった。
しかし横山武騎手は敢然と行き切って飛ばし、そのあとペースを落として、また上げるという手綱。そういう操縦に応えられるタイプの馬でもないと思ってしまっていた。脱帽するしかない。父の典弘騎手のセイウンスカイ云々、ドゥラメンテの取れなかった1冠を息子が取った云々は至る所で語られているので省略。

 ◎オーソクレースは力を出せた。何の問題もないレース、相手が悪かっただけ。枠の影響はほとんどなかったと思う。レッドジェネシスは前走悪い馬場で走った反動もあっただろうし、なぜかパドックからずっとイライラしていて消耗してしまったようだ。

 なかなか菊花賞で大きな配当が獲れないなあ・・・。予想としてはそれほど間違っていない年が続くのだけど。かつて、▲スリーロールス◎フォゲッタブルで歓喜した菊花賞からどれだけ経ったのか。あの時は共同通信の競馬担当観戦会と重なって、競馬場の来賓席で多くのライターさん共同通信の社員さん、女優のひし見ゆり子さん(私の子供時代に見ていたアンヌ隊員!)とご一緒させてもらって、みんなで大騒ぎしたなあ・・・・。懐かしい。あれがもしかして私のピーク?(苦笑)

 さて秋の東京開催前半戦も今週で終了。新刊大詰め、月末の事務作業、YouTubeチャンネル撮影、不在者投票などなどであっという間に週末を迎えた。ただいま金曜お昼前。天皇賞は雨の心配はなさそうで何より。

 週末のお知らせ。
 ラジオ日本は土曜の午後1時すぎから2時半まで担当します。
 競馬予想TVは今週も出ます。なお11月は女王杯週とJC週の出演予定です。
 YouTubeチャンネルは現在公開中。ノーザンF天栄の木實谷場長にインタビューし、後編で3強への私の見解(水曜時点)を述べています。

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2021年10月26日 (火)

10月23日・土曜の競馬他

 ボジョレヌーボー解禁のニュースを毎年この時期に必ず耳にするのだけど、いったい本当にこのニュースの需要はあるのだろうか?私はこれまで生きてきて、周りでボジョレヌーボーの話題をしている人を見たことが無い(笑)。しかし私がラジオディレクターをやっていた時代からすでに、これは必ずネタに入れることに「なっていた」。ネタを統括している人が是非ものと判断するからだが、なんかボジョレヌーボーって言いたいだけなのではないか、と。でもいまだにラジオもテレビもこれを延々毎年取り上げてるところを見ると、どうもパラレルワールドがあるのだろう。

 23日土曜。東京は久々に秋晴れ。東京競馬場からは真白き富士の嶺が。今年も寒くなってきて、午前中にエッジが立った富士山が拝める季節に。早く入場制限解除となるといいのだが。
 もう放送でも局のHPでもご本人がオープンにされていることだが、ラジオ日本の加藤Pがコロナを克服してから初めての競馬場復帰。肺炎は初期のうちに発見できて点滴で抑え込み、食欲喪失により13キロ減ったこと以外は、それほど苦しいことはなかったそうだが、やはり体力の回復にはかなり時間を要したようだ。幸運にも肺炎の初期症状を早いうちに見つけてもらえたから短期の入院で済んだとのこと。この話を聞くと、医療現場が崩壊していたとはいえ、亡くならなくてよい自宅療養者の命がたくさんあったのではないかと思う。

 実況解説は7Rから。8F屋外の放送席は、北寄りの風を受け、薄手のコートなしでは寒い。このレースは▲〇◎と入って、馬連ではハズレだが、まあ最低限の仕事を。
 8Rは2着レッドラルジュを抜けにしてしまった。◎ココリホウホウは直線内ピッタリから外へ出そうとしたら前が塞がった。そのまま追い出し待たされたが、前が空いてからも伸びはイマイチ。
 メンバーが揃い、馬券よりも中身に期待していた9RアイビーS。スローすぎて時計は地味、また上がりもこのペースならもう少し速くなってほしかったが、外目からフワフワしながら抜け出して▲グランシエロを封じた△ドウデュースは一枚上だった。次走が試金石か。キーファーズと武豊のコンビ。
ハーツクライ産駒のワンツーとなり、ディープ産駒の〇アスクビクターモアがスローでハーツ産駒に切れ負けた3着は意外。私の◎ルージュラテールは2番手でこのペースは絶好の押し切りの流れなのに、直線下がって凡走、ちょっと分からないが、牝馬の難しさか?

 10Rまで見てお台場へ。競馬予想TVの楽屋で、阪神で行う菊花賞が46年ぶりという原稿をみて「あれ?ビワハヤヒデの菊花賞は阪神でしょ?」と声が挙がった。私も亀ちゃんも市丸さんもみんなそう思い込んでいて、これは訂正しないとねなどと言っていたが、調べたら菊花賞は京都、天皇賞春が阪神だった。みんなが、ビワハヤヒデの天皇賞春のイメージが菊花賞に「誤転写」して頭に染みついていたというわけだ(苦笑)。菊花賞は5馬身差の鮮烈レコードだったのに・・・。かくも記憶とはあてにならない。

 もう1点楽屋で話題となったのが、東京競馬場の右回りの件。偶然、今日競馬ブックの坂井さんともこの件でツイッターでやり取りした。若い坂井さんはともかくとして、私も、同い年のヒロシさんも見た記憶がなかった。調べたら1984年まで1200m戦のみで施行とあって、この年は私は大学2年生、確かにもうバリバリ競馬を見ていた頃だが、まだ千葉に住んでいたし、グリーンチャンネルもなく、午前中の時間帯は現場に行かないと映像が見られないので、頭に残っていなかったということかもしれない。ただ競馬ダイジェストの類は放送されていたので、そこでゴール前のシーンくらいはたびたび見ていても良さそうなものだが・・・・。あるいはビワハヤヒデの件と一緒で、見ていても記憶が改竄されているか、消失しているか。だとしたらそれは老化? 悲しいことに。

 

 最後に出版社秀和システムよりお知らせです。
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3、11月20日(土)までにお申し込みください。それ以降の申し込みは無効となります。配信は翌日となります。また、馬券はあくまで自己責任でご購入お願いいたします。

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・予想はメルマガの配信システムを使用する場合があります。お使いのプロバイダー、または、セキュリティソフトなどでまれにメルマガが届かないことがあります。1回限りのイベントのため、不備がありましてもご容赦いただきますようお願い申し上げます。

・yahooやgooメールなど、一部のフリーアドレスでは迷惑メールに配信されることもあるようです。受信箱の容量が一杯になっている場合、ゴミ箱や迷惑メールフォルダが一杯になっている場合でも届かないことがあるようです。

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2021年10月20日 (水)

10月16,17日の競馬

 急に冷え込んできて、今日水曜は自室のエアコンを暖房に。先週を思えばなんという変化。
 19日はその自室の照明が突然切れて、朝から近所のホームセンターの開店時間を待って、敢えて運動を兼ねて歩き往復9000歩。この機会に蛍光管をやめて、LEDに替えた。今更だがスライド式調光もできるようになってとても便利。

 先週土曜は9時半すぎに家を出て、府中駅付近で弁当を買って東京競馬場へ。この日はまだ蒸し暑さが。
 ラジオは7R、8Rと安いところを当てて、9Rは1200mからの馬を軽視したら勝たれて全くの空振り。

 テレビが無いのでこの日は最終までゆっくりと控室に居座り観戦。京都9Rの紫菊賞は、登録が最初3頭しかなく、成立のために連闘の未勝利馬が要請を受けて?数頭出たことでやっと施行できた形。しかし勝ったリブーストの荒削りな強さは見る価値のあるものだった。次走が試金石だろう。

 このあとの東京10Rは、最内枠に入ったことで自信を持って消したスカイグルーヴが強いこと。爆弾穴馬としたカリボールが3着に頑張ってくれたのだが・・・。
さらに新潟11R、芝で良いスワーヴシャトルが、芝で行き詰ったわけでもないのにダートへ転じてきたので、これも自信で消したら、◎ガンケンは勝ったのに、スワーヴが2着に来てドボン。

 メインの府中牝馬Sは、マジックキャッスルが中間不安説そのままの大敗。能力だけではどうにもならなかった。失望。
 阪神12Rは◎ブッチーニがギリギリで届いて2着に来てくれて、△◎▲。3連複67倍はマズマズ、2,3着のワイド10倍は助かった。ただ爆弾穴馬配信したモリノカワセミが惜しかった・・・。
東京12Rは◎アストロブレイクからしか買っていなかったら、なんと競走除外。全部返還。

 日曜は東京ハイジャンプまではさしたることもなく淡々と。オジュウチョウサンには本当に頭が下がる。普通ならあそこから動いて前が止まらない展開だと、直線力尽きるものだが最後までシッカリ詰めていた。今更言うのもなんだが、跳びが低いタイプで、決してジャンプが巧い馬とは思わないので、平坦で連続障害が続く東京のようなコースでは落馬が怖かった。確かに飛越の危ないシーンもあったものの、体幹がしっかりしているのか着地が崩れない。次の大障害も無事で。

 テレビ静岡賞は競馬JAPANの勝負レース、◎サンライズラポールが届いてくれて、△フィールザファラオが2着、なんとか馬連の推奨目が引っ掛かったが、配当が小さくて迫力に欠ける。3着スカーレットスカイは抜けて3連単失敗。エピックアンが3着なら、というところ。

 そして秋華賞。ソダシについては後でいろいろ歯がどうのこうの出てきたが、まあ坂コースの2000mはやはりベストではなかった。そして阪神の直線向かいの強風も結果に影響を与えた感じ。後ろから追い込むのは至難の業で、上位3頭の中では最も後ろにいた◎ファインルージュにとってはキツかったが、ゴール前2着を取り切ってくれた。勝ったアカイトリノムスメは母アパパネに似たタイプとみる。限定戦での名牝という印象。結果的には順当。

 土曜は少し負け、日曜は秋華賞は取れたが惨敗。

 今週は立て込んでいてブログの更新はこの1回だけとなるので、最後に週末の予定。
 ラジオ日本は13時から14時半。
 YouTubeチャンネルは金曜の夜に更新される予定です。
 競馬予想TVの出演があります。
 月刊「競馬の天才」は現在発売中です。

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2021年10月14日 (木)

10月10日・日曜の競馬

 9月に肌寒い一時期はあったけれど、10月になったのに夏の名残のような天気が続く。せっかくの10月が台無しの気分だ。最も心が伸びるような気のする時季なのに。ただこれを書いている14日は、ようやく秋晴れという言葉に似つかわしい陽気になっている。
 
「10月になったのに」と書いたが、思い出したのはRCサクセションの「九月になったのに」。9月になったのに相変わらず暑いと嘆いている歌詞なのだが(もちろんそれは表面であって、裏の意味は別の所にある)、今から40年くらい前はちゃんと9月は涼しくなるものだったのだろう。今では1ヶ月ズレているのかもしれない。
 
話は脱線するが、この「九月になったのに」はセカンドアルバムの「楽しい夕に」に収録されている。自分は当時のRCをリアルタイムでは知らず、ロックバンド形式になってから知って、後追いで聞いたので偉そうなことは言えないのだけど、もちろん今大多数の人のイメージにあるRCのスタイルも好きだが、音だけでいえば、このファーストやセカンドのいわゆる「ハードフォーク時代」の方が怖くて、なんだかとてもクセになる。良いとか悪いとか好きとか嫌いとかではなくて、怖くて得体のしれないものを感じるのだ。アコースティックなのに。
不協和音的なコーラス、民族音楽のように鳴り響くウッドベース、そしてもちろんリードボーカルの「切れの悪い」シャウト。「金儲けのために生まれたんじゃないぜ」という曲に凝縮されているのだが、あの曲のイントロを聞くと、何か居たたまれなさを感じて仕方がない。そこへ行くと、ルックスこそ奇怪になっても、ロックバンドになってからのRCの音は実に洗練されていて、大衆受けするためには必然的な変化だったのだとよく分かる。

 話を競馬に戻す。
 とはいえ、日曜の競馬についてはあまり書くことがない。東京8Rは競馬予想TVの狙い目、直線では本命にしたバイシュラバナをキーに、2頭軸マルチのツーセット、どうやっても取れそうな直線半ばまでの様相が二転三転して、結局軸馬のもう一方がまごまごしているうちに不利を食らって4着。これで取れないとはどういうことよと嘆く。
 
 毎日王冠は◎ダノンキングリーがまさかの出遅れ、それを序盤から中盤に移る寸前あたりで一気に挽回し、好位まで押し上げて一度勢いを止めるという競馬。これをやると、かなりタフな馬でない限り直線は伸びない。半ば諦めかけたが、直線早々に先頭へ立って再びジリジリ加速、ダイワキャグニーを競り落とす。外から直線に賭ける競馬をしたシュネルマイスターの追い込みに僅かに差されたが、ダノンのあの内容はこれこそ負けてなお強しだ。番組で買ったポタジェとのワイドは前夜はもう少しついていたが、最終的に一応4倍は保った。ケイデンスコールは見せ場なしでややガッカリ。

 この日のハイライトは何と言っても阪神開催の京都大賞典、マカヒキの5年ぶりの復活だろう。序盤だけスローで、その後加速が続き、後半息の入らないラップが延々。最後の坂のところでみんなバテての凌ぎ合いになって、結局は中長距離GⅠ連対馬3頭が上位を独占したが、完全に勝利の態勢だったアリストテレスによく届いたものだ。いまだに信じられない。京都だとスピードの領分が大きくなるし、ラストの坂もないので、ここまで前が止まらなかったかもしれない。となると、阪神代替が大きなプラスになったと思う。金子真人オーナーには常々驚嘆させられるが、今回もまた心底唸らされた。勝ったこともそうだが、引退させなかったことが一番すごい。なんという慧眼。

 個人的には、あとは三田特別のヴェローチェオロ。騎手がデムーロに替わってこの馬の持ち味が出たことが印象的。この系統は、早めに動いて他の馬を抑え込む競馬の方が向いている。中1週で菊花賞へ登録してきた。

 馬券は不完全燃焼が続いて、取れても1万円台の3連複を100円引っ掛ける程度だったが、阪神最終が◎〇△でいろいろスッとした。これでなんとかかんとか。

 

 

 

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2021年10月12日 (火)

10月9日・土曜の競馬

 今いろいろと立て込んでいるので、先週が3日間開催でなくなったことは本当に助かった。2週前くらいまで、ここに開催が3日あったのを気付いてない人も、またそれがなくなったのを知らない人も、身の回りで数名いた(私は9月入ったばかりの頃になくなったのを知ったw)。水で薄めた2場ずつの3日間開催は要らないし、しかも2週前にやったばかりだし・・・。

 いよいよ秋の地元開催。これが始まると年末まで一気に行ってしまうのが毎年の感覚。府中駅のバス停から、買った弁当片手にブラブラ歩く。陽射しが強く汗ばむほど。
 ラジオの控室に入ると、机に対面を隔てる低いフェンスがついていた。ハッキリ言わせてもらうと無意味な代物だし、フェンスは気流に逆効果という検証結果も出ているそうだし、また感染状況が最悪の頃には何もしないで、落ち着いてきた今、これを付けるというのも釈然としないが、競馬場の方針なら仕方ない。というか、東京競馬場は入り口にコーヒーやお茶のスティックサービスを置いてくれるので、文句は言わない(笑)。

 東京の芝は緑ではあるが、連続開催の開幕週によくある、上から見下ろすと風で芝がそよぐほどの草丈はない。少しボコついているところも見える。聞けば8月末や9月頭の低温期で発育が例年より悪かったとのこと。

 新潟7Rで馬券に恵まれ、良い気分でラジオ本番へ入ったが・・・。東京7Rは自信のあったジュンキリタップが全然動けず、8Rは勝ったキタノリューオーが抜けてしまった。2、3着が◎▲でも意味なし。9Rは◎メイサウザンアワーが動かなかった。

 10Rまで見終わってからお台場へ。サウジアラビアRCはラジオで聞き、後で映像を見る。スローすぎて何とも言えないが、1,2,3着馬の瞬発力だけはよく分かった、違う流れのレースになった時に、一発で乗りこなせるかが課題となろう。コマンドラインについては、東京スポーツ杯でなくこちらになったのは間隔が空きすぎるというだけの理由だろうか。ちなみに1着から最下位の7着まで全て人気順に入った。これはグレード制導入後の7頭立て以上の重賞では初めてのことらしい。

 それにしても毎年思うのは、このレースの回数の数え方だ、いちょうSが重賞に昇格して第1回、翌年サウジアラビアRCに改称してまた第1回となった。それはそれで理由は分かるのだが、ならば阪神3歳Sが阪神JFになった時も、第1回にしないとおかしいのではないか。GⅠの格付けを継続させるためだったかどうか覚えてないが、全く違うレースになっているのに回数は継続なんて違和感しかなかったものだ。いまさら言ってもしょうがないのだけど、レースの名前や回数は一種のクロニクルであり、競馬文化の一環であると思うのだが。

 長い1日、帰宅してスマホの万歩計を見ると、1万に達していた。東京開催でテレビがある日はこれくらいになる。今の状況だと、以前のように出番前に競馬場内を歩き回っているわけではないのにこの歩数。土日普通に競馬場へ通って制限の無かった頃はどれくらい歩いていたのだろうか。

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2021年10月 8日 (金)

雑記です

◆ここ数週、たまに「最近東京には地震が無いなあ」 そしてここ1週間は、「東北に日本海に九州と連日来てるなあ、そろそろか?」などと考えていたので、昨夜の地震自体に驚きはなかったが、想像していたよりは規模と揺れが大きくて、瞬間のインパクトは10年前を思い起こされるほど。
いつもならちょうど入浴している時間なのだが、この日は虫の知らせではないだろうけど、なぜか夕方6時過ぎに突然風呂に入ろうと思い立ち、済ませてあったのが幸い。このブログでも、コロナ禍中でも備えを云々と自戒を込めて書いてきたが、本当に気が抜けない。

これが断層型にしろ、さらに浅い所のプレートにせよ、大きな地震の呼び水とならないことを願うのみ。こればかりは祈るしかない。
 
◆今週は火曜に、久々に渋谷を少しだけど歩いた。乗り替える際に、少し時間があったので、これまで行く機会が数年無かった南口に出て、新しくなった三井住友銀行の方から上に上がって、東急を抜けて銀座線の仮ホームへ出ただけ。だからほんの10分15分程度だけど、全く新しくなっていて戸惑うばかり。
 渋谷は大学生時代に入り浸っていた街で、それは言うまでもなく?ライヴハウスがたくさんあったから。ライヴインに屋根裏、ラママにエッグマン、ジャンジャン・・・。公園通りやBUNKAMURAのあたりなど、綺麗な見かけのところもあったけれど、今より遥かに埃っぽくて汚く胡散臭い空気漂う一角も多かった。そして大きめの映画を見るなら東急のパンテオン、マニアックな映画ならユーロスペース。完全にオッサンの懐古だけど・・・(苦笑)。
 
ただ当時と比べて、今の変わった街が悪いとは思わない。新しいということには確実に価値がある。合理や機能と猥雑さとのバランスが取れている限り、その街の面白さは保たれる。一色に塗りつぶされさえしなければ。

 で、この外出は髪を切りにいったのだけど、理容室に行く時に毎度の楽しみがあるのだ。それは「UOMO」とか「ポパイ」などといった、いわゆる男性ファッション誌やライフスタイル誌のたぐいを読むこと。自分でお金を出してこの手の雑誌を買おうと思わない分、切りに行った先の店で出してくれたものを読むのである。
で、楽しみとは、写真のページが切れたあとに、おもちゃ箱の中身のように種々雑多なネタが詰め込まれたショートコラムの方だ。ネタの目付け、あの限られたスペース内で展開させる妙、有名コラムニストやライターが多く起用されているのも頷ける。あまりにも唸らされたコラムがあると、その雑誌を帰りに本屋で買うこともあるくらいだ。思えば、コラムというスタイルがポップカルチャーに降りてきたのも、前述の時代だったように思われる。

 更新する気がなかったのに更新したので、前回付けたお知らせをこちらにも。

★ラジオ日本は午後前半に移ります。13時から14時半の担当です。
★競馬予想TV、10月は今週と23,30日に出ます。
★YouTubeチャンネル、毎日王冠が公開中です。

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2021年10月 7日 (木)

10月3日・日曜の競馬

スプリンターズS。誰もが想像していた激流ペースにはならず、大外からモズスーパーフレアがハナを取り切ったら流れはGⅠとしては落ち着いた。後半は11秒台前半のラップが緩やかに下がっていく感じ。しかもイン有利の芝であり、前に行った馬がそこを通りスムーズに流れ込めた。

勝ったピクシーナイトが強いのは確かだが、超一級の短距離馬と言えるかどうかは次へ持ち越し。もっとも、現役で考えうるベストメンバーが揃っていたのだから、これを上回る馬がそうそういるわけではない。全体時計は速かったが、スピードという点では短距離GⅠらしさが希薄な印象。

驚いたのは3着シヴァージ。先行し内へ潜って伸びるレースができるとは。最内枠を引いた時点で、今の芝で下げて大外へ出しては届かないと吉田隼騎手は腹を括ったのだろう。イチかバチかで出していき、イン差しにこだわったのが大正解。
メイケイエールが、形をつけて4着に入ったことはとても喜ばしい。こういう馬は癇性が収まると能力も潜んでしまうことが往々にしてあるが、そうはならずに本格的に復活してほしいものだ。
 ダノンスマッシュは、やはり時計が掛かる決着やコース、馬場の方がいい。間隔もここまで空くとどうなのか。
◎ジャンダルムはスタートこそ出たが、ペースが緩んでずっと外を回らされて脚を使ってしまった。能力も足らず。タイセイビジョンはスタート後の大きな不利で終わった。枠に左右されたレースだったのは少し残念。

 凱旋門賞は、自分のオンラインサロンや競馬ラボで予想を公開。◎タルナワ、〇ハリケーンレーン、▲アダイヤー、△シリウエイ、バブルギフト、スノーフォール、クロノジェネシスというものだった。意外と相性が良くて、去年は単勝だけしか当たらなかったが◎はソットサスだった。
 当たったと思った直線だったが、外からやってきたトルカータタッソを見抜くことができず。ここでドイツ馬の底力炸裂か。ミナリクの鞍を使っての出走と聞いて感慨ひとしお。

 日本馬にとってはまた厳しい結果となったが、雨が降り続いたのは不運だった。日本の道悪とはレベルが違うということがやはり個人的には大きいと思うし、さらにレース後半がずっと下りから平坦といっても、その前に厳しい坂を延々のぼってなんと高低差10mというコースへの対応力も、なかなか身につかないということだろう。コース形状は如何ともしがたいので、陣営が渋って重い馬場を敗因に挙げるのならば、極端なことを言えば、日本の芝は手入れしすぎる、水はけが良すぎるということになってくると半分本気で思う。まあ良馬場ならここまで負けなかったのかもしれないし、この辺は誰にも分からない。
 スノーフォールは、馬場もそうだがフランスの馬場が単純に合わないのかもしれない。実はディープ産駒が凱旋門賞を制した場合を想定して、共同通信から想定稿を依頼されて木曜に納品していたのだが、無駄骨に終わってしまった(苦笑)。

 いよいよ競馬が地元に帰ってくる。気持ちも新ただが、連続開催開幕週は芝の予想が良馬場であっても難しい。しかも阪神は年末まで延々続く開催、果たして芝をどう作ってくるか。個人的にはある程度柔らかめに作るのではと見ているが・・・。

 最後に週末の告知。
★ラジオ日本は午後前半に移ります。13時から14時半の担当です。
★競馬予想TV、10月は今週と、23,30日に出ます。
★YouTubeチャンネルは毎日王冠を公開します。
 

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2021年10月 6日 (水)

10月2日・土曜の競馬

 10月2日の土曜、早くも秋の中山最終日。心配された台風は予報通り急ぎ足で去り、雨の影響もあくまで競馬レベルでは心配されたほどではなかった。また開催当日に、過ぎた台風が引き込んでくる強風も危惧していたが、これもほとんど感じなかった。ただ、空気こそ柔らか目ではあるが、日差しがギラついており、暑さは夏のレベル。
 
通過に伴う急激な気圧や気温の変化が原因ということももしかしてあったのかもしれないが、この日の中山競馬では異変が続いた。1番人気馬が負け続けて7Rにやっと勝ったものの、その後は最終までまた負け続けた。しかも人気薄が勝ち切り波乱の連続。
さらに、ゲート内で馬が暴れたことで、枠入りやり直しになる事象が1日に4回も起きたのだ。
 これにより、ラジオ日本で私が担当している時間帯に少しハラハラする事態が発生。10R前もゲートやり直しとなったので、時間がかかるとみてCMに移ったのだけど、思いのほか仕切り直しのゲート再開が早く始まってしまい、ゲートオープンがCM終了に間に合わないかもしれないという恐れが出てきたのだ。「何かもう1頭枠入りをゴネてくれ」などと半分冗談、半分本気で皆が願う中、少し手間取った馬が望み通り現れて、CM明け20秒後くらいにスタートと相成った。なお堀江アナが4回のうち3回の実況担当だったという巡り合わせ。

 時間は前後するが、私が到着して間もなく見た中山5Rの新馬戦ではやや呆れた。いくら新馬戦でも、マイルで37秒6-63秒3、勝ち時計が1分38秒1!調教より遅いのではないかと思えるほどで、競走とは呼べないレベルだった。ほぼ終始通過順のまま回ってきただけ。こんなことなら、テンを出していくことが求められる中山のマイルでデビューさせるなよという感じ。あるいは、馬が幼くて出して行けないというのならば、もっと稽古を積んでからのデビューにすれば・・・とも思う。

 ラジオ担当は10Rから、穴馬配信していたサトノファビュラスが勝ったのはいいが、2着コスモアンジュには手が出ず。本命メインターゲットが内から抜けだそうとしていたものの、スペースがなくて抜けきることが出来ず僅差の4着。せめて3着ならワイド、2着なら馬連だったが・・・。

 メインの11R秋風Sは、競馬ラボでお宝馬としていたオパールシャルムが逃げ粘って3着同着に健闘、メルマガで週半から名前を挙げていた▲アールクインダムが2着だったが、勝ったレッドフラヴィアを迂闊ながら無視していたし、何よりも◎フォワードアゲンが後方のままの競馬で不発に終わる。

 そして12Rは、◎カンタベリーマッハが押し切ろうとしたが、無印にしたフォレブルートに競り負けて2着。そいて3着には放送で「押さえるべき」とコメントした、単勝100倍近い△スズカユースが3着に追い込んできたのだが・・・。

 帰途に新聞記事で笹倉武久・元騎手、元調教師が逝去されたのを知る。笹倉さんと言えば、自分には騎手として、ダービーで大魚を逸した遠い日のシーンが思い出される。1974年、インターグッド、確か全く人気が無かったはず。直線抜け出して、これは勝ったというところから、早世した中島啓之騎手のコーネルランサーが差し返すように伸びてハナ差、長い長い写真判定の末に負けたこと。
確か、インターが大きな馬、コーネルがかなり小さい馬で、ゴール板では完全にコーネルが陰に隠れてしまっていて、インターが1頭でゴールしたように見えたことが話題になっていた記憶がある。
中島騎手はこの逆転劇で父子2代のダービージョッキーに輝く。そして笹倉騎手の名は一部の競馬者の脳には刻まれたが、競馬の歴史上の表面には残ることはなかった。故人には失礼かもしれないが、自分はそうした存在として、いつまでも覚えている。と同時に、脳裏にはこの笹倉さんとか、ハーバーローヤルの藤本勝彦さんとか、ランドプリンスの川端義雄さんとか、ダービージョッキーの栄誉を寸前で掴み損ねた騎手たちがフラッシュバックしてきた。彼らの声を、ダービー直後ではなく引退する時に聴いてみたかった。 

 

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2021年10月 1日 (金)

雑感

◆金曜朝。多摩地区もかなり風が強くなってきた。これからYouTubeチャンネルのリモート収録に向かう。金曜の予報でも、台風の進むスピードは変わりなく、このままなら土日の開催には影響がなさそうだ。馬場も、土曜はともかく日曜は良馬場になりそう。あとは一般的な被害も極力少なくて済むように。

◆いろいろなファンサイトや野球掲示板みると、さしもの阪神ファンも多くが白旗を掲げてしまった感がある。私も今まで半分ポーズで今季終了とか言ってきたが、さすがにあと20試合で劇的に何かが改善するとは思えない。CSも苦しいだろう。

◆先週末は、例の競馬YouTuberの調教助手が誰なのかの話題がどこにいっても出ていたが、誰も真相を知らなかった。この事件?自体も、発表があるまで知らない人ばかりだった。ツイッターで著名な助手さんたちが「私ではありません」とつぶやいているのがおかしい(笑)。
ただ、どこの誰かかということも、当然下衆な興味として知りたいけれど、YouTubeという場で自分が予想することが立場的にどうしてセーフだと思ったのか、それともマズいとは知りつつバレないと思っていたのかは知りたいところ。

◆岸田新総裁の党内人事、いきなりブーイングの嵐。それはそうだろう、「新しい自民党を」とか言いながら、領袖たちの言いなりの忖度人事。麻生に甘利、他の総裁候補だった議員たちへの配慮などなど。結局、安倍のおかげで椅子に座れたということで、傀儡状態になるのも目に見えている。政治家としては党内ではまだマシな方なのに、本人はこれで良しと思っているのか、忸怩たる思いなのか、こちらも訊いてみたいところだ。ただ「話をよく聞ける」というのが自分の売りみたいなことを言っていたけれど、入学したての小学生じゃないんだからとは思えるが(苦笑)。

何より、前にも書いたけれど、11月初旬となりそうな衆院選を経ないと、日本の政治の今後や国民の生活の今後を語ることはできない。とにかく、それまででも負担に苦しんでいた庶民の暮らしが、コロナ禍と対応策の不手際により、断崖にまで追い詰められた。これ以上圧力をかけるような政治にならないように祈るのみ。
またこの10数年、日本の教育は本当に蔑ろにされてきた。入試制度、大学制度(だけではないが)と学びへの補助、困窮学生への対応策、どれも要らぬ手を突っ込まれてグシャグシャにされたという思いしかない。これが近未来の国力低下に直結するというのに・・・。真理や真実を追求することへの妨害とも思えるのは、その方が自分たちにとって都合がいいからではないかとすら邪推したくなるくらいだ。教育の「改革」などという威勢のいいものではなく、この酷い状況にまずは「手当」してくれる政治に期待したい。もちろん、教育以外に大問題はたくさんあるけれど、日本の政治はあまりに大企業の顔色を見すぎるし、利益誘導を優先しすぎる。

 

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